JP2005072771A - 超音波センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の筒部を有する筐体における最外周側壁自身の内部振動の減衰が遅くなるのを抑制しつつ、地面方向の指向性を狭くすることを目的とする。
【解決手段】 内側側壁2aおよび外側側壁2bの二重の円筒部と、この円筒部の一端側に位置し、超音波放射面となる底面部2cとを有して構成された筐体2を備え、内側側壁2aと底面部2cにより内側筐体が構成されており、内側筐体の底面部2cのうち、内側筐体の内部側の面に圧電振動素子1が装着されている超音波送受波器において、外側側壁2bのうち、底面部2cの延長線上に第1の凸部2eを設け、さらに第1の凸部2eから離れた部位に第2の凸部2fを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車などの車両に搭載され、例えば、駐車時や旋回時に障害物に接触する恐れがあることを検出する超音波センサに関する。
従来、車両用障害物検出装置として、超音波センサが用いられている。例えば、筒状の筐体の底面部に圧電振動素子を装着した超音波送受波器を車両のパンパーに設け、超音波送受波器により車両後方部や車両コーナー部から超音波を送信し、障害物にて反射した超音波を超音波送受波器にて受信することで、その障害物を検出している(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−16694号公報
図11(b)に本発明者らが創出した超音波送受波器の一例を示す。図11(b)に示す超音波送受波器は、内側側壁2aおよび外側側壁2bの二重の円筒部と、この円筒部の一端側に位置し、超音波放射面となる底面部2cとを有し、アルミニウム等により構成された筐体2を備えている。そして、内側側壁2aと底面部2cにより内側筐体が構成されており、内側筐体の底面部2cのうち、内側筐体の内部側の面に圧電振動素子1が装着されている。なお、内側筐体の内部とは、内側側壁2aと底面部2cとにより形成された空洞部を意味する。また、外側側壁2bと底面部2cとにより外側筐体が構成されている。
そして、2つのリード線6のうち、一方のリード線6aが圧電振動素子1の非装着面1aに接続されており、他方のリード線6bが内側側壁2aに接続されている。このようにして、圧電振動素子1の非装着面1aと、装着面1bとは、リード線6と電気的に接続されている。また、内側筐体の内部のうち、底面部2c側に吸音材3が配置されており、さらに、内部筐体の内部を含む筐体2の内部には、充填材4が充填されている。
このような構造の超音波送受波器では、図11(a)に示すように、底面部2cのうち、内側側壁2aとの接続部10を節とし、底面部2cの径方向中心を腹として振動する。さらに、底面部2cのうち、内側側壁2aとの接続部10と、外側側壁2bとの接続部11とを節として、底面部2cのうち、接続部10と接続部11との間の領域2dが振動するようになっている。底面部2cの接続部10と接続部11との間の領域2dでの振動は、底面部2cの中心での振動に対して、逆位相となる。
これにより、筐体2が二重でない構造の超音波送受波器と比較して、底面部2cの最外周部(底面部2cと外側側壁2bとの接続部11の近傍)での振動を小さくすることができる。この結果、この超音波送受波器は、底面部2cと平行な方向への超音波の伝搬を抑制することができるようになっている。
しかし、一般的に、超音波放射面2cの中心における振動に対して、逆位相の振動をする部分がある場合、逆位相の振動をする部分が無い場合と比較して、超音波放射面から放射される超音波エネルギーの指向性、すなわち、放射広がり角度が広いことが知られている。上下方向特に超音波送受波器より下側(地面方向)への指向性が広い場合、地面の凹凸を検出してしまうことから、地面方向への指向性を狭くしたいという要望がある。このことは、車両から遠距離に位置する障害物を検出したい場合ほど要望が大きい。
そこで、上記した構造の超音波送受波器に対して、地面方向の指向性を狭くする方法としては、以下の理由により、外周側壁2bを全て厚くして外周側壁の剛性を大きくする方法が考えられる。外周側壁2bの全体が薄い場合、圧電振動素子1により超音波放射面2cを振動させたとき、外側側壁2b自身が動いてしまうため、底面部2cの最外周部が振動してしまう。一般的に、底面部2cの最外周部での振動が大きい程、指向性が広いことが知られている。したがって、外周側壁を全て厚くすることで、外周側壁がたわむことによる底面部2cの最外周部での振動を低減でき、地面方向の指向性を狭くすることができる。
