JP2011141324A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画面の明るさを低下させないで、信号レベルが小さい画像で、コントラストを向上させ、消費電力を低減し、動画像のぼやけも抑制する。
【解決手段】 表示する画像のそれぞれ異なる領域を生成するために照明光を発する複数の光源6a、6bと、入力画像信号を分析し、入力画像信号の明るさを検出する画像信号分析部2と、入力画像信号の明るさに応じて明るいほど発光する期間が長くなるように、複数の光源6a、6bのそれぞれが発光する期間を制御するための発光期間信号を生成する発光期間決定部3と、発光期間信号に基づいて複数の光源6a、6bの点灯と消灯を制御する光源制御部5と、発光期間信号に基づいて入力画像信号から表示画像信号を生成する画像信号変換部4と、分割した複数の領域それぞれで複数の光源のいずれかから照射される照明光の強度を、表示画像信号に基づいて画素ごとに変調して画像を生成する受光型光変調部8とを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】 表示する画像のそれぞれ異なる領域を生成するために照明光を発する複数の光源6a、6bと、入力画像信号を分析し、入力画像信号の明るさを検出する画像信号分析部2と、入力画像信号の明るさに応じて明るいほど発光する期間が長くなるように、複数の光源6a、6bのそれぞれが発光する期間を制御するための発光期間信号を生成する発光期間決定部3と、発光期間信号に基づいて複数の光源6a、6bの点灯と消灯を制御する光源制御部5と、発光期間信号に基づいて入力画像信号から表示画像信号を生成する画像信号変換部4と、分割した複数の領域それぞれで複数の光源のいずれかから照射される照明光の強度を、表示画像信号に基づいて画素ごとに変調して画像を生成する受光型光変調部8とを備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、液晶パネルなどの受光型光変調素子を用いる画像表示装置に関し、特に画像データに応じて光源の発光を制御する画像表示装置に関する。
従来の画像表示装置では、入力画像データの最大値を求め、最大値に応じた調光係数および補正係数を求め、調光係数に応じて光源の発光強度を制御するとともに、補正係数に応じて入力画像データを補正することが開示されている(例えば、特許文献1の段落0032〜0038、段落0067、図1を参照)。
受光型光変調素子を用いる画像表示装置において、入力画像データの最大値に応じて光源の発光強度を制御するとともに入力画像データを補正することにより、表示画像のコントラストを向上できるという効果が得られる。しかしながら、1フレーム期間を通じて同一の画像が表示されることや、データの変化時間に起因して発生する動画ぼやけについては解決されておらず、動画像に対しては使用者にぼやけが感じられるという課題がある。この課題を解決するために、光源の発光時間を短くするという方法が考えられるが、この場合には画面の明るさが低下するという課題が発生する。画面の明るさを維持するためには、光源の最大発光強度を向上させる必要があり、最大発光強度が大きい光源は小さい光源よりも高価であり、コストの増大につながる。
本発明は上述の問題に鑑みてなされたものであり、画面の明るさの低下を抑えつつ、信号レベルの小さい画像に対して表示画像のコントラストを向上し、消費電力を低減することができるとともに、動画像のぼやけも抑制することが可能な画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係わる画像表示装置は、表示する画像のそれぞれ異なる領域を生成するために照明光を発する複数の光源と、入力画像信号を分析し、入力画像信号の明るさを検出する画像信号分析部と、上記入力画像信号の明るさに応じて明るいほど発光する期間が長くなるように、複数の上記光源のそれぞれが発光する期間を制御するための発光期間信号を生成する発光期間決定部と、上記発光期間信号に基づいて、複数の上記光源の点灯と消灯を制御する光源制御部と、上記発光期間信号に基づいて、上記入力画像信号から表示画像信号を生成する画像信号変換部と、分割した複数の領域それぞれで、複数の上記光源のいずれかから照射される照明光の強度を、上記表示画像信号に基づいて画素ごとに変調して画像を生成する受光型光変調部とを備えたものである。
本発明によれば、画面の明るさの低下を抑えつつ、入力画像信号レベルの小さい画像に対してはコントラストの向上、消費電力の低下が可能となる。また、入力画像信号レベルの小さい画像に対しては動画ぼやけの発生を抑制できる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。実施の形態1に係る画像表示装置は、入力画像信号を輝度に変換する輝度変換部1、1画面分の入力信号から輝度の最大輝度値を求める画像信号分析部2、最大輝度値を基に光源の発光期間を決定する発光期間決定部3、発光期間に応じて入力画像信号を調整する画像信号変換部4、決定された発光期間だけ光源を発光させる光源制御部5、1画面を複数の領域に分割したそれぞれの画像を作成するために使用される第1の光源6aおよび第2の光源6b、光源からの光を所定の領域(各光源が照明すべき領域)において均一にする導光部7、導光部7からの光の強度を画素ごとに変調して画像を作成する受光型光変調部8を備える。受光型光変調部8は、例えば透過型もしくは反射型の液晶パネルを用いて構成することができる。以下では、透過型の液晶パネルを使用した場合で説明する。反射型の場合は、透過率などを反射率などに読替えるものとする。
