JP2011135723A - スイッチング電源の制御回路 - Google Patents

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Seiji Shinagawa
盛治 品川
Shigeru Hisada
茂 久田
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Abstract

【課題】端子数の増加を抑制しつつ、スイッチング電源に設けられたスイッチ素子のデッドタイムを確実に確保すること。
【解決手段】スイッチング電源1は、スイッチ素子Q1、Q2と、スイッチ素子Q1、Q2を制御する制御手段30と、を備える。スイッチ素子Q1は、制御手段30に設けられたスイッチ素子Q1H、Q1Lによりスイッチングし、スイッチ素子Q2は、制御手段30に設けられたスイッチ素子Q2H、Q2Lによりスイッチングする。制御手段30は、比較器CMP1、CMP2を用いて過電流保護および共振外れ保護を行う。これら過電流保護および共振外れ保護では、スイッチ素子SWをオン状態にしてキャパシタC6を急速放電させるとともに、スイッチ素子Q1、Q2をオフ状態にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、スイッチング電源の制御回路に関する。
図6に、従来の技術の一例として複合電流共振ブリッジコンバータ回路におけるスイッチ素子の駆動ブロックを模式的に示す。この図に示すように、従来の複合電流共振ブリッジコンバータ回路におけるスイッチ素子の駆動ブロックは、主に、パルス発生器と、ドライブ部と、スイッチ素子とから構成されている。
この図に示すようなコンバータは、入力電圧源からの入力電圧をハイサイドスイッチ素子Q12およびローサイドスイッチ素子Q11で交互にスイッチングすることにより、接続された共振コンデンサCr、トランスTrans、およびスイッチ素子両端容量C11、C12の間に流れる電流を変化させて、トランスTransの出力側に接続された整流回路および負荷に、所望のエネルギーを伝達するものである。
ところが、この種の複合電流共振ブリッジコンバータ回路では、スイッチ素子Q11、Q12のVgsの引抜きに相当の時間が要する場合において、スイッチ素子Q11、Q12の接続点電圧VSが変化しているタイミングで、パルス発生器から次のゲートパルスが送出されてしまった場合に、図7の(3)、(7)、(11)のタイミングでスイッチ素子Q11またはスイッチ素子Q12に過大サージ電流ストレスが発生する。この問題は、ゲートのオフ時間を長くすることで対策可能だが、スイッチングの高周波化は難しくなってしまう。
上述の問題に対して、図8および図9に示すように、全ての発振可能周波数および全てのインピーダンス条件に対しても、駆動パルス幅過剰による過大サージ電流ストレスのないスイッチングを実現する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に示された回路は、図8に示すように、高圧側パルス制限回路304と、低圧側パルス制限回路305とが、いずれもAND回路で構成されている。また、314は容量311とインピーダンス素子313とで構成されるスナバ回路における充電電流を検出するための充電電流検出回路であり、コンパレータ315と基準電圧源316とから構成されている。317は、上述のスナバ回路における放電電流を検出するための放電電流検出回路であり、コンパレータ318、基準電圧源319、抵抗320、およびツェナーダイオード321とから構成されている。
図9は図8に示した回路における各部の動作波形図である。図9において、(イ)は図8におけるa点の電圧、(ロ)はb点の電圧、(ハ)はスイッチ素子306の端子間電圧、(ニ)はスイッチ素子307の端子間電圧、(ホ)はc点の電圧、(ヘ)はd点の電圧、(ト)はe点の電圧、(チ)はf点の電圧、(リ)はg点の電圧、(ヌ)は励磁インダクタンスである共振インダクタンス324に流れる電流である。
スイッチ素子306が導通していて、それが時刻t21で開放される直前においては、入力電圧源301からスイッチ素子306、共振コンデンサ322、共振インダクタンス323、共振インダクタンス324とトランス325の並列回路を通り、入力電圧源301に戻る経路で共振電流が流れている。
時刻t21でスイッチ素子306が開放されると、共振電流は、共振コンデンサ322から共振インダクタンス323、共振インダクタンス324(または共振インダクタンス324とトランス325の並列回路に分流しながら)、インピーダンス素子313、容量311を通って共振コンデンサに戻る経路と、共振コンデンサ322から共振インダクタンス323、共振インダクタンス324(または共振インダクタンス324とトランス325の並列回路に分流しながら)、入力電圧源301、容量310、インピーダンス素子312を通って共振コンデンサ322に戻る経路と、を流れ、容量311の放電と容量310の充電とが行われる。このとき、h点の電圧は電源電圧から次第に低下し、これはダイオード309が順方向にバイアスされて導通する時刻t23の時刻まで続く。
この時刻t21〜t23までの期間のh点の電位の低下に対応して、スイッチ素子306およびスイッチ素子307の端子間電圧は図9の(ハ)および(ニ)に示すようになる。また、この時刻t21〜t23の期間では、インピーダンス素子313に容量311の放電電流が流れ、c点には図9の(ホ)に示すような負電圧が発生している。
そこで、このc点の電位を、スナバ回路の放電電流検出回路317の中で、一方が適当なプラスの電位に固定された抵抗320とツェナーダイオード321の直列回路によって、正電位にレベルシフトしてコンパレータ318の非反転入力端子に接続し、同時にコンパレータ318の反転入力端子は適当な電位に設定された基準電圧源319に接続しておくことによって、e点には図9の(ト)に示すような信号が発生する。
そこで、図9の(ロ)に示すb点の電位、すなわち、スイッチ素子307のパルス駆動信号とe点の信号を低圧側パルス制限回路305のANDゲートに入力することによって、時刻t21〜t23の期間にはスイッチ素子307の駆動パルス出力は禁止され、g点の電位は図9の(リ)のようになる。
このような動作によって、時刻t21でスイッチ素子306が開放された後、時刻t22にパルス駆動回路303から図9の(ロ)に示すようなスイッチ素子307を駆動する信号は出力されていても、図9の(ト)に示すe点の信号によりこの駆動信号は阻止されているため、スイッチ素子307はオンにされず、h点の電位が下がり、ダイオード309が順バイアスされる時刻t23になるまでは、スイッチ素子307は導通されない。
次に、時刻t23でダイオード309が導通し同時にスイッチ素子307が導通すると、回路には、共振コンデンサ322、共振インダクタンス323、共振インダクタンス324とトランス325の並列回路、スイッチ素子307を通って共振コンデンサ322に戻る経路で電流が流れる。次に、時刻t23〜t24の期間に、上述の電流は共振動作によって反転し、同じ経路を逆方向に流れる。