しかしながら、筐体2の材質としてアルミニウム等を用いた場合、外周側壁2bを全て厚くすると、外側側壁2bの体積が大きくなるため、外周側壁自身の内部で振動の減衰が遅くなり、残響時間が延びるという問題が発生する。超音波送受波器は超音波の放射と反射波の検出を同一部分で行うため、超音波を放射した後に、超音波放射面に振動が残っていると障害物に反射した超音波を検出することができない。このため、残響時間が延びると、車両から遠距離のところに位置する障害物しか検出できず、車両から近距離のところに位置する障害物を検出することができなくなってしまう。
なお、他の方法としては、発振する超音波の振動数を高くしたり、超音波放射面の面積を大きくしたりする方法が考えられる。しかし、車両用障害物検出装置として超音波センサを使用する場合、使用できる超音波の振動数に制限があり、振動数が高くなるほど空気中で減衰しやすいため、障害物から反射した超音波が戻ってこないという問題が発生したりする。また、車両用超音波送受波器は、通常、バンパーに設置するため、超音波放射面の大きさにも制限がある。このため、これらの方法では、指向性を十分に狭くすることができない場合がある。したがって、超音波放射面の大きさや、超音波の振動数を変更する方法を用いないで、指向性を狭くすることが好ましい。
なお、上記した問題は筒部が二重である場合に限らず、筒部が三重以上であっても同様に生じる。
本発明は、上記点に鑑み、複数の筒部を有する筐体における最外周側壁自身の内部振動の減衰が遅くなるのを抑制しつつ、地面方向の指向性を狭くすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第2の筒状側壁(2b)に筐体(2)の外側に向かって突出している凸部(2e、2f)が設けられていることを特徴としている。
これにより、第2の筒状側壁に凸部が設けられていない場合と比較して、圧電振動素子により底面部を振動させたとき、第2の筒状側壁が動くのを抑制することができる。このため、第2の筒状側壁に凸部が設けられていない場合と比較して、底面部の最外周部が第2の筒状側壁に連動して振動するのを抑制することができ、地面方向の指向性を狭くすることができる。
また、請求項1に記載の発明では、第2の筒状側壁の一部分のみを他の部分よりも厚くしているため、圧電振動素子により底面部を振動させたとき、第2の筒状側壁の全てを厚くする場合と比較して、第2の筒状側壁自身における内部振動の減衰が遅くなるのを抑制することができる。
なお、凸部の形状を、第2の筒状側壁の全周にて不連続した形状や、請求項2に示すように、連続した形状とすることもできる。
また、請求項3に示すように、凸部(2e)の位置を底面部の延長線上とすることが好ましい。請求項3に記載の発明では、第2の筒状側壁に凸部が設けられていない場合と比較して、底面部の最外周部の剛性を大きくすることができる。このため、この部分での振動を、第2の筒状側壁に凸部が設けられていない場合と比較して、抑制することができる。この結果、地面方向の指向性を狭くすることができる。
また、請求項4に示すように、第2の筒状側壁(2b)のうち、底面部(2c)の延長線上に位置する第1の部位(2e)と、第1の部位から離れた第2の部位(2f)とに凸部を設けることがより好ましい。
請求項4に記載の発明では、第2の筒状側壁に凸部が設けられていない場合と比較して、底面部の最外周部の剛性を大きくすることができ、さらに、圧電振動素子により底面部を振動させたときに第2の筒状側壁が動くのを抑制することができる。このため、第2の筒状側壁の凸部が単に第1の部位のみ、または、第2の部位にのみに設けられている場合と比較して、底面部の最外周方向での振動をより抑制することができる。この結果、地面方向のより指向性を狭くすることができる。
また、本発明では、第1の部位から第2の部位にかけて1つの凸部が形成されている場合と比較して、第2の筒状側壁の体積は小さくなっている。これにより、第1の部位から第2の部位にかけて1つの凸部が形成されている場合よりも、第2の筒状側壁での内部振動を速く減衰させることができる。
請求項5に記載の発明では、底面部(2c)に対して垂直な方向から筐体(2)をみたときの凸部(2e、2f)の形状が、底面部(2c)の中心を通る直線を軸として、非対称であることを特徴としている。
これにより、底面部から放射される超音波の振動モードが非対称となり、底面部の中心を通る軸を境にして指向性が広い側と狭い側の領域とを存在するようにできる。したがって、凸部の形状が天地方向にて非対称となるように、かつ、底面部の指向性が狭い側の領域を下側に向けて、超音波センサを車両に搭載することで、請求項1〜4に記載の発明と比較して、地面方向の指向性をより狭くすることができる。
