JP2011135466A - 超音波センサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
底部1aと側壁部1bとを有するケース1と、ケース1の内側に位置する底部1aに設けられた圧電振動子2と、圧電振動子2と電気的に接続された端子4とを備える超音波センサにおいて、ケース1の側壁部1bの開口部側に、側壁部の外周に沿ってフランジ部1cが形成されており、フランジ部1cの外周部には3個所以上の直線部が形成されている。この直線部は、環状のフランジ部1cの外周部を接線方向に平行にカットすることにより形成されている。
【選択図】 図2
Description
図1は本発明にかかる超音波センサ10の第1実施形態を示す。図2の(a)は、本発明に係る超音波センサの第1実施形態のケース1の平面図であり、(b)は本発明にかかる超音波センサ10の第1実施形態のケースの斜視図である。この超音波センサは、底部1aと側壁部1bとを有するケース1と、ケース1の内底部1aに設けられた圧電振動子2と、圧電振動子2とリード端子3a,3bを介して接続されている端子4a,4bと、圧電振動子2と所定の距離を離間して配置された吸音材5と、ケース1の内部を充填している充填材6と、で形成されている。
続いて、フランジ部1cの外周部に設けられた直線部の数と、ケース1の側壁部の振動面側と開口部側とにおける変位量との関係を説明する。比較対象として、図4〜図8で示されるケース1の試料をそれぞれ用意した。図4で示される、フランジ部1cがケース1の開口部の端面からそのまま延びるように形成されており、フランジ部1cの外周部に直線部が形成されていない構成を比較例1とした。図5で示される、フランジ部1cが形成される位置は図4と同じであるが、フランジ部1cの外周部に直線部が2個所形成されている構成を比較例2とした。図6で示される、フランジ部1cが形成される位置は図4と同じであるが、フランジ部1cの外周部に直線部が4個所形成されている構成を実験例1とした。図7で示される、フランジ部1cが形成される位置は図4と同じであるが、フランジ部1cの外周部に直線部が8個所形成されている構成を実験例2とした。図8で示される、フランジ部1cが形成される位置は図4と同じであるが、フランジ部1cの外周部に直線部が16個所形成されている構成を実験例3とした。
図11は本発明の実施の形態に係る超音波センサ20の第2実施形態を示す。この超音波センサは、ケース1の代わりに外側ケース21と、外側ケース21よりも剛性の高い内側ケース22と設け、内側ケース22の開口部付近にフランジ部22cを設けたものである。なお、第1実施形態と共通する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
なお、内側ケース22の側壁部22bのうち、外側ケース21の底部21aに接する部分22aの形状のみ、長軸と短軸とを有する形状に設計されていれば、内側ケース22の側壁部22bの開口形状は外側ケース21の円状の底部21aと同心円状であってもよい。
また、フランジ部22cは内側ケース22の側壁部22bの開口部側に側壁部22bの外周に沿って形成されている。フランジ部22cは、内側ケース22の側壁部22bの直径及び外側ケース21の側壁部21bよりも大きな直径を有する環状のつば部であり、フランジ部22cの外周部には4個所の直線部が形成されている。この直線部は、環状のフランジ部22cの外周部を、接線方向に平行にカットし、切り欠くことによって形成される。このような内側ケース22のフランジ部22cは外側ケース21の側壁部21bよりも外周側へ延びており、外側ケース21に内側ケース22が嵌合されることによって固定されている。このように内側ケース22にフランジ部22cを設けることによって、振動面(外側ケース21の底部22a)からの振動が、筺体への取り付け位置となる内側ケースのフランジ部22cに伝わりにくくなるため、車体又は筺体への取り付けによる特性変動をより防ぐことができる。具体的に説明すると、外側ケース21の底部21aには圧電振動子2が形成され振動部を構成しているが、この振動部における振動が外側ケース21の側壁部21bを伝わって、筺体へも伝わる恐れがある。その結果、残響の影響が大きくなる恐れがある。このため、従来は外側ケース21と筺体との間にゴム材等を設けることにより振動部からの振動の漏洩を防いでいた。しかしながら、本発明のように、外側ケース21よりも剛性が高い内側ケース22を用い、外側ケース21の側壁部21bを乗り越えるように内側ケース22の側壁部22bにフランジ部22cを設けて、このフランジ部22cを筺体に嵌合することにより、外側ケース21が直接筺体と接続されていないため、外側ケース21の振動部の振動は筺体に伝わりにくいばかりか、剛性の高い内側ケース22により減衰させられるため、振動が筺体へ漏洩することをより防ぐことができる。その結果、外側ケース21と筺体との間にゴム材等を設ける必要がなくなる。また、本発明のような、外側ケース21の他に制振性を有する内側ケース22を設けた構造であっても、外側ケース21の縦軸と横軸とを有する振動部における振動が、長軸方向と短軸方向とに位置するケース開口部付近の側壁部の位相が反転して交互に振動する不要振動モードの振動を生じさせてしまう。しかしながら、本発明の場合、内側ケース22のフランジ部22cの外周部に3個所以上の直線部が形成されているため、内側ケース22の開口部付近における上述の不要振動が抑制できているため、内側ケース22のフランジ部22cから筺体への不要振動の漏洩は防ぐことができる。
1a 底部
1b 側壁部
1c フランジ部
2 圧電振動子
3 リード端子
4 端子
5 吸音材
6 充填材
10 超音波センサ
20 超音波センサ
21 外側ケース
21a 底部
22b 側壁部
22 内側ケース
22b 側壁部
22c フランジ部
23 ケース
Claims (3)
- 底部と側壁部とを有する有底筒状のケースと、
前記ケースの内底部に設けられた圧電振動子と、
前記圧電振動子と電気的に接続された端子と、を有し
前記圧電振動子によって振動する振動面が、長軸と短軸とを有し、
前記ケースの開口部側に前記ケースの外周に沿ってフランジ部が形成されており、
前記フランジ部の外周部分に、3個所以上の直線部を設けたことを特徴とする超音波センサ。 - 前記フランジ部の外周部分に4個所以上8個所以下の直線部を設けることを特徴とする請求項1に記載の超音波センサ。
- 前記ケースは、底部と側壁部とを有する外側ケースと、前記外側ケースよりも剛性が高い内側ケースとを有し、前記内側ケースの開口部側に前記内側ケースの外周に沿ってフランジ部が形成されており、
前記内側ケースのフランジ部は、前記外側ケースの側壁部の外周よりも外側へ延びるように形成され、
前記フランジ部の外周部分に、3個所以上の直線部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の超音波センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009294771A JP5333201B2 (ja) | 2009-12-25 | 2009-12-25 | 超音波センサ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009294771A JP5333201B2 (ja) | 2009-12-25 | 2009-12-25 | 超音波センサ |
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JP5333201B2 JP5333201B2 (ja) | 2013-11-06 |
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ID=44347692
Family Applications (1)
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JP (1) | JP5333201B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015002536A (ja) * | 2013-06-18 | 2015-01-05 | 日本セラミック株式会社 | 超音波送受波器 |
WO2022196078A1 (ja) * | 2021-03-18 | 2022-09-22 | 株式会社村田製作所 | 超音波センサ |
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JP2007263246A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Jtekt Corp | 超音波センサ、センサ装置およびセンサ付き転がり軸受装置 |
-
2009
- 2009-12-25 JP JP2009294771A patent/JP5333201B2/ja active Active
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WO2022196078A1 (ja) * | 2021-03-18 | 2022-09-22 | 株式会社村田製作所 | 超音波センサ |
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