JP2011138039A - 表示装置、表示制御方法、および表示制御プログラム - Google Patents

表示装置、表示制御方法、および表示制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者から表示装置までの距離に基づいて、アプリケーションを変更することが可能な表示装置、表示制御方法、および表示制御プログラムを提供する。
【解決手段】利用者から表示装置までの距離が検出される(S106、S108)。検出された距離に基づいて、アプリケーション、入力手段、アイコン表示、文字の大きさ、音量、および輝度が選択される(S112〜S117)。選択された音量で音声を出力するように設定され(S118)、選択された入力手段によって動作可能なアプリケーションがディスプレイに表示される(S119)。選択されたアイコン表示に基づいて、アイコンが、ディスプレイに表示または非表示にされる(S119)。選択された輝度と文字との大きさとに基づいて、ディスプレイの輝度の大きさと、ディスプレイに表示される文字の大きさとが調整される(S119)。
【選択図】図10

Description

本発明は、画像を表示する表示手段を備えた表示装置、表示制御方法、および表示制御プログラムに関する。
従来、画面の表示濃度と輝度とを調整することが可能な表示装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の表示装置は、CCDカメラで利用者を撮影し、撮影した画像データから、利用者と表示装置との間の測定距離データを出力する。そして、測定距離データから利用者が表示画面を見る角度および方向を算出し、その算出値に応じて、利用者が表示画面を見る角度および方向に対応した表示濃度および表示輝度を設定する。このため、利用者の姿勢が変わった場合に、利用者が表示画面を見る角度および方向に対応するように、画面の表示濃度と表示輝度との調整を自動で行うことができる。
特開平11−95738号公報
しかしながら、この表示装置では、利用者の位置に基づいて、利用者が表示画面を確認しやすいように、表示濃度と表示輝度との設定はできるが、利用者から表示装置までの距離に基づいて、アプリケーションを変更することができなかった。
本発明は、利用者から表示装置までの距離に基づいて、アプリケーションを変更することが可能な表示装置、表示制御方法、および表示制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る発明の表示装置は、画像を表示する表示手段を備えた表示装置であって、利用者から前記表示装置までの距離とアプリケーションとが複数対応付けられたデータである第一データを記憶する第一記憶手段と、前記距離を検出する検出手段と、前記第一データを参照し、前記検出手段によって検出された前記距離に対応した前記アプリケーションを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記アプリケーションを起動して前記表示手段に表示する画像表示手段とを備えている。
この場合、検出手段によって検出された利用者から表示装置までの距離に対応したアプリケーションが選択され、選択されたアプリケーションが表示手段に表示される。つまり、利用者から表示装置までの距離に基づいて、アプリケーションが自動で変更される。
前記表示装置は、指示が入力される方法である入力方法がそれぞれ異なる複数の入力手段を備え、前記第一データにおける前記距離は、前記距離において使用可能な入力手段によって操作することができる前記アプリケーションと対応付けられていてもよい。
この場合、選択手段は、検出手段によって検出された利用者から表示装置までの距離において使用可能な入力手段によって操作することができるアプリケーションを選択する。そして、選択手段によって選択されたアプリケーションが表示手段に表示される。例えば、利用者から表示装置までの距離に適した入力手段によって操作可能なアプリケーションを自動で表示することができる。よって、利用者がアプリケーションを選択する作業が軽減される。
前記表示装置は、接触されることで指示が入力される接触入力手段を備え、前記第一データにおける前記距離の所定の範囲である第一範囲は、前記接触入力手段によって操作可能な前記アプリケーションと対応付けられていてもよい。
この場合、検出手段によって検出された距離が第一範囲であれば、選択手段は、接触入力手段によって操作可能なアプリケーションを選択する。そして、選択手段によって選択されたアプリケーションが表示手段に表示される。つまり、検出手段によって検出された距離が第一範囲であれば、接触入力手段によって操作可能なアプリケーションが、自動で表示される。例えば、利用者の手が表示装置に届く範囲が第一範囲として設定されている場合、接触入力手段によって操作可能なアプリケーションが自動で表示されるため、利用者がアプリケーションを選択する作業が軽減される。
前記表示装置において、前記検出手段によって検出された前記距離が、少なくとも前記第一範囲にある場合に、前記接触入力手段は、前記指示が入力可能に動作し、前記検出手段によって検出された前記距離が、前記第一範囲の上限より大きい場合に、前記接触入力手段は動作しなくてもよい。
この場合において、利用者と表示装置との間の距離が第一範囲の上限より大きい場合、接触入力手段は動作しない。このため、消費電力を低減することができる。
前記表示装置は、接触することなく指示が入力される非接触入力手段を備え、前記第一データにおける前記距離の所定の範囲である第二範囲は、前記非接触入力手段によって操作可能な前記アプリケーションと対応付けられていてもよい。
この場合、検出手段によって検出された距離が第二範囲であれば、選択手段は、非接触入力手段によって操作可能なアプリケーションを選択する。そして、選択手段によって選択されたアプリケーションが表示手段に表示される。つまり、検出手段によって検出された距離が第二範囲であれば、非接触入力手段によって操作可能なアプリケーションが、自動で表示される。例えば、利用者の手が表示装置に届かない範囲が第二範囲として設定されている場合、非接触入力手段によって操作可能なアプリケーションが自動で表示されるため、利用者がアプリケーションを選択する作業が軽減される。
前記表示装置において、前記検出手段によって検出された前記距離が、少なくとも前記第二範囲にある場合に、前記非接触入力手段は、前記指示が入力可能に動作し、前記検出手段によって検出された前記距離が、前記第二範囲の上限より大きい場合に、前記非接触入力手段は動作しなくてもよい。
この場合において、利用者と表示装置との間の距離が第二範囲の上限より大きい場合、非接触入力手段は動作しない。このため、消費電力を低減することができる。
前記表示装置において、前記第一データにおける前記距離の所定の範囲である第三範囲は、操作不要な前記アプリケーションと対応付けられていてもよい。
この場合、検出手段によって検出された距離が第三範囲であれば、選択手段は、操作不要なアプリケーションを選択する。そして、選択手段によって選択されたアプリケーションが表示手段に表示される。つまり、検出手段によって検出された距離が第三範囲であれば、操作不要なアプリケーションが、自動で表示される。例えば、利用者と表示装置とが大きく離れている範囲が第三範囲として設定されている場合、利用者が操作する必要のないアプリケーションが自動で表示される。
前記表示装置において、前記検出手段によって前記距離が所定回数連続して検出された場合に、前記選択手段は、前記第一データを参照し、前記検出手段によって検出された前記距離に対応した前記アプリケーションを選択し、前記検出手段によって前記距離が所定回数連続して検出されない場合に、前記選択手段は前記アプリケーションを選択しなくてもよい。
この場合、所定回数連続して検出された場合にのみ、アプリケーションが選択される。このため、例えば、人が表示装置の前を通過しただけの場合には、距離が所定回数連続して検出されないので、選択手段によってアプリケーションが選択されない。
前記表示装置において、前記第一データにおける前記距離は、一のアプリケーションおよび他のアプリケーションと対応付けられ、前記選択手段は、前記第一データを参照し、前記検出手段によって検出された前記距離に対応した前記一のアプリケーションと前記他のアプリケーションとを選択し、前記画像表示手段は、前記選択手段によって選択された前記一のアプリケーションを起動して前記表示手段に表示し、前記他のアプリケーションをアイコンとして前記表示手段に表示してもよい。
この場合、一のアプリケーションを表示手段に表示しつつ、他のアプリケーションをアイコンとして表示できる。これによって、利用者は、アイコンを選択することによって他のアプリケーションを選択することができる。
前記表示装置は、前記距離とアイコンの大きさとが対応付けられたデータである第二データを記憶する第二記憶手段を備え、前記画像表示手段は、前記第二データを参照し、前記検出手段によって検出された前記距離に対応した前記アイコンの大きさを選択し、選択した前記アイコンの大きさで前記アイコンを前記表示手段に表示してもよい。
この場合、利用者と表示装置との間の距離に応じて、アイコンの大きさが設定される。例えば、利用者と表示装置との距離が大きい場合には、アイコンを大きくし、距離が小さいときには、アイコンを小さくするように設定できる。
前記表示装置は、前記距離と文字の大きさとが対応付けられたデータである第三データを記憶する第三記憶手段を備え、前記画像表示手段は、前記第三データを参照し、前記検出手段によって検出された前記距離に対応した前記文字の大きさを選択し、選択した前記文字の大きさで前記文字を前記表示手段に表示してもよい。
この場合、利用者と表示装置との間の距離に応じて、文字の大きさが設定される。例えば、利用者と表示装置との距離が大きい場合には、文字を大きくし、距離が小さいときには、文字を小さくするように設定できる。
前記表示装置は、音声を出力するスピーカと、前記距離と前記スピーカから出力される音声の音量とが対応付けられたデータである第四データを記憶する第四記憶手段と、前記第四データを参照し、前記検出手段によって検出された前記距離に対応した前記音量を選択し、選択した前記音量で前記スピーカから前記音声を出力する出力手段とを備えてもよい。
この場合、利用者と表示装置との間の距離に応じて、音量が設定される。例えば、利用者と表示装置との距離が大きい場合には、音量を大きくし、距離が小さいときには、音量を小さくするように設定できる。