請求項6に記載の発明では、底面部(2c)に垂直な方向にて筐体(2)をみたとき、第2の筒状側壁(2b)の形状が、底面部(2c)の中心を通る直線を軸として、非対称であることを特徴としている。
これにより、底面部から放射される超音波の振動モードが非対称となり、底面部の中心を通る軸を境にして指向性が広い側と狭い側の領域とを存在するようにできる。例えば、第2の側壁に切り欠き、孔、凹み、凸部を設けることで、第2の筒状側壁の形状を非対称とすることができる。この場合、筐体の中心を通る軸を境にして、切り欠き等が設けられた側の領域は、それと反対側の領域よりも、指向性が狭くなる。この結果、切り欠き等が設けられた側の領域を下に向けて車両に搭載することで、第2の筒状側壁に切り欠き等が設けられていない場合と比較して、地面方向の指向性を狭くすることができる。
請求項7に記載の発明では、第2の吸音材料(3b)により、内側筐体の開口部が塞がれていることを特徴としている。
これにより、内側筐体の開口部が吸音材料により塞がれていない場合と比較して、検出方向と反対方向に超音波が放出されるのを抑制することができる。
請求項8に記載の発明では、内側筐体と外側側壁の間に第3の吸音材料(3c)が配置されていることを特徴としている。
これにより、内側筐体と外側筐体の間に吸音材料が配置されていない場合と比較して、検出方向と反対方向に超音波が放出されるのを抑制することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本実施形態では、自動車用のバックソナーまたはコーナーソナーを例として説明する。図1に車両に取り付けられた状態の本実施形態における超音波送受波器を示し、図2(a)、(b)に図1中の超音波送受波器の外観を示す。図2(b)は図2(a)に示す超音波送受波器のA矢視図であり、図1は図2(b)に示す超音波送受波器のB−B線断面とバンパーの断面とを示している。なお、図1に示す超音波送受波器のうち、図11に示す超音波送受波器と同様の構造部については、同一の符号を付しているので、説明を一部省略する。
本実施形態の超音波送受波器は、外側側壁2bの形状と、内側筐体2aの開口部に吸音材3bが、内側筐体2aと外側側壁2bの間に吸音材3cが配置されている点が、図11に示す超音波送受波器と異なっている。
具体的には、図1に示すように、筐体2は、第1の筒状側壁としての内側側壁(内側筐体)2aと、第2の筒状側壁としての外側側壁(外側筐体)2bと、底面部2cとにより構成されている。外側側壁2bは、底面部2cと一体成形されたものであり、溝部2dを介して、内側側壁2aよりも外側に同軸状に配置されている。また、外側側壁2bは筐体2の最外周に位置している。
そして、図1、2(a)、(b)に示すように、外側側壁2bの外周側の面には、底面部の延長線上に位置する第1の部位に、筐体2の外側に向かって突出している第1の凸部2eが外側側壁2bと一体的に形成されている。さらに第1の凸部2eから離れた第2の部位に第2の凸部2fが外側側壁2bの外周側の面に外側側壁2bと一体的に形成されている。
第1の凸部2eは、所定の幅8aで外側側壁2bの全周(円周方向)に連続した、いわゆるフランジ形状となっている。第1の凸部2eの高さは略一定であり、すなわち、第1の凸部2eが形成されている部分における外側側壁2bの厚さは略一定となっている。また、第1の凸部2eを含む底面部2cの形状は、図2(b)に示すように、略円形状となっている。
第2の凸部2fは、外側側壁2bの底面部に対して垂直な方向での中央付近に形成されている。第2の凸部2fも、所定の幅8bで外側側壁2bの全周に連続した形状となっており、第2の凸部2fが形成されている部分における外側側壁2bの厚さは一定となっている。なお、本実施形態では、円筒状の外周側壁2bの直径9c、第1の凸部2eが形成されている部分での外側側壁2bの直径9a、第2の凸部2fが形成されている部分での直径9bの順に大きくなっている。
圧電振動素子1は、PZTなどの圧電性セラミックスから構成されており、底面部2cの内側側壁2aおよび外側側壁2bが配置されている側の面(つまり、筐体の内部側の面)であって、内側側壁2aにより囲まれた領域に固定されている。