次に、時刻t24でスイッチ素子307が開放されると、共振電流は、共振コンデンサ322からインピーダンス素子312、容量310、入力電圧源301、共振インダクタンス324とトランス325の並列回路、共振インダクタンス323を通って、共振コンデンサ322に戻る経路と、共振コンデンサ322から容量311、インピーダンス素子313、共振インダクタンス324とトランス325の並列回路、共振インダクタンス323を通って共振コンデンサ322に戻る経路と、を流れるようになり、容量310の放電と容量311の充電とが行われる。これにより、h点の電圧は次第に上昇し、これはダイオード308が順方向にバイアスされて導通する時刻t26まで続く。
また、この時刻t24〜t26までの期間のh点の電圧の上昇に対応して、スイッチ素子306およびスイッチ素子307の端子間電圧は図9の(ハ)および(ニ)に示すようになる。
また、この時刻t24〜t26の期間では、インピーダンス素子313に容量311の充電電流が流れ、c点には図9の(ホ)に示すような正電圧が発生している。そこで、このc点の電位をスナバ回路の充電電流検出回路314の中のコンパレータ315の反転入力端子に接続し、同時にコンパレータ315の非反転入力端子は適当な電圧に設定された基準電圧源316に接続しておくことによって、コンパレータ315の出力d点には図9の(ヘ)に示すような信号が発生する。
そこで、図9の(イ)に示すa点の電位、すなわち、スイッチ素子306のパルス駆動信号とd点の信号とを、高圧側パルス制限回路304のANDゲートに入力することによって、時刻t24〜t26の期間では、スイッチ素子306のパルス駆動信号が禁止され、f点の電位は図9の(チ)に示すようになる。
このような動作によって、時刻t24でスイッチ素子307が開放された後に、時刻t25でパルス駆動回路303から図9の(イ)に示すようなスイッチ素子306を駆動する信号は出力されているが、図9の(ヘ)に示すd点の信号により阻止されるため、h点の電位が上昇してダイオード308が順バイアスされる時刻t26になるまでスイッチ素子306は、導通されない。
次に、時刻t26でダイオード308が導通し、同時にスイッチ素子306が導通すると、回路には、共振コンデンサ322、スイッチ素子306、入力電圧源301、共振インダクタンス324とトランス325の並列回路、共振インダクタンス323を通って共振コンデンサ322に戻る経路で、電流が流れる。次に、時刻t26〜t27の期間に、上述の共振電流は共振動作によって反転し、同じ経路を逆方向に流れる。以後、時刻t21〜t27の動作が繰り返されることとなる。
このようにして、パルス駆動回路303からスイッチ素子を導通させる駆動パルスが出力されても、容量311の充電電流あるいは放電電流が流れている期間中は、スイッチ素子の導通を阻止し、容量311の充電あるいは放電が終了してダイオード308あるいは309がオン状態となり、スイッチ素子の端子間電圧が充分に低下した後に、スイッチ素子を導通させることができる。したがって、発振周波数や負荷インピーダンスの大きさに関わらず、常に、スイッチング損失を非常に小さいものとすることができる。
特開平09−56151号公報
上述の特許文献1に記載の回路では、複合電流共振ブリッジコンバータ回路を構成する素子のばらつきにより生じる、いわゆるデッドタイム(DT)のばらつきを自動的に調整することによって、スイッチ素子における過大なサージ電流ストレスを回避することは可能である。しかしながら、特許文献1に記載の回路をIC(Integrated Circuit)化した場合、デッドタイムの長さのみを制御するために、c点の電圧を検出するための専用の端子が必要となってしまう。これによれば、端子数により、小型のICパッケージを選択できず、小型化や低コスト化を実現できない場合があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、端子数の増加を抑制しつつ、スイッチング電源に設けられたスイッチ素子のデッドタイムを確実に確保することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1) 本発明は、2以上のスイッチ素子を備えたスイッチング電源の発振周波数を制御する制御回路であって、前記スイッチ素子のオンオフを制御する制御信号を当該スイッチ素子に供給して、前記スイッチング電源の発振周波数を制御する制御手段と、キャパシタと、前記キャパシタを充放電する充放電手段と、を備え、前記制御手段は、前記キャパシタの端子間電圧に応じて、前記制御信号を生成するとともに、前記充放電手段により前記キャパシタを充放電させ、前記スイッチ素子に流れる電流が定常状態とは異なる異常状態では、前記2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にし、前記異常状態において前記キャパシタを充電または放電するデッドタイム確保手段をさらに備えることを特徴とするスイッチング電源の制御回路を提案している。
この発明によれば、2以上のスイッチ素子を備えたスイッチング電源の発振周波数を制御する制御回路に、制御手段、キャパシタ、充放電手段、およびデッドタイム確保手段を設けた。そして、充放電手段により、キャパシタを充放電することとした。また、制御手段により、キャパシタの端子間電圧に応じて、スイッチ素子のオンオフを制御する制御信号を生成し、この制御信号をスイッチ素子に供給して、スイッチング電源の発振周波数を制御することとした。さらに、制御手段により、キャパシタの端子間電圧に応じて、充放電手段によりキャパシタを充放電させるとともに、スイッチ素子に流れる電流が定常状態とは異なる異常状態では、2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にすることとした。また、デッドタイム確保手段により、異常状態において、キャパシタを充電または放電することとした。
このため、異常状態においては、2以上のスイッチ素子の全てがオフ状態になり、デッドタイムとなる。また、異常状態においては、キャパシタの端子間電圧が、上昇または低下する。
これによれば、例えば、キャパシタの端子間電圧が第2電圧から第1電圧まで上昇する充電期間において、2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にする場合には、異常状態になっても、キャパシタの端子間電圧が第2電圧に低下するまでキャパシタを放電させることができる。このため、キャパシタの端子間電圧が第2電圧より高いにもかかわらず、充電期間が開始されてしまうのを防止して、2以上のスイッチ素子の全てがオフ状態であるデッドタイムを確実に確保できる。
また、例えば、キャパシタの端子間電圧が第1電圧から第2電圧まで低下する放電期間において、2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にする場合には、異常状態になっても、キャパシタの端子間電圧が第1電圧に上昇するまでキャパシタを充電させることができる。このため、キャパシタの端子間電圧が第1電圧より低いにもかかわらず、放電期間が開始されてしまうのを防止して、2以上のスイッチ素子の全てがオフ状態であるデッドタイムを確実に確保できる。
