JP2011141340A - 地図表示装置及びそれを用いたナビゲーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】地図上の任意の地点を確実且つ迅速に拡大表示することが可能であり、操作性に優れた地図表示装置及びそれを用いたナビゲーションシステムを提供する。
【解決手段】スクロールマーク表示部21は、タッチパネル上の任意地点に対しユーザーがタッチすると、入力部11からタッチ信号を受け取り、この地点に前記スクロールマーク25を表示する。スクロール処理部20は、スクロールマーク25が表示された場合、これを表示部10の中心に移動させるスクロール処理を行う。拡大縮小表示処理部22は、ユーザー操作がタッチパネルに対するダブルクリック操作であると判断した場合に、ダブルクリックされた地点を中心にして地図の拡大表示を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、車載用等のナビゲーションシステムにおける地図表示技術に係り、特に、地図の拡大縮小処理操作に改良を加えた地図表示装置及びそれを用いたナビゲーションシステムに関するものである。
一般に、車載用等のナビゲーションシステムでは、良好な操作性を確保する観点から、タッチパネル方式の液晶ディスプレイが採用されている。タッチパネル方式の液晶ディスプレイは、ディスプレイ部分が地図上に誘導経路やアイコン等を表示する表示部となり、タッチパネル部分がユーザーによる操作指令の入力部となる。
つまり、タッチパネル方式の液晶ディスプレイはナビゲーションシステムの中で、地図表示装置の役割を果たしている。地図表示装置に関して、ユーザーの行う処理としては、地図のスクロールと、地図の拡大縮小表示が代表的である。タッチパネルでは、地点検索に際してユーザーが指をタッチパネルに滑らせることで地図のスクロールを行っている。
また、地図の拡大縮小表示は通常、詳細ボタンまたは広域ボタンの押圧操作により行われている。詳細ボタンは、表示されていた地図の一部を拡大して、縮尺の小さい詳細地図を表示するための操作ボタンである。一方、広域ボタンは、表示されていた地図を縮小して、縮尺の大きい広域地図を表示するための操作ボタンである。地図の拡大縮小は多段階に設定されており、各操作ボタンを押した回数分だけ、地図の拡大あるいは縮小が行われる。これらの操作ボタンは、タッチパネル上に表示されている場合もあれば、タッチパネル以外の部分にハードボタンとして配置されている場合もある。
このような地図の拡大縮小表示は、地図表示装置における最も基本的な機能の1つである。特に、地図の拡大表示は、所望地点の詳しい地理をユーザーが把握しようとする場合に、必ず行うと言って良いほど使用頻度が高い。そのため、地図表示装置では、地図の拡大表示を行う場合の操作性を高めることが重要となっている。
例えば、先に表示画面の中から所望の地点を見つけ、その地点を表示画面の中央付近にまでスクロールしてから、拡大ボタンを操作する地図表示技術が提案されている。また、特許文献1の技術では、ユーザーが詳細ボタンを押すのではなく、タッチパネル上の任意の地点を長押しすることにより、その地点を中心にして地図を拡大表示することが可能となっている。つまり、特許文献1は、任意の地点に対する長押し操作を行うことで、ユーザーが実施しようとする処理が地図の拡大表示処理であることを判断し、ユーザーがタッチパネルに指を滑られて行うスクロール処理の際のタッチ操作と、明確に区別するようになっている。
さらに、特許文献2の地図表示装置では、タッチパネル上の任意の地点に対しユーザーが短押し操作を行うことで、その地点を中心として地図の拡大表示を行うようになっている。この場合、短押し操作つまりシングルクリックを行うことでスピーディに地図を拡大表示することができるが、ユーザーがタッチパネルに間違って触れただけで、地図の拡大表示が実行されてしまうという不都合がある。
そこで特許文献2では、地図を拡大するか、あるいはスクロールするかを切り換える切換ボタンを備えておき、この切換ボタンを操作することで、一方の処理だけを有効にしている。つまり、地図の拡大処理を有効とするように切換ボタンを操作した場合には、スクロール処理を無効とする。反対に、スクロール処理を有効とした場合には、地図の拡大処理を無効とする。これにより、ユーザーの意志を反映した操作が的確に実施可能となる。
特開平9−50235号公報 特開2007−147723号公報