そして、内側筐体2aの内部には、底面部2c側にシリコーン、ウレタン等の第1の吸音材3aが配置され、内側筐体2aの開口部側にシリコーン等の充填材4aが充填されており、内側筐体2aの開口部を塞ぐように第2の吸音材3bが、内側筐体2aと外側筐体2bの間に第3の吸音材3cが配置されている。また、外側筐体2bの内部は、シリコーン等の充填材4bにより封止されている。なお、吸音材3の材質としては、シリコーン、ウレタンに限らず、フェルト、ゴム等の吸音効果があり、柔らかいものであれば他の材質とすることもできる。
また、図1に示すように、シリコーン等の振動吸収体5により、第2の凸部を含む外側側壁2bが覆われている。ただし、底面部2cは振動吸収体5から露出している。そして、このように構成された超音波送受波器が車両のバンパー7に設置されている取り付けリブ7aに取り付けられている。このように振動吸収体5を介して筐体2をバンパー7に取り付けていることから、筐体2が振動したときに、バンパー7へ振動が伝わるのを防止することができる。なお、バンパー7への振動の伝搬を抑制するという観点では、第2の凸部2fを振動吸収体5により覆うことが必要である。
また、本実施形態では、第1の凸部を含む底面部2cの面のうち、バンパーから露出している面が超音波放射面となる。
次に本実施形態の超音波送受波器の特徴を説明する。本実施形態では、外側側壁2bに第1の凸部2eを形成していることから、図11に示す超音波送受波器と比較して、超音波放射面2cの最外周部11の剛性を大きくすることができ、この部分11での振動を低減することができる。したがって、垂直(地面)方向の指向性を狭くすることができ、長距離の障害物検出が可能となる。
さらに、外側側壁2bに第2の凸部2fを形成していることから、第2の凸部2fが重りとなり、外側側壁2bの振動を抑制することができる。この結果、外側側壁2bと接続されている超音波放射面2cの最外周部11の振動をより低減できるため、垂直方向の指向性をより狭くすることができる。
なお、このように指向性が狭くなるのは、超音波放射面2cの中心に対して逆位相の振動をする部分2dでの振動の振幅が小さくなる、または最外周部11での振動の振幅が小さくなるためである。また、本実施形態では、このように外側側壁2bの剛性を大きくしても、溝部2dがあるため、内部筐体を構成する底面部2cでの振動には影響がでないようになっている。
また、本実施形態では、第1の凸部2eおよび第2の凸部2fを形成することで、外側側壁2bのうち、第1の部位と第2の部位のみ、他の部位よりも厚くしている。これにより、例えば、外側側壁2bの全ての厚さを第1の凸部2eと同じとするように、外側側壁2bの全体を均一に厚くする場合と比較して、外側側壁2bの体積の増加を抑制することができる。この結果、外側側壁2bの全体を均一に厚くする場合と比較して、外側側壁2bでの内部振動を速く減衰させ、残響時間を短くすることができる。
また、第1の凸部2eと間隔をとって第2の凸部2fを形成している。このため、外側側壁2bの体積を分散させて凸部2e、2f間に薄肉部2gを作ることができる。これにより、第1の凸部2eと第2の凸部2fとを連続した形状として、外側側壁2bのうち、第1の部位から第2の部位までを他の部位よりも厚くした場合と比較して、外側側壁2bでの内部振動を速く減衰させることができる。
これらのことから、センサ出力のドリフトを抑えるとともに、近距離の障害物の検出精度を向上させることができる。
なお、図示しないが、外側側壁2bに形成する凸部として、第1の凸部2eのみ、または、第2の凸部2fのみを設けることもできる。これらによっても、外側側壁2bに凸部が形成されていない図11に示す超音波送受波器と比較して、地面方向の指向性を狭くすることができる。
ここで、参考として、図3に外側側壁2bに凸部が形成されていない場合と、その外側側壁2bに第1の凸部2eを形成した場合とにおける指向性の計測結果を示し、図4に外側側壁2bに第1の凸部2eが形成されている場合と、さらにその外側側壁2bに第2の凸部2fを形成した場合における指向性の計測結果を示す。なお、図(a)は垂直方向での指向性であり、図(b)は水平方向での指向性を示している。また、このときの発振周波数は40kHz、外側側壁2bの直径9cは21mm、第1の凸部2eの直径9aは24mm、第2の凸部2fの直径9bは28mmである。
図3に示す結果から、外側側壁2bに第1の凸部2eだけを形成しても、凸部が形成されていないものと比較して、素直方向の指向性が狭くなることがわかる。また、図4に示す結果から、第1の凸部2eに加えて第2の凸部2fを外側側壁2bに形成するとさらに垂直方向の指向性が狭くなることがわかる。
