JP2011134109A - カラーコード生成システムおよびカラーコード生成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】濃度の高い印刷媒体に記録した場合にも、必要とする情報を適切に認識させることが可能なカラーコードの印刷システムを提供する。
【解決手段】カラーコード生成システムは、カラーコードを印刷する印刷媒体の色を取得すると共に、印刷媒体Pの色に基づきカラーコードの印刷に用いることが可能な使用可能色を判定する。さらに、使用可能色でカラーコードを構成するためのセルの必要数を使用可能色の数に基づいて算出し、その必要数のセルを使用可能色を用いて印刷媒体に印刷する。
【選択図】図11

Description

本発明は、特定情報を表示するために、色の付された複数のセルを配列したカラーコードの生成システムおよびカラーコード生成方法に関する。
近年、自動認識技術の発達と普及には著しいものがある。当初普及した1次元コード(所謂、バーコード)は扱い得る情報量が1KB前後と小さいため、取り扱い品目や管理項目の増加に対応し難い状態になりつつある。また、この1次元コードはコードの読み取りに専用の読取り機を必要とし、しかも高い信頼性を得るためには、1m以内での読取り位までしか離せないのが実情である。
これに対し、情報量の多さから近年普及が拡大しているコードに2次元コードがある。
特にQRコードは、1994年に国内で発表され普及している。2次元コードは、1次元コードに比べて約4倍は情報量があるといわれている。この情報量の多さから2次元コードは急速な拡大が見込まれる。
しかしながら、この2次元コードは読み取り機との距離が極めて近くないと正確に読み取れないと言う課題がある。これに対して、最近、カラーコードという新しいコード形態が注目されている。カラーコードは、セル単位にカラーを対応させ、このセルを二次元に配列することでコードデータとして表示し、読み取りコードデータとして認識させるものである。これまでのBk(黒)のみの単色で表現されていた一次元、二次元コードに対し、カラーコードでは色を利用するため、それらの組み合わせによって扱える情報量は飛躍的に増大している。
また、情報量の多さに加えて、カラーコードの特徴的なことは読み取り可能な距離が長いことにある。現在のカラーコードの読み取り可能な距離は数100m程度であり、読み取り可能距離が1m程度の他の二次元コードに比べて非常に長い距離での認識が可能になっている。
このような優位性を有することから、カラーコードは、近年のデジタルカメラ(携帯用カメラを含む)や、デジタルビデオの普及と高機能化に伴って、誰にでも容易に扱える自動認識の入力技術として期待が高まっている。またカラーコードはカラー4色で表されることから黒一色で印刷される1次元、2次元コードに比べて、印刷費用が高いと考えられていた。しかし、実際に印刷に使用されるインク量は少なくBk単色印刷に比して僅かに高い程度であり、普及による大幅なコストダウンも見込まれることもから、今後のコードとしての期待も大きい。
特に電子写真方式、熱転写方式、インクジェット方式などのカラー印刷の進展に伴い、オンデマンドかつバリアブルにカラーコードの印刷が可能になっており、各種商品管理コードなどへの適用も可能になっている。例えば、商品管理システム用コード、物流管理システム用コード、セキュリティー管理システム用コード、入退場管理システム用コード等への適用も提案されている。さらには音楽データ等の大きな情報量のデータをもカラーコードデータとして扱う試みまでなされカラーデジタル印刷によるカラーコード印刷の必要性には非常に高いものがある。
しかしながら、このカラーコード印刷へのカラーデジタル印刷機の適用においては、次のような課題がある。すなわち、印刷におけるオリジナルカラーデータの色再現で重要なのは印刷用紙の地色によって印刷物の色味(彩度、濃度)が変化してしまうことにある。多くの場合には用紙の地色を予め勘案して、カラーデジタル印刷によるカラーコードの印刷時に画像処理によりカラーデータの補正を行い、カラーコードの色がオリジナルの色に近い画像となるように調節している。これによればデジタルカメラ等によるカラーコードの読取りでの読み間違いに起因する不適切なカラーコードの印刷をある程度は改善することができる。
しかし、画像処理で対応できる地色の補正の程度は白色度の高い用紙での変化に限定されるので、地色の濃い用紙では色の補正をより厳しく行うことが必要となり、十分な再現結果が得られない場合が多く、濃度の高い用紙へのカラーコード形成は困難であった。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、濃度の高い印刷媒体に記録した場合にも、必要とする情報を適切に認識させることが可能なカラーコードの印刷システムおよびカラーコード生成方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を有する。