上述した従来の地図表示装置には、次のような問題点があった。すなわち、任意の地点に対する長押し操作を行う特許文献1では、タッチパネル上にユーザーが触れた状態を所定時間継続しないと、地図が拡大表示されない。このため、PCなどでスピーディな処理に慣れているユーザーにとっては、地図が拡大されるまでの時間が長く感じられてストレスとなっていた。
また、特許文献2では、シングルクリックを行う前に切換ボタンを操作しておかなくてはならず、操作が面倒である。しかも、ユーザーによるシングルクリックの方向や強さによっては、この操作でスクロール処理を行ってしまうことがある。このとき、ユーザーはシングルクリック操作により地図が拡大表示されると思い込んでいるので、突然画面がスクロールすると、ユーザー自身が見つけた拡大希望地点を見失う可能性が高かった。
また、先に表示画面の中から所望の地点を見つけ、その地点を表示画面の中央付近にまでスクロールしてから、それから拡大ボタンを操作するといった地図表示技術でも、ユーザーは、スクロール操作とボタン操作という2段階の操作を強いられることになる。したがって、操作が面倒であることに変わりは無かった。
本発明は、上記の問題点を解消するために提案されたものであり、その目的は、地図上の任意の地点を確実且つ迅速に拡大表示することが可能であり、操作性に優れた地図表示装置及びそれを用いたナビゲーションシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、地図を表示するための表示部が設けられ、前記表示部にはタッチパネル部が設置されると共に、前記地図のスクロール処理を行うスクロール処理手段と、前記地図を拡大又は縮小して前記表示部に表示する拡大縮小表示処理手段とが配置された地図表示装置において、次のような特徴を有している。
請求項1の発明は、ユーザーが前記タッチパネル上の任意の地点をタッチ又はダブルクリックすると、当該地点にスクロールマークを表示するスクロールマーク表示手段が設けられ、前記スクロール処理手段は、前記スクロールマークを前記表示部の中心に移動させるスクロール処理を行うように構成され、さらにユーザーが前記タッチパネル上の任意の地点をダブルクリックすると、前記拡大縮小表示処理手段はダブルクリックされた地点を中心にして当該地点を含む所定の範囲の前記地図を拡大表示するように構成されたことを特徴としている。
以上の請求項1の発明において、タッチパネル上の任意の地点に対しユーザーがタッチ又はダブルクリックした時点で、スクロールマーク表示手段が当該地点にスクロールマークを表示する。スクロールマークが表示されると、スクロール処理手段はスクロールマークを表示部の中心に移動させるように地図のスクロール処理を行う。さらにユーザーが前記タッチパネル上の任意の地点をダブルクリックした時点で、拡大縮小表示処理手段がダブルクリックされた地点を含む地図を拡大表示する。
すなわち、本発明では、ユーザーがタッチパネル上の任意地点へのタッチ操作又はダブルクリック操作を行うことで、スクロールマークが表示されると共に、このスクロールマークを表示画面中心に移動させる地図のスクロール処理が実施される。そして、ユーザーによるダブルクリック操作が完了した時点で地図が拡大表示される。したがって、地図の拡大表示に際して、拡大ボタン等の押圧操作や、ユーザー自身によるスクロール操作が不要であり、使い勝手が良好である。
なお、ダブルクリック操作ではなく、タッチ操作によってもスクロールマーク表示手段がスクロールマークを表示可能である。この場合には、スクロール処理手段はスクロールマークを表示画面中心に移動させるようにスクロール処理を行う。このような状態で、ユーザーがスクロールマークにダブルクリック操作を行うと、次のようなメリットを得ることができる。すなわち、ユーザーは、タッチ操作により表示されたスクロールマークを見ながら、ユーザーが拡大したい地点をスクロールマークによって確認しつつ、ダブルクリック操作を行うことができる。
したがって、ユーザーが走行中の車内のような不安定な操作環境にいるとしても、落ち着いてダブルクリック操作を実施可能であり、操作の安定化を図ることができる。また、仮にユーザーの目指す地点から外れて最初のタッチ操作がなされていたとしても、スクロールマークの表示位置を目安としながら、拡大表示を希望する地点に対して正確なダブルクリック操作を行うことができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の地図表示装置において、前記スクロールマークは、複数の矢印マークから構成されたことを特徴とするものである。