JP2011135347A - 送信回路及び通信機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型かつ高効率に動作し、高精度に遅延誤差を補償する送信回路を提供する。
【解決手段】信号生成部11は、AMテスト信号及びPMテスト信号を出力する。AMテスト信号は、遅延調整部12とレギュレータ14を介して、乗算器16に入力される。PMテスト信号は、遅延調整部12を介して乗算器16に入力される。電力測定部17は、乗算器16から出力された乗算信号の平均電力を測定し、制御部18に出力する。制御部18は、入力された測定値に基づいて、振幅遅延時間及び位相遅延時間を決定し、遅延調整部12に設定する。
【選択図】図1A

Description

本発明は、携帯電話や無線LAN等の通信機器に用いられる送信回路に関し、より特定的には、小型かつ高効率に動作し、高精度に遅延誤差を補償する送信回路に関する。
近年の高度情報化社会の中で、携帯電話や無線LAN等の通信機器は、広いパワー増幅の範囲で送信信号の線形性を確保し、かつ低消費電力で動作することが求められている。そして、このような通信機器には、帯域幅に関係なく高精度な送信信号を出力し、かつ高効率で動作する送信回路が用いられる。以下に、従来の送信回路について説明する。
従来の送信回路としては、例えば、直交変調等の変調方式を利用して、送信信号を生成する送信回路(以下、直交変調回路と記す)があった。なお、直交変調回路については、広く知られているため説明を省略する。また、直交変調回路よりも高精度かつ高効率に動作する従来の送信回路としては、例えば、図11に示す送信回路50があった。図11は、従来の送信回路50の構成の一例を示すブロック図である。図10において、従来の送信回路50は、信号生成部501、位相変調器502、レギュレータ503、電力増幅器(Power Amplifier)504、及び電源端子505を備える。電力増幅器504は、増幅用トランジスタを含む。
従来の送信回路50において、信号生成部501は、振幅信号と位相信号とを生成する。振幅信号は、レギュレータ503に入力される。また、レギュレータ503には、電源端子505から直流電圧が供給されている。レギュレータ503は、入力された振幅信号に応じた電圧を電力増幅器504に供給する。なお、レギュレータ503は、典型的には入力された振幅信号の大きさに比例した電圧を電力増幅器504に供給する。
一方、位相信号は、位相変調器502に入力される。位相変調器502は、位相信号を位相変調して、位相変調信号を出力する。位相変調信号は、電力増幅器504に入力される。電力増幅器504は、位相変調信号をレギュレータ503から供給された電圧で振幅変調して、位相変調及び振幅変調された変調信号として出力する。この変調信号が、送信信号として出力端子から出力される。なお、このような送信回路50をポーラ変調回路という。
従来の送信回路50において、信号生成部501で生成された振幅信号と位相信号とは、2つの経路(位相変調部502及びレギュレータ503)で別々に信号処理され、まとめて電力増幅器504で振幅変調される。そのため、電力増幅器504において、振幅信号の経路で発生する遅延時間と、位相信号の経路で発生する遅延時間との間に遅延時間のずれ(すなわち、遅延誤差)が発生する可能性がある。以下、振幅信号の経路で発生する遅延時間を、単に振幅信号の遅延時間と記し、位相信号の経路で発生する遅延時間を、単に位相信号の遅延時間と記す。このような遅延時間のずれは、送信信号の歪みを劣化させる。
特許文献1には、ポーラ変調方式において、振幅信号と位相信号との間の遅延時間のずれを補償する送信回路が開示されている。図12は、特許文献1に開示された従来の送信回路51の構成を示すブロック図である。図12において、従来の送信回路51は、入力端子511と、信号入力部512と、カプラ513と、リミッタ514と、移相器515と、高周波増幅器516と、包絡線検波部517と、振幅変調器518と、カプラ519と、出力端子520と、位相差算出部521と、移相制御部522とを備える。
信号入力部512からの入力信号は、カプラ513を介して、リミッタ514及び包絡線検波部517に入力される。リミッタ514は、入力信号から位相信号を抽出する。位相信号は、移相器515を介して、高周波増幅器516に入力される。包絡線検波部517は、入力信号から振幅信号を抽出する。振幅信号は、振幅変調器518で所定の大きさに変調された後、高周波増幅器516に入力される。高周波増幅器516は、位相信号を振幅信号に応じて振幅変調することで、出力信号を得る。
また、信号入力部512は、遅延誤差の補用にテスト信号Sin1、Sin2を生成し出力する。位相差算出部521は、カプラ513を介して、テスト信号Sin1,Sin2が入力されると共に、カプラ519を介して、高周波増幅器516の出力信号Sout1,Sout2が入力される。位相差算出部521は、テスト信号Sin1と、出力信号Sout1との位相差を算出し、Sin1とSout1との位相差情報を得る。また、位相差算出部521は、テスト信号Sin2と、出力信号Sout2との位相差を算出し、Sin2とSout2との位相差情報を得る。
位相差算出部521は、Sin1とSout1の位相差情報と、Sin2とSout2の位相差情報に基づいて、振幅信号と位相信号との間の遅延時間のずれを算出する。移相制御部522は、位相差算出部521が算出した振幅信号と位相信号との間の遅延時間のずれに基づいて、移相器515の移相量を調整することで、振幅信号と位相信号との間の遅延時間を調整していた。
特開2008−211449号公報
しかしながら、従来の送信回路51においては、高周波増幅器516の出力側に、出力信号Sout1,Sout2を位相差算出部521にフィードバックするためのカプラ519が必要であり、回路規模が増大するという問題点があった。
また、従来の送信回路51では、テスト信号出力時のアンテナ(図示せず)からの許容放射電力には制約があるため、アンテナからの放射電力を低くするための対策が必要となる可能性があった。具体的には、従来の送信回路51において、高周波増幅器516とアンテナとの間にON/OFFの切替えができる減衰器を設け、テスト信号出力時は減衰器をONにすることにより、高周波増幅器516の出力信号をアンテナからの放射電力の許容値以下に減衰させる対策が考えられる。しかしながら、そのような減衰器を設ければ、送信回路51の回路規模が増大するという問題があった。