また、キャパシタの端子間電圧に応じて、スイッチ素子のオンオフを制御する制御信号を生成するとともに、キャパシタを充放電させる。このため、キャパシタの端子間電圧により、2以上のスイッチ素子のデッドタイムの長さだけでなく、これらスイッチ素子のそれぞれのオン幅も制御することができる。したがって、2以上のスイッチ素子のデッドタイムの長さのみを制御するために専用の端子を設ける必要がある特許文献1に記載の回路と比べて、端子数の増加を抑制できる。
(2) 本発明は、(1)のスイッチング電源の制御回路について、前記制御手段は、前記キャパシタの端子間電圧が第2電圧から第1電圧まで上昇する充電期間では、前記2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にし、前記キャパシタの端子間電圧が前記第1電圧から前記第2電圧まで低下する放電期間では、当該放電期間に移行するたびに、前記2以上のスイッチ素子を交互にオン状態にし、前記異常状態とは、前記スイッチ素子に流れる電流が第1電流以上である状態を含み、前記デッドタイム確保手段は、前記異常状態において、前記キャパシタを放電することを特徴とするスイッチング電源の制御回路を提案している。
この発明によれば、制御手段により、キャパシタの端子間電圧が第2電圧から第1電圧まで上昇する充電期間では、2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にし、キャパシタの端子間電圧が第1電圧から第2電圧まで低下する放電期間では、放電期間に移行するたびに、2以上のスイッチ素子を交互にオン状態にすることとした。また、異常状態とは、スイッチ素子に流れる電流が第1電流以上である状態を含むこととし、異常状態では、デッドタイム確保手段により、キャパシタを放電することとした。
このため、異常状態の後に充電期間が開始される際のキャパシタの端子間電圧を、できる限り低下させることができるので、上述のように、端子数の増加を抑制しつつ、デッドタイムを確実に確保できる。
また、第1電流を、スイッチ素子に流すことのできる電流の最大値以下に設定することで、スイッチ素子に上述の最大値より大きな電流が流れようとした場合に、スイッチ素子を確実にオフ状態にすることができる。これによれば、スイッチ素子に過度な電流が流れるのを防止する、いわゆる過電流保護を行うことができる。
(3) 本発明は、(1)のスイッチング電源の制御回路について、前記制御手段は、前記キャパシタの端子間電圧が第2電圧から第1電圧まで上昇する充電期間では、前記2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にし、前記キャパシタの端子間電圧が前記第1電圧から前記第2電圧まで低下する放電期間では、当該放電期間に移行するたびに、前記2以上のスイッチ素子を交互にオン状態にし、前記異常状態とは、前記放電期間に移行してから予め定められた時間が経過したタイミングにおいて、前記スイッチ素子に流れる電流が第2電流以下である状態を含み、前記デッドタイム確保手段は、前記異常状態において、前記キャパシタを放電することを特徴とするスイッチング電源の制御回路を提案している。
この発明によれば、制御手段により、キャパシタの端子間電圧が第2電圧から第1電圧まで上昇する充電期間では、2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にし、キャパシタの端子間電圧が第1電圧から第2電圧まで低下する放電期間では、放電期間に移行するたびに、2以上のスイッチ素子を交互にオン状態にすることとした。また、異常状態とは、放電期間に移行してから予め定められた時間が経過したタイミングにおいて、スイッチ素子に流れる電流が第2電流以下である状態を含み、異常状態では、デッドタイム確保手段により、キャパシタを放電することとした。
このため、異常状態の後に充電期間が開始される際のキャパシタの端子間電圧を、できる限り低下させることができるので、上述のように、端子数の増加を抑制しつつ、デッドタイムを確実に確保できる。
また、第2電流を、共振外れが発生した場合にスイッチ素子に流れる電流の最大値以上に設定することで、共振外れが発生したことによりスイッチ素子に流れる電流が減少して、スイッチ素子に流れる電流が上述の最大値より小さくなろうとした場合に、スイッチ素子を確実にオフ状態にすることができる。これによれば、いわゆる共振外れ保護を行うことができる。
(4) 本発明は、(2)または(3)のスイッチング電源の制御回路について、前記デッドタイム確保手段は、前記異常状態において、前記充放電手段と比べて急速に、前記キャパシタを放電することを特徴とするスイッチング電源の制御回路を提案している。
この発明によれば、デッドタイム確保手段により、異常状態では、充放電手段と比べて急速に、キャパシタを放電することとした。これによれば、異常状態において、第2電圧または第2電圧近傍まで迅速に、キャパシタの端子間電圧を低下させることができるので、充電期間に迅速に復帰させることができ、デッドタイムが無用に長くなってしまうのを防止できる。
(5) 本発明は、(2)〜(4)のいずれかのスイッチング電源の制御回路について、前記デッドタイム確保手段は、前記制御手段の基準電位源と前記キャパシタとを断続するスイッチ素子であることを特徴とするスイッチング電源の制御回路を提案している。
この発明によれば、デッドタイム確保手段を、制御手段の基準電位源とキャパシタとを断続するスイッチ素子で構成することとした。このため、異常状態において、スイッチ素子をオン状態にすることで、キャパシタを放電させることができる。
(6) 本発明は、(1)のスイッチング電源の制御回路について、前記制御手段は、前記キャパシタの端子間電圧が第1電圧から第2電圧まで低下する放電期間では、前記2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にし、前記キャパシタの端子間電圧が前記第2電圧から前記第1電圧まで上昇する充電期間では、当該充電期間に移行するたびに、前記2以上のスイッチ素子を交互にオン状態にし、前記異常状態とは、前記スイッチ素子に流れる電流が第1電流以上である状態を含み、前記デッドタイム確保手段は、前記異常状態において、前記キャパシタを充電することを特徴とするスイッチング電源の制御回路を提案している。
この発明によれば、制御手段により、キャパシタの端子間電圧が第1電圧から第2電圧まで低下する放電期間では、2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にし、キャパシタの端子間電圧が第2電圧から第1電圧まで上昇する充電期間では、充電期間に移行するたびに、2以上のスイッチ素子を交互にオン状態にすることとした。また、異常状態とは、スイッチ素子に流れる電流が第1電流以上である状態を含むこととし、異常状態では、デッドタイム確保手段により、キャパシタを充電することとした。