上記請求項2の発明では、スクロールマークの矢印マークをスクロール方向に対応させて表示することで直感的なスクロール操作が可能となり、操作性の向上に寄与することができる。しかも、ユーザーがダブルクリック操作を行う地点について、これを囲むようにして矢印マークを表示することができる。したがって、ユーザーは操作対象を「点」ではなく、広さを持つ「面」として意識することができ、ダブルクリックを行い易いといったメリットがある。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の地図表示装置において、前記拡大縮小表示処理手段は前記地図の拡大率を設定可能に構成されたことを特徴とする。このような請求項3の発明では、地図の拡大率を自由に変更することができるので、ユーザーの好みやニーズに応じて、地図表示のカスタマイズ化を進めることができる。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の地図表示装置において、前記タッチパネル上の任意地点に設定された地点情報を格納する地点情報格納手段と、前記拡大縮小表示処理手段による前記地図の拡大表示に際して、拡大表示された前記地図上に前記地点情報が存在する時、当該地点情報を前記表示部に表示する地点情報表示手段、が設けられたことを特徴とする。
以上のような請求項4の発明では、ユーザーのダブルクリック操作により拡大縮小表示処理手段が地図の拡大表示を実施した時、拡大表示された地図上に地点情報が存在する場合には、その地点情報について、地図の拡大と同時に自動的に表示することができる。このため、一定以上に地図を拡大した時、その地図上に地点情報が存在するならば、ユーザーはダブルクリックした地点近傍の地点情報を迅速に把握することが可能となる。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の地図表示装置を組み込んだナビゲーションシステムである。したがって、地図表示装置やユーザーに振動が加わるとしても、地図の拡大表示処理を安定して実施可能なナビゲーションシステムを提供することができる。
本発明の地図表示装置及びナビゲーションシステムによれば、ユーザーが任意の地点をダブルクリックすることにより、確実且つ迅速に地図を拡大表示することができ、操作性の向上を図ることができる。
本発明に係る代表的な実施形態の構成図。 本実施形態の要部構成図。 本実施形態による地図拡大表示処理のフローチャート。 本実施形態の表示画面の説明図。 本実施形態の表示画面の説明図。 本実施形態の表示画面の説明図。 本実施形態の表示画面の説明図。 本実施形態による地点情報表示処理のフローチャート。 本実施形態の表示画面の説明図。 本実施形態の表示画面の説明図。 本発明に係る他の実施形態における表示画面の説明図。 本発明に係る他の実施形態における表示画面の説明図。 本発明に係る他の実施形態における表示画面の説明図。 本発明に係る他の実施形態における表示画面の説明図。
以下、本発明に係る実施形態の一例について、図1〜図10を参照して具体的に説明する。図1は本実施形態における各機能を実現する仮想的回路ブロックの構成図、図2は本実施形態の要部における仮想的回路ブロックの構成図、図3は地図拡大表示処理のフローチャート、図8は地点情報表示処理のフローチャート、図4〜図7及び図9、図10は本実施形態の表示画面の説明図である。
本実施形態は、車載用等のナビゲーションシステムに組み込まれる地図表示装置であって、タッチパネル方式の液晶パネルからなる。この液晶パネルがナビゲーションシステムにおける表示部10及び操作指令の入力部11として機能する。本実施形態の特徴は、タッチパネル上に表示された任意の地点に対し、ユーザーがダブルクリック操作を行うと、その地点にスクロールマークを表示すると共に、表示位置がクリックした位置に移動し、さらに地図の拡大表示を行う点にある。
本実施形態ではタッチパネル方式を採用しているので、ダブルクリック操作は、所定時間以内にユーザーが指等で2回、タッチパネルをたたくことで成立する。これに対してユーザーが指等でタッチパネルを触る操作を、タッチ操作とする。ユーザーが指等で1回タッチパネルをたたくシングルクリック操作(短押し操作)もタッチ操作に含むものとする。
また、タッチパネルにおける操作としてはスクロール操作がある。これはユーザーがタッチパネル上に指等を滑らせることで表示画面をスクロールさせる操作である。なお、ナビゲーションシステムは、周辺装置を備えたコンピュータをプログラムにより制御することで実現するが、この場合のハードウェアやプログラムの実現態様は各種変更可能であり、経路誘導に際しての経路計算アルゴリズムも適宜選択自由である。