さらに、従来の送信回路51においては、高周波増幅器516の出力信号である高周波信号の位相差を検出することにより遅延誤差の推定を行っているが、一般に高周波信号の位相差検出精度は低いため、遅延誤差推定の精度も低くなる可能性があった。
それ故に、本発明の目的は、前記従来の課題を解決するものであり、小型かつ高効率に動作し、高精度に遅延誤差を補償する送信回路、及びそれを用いた通信機器を提供することである。
本発明は、入力信号に基づいて、送信信号を出力する送信回路に向けられている。そして、上記目的を達成させるために、本発明の送信回路は、通常送信モードにおいて、入力信号の振幅成分を振幅信号として、入力信号の位相成分を位相信号として出力する信号生成部と、振幅信号の遅延時間を調整するために設定された振幅遅延時間、及び位相信号の遅延時間を調整するために設定された位相遅延時間の少なくとも一方に基づいて、振幅信号の遅延時間、及び位相信号の遅延時間の少なくとも一方を調整する遅延調整部と、遅延調整部を介して入力された位相信号を位相変調して、位相変調信号として出力する位相変調器と、遅延調整部を介して入力された振幅信号の大きさに応じた信号を出力するレギュレータと、位相変調器から出力された位相変調信号をレギュレータから出力された信号に応じて増幅することによって、位相変調信号を振幅変調して、位相変調及び振幅変調された変調信号として出力する振幅変調器と、信号生成部から出力された位相信号と、レギュレータから出力された信号とを乗算し、乗算信号として出力する乗算器と、乗算信号の電力を測定する電力測定部と、電力測定部の測定値に応じて、振幅遅延時間及び位相遅延時間の少なくとも一方を算出する制御部とを備える。テストモードにおいて、信号生成部は、所定のAMテスト信号を振幅信号として、所定のPMテスト信号を位相信号として出力する。AMテスト信号及びPMテスト信号は、乗算信号の平均電力が、AMテスト信号とPMテスト信号との間に遅延誤差がないときに最大値となり、所定の時間範囲内の遅延誤差に対して、乗算信号の平均電力が最大値を頂点とする凸形状を示すように設定される。制御部は、電力測定部の測定値から、AMテスト信号とPMテスト信号との間の遅延誤差を推定し、当該遅延誤差がなくなるように、振幅遅延時間及び位相遅延時間の少なくとも一方を算出し、遅延調整部に設定する。
また、本発明の送信回路は、以下のように構成してもよい。送信回路は、通常送信モードにおいて、入力信号の振幅成分を振幅信号として、入力信号の位相成分をI信号及びQ信号として出力する信号生成部と、振幅信号の遅延時間を調整するために設定された振幅遅延時間、及びI信号及びQ信号の遅延時間を調整するために設定されたIQ信号遅延時間の少なくとも一方に基づいて、振幅信号の遅延時間、及びI信号及びQ信号の遅延時間の少なくとも一方を調整する遅延調整部と、遅延調整部を介して入力されたI信号及びQ信号を直交変調して、位相変調信号として出力する直交変調器と、遅延調整部を介して入力された振幅信号の大きさに応じた信号を出力するレギュレータと、直交変調器から出力された位相変調信号をレギュレータから出力された信号に応じて増幅することによって、位相変調信号を振幅変調して、位相変調及び振幅変調された変調信号として出力する振幅変調器と、遅延調整部と直交変調器との間に接続され、遅延調整部を介して入力されたI信号及びQ信号のどちらか一方と、レギュレータから出力された信号とを乗算し、乗算信号として出力する乗算器と、乗算信号の電力を測定する電力測定部と、電力測定部の測定値に応じて、振幅遅延時間及びIQ信号遅延時間の少なくとも一方を算出する制御部とを備える。テストモードにおいて、信号生成部は、所定のAMテスト信号を振幅信号として、所定のPMテスト信号をI信号及びQ信号のどちらか一方として出力する。AMテスト信号及びPMテスト信号は、乗算信号の平均電力が、AMテスト信号とPMテスト信号との間に遅延誤差がないときに最大値となり、所定の時間範囲内の遅延誤差に対して、乗算信号の平均電力が最大値を頂点とする凸形状を示すように設定される。制御部は、電力測定部の測定値から、AMテスト信号とPMテスト信号との間の遅延誤差を推定し、当該遅延誤差がなくなるように、振幅遅延時間及びIQ信号遅延時間の少なくとも一方を算出し、遅延調整部に設定する。
また、上述した送信回路において、乗算器は、遅延調整部と直交変調器との間に接続される代わりに、直交変調器と振幅変調器との間に接続され、直交変調器から出力された位相変調信号と、レギュレータから出力された信号とを乗算し、乗算信号として出力してもよい。
好ましくは。所定の時間範囲は、送信回路の特性ばらつきによって変化し得る遅延誤差の最大変化範囲よりも大きい。
好ましくは、テストモードでは、振幅変調器の機能が停止される。また、通常送信モードでは、遅延時間設定部に設定された振幅遅延時間、位相遅延時間、及びIQ信号遅延時間のいずれもが変更されない。
好ましくは、AMテスト信号及びPMテスト信号は、信号生成部から所定の期間連続して出力される。また、所定の期間は、50nsec以内である。AMテスト信号及びPMテスト信号は、周期関数である。
好ましくは、AMテスト信号は、正弦波、矩形波、三角波、のこぎり波、又は正弦波の半波のいずれかである。PMテスト信号は、正弦波、矩形波、三角波、のこぎり波、又は正弦波の半波のいずれかである。
好ましくは、送信回路は、遅延調整部と、位相変調器又は乗算器との接続を切替える第1のスイッチと、レギュレータと、振幅変調器又は乗算器との接続を切替える第2のスイッチとをさらに備える。第1のスイッチは、通常送信モードにおいて、遅延調整部と位相変調器とを接続し、テストモードにおいて、遅延調整回路と乗算器とを接続する。第2のスイッチは、通常送信モードにおいて、レギュレータと振幅変調器とを接続し、テストモードにおいて、レギュレータと乗算器とを接続する。
また、送信回路は、遅延調整部と、直交変調器又は乗算器との接続を切替える第1のスイッチと、レギュレータと、振幅変調器又は乗算器との接続を切替える第2のスイッチとをさらに備える構成であってもよい。第1のスイッチは、通常送信モードにおいて、遅延調整部と直交変調器とを接続し、テストモードにおいて、遅延調整部と乗算器とを接続する。第2のスイッチは、通常送信モードにおいて、レギュレータと振幅変調器とを接続し、テストモードにおいて、レギュレータと乗算器とを接続する。
