JP2011141187A - 像面測定方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に比べて高い精度にて像面測定が可能な像面測定方法及び装置を提供する。
【解決手段】画像センサ111のセンサ面111aに対して光源121から光を照射し、上記センサ面で反射した反射光を、上記光学ユニット外に配置した測定用撮像ユニット130にてデフォーカス動作を行い撮像する。上記測定用撮像ユニットで撮像された画像の合焦状態を画像演算処理部140にて評価することにより、上記光学ユニットの光学系112の像面を測定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像された画像における、いわゆる片ボケを測定する像面測定方法及び装置に関する。
例えば携帯電話に搭載されているマイクロレンズモジュールやデジタルカメラにおける撮像ユニットのような、光学系と画像センサとがユニットとして構成された、製品の光学ユニットの結像性能を測定する装置として、特許文献1に開示されるような装置が提案されている。
上記特許文献1の装置において、被検査対象物である製品の光学ユニットは、光学系に対して画像センサが固定されているタイプ、及びアオリ調整等の調整後、画像センサが固定されるタイプのいずれも採用可能である。このような、製品の光学ユニットの結像性能を測定する場合、被撮影側に、例えば黒、白のストライプを表示したチャートを配置し、上記製品の光学ユニットに備わる画像センサにて、当該光学ユニットに備わるオートフォーカス機構も用いて上記チャートを撮像する。そして、撮像した画像を上記画像センサから電気的に取り出し、該画像を演算することで、上記光学ユニットの結像性能評価を行っている。
特開2002−357506号公報
しかしながら特許文献1に開示される被検査カメラ、並びに、上述した、画像センサが固定されているタイプ、及び画像センサの位置調整後、画像センサが固定されるタイプの製品としての光学ユニットでは、一般的に、上記光学ユニットに備わる画像センサに電気的接続が行われる。そして該画像センサから撮像画像を出力し、画像演算を行い、上記光学ユニットの結像性能評価が行われる。
したがって、上記製品の光学ユニットにおける上記画像センサから撮像画像を出力するための専用のハードウエアやソフトウエアの開発が必要となる。また、当該光学ユニットを量産時における検査では、上記画像センサを実装した基板へコンタクトプローブを電気的に接続することから、接触圧力による画像センサ面の歪みが測定誤差、調整誤差として発生してしまう。
また、上記結像性能評価を行うためには、上記光学ユニットにおいてデフォーカス動作を行う必要があり、上述の画像センサが固定されているタイプの光学ユニットでは、当該光学ユニットに備わるオートフォーカス機構を使用してデフォーカス動作を行っている。このとき、上記オートフォーカス機構を駆動させるため、オートフォーカス機構には電気的接続が必要であり、やはり、その製品に専用のハードウエアやソフトウエアを開発する必要がある。また、コンタクトプローブの接触圧力による光学ユニット筐体の歪みによる測定誤差、調整誤差の発生という問題もある。
また、従来、光学ユニットに備わる画像センサにおけるセンサ面を用いることで、撮像された画像におけるいわゆる片ボケを測定する像面測定は、行われていない。
本発明は、上述したような問題点を解決するためになされたもので、従来に比べて高い精度にて像面測定が可能な像面測定方法及び装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様における像面測定方法は、光学系と画像センサとを有する光学ユニットにおける上記画像センサのセンサ面に対して光を照射し、
上記センサ面で反射し上記光学系を通過した反射光を、上記光学ユニット外に配置した測定用撮像ユニットにてデフォーカス動作を行い撮像し、
上記測定用撮像ユニットで撮像された画像を用いて画像演算処理部にて上記センサ面の撮像画像を利用して像面測定を行う、
ことを特徴とする。
また、上記センサ面への光の照射は、上記光学系に対する落射照明にて行うこともできる。
また、上記センサ面の撮像画像を利用した像面測定は、上記センサ面の中央部及びその周辺位置における合焦位置を検出して行うこともできる。