このため、異常状態の後に放電期間が開始される際のキャパシタの端子間電圧を、できる限り上昇させることができるので、上述のように、端子数の増加を抑制しつつ、デッドタイムを確実に確保できる。
また、第1電流を、スイッチ素子に流すことのできる電流の最大値以下に設定することで、スイッチ素子に上述の最大値より大きな電流が流れようとした場合に、スイッチ素子を確実にオフ状態にすることができる。これによれば、スイッチ素子に過度な電流が流れるのを防止する、いわゆる過電流保護を行うことができる。
(7) 本発明は、(1)のスイッチング電源の制御回路について、前記制御手段は、前記キャパシタの端子間電圧が第1電圧から第2電圧まで低下する放電期間では、前記2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にし、前記キャパシタの端子間電圧が前記第2電圧から前記第1電圧まで上昇する充電期間では、当該充電期間に移行するたびに、前記2以上のスイッチ素子を交互にオン状態にし、前記異常状態とは、前記充電期間に移行してから予め定められた時間が経過したタイミングにおいて、前記スイッチ素子に流れる電流が第2電流以下である状態を含み、前記デッドタイム確保手段は、前記異常状態において、前記キャパシタを充電することを特徴とするスイッチング電源の制御回路を提案している。
この発明によれば、制御手段により、キャパシタの端子間電圧が第1電圧から第2電圧まで低下する放電期間では、2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にし、キャパシタの端子間電圧が第2電圧から第1電圧まで上昇する充電期間では、充電期間に移行するたびに、2以上のスイッチ素子を交互にオン状態にすることとした。また、異常状態とは、充電期間に移行してから予め定められた時間が経過したタイミングにおいて、スイッチ素子に流れる電流が第2電流以下である状態を含み、異常状態では、デッドタイム確保手段により、キャパシタを充電することとした。
このため、異常状態の後に放電期間が開始される際のキャパシタの端子間電圧を、できる限り上昇させることができるので、上述のように、端子数の増加を抑制しつつ、デッドタイムを確実に確保できる。
また、第2電流を、共振外れが発生した場合にスイッチ素子に流れる電流の最大値以上に設定することで、共振外れが発生したことによりスイッチ素子に流れる電流が減少して、スイッチ素子に流れる電流が上述の最大値より小さくなろうとした場合に、スイッチ素子を確実にオフ状態にすることができる。これによれば、いわゆる共振外れ保護を行うことができる。
本発明によれば、端子数の増加を抑制しつつ、スイッチング電源に設けられたスイッチ素子のデッドタイムを確実に確保することができる。
本発明の一実施形態に係るスイッチング電源の回路図である。 前記スイッチング電源が備える制御回路の回路図である。 前記スイッチング電源のタイミングチャートである。 従来例に係る制御回路の回路図である。 前記制御回路を備えるスイッチング電源のタイミングチャートである。 従来例に係る複合電流共振ブリッジコンバータ回路におけるスイッチ素子の駆動ブロックの回路図である。 前記複合電流共振ブリッジコンバータ回路のタイミングチャートである。 従来例に係るスイッチ素子の駆動ブロックの回路図である。 前記駆動ブロックのタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
[スイッチング電源1の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るスイッチング電源1の回路図である。スイッチング電源1は、トランスTと、電流電圧変換部10と、制御回路20と、高圧シフト部40と、出力電圧検出部50と、直流電源Vinと、NチャネルMOSFETで構成されるスイッチ素子Q1、Q2と、ダイオードD1、D2、D3、D4と、キャパシタC1、C2、C3、C4と、抵抗R1と、フォトダイオードPC1と、を備え、負荷200に直流電圧を供給する。
まず、トランスTの1次側におけるスイッチング電源1の構成について説明する。トランスTの1次巻線T1の一端には、スイッチ素子Q1のソースと、スイッチ素子Q1のボディーダイオードであるダイオードD1のアノードと、キャパシタC1の他方の電極と、スイッチ素子Q2のドレインと、スイッチ素子Q2のボディーダイオードであるダイオードD2のカソードと、キャパシタC2の一方の電極と、が接続される。スイッチ素子Q1のドレインには、ダイオードD1のカソードと、キャパシタC1の一方の電極と、直流電源Vinの正極と、が接続される。スイッチ素子Q2のソースには、ダイオードD2のアノードと、キャパシタC2の他方の電極と、直流電源Vinの負極と、が接続される。
トランスTの1次巻線T1の他端には、キャパシタC3および電流電圧変換部10を介して、直流電源Vinの負極が接続される。
制御回路20は、制御手段30と、キャパシタC5、C6と、抵抗R2、R3と、フォトダイオードPC1と対に設けられたフォトトランジスタPC2と、を備える。
制御手段30には、端子P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7が設けられる。端子P1には、キャパシタC5を介して基準電位源GNDが接続される。端子P2には、キャパシタC6を介して基準電位源GNDが接続される。このキャパシタC6には、抵抗R2と、抵抗R3およびフォトトランジスタPC2で構成される直列回路と、がそれぞれ並列接続される。端子P3には、電流電圧変換部10が接続され、端子P4には、基準電位源GNDが接続され、端子P5には、図示しない直流電源が接続される。端子P6には、スイッチ素子Q2のゲートが接続され、端子P7には、高圧シフト部40を介してスイッチ素子Q1のゲートが接続される。
次に、トランスTの2次側におけるスイッチング電源1の構成について説明する。トランスTの第1の2次巻線T2の一端には、ダイオードD3のアノードが接続され、ダイオードD3のカソードには、キャパシタC4の一方の電極と、負荷200の一端と、ダイオードD4のカソードと、が接続される。トランスTの第1の2次巻線T2の他端には、キャパシタC4の他方の電極と、負荷200の他端と、基準電位源GNDと、が接続される。
トランスTの第2の2次巻線T3の一端には、キャパシタC4の他方の電極と、負荷200の他端と、基準電位源GNDと、が接続される。トランスTの第2の2次巻線T3の他端には、ダイオードD4のアノードが接続され、ダイオードD4のカソードには、キャパシタC4の一方の電極と、負荷200の一端と、ダイオードD3のカソードと、が接続される。
ダイオードD3のカソードと、ダイオードD4のカソードとには、出力電圧検出部50の第1端子が接続されるとともに、抵抗R1およびフォトダイオードPC1を介して出力電圧検出部50の第2端子が接続される。出力電圧検出部50の第3端子には、基準電位源GNDが接続される。