図1は、この発明の実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。実施の形態1に係る画像表示装置は、入力画像信号を輝度に変換する輝度変換部1、1画面分の入力信号から輝度の最大輝度値を求める画像信号分析部2、最大輝度値を基に光源の発光期間を決定する発光期間決定部3、発光期間に応じて入力画像信号を調整する画像信号変換部4、決定された発光期間だけ光源を発光させる光源制御部5、1画面を複数の領域に分割したそれぞれの画像を作成するために使用される第1の光源6aおよび第2の光源6b、光源からの光を所定の領域(各光源が照明すべき領域)において均一にする導光部7、導光部7からの光の強度を画素ごとに変調して画像を作成する受光型光変調部8を備える。受光型光変調部8は、例えば透過型もしくは反射型の液晶パネルを用いて構成することができる。以下では、透過型の液晶パネルを使用した場合で説明する。反射型の場合は、透過率などを反射率などに読替えるものとする。
画像表示装置には、当該信号に対応する画素の画面内における位置を(x,y)と表現すると、赤色の色信号R(x,y)、青色の色信号G(x,y)、緑色の色信号B(x,y)を有する入力画像信号が入力される。入力画像信号は、輝度変換部1へと入力される。画像表示装置に入力される色信号は、当該信号により表示されるべき輝度に対して非線形な特性となっている場合がある。輝度変換部1は、入力色信号R(x,y)、G(x,y)、B(x,y)を輝度に対して線形な色信号である色別輝度信号YR(x,y)、YG(x,y)、YB(x,y)へとそれぞれ変換する。なお、入力色信号が輝度に対して線形な特性となっている場合には、輝度変換部1は不要となる。
色別輝度信号は、画像信号分析部2および画像信号変換部4へと入力される。画像信号分析部2では、色別輝度信号YR(x,y)、YG(x,y)、YB(x,y)のそれぞれについて、画面内の最大値RMAX、GMAX、BMAXを1フレームごとに算出する。なお、最大値ではなく最大値に準じる値としてRMAX、GMAX、BMAXを算出するように構成することもできる。具体的には、色別輝度信号YR(x,y)、YG(x,y)、YB(x,y)のそれぞれについて、画面内で当該値以上の値となる信号の数が所定のしきい値(例えば、10個)を超える値を最大値に準じる値として算出することができる。この処理は、色別輝度信号YR(x,y)、YG(x,y)、YB(x,y)の画面内のヒストグラムを生成し、信号値の大きなものからの累積度数を所定のしきい値と比較することで実現可能である。
最大値RMAX、GMAX、BMAXは、発光期間決定部3へと入力される。図2は、発光期間決定部3の構成の一例を示すブロック図である。本構成において、発光期間決定部3は、最大値算出部9、発光時間算出部10、発光期間生成部11を備える。最大値RMAX、GMAX、BMAXは、最大値算出部9に入力され、最大値RMAX、GMAX、BMAXのうちの最大値である最大輝度値RGBMAXが算出される。最大輝度値は発光時間算出部10へと入力される。発光時間算出部10では、最大輝度値を用いて、第1の光源6a、第2の光源6bに対応する所要発光時間TAを算出する。所要発光時間は、各フレームの画像を表示するために必要となる各光源の発光時間(発光期間の長さ)を表す。所要発光時間は、最大輝度値が大きいほど長くなり、最大輝度値が小さいほど短くなる。図3は、最大輝度値と発光時間の関係の一例を示す図である。図において、横軸は最大輝度値の大きさ、縦軸は発光時間の長さを表す。最大輝度値は取り得る最大値が100となるように正規化しており、発光時間は1フレーム時間内で発光させる最長の時間(この実施の形態では、0.5フレーム期間)が100となるように正規化している。
図3に示す例では、最大輝度値に比例した発光時間とすることにより、1フレーム期間内の明るさの平均値が最大輝度値と比例するように制御している。これにより、当該フレームの画像表示に必要な明るさ(1フレーム期間内の輝度の平均値)を確保しつつ、不要な発光を抑制することができる。なお、比例でなくても、入力画像信号の最大輝度値(明るさ)に応じて明るいほど所要発光時間TA(発光する期間の長さ)が長くなるようにすればよい。
所要発光時間TAは、発光期間生成部11へと入力される。発光期間生成部11では、第1の光源6a、第2の光源6bのそれぞれが照明する領域の受光型光変調部8における位置に応じて、第1の光源6aの発光期間を表す発光期間信号TE1、第2の光源6bの発光期間を表す発光期間信号TE2を決定する。発光期間信号TE1、TE2において、発光する期間の長さはともにTAとなるが、第1の光源6aと第2の光源6bとが同時に点灯しないように、発光を開始する(点灯する)タイミング、発光を終了する(消灯する)タイミングが決められる。ここで、第1の光源6aは画面の上側に相当する領域を、第2の光源6bは画面の下側に相当する領域を照明するように配置される。図5は、第1の光源6aおよび第2の光源6bが照明する領域と画面との関係を表した模式図であり、画面を正面から見た場合を表している。なお、第1の光源6aと第2の光源6bとが同時に点灯する期間があってもよい。