前記表示装置は、前記距離と前記表示手段の輝度とが対応付けられたデータである第五データを記憶する第五記憶手段と、前記第五データを参照し、前記検出手段によって検出された前記距離に対応した前記輝度を選択し、選択した輝度に前記表示手段の前記輝度を設定する輝度設定手段とを備えてもよい。
この場合、利用者と表示装置との間の距離に応じて、表示手段の輝度が設定される。例えば、利用者と表示装置との距離が大きい場合には、輝度を大きくし、距離が小さいときには、輝度を小さくするように設定できる。
本発明の第2の態様に係る発明の表示制御方法は、画像を表示する表示手段を備えた表示装置において実行される表示制御方法であって、前記距離を検出する検出ステップと、利用者から前記表示装置までの距離とアプリケーションとが複数対応付けられたデータである第一データを記憶する第一記憶手段に記憶された前記第一データを参照し、前記検出ステップによって検出された前記距離に対応した前記アプリケーションを選択する選択ステップと、前記選択ステップによって選択された前記アプリケーションを起動して前記表示手段に表示する画像表示ステップとを備えている。
この場合、検出手段によって検出された利用者から表示装置までの距離に対応したアプリケーションが選択され、選択されたアプリケーションが表示手段に表示される。つまり、利用者から表示装置までの距離に基づいて、アプリケーションが変更される。
本発明の第3の態様に係る発明の表示制御プログラムは、画像を表示する表示手段を備えた表示装置において実行される表示制御プログラムであって、コンピュータに、前記距離を検出する検出ステップと、利用者から前記表示装置までの距離とアプリケーションとが複数対応付けられたデータである第一データを記憶する第一記憶手段に記憶された前記第一データを参照し、前記検出ステップによって検出された前記距離に対応した前記アプリケーションを選択する選択ステップと、前記選択ステップによって選択された前記アプリケーションを起動して前記表示手段に表示する画像表示ステップとを実行させる。
この場合、検出手段によって検出された利用者から表示装置までの距離に対応したアプリケーションが選択され、選択されたアプリケーションが表示手段に表示される。つまり、利用者から表示装置までの距離に基づいて、アプリケーションが変更される。
表示装置1の物理的構成を示す模式図である。 表示装置1の電気的構成を示す模式図である。 フラッシュメモリ24の記憶領域を示す模式図である。 第一データテーブル41を示す模式図である。 入力手段データテーブル42を示す模式図である。 第二データテーブル43を示す模式図である。 第三データテーブル44を示す模式図である。 第四データテーブル45を示す模式図である。 第五データテーブル46を示す模式図である。 メイン処理を示すフローチャートである。 ディスプレイ11に表示される画像の一例を示す図である。 ディスプレイ11に表示される画像の一例を示す図である。 ディスプレイ11に表示される画像の一例を示す図である。
以下、本発明に係る表示装置の一実施の形態について、図面を参照して説明する。なおこれらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成、各種処理のフローチャートなどは、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1を参照し、表示装置1の概要について説明する。表示装置1は、ディスプレイに様々なアプリケーションを表示することができる。表示装置1は、例えば、家具等の上に設置されたり、壁等に掛けられたりする。表示装置1は、公衆回線網に接続され、他の端末との間で通信を行うことができる。表示装置1は、インターネット網に接続され、各種の情報を送受信することができる。
図1に示すように、表示装置1は、左右方向を長手方向とする正面視略長方形を有しており、略中央にディスプレイ11を備えている。ディスプレイ11の前面には、タッチパネル12(図2参照)が備えられている。利用者は、ディスプレイ11に表示される様々な情報を視認しながら、タッチパネル12に触れることによって、表示装置1に指示を入力することができる。表示装置1は、ディスプレイ11の上側に、利用者から表示装置1までの距離を測定可能な超音波センサ13を備えている。表示装置1は、ディスプレイ11の下側に、マイク16とスピーカ14とリモコン受信部15とを備えている。利用者は、マイク16やスピーカ14を介して、他の利用者と音声通話を行うことができる。また、利用者は、リモコン(図示せず)を使用して、赤外線通信によって、リモコン受信部15を介して表示装置1に指示を入力することができる。表示装置1は、内蔵された電池34(図2参照)から供給される電力や、ACアダプタを介してAC電源によって供給される電力によって駆動する。ディスプレイ11に表示されるアプリケーション等については、後述する。
図2および図3を参照し、表示装置1の電気的構成について説明する。図2に示すように、表示装置1は、CPU21とROM22とRAM23とフラッシュメモリ24とを備えている。CPU21は、表示装置1の、各種の制御処理を司る。CPU21はROM22、RAM23、およびフラッシュメモリ24と電気的に接続されている。CPU21はROM22、RAM23、およびフラッシュメモリ24の記憶領域にアクセスできる。
ROM22は、プログラム記憶領域221とその他の情報記憶領域222とを少なくとも備えている。プログラム記憶領域221には、CPU21が各種の処理等を実行するために必要なプログラムデータが記憶されている。
RAM23は、検出距離記憶領域231と設定記憶領域232とその他の情報記憶領域233とを少なくとも備えている。検出距離記憶領域231には、S106の処理(図10参照、後述)によって検出され、S108の処理(図10参照、後述)によって利用者から表示装置1までの距離kであると確定された距離kが記憶される。設定記憶領域232には、後述するS112〜S117の処理(図10参照)によって、選択される各種の設定が記憶される。
図3に示すように、フラッシュメモリ24は、設置環境記憶領域241、第一データテーブル記憶領域242、第二データテーブル記憶領域243、第三データテーブル記憶領域244、第四データテーブル記憶領域245、第五データテーブル記憶領域246、入力手段データテーブル記憶領域247、およびその他の情報記憶領域248を少なくとも備えている。
設置環境記憶領域241には、後述する設置環境距離が記憶される。第一データテーブル記憶領域242には、後述する第一データテーブル41が記憶される。第二データテーブル記憶領域243には、後述する第二データテーブル43が記憶される。第三データテーブル記憶領域244には、後述する第三データテーブル44が記憶される。第四データテーブル記憶領域245には、後述する第四データテーブル45が記憶される。第五データテーブル記憶領域246には、後述する第五データテーブル46が記憶される。入力手段データテーブル記憶領域247には、後述する入力手段データテーブル42が記憶される。
図2に示すように、表示装置1は、メモリカードスロット25を備えている。メモリカードスロット25には、メモリカード26が挿入される。メモリカード26は、写真データ記憶領域261、オーディオ記憶領域262、およびその他の情報記憶領域263を少なくとも備えている。写真データ記憶領域261には、後述するスライドショーモード等において、ディスプレイ11に表示される写真のデータが記憶される。オーディオ記憶領域262には、後述するオーディオ再生モードにおいて、再生される音楽のデータが記憶されている。CPU21はメモリカードスロット25を介してメモリカード26と電気的に接続する。CPU21は、メモリカード26の記憶領域にアクセスできる。
表示装置1は、公衆回線網やインターネット網に接続して通信を行う有線通信部27を備えている。CPU21は有線通信部27と電気的に接続している。CPU21は、公衆回線網やインターネット網を介して通信データの送受信を行うことができる。
表示装置1は、音声が入力されるマイク16、音声が出力されるスピーカ14、音声信号と電気信号との間の変換制御を司る音声ドライバ28を備えている。CPU21は音声ドライバ28と電気的に接続している。音声ドライバ28は、マイク16及びスピーカ14と電気的に接続している。CPU21は、マイク16を介して入力された音声を認識することができる。CPU21は、スピーカ14から所望の音声を出力させることができる。
表示装置1は、ディスプレイ11と、ディスプレイ11の表示駆動制御を司る表示ドライバ29とを備えている。CPU21は表示ドライバ29と電気的に接続している。表示ドライバ29とディスプレイ11とは電気的に接続している。CPU21は、ディスプレイ11に所望の画像を表示させることができる。
表示装置1は、利用者からの指示が入力されるタッチパネル12と、タッチパネル12の駆動制御を司るタッチパネルドライバ30とを備えている。CPU21はタッチパネルドライバ30と電気的に接続している。CPU21は、タッチパネル12を介して入力された利用者の指示を認識することができる。
表示装置1は、リモコン(図示せず)を介して利用者からの指示が入力されるリモコン受信部15と、リモコン受信部15の駆動制御を司るリモコンドライバ31とを備えている。CPU21は、リモコンドライバ31と電気的に接続している。CPU21は、リモコンおよびリモコン受信部15を介して入力された利用者の指示を認識することができる。
表示装置1は、距離を検出するための超音波センサ13を備えている。また、表示装置1は、超音波センサ13の駆動制御を司るセンサ制御部32を備えている。センサ制御部32は、超音波センサ13を制御し、超音波を出力する出力モードと、出力した超音波が物体に当たって反射した超音波である反射波を受信する受信モードとを切り替えることができる。CPU21は、センサ制御部32と超音波センサ13とに接続されている。CPU21は、出力モードに設定された超音波センサ13から超音波を出力することができる。また、CPU21は、受信モードに設定された超音波センサ13で受信された超音波を認識することができる。
表示装置1、タイマ33を備えている。CPU21は、タイマ33と電気的に接続している。CPU21は、タイマ33を利用して、時刻をディスプレイ11に表示したり、時間を測定したりすることができる。