(1)ナビゲーションシステムの概略
まず本実施形態を適用したナビゲーションシステムの概略について、図1の仮想的回路ブロック図を用いて説明する。ただし、本実施形態は地図表示装置に関するものなので、目的地までの誘導案内を行うナビゲーション機能を実現する構成、例えば、自車位置の検出手段である絶対位置方位検出部1、相対方位検出部2、車速検出部3に関しては、図1に示すだけにとどめ、詳しい説明は省略する。
図1に示すように、ナビゲーションシステムにはシステムの制御手段としてメインCPU及びその周辺回路4が設けられている。メインCPU及びその周辺回路4には、各種プログラムの作用によって所定の役割を果たす仮想的回路が種々組み込まれる。また、メインCPU及びその周辺回路4には、ナビゲーションプログラムを格納するROM5や、プログラムが展開されるDRAM6、SRAM7、VRAM8といった記憶手段が接続されている。
さらに、メインCPU及びその周辺回路4には、ユーザーインターフェース部9を介して表示部10と入力部11が接続されている。表示部10及び入力部11は、内部に組み込まれたI/O制御回路やデバイスドライバなどを使って、メインCPU及びその周辺回路4との間で信号のやり取りを行うようになっている。
これら表示部10及び入力部11が、本実施形態に係る地図表示装置を構成するものであって、具体的にはタッチパネル式の液晶ディスプレイからなる。より詳しくは、表示部10は、液晶ディスプレイの表示画面であり、画面上には、地図や経路、操作メニュー、検索リスト及び地点情報など各種の情報が視覚的に提示される。なお、液晶ディスプレイには合成音声の出力部としてスピーカーが組み込まれている。
表示部10において表示される地点情報には、具体的には次のようなものがある。すなわち、各地点の座標、名称、種類、住所、電話番号等の検索リスト用のデータ、その地点が接している道路の種別等も含まれている。また、地点情報としては、ガソリンスタンドや飲食店、宿泊施設等の施設情報、天気情報やイベント情報等がある。
また、表示部10では、上記地点情報に対応する地点情報マーク28として、ランドマークやアイコン、地点情報の名称表示等により表示される。さらに、表示部10では、ナビゲーションプログラムに必要なインタフェース用のデータとして、メニュー、リスト、ボタン、案内表示(方位、距離、時刻を含む)、現在位置、走行軌跡等の各種マークが表示される。
また、本実施形態における特徴的な表示用のマークとして、スクロールマーク25(図5〜図7参照)がある。このスクロールマーク25は、表示される地図がスクロール処理可能であるスクロールモードとなっていることを示すマークであって、中心に位置する十字形のカーソルと、スクロール方向を示す8方向(地図上では東西南北と北東、北西、南東、南西に当たる)への矢印マークとが組み合わされて構成されている。なお、上記のスクロールマークのデザインは適宜変更可能である。
入力部11は、主として、ユーザーによるタッチ操作やスクロール操作を受け付けるタッチパネルから構成される。タッチパネルでは、ユーザーによるタッチ操作やスクロール操作に応じてタッチパネルシートから電圧を出力し、タッチ信号やスクロール信号をメインCPU及びその周辺回路4に送る。メインCPU及びその周辺回路4では、タッチ信号やスクロール信号を位置座標へと変換して、表示部10における表示座標と合わせることで、画面のタッチ操作を可能としている。
なお、入力部11としては、以上のようなタッチパネル以外にも、各種のハードボタンが設けられている。具体的には、地図の縮小表示を行う広域ボタンや、地図の拡大表示を行う詳細ボタンなどが液晶ディスプレイの周囲に配置されている。
さらに、メインCPU及びその周辺回路4にはHDD制御部12と、FM多重受信・処理部13が設置されている。このうち、また、FM多重受信・処理部13は、FM放送波を受信してこの放送波からVICS情報など所望のデータを取り出す処理を行う部分である。
HDD制御部12は、ハードディスク(大容量記憶装置)に記録されたナビゲーションプログラムなど各種データをデータベースから読み出す手段であり、データベースには経路探索用の道路データを含む地図情報等が格納されている。データベースに格納された地図情報には、地図上の地点に関する各種の地点情報が含まれている。