発光期間信号TE1、TE2は、画像信号変換部4および光源制御部5へと入力される。画像信号変換部4では、色別輝度信号と発光期間信号TE1、TE2を用いて、表示画像信号を生成する。なお、この実施の形態の画像表示装置においては、発光期間信号TE1、TE2が表す発光期間の長さ(発光時間)はTAで同一であり、発光期間信号TE1、TE2のいずれか一方を画像信号変換部4で用いればよい。ここでは、発光期間信号TE1を用いるものとする。図4は、画像信号変換部4の構成の一例を示すブロック図である。本構成において、画像信号変換部4は、乗算係数kを算出する乗算係数算出部12、乗算係数kをそれぞれ赤、緑、青の色別輝度信号に掛ける乗算部13R、13G、13Bを備える。
乗算係数算出部12には発光期間信号TE1が入力され、これに基づいて乗算係数kが算出される。乗算係数kは、発光期間信号TE1が表す発光時間が短いほど大きな値となる。そのようにする理由は、発光時間と受光型光変調部8の透過率との積が画面の明るさになるので、発光時間を変化させても、入力画像信号での明るさで画像を表示するためである。
乗算部13R、13G、13Bでは、色別輝度信号YR(x,y)、YG(x,y)、YB(x,y)に乗算係数kをそれぞれ乗じて表示色信号YR2(x,y)、YG2(x,y)、YB2(x,y)から構成される表示画像信号を算出する。
画像信号変換部4で生成された表示画像信号は、受光型光変調部8へと入力される。受光型光変調部8では、表示画像信号に応じて対応する画素の対応する色の透過率を変化させることで、光源からの照明光の強度を変調して画像を表示する。
画像信号変換部4で生成された表示画像信号は、受光型光変調部8へと入力される。受光型光変調部8では、表示画像信号に応じて対応する画素の対応する色の透過率を変化させることで、光源からの照明光の強度を変調して画像を表示する。
画像信号変換部4で生成される表示画像信号は、受光型光変調部8において変調された各画素の光の強さが、所望の強さとなるように生成される。すなわち、光源の発光時間が短く、光源からの照明光の1フレーム期間における平均の明るさが暗い場合には、受光型光変調部8でより多くの光を透過することで、所望の明るさを得る。ただし、画像信号に含まれるノイズ成分を強調することを抑制するために、画像信号変換部4で乗じる乗算係数に上限値を設けることもある。光源制御部5は、発光期間信号TE1、TE2の内容にしたがって、第1の光源6a、第2の光源6bの点灯および消灯を制御する。
第1の光源6a、第2の光源6bは、発光期間が制御できるものであれば、白色光源であっても、赤、緑、青の光源を組み合わせたものでもよい。導光部7は、第1の光源6a、第2の光源6bからの照明光を所定の領域において均一になるようにして、受光型光変調部8への照明光を生成する。赤、緑、青の光源を組み合わせる場合には、それらの光源からの光を混合して白色とする機能も、導光部7は有する。
以下、この実施の形態に係る画像表示装置が奏する効果について説明する。ここでは、説明の簡略化のために、受光型光変調部8は4ラインの画像を生成するものとする。第1の光源6aは上側の第1ラインよび第2ラインを照明し、第2の光源6bは下側の第3ラインおよび第4ラインを照明する。図6は、この実施の形態に係る画像表示装置における画像信号、受光型光変調部8の透過率と光源の発光の変化(すなわち画像表示のプロセス)の一例を示した模式図であり、入力画像信号の信号レベルが大きい(入力画像が明るい)場合の例を示したものである。
図において、上から順に入力画像信号、表示画像信号、第1の光源6aの発光、受光型光変調部8における第1ラインの透過率、第2ラインの透過率、第3ラインの透過率、第4ラインの透過率、第2の光源6bの発光の変化を表す。横軸は、1フレームの時間が8となるように正規化した時間である。入力画像信号はフレームごとにA0、B0、A0、B0、・・・と変化する。入力画像信号A0とB0に対して、必要となる発光時間は同じとなるものとする。入力画像信号に対応して表示画像信号はフレームごとにA1、B1、A1、B1、・・・と変化する。光源の発光は、値1が光源が発光していることを表し、値0は光源が発光していないことを表す。
受光型光変調部8の各ラインの透過率はフレームごとにa、b、a、b、・・・と変化する。ここで、透過率の値aは表示画像信号A1に対応した各ラインにおける透過率であり、透過率の値bは表示画像信号B1に対応した各ラインにおける透過率である。受光型光変調部8において、表示画像信号がラインごとに順に入力され、その後、所定時間をかけて透過率が変化するのが通常である。図6において、第1ラインには時間0、8、16、24に表示画像信号が入力され、時間4、12、20、28に当該データに対応した透過率への変化が完了する。第2ラインには時間2、10、18、26に表示画像信号が入力され、時間6、14、22、30に当該データに対応した透過率への変化が完了する。第3ラインには時間4、12、20、28に表示画像信号が入力され、時間8、16、24、32に当該データに対応した透過率への変化が完了する。第4インには時間6、14、22、30に表示画像信号が入力され、時間10、18、26、34に当該データに対応した透過率への変化が完了する。