表示装置1は、電池34と、電池34から供給された電力を他の回路に供給する電源制御部35とを備えている。上述のCPU21やその他の各種デバイスは、電源制御部35を介して電池34によって供給される電力によって駆動する。なお、表示装置1は、ACアダプタと接続され、AC電源からの電力を表示装置1に供給するためのジャックを備えているが図示を省略している。表示装置1は、AC電源から供給される電力によっても駆動することができる。
次に、図4〜図9を参照して、各種のデータテーブル41〜46について説明する。データテーブル41〜46に登録されている情報は、利用者が任意に設定することが可能である。
まず、図4を参照して、第一データテーブル41の一例について説明する。第一データテーブル41は、フラッシュメモリ24の第一データテーブル記憶領域242(図3参照)に記憶されている。図4に示すように、第一データテーブル41には、利用者から表示装置1までの距離kと、アプリケーションとが対応付けられて登録されている。第一データテーブル41に登録されているアプリケーションは、メイン表示部52(図11〜図13参照、後述)に表示されるメインアプリケーションと、アイコン表示部51(図11〜図12参照)にアイコンとして表示されるアイコン表示アプリケーションとで構成されている。アイコン表示アプリケーションは、優先順位が付けられている。アイコン表示アプリケーションを、優先順位の順に、「第一優先」、「第二優先」、「第三優先」という。なお、優先順位は、第一〜第三優先の3個に限られず、例えば、第一〜第六優先の6個にしてもよい。
利用者から表示装置1までの距離kは、0≦k≦100cmと、100cm<k≦300cmと、k>300cmとに区切られている。そして、区切られた距離kが、アプリケーションと対応付けられている。0≦k≦100cmは、メインアプリケーション「手書きモード」、第一優先「写真加工モード」、第二優先「電話モード」、および第三優先「スケジュールモード」に対応付けられている。また、100cm<k≦300cmは、メインアプリケーション「受信FAX表示モード」、第一優先「オーディオ再生モード」、第二優先「動画再生モード」、および第三優先「文字ニュースモード」に対応付けられている。また、k>300cmは、メインアプリケーション「スライドショーモード」に対応付けられている。なお、図4において、アプリケーションが登録されていない欄は、「―」と表示している。
0≦k≦100cmに対応付けられている各アプリケーションは、すべて、利用者がタッチパネル12を使用することによって、操作することができるアプリケーションである。0≦k≦100cmの範囲では、利用者がタッチパネル12に手が届く。つまり、利用者がタッチパネル12を使用することができる。このため、0≦k≦100cmの範囲では、利用者が使用することができる入力手段であるタッチパネル12によって操作可能なアプリケーションが登録されている。これによって、利用者から表示装置1までの距離が、0≦k≦100cmの場合には、後述するS119の処理(図10参照)によって、自動でタッチパネル12によって操作可能なアプリケーションが表示される。なお、0≦k≦100cmに対応付けられている各アプリケーションは、リモコンによっても操作可能である。
また、100cm<k≦300cmに対応付けられている各アプリケーションは、すべて、利用者がリモコンを使用することによって、操作することができるアプリケーションである。100cm<k≦300cmの範囲では、利用者は、タッチパネル12には手が届かないが、リモコンを使用することができる。このため、100cm<k≦300cmの範囲では、利用者が使用することができる入力手段であるリモコンによって操作可能なアプリケーションが登録されている。これによって、利用者から表示装置1までの距離が、100cm<k≦300cmの場合には、後述するS119の処理(図10参照)によって、自動でリモコンによって操作可能なアプリケーションが自動で表示される。このため、利用者がアプリケーションを選択する作業が軽減される。
k>300cmに対応付けられているスライドショーモードは、利用者が操作する必要のないアプリケーションである。k>300cmでは、利用者から表示装置1までの距離が離れているので、利用者は、表示装置1のアプリケーションを操作する意志がない場合が多い。このため、k>300cmでは、利用者が操作する必要のないアプリケーションが登録されている。これによって、利用者から表示装置1までの距離が、k>300cmの場合には、後述するS119の処理(図10参照)によって、自動で操作不要なアプリケーションが表示される。
手書きモードは、利用者が、タッチパネル12を使用して文字等を入力することができるアプリケーションである。写真加工モードは、利用者が、メモリカード26(図2参照)の写真データ記憶領域261に記憶されている写真の編集等を行うことができるアプリケーションである。電話モードは、有線通信部27(図2参照)を介して、他の端末と電話をすることができるモードである。電話モードが選択された場合には、ディスプレイ上に数字等の電話の操作ボタンが表示される。利用者は、電話の操作ボタンの位置に対応したタッチパネル12に触れること、もしくは予め登録してあるアドレス帳からの選択によって、電話をすることができる。利用者は、マイク16とスピーカ14を利用して、他の端末の利用者と通話をすることができる。スケジュールモードは、利用者が予定を書き込むことができるアプリケーションである。
受信FAX表示モードは、受信されたFAXの内容をディスプレイ11に表示するアプリケーションである。オーディオ再生モードは、メモリカード26のオーディオ記憶領域262に記憶された音楽データに基づいて、音楽が再生されるアプリケーションである。動画再生モードは、有線通信部27を介してインターネット網からダウンロードされた動画を再生するアプリケーションである。文字ニュースモードは、有線通信部27を介してインターネット網からダウンロードされたニュースを文字で表示するアプリケーションである。スライドショーモードは、メモリカード26の写真データ記憶領域261に記憶された写真を、ディスプレイ11に順番に表示するアプリケーションである。
図5を参照して、入力手段データテーブル42の一例について説明する。入力手段データテーブル42は、フラッシュメモリ24の入力手段データテーブル記憶領域247(図3参照)に記憶されている。入力手段データテーブル42には、利用者から表示装置1までの距離kと、動作可能な状態に設定される入力手段とが対応付けられて登録されている。距離kは、0≦k≦100cmと、100cm<k≦300cmと、k>300cmとに区切られている。つまり、距離kは、第一データテーブル41と同一の範囲に区切られている。
0≦k≦100cmは、タッチパネル12とリモコンとに対応付けられている。つまり、0≦k≦100cmの範囲では、タッチパネル12とリモコン受信部15とが動作可能な状態に設定される。また、100cm<k≦300cmは、リモコンに対応付けられている。つまり、100cm<k≦300cmの範囲では、リモコン受信部15のみが動作可能な状態に設定される。また、k>300cmに対応付けられている入力手段はない。つまり、k>300cmでは、タッチパネル12とリモコン受信部15とは、共に動作しない。前述したように、第一データテーブル41(図4参照)において、0≦k≦100cmに対応付けられている各アプリケーションは、すべて、利用者がタッチパネル12およびリモコンを使用することによって、操作することができるアプリケーションである。また、100cm<k≦300cmに対応付けられている各アプリケーションは、すべて、利用者がリモコンを使用することによって、操作することができるアプリケーションである。k>300cmに対応付けられているスライドショーモードは、利用者が操作する必要のないアプリケーションである。つまり、入力手段データテーブル42には、第一データテーブル41に登録されているアプリケーションを操作することができる入力手段が登録されている。
図6を参照して、第二データテーブル43の一例について説明する。第二データテーブル43は、フラッシュメモリ24の第二データテーブル記憶領域243(図3参照)に記憶されている。第二データテーブル43には、利用者から表示装置1までの距離kと、アイコン表示とが対応付けられて記憶されている。アイコン表示とは、アイコンの表示態様のことである。アイコン表示は、比較的小さいアイコンの大きさでディスプレイ11にアイコンを表示するための「小」と、「小」より大きいアイコンの大きさ「大」と、アイコンを表示しない「非表示」とに分けられている。また、距離kは、0≦k≦120cmと、120cm<k≦300cmと、k>300cmとに区切られている。
0≦k≦120cmは、アイコン表示「小」と対応付けられている。また、120cm<k≦300cmは、アイコン表示「大」と対応付けられている。また、k>300cmは、アイコン表示「非表示」と対応付けられている。
第二データテーブル43では、利用者から表示装置1までの距離kに応じて、アイコンを適切な大きさでディスプレイ11に表示できるように設定されている。0≦k≦120cmでは、利用者から表示装置1までの距離が比較的近いので、アイコンの表示を「小」にしても、利用者は、各アイコンがどのアプリケーションを示しているのかを容易に確認することができる。また、120<k≦300cmでは、利用者から表示装置までの距離が、少し離れている。しかし、アイコン表示を「大」にしてアイコンを大きく表示することで、利用者は、各アイコンがどのアプリケーションを示しているのかを容易に確認することができる。また、前述したように、k>300cmでは、利用者が操作する必要のないアプリケーションが表示され、さらに、入力手段であるタッチパネル12やリモコン受信部15は動作しない(図5参照)。このため、利用者は、入力手段でアイコンを選択できないので、k>300cmの範囲では、アイコン表示を「非表示」にして、アイコンを表示しないように設定している。
図7を参照して、第三データテーブル44の一例について説明する。第三データテーブル44は、フラッシュメモリ24の第三データテーブル記憶領域244(図3参照)に記憶されている。第三データテーブル44には、利用者から表示装置1までの距離kと、ディスプレイ11に表示される文字の大きさとが対応付けられて登録されている。文字の大きさは、1〜4の数字で段階的に表され、数値が大きくなるほど、文字の大きさは大きくなる。また、距離kは、0≦k≦80cmと、80cm<k≦200cmと、200<k≦350と、k>350cmとに区切られている。