[スイッチング電源1の動作]
以上の構成を備えるスイッチング電源1は、制御手段30からスイッチ素子Q1、Q2に制御信号を供給して、デッドタイムを挟んでスイッチ素子Q1、Q2を交互にオン状態にすることで、負荷200に直流電圧を供給する。ここで、デッドタイムとは、スイッチ素子Q1、Q2の双方がオフとなる期間のことである。
スイッチ素子Q1がオン状態でかつスイッチ素子Q2がオフ状態である期間では、直流電源Vinの正極から出力された電流がオン状態のスイッチ素子Q1を介してトランスTの1次巻線T1に供給され、トランスTの1次巻線T1の一端から他端に電流が流れる。すると、トランスTの第1の2次巻線T2と、トランスTの第2の2次巻線T3とには、他端から一端に向かって電流を流そうとする起電力がそれぞれ発生し、ダイオードD3ではアノードの電圧がカソードの電圧より高くなり、ダイオードD3が導通する。その結果、トランスTの第1の2次巻線T2と、トランスTの第2の2次巻線T3と、に発生した起電力は、整流され、キャパシタC4で平滑されて、負荷200に供給される。
スイッチ素子Q1がオフ状態でかつスイッチ素子Q2がオン状態である期間では、トランスTの1次巻線T1の一端から他端に電流が流れた期間にトランスTに蓄えられたエネルギーにより、トランスTの1次巻線T1の一端からオン状態のスイッチ素子Q2を介して直流電源Vinの負極に電流が供給され、トランスTの1次巻線T1の他端から一端に電流が流れる。すると、トランスTの第1の2次巻線T2と、トランスTの第2の2次巻線T3とには、一端から他端に向かって電流を流そうとする起電力がそれぞれ発生し、ダイオードD4ではアノードの電圧がカソードの電圧より高くなり、ダイオードD4が導通する。その結果、トランスTの第1の2次巻線T2と、トランスTの第2の2次巻線T3と、に発生した起電力は、整流され、キャパシタC4で平滑されて、負荷200に供給される。
負荷200に供給される直流電圧は、抵抗R1を介してフォトダイオードPC1に供給されるとともに、出力電圧検出部50に供給される。出力電圧検出部50は、負荷200に供給される直流電圧を監視し、この直流電圧が高くなるに従って、フォトダイオードPC1に流れる電流を増加させて、フォトダイオードPC1から出射される光の光量を増加させる。
フォトダイオードPC1から出射された光は、フォトトランジスタPC2で受光される。フォトトランジスタPC2に流れる電流は、受光した光の光量が増加するに従って、増加する。
ここで、キャパシタC6には、図2を用いて後述するように、制御手段30から電流が供給され、キャパシタC6は、制御手段30により充電される。一方、抵抗R2と、抵抗R3およびフォトトランジスタPC2で構成される直列回路とには、キャパシタC6に蓄えられた電荷により、電流が流れる。すなわち、キャパシタC6は、抵抗R2と、抵抗R3およびフォトトランジスタPC2で構成される直列回路と、により放電される。以上によれば、制御手段30と、抵抗R2、R3と、フォトトランジスタPC2とは、充放電手段として機能する。
制御手段30は、端子P1の電圧と、端子P2の電圧と、端子P3の電圧と、に応じて、スイッチ素子Q1、Q2をスイッチングさせる。ここで、端子P1の電圧は、キャパシタC5の端子間電圧に等しく、端子P2の電圧は、キャパシタC6の端子間電圧に等しい。
また、端子P3の電圧は、スイッチ素子Q1、Q2に流れる電流を電流電圧変換部10により電圧に変換したものであり、スイッチ素子Q1、Q2に流れる電流が大きくなるに従って、高くなる。そこで、制御手段30は、端子P3の電圧を後述の比較器CMP1(図2参照)で監視して、予め定められた電流より大きい過度な電流がスイッチ素子Q1、Q2に流れるという異常状態になってしまうのを防止する、いわゆる過電流保護を行う。
また、スイッチ素子Q1、Q2に共振外れが生じるという異常状態になってしまうに従って、ドレイン電流IDQ1、IDQ2が小さくなり、端子P3の電圧が低くなる。そこで、制御手段30は、端子P3の電圧を後述の比較器CMP2(図2参照)で監視して、いわゆる共振外れ保護を行う。
[制御手段30の構成]
図2は、制御手段30を備える制御回路20の回路図である。制御手段30は、基準電圧生成部31と、駆動部32と、制御部33と、ソフトスタート制御部34と、タイマ35と、比較器CMP1、CMP2と、NPN型トランジスタで構成されるデッドタイム確保手段としてのスイッチ素子SWと、PチャネルMOSFETで構成されるスイッチ素子Q1H、Q2Hと、NチャネルMOSFETで構成されるスイッチ素子Q1L、Q2Lと、を備える。
端子P1には、制御部33に接続されたソフトスタート制御部34と、駆動部32に接続されたタイマ35と、が接続される。端子P2には、駆動部32に接続された制御部33と、スイッチ素子SWのコレクタと、が接続される。スイッチ素子SWのエミッタには、基準電位源GNDが接続され、スイッチ素子SWのベースには、制御部33が接続される。
端子P3には、比較器CMP1の非反転入力端子と、比較器CMP2の非反転入力端子と、が接続される。比較器CMP1の反転入力端子には、基準電圧Vref1を出力する直流電源(図示省略)が接続され、比較器CMP2の反転入力端子には、基準電圧Vref2を出力する直流電源(図示省略)が接続される。比較器CMP1の出力端子には、駆動部32、制御部33、およびタイマ35が接続される。比較器CMP2の出力端子には、駆動部32および制御部33が接続される。端子P4には、基準電位源GNDが接続される。
端子P5には、駆動部32に接続された基準電圧生成部31と、スイッチ素子Q1Hのソースと、スイッチ素子Q2Hのソースと、が接続される。スイッチ素子Q1Hのドレインには、スイッチ素子Q1Lのドレインと、端子P7と、が接続される。スイッチ素子Q2Hのドレインには、スイッチ素子Q2Lのドレインと、端子P6と、が接続される。スイッチ素子Q1L、Q2Lのそれぞれのソースには、基準電位源GNDが接続される。スイッチ素子Q1H、Q1L、Q2H、Q2Lのそれぞれのゲートには、駆動部32が接続される。
[制御手段30の動作]
基準電圧生成部31は、端子P5に入力される電圧から基準電圧を生成し、駆動部32に供給する。
比較器CMP1は、上述のように、過電流保護を行うために設けられている。この比較器CMP1は、端子P3の電圧と、基準電圧Vref1と、を比較する。そして、端子P3の電圧が基準電圧Vref1以上の場合には、過電流保護を行う必要があるとして、過電流保護信号を駆動部32、制御部33、およびタイマ35に供給する。一方、端子P3の電圧が基準電圧Vref1未満の場合には、過電流保護を行う必要はないとして、定常状態信号を駆動部32、制御部33、およびタイマ35に供給する。
比較器CMP2は、上述のように、共振外れ保護を行うために設けられている。この比較器CMP2は、後述の放電期間が開始されてから予め定められた時間Tx(図3参照)の経過後に、端子P3の電圧と、基準電圧Vref2と、を比較する。そして、端子P3の電圧が基準電圧Vref2以下の場合には、共振外れ保護を行う必要があるとして、共振外れ保護信号を駆動部32および制御部33に供給する。一方、端子P3の電圧が基準電圧Vref2より高い場合には、共振外れ保護を行う必要はないとして、定常状態信号を駆動部32および制御部33に供給する。