すなわち、本発明の第1の形態は、複数のセルが配置され、前記複数のセルのそれぞれが予め定めた複数の異なる色の中から選択された色を有するカラーコードを、印刷手段を用いて印刷媒体に印刷するカラーコード生成システムであって、前記カラーコードを印刷する印刷媒体の色を取得する取得手段と、前記印刷媒体の色に基づき前記カラーコードの印刷に用いることが可能な使用可能色を判定する判定手段と、前記使用可能色でカラーコードを構成するための前記セルの必要数を前記使用可能色の数に基づいて算出する算出手段と、を備え、前記使用可能色を用いて前記セルを前記必要数だけ前記印刷媒体に印刷することを特徴とする。
本発明の第2の形態は、複数のセルが配置され、前記複数のセルのそれぞれが予め定めた複数の異なる色の中から選択された色を有するカラーコードを、印刷手段を用いて印刷媒体に印刷するカラーコード生成方法であって、前記カラーコードを印刷する印刷媒体の色を取得する取得工程と、前記印刷媒体の色に基づき、前記カラーコードの印刷に用いることが可能な使用可能色を判定する判定工程と、前記使用可能色でカラーコードを構成するために必要とされる前記セルの数を前記使用可能色の数に基づいて算出する算出工程と、を備え、前記使用可能色を用いて前記セルを前記必要数だけ前記印刷媒体に印刷することを特徴とする。
本発明によれば、印刷媒体の色に応じてセルの印刷に使用する色を選択するようにしたため、必要な情報を適正に認識させることが可能なカラーコードを印刷することができる。
本発明の実施形態に係る印刷システムの概略構成を示す図である。 図1に示したPCの内部構成例を概略的に示すブロック図である。 図1に示した印刷装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係る読取りシステムの概略構成を示す図である。 図4に示した読取装置の内部構成の一例を概略的に示すブロック図である。 本実施形態に係るカラーコード、カラーリスト、データベース、カラーコードの表すコード情報、およびコード情報から得られる情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態の印刷システムにおけるPCのカラーコード生成プログラム7が持つカラーコード生成に必要な内部データを示す図である。 本実施形態における、コード生成に使用可能な色を設定する処理を説明するフローチャートである。 本実施形態における下地加味シミュレーションの処理を示すフローチャートである。 本実施形態における実際のコードを生成する処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る候補色の選択処理およびカラーコードの生成処理を模式的に示す図である 本実施形態における読取装置がカラーコードを認識する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る印刷システム10の概略構成を示す図である。この印刷システムは、印刷データを生成する情報処理装置であるパーソナルコンピュータ(PC)100と、このPC100からの指示に従って印刷データを印刷処理する印刷装置200とにより構成される。
PC100は、通信インターフェース150を介して、印刷装置200に接続されている。この通信インターフェース150としては、ネットワークケーブル、USBケーブル、IEEE1284、IEEE1394等が利用できる。本実施の形態では、USBケーブルを使用して印刷装置200に印刷データを送信する。PC100は、画像生成後、印刷データを印刷装置200に送信し、印刷装置のステータス監視を行う。
図2は図1に示したPC100の内部構成例を概略的に示すブロック図である。PC100は、本実施形態では、オペレーティングシステムの制御下において、画像データを生成するアプリケーション(プログラム)や印刷制御プログラム(プリンタドライバ)等を実行する。本例においては、オペレーティングシステムとして「Windows(登録商標)」を用いる。具体的には、PC100は、PC100の各種制御を行う制御部を構成するCPU102と、このCPU102用の作業領域および一時記憶領域を提供するメモリであるRAM103とがシステムバス109を介して相互に接続されている。さらにCPU102には、CPU102が初期的に実行するブートプログラム等を格納する不揮発性メモリであるROM104がシステムバス109を介して接続されている。
また、表示装置であるディスプレイ110はビデオインタフェース108を介してシステムバス109に接続されている。ポインティングデバイスの一種であるマウス111は、マウスインタフェース105を介してシステムバス109に接続されている。オペレーティングシステムや各種プログラムが格納されている大容量の外部記憶装置であるハードディスク装置113は、ハードディスクインタフェース107を介してシステムバス109に接続されている。また、システムバス109はプリンタインタフェース101(上述した150に対応)を介して印刷装置200に接続される。
このような構成を有するPC100により、印刷装置200を制御する場合は、ハードディスク装置113に格納されているプログラムがRAM103にロードされてCPU102によって実行される。
図3に、図1の印刷装置200の構成例を示す。また、PC100を併せて示す。