0≦k≦80cmは、文字の大きさ「1」と対応付けられている。また、80cm<k≦200cmは、文字の大きさ「2」と対応付けられている。また、200cm<k≦350cmは、文字の大きさ「3」と対応付けられている。また、k>350cmは、文字の大きさ「4」と対応付けられている。
第三データテーブル44では、利用者から表示装置1までの距離kに応じて、文字を適切な大きさでディスプレイ11に表示できるように設定されている。つまり、利用者から表示装置1までの距離が大きければ、より大きい文字で表示できるように設定されている。これによって、利用者は、ディスプレイ11に表示される文字を容易に確認することができる。
図8を参照して、第四データテーブル45の一例について説明する。第四データテーブル45は、フラッシュメモリ24の第四データテーブル記憶領域245(図3参照)に記憶されている。第四データテーブル45には、利用者から表示装置1までの距離kと、スピーカ14から出力される音声の音量とが対応付けられて記憶されている。音量は、1〜3の数字で段階的に表され、数値が大きくなるほど、音量は大きくなる。また、距離kは、0≦k≦150cmと、150cm<k≦300cmと、k>300とに区切られている。
0≦k≦150cmは、音量「1」と対応付けられている。また、150cm<k≦300cmは、音量「2」と対応付けられている。また、k>300cmは、音量「3」と対応付けられている。
第四データテーブル45では、利用者から表示装置1までの距離kに応じて、適切な音量でスピーカ14から音声を出力できるように設定されている。つまり、利用者から表示装置1までの距離が大きければ、より大きい音量でスピーカ14から音声を出力できるように設定されている。これによって、利用者は、音声を容易に聞き取ることができる。また、利用者から表示装置1までの距離が小さいときは、音量は小さく設定されるので、消費電力を低減することができる。
図9を参照して、第五データテーブル46の一例について説明する。第五データテーブル46は、フラッシュメモリ24の第五データテーブル記憶領域246(図3参照)に記憶されている。第五データテーブル46には、利用者から表示装置1までの距離kと、ディスプレイ11の輝度とが対応付けられて記憶されている。輝度は、1〜4の数字で段階的に表され、数値が大きくなるほど、輝度は大きくなる。また、距離kは、0≦k≦120cmと、120cm<k≦240cmと、240<k≦360と、k>360cmとに区切られている。
0≦k≦120cmは、輝度の大きさ「1」と対応付けられている。また、120cm<k≦240cmは、輝度の大きさ「2」と対応付けられている。また、240cm<k≦360cmは、輝度の大きさ「3」と対応付けられている。また、k>360cmは、輝度文字の大きさ「4」と対応付けられている。
第五データテーブル46では、利用者から表示装置1までの距離kに応じて、ディスプレイ11の輝度を適切な大きさに調整できるように設定されている。つまり、利用者から表示装置1までの距離が大きければ、ディスプレイ11が大きい輝度でアプリケーション等を表示するように設定されている。これによって、利用者は、ディスプレイ11に表示されているアプリケーション等を容易に確認することができる。また、利用者から表示装置1までの距離が小さいときは、ディスプレイ11は、小さい輝度に設定されるので、消費電力を低減することができる。
図10に示すフローチャートを参照して、本実施形態の表示装置1が行うメイン処理について説明する。メイン処理は、ROM22のプログラム記憶領域221に記憶されているプログラムに従ってCPU21が実行する。
図10に示すように、まず、各種のデータの初期化が行われる(S101)。S101の処理では、各種のパラメータ等がリセットされる。次いで、変数iが0に設定される(S102)。変数iについては、後述する。
次いで、超音波センサ13から超音波が出力され、さらに、超音波が出力されてからの時間の計測が開始される(S103)。S103の処理では、CPU21からの指示によってセンサ制御部32が超音波センサ13を制御し、超音波センサ13を出力モードに設定する。そして、CPU21がセンサ制御部32を制御し、超音波センサ13に対して、所定のパルス波形を送信する。超音波センサ13は、センサ制御部32から送信された所定のパルス波形を受信後、受信した所定のパルス波形に対応した超音波に変換して表示装置1の外部に向けて出力する。また、超音波が出力されてからの時間の計測は、タイマ33を参照して行われる。
次いで、S103の処理によって出力された超音波が物体に当たって反射した超音波である反射波が、所定時間の間に受信されたか否かが判断される(S104)。S104の処理では、CPU21からの指示によってセンサ制御部32が超音波センサ13を制御し、超音波センサ13を受信モードに設定する。反射波は、受信モードに設定された超音波センサ13によって受信され、CPU21で認識される。また、所定時間は、タイマ33を参照して、CPU21が計測する。所定時間は、例えば、0.05秒である。
所定時間の間に反射波が受信されなかった場合には(S104:NO)、続いて、利用者によって、終了指示が入力されたか否かが判断される(S105)。S105の処理では、利用者が、表示装置1の電源をオンオフする電源ボタン(図示せず)を押して、表示装置1に終了指示を入力したか否かが判断される。終了指示が入力されていない場合には(S105:NO)、S102に戻り処理が繰り返される。終了指示が入力された場合には(S105:YES)、CPU21によるメイン処理が終了される。
検出エラー等が発生した場合は、所定時間の間に、反射波が検出されない(S104:NO)。つまり、検出エラーが発生し(S104:NO)、終了指示が入力されていなければ(S105:NO)、S102に戻り処理が繰り返される。
所定時間の間に反射波が受信された場合には(S104:YES)、続いて、超音波を反射した物体までの距離が検出される(S106)。なお、S104の処理において所定時間経過前に反射波が受信された場合には、所定時間が経過するのを待つことなく、反射波が受信された時点で、S106の処理が開始される。S106の処理では、S103の処理によって計測が開始された、超音波を出力してからの時間が参照され、S104の処理で反射波が受信されるまでの時間が計算される。そして、計算された時間から、超音波を反射した物体までの距離が計算される。これによって、超音波を反射した物体までの距離が検出される。超音波を反射した物体までの距離は、音の速さと時間との積を2で除算することにより計算される。
次いで、S106によって検出された距離が、設置環境記憶領域241に記憶されている設置環境距離と同一か否かが判断される(S107)。ここで、設置環境距離について説明する。設置環境距離とは、表示装置1が設置された環境(例えば、利用者がいない家の部屋)において、超音波センサ13を利用して検出された距離である。設置環境距離は、メイン処理が行われる前に事前に検出され、設置環境記憶領域241に記憶される。設置環境距離の検出は、以下のように行われる。すなわち、前述したS103の処理と同様に、出力モードに設定された超音波センサ13から超音波が出力され、超音波が出力されてからの時間が計測される。超音波センサ13から出力された超音波は、部屋の壁などに反射して、その反射波が受信モードに設定された超音波センサ13において受信される。そして、前述したS106の処理と同様に、超音波を出力してから反射波が受信されるまでの時間から、設置環境距離が検出される。検出された設置環境距離は、設置環境記憶領域241に記憶される。なお、設置環境距離の計測は、利用者の指示によって行ってもよいし、定期的に自動で計測してもよい。
図10のフローチャートの説明に戻る。表示装置1の前に利用者がいない場合には、S106の処理で検出された距離が、設置環境距離と同一となる(S107:YES)。また、表示装置1の前に利用者がいる場合には、S106によって検出された距離が、設置環境距離と同一とならない(S107:NO)。つまり、S107の処理では、表示装置1の前に利用者がいるか否かが判断される。なお、S106によって検出された距離と、設置環境距離とが必ずしも完全に同一となるか否かを判断するように設定する必要はなく、S106によって検出された距離と設置環境距離とがある程度の距離の範囲にあれば、同一とみなすように設定してもよい。
S106によって検出された距離が、設置環境記憶領域241に記憶されている設置環境距離と同一である場合、すなわち、利用者がいないと判断された場合には(S107:YES)、続いて、S105に進み、処理が繰り返される。
S106によって検出された距離が、設置環境記憶領域241に記憶されている設置環境距離と同一でない場合、すなわち、利用者がいると判断された場合には(S107:NO)、続いて、S106の処理によって検出された距離が、利用者から表示装置1までの距離kとして確定される(S108)。S108の処理では、S106の処理で検出された超音波を反射した物体までの距離が、利用者から表示装置1までの距離kであるとして検出距離記憶領域231に記憶される。これによって、S106の処理で検出された距離が、利用者から表示装置1までの距離kとして確定される。なお、S108の処理は、後述するS109の処理によって、変数iが20以下ではないと判断されるまで繰り返し実行される。変数iは、S108に処理によって利用者から表示装置1までの距離kを確定して記憶するサンプリング数を表している。変数iが「0」から「20」になるまで繰り返しS103〜S104、S106〜S110の処理が行われることによって、利用者から表示装置1までの距離kが連続して検出され、検出距離記憶領域231に記憶される。検出距離記憶領域231には、利用者から表示装置1までの距離kが、変数iの値と対応付けられて追加記憶される。
次いで、変数iの値が20以下であるか否かが判断される(S109)。変数iの値が20以下の場合には(S109:YES)、変数iがインクリメントされる(S110)。次いでS103に戻り処理が繰り返される。つまり、利用者から表示装置1までの距離kが、21回連続して検出されるまで、S103〜S110の処理が繰り返される。本実施の形態では、S103〜S110の処理が0.1秒間隔で繰り返されているとする。この場合、利用者が最初に検出された時の変数iの値が「0」であり、利用者が最初に検出されてから2秒後に検出された時の変数iの値は「21」となる。つまり、S109の処理では、2秒間連続して利用者が検出されたか否かが判断されている。