上述のデータの格納場所は、種々の記憶媒体を利用可能であって、一部若しくは全部をどの記憶媒体に格納するかは、自由に設計可能である。したがって、メインプログラムと共にナビゲーションシステムのインタフェース用データの一部を、ROM5にあらかじめ格納しておいてもよい。また、ハードディスクを用いる構成以外にも、CD−ROM制御部、DVD−ROM制御部等がCD−ROM、DVD−ROMから読み出したデータを利用する構成であっても良い。
(2)本実施形態の構成
続いて、本実施形態の特徴的な構成について説明する。メインCPU及びその周辺回路4に組み込まれる仮想的回路としては、図2に示すように、スクロール処理部20、スクロールマーク表示部21、拡大縮小表示処理部22、地点情報マーク表示部23、地点情報表示部24がある。これらの仮想的回路はいずれも、一般的な表示制御回路によって実現される。また、拡大縮小表示処理部22及び地点情報表示部24にはダブルクリック操作を判定するためのタイマー27が接続されている。
スクロール処理部20は、入力部11であるタッチパネル上をユーザーが指等を滑らせることで出力されるスクロール信号を受け取り、表示部10に表示された地図をスクロールする部分である。また、スクロール処理部20は、前記スクロールマーク25が表示された場合、これを表示部10の中心に移動させるスクロール処理を行うように構成されている。スクロールマーク表示部21は、タッチパネル上の任意地点に対しユーザーがタッチすると、入力部11からタッチ信号を受け取り、この地点に前記スクロールマーク25を表示する部分である。
拡大縮小表示処理部22は、ユーザー操作に基づいて地図の拡大又は縮小処理を行って表示部10に表示する部分である。より詳しくは、拡大縮小表示処理部22は、広域ボタン又は詳細ボタンの押圧操作によって地図の拡大又は縮小処理を行うように構成されている。
さらに、拡大縮小表示処理部22は、ユーザー操作がタッチパネルに対するダブルクリック操作であると判断した場合に、ダブルクリックされた地点を中心にして地図の拡大表示を行うようになっている。なお、ダブルクリックされた時の拡大サイズは、従来からある拡大ボタンの1回分の操作時と同じサイズに設定されている。
拡大縮小表示処理部22では、タイマー27の計時時間の長さに従って、ユーザー操作がダブルクリック操作か、あるいはシングルクリック操作かを判断している。すなわち、タイマー27は、タッチパネル上の任意地点に対しユーザーがタッチすると、入力部11からタッチ信号を受け取って始動し、入力部11から2度目のタッチ信号を受け取ると停止するようになっている。
この時のタイマー27の計時した時間が予め設定された時間以下であり、且つ2回のタッチ信号の位置座標が所定の誤差の範囲以内で合致した場合、拡大縮小表示処理部22は、ユーザーによる2回の連続したタッチ操作をダブルクリック操作であると判断するように構成されている。
地点情報マーク表示部23は、地点情報に対応する地点情報マーク28(図9参照)を表示部10に表示する部分である。地点情報表示部24は、拡大縮小表示処理部22による地図の拡大表示に際して、ユーザーがダブルクリックした地点の近傍に地点情報マーク28が存在するかどうかを判断した場合に、地図の拡大表示と同時に地点情報マーク28に対応した地点情報(図10参照)を表示部10に表示する部分である。なお、地点情報に関しては、地図の拡大表示が予め設定された拡大率を超えた場合に限り、表示がなされるように構成されている。
(地図拡大表示の処理フロー)
次に、本実施形態による地図の拡大表示処理について、図3のフローチャート及び図4〜図7の説明図を用いて説明する。表示部10において地図を表示した状態で(S101、図4参照)、ユーザーが表示画面の任意の地点に対しタッチすると(S102)、入力部11はタッチ信号をメインCPU及びその周辺回路4のスクロールマーク表示部21に送り、スクロールマーク表示部21はタッチした地点にスクロールマーク25を表示する(S103、図5参照)。
そして、スクロール処理部20は、スクロールマーク25が表示部10の中心に移動するようにスクロール処理を行い、表示画面の中心がユーザーのタッチした位置に移動する(S104、図6参照)。また、タイマー27は入力部11からのタッチ信号を受けてカウントを開始する(S105)。
続いて、ユーザーが表示画面に対し再度タッチすると(S106)、入力部11はタッチ信号をメインCPU及びその周辺回路4に送り、タイマー27は入力部11からの2度目のタッチ信号を受けてカウントを終了する。ここで、拡大縮小表示処理部22はタイマー27の計時時間が所定時間の範囲以内かどうか(S107)、さらに2回のタッチ信号の位置座標が合致しているかどうかを判断する(S108)。