また、送信回路は、直交変調器と、振幅変調器又は乗算器との接続を切替える第1のスイッチと、レギュレータと、振幅変調器又は乗算器との接続を切替える第2のスイッチとをさらに備える構成であってもよい。第1のスイッチは、通常送信モードにおいて、直交変調器と振幅変調器とを接続し、テストモードにおいて、直交変調器と乗算器とを接続する。第2のスイッチは、通常送信モードにおいて、レギュレータと振幅変調器とを接続し、テストモードにおいて、レギュレータと乗算器とを接続する。
また、本発明は、上述した送信回路を備える通信機器にも向けられている。通信機器は、送信信号を生成する送信回路と、送信回路で生成された送信信号を出力するアンテナとを備える。また、通信機器は、アンテナから受信した受信信号を処理する受信回路と、送信回路で生成された送信信号をアンテナに出力し、アンテナから受信した受信信号を受信回路に出力するアンテナ共用器とをさらに備えてもよい。
以上のように、本発明の送信回路によれば、直交変調等の変調方式を利用して、送信信号を生成する従来の送信回路よりも、高効率で動作することができる。また、送信回路は、振幅信号と位相信号の遅延時間のずれを補償することによって、送信信号の歪み特性を向上させることができる。また、従来の送信回路で遅延補償のために必要であったカプラ等の素子が不要となるため、回路規模が小さくできる。さらに、高周波信号の位相差検出を用いた遅延補償よりも高精度な遅延補償が可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る送信回路1の構成の一例を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係る送信回路1bの構成の一例を示すブロック図 スイッチングレギュレータで構成されたレギュレータ14aの構成を示すブロック図 シリーズレギュレータで構成されたレギュレータ14bの構成を示すブロック図 スイッチングレギュレータとシリーズレギュレータとで構成されたレギュレータ14cの構成を示すブロック図 AMテスト信号とPMテスト信号の時間波形の一例を示す図 AMテスト信号とPMテスト信号を乗算した信号の平均電力と遅延誤差の関係の一例を示すブロック図 本発明の効果の検討に用いたsin波を示す図 本発明の効果の検討に用いた矩形波を示す図 本発明の効果の検討に用いた三角波を示す図 本発明の効果の検討に用いたのこぎり波を示す図 本発明の効果の検討に用いた半波を示す図 AMテスト信号とPMテスト信号の組み合わせによる本発明の効果の有無を示した図 遅延誤差に対するAMテスト信号とPMテスト信号の乗算信号の平均電力特性の一例を示す図 本発明の第2の実施形態に係る送信回路2の構成の一例を示すブロック図 本発明の第2の実施形態に係る送信回路2bの構成の一例を示すブロック図 本発明の第3の実施形態に係る送信回路3の構成の一例を示すブロック図 本発明の第3の実施形態に係る送信回路3bの構成の一例を示すブロック図 本発明の第4の実施形態に係る通信機器30の構成の一例を示すブロック図 従来の送信回路50の構成の一例を示すブロック図 従来の遅延誤差調整を行う送信回路51の構成の一例を示すブロック図
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る送信回路1の構成の一例を示すブロック図である。図1において、送信回路1は、信号生成部11、遅延調整部12、位相変調器13、レギュレータ14、振幅変調器15、乗算器16、電力測定部17、制御部18、及び電源端子19を備える。
送信回路1において、信号生成部11には、入力信号としてベースバンド信号が入力される。信号生成部11は、ベースバンド信号に所定の信号処理を施して生成した振幅情報及び位相情報を、ぞれぞれ振幅信号及び位相信号として出力する。あるいは、信号生成部11は、所定のAMテスト信号を振幅信号として出力し、所定のPMテスト信号を位相信号として出力する。遅延調整部12は、振幅信号及び位相信号の少なくとも一方の遅延時間を調整する。位相変調器13は、位相信号を位相変調して位相変調信号を出力する。
レギュレータ14は、振幅信号に応じた電圧を振幅変調器15及び乗算器16に供給する。典型的には、レギュレータ14は、振幅信号の大きさに比例した電圧を振幅変調器15及び乗算器16に供給する。例えば、レギュレータ14は、図2Aに示すレギュレータ14aのように、スイッチングレギュレータ141を用いて構成することが可能である。また、レギュレータ14は、図2Bに示すレギュレータ14bのように、シリーズレギュレータ142を用いて構成することが可能である。また、レギュレータ14は、図2Cに示すレギュレータ14cのように、スイッチングレギュレータ141と、シリーズレギュレータ142とを組み合わせて構成することも可能である。レギュレータ14cにおいて、スイッチングレギュレータ141は、電源端子19から供給される直流電圧を所望の電圧に変圧し、シリーズレギュレータ142に供給する。シリーズレギュレータ142は、遅延調整部12を介して入力された振幅信号を、スイッチングレギュレータ141から供給された電圧で増幅することで、振幅信号に応じた電圧を振幅変調器15及び乗算器16に供給する。また、レギュレータ14は、電流駆動型のレギュレータを用いて構成するものであってもよい。
振幅変調器15は、位相変調信号をレギュレータ14から供給された電圧で振幅変調して、位相変調及び振幅変調された変調信号として出力する。変調信号は、送信信号として送信回路1から出力される。ここで、振幅信号が信号生成部11から出力されてから乗算器16に到達するまでの時間と、位相信号が信号生成部11から出力されてから乗算器16に到達するまでの時間の差を遅延誤差とする。乗算器16は、遅延調整部12を介して入力された位相信号と、レギュレータ14の出力信号とを乗算して、乗算信号として電力測定部17に出力する。電力測定部17は、入力された乗算信号の電力を測定し、測定値を制御部18に出力する。制御部18は、入力された測定値に基づいて遅延誤差を推定し、推定した遅延誤差を打ち消すように、振幅遅延時間及び位相遅延時間の少なくとも一方を算出し、遅延調整部12に設定する。遅延調整部12は、設定された振幅遅延時間及び位相遅延時間に基づいて、振幅信号及び位相信号の少なくとも一方の遅延時間を調整する。