第1の光源6aは、時間5〜9、13〜17、21〜25、29〜33の期間に発光し、第1ラインおよび第2ラインを照明する。第2の光源6bは、時間1〜5、9〜13、17〜21、25〜29の期間に発光し、第3ラインおよび第4ラインを照明する。ここで、光源が発光している期間においては、当該光源に照明されるラインの透過率は変動しないことが望ましいのであるが、図6における例においては一部の時間で透過率が変動している(○印にて図示)。この時間においては、表示される画像は前後のフレームの画像の影響を受けており、画像のぼやけとなる。光源の発光期間中に透過率が変動している時間が長くなるほど、画像のぼやけの度合いは大きくなる。各ラインは1フレーム期間の半分は照明されていないので、動きがある画像を所定の長さの黒表示期間(画像が表示されない期間)を挟まないで表示した場合に発生する動画ぼやけは抑制できる。
受光型光変調部8の各領域が光源により照明されて画像を表示する時間は、動画ぼやけを抑制することと画像の明るさとを総合的に考慮して決める。ここでは、画像の明るさを優先させて、最も明るい画像で動画ぼやけが発生する場合があることを許容した場合である。動画ぼやけを抑制することを優先する場合には、透過率が変動する期間には光源で照明されないように、発光時間の最大値を決める。
図7は、この実施の形態に係る画像表示装置における画像信号、受光型光変調部8の透過率と光源の発光の変化(すなわち画像表示のプロセス)の別の一例を示した模式図であり、入力画像信号の信号レベルが中程度(入力画像が中程度の明るさ)の場合の例を示したものである。図6に示した入力画像信号の信号レベルが大きい場合と比較すると、光源の発光時間が約半分と短くなっている。この結果、光源が発光している期間は、当該光源に照明されるラインの透過率は一定となっており、データの変化時間に起因して発生する動画ぼやけは発生しない。
図8は、この実施の形態に係る画像表示装置における画像信号、受光型光変調部8の透過率と光源の発光の変化(すなわち画像表示のプロセス)の別の一例を示した模式図であり、入力画像信号の信号レベルが小さい(入力画像が暗い)場合の例を示したものである。図6に示した入力画像信号の信号レベルが大きい場合と比較すると、光源の発光時間が約1/4と短くなっている。この結果、光源が発光している期間は、当該光源に照明されるラインの透過率は一定となっており、データの変化時間に起因して発生する動画ぼやけは発生しない。なお、図6〜図8は説明のための模式図であり、各ラインへの表示画像データの入力タイミングの時間の差や、透過率の変化に要する時間については、採用する素子により異なる。
以上のように、この実施の形態に係る画像表示装置では、入力画像信号の最大値(または最大値に準じた値)に応じて光源の発光期間を制御する。これにより、各フレームの画像表示に必要な明るさを確保しつつ、入力画像信号の最大値が小さい画像(信号レベルの小さい画像)に対しては不要な発光を削減することでコントラストの向上、消費電力の低下が可能となる。さらに、この実施の形態の画像表示装置においては、入力画像信号の最大値が小さいほど各光源の発光時間が短くなり、結果として、表示の明るさを損なうことなく、データの変化時間に起因して発生する動画ぼやけが改善される。また、それぞれ画面の異なる領域を照明する複数の光源を有するので、1つの領域が1フレーム期間を通じて照明されることは無い。これにより当該フレーム期間内に黒表示期間が発生することになる。1フレーム期間内に黒表示期間が発生することで、1フレーム期間を通じて同一の画像が表示されることに起因する動画ぼやけを低減することができる。
なお、信号レベルの大きい画像に対する画像のぼやけを許容する場合には、信号レベルの大きい画像に対する発光時間をさらに長くすることで、より明るい画像表示が実現される。この場合でも、信号レベルが低下すれば、動画ぼやけが改善される効果は同様である。逆に、画像のぼやけを低減することを重視すれば、想定する最も明るい画像でも動画ぼやけが発生しないように、発光時間の最大値を決める。
また、この実施の形態に係る画像表示装置では、フレームごとに入力画像信号の最大値を求め、当該最大値に応じて光源の発光時間を決定するように構成したが、複数フレームの入力画像信号を参照して光源の発光時間を決定するように構成することもできる。このように構成することにより、光源の発光時間の急激な変動が抑えられ、光源の温度が急激に変動することによる光源の劣化を抑制することができる。
また、入力画像信号の最大値を求める替わりに平均値を求め、当該平均値に応じて光源の発光時間を決定するように構成することもできる。このように構成することで、画面の一部のみの信号レベルが高い場合に対しても、消費電力を抑制する効果や動画ぼやけを低減する効果が得られる。
以上のことは、他の実施の形態でもあてはまる。
また、入力画像信号の最大値を求める替わりに平均値を求め、当該平均値に応じて光源の発光時間を決定するように構成することもできる。このように構成することで、画面の一部のみの信号レベルが高い場合に対しても、消費電力を抑制する効果や動画ぼやけを低減する効果が得られる。
以上のことは、他の実施の形態でもあてはまる。
実施の形態2.