例えば、メイン処理が始まって、利用者が表示装置1の前にいない間は、S103の処理で出力された超音波は、部屋の壁等に反射し、その反射波が受信される(S104:YES)。そして、S106の処理によって検出された距離は、設置環境距離と同一となる(S107:YES)。このため、利用者によって終了指示が入力されなければ(S105:NO)、S102に戻り処理が繰り返される。
そして、利用者が表示装置1の前に現れると、S103の処理で出力された超音波は、利用者に反射し、その反射波が受信される(S104:YES)。そして、S106の処理によって検出された距離は、設置環境距離と同一とならない(S107:NO)。このため、S106の処理で検出された距離が、利用者から表示装置1までの距離kとして記憶される(S108)。そして、変数iの値が20以下である間は(S109:YES)、変数iがインクリメントされ(S110)、S102の処理に戻り処理が繰り返される。そして、21回(すなわち2秒間)連続して、利用者から表示装置1までの距離kが検出された場合は(S109:NO)、後述するS111の処理が行われる。
なお、例えば、利用者が表示装置1の前を単に通り過ぎた場合には、利用者が最初に検出されてから変数iが20以下である間(すなわち、2秒以内)に、利用者が検出されなくなる(S107:YES)。このため、利用者によって終了指示が入力されていなければ(S105:NO)、変数iがリセットされて「0」に設定される(S102)。そして、処理が繰り返される。つまり、利用者が表示装置1の前を通り過ぎた場合には、後述するS112〜S119の処理によって、アプリケーションが変更されることはない。このため、利用者が表示装置1を使用する意志がない場合に、アプリケーションが変更されてしまうおそれを低くすることができる。
S109の処理によって、変数iが20以下ではないと判断された場合、つまり、利用者が21回(すなわち、2秒間)検出された場合には(S109:NO)、続いて、RAM23の検出距離記憶領域231に記憶されている、変数i=21のときの距離kと、変数i=0のときの距離kとが同一か否かが判断される(S111)。なお、変数i=21のときの距離kと、変数i=0のときの距離kとが必ずしも完全に同一となるか否かを判断するように設定する必要はなく、変数i=21のときの距離kと、変数i=0のときの距離kとの差がある程度の範囲にあれば、同一とみなすように設定してもよい。
変数i=21のときの距離kと、変数i=0のときの距離kとが同一であることは、利用者が立ち止まっていることを意味する。この場合、利用者は、立ち止まって、表示装置1の操作すること以外の作業をしているか、後述するS119の処理によって表示されたアプリケーションを操作していると考えられる。検出距離記憶領域231に記憶されている、変数i=21のときの距離と、変数i=0のときの距離とが同一である場合(S111:YES)、S105に進み、処理が繰り返される。つまり、後述するS112〜S119の処理によって、アプリケーションが変更されることはない。これによって、利用者が立ち止まって、表示装置1の操作すること以外の作業をしている場合には、アプリケーションは変更されない。つまり、利用者がアプリケーションを操作する意思のない場合に、アプリケーションが変更されるおそれを低くすることができる。また、利用者が立ち止まって、後述するS119の処理によって表示されたアプリケーションを操作している場合にも、操作中のアプリケーションが変更されない。つまり、利用者がアプリケーションを操作している途中で、アプリケーションが変更されてしまうおそれを低くすることができる。
一方、検出距離記憶領域231に記憶されている、変数i=21のときの距離と、変数i=0のときの距離とが同一ではないということは、利用者が移動していることを意味する。この場合、利用者は、表示装置1を利用するために表示装置1に近づいているか、利用者から表示装置1までの距離kを変えて、後述するS112〜S119の処理によってディスプレイ11に表示されるアプリケーションを変更しようとしている可能性が高い。このため、検出距離記憶領域231に記憶されている、変数i=21のときの距離と、変数i=0のときの距離とが同一ではない場合には、後述するS112〜S119の処理によって、ディスプレイ11に、利用者と表示装置1までの距離に応じたアプリケーションを表示する。以下、S112〜S119の処理について説明する。
検出距離記憶領域231に記憶されている、変数i=21のときの距離と、変数i=0のときの距離とが同一ではない場合には(S111:NO)、第一データテーブル記憶領域242(図3参照)に記憶されている第一データテーブル(図4参照)からアプリケーションが選択される(S112)。S112の処理では、第一データテーブル41が参照され、S106の処理によって変数i=21のときに検出された距離k(以下、「最新の距離k」という。)に対応したアプリケーションが選択され、設定記憶領域232に登録される。
次いで、入力手段データテーブル記憶領域247(図3参照)に記憶されている入力手段データテーブル42(図5参照)から、入力手段が選択され、選択された入力手段の動作が開始される。(S113)。S113の処理では、入力手段データテーブル42が参照され、最新の距離kに対応した入力手段が選択される。そして、選択された入力手段に、電力等が供給され、入力手段の動作が開始される。
次いで、第二データテーブル記憶領域243(図3参照)に記憶されている第二データテーブル(図6参照)からアイコン表示が選択される(S114)。S114の処理では、第二データテーブル43が参照され、最新の距離kに対応したアイコン表示が選択され、設定記憶領域232に追加記憶される。
次いで、第三データテーブル記憶領域244(図3参照)に記憶されている第三データテーブル(図7参照)から文字の大きさが選択される(S115)。S115の処理では、第三データテーブル44が参照され、最新の距離kに対応した文字の大きさが選択され、設定記憶領域232に追加記憶される。
次いで、第四データテーブル記憶領域245(図3参照)に記憶されている第四データテーブル(図8参照)から音量が選択される(S116)。S116の処理では、第四データテーブル45が参照され、最新の距離kに対応した音量が選択され、設定記憶領域232に追加記憶される。
次いで、第五データテーブル記憶領域246(図3参照)に記憶されている第五データテーブル(図9参照)から輝度が選択される(S117)。S117の処理では、第五データテーブル46が参照され、最新の距離kに対応した輝度が選択され、設定記憶領域232に追加記憶される。
次いで、S116の処理において選択された音量に基づいて、スピーカ14から出力される音声の音量が設定される(S118)。S118の処理では、CPU21が、音声ドライバ28を制御して、S116において選択された音量で、スピーカから音声を出力できるようにする。
次いで、設定記憶領域232に記憶されたS112、S114、S115、およびS117の処理において選択された各種の設定に基づいて、アプリケーションが起動されてディスプレイ11に表示される(S119)。S119の処理では、CPU21が表示ドライバ29を制御して、ディスプレイ11にアプリケーションを表示する。これによって、利用者が、S113の処理で選択された入力手段を使用して、アプリケーションを操作可能になる。このとき、S112の処理において選択されたメインアプリケーションが起動され、ディスプレイ11に表示される。また、S114の処理において選択されたアイコン表示アプリケーションが、優先順位の順番でアイコンとしてディスプレイ11に表示される。利用者は、アイコンを選択することによって、アイコン表示アプリケーションを選択することができる。なお、ディスプレイ11には表示されないが、アイコン表示アプリケーションも起動される(S119)。これによって、利用者がアイコンを選択してアイコン表示アプリケーションを操作しようとする場合に、素早くディスプレイ11に表示できるようになる(S119)。
また、ディスプレイ11に表示されるアイコンは、S114で選択されたアイコン表示に対応するように表示される(S119)。ディスプレイ11に表示される文字は、S115の処理において選択された文字の大きさで表示される(S119)。ディスプレイ11の輝度は、S117の処理において選択された輝度に設定される(S119)。次いで、S105に進み、処理が繰り返される。
例えば、最新の距離kが「50cm」であるとする。この例示を「第一具体例」という。この場合、第一データテーブル41が参照され、最新の距離kである50cmに対応付けられたアプリケーションが選択される(S112)。最新の距離kである50cmは、図4に示す第一データテーブル41において、0cm≦k≦100cmの範囲である。このため、0≦k≦100cmの範囲に対応付けられた、手書きモード、写真加工モード、電話モード、スケジュールモードが選択され、設定記憶領域232に記憶される(S112)。このとき、手書きモードがメインアプリケーションとして、設定記憶領域232に記憶される。また、写真加工モード、電話モード、スケジュールモードは、優先順位と関連付けられ、アイコン表示アプリケーションとして設定記憶領域232に記憶される。
次いで、入力手段データテーブル42が参照され、最新の距離kである50cmに対応した入力手段が選択され、選択された入力手段の動作が開始される(S113)。最新の距離kである50cmは、図5に示す入力手段データテーブル42において、0cm≦k≦100cmの範囲である。このため、0≦k≦100cmの範囲に対応付けられた、タッチパネル12およびリモコンが選択される。そして、タッチパネル12およびリモコンが動作可能になるように、タッチパネル12、タッチパネルドライバ30、リモコン受信部15、およびリモコンドライバ31に電力が供給される。これによって、タッチパネル12およびリモコンが動作可能な状態に設定される
次いで、第二データテーブルが参照され、最新の距離kである50cmに対応付けられたアイコン表示が選択される(S114)。最新の距離kである50cmは、図6に示す第二データテーブル43において、0cm≦k≦120cmの範囲である。このため、0cm≦k≦120cmの範囲に対応付けられたアイコンの大きさである「小」が選択され、設定記憶領域232に追加記憶される(S114)。