ソフトスタート制御部34は、端子P1に接続されるキャパシタC5を充電するとともに、端子P1の電圧を制御部33に送信する。キャパシタC5の充電は、制御手段30の動作が開始されると、開始される。
制御部33は、比較器CMP1、CMP2の双方から定常状態信号が供給されている期間では、端子P2の電圧に応じて、上述の放電期間と充電期間とを交互に行うとともに、駆動パルス信号を生成して駆動部32に供給する。また、端子P1の電圧が高くなるに従って、生成する駆動パルス信号の周波数を低くする。
放電期間では、キャパシタC6に蓄えられている電荷が、抵抗R2を介して基準電位源GNDに移動するとともに、抵抗R3およびフォトトランジスタPC2を介して基準電位源GNDに移動する。これによれば、キャパシタC6は、抵抗R2に流れる電流と、抵抗R3およびフォトトランジスタPC2で構成される直列回路に流れる電流と、により放電されることとなり、キャパシタC6の端子間電圧が低下し、端子P2の電圧も低下する。そして、端子P2の電圧が第2電圧としてのV2になると、充電期間に移行させる。
充電期間では、放電期間と同様に、キャパシタC6は、抵抗R2に流れる電流と、抵抗R3およびフォトトランジスタPC2で構成される直列回路に流れる電流と、により放電される。ところが、充電期間では、制御部33において設定されている電流が、端子P2を介して制御部33からキャパシタC6に供給され、キャパシタC6は充電される。ここで、上述の制御部33において設定されている電流は、抵抗R2に流れる電流と、抵抗R3およびフォトトランジスタPC2で構成される直列回路に流れる電流と、を合算した合算電流より大きい。このため、充電期間では、キャパシタC6の端子間電圧は上昇し、端子P2の電圧も上昇する。そして、端子P2の電圧がV2より高い第1電圧としてのV1になると、放電期間に移行させる。
一方、制御部33は、比較器CMP1から過電流保護信号が供給されるかまたは比較器CMP2から共振外れ保護信号が供給されると、急速放電期間に移行させる。この急速放電期間では、駆動停止信号を駆動部32に供給するとともに、スイッチ素子SWをオン状態にする。スイッチ素子SWがオン状態になると、スイッチ素子SWおよび端子P2を介して、キャパシタC6と基準電位源GNDとが導通し、キャパシタC6が急速放電される。そして、キャパシタC6の端子間電圧が低下して、端子P2の電圧がV2になると、スイッチ素子SWをオフ状態にし、上述の充電期間に移行させる。
駆動部32は、制御部33から供給される駆動パルス信号に応じて、スイッチ素子Q1H、Q1L、Q2H、Q2Lのそれぞれのゲートに、スイッチ素子Q1H、Q1Lを交互にオン状態にするとともにスイッチ素子Q2H、Q2Lを交互にオフ状態にするスイッチング信号を供給する。具体的には、充電期間では、スイッチ素子Q1H、Q2Hをオフ状態にするとともに、スイッチ素子Q1L、Q2Lをオン状態にして、スイッチ素子Q1、Q2の双方をオフ状態にする。一方、放電期間では、充電期間から放電期間に移行するたびに、スイッチ素子Q1H、Q2Lをオン状態にするとともにスイッチ素子Q1L、Q2Hをオフ状態にして、スイッチ素子Q1をオン状態にするとともにスイッチ素子Q2をオフ状態にする期間と、スイッチ素子Q1L、Q2Hをオン状態にするとともにスイッチ素子Q1H、Q2Lをオフ状態にして、スイッチ素子Q1をオフ状態にするとともにスイッチ素子Q2をオン状態にする期間と、を交互に設ける。
ただし、駆動部32は、制御部33または後述のタイマ35から駆動停止信号が供給されるか、あるいは、比較器CMP1から過電流保護信号が供給されるかまたは比較器CMP2から共振外れ保護信号が供給されると、スイッチ素子Q1H、Q2Hをオフ状態にするとともにスイッチ素子Q1L、Q2Lをオン状態にして、スイッチ素子Q1、Q2をオフ状態にする。
タイマ35は、比較器CMP1から過電流保護信号が供給されると、端子P1に充電電流を供給して、端子P1に接続されたキャパシタC5を充電するとともに、駆動部32に駆動停止信号を供給する。
図3は、スイッチング電源1のタイミングチャートである。VP2は、端子P2の電圧を示す。VGSQ1、VGSQ2のそれぞれは、スイッチ素子Q1、Q2のそれぞれのゲート−ソース間電圧を示す。IDQ1、IDQ2のそれぞれは、スイッチ素子Q1、Q2のそれぞれのドレイン電流を示す。VDSQ1、VDSQ2のそれぞれは、スイッチ素子Q1、Q2のそれぞれのドレイン−ソース間電圧を示す。なお、本実施形態では、ゲート−ソース間電圧VGSQ1がVGHの場合には、スイッチ素子Q1がオン状態であり、ゲート−ソース間電圧VGSQ1がVGLの場合には、スイッチ素子Q1がオフ状態であるものとする。また、スイッチ素子Q2についても、スイッチ素子Q1と同様に、ゲート−ソース間電圧VGSQ2に応じてオンオフするものとする。
図3において、スイッチング電源1は、時刻t7〜t8までの期間では、上述のスイッチ素子Q1、Q2に共振外れが生じるという異常状態として動作しており、他の期間では、定常状態として動作している。
時刻t1において、電圧VP2がV1となり、放電期間に移行する。
このため、電圧VP2は、時間が経過するに従って低下する。また、時刻t1において、ゲート−ソース間電圧VGSQ1をVGLにするとともに、ゲート−ソース間電圧VGSQ2をVGHにして、スイッチ素子Q1をオフ状態にするとともに、スイッチ素子Q2をオン状態にする。これによれば、ドレイン−ソース間電圧VDSQ1が「0」より大きいV3となるとともに、ドレイン−ソース間電圧VDSQ2が「0」となる。また、ドレイン電流IDQ1は、「0」になる。一方、ドレイン電流IDQ2は、時刻t1において「0」以下にまで減少した後、時間が経過するに従って増加し、時刻t2において第2電流としてのIref2となる。そして、時刻t2の後においても時間が経過するに従って増加し、その後、時間が経過するに従って減少する。
ここで、上述のIref2とは、端子P3の電圧が基準電圧Vref2に等しい場合にスイッチ素子Q1またはスイッチ素子Q2に流れるドレイン電流の値である。すなわち、時刻t2において、端子P3の電圧が基準電圧Vref2となっている。
時刻t1から予め定められた時間Txが経過した時刻t3において、ドレイン電流IDQ2は、Iref2より大きい。このため、時刻t3では、端子P3の電圧が基準電圧Vref2より高いこととなるので、比較器CMP2は、共振外れ保護を行う必要はないとして、定常状態信号を駆動部32および制御部33に供給する。この定常状態信号を比較器CMP2から受信した駆動部32および制御部33は、放電期間を継続する。これによれば、電圧VP2は、時刻t1〜t3までの期間と同様に、低下し続ける。
時刻t4において、電圧VP2がV2となり、充電期間に移行する。