図9は、この発明の実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。実施の形態2に係る画像表示装置は、輝度変換部1、領域別画像信号分析部14、光源別発光期間決定部15、領域別画像信号変換部16、光源制御部5、第1の光源6a、第2の光源6b、第3の光源6c、第4の光源6d、導光部7、受光型光変調部8を備える。なお、実施の形態1の図1におけるものと同一の番号を付したものは、同一の構成であり詳細な説明を省略する。上記実施の形態1に係る画像表示装置では、各フレームの入力画像信号の最大値を用いて、当該フレームにおける全光源の発光期間を決定するように構成していた。一方、この実施の形態に係る画像表示装置は、各フレームの入力画像信号について画面内の領域ごとに最大値を求め、各領域の最大値を用いて光源ごとに発光期間を決定するように構成したものである。
図9は、この発明の実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。実施の形態2に係る画像表示装置は、輝度変換部1、領域別画像信号分析部14、光源別発光期間決定部15、領域別画像信号変換部16、光源制御部5、第1の光源6a、第2の光源6b、第3の光源6c、第4の光源6d、導光部7、受光型光変調部8を備える。なお、実施の形態1の図1におけるものと同一の番号を付したものは、同一の構成であり詳細な説明を省略する。上記実施の形態1に係る画像表示装置では、各フレームの入力画像信号の最大値を用いて、当該フレームにおける全光源の発光期間を決定するように構成していた。一方、この実施の形態に係る画像表示装置は、各フレームの入力画像信号について画面内の領域ごとに最大値を求め、各領域の最大値を用いて光源ごとに発光期間を決定するように構成したものである。
この実施の形態の画像表示装置には、色信号R(x,y)、色信号G(x,y)、色信号B(x,y)を有する入力画像信号が入力される。入力画像信号は、輝度変換部1へと入力され、輝度に対して線形な色信号である色別輝度信号YR(x,y)、YG(x,y)、YB(x,y)へと変換される。色別輝度信号は、領域別画像信号分析部14および領域別画像信号変換部16へと入力される。領域別画像信号分析部14では、色別輝度信号YR(x,y)、YG(x,y)、YB(x,y)のそれぞれについて、画面内のそれぞれ異なる光源により照明される領域ごとに最大値を算出する。図10は、以下、この実施の形態の画像表示装置における各光源が照明する領域と画面との関係を表した模式図であり、画面を正面から見た場合を表している。なお、図10ではいずれの光源からも照明されない領域が画面内にあるように見えるが、図10は説明のための模式図であり、実際には画面内の全ての領域はいずれかの光源により照明される。また、領域の境界での表示画像の連続性を向上するなどの目的で、複数の光源からの光により照明される領域を設けることも考えられる。この場合には、当該領域は最も影響の大きい光源により照明される領域と考えることができる。
領域別画像信号分析部14では、第1〜第4の光源がそれぞれ照明する領域ごとに、色別輝度信号の最大値を求める。第1の光源6aが照明する領域1に対して、色別輝度信号YR(x,y)、YG(x,y)、YB(x,y)の最大値RMAX1、GMAX1、BMAX1を求め、さらにこれらの最大値RGBMAX1を求める。同様に、第2の光源6bが照明する領域2に対して色別輝度信号の最大値RGBMAX2を求め、第3の光源6cが照明する領域3に対して色別輝度信号の最大値RGBMAX3を求め、第4の光源6dが照明する領域4に対して色別輝度信号の最大値RGBMAX4を求める。なお、最大値ではなく最大値に準じる値としてRGBMAX1〜RGBMAX4を算出するように構成することもできるのは、上記実施の形態1と同様である。
最大値RGBMAX1〜RGBMAX4は、光源別発光期間決定部15へと入力される。光源別発光期間決定部15では、最大値RGBMAX1を用いて第1の光源6aの所要発光時間TA1を算出する。さらに、当該所要発光時間TA1と第1の光源6aが照明する領域の画面内の位置に応じて、第1の光源6aの発光期間を表す発光期間信号TE1を作成する。同様に、第2の光源6bの発光期間を表す発光期間信号TE2、第3の光源6cの発光期間を表す発光期間信号TE3、第4の光源6dの発光期間を表す発光期間信号TE4も作成する。発光期間信号TE1〜TE4は、全ての光源が同時には点灯しないように作成される。なお、2個以上の光源が同時に発光する期間があってもよい。
発光期間信号TE1〜TE4は、領域別画像信号変換部16および光源制御部5へと入力される。領域別画像信号変換部16では、色別輝度信号と発光期間信号TE1〜TE4を用いて、表示画像信号を生成する。領域別画像信号変換部16では、画面内の領域ごとに乗算係数k1〜k4が求められ、色別輝度信号YR(x,y)、YG(x,y)、YB(x,y)に当該信号の領域に応じた乗算係数を乗じて表示色信号YR2(x,y)、YG2(x,y)、YB2(x,y)から構成される表示画像信号を算出する。領域別画像信号変換部16で生成された表示画像信号は、受光型光変調部8へと入力される。受光型光変調部8では、表示画像信号に応じて対応する画素の対応する色の透過率を変化させることで、光源からの照明光の強度を変調して画像を表示する。
光源制御部5は、発光期間信号TE1、TE2、TE3、TE4にしたがって、第1の光源6a、第2の光源6b、第3の光源6c、第4の光源6dの点灯および消灯を制御する。導光部7は、第1の光源6a、第2の光源6b、第3の光源6c、第4の光源6dからの照明光を所定の領域において均一になるようにし、受光型光変調部8への照明光を生成する。
この実施の形態の画像表示装置においては、各フレームの入力画像信号について画面内の領域ごとに最大値を求め、各領域の最大値を用いて対応する光源ごとに発光期間を決定する。したがって、画面内の1部分のみで入力信号レベルが高く、他の領域では入力信号レベルが低い画像に対しても、各フレームの画像表示に必要な明るさを確保しつつ、信号レベルが低い領域では不要な発光を削減することでコントラストの向上、消費電力の低下が可能となる。さらに、入力信号レベルの小さい領域では発光期間が短くなり、動画ぼやけの発生を抑制できるという効果もある。
実施の形態3.