タイマー27の計時時間が所定時間の範囲以内であり(S107のYes)、且つ2回のタッチ信号の位置座標が所定の誤差の範囲以内で合致していれば(S108のYes)、拡大縮小表示処理部22は、2回の連続したタッチ操作をダブルクリック操作であると判断する(S109)。したがって、拡大縮小表示処理部22がユーザーのクリックした位置を中心として地図の拡大表示を行う(S110、図7参照)。
また、タイマー27の計時時間が所定時間を超えた場合(S107のNo)、及び2回のシングルクリック信号の位置座標が所定の範囲内に収まらなければ(S108のNo)、拡大縮小表示処理部22は、2回の連続したタッチ操作はそれぞれ独立していると判断して、2度目にユーザーがタッチした位置へ画面をスクロールして通常動作へと移行する(S111、表示画面としては前記図6と同じ)。このとき、スクロールマーク表示部21はタッチした地点にスクロールマーク25を表示したままで、地図の拡大表示は行うことなく、次の操作待ち状態となる。
(地点情報表示の処理フロー)
さらに、本実施形態による地図の地点情報表示処理について、図8のフローチャート及び図9、図10の説明図を用いて説明する。表示部10において地図上に地点情報に対応した地点情報マーク28(図9ではホテルのアイコン)を表示した状態で(S201)、ユーザーのダブルクリック操作により地図の拡大表示がなされると(S202)、地点情報表示部24は、拡大表示された地図上に地点情報マーク28が存在するかどうかを確認する(S203)。なお、地図の拡大表示に関しては、上記の地図拡大表示処理フローと同様である。
ここで、拡大表示された地図上に地点情報マーク28が存在する場合(S203のYes)、地点情報マーク28に対応した地点情報(図10ではホテルの名称、住所、電話番号)を表示部10に表示する(S204)。つまり、地図の拡大表示と同時に、地点情報マーク28の地点情報を表示部10に表示する。また、拡大表示された地図上に地点情報マーク28が存在しなければ(S203のNo)、地点情報マーク28に対応した地点情報は表示部10に表示させることなく、処理は終了する。
(3)本実施形態の作用効果
以上のような本実施形態では、ユーザーがタッチパネル上の任意の地点をダブルクリックすれば、スクロールマーク表示部21がタッチされた地点にスクロールマーク25を表示部10に表示し、表示されたスクロールマーク25が表示画面の中心に移動した上で、地図の拡大表示を連続的に実行することができる。したがって、ユーザー自身が拡大したい地点を表示画面の中央付近にまでスクロールし、続いて拡大ボタンを操作するといった操作を省くことができ、使い勝手が良好である。
また、本実施形態では、ダブルクリック操作ではなく、シングルクリックであるタッチ操作によっても、スクロールマーク表示部21がスクロールマーク25を表示することが可能である。この場合もスクロール処理部20はスクロールマーク25を表示画面中心までスクロールさせるので、ユーザーはスクロールマーク25の位置を確認しながら、ダブルクリック操作を確実に行うことができる(図11参照)。
さらに、ユーザーが万が一、ダブルクリック操作に失敗して、表示画面上を指が滑ってしまい、地図の拡大表示処理ではなく、スクロール処理が実行されたとしても、スクロールマーク25の表示は継続している。このため、ユーザーの意に反して画面がスクロールされても、ユーザーは拡大を希望した地点を見失う心配がなく、落ち着いてダブルクリックの再操作を行うことができる。
しかも、本実施形態では、スクロールマーク25を複数の矢印マークから構成したので、直感的なスクロール操作が可能であり、且つクリック操作の対象面積が広がり、ダブルクリック操作を行い易い。また、拡大地図にてユーザーが目指す地点の表示が小さく、そこから外れた地点をユーザーがタッチしてしまったとしても、スクロールマーク25を表示したことで、拡大したい範囲の確認が可能である。すなわち、スクロールマーク25を目印としてクリックする位置を修正することができる。
以上のような本実施形態によれば、走行中の車内等、液晶ディスプレイやユーザー自身に振動が加わるといった不安定な操作環境であっても、ユーザーが拡大表示を希望する地点に正確なダブルクリック操作を行うことが可能である。このため、本実施形態は、車載用ナビゲーションシステムに組み込まれた場合にPCや携帯情報機器と同程度の優れた使用感を得ることができ、車載用ナビゲーションシステムに好適である。