次いで、第三データテーブル44が参照され、最新の距離kである50cmに対応付けられた文字の大きさが選択される(S115)。最新の距離kである50cmは、図7に示す第三データテーブル44において、0cm≦k≦80cmの範囲である。このため、0cm≦k≦80cmの範囲に対応付けられた文字の大きさである「1」が選択され、設定記憶領域232に追加記憶される(S114)。
次いで、第四データテーブル45が参照され、最新の距離kである50cmに対応付けられた音量が選択される(S116)。最新の距離kである50cmは、図8に示す第四データテーブル45において、0cm≦k≦150cmの範囲である。このため、0cm≦k≦150cmの範囲に対応付けられた音量である「1」が選択され、設定記憶領域232に追加記憶される(S116)。
次いで、第五データテーブル46が参照され、最新の距離kである50cmに対応付けられた輝度が選択される(S117)。最新の距離kである50cmは、図9に示す第五データテーブル46において、0cm≦k≦120cmの範囲である。このため、0cm≦k≦120cmの範囲に対応付けられた輝度である「1」が選択され、設定記憶領域232に追加記憶される(S117)。
次いで、S116の処理において選択され、設定記憶領域232に記憶された音量に基づいて、スピーカ14から出力される音声の音量が設定される(S118)。これによって、CPU21は、音声ドライバ28を制御して、S116において選択された音量である「1」に対応した音量で、スピーカ14から音声を出力できるようになる。
次いで、設定記憶領域232に記憶された、S112、S114、S115、およびS117の処理において選択された各種の設定に基づいて、CPU21が表示ドライバ29を制御して、ディスプレイ11にアプリケーションを表示する(S119)。これによって、利用者は、S113の処理で選択された入力手段によってアプリケーションを操作することができる。また、S112の処理において選択されたアイコン表示アプリケーションが、優先順位の順番でアイコンとしてディスプレイ11に表示される。アイコンが優先順位の順番で表示されるため、利用者は、使用したいアプリケーションを、容易に選択することができる。
図11を参照して、最新の距離kが50cmの場合における、S119の処理によって表示されるディスプレイ11の表示の一例を説明する。図11に示すように、ディスプレイ11の左部には、アイコンが縦方向に並んで表示されるアイコン表示部51が設けられている。また、アイコン表示部51の右側から、ディスプレイ11の右部にかけて、メインアプリケーションが表示されるメイン表示部52が設けられている。また、アイコン表示部51の上部には、時刻が表示される時刻表示部53が設けられている。また、メイン表示部52の左部の上側には、起動されているメインアプリケーションの名称が表示される名称表示部54が設けられている。なお、これらの表示部の配置は、任意に設定可能であり、その他の表示部を設けてもよい。
最新の距離kが50cmの場合、S112の処理において選択されたメインアプリケーションである手書きモードが起動され、メイン表示部52に表示されている。また、S112の処理において選択されたアイコン表示アプリケーションである写真加工モード、電話モード、スケジュールモードが、アイコンとして、アイコン表示部51に表示されている。アイコン表示部51は、優先順位が高い順で、上から下方向に向けてアイコンが並んで表示されている。このため、最も優先順位が高い写真加工モードのアイコン511が、最も上に表示されている。また、二番目に優先順位が高い、電話モードのアイコン512が、上から二番目に表示されている。また、三番目に優先順位が高い、スケジュールモードのアイコン513が、上から三番目に表示されている。また、スケジュールモードのアイコン513の下側には、その他のアプリケーションの選択や各種の設定の変更を行うためのモードであるメニューモードに移行するためのアイコン514が表示されている。これらのアイコン511〜514は、S114の処理によって選択されたアイコンの大きさ「小」に対応した大きさで表示されている。なお、ディスプレイ11には表示されないが、アイコン表示アプリケーションである写真加工モード、電話モード、スケジュールモードも起動される(S119)。これによって、利用者が、アイコン511〜513のいずれかを選択して、写真加工モード、電話モード、スケジュールモードを操作しようとする場合に、素早くディスプレイ11に表示できるようになる(S119)。
また、名称表示部54には、メインアプリケーションの名称である「手書きモード」が表示されている。また、時刻表示部53には、現在の時刻「12:00」が表示されている。名称表示部54と時刻表示部53とに表示されている文字は、S115の処理によって選択された文字の大きさ「1」に対応する大きさで表示されている。なお、メイン表示部52に表示されるアプリケーションの中の文字の大きさも、S115の処理によって選択された文字の大きさ「1」に対応する大きさに表示するようにしてもよい。また、ディスプレイ11は、S117の処理において選択された輝度である「1」に対応する輝度で表示されている。
これによって、表示装置1は、利用者から表示装置1までの距離である「50cm」に適した設定に設定される。つまり、利用者が、表示装置1から50cmの距離にいる場合、予め設定されたメインアプリケーションである手書きモードが自動で表示されるため、利用者が手書きモードを選択する作業が軽減される。また、手書きモードは、タッチパネル12を使用して操作するのに適したアプリケーションであるが、S113の処理によって、タッチパネル12が自動で使用可能な状態にされるため、利用者は、すぐにタッチパネル12を使用し、メインアプリケーションを操作することができる。つまり、タッチパネル12によって操作可能なアプリケーションが自動で表示されるため、利用者がタッチパネル12によって操作可能なアプリケーションを選択する作業が軽減される。また、利用者は、リモコンを使用して、メインアプリケーションを操作することもできる。また、利用者は、タッチパネル12やリモコンを使用して、アイコン511〜514を選択し、各アプリケーションを選択することができる。
S119の処理によって、ディスプレイ11にアプリケーションが表示されたら、S105に進み、終了指示が入力されていなければ(S105:NO)、S102に戻り処理が繰り返される。利用者が立ち止まって、表示されたアプリケーションを操作している間は、変数i=21のときの距離と、変数i=0のときの距離とが同一となるので(S111:YES)、引き続き、S119の処理で表示されたアプリケーションを表示したまま、S105に進み処理が繰り返される。
次に、利用者から表示装置1までの距離kが50cmである場合(第一具体例)から、利用者が移動し、2秒以内に、利用者から表示装置1までの距離が180cmになった場合の例について説明する。この場合、変数i=1のときの利用者から表示装置1までの距離kは、50cmであり、変数i=21のときの利用者から表示装置1までの距離kは、180cmとなる(S106〜S108)。このため、変数i=21のときの距離k(すなわち、最新の距離k)と変数i=1のときの距離とが同一ではなくなる(S111:NO)。
この最新の距離kが「180cm」である場合を「第二具体例」という。この場合、第一具体例の場合と同様にして、第一データテーブル41が参照され、最新の距離kである180cmに対応付けられたアプリケーションが選択される(S112)。つまり、受信FAX表示モード、オーディオ再生モード、動画再生モード、文字ニュースモードが選択され、設定記憶領域232に記憶される(S112)。
次いで、入力手段データテーブル42(図5参照)が参照され、最新の距離kである180cmに対応した入力手段であるリモコンが選択され、リモコン受信部15の動作が開始される(S113)。このとき、タッチパネル12は動作しない。このため、タッチパネル12を動作させる場合に比べて消費電力を低減することができる。
次いで、第二データテーブル(図6参照)が参照され、最新の距離kである180cmに対応付けられたアイコンの大きさ「大」が選択され、設定記憶領域232に追加記憶される(S114)。次いで、第三データテーブル44(図7参照)が参照され、最新の距離kである180cmに対応付けられた文字の大きさである「2」が選択され、設定記憶領域232に追加記憶される(S115)。次いで、第四データテーブル45(図8参照)が参照され、最新の距離kである180cmに対応付けられた音量である「2」が選択され、設定記憶領域232に記憶される(S116)。次いで、第五データテーブル46(図9参照)が参照され、最新の距離kである180cmに対応付けられた輝度である「2」が選択され、設定記憶領域232に追加記憶される(S117)。
次いで、S116の処理において選択され、設定記憶領域232に記憶された音量に基づいて、スピーカ14から出力される音声の音量が設定される(S118)。これによって、CPU21は、音声ドライバ28を制御して、S116において選択された音量である「2」に対応した音量で、スピーカ14から音声を出力できるようになる。つまり、第一具体例の場合に比べて、利用者と表示装置1との距離が離れたが、第一具体例の場合に比べてより大きい音量で音声を出力できるため、利用者が、音声を聞き取りやすくなる。
次いで、設定記憶領域232に記憶された、S112、S114、S115、およびS117の処理において選択された各種の設定に基づいて、ディスプレイ11にアプリケーションが表示される(S119)。つまり、アプリケーションが変更される。これによって、利用者は、S113の処理で選択された入力手段によってアプリケーションを操作することができるようになる。
図12を参照して、最新の距離kが180cmの場合における、S119の処理によって表示されるディスプレイ11の表示の一例を説明する。図12に示すように、図11に示す第一具体例の場合と同様の配置で、アイコン表示部51、メイン表示部52、時刻表示部53、および名称表示部54が設けられている。