図11は、この発明の実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。実施の形態3に係る画像表示装置は、輝度変換部1、画像信号分析部2b、発光期間決定部3、画像信号変換部4、光源制御部5、第1の光源6a、第2の光源6b、導光部7、受光型光変調部8、並べ替え部17を備える。なお、実施の形態1の図1におけるものと同一の番号を付したものは、同一の構成であり詳細な説明を省略する。この実施の形態に係る画像表示装置は、右目用画像信号DR(x,y)と左目用画像信号DL(x,y)から構成される3次元画像信号を入力とした3次元画像表示装置として構成したものである。この実施の形態の画像表示装置では、右目用の画像と左目用の画像を時分割で表示し、使用者は画像表示と同期して透過、非透過が左右それぞれ切り替えられる液晶シャッターを搭載したメガネを通して画像を見ることで、右目用の画像が右目で、左目用の画像が左目で視認され、3次元画像として鑑賞することができる。
図11は、この発明の実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。実施の形態3に係る画像表示装置は、輝度変換部1、画像信号分析部2b、発光期間決定部3、画像信号変換部4、光源制御部5、第1の光源6a、第2の光源6b、導光部7、受光型光変調部8、並べ替え部17を備える。なお、実施の形態1の図1におけるものと同一の番号を付したものは、同一の構成であり詳細な説明を省略する。この実施の形態に係る画像表示装置は、右目用画像信号DR(x,y)と左目用画像信号DL(x,y)から構成される3次元画像信号を入力とした3次元画像表示装置として構成したものである。この実施の形態の画像表示装置では、右目用の画像と左目用の画像を時分割で表示し、使用者は画像表示と同期して透過、非透過が左右それぞれ切り替えられる液晶シャッターを搭載したメガネを通して画像を見ることで、右目用の画像が右目で、左目用の画像が左目で視認され、3次元画像として鑑賞することができる。
この実施の形態の画像表示装置には、右目用画像信号DR(x,y)と左目用画像信号DL(x,y)を有する入力画像信号が入力される。入力画像信号がカラー画像であれば、右目用画像信号DR(x,y)、左目用画像信号DL(x,y)は、それぞれ複数の色データから構成されることになるが、ここでは一括して説明する。入力画像信号は、輝度変換部1へと入力され、輝度に対して線形な信号である右目輝度信号YDR(x,y)、左目輝度信号YDL(x,y)へと変換される。右目輝度信号および左目輝度信号は、画像信号分析部2bよび画像信号変換部4へと入力される。画像信号分析部2bでは、右目輝度信号YDR(x,y)、左目輝度信号YDL(x,y)を合わせた画面内の最大値DMAXを算出する。ここで、右目用の画像信号と左目用の画像信号の信号レベルは近い場合が多く、右目輝度信号YDR(x,y)または左目輝度信号YDL(x,y)のいずれか一方のみを用いて最大値DMAXを求めるように構成してもよい。
最大値DMAXは、発光期間決定部3へと入力される。発光期間決定部3では、最大値DMAXを用いて第1の光源6aおよび第2の光源6bの所要発光時間TAを算出する。さらに、当該所要発光時間TAと第1の光源6aが照明する領域の画面内の位置に応じて、第1の光源6aの発光期間を表す発光期間信号TE1を作成する。同様に、所要発光時間TAと第2の光源6bが照明する領域の画面内の位置に応じて、第2の光源6bの発光期間を表す発光期間信号TE2を作成する。
発光期間信号TE1、TE2は、画像信号変換部4および光源制御部5へと入力される。画像信号変換部4では、発光期間信号TE1またはTE2から光源の所要発光時間TAの情報を抽出し、当該情報を用いて乗算係数kが求められる。右目輝度信号YDR(x,y)、左目輝度信号YDL(x,y)にそれぞれ乗算係数kを乗じて、右目表示信号YDR2(x,y)、左目表示信号YDL2(x,y)から構成される表示画像信号を算出する。画像信号変換部4で生成された表示画像信号は、並べ替え部17に入力される。並べ替え部17により、各フレームについて、まず左目表示信号YDL2(x,y)が、続いて右目表示信号YDR2(x,y)が、時間順次で受光型光変調部8へ入力される。受光型光変調部8では、表示画像信号に応じて対応する画素の対応する色の透過率を変化させることで、光源からの照明光の強度を変調し、左目画像、右目画像を時間順次で表示する。
光源制御部5は、発光期間信号TE1、TE2にしたがって、第1の光源6a、第2の光源6bの点灯および消灯を制御する。ここでは、第1の光源6aと第2の光源6bは、同時には点灯しないように制御する。導光部7は、第1の光源6a、第2の光源6bからの照明光を所定の領域において均一になるように混合し、受光型光変調部8への照明光を生成する。
図12は、この実施の形態に係る画像表示装置における画像信号、受光型光変調部8の透過率と光源の発光、メガネの切り替えの変化の一例を示した模式図であり、入力画像信号の信号レベルが大きい(入力画像が明るい)場合の例を示したものである。