このため、電圧VP2は、時間が経過するに従って上昇する。また、時刻t4において、ゲート−ソース間電圧VGSQ1、VGSQ2をVGLにして、スイッチ素子Q1、Q2をオフ状態にする。これによれば、ドレイン−ソース間電圧VDSQ1は、時間が経過するに従って低下し、ドレイン−ソース間電圧VDSQ2は、時間が経過するに従って上昇する。また、ドレイン電流IDQ1、IDQ2は、「0」になる。
時刻t5において、電圧VP2がV1となり、放電期間に移行する。
このため、電圧VP2は、時間が経過するに従って低下する。また、時刻t5において、ゲート−ソース間電圧VGSQ1をVGHにするとともに、ゲート−ソース間電圧VGSQ2をVGLにして、スイッチ素子Q1をオン状態にするとともに、スイッチ素子Q2をオフ状態にする。これによれば、ドレイン−ソース間電圧VDSQ1が「0」になるとともに、ドレイン−ソース間電圧VDSQ2がV3となる。また、ドレイン電流IDQ2は、「0」になる。一方、ドレイン電流IDQ1は、時刻t5において「0」以下にまで減少した後、時間が経過するに従って増加し、時刻t6においてIref2となる。そして、時刻t6の後においても時間が経過するに従って増加し、その後、時間が経過するに従って減少する。
時刻t5から予め定められた時間Txが経過した時刻t7において、ドレイン電流IDQ1がIref2となる。このため、時刻t7では、端子P3の電圧が基準電圧Vref2に等しいこととなるので、比較器CMP2は、共振外れ保護を行う必要があるとして、共振外れ保護信号を駆動部32および制御部33に供給する。この共振外れ保護信号を比較器CMP2から受信した駆動部32および制御部33は、急速放電期間に移行する。
これによれば、制御部33は、キャパシタC6を急速放電させる。このため、電圧VP2は、時刻t6〜t7までの期間と比べて急速に低下し、時刻t8においてV2となる。
また、駆動部32は、ゲート−ソース間電圧VGSQ1、VGSQ2をVGLにして、スイッチ素子Q1、Q2をオフ状態にする。このため、ドレイン−ソース間電圧VDSQ1は、時間が経過するに従って上昇し、ドレイン−ソース間電圧VDSQ2は、時間が経過するに従って低下する。また、ドレイン電流IDQ1、IDQ2は、「0」になる。
上述のように、時刻t8において、電圧VP2がV2となる。このため、上述の時刻t4と同様に、充電期間に移行する。
以降、図3では、急速放電期間に移行することなく、放電期間と充電期間とに交互に移行している。
[制御手段130の構成]
ところで、上述のように、特許文献1に記載の回路では、デッドタイムの長さのみを抑制するために専用の端子が必要であるため、端子数の増加を抑制できなかった。そこで、端子数の増加を抑制できる回路として、図4に示す制御回路120が考えられる。
図4は、従来例に係る制御手段130を備える制御回路120の回路図である。制御回路120は、図2に示した本発明の一実施形態に係る制御回路20の代わりに、図1に示したスイッチング電源1に設けることができる。ここで、制御回路20の代わりに制御回路120が設けられたスイッチング電源1のことを、以降ではスイッチング電源100と呼ぶこととする。
制御回路120は、制御回路20とは、制御部33の代わりに制御部133を備える点と、スイッチ素子SWを備えない点と、が異なる。なお、制御回路120において制御回路20と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
[制御手段130の動作]
制御部133は、比較器CMP1、CMP2の双方から定常状態信号が供給されている期間では、制御部33と同様に動作するが、比較器CMP1から過電流保護信号が供給されるかまたは比較器CMP2から共振外れ保護信号が供給されると、駆動停止信号を駆動部132に供給するとともに、放電期間から充電期間に移行させる。
図5は、スイッチング電源100のタイミングチャートである。
時刻t11〜t16までの期間では、図3に示した時刻t1〜t6までの期間と同様に、各波形が変化している。
時刻t16から予め定められた時間Txが経過した時刻t17において、時刻t7と同様に、ドレイン電流IDQ1がIref2となる。このため、時刻t17では、端子P3の電圧が基準電圧Vref2に等しいこととなるので、比較器CMP2は、共振外れ保護を行う必要があるとして、共振外れ保護信号を駆動部32および制御部133に供給する。
この共振外れ保護信号を比較器CMP2から受信した制御部133は、放電期間から充電期間に移行させる。このため、電圧VP2は、時刻t14〜15までの期間と同様に傾きで上昇し、時刻t18においてV2となる。
すなわち、スイッチング電源100では、共振外れ保護が行われると、放電期間から充電期間に移行する。ここで、共振外れ保護が開始された時刻t17では、電圧VP2がV2まで低下できていないため、時刻t17から電圧VP2がV1に上昇する時刻t18までの期間が、共振外れ保護を行っていない場合の充電期間(例えば、時刻t14〜t15までの期間に相当)と比べて、短くなる。このため、デッドタイムを十分に確保することができず、時刻t18において、ドレイン−ソース間電圧VDSQ2が「0」まで低下しきれていないにもかかわらず、スイッチ素子Q2がオン状態になってしまい、いわゆるゼロボルトスイッチングができなくなっている。これによれば、スイッチング電源100の効率が低下するおそれがある。
ここで、図4に示したキャパシタC6の容量を大きく設定すれば、電圧VP2の傾きが緩やかになるので、時刻t17から電圧VP2がV1に上昇する時刻t18までの期間を長くすることができ、ゼロボルトスイッチングを実現させることが可能となる。ところが、キャパシタC6の容量を大きく設定すると、電圧VP2の傾きが一律に緩やかになるため、スイッチングの高周波化が困難となってしまい、トランスTを小型化できなくなってしまう。
以上のスイッチング電源1によれば、以下の効果を奏することができる。
上述の放電期間が開始されてから予め定められた時間Txの経過後のタイミングで、端子P3の電圧が基準電圧Vref2以下であれば、共振外れ保護を行う必要があるとして、電圧VP2がV2になるまでキャパシタC6を急速放電させる。このため、共振外れ保護を行った後に充電期間に移行しても、この充電期間(例えば、図3の時刻t8〜t9までの期間に相当)は、共振外れ保護を行わなかった後の充電期間(例えば、図3の時刻t4〜t5までの期間に相当)と、等しくなる。そして、スイッチング電源1では、充電期間がデッドタイムとなる。したがって、共振外れ保護を行うことによりデッドタイムが短くなってしまうのを、防止できる。
また、端子P3の電圧が基準電圧Vref1以上であれば、過電流保護を行う必要があるとして、キャパシタC6を急速放電させる。このため、過電流保護を行った後に、充電期間に移行しても、この充電期間は、過電流保護を行わなかった後の充電期間と等しくなる。そして、スイッチング電源1では、充電期間がデッドタイムとなる。したがって、過電流保護を行うことによりデッドタイムが短くなってしまうのを、防止できる。なお、端子P3の電圧が基準電圧Vref1に等しい場合に、スイッチ素子Q1またはスイッチ素子Q2に流れるドレイン電流の値は、第1電流としてのIref1とする。