以下に、第1の実施形態に係る送信回路1の動作について説明する。送信回路1には、通常送信モードとテストモードとの2つのモードが存在する。通常送信モードとテストモードとは、制御部18によって切替えられることを前提とするが、制御部18以外の構成によって切替えられるものであってもよい。通常送信モードからテストモードに切替えられるタイミングは、例えば、送信回路1の電源投入時であってもよいし、送信信号の出力が途切れた時であってもよい。また、所定の時間間隔で通常送信モードからテストモードに切替えられるものであってもよい。
まず、通常送信モードでの動作について説明する。通常送信モードでは、信号生成部11は、入力信号に基づいて、振幅情報と位相情報とを生成し、それぞれ振幅信号、位相信号として出力する。振幅信号は、遅延調整部12において振幅信号を調整するために設定された振幅遅延時間だけ遅延させられた上で、レギュレータ14に入力される。レギュレータ14は、入力された振幅信号に応じた電圧を、振幅変調器15及び乗算器16に出力する。
一方、位相信号は、遅延調整部12において位相信号を調整するために設定された位相遅延時間だけ遅延させられた上で、位相変調器13と乗算器16に出力される。位相変調器13は、入力された位相信号を位相変調した位相変調信号を、振幅変調器15に供給する。振幅変調器15は、位相変調器13から出力された位相変調信号をレギュレータ14から出力された信号に応じて増幅することによって、位相変調信号を振幅変調して、位相変調及び振幅変調された変調信号として出力する。
乗算器16は、遅延調整部12を介して入力された位相信号と、レギュレータ14の出力信号とを乗算し、乗算信号として電力測定部17に出力する。電力測定部17は、入力された乗算信号の電力を測定し、測定値を制御部18に入力する。制御部18は、入力された測定値に基づいて、振幅信号と位相信号との間の遅延誤差を検出し、その遅延誤差を打ち消すように、振幅遅延時間及び位相遅延時間の少なくとも一方を算出し、遅延調整部12に設定する。
通常送信モードでは、遅延調整部12に設定される振幅遅延時間及び位相遅延時間は一定に保たれる。従って、乗算器16、電力測定部17、及び制御部18は、通常送信モードの動作には影響を与えない。このため、通常送信モードにおいては、乗算器16、電力測定部17、及び制御部18のいずれか、もしくは全ての動作を停止することも可能である。
次に、テストモードでの動作について説明する。
テストモードでは、信号生成部11は、所定のAMテスト信号を振幅信号として出力し、所定のPMテスト信号を位相信号として出力する。振幅信号(AMテスト信号)は、遅延調整部12において振幅信号を調整するために設定された振幅遅延時間だけ遅延させられた上で、レギュレータ14に供給される。レギュレータ14は、振幅信号に応じた電圧を、振幅変調器15及び乗算器16に供給する。
一方、位相信号(PMテスト信号)は、遅延調整部12において位相信号を調整するために設定された位相遅延時間だけ遅延させられた上で、位相変調器13及び乗算器16に供給される。位相変調器13は、位相信号を位相変調した位相変調信号を出力し、振幅変調器15に供給する。乗算器16は、遅延調整部12を介して入力された位相信号と、レギュレータ14の出力信号とを乗算し、乗算信号として電力測定部17に出力する。電力測定部17は、入力された乗算信号の電力を測定し、測定値を制御部18に出力する。制御部18は、入力された測定値に基づいて、振幅信号と位相信号との間の遅延誤差を検出し、その遅延誤差を打ち消すように、振幅遅延時間及び位相遅延時間の少なくとも一方を算出し、遅延調整部12に設定する。遅延調整部12は、振幅遅延時間及び位相遅延時間の少なくとも一方を更新する。
制御部18は、AMテスト信号及びPMテスト信号とを用いて推定した遅延誤差から、例えば、以下の方法によって、AMテスト信号と、PMテスト信号のどちらが遅延しているのか(あるいは、進んでいるのか)を推定することができる。例えば、制御部18は、推定した遅延誤差を、振幅信号を遅延させるための振幅遅延時間として、遅延調整部12に設定する。そして、制御部18は、再度の遅延誤差の推定により、遅延誤差が縮小すれば、PMテスト信号がAMテスト信号に比べて遅延していたと判断することができる。逆に、制御部18は、遅延誤差が拡大すれば、AMテスト信号がPMテスト信号に比べて遅延していたと判断することができる。遅延誤差が拡大した場合、制御部18は、先程とは逆に、推定した遅延誤差を、位相信号を遅延させる位相遅延時間として、遅延調整部12に設定する。
なお、テストモードにおいて、振幅変調器15の動作は停止し、振幅変調器15からは何も出力しない。振幅変調器15の動作を停止させる方法には、例えば振幅変調器15のバイアス電圧をゼロにする方法がある。
また、送信回路1は、図1Bに示す送信回路1bのように、遅延調整部12から位相変調器13までの経路上の信号分岐点にスイッチ21と、レギュレータ14から振幅変調器15までの経路上の信号分岐点にスイッチ22とをさらに備える構成であってもよい。図1Bを参照して、スイッチ21は、通常送信モード時に、遅延調整部12と位相変調器13とを接続し、テストモード時に、遅延調整部12と乗算器16とを接続するように切替えられる。また、スイッチ22は、通常送信モード時に、レギュレータ14と振幅変調器15とを接続し、テストモード時に、レギュレータ14と乗算器16とを接続するように切替えられる。
送信回路1bは、このようにスイッチ21,22を追加した場合、通常送信モード時に遅延調整部12の振幅遅延時間及び位相遅延時間を一定に保つための制御と、テストモード時に振幅変調器15を停止するための制御をしなくてもよい。なお、スイッチ21,22は、制御部18によって切替えられることを前提とするが、制御部18以外の構成によって切替えられるものであってもよい。
ここで、一例として、所定のAMテスト信号は、デューティー比50%、最大電圧A[V]、最小電圧0[V]、周期Tの矩形波とする。また、所定のPMテスト信号は、デューティー比50%、最大電圧B[V]、最小電圧0[V]、周期Tの矩形波とする。また、AMテスト信号及びPMテスト信号は、所定の期間連続して送信される。