また、像面測定結果を元に、さらに、上記光学系と上記画像センサとの相対的傾斜を矯正することもできる。
さらに、本発明の第2態様における像面測定装置は、画像センサのセンサ面に対して光を照射する照明部と、
上記画像センサと光学系とを有する光学ユニットの外部に配置されかつデフォーカス機構を有し、上記センサ面で反射し上記光学系を通過した反射光を、デフォーカス動作を行い撮像する測定用撮像ユニットと、
上記測定用撮像ユニットに電気的に接続され、上記測定用撮像ユニットの出力画像を用いて上記光学系の像面を求める画像演算処理部と、
を備えたことを特徴とする。
上記第2態様において、上記測定用撮像ユニット及び上記照明部は、上記光学ユニットにおける光軸及びその周辺位置に対応して複数組設けることもできる。
上記第2態様において、上記照明部は、上記光学ユニットにおける上記光学系へ光を照射する落射照明ユニットを有することもできる。
上記第2態様において、上記測定用撮像ユニット及び上記落射照明ユニットは、上記光学ユニットにおける光軸及びその周辺位置に対応して複数組設けられ、
上記デフォーカス機構は、それぞれの上記測定用撮像ユニットに備わる撮像素子を載置した載置板と、デフォーカス動作を行うため上記載置板を移動させるデフォーカス用ステージとを有し、
上記落射照明ユニットは、光源とハーフミラーとを有し、それぞれの上記ハーフミラーは、それぞれの上記撮像素子へ向かう上記反射光を平行とする配向がなされてもよい。
上記第1態様の像面測定方法、及び上記第2態様の像面測定装置によれば、測定される光学ユニット外に設置した測定用撮像ユニットにて、上記光学ユニットに備わる画像センサのセンサ面で反射し光学系を通過した反射光を撮像し、この撮像画像を用いて像面の算出が行われる。よって、被測定側の上記光学ユニットに対して電気的接続は行わないことから、画像センサ面が歪むことはなく、測定誤差及び調整誤差が発生することはない。よって、従来に比べて高い精度にて像面測定が可能である。また、被測定側の上記光学ユニットから画像を出力することは不要であるので、上記光学ユニットに専用のハードウエアやソフトウエアの開発は不要である。
また、落射照明を用いることで、光学ユニットに備わる画像センサのセンサ面へ簡便な構成にて光を照射することができる。
また、撮像された画像において、特に四隅部分は片ボケが発生し易い。よって、上記光学ユニットの像面測定を得られる画像の中央部及びその周辺位置にて行うことで、より高い精度にて像面測定が可能となる。
また、上記第2態様において、各測定用撮像ユニットに備わる撮像素子を載置板に載置して、各落射照明ユニットに備わるハーフミラーを、各撮像素子へ向かう光が平行となるように配向した。このように構成することで、各撮像素子について同時にデフォーカス動作が可能であり、より高い精度にて、かつ安定した像面測定が可能となる。
本発明の一実施形態である像面測定方法における動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態である像面測定装置の構成の概念を示す図である。 図2に示す照明部の変形例を示す図である。 本発明の実施形態である像面測定装置の実際に即した構成を示す図である。 図4Aに示す載置板における撮像素子の配置状態を示す図である。 図4Aに示す像面測定装置から得られる撮像画像の一例を示す写真である。 図4Aに示す像面測定装置から得られるデフォーカスカーブを示すグラフである。
本発明の実施形態である像面測定方法、及び該像面測定方法を実行する像面測定装置について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。
従来、被測定物がレンズであり、例えば、透過照明にて上記チャートを通過した光を被測定物の上記レンズに入射させて、該レンズからの出射光を測定して光学系における像面測定を行うことは行われている。
これに対し本実施形態における像面測定方法では、被測定物は、製品としての、図2に示すような光学ユニット110であり、詳しくは、光学ユニット110に備わる画像センサ111のセンサ面、及び、光学ユニット110に備わり画像センサ111と一体的に設けられる光学系112である。ここで画像センサ111は、光学系112に固定されたタイプであってもよいし、上述したようなアオリ調整が可能なように光学系112に対して位置調整可能なタイプであってもよい。