また、本実施形態では、ユーザーのダブルクリック操作により拡大縮小表示処理部22が地図の拡大表示を実施した場合に、拡大表示された地図上に地点情報マークが存在すれば、この地点情報マーク28に対応した地点情報を自動的に表示することができる。これにより、ユーザーは、ダブルクリック操作を行った地点の周辺環境について、その場所にはどういったものがあるのか、といった詳しい情報を、表示された地点情報から把握することができる。
しかも、ユーザーがダブルクリック操作を行わない限り、表示面積の小さい地点情報マークを表示するだけなので、表示部10での表示情報量を絞り込んでおくことができる。しかも、地点情報の表示は、地図が一定以上の大きさに拡大されたから実施される。このため、地点情報によって表示部10上の地図が見えにくくなるといった不具合を回避することができる。
(4)他の実施形態
なお、本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、例えば、図12に示すように、詳細ボタンをユーザーが押し下げることで地図の拡大表示を行うといった従来からの機能を併せ持つこともできる。
また、図13、図14に示すように、タッチ操作又はダブルクリック操作によるスクロールマーク25の表示と同時に、地図の拡大処理が行われることを知らせるための拡大マーク29並びに拡大範囲を知らせる拡大範囲マーク30を表示するようにしても良い。このような実施形態により、さらなる操作性の向上を図ることができる。
なお、スクロールマーク25のデザインの変形例としては、図13、図14に示すように、4方向の矢印マークから構成したもの等がある。また、拡大縮小表示処理手段における地図の拡大率は、自由に設定可能であって、ユーザーの好みやニーズに対応可能であり、地図表示性能の高品位化を進めることができる。
さらに、複雑な交差点や立体交差、ETCレーンを含めた高速道路の出口など、ユーザーが道に迷い易い地点に関しては、3Dイラスト等による立体的な画像情報が状況把握に有効である。そこで、地点情報マークに対するダブルクリック操作により、このような立体的な画像情報を表示するようにしても良い。
1…絶対位置方位検出部
2…相対方位検出部
3…車速検出部
4…メインCPU及びその周辺回路
5…ROM
6…DRAM
7…SRAM
8…VRAM
9…ユーザーインターフェース部
10…表示部
11…入力部
12…HDD制御部
13…FM多重受信・処理部
20…スクロール処理部
21…スクロールマーク表示部
22…拡大縮小表示処理部
23…地点情報マーク表示部
24…地点情報表示部
25…スクロールマーク
26…地点情報
27…タイマー
28…地点情報マーク
29…拡大マーク
30…拡大範囲マーク

Claims (5)

  1. 地図を表示するための表示部が設けられ、前記表示部にはタッチパネル部が設置されると共に、前記地図のスクロール処理を行うスクロール処理手段と、前記地図を拡大又は縮小して前記表示部に表示する拡大縮小表示処理手段とが配置された地図表示装置において、
    ユーザーが前記タッチパネル上の任意の地点をタッチ又はダブルクリックすると、当該地点にスクロールマークを表示するスクロールマーク表示手段が設けられ、
    前記スクロール処理手段は、前記スクロールマークを前記表示部の中心に移動させるスクロール処理を行うように構成され、
    さらにユーザーが前記タッチパネル上の任意の地点をダブルクリックすると、前記拡大縮小表示処理手段は、ダブルクリックされた地点を中心にして当該地点を含む所定の範囲の前記地図を、拡大表示するように構成されたことを特徴とする地図表示装置。
  2. 前記スクロールマークは、複数の矢印マークから構成されたことを特徴とする請求項1に記載の地図表示装置。
  3. 前記拡大縮小表示処理手段は前記地図の拡大率を設定可能に構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の地図表示装置。
  4. 前記タッチパネル上の任意地点に設定された地点情報を格納する地点情報格納手段と、
    前記拡大縮小表示処理手段による前記地図の拡大表示に際して、拡大表示された前記地図上に前記地点情報が存在する時、当該地点情報を前記表示部に表示する地点情報表示手段、が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の地図表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の地図表示装置を組み込んだことを特徴とするナビゲーションシステム。
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