以下に、上記AMテスト信号及びPMテスト信号を用いた場合の遅延誤差の推定方法について説明する。乗算器16において、振幅信号の遅延時間に対して、位相信号の遅延時間がxだけ遅れている場合、乗算器16の入力でのAMテスト信号とPMテスト信号との波形は、AMテスト信号が乗算器16に到達した時刻をt0とすると図3のようになる。
乗算器16の入力でのAMテスト信号をfA(t)、乗算器16の入力でのPMテスト信号をfP(t)、乗算器16から出力される乗算信号をg(t)としたとき、fA(t)、fP(t)、g(t)は、それぞれ下記のように計算される。このように、AMテスト信号fA(t)、PMテスト信号fP(t)、及び乗算信号g(t)は、それぞれ周期関数として表すことができる。ただし、nは0を含む任意の自然数である。
Figure 2011135347
Figure 2011135347
このとき、乗算信号g(t)の平均電力Pは、下記のように計算される。
Figure 2011135347
AMテスト信号とPMテスト信号との間の遅延誤差xと、乗算信号g(t)の平均電力Pとの関係を図4に示す。図4より、平均電力Pは、AMテスト信号とPMテスト信号との間に遅延誤差がないときに最大値となり、±T/2時間範囲内の遅延誤差に対して、最大値を頂点とする凸形状を示すことが分かる。
このため、制御部18は、乗算信号g(t)の平均電力Pの形状が上記特性を示す場合、遅延誤差が±T/2時間範囲内であれば、電力測定部17で測定される測定値に基づいて、遅延誤差を推定することができる。さらに、制御部18は、推定した遅延誤差に基づく振幅遅延時間及び位相遅延時間の少なくとも一方を遅延調整部12に設定することにより、遅延誤差を補償することができる。
なお、AMテスト信号及びPMテスト信号は、信号生成部11から所定の期間連続して出力されるものであってもよいし、1周期のみの出力されるものであってもよい。
また、AMテスト信号及びPMテスト信号は、乗算信号の平均電力Pが、AMテスト信号とPMテスト信号との間に遅延誤差がないときに最大値となり、所定の時間範囲内の遅延誤差に対して、最大値を頂点とする凸形状を示すならば、それぞれどのような種類の信号であっても構わない。
AMテスト信号及びPMテスト信号が、それぞれ図5Aに示すsin波、図5Bに示す矩形波、図5Cに示す三角波、図5Dに示すのこぎり波、図5Eに示す半波のいずれかである場合に、「乗算信号の平均電力Pが、AMテスト信号とPMテスト信号との間に遅延誤差がないときに最大値となり、所定の時間範囲内の遅延誤差に対して、最大値を頂点とする凸形状を示す」という定義を満たすかどうかを図6の表に示す。
図6において、「○」は上述した定義を満たすことを意味し、「×」は上述した定義を満たさないことを意味する。図6では、AMテスト信号とPMテスト信号との種類の組み合わせと、周期の組み合わせとをそれぞれ変えている。例えば、「2*AM周期=PM周期」という記述は、PMテスト信号の周期はAMテスト信号の周期の2倍であることを意味する。また、図6には、AMテスト信号及びPMテスト信号を連続送信した場合と、1周期のみの送信した場合の両方の特性を示している。図6において、「○」となっているAMテスト信号とPMテスト信号との組み合わせを選択すれば、本発明の効果が得られる。
ただし、図6に例示していない信号でも、「乗算信号の平均電力が、AMテスト信号とPMテスト信号との間に遅延誤差がないときに最大値となり、所定の時間範囲内の遅延誤差に対して、最大値を頂点とする凸形状を示す」という定義を満たすAMテスト信号及びPMテスト信号を選べば、本発明の効果は得られる。
なお、図6において、「○」となっている組み合わせの中でも、どの組み合わせを選ぶかにより、本発明における遅延時間の調整精度に違いがある。図7に、遅延誤差に対する、AMテスト信号とPMテスト信号とを乗算した乗算信号の平均電力特性の一例を示す。図7では、AMテスト信号と、PMテスト信号との波形の組み合わせを(AMテスト信号、PMテスト信号)と表すと、(矩形波、矩形波)の場合、(三角波、三角波)の場合、(三角波、sin波)の場合、(矩形波、sin波)の場合の遅延誤差に対する、乗算信号の平均電力特性を示す。なお、図7では、AMテスト信号とPMテスト信号の周期Tは、どちらも100nsecとし、連続送信している場合を想定している。
まず、(矩形波、sin波)の組み合わせは、図6において「×」となっているように、遅延誤差に対して、乗算信号の平均電力が変化せず、本発明の効果が得られない。
次に、(矩形波、矩形波)の場合、(三角波、三角波)の場合、(三角波、sin波)の場合を比較すると、(矩形波、矩形波)の場合が遅延誤差に対して最も急峻に電力が変化し、(三角波、sin波)の場合が遅延誤差に対して最も緩やかに電力が変化している。電力測定部17における測定誤差を考慮したとき、遅延時間に対して電力が急峻に変化している方が、測定誤差が遅延誤差の推定精度に与える影響が小さくて済む。そのため、図7の例においては、(矩形波、矩形波)の組み合わせが、本発明において最も高い遅延誤差の調整精度を実現する。
また、遅延誤差の調整可能範囲について考えると、(矩形波、矩形波)の場合、(三角波、三角波)の場合は、±T/2に相当する±50nsecの調整可能範囲を有することに対し、(三角波、sin波)の場合は、±T/4に相当する±25nsecの調整可能範囲しか有していない。ここで、遅延誤差の調整可能範囲は、乗算信号の平均電力の最大値を頂点とする凸形状を示す範囲に等しい。本発明において、精度の高い遅延誤差の調整を行うためには、遅延誤差の調整可能範囲は、送信回路1のアナログデバイスやアナログ素子の個体ばらつき、温度ばらつき、供給電圧ばらつきなど(すなわち、送信回路1の特性ばらつき)によって変化し得る遅延誤差の最大変化範囲よりも大きいことが要求される。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る送信回路1によれば、直交変調等の変調方式を利用して、送信信号を生成する従来の送信回路よりも、高効率で動作することができる。また、振幅信号と位相信号との間の遅延時間のずれを補償することによって、送信信号の歪み特性を向上させることができる。また、従来方式で必要であったカプラ等の素子が不要となるため、回路規模を小さくできる。さらに、従来の高周波信号の位相差検出を用いた遅延補償よりも高精度な遅延補償が可能となる。