尚、光学ユニット110は、例えば携帯電話に搭載されているマイクロレンズモジュールや、デジタルカメラにおける撮像ユニットに相当する。
また、本実施形態における説明において、上記像面測定とは、像点を求めて像面を算出し、被測定物から得られる画像内の場所によって、光軸における焦点位置に対して焦点位置がズレている、いわゆる片ボケを検出すること、及び、又は、片ボケ量を測定することを言う。
上述のように画像センサ111のセンサ面111aを撮影して得られる画像を元に像面測定を行うことは、従来行われておらず、新規な構成である。そこで本実施形態における像面測定方法では、その基本的構成として、図1に示すように、画像センサ111のセンサ面111aを照明し(ステップS1)、上記センサ面111aからの反射光を、光学ユニット110外に設置した撮像ユニットにて撮像する(ステップS2)。そして、上記センサ面111aの撮像画像を用いて像面を算出する(ステップS3)。このような基本的構成をベースとして、本実施形態では、上記ステップS2と上記ステップS3との間に、後述のデフォーカス用ステージを移動する(ステップS21)、及びデフォーカス動作による測定数が規定数に達したか否かの判断(ステップS22)の動作がさらに含まれる。尚、上記規定数は、後述する図6に示す横軸における移動距離上の測定点の数であり、本実施形態では、上記規定数は10点に設定している。勿論、規定数は、10点に限定するものではない。
得られた像面測定結果を分析することで、上記片ボケが画像センサ111と光学系112との相対的な傾きに起因することが判明した場合には、片ボケが無くなるように、例えば光学系112に対して画像センサ111の傾斜を矯正(調整)する。
次に、上述した像面測定方法を実行するための像面測定装置について、図を参照して説明する。
図2は、上記像面測定装置の概念を示している。像面測定装置101は、図2に示すように、基本的構成部分として、照明部120と、測定用撮像ユニット130と、画像演算処理部140とを備える。このような像面測定装置101は、図2に示すように、被測定物である光学ユニット110とは別個に設置される。以下に説明するように、本実施形態の像面測定装置101では、光学ユニット110に電気的接続を行い出力画像を得ることは行う必要がない。
尚、図2は像面測定装置101の概念を示しており、照明部120及び測定用撮像ユニット130の組は、少なくとも一組が設けられていればよい。しかしながら、図2でも仮想線にて図示するように、また、図4Bを参照して以下で説明するように、実施形態では5つの組が存在する。
尚、一組の照明部120及び測定用撮像ユニット130のみが設けられる場合、光学ユニット110の光学系112における光軸上に測定用撮像ユニット130が配置され、付随して照明部120が配置される。
照明部120は、画像センサ111のセンサ面111aを照明するための構成部分であり、図2では、光源121と、ハーフミラー122とを有する。光源121の種類は問わず、例えばLED等を用いることができる。本実施形態では、光源121は、赤色光を発する。
また、像面測定装置101では、光源121からの光をハーフミラー122で反射させて光学系112に照射し、光学系112を透過した光でセンサ面111aの照明を行っている。このように像面測定装置101では、いわゆる落射照明の方式を採っている。落射照明方式を採ることで、簡便にセンサ面111aの照明が可能となる。しかしながら、センサ面111aの照明方法は、落射照明に限定するものではなく、図3に示すように、センサ面111aへ直接に光を照射してもよい。
センサ面111aで反射した反射光は、光学系112及びハーフミラー122を通過して測定用撮像ユニット130に到達する。
測定用撮像ユニット130は、上記反射光が入射するリレーレンズ131と、リレーレンズ131を透過した上記反射光の撮像を行う撮像素子132と、デフォーカス動作のために撮像素子132を移動させるデフォーカス機構133とを有する。撮像素子132として、例えばCCDを使用することができ、デフォーカス機構133は、撮像素子132の撮像面を光軸方向にずらすように撮像素子132を移動させ、リレーレンズ131との間の距離を変化させる。尚、このように光軸方向に撮像素子132をずらしながら画像を撮像することでピント位置を検出する動作をデフォーカス測定という。