CPU210はこの印刷装置200の全体の動作を制御する制御手段を構成し、バスを介してメモリコントローラ212、インタフェースコントローラ213、プログラムROM214、ワークRAM215、EEPROM216と接続されている。さらに、CPU210は、記録ヘッド制御回路219、I/Oポート221と接続されている。
メモリコントローラ212は、印刷データを格納するメモリであるVRAM211に接続され、CPU210の制御下でVRAM211への印刷データの書き込みを行うとともに、同期化回路217からの出力信号に同期してVRAM211からの読み出しを行う。同期化回路217は、媒体搬送装置218での印刷媒体の搬送状態に同期してメモリコントローラ212への信号を生成する機能を有する。
インタフェースコントローラ213は、CPU210の制御下で、PCと通信インタフェース(図ではUSBの例)を介してデータ通信を行う。プログラムROM214は、この印刷装置200の動作を実現するためのコンピュータプログラムを格納した不揮発性のメモリである。ワークRAM215は、CPU210により利用されるワーク領域やデータの一時記憶領域を提供する読み書き可能なメモリである。EEPROM216は、再書き込み可能な不揮発性のメモリであり、例えばユーザの設定データなどを不揮発的に記録するために利用される。
記録ヘッド制御回路219は、CPU210の制御下で、メモリコントローラ212からの印刷データを受信し、4組の記録ヘッド220に対して、それぞれ別部分の印刷データを転送する。この例では4組の記録ヘッドを印刷媒体の縦方向に並べた構成を採用した例を示す。1組の記録ヘッド220は印刷装置200毎に、それぞれK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)のインクを吐出する記録ヘッドを有する。
I/Oポート221は、CPU210の制御下で、モータ駆動部222に制御信号を与えて、キャッピングモータ223やポンプモータ224のような外部の出力装置を制御する。キャッピングモータ223は、不使用時に記録ヘッド220にキャップをしてインクの乾燥を防ぐためのキャッピング機構(キャッピング手段)225を駆動する動力源である。本実施形態でのキャッピング機構は、各印刷装置の全記録ヘッドに単位に行われるものを想定している。ポンプモータ224は記録ヘッド中のインクに圧力を掛けて記録ヘッドの回復動作等を行うポンプ226を駆動するための動力源である。キャッピングモータ223、キャッピング機構225、ポンプモータ224、ポンプ226は記録ヘッドの組数(本例では4組)分設けられている。
図4は、本実施形態に係る読取りシステムの概略構成を示している。この読取りシステムは、カラーコードの読み取りを行う読取装置400と、カラーコードと情報との対応付けを行うデータベースを保持する情報処理装置であるパーソナルコンピュータ(PC)300とにより構成される。
読取装置400は、通信インターフェース450を介して、PC300に接続されている。この通信インターフェース450としては、ネットワークケーブル、USBケーブル、IEEE1284、IEEE1394、無線LAN等が利用できる。本実施形態では、無線LANを使用してPC300と通信を行う。PC300は、カラーコードと情報との対応付けを行うデータベースを保持しており、読取装置400から送信されるコード内容に対応した情報を読取装置400へ返信する。
なお、図4で示した読取りシステムはカラーコードを撮影するためのカメラとデータベースの保持を行える記憶装置を持つパーソナルコンピュータや携帯電話端末、携帯情報端末などに実装される物として構成しても良い。また、PC300の内部構成例は図2に示したPC100と同様である。
図5は、図4に示した読取装置400の内部構成の一例を概略的に示すブロック図である。読取装置400は、読取装置400全体を制御する制御部411、各種情報を表示する表示部412、ユーザからの操作を受け付ける操作部413、他装置との通信を行う通信部414、及びカラーコードを撮影し画像データを取得する撮影部415から構成される。
図6(a)は本実施形態に係るカラーコード生成システムによって印刷されるカラーコードの構成例を示す図である。また、ここに示すカラーコードは読取りシステムによる読み取りの対象となるものである。
図6(a)に示すカラーコード600は、カラーコードの背景部分である下地部601と、カラーコードであることを認識するためのカラーコード認識部602と、カラーコードに含まれる情報を保持する情報部604とからなる。このカラーコード認識部602および情報部604には複数のセル(ここでは10個のセル)がマトリクス状に配置されている。またカラーコード認識部602は情報部604が何セルで1つの情報を表すかを定義する単位セル表示部603を含む。
また、図6(b)に示すカラーリスト610は、本実施形態に係るカラーコード生成システムおよび読取りシステムでの使用を可能とする色のリストである。図では、一例として8色の色に対応して0〜7のデータが対応付けられている。従って、図6(a)に示すカラーコード600に含まれるコード情報は、単位セル表示部603に示される数が1であるため、1つのセルで一つの情報を表すこととなり、全体としては、図6(d)に示すように、「07132357」を表している。