最新の距離kが180cmの場合、S112の処理において選択されたメインアプリケーションである受信FAX表示モードが起動され、メイン表示部52に表示されている。また、S112の処理において選択されたアイコン表示アプリケーションであるオーディオ再生モード、動画再生モード、文字ニュースモードが、アイコンとして、アイコン表示部51に表示されている。アイコン表示部51では、優先順位が高い順に、上から、オーディオ再生モードのアイコン515、動画再生モードのアイコン516、文字ニュースモードのアイコン517の順で下方向に並んで表示されている。文字ニュースモードのアイコン517の下側には、メニューモードに移行するためのアイコン518が表示されている。これらのアイコン515〜518は、S114の処理によって選択されたアイコン表示「大」に対応した大きさで表示されている。つまり、図11に示す最新の距離kが50cmの場合のアイコンの大きさ「小」で表示されている場合に比べて、アイコンが大きくなっている。
なお、ディスプレイ11には表示されないが、アイコン表示アプリケーションであるオーディオ再生モード、動画再生モード、文字ニュースモードも起動される(S119)。これによって、利用者が、アイコン515〜518のいずれかを選択して、オーディオ再生モード、動画再生モード、文字ニュースモードを操作しようとする場合に、素早くディスプレイ11に表示できるようになる(S119)。
名称表示部54には、「受信FAX表示モード」と表示されている。また、時刻表示部53には、現在の時刻「12:00」が表示されている。名称表示部54と時刻表示部53とに表示されている文字は、S115の処理によって選択された文字の大きさ「2」に対応する大きさで表示されている。つまり、図11に示す最新の距離kが50cmの場合の文字の大きさ「1」で表示されている場合に比べて、文字が大きくなっている。なお、メイン表示部52に表示されるメインアプリケーションなどの文字の大きさも、S115の処理によって選択された文字の大きさ「2」に対応する大きさに表示するようにしてもよい。また、ディスプレイ11は、S117の処理において選択された輝度である「2」に対応する輝度で表示されている。
これによって、表示装置1は、利用者から表示装置1までの距離である180cmに適した設定に設定される。つまり、利用者が、表示装置1まで180cmの距離にいる場合、予め設定したメインアプリケーションである受信FAX表示モードが自動で表示されるため、利用者が受信FAX表示モードを選択する作業が軽減される。また、受信FAX表示モードは、リモコンを使用して操作するのに適したアプリケーションであるが、S113の処理によって、リモコン受信部15が自動で使用可能な状態にされるため、利用者は、すぐにリモコンを使用し、メインアプリケーションを操作することができる。
また、第一具体例の場合に比べて、利用者から表示装置1までの距離kが離れているが、文字が大きくなり、輝度も大きくなり、アイコンも大きくなっているため、利用者は、ディスプレイ11に表示されている内容を容易に確認することができる。
次に、最新の距離kが「400cm」であった場合の例について説明する。この例示を「第三具体例」という。この場合、第一具体例および第二具体例の場合と同様にして、第一データテーブル41が参照され、最新の距離kである400cmに対応付けられたアプリケーションが選択される(S112)。つまり、スライドショーモードが選択され、設定記憶領域232に記憶される(S112)。
次いで、入力手段データテーブル42(図5参照)が参照され、最新の距離kである400cmに対応した入力手段が選択される。しかし、入力手段データテーブル42において、400cmでは、入力手段を起動させないように設定されている。このため、タッチパネル12やリモコン受信部15が使用できるようになっていた場合には、タッチパネル12やリモコン受信部15の動作が停止される(S113)。これによって、消費電力を低減できる。
次いで、第二データテーブル(図6参照)が参照され、最新の距離kである400cmに対応付けられたアイコンの大きさが選択される。図6に示すように距離kが300cmより大きい場合は、アイコンは非表示なので、「非表示」を示すデータが選択され、設定記憶領域232に追加記憶される(S114)。次いで、第三データテーブル44(図7参照)が参照され、最新の距離kである400cmに対応付けられた文字の大きさである「4」が選択され、設定記憶領域232に追加記憶される(S115)。次いで、第四データテーブル45(図8参照)が参照され、最新の距離kである400cmに対応付けられた音量である「3」が選択され、設定記憶領域232に記憶される(S116)。次いで、第五データテーブル46(図9参照)が参照され、最新の距離kである400cmに対応付けられた輝度である「4」が選択され、設定記憶領域232に追加記憶される(S117)。
次いで、S116の処理において選択され、設定記憶領域232に記憶された音量に基づいて、スピーカ14から出力される音声の音量が設定される(S118)。これによって、CPU21は、音声ドライバ28を制御して、S116において選択された音量である「3」に対応した音量で、スピーカ14から音声を出力できるようになる。つまり、第一、第二具体例の場合に比べて、利用者と表示装置1との距離が離れているが、第一、第二具体例より大きい音量で音声を出力できるため、利用者が、音声を聞き取りやすくなる。
次いで、設定記憶領域232に記憶された、S112、S114、S115、およびS117の処理において選択された各種の設定に基づいて、ディスプレイ11にアプリケーションが表示される(S119)。これによって、利用者は、スライドショーモードを見ることができる。
図13を参照して、最新の距離kが400cmの場合における、S119の処理によって表示されるディスプレイ11の表示の一例を説明する。図13に示すように、ディスプレイ11の上端のやや下側から下部にかけて、且つディスプレイ11の左部から右部にかけて、メイン表示部52が設けられている。メイン表示部52には、予め設定されたメインアプリケーションであるスライドショーモードの写真が表示されている。ディスプレイ11の左上部に設けられた時刻表示部53には、現在の時刻「12:00」が表示されている。また、時刻表示部53の右側に設けられた名称表示部54には、アプリケーションの名称である「スライドショーモード」が表示されている。なお、アイコン表示部51(図11および図12参照)は、設けられていない。名称表示部54と時刻表示部53とに表示されている文字は、S115の処理によって選択された文字の大きさ「4」に対応する大きさで表示されている。つまり、図12に示す最新の距離kが120cmの場合の文字の大きさ「2」で表示されている場合に比べて、文字が大きくなっている。また、ディスプレイ11は、S117の処理において選択された輝度である「4」に対応する輝度で表示されている。
これによって、表示装置1は、利用者から表示装置1までの距離kである400cmに適した設定に設定される。つまり、利用者が、表示装置1まで400cmの距離にいる場合、メインアプリケーションであるスライドショーモードが起動され、自動で表示されるため、利用者がスライドショーモードを選択する作業が軽減される。また、スライドショーモードは、利用者が操作することが不要なアプリケーションであるが、タッチパネル12およびリモコン受信部15の動作が自動で停止される。このため、消費電力を低減することができる。
また、第一、第二具体例の場合に比べて、利用者から表示装置1までの距離kが離れているが、文字が大きくなり、輝度も大きくなっているため、利用者は、ディスプレイ11に表示されている内容を容易に確認することができる。
以上説明したように、本実施形態のおけるメイン処理が行われ、各アプリケーションがディスプレイ11に表示される。本実施形態によれば、利用者から表示装置1までの距離に応じて、アプリケーションが選択されて表示される。つまり、利用者から表示装置1までの距離に基づいて、アプリケーションが自動で変更される。
本実施形態において、ディスプレイ11が本発明の「表示手段」に相当し、利用者から表示装置までの距離kが本発明の「距離」に相当する。第一データテーブル41が本発明の「第一データ」に相当し、第一データテーブル記憶領域242が本発明の「第一記憶手段」に相当する。図10のS106とS108の処理で距離kを検出するCPU21が本発明の「検出手段」に相当し、図10のS112の処理を行うCPU21が本発明の「選択手段」に相当する。図10のS114、S115、およびS119を行うCPU21が本発明の「画像表示手段」に相当し、タッチパネル12、リモコン、およびリモコン受信部15が本発明の「入力手段」に相当する。
タッチパネル12が本発明の「接触入力手段」に相当し、第一データテーブル41における0≦k≦100cmの範囲が本発明の「第一範囲」に相当する。リモコンおよびリモコン受信部15が本発明の「非接触入力手段」に相当し、第一データテーブル41における100cm<k≦300cmの範囲が本発明の「第二範囲」に相当する。第一データテーブル41におけるk>300cmが本発明の「第三範囲」に相当し、第一データテーブル41のメインアプリケーションが本発明の「一のアプリケーション」に相当する。第一データテーブル41のアイコン表示アプリケーションが本発明の「他のアプリケーション」に相当し、第二データテーブル43が本発明の「第二データ」に相当する。
第二データテーブル記憶領域243が本発明の「第二記憶手段」に相当し、第三データテーブル44が本発明の「第三データ」に相当する。第三データテーブル記憶領域244が本発明の「第三記憶手段」に相当し、第四データテーブル45が本発明の「第四データ」に相当する。第四データテーブル記憶領域245が本発明の「第四記憶手段」に相当し、図10のS116およびS118を行った後、音声をスピーカ14から出力するCPU21の処理が本発明の「出力手段」に相当する。第五データテーブル46が本発明の「第五データ」に相当し、第五データテーブル記憶領域246が本発明の「第五記憶手段」に相当する。図10のS117の処理と、S119の処理においてディスプレイ11の輝度を設定する処理とを行うCPU21が本発明の「輝度設定手段」に相当する。
図10のS106とS108の処理で距離kを検出する処理が本発明の「検出ステップ」に相当し、図10のS112の処理が本発明の「選択ステップ」に相当する。図10のS114、S115、およびS119の処理が本発明の「画像表示ステップ」に相当する。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、本実施形態では、接触入力手段としてタッチパネル12を使用し、非接触入力手段としてリモコンを使用していたが、これに限定されない。例えば、接触入力手段として、操作用のボタンを表示装置1の前面に設けてもよい。また、非接触入力手段として音声認識機能を設けて、利用者の声によって、操作できるようにしてもよい。