また、本実施形態では、第1の凸部2eと間隔をとって第2の凸部2fを形成していることから、外側側壁2bと振動吸収体5との接触面積を大きくできるので、外側側壁2bの振動を振動吸収体5に吸収しやすくすることができる。したがって、凸部の幅が、第1の凸部2eの幅8aと第2の凸部2fの幅8bとの合計と同じである凸部を1つ形成するよりも、第1の凸部2eと第2の凸部2fとを形成する方が好ましい。
また、図11に示す超音波送受波器には、内側筐体2aの底面部側に吸音材3が充填されていたが、この吸音材3のみでは超音波の吸収が十分でなく、検出方向と反対の方向に超音波が放射され、反射して戻ってきたその超音波により残響時間が延びていた。
これに対して、本実施形態では、内側筐体2aの開口部をさらに吸音材3bで塞いでいるため、内側筐体2aの開口部から検出方向と反対の方向に放射される超音波を吸収し、残響時間を短くすることができる。また、内側筐体2aと外側側壁2bの間にさらに吸音材3cを配置しているため、検出方向と反対の方向に放射される超音波を吸収し、残響時間を短くすることができる。
なお、本実施形態では、第1の凸部2eおよび第2の凸部2fともに、その形状が外側側壁2bの全周にて連続している形状である場合を説明したが、必ずしも外側側壁2bの全周にて連続していない形状とすることもできる。この場合、図11に示す超音波送受波器よりも外側側壁2bの剛性を大きくするという観点から、外側側壁2bの外周(円周)方向における凸部が形成されている領域の長さを、外側側壁2bの全周の長さの50%以上としなければならないことが、本発明者らの実験結果によりわかっている。
また、本実施形態では、第2の凸部2fを外側側壁2bの中央付近に配置していたが中央付近に限らず、第1の凸部2eを除く部位であればどの部位に配置しても良い。ただし、残響時間を増加させないという観点から、外側側壁2bの端(底面部2cと反対側の端)よりも中央側に配置することが好ましい。これは、外部筐体2bを封止する充填材4bが外側側壁2bの端まで位置しない場合、残響時間が延びてしまうからである。
また、第1の凸部2eの直径9a、第2の凸部2fの直径9bは、外側筐体2bの直径9cの2倍以下とすることが好ましい。本発明者らの実験結果によれば、2倍以上の場合、凸部自身の振動が大きくなり、残響時間が延びてしまうからである。
また、第1の凸部2eの幅8aおよび第2の凸部2fの厚さ8bは、残響時間を考慮すると、それぞれの幅8a、8bの合計が外側側壁2b全体の幅8cの50%以下であれば良いことが本発明者らの実験結果よりわかっている。同様に、凸部の幅の合計が外側側壁2b全体の幅8cの50%以下であれば、外側側壁2bに3つ以上の凸部を形成することもできる。
(第2実施形態)
図5に第2実施形態における超音波送受波器の断面図を示す。図1に示す超音波送受波器と同様の構成部には同一の符号を付しているため、ここでは第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第1実施形態では、外側側壁2bと第1の凸部2eおよび第2の凸部2fとが一体成形されていたのに対して、本実施形態では外側側壁2bと第1の凸部2eおよび第2の凸部2fとが一体成形されていない。第1の凸部2eおよび第2の凸部2fは、外側側壁2bと同じ材質(アルミニウム等)により構成されており、これらが外側側壁2bに圧入されている。なお、図5に示すように、本実施形態ではこれらを圧入しやすいように、外側側壁2bの底面部側部分2gを厚くし、開口部側部分2hを薄くしている。
本実施形態においても、第1の凸部2eおよび第2の凸部2fを外側側壁2bに設けているので、第1実施形態と同様の効果を有している。
なお、第1の凸部2eおよび第2の凸部2fの材質を、外側側壁2bと異なる材質とすることもできる。凸部2e、2fの材質を外側側壁2bと異なる材質とする場合では、密度が大きく、かつ、制振効果の大きいものを用いることが望ましく、例えば、鉄、ステンレス、鉛、制振合金等を用いることができる。
また、外側側壁2bと、第1の凸部2eおよび第2の凸部2fとの接合方法としては、圧入以外に、接着、溶接、かしめ、ネジ締結等の方法を用いることもできる。また、本実施形態においても、第1実施形態と同様に凸部の数を1つもしくは3つ以上とすることもできる。
(第3実施形態)
図6に第3実施形態における超音波送受波器の断面図を示す。図1に示す超音波送受波器と同様の構成部には同一の符号を付しているため、ここでは第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、図1に示す超音波送受波器に対して、第1の内側側壁2aと外側側壁2bとの間に、第2の内側側壁2iがさらに設けられており、筐体2は、第1の内側筐体2aと、第2の内側筐体2iと、外側筐体2bとを含めた3重の筒部を有する構造となっている。第2の内側側壁2iも外側側壁2bと一体的に形成されている。なお、本実施形態では、第2の内側側壁2iの底面部に対して垂直な方向での幅は、一体成形しやすいように、内側側壁2aよりも小さくなっている。