図において、上から順に入力画像信号、表示画像信号、第1の光源6aの発光、受光型光変調部8における第1ラインの透過率、第2ラインの透過率、第3ラインの透過率、第4ラインの透過率、第2の光源6bの発光、鑑賞に使用するメガネの切り替えの変化を表す。横軸は時間を表している。時間については、1フレームの時間が16となるように正規化している。光源の発光については、値1は光源が発光していることを表し、値0は光源が発光していないことを表す。各ラインの透過率については、右目画像(値R)、左目画像(値L)のいずれに対応した透過率であるかを表す。また、メガネの切り替えについては、右目用の液晶シャッターが透過状態で左眼用が不透過状態である(値R)、左目用の液晶シャッターが透過状態で右眼用が不透過状態である(値L)のどちらかの値をとる。メガネの切り替えが値Rである場合には右目で画像を見ており、メガネの切り替えが値Lである場合には左目で画像を見ていることになる。
図において、上から順に入力画像信号、表示画像信号、第1の光源6aの発光、受光型光変調部8における第1ラインの透過率、第2ラインの透過率、第3ラインの透過率、第4ラインの透過率、第2の光源6bの発光、鑑賞に使用するメガネの切り替えの変化を表す。横軸は時間を表している。時間については、1フレームの時間が16となるように正規化している。光源の発光については、値1は光源が発光していることを表し、値0は光源が発光していないことを表す。各ラインの透過率については、右目画像(値R)、左目画像(値L)のいずれに対応した透過率であるかを表す。また、メガネの切り替えについては、右目用の液晶シャッターが透過状態で左眼用が不透過状態である(値R)、左目用の液晶シャッターが透過状態で右眼用が不透過状態である(値L)のどちらかの値をとる。メガネの切り替えが値Rである場合には右目で画像を見ており、メガネの切り替えが値Lである場合には左目で画像を見ていることになる。
入力画像信号としては、フレームごとに右目用画像信号Rおよび左目用画像信号Lが入力される。説明を簡単にするため、右目用画像信号および左目用画像信号にはそれぞれ同一の画像信号が入力され続けているものとする。右目用入力画像信号Rおよび左目用入力画像信号Lに対応して、表示画像信号として右目用表示画像信号R1および左目用表示画像信号L1が算出され、並べ替えられて、各フレーム内でL1、R1が時分割で受光型光変調部8に入力される。よって表示画像信号は1/2フレームごとにL1、R1、L1、R1、・・・と変化する。受光型光変調部8の各ラインの透過率は1フレーム期間内で値Lと値Rを1回ずつ持つように変化する。ここで、透過率の値Lは左目用表示画像信号L1に対応した各ラインにおける透過率であり、透過率の値Rは右目用表示画像信号R1に対応した各ラインにおける透過率である。
受光型光変調部8において、表示画像信号がラインごとに順に入力され、その後、所定時間をかけて透過率が変化するのが通常である。図12において、第1ラインには時間0、8、16、24に表示画像信号が入力され、時間4、12、20、28に当該データに対応した透過率への変化が完了する。第2ラインには時間2、10、18、26に表示画像信号が入力され、時間6、14、22、30に当該データに対応した透過率への変化が完了する。第3ラインには時間4、12、20、28に表示画像信号が入力され、時間8、16、24、32に当該データに対応した透過率への変化が完了する。第4インには時間6、14、22、30に表示画像信号が入力され、時間10、18、26、34に当該データに対応した透過率への変化が完了する。
第1の光源6aは、時間5〜9、13〜17、21〜25、29〜33の期間に発光し、第1ラインおよび第2ラインを照明する。第2の光源6bは、時間1〜5、9〜13、17〜21、25〜29の期間に発光し、第3ラインおよび第4ラインを照明する。メガネの切り替えは、時間5以前、13〜21、29以降において右目用のシャッターが透過、左目用のシャッターが非透過となり、時間5〜13、21〜29において右目用のシャッターが非透過、左目用のシャッターが透過となる。ここで、光源が発光している期間においては、当該光源に照明されるラインの透過率は、右目用または左目用画像信号に対応した透過率で変動しないことが望ましいのであるが、図12における例においては、光源が発光中の一部の時間で透過率が変動している(○印にて図示)。この透過率の変動が右目用画像と左目用画像のクロストークとなり、3次元画像の画質を低下させる要因となる。光源の発光期間中に透過率が変動している時間が長くなるほど、右目用画像と左目用画像のクロストークの度合いは大きくなる。
図13は、この実施の形態に係る画像表示装置における画像信号、受光型光変調部8の透過率と光源の発光、メガネの切り替えの変化の別の一例を示した模式図であり、入力画像信号の信号レベルが中程度(入力画像が中程度の明るさ)の場合の例を示したものである。図12に示した入力画像信号の信号レベルが大きい場合と比較すると、光源の発光時間が約半分と短くなっている。この結果、光源が発光している期間は、当該光源に照明されるラインの透過率は一定となっており、右目用画像と左目用画像のクロストークは発生しない。