また、図4〜図9に示す各データテーブル41〜46は、それぞれ一種類だけ設けられていたが、これに限定されない。例えば、データテーブル41〜46が、初期設定としてROM22、もしくはフラッシュメモリ24に記憶され、それとは別のデータテーブル41〜46を利用者が任意に設定できるようにしてもよい。そして、初期設定のデータテーブル41〜46を使用するか、利用者が任意に設定したデータテーブル41〜46を使用するかを、利用者が選べるようにしてもよい。また、例えば、各データテーブル41〜46が、それぞれ複数種類設けられてもよいし、さらにそれらを利用者が選択したり、設定したりできるようにしてもよい。
また、ディスプレイ11に、利用者が使用できる入力手段の種類を表示してもよい。この場合、利用者は、使用できる入力手段を容易に認識することができるので、さらに表示装置1の操作をしやすくなる。
また、アプリケーションの種類も本実施の形態に限定されない。例えば、表計算ソフト等が使用できるようにしてもよい。
また、図10のS112〜S117の処理において、最新の距離kを用いて、各種の設定を選択したが、これに限定されない。例えば、距離kを測定した五回分の平均距離を求め、この平均距離を用いて、各種の設定を選択してもよい。
また、利用者から表示装置1までの距離kを測定するために、超音波センサ13を用いていたが、これに限定されない。例えば、CCDカメラを備え、画像処理によって、利用者と表示装置1までの距離kを測定してもよい。
また、アプリケーション、入力手段、アイコン表示、文字の大きさ、音量、および輝度について、利用者から表示装置1までの距離に基づいて変更していたが、必ずしも全て変更する必要はない。例えば、第一データテーブル41のみを備え、アプリケーションのみが変更されるように設定してもよい。また、アプリケーションに加え、入力手段、アイコン表示、文字の大きさ、音量、および輝度のうちの少なくとも一つが変更されるように設定してもよい。
また、利用者から表示装置1までの距離に基づいて変更するのは、アプリケーション、入力手段、アイコン表示、文字の大きさ、音量、および輝度に限られない。例えば、利用者から表示装置1までの距離に基づいて、ディスプレイの表示の濃度や、ディスプレイのバックライトの色を変更してもよい。
1 表示装置
11 ディスプレイ
12 タッチパネル
13 超音波センサ
14 スピーカ
15 リモコン受信部
21 CPU
41 第一データテーブル
43 第二データテーブル
44 第三データテーブル
45 第四データテーブル
46 第五データテーブル
242 第一データテーブル記憶領域
243 第二データテーブル記憶領域
244 第三データテーブル記憶領域
245 第四データテーブル記憶領域
246 第五データテーブル記憶領域

Claims (15)

  1. 画像を表示する表示手段を備えた表示装置であって、
    利用者から前記表示装置までの距離とアプリケーションとが複数対応付けられたデータである第一データを記憶する第一記憶手段と、
    前記距離を検出する検出手段と、
    前記第一データを参照し、前記検出手段によって検出された前記距離に対応した前記アプリケーションを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記アプリケーションを起動して前記表示手段に表示する画像表示手段と
    を備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 指示が入力される方法である入力方法がそれぞれ異なる複数の入力手段を備え、
    前記第一データにおける前記距離は、前記距離において使用可能な入力手段によって操作することができる前記アプリケーションと対応付けられていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 接触されることで指示が入力される接触入力手段を備え、
    前記第一データにおける前記距離の所定の範囲である第一範囲は、前記接触入力手段によって操作可能な前記アプリケーションと対応付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記検出手段によって検出された前記距離が、少なくとも前記第一範囲にある場合に、
    前記接触入力手段は、前記指示が入力可能に動作し、
    前記検出手段によって検出された前記距離が、前記第一範囲の上限より大きい場合に、
    前記接触入力手段は動作しないことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 接触することなく指示が入力される非接触入力手段を備え、
    前記第一データにおける前記距離の所定の範囲である第二範囲は、前記非接触入力手段によって操作可能な前記アプリケーションと対応付けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記検出手段によって検出された前記距離が、少なくとも前記第二範囲にある場合に、
    前記非接触入力手段は、前記指示が入力可能に動作し、
    前記検出手段によって検出された前記距離が、前記第二範囲の上限より大きい場合に、
    前記非接触入力手段は動作しないことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記第一データにおける前記距離の所定の範囲である第三範囲は、操作不要な前記アプリケーションと対応付けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の表示装置。
  8. 前記検出手段によって前記距離が所定回数連続して検出された場合に、
    前記選択手段は、前記第一データを参照し、前記検出手段によって検出された前記距離に対応した前記アプリケーションを選択し、
    前記検出手段によって前記距離が所定回数連続して検出されない場合に、
    前記選択手段は前記アプリケーションを選択しないことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の表示装置。
  9. 前記第一データにおける前記距離は、一のアプリケーションおよび他のアプリケーションと対応付けられ、
    前記選択手段は、
    前記第一データを参照し、前記検出手段によって検出された前記距離に対応した前記一のアプリケーションと前記他のアプリケーションとを選択し、
    前記画像表示手段は、
    前記選択手段によって選択された前記一のアプリケーションを起動して前記表示手段に表示し、前記他のアプリケーションをアイコンとして前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の表示装置。
  10. 前記距離とアイコンの大きさとが対応付けられたデータである第二データを記憶する第二記憶手段を備え、
    前記画像表示手段は、
    前記第二データを参照し、前記検出手段によって検出された前記距離に対応した前記アイコンの大きさを選択し、選択した前記アイコンの大きさで前記アイコンを前記表示手段に表示することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記距離と文字の大きさとが対応付けられたデータである第三データを記憶する第三記憶手段を備え、
    前記画像表示手段は、
    前記第三データを参照し、前記検出手段によって検出された前記距離に対応した前記文字の大きさを選択し、選択した前記文字の大きさで前記文字を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の表示装置。
  12. 音声を出力するスピーカと、
    前記距離と前記スピーカから出力される音声の音量とが対応付けられたデータである第四データを記憶する第四記憶手段と、
    前記第四データを参照し、前記検出手段によって検出された前記距離に対応した前記音量を選択し、選択した前記音量で前記スピーカから前記音声を出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の表示装置。
  13. 前記距離と前記表示手段の輝度とが対応付けられたデータである第五データを記憶する第五記憶手段と、
    前記第五データを参照し、前記検出手段によって検出された前記距離に対応した前記輝度を選択し、選択した輝度に前記表示手段の前記輝度を設定する輝度設定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の表示装置。
  14. 画像を表示する表示手段を備えた表示装置において実行される表示制御方法であって、
    前記距離を検出する検出ステップと、
    利用者から前記表示装置までの距離とアプリケーションとが複数対応付けられたデータである第一データを記憶する第一記憶手段に記憶された前記第一データを参照し、前記検出ステップによって検出された前記距離に対応した前記アプリケーションを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップによって選択された前記アプリケーションを起動して前記表示手段に表示する画像表示ステップと
    を備えたことを特徴とする表示制御方法。
  15. 画像を表示する表示手段を備えた表示装置において実行される表示制御プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記距離を検出する検出ステップと、
    利用者から前記表示装置までの距離とアプリケーションとが複数対応付けられたデータである第一データを記憶する第一記憶手段に記憶された前記第一データを参照し、前記検出ステップによって検出された前記距離に対応した前記アプリケーションを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップによって選択された前記アプリケーションを起動して前記表示手段に表示する画像表示ステップと
    を実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
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