そして、第2の内側筐体2iの内部には、充填材4cが充填されている。
このように、筐体2を3重構造とすることで、超音波放射面2cの最外周部での振動を小さくすることができ、この結果、図1に示す超音波送受波器よりもさらに指向性を狭くすることができる。また、図1に示す超音波送受波器よりもさらにバンパーへの振動の伝搬を抑制することができる。
なお、図6に示す超音波送受波器は、筐体2は3重の筒部を有する構造であったが、筒部を3重以上とすることもできる。
(第4実施形態)
図7に第4実施形態における超音波送受波器の外観と、この超音波送受波器の車両への取り付け位置とを示す。
図7に示す超音波送受波器が図1に示す超音波送受波器と異なる点は、第2の凸部2fのうち、下側の領域に切り欠き12が設けられている点である。このように、第2の凸部2fに切り欠き12が設けられることで、底面部2cに対して垂直な方向から筐体をみると、底面部2cの中心13を通り、水平方向に平行な直線14を引いたとき、この直線14を軸として、第2の凸部の形状が天地方向にて非対称となっている。なお、水平方向では、第2の凸部の形状は対称的な形状となっている。
そして、本実施形態では、図7に示すように、切り欠き12を下側にして、車両のバンパーに超音波送受波器が取り付けられている。
図8に図7に示す形状の超音波送受波器における指向性の計測結果示す。図8(a)、(b)はそれぞれ垂直方向、水平方向での指向性の計測結果である。なお、図8には切り欠きが無い形状の超音波送受波器における指向性の計測結果も示している。また、図8(a)の横軸の角度は、図7中に示す角度に対応している。
本実施形態では、図8(b)に示すように、水平方向での指向性は水平方向にて対称となっている。このため、本実施形態での超音波送受波器の水平方向での検出エリアは、超音波送受波器を基準として、左右対称となっている。
一方、垂直方向では、第2の凸部2fの下側の部分に切り欠き12を設けているので、図8(a)に示すように、底面部2cの中心13を基準として切り欠き12が設けられている側での垂直方向での指向性が、それとは反対側での指向性よりも狭くなっている。すなわち、指向性が垂直方向にて非対称となっている。
したがって、本実施形態では、検出エリア(指向性)が狭い方を下側として、超音波送受波器をパンパーに取り付けていることから、図7に示すように、障害物の検出エリア(実線)を、切り欠きを設けない場合の検出エリア(破線)よりも上に向けることができる。この結果、地面および縁石等からの反射の影響を受け難く、長距離の障害物検出が可能となる。
なお、上述したように指向性が非対称となるのは、主に内側筐体2aと外側筐体2bをつなぐ溝部(薄肉部)2dと最外周部11での振動が非対称となり、切り欠き12が設けられている側では、切り欠き12がない側と比較して、溝部2dおよび最外周部11での振動の振幅が小さくなっているためであると推測される。
また、超音波送受波器では、通常、図2(b)にて破線で示すように、内部筐体2aにおける底面部の垂直方向の長さを水平方向よりも長くしている。これは、振動する部分が長いほど指向性が狭くなるからである。したがって、車両のバンパーに超音波送受波器を取り付けるときでは、底面部2cの天地方向、水平方向を合わせる必要がある。しかし、切り欠き等の目印が無い場合では、取り付け方向がわかり難いという問題が発生する。
これに対して、本実施形態では、第2の凸部2fの下側に切り欠き12を設けているので、この切り欠き12を目印として、この切り欠き12が下側に位置するように、超音波送受波器を車両のバンパーに取り付ければよい。このため、本実施形態では、切り欠きが無い場合と比較して、車両に超音波送受波器を容易に取り付けることができる。
また、本実施形態では、第2の凸部2fに切り欠き12を有する場合を例として説明したが、図9に示すように、切り欠きを設ける方法に限らず、他の方法により、第2の凸部2fの形状を非対称な形状とすることもできる。