図14は、この実施の形態に係る画像表示装置における画像信号、画像信号、受光型光変調部8の透過率と光源の発光、メガネの切り替えの変化の別の一例を示した模式図であり、入力画像信号の信号レベルが小さい(入力画像が暗い)場合の例を示したものである。図12に示した入力画像信号の信号レベルが大きい場合と比較すると、光源の発光時間が約1/4と短くなっている。この結果、光源が発光している期間は、当該光源に照明されるラインの透過率は一定となっており、右目用画像と左目用画像のクロストークは発生しない。
以上のように、この実施の形態に係る画像表示装置によれば、入力画像信号の最大値(または最大値に準じた値)に応じて光源の発光期間を制御する。これにより、各フレームの画像表示に必要な明るさを確保しつつ、入力画像信号の最大値が小さい画像(信号レベルの小さい画像)に対しては不要な発光を削減することでコントラストの向上、消費電力の低下が可能となる。さらに、この実施の形態の画像表示装置においては、入力画像信号の最大値が小さいほど各光源の発光時間が短くなる。この結果、信号レベルの小さい入力画像信号に対しては、表示の明るさを損なうことなく、3次元画像の表示に際して発生する右目用画像と左目用画像のクロストークが改善されるという効果もある。
1 輝度変換部、
2 画像信号分析部、
3 発光期間決定部、
4 画像信号変換部、
5 光源制御部、
6a 第1の光源、
6b 第2の光源、
6c 第3の光源、
6d 第4の光源、
7 導光部、
8 受光型光変調部、
9 最大値算出部、
10 発光時間算出部、
11 発光期間生成部、
12 乗算係数算出部、
13R、13G、13B 乗算部、
14 領域別画像信号分析部、
15 光源別発光期間決定部、
16 領域別画像信号変換部、
17 並べ替え部
2 画像信号分析部、
3 発光期間決定部、
4 画像信号変換部、
5 光源制御部、
6a 第1の光源、
6b 第2の光源、
6c 第3の光源、
6d 第4の光源、
7 導光部、
8 受光型光変調部、
9 最大値算出部、
10 発光時間算出部、
11 発光期間生成部、
12 乗算係数算出部、
13R、13G、13B 乗算部、
14 領域別画像信号分析部、
15 光源別発光期間決定部、
16 領域別画像信号変換部、
17 並べ替え部
Claims (5)
- 表示する画像のそれぞれ異なる領域を生成するために照明光を発する複数の光源と、
入力画像信号を分析し、入力画像信号の明るさを検出する画像信号分析部と、
上記入力画像信号の明るさに応じて明るいほど発光する期間が長くなるように、複数の上記光源のそれぞれが発光する期間を制御するための発光期間信号を生成する発光期間決定部と、
上記発光期間信号に基づいて、複数の上記光源の点灯と消灯を制御する光源制御部と、
上記発光期間信号に基づいて、上記入力画像信号から表示画像信号を生成する画像信号変換部と、
分割した複数の領域それぞれで、複数の上記光源のいずれかから照射される照明光の強度を、上記表示画像信号に基づいて画素ごとに変調して画像を生成する受光型光変調部と
を備えた画像表示装置。 - 上記画像信号分析部は、入力画像信号の画面内の最大値または最大値に準じる値を求めることにより上記入力画像信号の明るさを検出することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 上記画像信号分析部は、入力画像信号の画面内の平均値を求めることにより上記入力画像信号の明るさを検出することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 上記画像信号分析部は、複数の上記光源の照明する領域ごとに入力画像信号の明るさを検出し、
上記発光期間決定部は、上記領域ごとに検出した入力画像信号の明るさを用いて、それぞれの領域に対応する光源の発光期間を表す発光期間信号を生成し、
上記画像信号変換部は、上記領域ごとに照射する上記光源の上記発光期間信号に基づいて上記表示画像信号を生成する
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像表示装置。 - 入力画像信号は、左目用画像信号と右目用画像信号を有する3次元画像信号であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像表示装置。
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JP2010000547A JP2011141324A (ja) | 2010-01-05 | 2010-01-05 | 画像表示装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2010
- 2010-01-05 JP JP2010000547A patent/JP2011141324A/ja active Pending
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