また、上述の特許文献1に記載の回路では、c点の電圧により、デッドタイムの長さのみを制御する。このため、上述の特許文献1に記載の回路をIC化した場合、デッドタイムの長さのみを制御するために、c点の電圧を検出するための専用の端子が必要となってしまう。これに対して、スイッチング電源1は、端子P2の電圧により、放電期間と充電期間とを制御して、スイッチ素子Q1、Q2のデッドタイムの長さだけでなく、スイッチ素子Q1、Q2のオン幅も制御する。すなわち、スイッチ素子Q1、Q2のデッドタイムの長さを制御するための端子を、スイッチ素子Q1、Q2のオン幅を制御するための端子と兼用することができる。このため、制御手段30をIC化した場合に、上述の特許文献1に記載の回路をIC化した場合と比べて、端子数の増加を抑制しつつ、共振外れ保護を行うことによりデッドタイムが短くなってしまうのを、防止できる。
また、充電期間がデッドタイムとなる。ここで、放電期間における電圧VP2の傾きは比較的急峻であるため、共振外れ保護を開始するタイミング(例えば、図3の時刻t7を参照)では、電圧VP2がV2近傍まで低下していることとなる。したがって、急速放電により電圧VP2をV2まで低下させるのに必要な時間が比較的短くなるので、急速放電期間が無用に長くなるのを防止でき、その結果、デッドタイムが無用に長くなってしまうのを防止できる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上述の実施形態では、充電期間をデッドタイムとしたが、これに限らず、例えば放電期間をデッドタイムとしてもよい。なお、充電期間をデッドタイムとした上述の実施形態では、共振外れ保護や過電流保護を行う際に、キャパシタC6を急速放電させたが、放電期間をデッドタイムとした場合には、共振外れ保護や過電流保護を行う際に、キャパシタC6を急速充電させることとなる。
1、100;スイッチング電源
10;電流電圧変換部
20、120;制御回路
30、130;制御手段
33、133;制御部
C1〜C6;キャパシタ
P1〜P7;端子
Q1、Q1H、Q1L、Q2、Q2H、Q2L、SW;スイッチ素子

Claims (7)

  1. 2以上のスイッチ素子を備えたスイッチング電源の発振周波数を制御する制御回路であって、
    前記スイッチ素子のオンオフを制御する制御信号を当該スイッチ素子に供給して、前記スイッチング電源の発振周波数を制御する制御手段と、
    キャパシタと、
    前記キャパシタを充放電する充放電手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記キャパシタの端子間電圧に応じて、前記制御信号を生成するとともに、前記充放電手段により前記キャパシタを充放電させ、前記スイッチ素子に流れる電流が定常状態とは異なる異常状態では、前記2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にし、
    前記異常状態において前記キャパシタを充電または放電するデッドタイム確保手段をさらに備えることを特徴とするスイッチング電源の制御回路。
  2. 前記制御手段は、
    前記キャパシタの端子間電圧が第2電圧から第1電圧まで上昇する充電期間では、前記2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にし、
    前記キャパシタの端子間電圧が前記第1電圧から前記第2電圧まで低下する放電期間では、当該放電期間に移行するたびに、前記2以上のスイッチ素子を交互にオン状態にし、
    前記異常状態とは、前記スイッチ素子に流れる電流が第1電流以上である状態を含み、
    前記デッドタイム確保手段は、前記異常状態において、前記キャパシタを放電することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源の制御回路。
  3. 前記制御手段は、
    前記キャパシタの端子間電圧が第2電圧から第1電圧まで上昇する充電期間では、前記2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にし、
    前記キャパシタの端子間電圧が前記第1電圧から前記第2電圧まで低下する放電期間では、当該放電期間に移行するたびに、前記2以上のスイッチ素子を交互にオン状態にし、
    前記異常状態とは、前記放電期間に移行してから予め定められた時間が経過したタイミングにおいて、前記スイッチ素子に流れる電流が第2電流以下である状態を含み、
    前記デッドタイム確保手段は、前記異常状態において、前記キャパシタを放電することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源の制御回路。
  4. 前記デッドタイム確保手段は、前記異常状態において、前記充放電手段と比べて急速に、前記キャパシタを放電することを特徴とする請求項2または3に記載のスイッチング電源の制御回路。
  5. 前記デッドタイム確保手段は、前記制御手段の基準電位源と前記キャパシタとを断続するスイッチ素子であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のスイッチング電源の制御回路。
  6. 前記制御手段は、
    前記キャパシタの端子間電圧が第1電圧から第2電圧まで低下する放電期間では、前記2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にし、
    前記キャパシタの端子間電圧が前記第2電圧から前記第1電圧まで上昇する充電期間では、当該充電期間に移行するたびに、前記2以上のスイッチ素子を交互にオン状態にし、
    前記異常状態とは、前記スイッチ素子に流れる電流が第1電流以上である状態を含み、
    前記デッドタイム確保手段は、前記異常状態において、前記キャパシタを充電することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源の制御回路。
  7. 前記制御手段は、
    前記キャパシタの端子間電圧が第1電圧から第2電圧まで低下する放電期間では、前記2以上のスイッチ素子の全てをオフ状態にし、
    前記キャパシタの端子間電圧が前記第2電圧から前記第1電圧まで上昇する充電期間では、当該充電期間に移行するたびに、前記2以上のスイッチ素子を交互にオン状態にし、
    前記異常状態とは、前記充電期間に移行してから予め定められた時間が経過したタイミングにおいて、前記スイッチ素子に流れる電流が第2電流以下である状態を含み、
    前記デッドタイム確保手段は、前記異常状態において、前記キャパシタを充電することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源の制御回路。
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