例えば、図9(a)に示すように、外側側壁2bの全周に設けられた第2の凸部2fのうち、下側の部分をカットし、カット部14を有する形状とすることもできる。また、図9(b)に示すように、外側側壁2bの全周に設けられた第2の凸部2fのうち、下側の部分において、底面部と垂直な方向での幅を小さくし、第2の凸部2fに段差15を設けた形状とすることもできる。このように、外側側壁2bの全周に設けられた第2の凸部2fを加工し、第2の凸部2fの形状を非対称な形状とすることで、超音波放射面2cの垂直(地面)方向の振動モードを上下非対称にすることができる。これらの場合においても、検出エリアが狭い方を下側に向けて、超音波送受波器をバンパーに取り付ければ良い。
また、本実施形態では、図7に示すように、第2の凸部2fの形状を水平方向にて対称な形状とする場合を説明したが、垂直方向と同様に、第2の凸部2fの形状を水平方向にて非対称な形状とすることもできる。これより、垂直方向での振動モードと同様に水平方向の振動モードを左右非対称にし、検出エリアを左(または右)に傾くようにすることができる。
また、本実施形態では、第2の凸部2fの形状を非対称とする場合を説明したが、第1の凸部2eの形状を非対称とすることもできる。ただし、第1の凸部2eの形状を非対称とした場合、外観を損ねる可能性があるため、第1の凸部2eの形状を非対称とするよりは、第2の凸部2fの形状を非対称とする方が好ましい。
また、本実施形態では、第1の凸部2eと第2の凸部2fとが設けられている場合を説明したが、 第1実施形態と同様に凸部の数を1もしくは3つ以上とすることができる。凸部が3つ以上設けられている場合では、少なくとも1つの凸部を非対称な形状とすれば良い。
(第5実施形態)
図10(a)、(b)、(c)にそれぞれ、第5実施形態における超音波送受波器の第1、第2、第3の例を示す。なお、左側の図は超音波送受波器を横方向からみたときの外観を示しており、右側の図がB矢視図である。また、これらの図では内側側壁2aを省略している。
図10(a)に示す超音波送受波器は、図1に示す超音波送受波器における第1の凸部2eのみが外側側壁2bに形成されている。そして、図10(a)に示す超音波送受波器には、外側側壁2bのうち、底面部2cと接続されている端部と反対側の端部の一部に、切り欠き16が設けられている。このため、底面部2cに対して垂直な方向にて筐体2をみたとき、外側側壁2bの形状が非対称となっている。
このように第1の例の超音波送受波器は、底面部2cの中心を通る直線を軸にして、外側側壁2bの形状が非対称となっているため、底面部2cの中心を通る直線を軸にして、指向性も非対称となっている。このため、底面部2cのうち、切り欠き16等が形成されている側の領域は指向性が狭く、障害物の検出エリアが狭くなっている。
したがって、検出エリアが狭い方を下側にして、超音波送受波器を車両のバンパーに取り付けることで、外側側壁2bに切り欠きが形成されておらず、底面部に対して垂直な方向にてみたときの外側側壁2bの形状が対称的な形状である場合と比較して、検出エリアを上に向けることができる。この結果、地面方向の指向性を狭くすることができる。
外側側壁2bの形状を非対称とする方法としては、上記した例に限らず、他の方法を用いることもできる。例えば、図10(b)に示す超音波送受波器では、外側側壁2bのうち、底面部2cと接続されている端部と反対側の端部の一部分が他の部分よりも薄くなっている。すなわち、外周側壁2bの端部に段差17が設けられている。このようにして、底面部2cに対して垂直な方向にて筐体2をみたときの外側側壁2bの形状を非対称とすることもできる。
また、図10(c)に示す超音波送受波器では、外周側壁2bに、径方向外側に向けて突出している凸部18が形成されている。このようにして、底面部2cに対して垂直な方向にて筐体2をみたときの外側側壁2bの形状を非対称とすることもできる。
また、指向性に関わらず超音波送受波器の取り付け位置の目印として、外側筐体2bの側壁または凸部2e、2fに単に切り欠き、カット部、段差、凸部等の加工を施すこともできる。
なお、本実施形態では、底面部2cの延長線上に凸部2eが1つ設けられている場合を説明したが、外側側壁2bに凸部が設けられていない場合においても、本実施形態と同様に外側側壁2bに切り欠き等を設けることで、本実施形態と同様の効果を有する。また、第1実施形態と同様に凸部の数を2つ以上とすることもできる。
(他の実施形態)
なお、上記した各実施形態では、内側側壁2a、外側側壁2bが円筒状である場合を例として説明したが、円筒状に限られず、側壁が角筒状等の他の形状である場合においても本発明を適用することができる。