(第2の実施形態)
図8Aは、本発明の第2の実施形態に係る送信回路2の構成の一例を示すブロック図である。図8Aにおいて、送信回路2は、信号生成部11、遅延調整部12、レギュレータ14、振幅変調器15、乗算器16、電力測定部17、制御部18、電源端子19、及び直交変調器20を備える。
第2の実施形態に係る送信回路2は、第1の実施形態に係る送信回路1と比較して、位相変調器13の代わりに、直交変調器20を備える点が異なる。具体的には、実施形態1で示した送信回路1では、位相変調器13で位相変調信号を生成していた。これに対して、送信回路2は、直交変調器20で位相変調信号を生成する。
送信回路2において、信号生成部11には、入力信号としてベースバンド信号が入力される。信号生成部11は、ベースバンド信号に所定の信号処理を施して生成した、振幅情報、位相情報の同相成分、及び位相情報の直交成分を、それぞれ振幅信号、I(In-phase)信号、Q(quadrature-phase)信号として出力する。あるいは、信号生成部11は、所定のAMテスト信号を振幅信号として出力し、所定のPMテスト信号をI信号として出力し、Q信号としては何も出力しない。
具体的には、通常送信モードでは、信号生成部11は、ベースバンド信号に所定の信号処理を施して生成した、振幅情報、位相情報の同相成分、及び位相情報の直交成分を、それぞれ振幅信号、I信号、Q信号として出力する。一方、テストモードでは、信号生成部11は、所定のAMテスト信号を振幅信号として出力し、所定のPMテスト信号をI信号として出力し、Q信号としては何も出力しない。
I信号は、遅延調整部12においてI信号を調整するために設定されたI信号遅延時間だけ遅延させられた上で、直交変調器20と乗算器16とに供給される。Q信号は、遅延調整部12においてQ信号を調整するために設定されたQ信号遅延時間だけ遅延させられた上で、直交変調器20に供給される。直交変調器20は、I信号、Q信号を直交変調することで位相変調信号を生成し、振幅変調器15に出力する。振幅信号は、送信回路1と同様に、遅延調整部12、レギュレータ14を介して、振幅変調器15と乗算器16に出力される。
通常送信モードにおいて、振幅変調器15は、直交変調器20から出力された位相変調信号をレギュレータ14の出力信号に応じて増幅することによって、位相変調信号を振幅変調して、位相変調及び振幅変調された変調信号として出力する。送信回路2は、第1の実施形態と同様に、テストモードにおいては振幅変調器15を停止させるため、振幅変調器15からは何も出力されない。
テストモードにおいて、乗算器16、電力測定部17、制御部18の動作は、第1の実施形態と同様であり、同様に遅延誤差調整が行われる。ただし、制御部18は、振幅遅延時間及びI信号遅延時間(又はQ信号遅延時間)の少なくとも一方を算出し、遅延調整部12に設定する。また、通常送信モードにおいては、第1の実施形態と同様に、遅延調整部12に設定される振幅遅延時間及びI信号遅延時間(又はQ信号遅延時間)は、一定に保たれる。なお、I信号遅延時間及びQ信号遅延時間には、基本的には同じ値が設定される。そのため、I信号遅延時間及びQ信号遅延時間を、まとめてIQ信号遅延時間と呼ぶこともできる。
また、上記では、I信号が遅延調整部12を介して、直交変調器20と乗算器16とに供給され、Q信号が遅延調整部12を介して直交変調器20に供給される場合の説明を行ったが、Q信号が遅延調整部12を介して、直交変調器20と乗算器16とに供給され、I信号が遅延調整部12を介して、直交変調器20に供給される構成であっても、本発明の効果は得られる。ただし、この場合、通常送信モードでは、信号生成部11は、ベースバンド信号に所定の信号処理を施して生成した、振幅情報、位相情報の直交成分、及び位相情報の同相成分を、それぞれ振幅信号、I信号、Q信号として出力する。また、テストモードでは、信号生成部11は、所定のAMテスト信号を振幅信号として出力し、所定のPMテスト信号をQ信号として出力し、I信号としては何も出力しない。
また、送信回路2は、第1の実施形態と同様に、遅延調整部12から直交変調器20までの経路上の信号分岐点にスイッチ21と、レギュレータ14から振幅変調器15までの経路上の信号分岐点にスイッチ22とをさらに備える構成であってもよい。図8Bを参照して、スイッチ21は、通常送信モード時に、遅延調整部12と直交変調器20とを接続し、テストモード時に、遅延調整部12と乗算器16とを接続するように切替えられる。また、スイッチ22は、通常送信モード時に、レギュレータ14と振幅変調器15とを接続し、テストモード時に、レギュレータ14と乗算器16とを接続するように切替えられる。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る送信回路2によれば、AMテスト信号とPMテスト信号とを乗算した乗算信号の平均電力が、AMテスト信号とPMテスト信号との間に遅延誤差がないときに最大値となり、所定の時間範囲内の遅延誤差に対して、最大値を頂点とする凸形状を示すようにAMテスト信号とPMテスト信号とを選択すれば、第1の実施形態と同様に、遅延誤差を補償することができる。
(第3の実施形態)
図9Aは、本発明の第3の実施形態に係る送信回路3の構成の一例を示すブロック図である。図9Aにおいて、送信回路3は、信号生成部11、遅延調整部12、レギュレータ14、振幅変調器15、乗算器16、電力測定部17、制御部18、電源端子19、及び直交変調器20を備える。
第3の実施形態に係る送信回路3は、第2の実施形態に係る送信回路2と比較して、乗算器16に入力される信号が異なる。具体的には、実施形態2で示した送信回路2では、I信号が遅延調整部12を介して乗算器16に供給されていた。これに対して、送信回路3では、直交変調器20から出力される位相変調信号が乗算器16に供給される。
送信回路3において、通常送信モード時の動作は、送信回路2と同じなので説明を省略する。