画像演算処理部140は、例えばコンピュータにて構成され、撮像素子132が電気的に接続され、撮像素子132から撮像画像の情報が供給され、上記撮像画像を用いて、つまり上記撮像画像についてFFT(高速フーリエ変換)等の画像処理を施して、センサ面111aを含めて光学ユニット110の像面測定を行う。
以上のような構成を有する像面測定装置101における像面測定方法について、以下に説明する。
まず、照明部120の光源121からの光をハーフミラー122で反射させて光学系112に照射し、光学系112を透過した光でセンサ面111aを照明する。センサ面111aにおける、各画素に対応するセンサ素子で光は反射し、該反射光は、光学ユニット110の光学系112を通過し、さらにハーフミラー122を通過して、リレーレンズ131に入射する。リレーレンズ131は、画像を拡大する。デフォーカス機構133によってデフォーカス動作が行われながら、撮像素子132は、拡大された画像を撮像する。撮像素子132より出力された撮像画像は、画像演算処理部140にて画像処理及び演算が行われ、少なくともセンサ面111aを撮影して得られた画像の合焦状態を評価することにより、光学ユニット110の像面測定が行われる。
このように像面測定装置101によれば、像面測定に用いる撮像画像を得るために製品としての光学ユニット110に電気的接続がなされることはなく、撮像画像は、光学ユニット110外に配置される測定用撮像ユニット130にて取得される。
よって、被測定物である光学ユニット110における画像センサ111のセンサ面111aが歪むことはなく、測定誤差及び調整誤差が発生することはない。よって、従来に比べて高い精度にて、被測定物である光学ユニットの像面測定が可能となる。また、被測定物である光学ユニット110から画像を出力することは不要であるので、光学ユニット専用のハードウエアやソフトウエアの開発は不要である。
図2に示す構成の内、複数組の照明部120及び測定用撮像ユニット130が設けられる構成では、後述する図4A及び図4Bに示す構成に比べて、撮像画像内における各場所に応じてデフォーカス動作が行える。よって、撮像画像内における場所毎にて像面測定が可能である。また、照明部120及び測定用撮像ユニット130の組の数の増減も容易に行えることから、被測定物を変更した場合等、新たな像面測定装置を容易に構成することが可能である。
上述のように図2に示す構成は、像面測定装置の概念を説明するための構成であるが、より実際的な構成について、図4A及び図4Bを参照して説明する。
図4Aに示す、本発明の実施形態における像面測定装置102でも、像面測定装置101と同様に基本的構成部分として、照明部120と、測定用撮像ユニット130と、画像演算処理部140とを備え、被測定物は製品としての光学ユニット110である。図2の概念構成では、複数の照明部120及び測定用撮像ユニット130の組が設置される場合、各組は、それぞれ独立している。これに対し、実用的な像面測定装置102では、複数の照明部120及び測定用撮像ユニット130の組を有し、各測定用撮像ユニット130における各撮像素子132は、一体としてデフォーカス動作されるように構成されている。この点で像面測定装置102は、像面測定装置101と相違する。以下では、このような相違点について主に説明を行い、同じ構成部分の説明は省略する。
像面測定装置102では、複数の測定用撮像ユニット130が備わる。光学ユニット110の中央部及びその周辺位置における画像が測定用撮像ユニット130にて得られるように、像面測定装置102では、図4Bに示すように、5箇所に測定用撮像ユニット130、及び照明部120が配置されている。尚、図4Aは装置構成を平面的に図示したものであり、照明部120及び測定用撮像ユニット130の組は、3つしか図示されていないが、実際には、上部及び下部に示される照明部120及び測定用撮像ユニット130は、それぞれ2つずつ存在する。
また、光学ユニット110の上記中央部とは、光学ユニット110の光軸上に対応した場所であり、上記周辺位置とは、光学ユニット110の撮像画像の四隅に相当する位置である。上記四隅とは、当該像面測定の分野で通常に使用される「四隅」が意味する概念位置であり、通常、上記撮像画像の中心を0とし隅を10としたとき、上記中心と上記隅とを結ぶ対角線上において上記中心から7〜8割程度の距離にある領域が相当する。