車両に取り付けられた状態の第1施形態における超音波送受波器の断面図である。 (a)は超音波送受波器の側面図であり、(b)は(a)中の超音波送受波器のA矢視図である。 外側側壁2bに第1の凸部2eが形成されている超音波送受波器の指向性の計測結果を示す図である。 外側側壁2bに第1の凸部2eおよび第2の凸部2fが形成されている超音波送受波器の指向性の計測結果を示す図である。 第2実施形態における超音波送受波器の断面図である。 第3実施形態における超音波送受波器の断面図である。 第4実施形態における第1の例としての超音波送受波器の側面図、A矢視図および超音波送受波器の取り付け位置を示す図である。 第4実施形態における超音波送受波器の指向性の計測結果を示す図である。 第4実施形態における他の例としての超音波送受波器の側面図、A矢視図である。 第5実施形態における第1〜第3の例としての超音波送受波器の側面図、B矢視図である。 (b)は本発明者らが創出した超音波送受波器の断面図であり、(a)はこの超音波送受波器の底面部が振動したときの振動の様子を示す概念図である。
符号の説明
1…圧電振動素子、2…筐体、2a…内側側壁(内側筐体)、
2b…外側側壁(外側筐体)、2c…底面部(超音波放射面)、
2d…溝部(薄肉部)、2e…第1の凸部、2f…第2の凸部、
2i…第2の内側側壁(第2の内側筐体)、3…吸音材、4a、4b…充填材、
5…振動吸収体、6…リード線、7…バンパー、
10…底面部と内側側壁との接続部、11…底面部と外側側壁との接続部、
12、16…切り欠き部、14…カット部、
15、17…段差部、18…凸部。

Claims (8)

  1. 第1の筒状側壁(2a)と、前記第1の筒状側壁(2a)の外側に間隔をとって配置され、最外周に位置する第2の筒状側壁(2b)と、前記第1および第2の筒状側壁(2a、2b)の一端側に配置された底面部(2c)とを有する筐体(2)と、
    前記底面部(2c)のうち、前記筐体(2)の内部側の面であって、前記第1の筒状側壁(2a)により囲まれた領域に固定された圧電振動素子(1)とを備えてなる超音波センサにおいて、
    前記第2の筒状側壁(2b)に前記筐体(2)の外側に向かって突出している凸部(2e、2f)が設けられていることを特徴とする超音波センサ。
  2. 前記凸部(2e、2f)は前記第2の筒状側壁(2b)の全周にて連続していることを特徴とする請求項1に記載の超音波センサ。
  3. 前記凸部(2e)は前記底面部(2c)の延長線上に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の超音波センサ。
  4. 前記凸部は、前記第2の筒状側壁(2b)のうち、前記底面部(2c)の延長線上に位置する第1の部位(2e)と、前記第1の部位から離れた第2の部位(2f)とに設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の超音波センサ。
  5. 底面部(2c)に対して垂直な方向から前記筐体(2)をみたときの前記凸部(2e、2f)の形状が、前記底面部(2c)の中心を通る直線を軸として、非対称であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の超音波センサ。
  6. 第1の筒状側壁(2a)と、前記第1の筒状側壁(2a)の外側に所定の間隔をとって配置され、最外周に位置する第2の筒状側壁(2b)と、前記第1および第2の筒状側壁(2b)の一端側に配置された底面部(2c)とを有する筐体(2)と、
    前記底面部(2c)のうち、前記筐体(2)の内部側の面であって、前記第1の筒状側壁(2a)により囲まれた領域に固定された圧電振動素子(1)とを備えてなる超音波センサにおいて、
    前記底面部(2c)に垂直な方向にて前記筐体(2)をみたとき、前記第2の筒状側壁(2b)の形状が、前記底面部(2c)の中心を通る直線を軸として、非対称であることを特徴とする超音波センサ。
  7. 前記第1の筒状側壁(2a)と前記底面部(2c)により構成されている内側筐体の内部のうち、前記底面部(2c)側の領域に第1の吸音材(3a)が配置され、前記内側筐体の開口部側の領域に第2の吸音材料(3b)が配置されており、前記第2の吸音材料(3b)により、前記内側筐体の開口部が塞がれていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の超音波センサ。
  8. 前記第1の筒状側壁(2a)と第2の筒状側壁(2b)と底面部(2c)から成る領域に第3の吸音材料(3c)が配置されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の超音波センサ。
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