テストモードでは、信号生成部11は、所定のAMテスト信号を振幅信号として出力し、所定のPMテスト信号をI信号として出力する。このとき、Q信号としては何も出力しない。なお、信号生成部11が、所定のPMテスト信号をQ信号として出力し、I信号としては何も出力しなくても同様の効果が得られる。
テストモードにおいて、送信回路3は、乗算器16に位相変調信号を供給する点で送信回路2と異なるが、乗算器16、電力測定部17、及び制御部18の動作は、送信回路2と同様であり、同様に遅延誤差の調整が行われる。なお、送信回路3は、送信回路1及び送信回路2と同様に、通常送信モードにおいては、遅延調整部12の振幅遅延時間及びI信号遅延時間(又はQ信号遅延時間)は一定に保たれる。
また、送信回路3は、第1の実施形態と同様に、直交変調器20から振幅変調器15までの経路上の信号分岐点にスイッチ21と、レギュレータ14から振幅変調器15までの経路上の信号分岐点にスイッチ22とをさらに備える構成であってもよい。図9Bに示す送信回路3bにおいて、スイッチ21は、通常送信モード時に、直交変調器20と振幅変調器15とを接続し、テストモード時に、直交変調器20と乗算器16とを接続するように切替えられる。また、スイッチ21は、通常送信モード時に、レギュレータ14と振幅変調器15とを接続し、テストモード時に、レギュレータ14と乗算器16とを接続するように切替えられる。
以上のように、本発明の第3の実施形態に係る送信回路3によれば、AMテスト信号とPMテスト信号とを乗算した乗算信号の平均電力が、AMテスト信号とPMテスト信号との間に遅延誤差がないときに最大値となり、所定の時間範囲内の遅延誤差に対して、最大値を頂点とする凸形状を示すようにAMテスト信号とPMテスト信号とを選択すれば、第1及び2の実施形態と同様に、遅延誤差を補償することができる。
(第4の実施形態)
図10は、本発明の第4の実施形態に係る通信機器30の構成の一例を示すブロック図である。図10を参照して、第4の実施形態に係る通信機器30は、送信回路31、受信回路32、アンテナ共用器33、及びアンテナ34を備える。送信回路31には、上述した第1〜3の実施形態のいずれかに記載の送信回路が用いられる。送信回路31は、入力信号を増幅し送信信号を得る。アンテナ共用器33は、送信回路31からの送信信号をアンテナ240に伝達し、送信信号が受信回路32に漏れるのを防ぐ。また、アンテナ共用器33は、アンテナ34から入力された受信信号を受信回路220に伝達し、受信信号が送信回路31に漏れるのを防ぐ。
従って、送信回路31からの送信信号は、アンテナ共用器33を介してアンテナ34から空間に放出される。受信信号は、アンテナ34で受信され、アンテナ共用器33を介して受信回路32で受信される。このように、第4の実施形態に係る通信機器30は、第1〜3の実施形態に係る送信回路を用いることで、送信信号の線形性を確保しつつ、かつ無線装置としての低歪みを実現することができる。なお、通信機器30は、送信回路31とアンテナ34とのみを備えた構成であってもよい。
本発明に係る送信回路は、携帯電話や無線LANなど通信機器等の送信回路として有用である。
1,2,3 送信回路
11 信号生成部
12 遅延調整部
13 位相変調器
14 レギュレータ
141 スイッチングレギュレータ
142 シリーズレギュレータ
15 振幅変調器
16 乗算器
17 電力測定部
18 制御部
19 電源端子
20 直交変調器
21,22 スイッチ
30 通信機器
31 送信回路
32 受信回路
33 アンテナ共振器
34 アンテナ
50,51 送信回路
501 信号生成部
502 位相変調器
503 レギュレータ
504 電力増幅器
505 電源端子
511 入力端子
512 信号入力部
513 カプラ
514 リミッタ
515 移相器
516 高周波増幅器
517 包絡線検波部
518 振幅変調器
519 カプラ
520 出力端子
521 位相差算出部
522 移相制御部

Claims (17)

  1. 入力信号に基づいて、送信信号を生成する送信回路であって、
    通常送信モードにおいて、前記入力信号の振幅成分を振幅信号として、前記入力信号の位相成分を位相信号として出力する信号生成部と、
    前記振幅信号の遅延時間を調整するために設定された振幅遅延時間、及び前記位相信号の遅延時間を調整するために設定された位相遅延時間の少なくとも一方に基づいて、前記振幅信号の遅延時間、及び前記位相信号の遅延時間の少なくとも一方を調整する遅延調整部と、
    前記遅延調整部を介して入力された前記位相信号を位相変調して、位相変調信号として出力する位相変調器と、
    前記遅延調整部を介して入力された前記振幅信号の大きさに応じた信号を出力するレギュレータと、
    前記位相変調器から出力された前記位相変調信号を前記レギュレータから出力された信号に応じて増幅することによって、前記位相変調信号を振幅変調して、位相変調及び振幅変調された変調信号として出力する振幅変調器と、
    前記信号生成部から出力された前記位相信号と、前記レギュレータから出力された信号とを乗算し、乗算信号として出力する乗算器と、
    前記乗算信号の電力を測定する電力測定部と、
    前記電力測定部の測定値に応じて、前記振幅遅延時間及び前記位相遅延時間の少なくとも一方を算出する制御部とを備え、
    テストモードにおいて、前記信号生成部は、所定のAMテスト信号を前記振幅信号として、所定のPMテスト信号を前記位相信号として出力し、
    前記AMテスト信号及び前記PMテスト信号は、前記乗算信号の平均電力が、前記AMテスト信号と前記PMテスト信号との間に遅延誤差がないときに最大値となり、所定の時間範囲内の遅延誤差に対して、前記乗算信号の平均電力が前記最大値を頂点とする凸形状を示すように設定され、
    前記制御部は、前記電力測定部の測定値から、前記AMテスト信号と前記PMテスト信号との間の遅延誤差を推定し、当該遅延誤差がなくなるように、前記振幅遅延時間及び前記位相遅延時間の少なくとも一方を算出し、前記遅延調整部に設定する、送信回路。
  2. 入力信号に基づいて、送信信号を生成する送信回路であって、
    通常送信モードにおいて、前記入力信号の振幅成分を振幅信号として、前記入力信号の位相成分をI信号及びQ信号として出力する信号生成部と、