また、像面測定装置102では、測定用撮像ユニット130に備わるデフォーカス機構133は、5つの測定用撮像ユニット130における各撮像素子132を、図4Bに示すように配列して載置する載置板133aと、載置板133aをデフォーカス駆動するためのデフォーカス用ステージ133bとを有する。ここで、撮像素子132aは、上記中央部に対応した光を受光し、載置板133aの中央部分に配置されている。他4つの撮像素子132bは、上記四隅に対応した光を受光し、載置板133aの四隅部分に配置されている。
デフォーカス用ステージ133bは、各撮像素子132に入射する光の光軸方向に撮像素子132の撮像面をずらすように、載置板133aを移動させる。尚、各撮像素子132に入射する光の光軸方向が全て同じになるように、つまり全て平行になるように、照明部120のハーフミラー122の配向を調整する。よって、複数の撮像素子132を載置した載置板133aの移動方向は、一つの方向である。
各リレーレンズ131は、各撮像素子132に対向した位置に固定され設置される。
よって像面測定装置102では、各測定用撮像ユニット130における全ての撮像素子132は、同時にデフォーカス動作がなされる。
各照明部120は、落射照明にて、光学ユニット110における画像センサ111の軸上、及びその周辺部分4箇所を照明している。また、各照明部120における各ハーフミラー122は、光学ユニット110の画像センサ111のセンサ面111aにて反射し光学系112を通過してきた各反射光を、載置板133aに載置された、対応する撮像素子132へ向けて反射する。このとき、各ハーフミラー122は、上述したように、各反射光における光軸が各撮像素子132の撮像面へ垂直に入射するように、配向が調整されている。よって、5つの撮像素子132へ入射する各反射光の光軸は、互いに平行になっている。
このように構成された像面測定装置102における像面測定方法は、基本的に、上述した像面測定装置101における像面測定方法と同じである。相違するのは、5つの撮像素子132におけるデフォーカス動作が、載置板133aをデフォーカス用ステージ133bにて移動させることで、同時に行える点である。
このような像面測定方法によって各撮像素子132から出力される、光学ユニット110の画像センサ111のセンサ面111aにおける撮像画像は、一例として、図5に示すような画像となる。図5は、センサ面111aの軸上における撮像画像、つまり図4Bに示す中央の撮像素子132aにて撮像された画像を示している。
図5に示す白色丸の画像151は、センサ面111aにおける各画素に対応して設けられているレンズ、あるいはその内側に設けられているカラーフィルタからの反射光によるものと思われる。また、センサ面111aには、画素毎にR、G、B用の上記レンズ及び上記カラーフィルタが存在し、上述のように光源121が赤色光を照射していることから、画像151は、光源121からの赤色(R)光に対応した画像と思われる。尚、枠152は、画像演算処理部140における画像処理範囲を示す。
従来、センサ面111aに対して像面測定のための撮像は実施されなかったが、図5から判るように、センサ面111aを撮像することでも、像面測定に十分な画像が得られることがわかった。したがって、本実施形態のように、センサ面111aにおける5箇所の画像を得て、各箇所の合焦状態を評価することにより、光学系112の像面を測定することが可能である。また、光学ユニット110の光学系112も含めた像面測定が可能である。このことは、図6を参照した以下の説明からより明らかになる。
さらにまた、上述した、光学ユニット110における画像センサ111と光学系112との相対傾斜を、得られた像面測定結果に基づいて矯正(調整)することも可能となる。
図6は、載置板133aをデフォーカス用ステージ133bにて移動させてデフォーカス動作を行ったときの、センサ面111aにおける5箇所(図4B)に対応する各撮像素子132からの出力について画像演算処理部140にて演算した結果を示している。図6の縦軸は、画像演算処理部140にて実行した上記FFT(高速フーリエ変換)処理にて得られたコントラスト値(MTF値と同様の値)を示し、横軸は、載置板133aの基準位置からの移動距離を示す。また、グラフ161は、図4Bに示す中央の撮像素子132aからの出力に対応したもので、その他4つのグラフ162は、図4Bに示す4隅の各撮像素子132bからの出力に対応したものである。