    前記振幅信号の遅延時間を調整するために設定された振幅遅延時間、及び前記I信号及びQ信号の遅延時間を調整するために設定されたIQ信号遅延時間の少なくとも一方に基づいて、前記振幅信号の遅延時間、及び前記I信号及びQ信号の遅延時間の少なくとも一方を調整する遅延調整部と、
    前記遅延調整部を介して入力された前記I信号及びQ信号を直交変調して、位相変調信号として出力する直交変調器と、
    前記遅延調整部を介して入力された前記振幅信号の大きさに応じた信号を出力するレギュレータと、
    前記直交変調器から出力された前記位相変調信号を前記レギュレータから出力された信号に応じて増幅することによって、前記位相変調信号を振幅変調して、位相変調及び振幅変調された変調信号として出力する振幅変調器と、
    前記遅延調整部と前記直交変調器との間に接続され、前記遅延調整部を介して入力された前記I信号及び前記Q信号のどちらか一方と、前記レギュレータから出力された信号とを乗算し、乗算信号として出力する乗算器と、
    前記乗算信号の電力を測定する電力測定部と、
    前記電力測定部の測定値に応じて、前記振幅遅延時間及び前記IQ信号遅延時間の少なくとも一方を算出する制御部とを備え、
    テストモードにおいて、前記信号生成部は、所定のAMテスト信号を前記振幅信号として、所定のPMテスト信号を前記I信号及びQ信号のどちらか一方として出力し、
    前記AMテスト信号及び前記PMテスト信号は、前記乗算信号の平均電力が、前記AMテスト信号と前記PMテスト信号との間に遅延誤差がないときに最大値となり、所定の時間範囲内の遅延誤差に対して、前記乗算信号の平均電力が前記最大値を頂点とする凸形状を示すように設定され、
    前記制御部は、前記電力測定部の測定値から、前記AMテスト信号と前記PMテスト信号との間の遅延誤差を推定し、当該遅延誤差がなくなるように、前記振幅遅延時間及び前記IQ信号遅延時間の少なくとも一方を算出し、前記遅延調整部に設定する、送信回路。
  3. 前記乗算器は、前記直交変調器と前記振幅変調器との間に接続され、前記直交変調器から出力された前記位相変調信号と、前記レギュレータから出力された信号とを乗算し、前記乗算信号として出力することを特徴とする、請求項2に記載の送信回路。
  4. 前記所定の時間範囲は、前記送信回路の特性ばらつきによって変化し得る前記遅延誤差の最大変化範囲よりも大きいことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の送信回路。
  5. 前記テストモードでは、前記振幅変調器の機能が停止される、請求項1〜3のいずれかに記載の送信回路。
  6. 前記通常送信モードでは、前記遅延時間設定部に設定された前記振幅遅延時間及び前記位相遅延時間が変更されないことを特徴とする、請求項1に記載の送信回路。
  7. 前記通常送信モードでは、前記遅延時間設定部に設定された前記振幅遅延時間及び前記IQ信号遅延時間が変更されないことを特徴とする、請求項2又は3のいずれかに記載の送信回路。
  8. 前記AMテスト信号及び前記PMテスト信号は、前記信号生成部から所定の期間連続して出力される、請求項1〜3のいずれかに記載の送信回路。
  9. 前記所定の期間は、50nsec以内である、請求項8に記載の送信回路。
  10. 前記AMテスト信号及び前記PMテスト信号は、周期関数である、請求項1〜3のいずれかに記載の送信回路。
  11. 前記AMテスト信号は、正弦波、矩形波、三角波、のこぎり波、又は正弦波の半波のいずれかである、請求項1〜3のいずれかに記載の送信回路。
  12. 前記PMテスト信号は、正弦波、矩形波、三角波、のこぎり波、又は正弦波の半波のいずれかである、請求項1〜3のいずれかに記載の送信回路。
  13. 前記遅延調整部と、前記位相変調器又は前記乗算器との接続を切替える第1のスイッチと、
    前記レギュレータと、前記振幅変調器又は前記乗算器との接続を切替える第2のスイッチとをさらに備え、
    前記第1のスイッチは、前記通常送信モードにおいて、前記遅延調整部と前記位相変調器とを接続し、前記テストモードにおいて、前記遅延調整回路と前記乗算器とを接続し、
    前記第2のスイッチは、前記通常送信モードにおいて、前記レギュレータと前記振幅変調器とを接続し、前記テストモードにおいて、前記レギュレータと前記乗算器とを接続する、請求項1に記載の送信回路。
  14. 前記遅延調整部と、前記直交変調器又は前記乗算器との接続を切替える第1のスイッチと、
    前記レギュレータと、前記振幅変調器又は前記乗算器との接続を切替える第2のスイッチとをさらに備え、
    前記第1のスイッチは、前記通常送信モードにおいて、前記遅延調整部と前記直交変調器とを接続し、前記テストモードにおいて、前記遅延調整部と前記乗算器とを接続し、
    前記第2のスイッチは、前記通常送信モードにおいて、前記レギュレータと前記振幅変調器とを接続し、前記テストモードにおいて、前記レギュレータと前記乗算器とを接続する、請求項2に記載の送信回路。
  15. 前記直交変調器と、前記振幅変調器又は前記乗算器との接続を切替える第1のスイッチと、
    前記レギュレータと、前記振幅変調器又は前記乗算器との接続を切替える第2のスイッチとをさらに備え、
    前記第1のスイッチは、前記通常送信モードにおいて、前記直交変調器と前記振幅変調器とを接続し、前記テストモードにおいて、前記直交変調器と前記乗算器とを接続し、
    前記第2のスイッチは、前記通常送信モードにおいて、前記レギュレータと前記振幅変調器とを接続し、前記テストモードにおいて、前記レギュレータと前記乗算器とを接続する、請求項3に記載の送信回路。
  16. 通信機器であって、
    入力信号を増幅して送信信号を得る送信回路と、
    前記送信信号を出力するアンテナとを備え、
    前記送信回路は、請求項1に記載の送信回路である、通信機器。
  17. 前記アンテナから受信した受信信号を処理する受信回路と、
    前記電力増幅回路で増幅された送信信号を前記アンテナに出力し、前記アンテナから受信した受信信号を前記受信回路に出力するアンテナ共用器とをさらに備える、請求項16に記載の通信機器。
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