図6から判るように、グラフ161、及び他4つのグラフ162のそれぞれについて、ピークが現れている。このことは、センサ面111aを撮像することで、センサ面111aにおける各場所の合焦位置が検出可能であり、像面測定が可能であることを示している。
このように像面測定装置102によれば、載置板133a及びデフォーカス用ステージ133bによるデフォーカス動作に伴い、画像演算処理部140にて自動的に光学ユニット110の光学系112も含めた像面測定が可能である。
本発明は、撮像された画像における、いわゆる片ボケを測定する像面測定方法、及び像面測定装置に適用可能である。
101,102…像面測定装置、
110…光学ユニット、111…画像センサ、111a…センサ面、112…光学系、
120…照明部、121…光源、122…ハーフミラー、
130…測定用撮像ユニット、132…撮像素子、133…デフォーカス機構、
133a…載置板、133b…デフォーカス用ステージ、140…画像演算処理部。

Claims (8)

  1. 光学系(112)と画像センサ(111)とを有する光学ユニット(110)における上記画像センサのセンサ面(111a)に対して光を照射し、
    上記センサ面で反射し上記光学系を通過した反射光を、上記光学ユニット外に配置した測定用撮像ユニット(130)にてデフォーカス動作を行い撮像し、
    上記測定用撮像ユニットで撮像された画像を用いて画像演算処理部(140)にて上記センサ面の撮像画像を利用して像面測定を行う、
    ことを特徴とする像面測定方法。
  2. 上記センサ面への光の照射は、上記光学系に対する落射照明にて行う、請求項1記載の像面測定方法。
  3. 上記センサ面の撮像画像を利用した像面測定は、上記センサ面の中央部及びその周辺位置における合焦位置を検出して行う、請求項1又は2記載の像面測定方法。
  4. 像面測定結果を元に、さらに、上記光学系と上記画像センサとの相対的傾斜を矯正する、請求項1から3のいずれかに記載の像面測定方法。
  5. 画像センサ(111)のセンサ面に対して光を照射する照明部(120)と、
    上記画像センサと光学系(112)とを有する光学ユニット(110)の外部に配置されかつデフォーカス機構(133)を有し、上記センサ面で反射し上記光学系を通過した反射光を、デフォーカス動作を行い撮像する測定用撮像ユニット(130)と、
    上記測定用撮像ユニットに電気的に接続され、上記測定用撮像ユニットの出力画像を用いて上記光学系の像面を求める画像演算処理部(140)と、
    を備えたことを特徴とする像面測定装置。
  6. 上記測定用撮像ユニット及び上記照明部は、上記光学ユニットにおける光軸及びその周辺位置に対応して複数組設けられる、請求項5記載の像面測定装置。
  7. 上記照明部は、上記光学ユニットにおける上記光学系へ光を照射する落射照明ユニット(121、122)を有する、請求項5又は6記載の像面測定装置。
  8. 上記測定用撮像ユニット及び上記落射照明ユニットは、上記光学ユニットにおける光軸及びその周辺位置に対応して複数組設けられ、
    上記デフォーカス機構は、それぞれの上記測定用撮像ユニットに備わる撮像素子(132)を載置した載置板(133a)と、デフォーカス動作を行うため上記載置板を移動させるデフォーカス用ステージ(133b)とを有し、
    上記落射照明ユニットは、光源(121)とハーフミラー(122)とを有し、それぞれの上記ハーフミラーは、それぞれの上記撮像素子へ向かう上記反射光を平行とする配向がなされている、請求項7記載の像面測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015051573A1 (zh) * 2013-10-11 2015-04-16 杭州奥普特光学有限公司 手持式镜片面焦度测量装置

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WO2015051573A1 (zh) * 2013-10-11 2015-04-16 杭州奥普特光学有限公司 手持式镜片面焦度测量装置

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