図6(c)に示すデータベース620は、カラーリスト610に対応づけられている情報のリストである。ここでは、一例として0〜7までの数字に製品の送り先、送り元、経由事業所、および送付先の地域名などが対応付けられている。従って、図6(a)に示すカラーコードによって表された「07132357」の情報は、図6(e)に示すように、送り先が沖縄であり、送り元が東京であることを示し、さらに、経由事業所が東京、大阪、沖縄であることを示している。
図7はPC100のカラーコード生成プログラム700が有している、カラーコード生成に必要な内部データを示している。ここで721はコードを形成する際の候補色とその色値を示している。本例では、候補色としてC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)、O(オレンジ)、V(バイオレット)などを含む15色程度の色の色値が優先順位1,2,3,4・・・に従って定められている。また、722は下地の色値を、723は最終的にコードに使用できる色を、724は生成するコードの内部データやサイズなどのコード情報を、それぞれ示している。さらに、725は最終的にコードに使用できる色数でコード情報724を実現するために必要なセル数を、726はコード情報724をセル数725で生成する際の各セルサイズのユーザ指定の下限サイズを、それぞれ示している。
図8は本発明の実施形態における、コード生成に使用可能な色(以下、使用可能色と称す)を設定する処理を示すフローチャートである。
まず、ユーザの操作により下地に使用する媒体の色を分光器を用いて測色し(S31)、その測色した印刷媒体の色のR・G・Bの色成分の値(以下、RGB値と称す)を測定結果として取得する(S32)。その後、取得したRGB値を用いて、コード形成候補色に対して、以下に説明する下地色加味シミュレーションを行い(S33)、実際に使用可能な色リストを生成する(S34)。
図9はS33で実行する下地加味シミュレーションの処理工程の流れを示すフローチャートである。
まず、候補色のすべての色に対して、その候補色のRGB値と下地色のRGB値とを、同じ色成分同士(候補色のRと下地色のR、候補色のGと下地色のG、候補色のBと下地色のB)のOR演算を行い、合成色値を算出する(S41、S42)。その後、候補リストの優先順位が高い色の下地加味結果と、これより優先順位の低い他の色の下地加味結果とを比較し(S43)、比較した2種類の色のR・G・Bが全て一定の色差を保つことができるか否かを判断する。ここでは、各合成色値が閾値(例えば10)以下であるか否かを判断する(S44)。そして、求めた値差が、閾値以下であった場合は、優先順位の低い方の色を使用不可色とみなし候補色から落選させる(S45)。なお、このS48の処理は図8におけるS34と同一の処理である。
図11は、上記のような候補色の選択処理およびカラーコードの生成処理を模式的に示す図である。ここでは、図11(a)に示すように、カラーコード600を印刷する印刷媒体Pが、黄色地の媒体である場合を示している。
上記の比較作業をすべての候補色に対して行い(S46、S47)、最終的に落選せずに残った色を使用可能色によって図11(b)に示すような使用可能色リストを生成する(S48)。図11(b)では、シアン、マゼンタ、バイオレット、ブルーの4色が使用可能色リスト620から落選し、他の4色(イエロー、レッド、グリーン、オレンジ)が使用可能色リストに残る。
図10は本実施形態において実際のコードを生成する処理を示すフローチャートである。
まず、コード化するためのコード情報(データや生成サイズ)を取得し(S51)、次いで既にリストアップされている使用可能色リストを取得する(S52)。その後、使用可能色リストにリストアップされている色数を取得し、その色数でコード化するために必要なセル数とセルサイズを計算する(S53)。
この計算は、次のようにして行う。
いま、例えば図11(c)に示すような8色を選択可能なセルを8個備えるカラーコードで表される情報を、4色のセルで表すためのセルの必要数を求める場合を考える。この場合、8パターンを持つ1つのセルを、4パターンを持つセルで表現するために必要なセル数を算出すれば良い。
つまり、8≦4Xの関係を満たすXの値を求めれば良い。
ここで、上記式から、X≧2の関係が得られる。
よって、8パターンを持つ1つのセルの情報は、4パターンを持つセルを2個用いることによって表すことが可能になる。この4パターンを持つセルを用いたカラーコードを図11(d)に示す。図示のカラーコードでは、2個のセルが1つのコードを示すため、単位セル表示部603が2の数字を示す緑になっている。そして、ここで表されるデータは、「0012011302031113」となる。このカラーコード700では使用可能色が4色であるため、前記数字は、4進法で表されている。これに対し、カラーコード600は、使用可能色が8色であるため、ここに表される数字「123257」は8進数で表されている。よって、両者は、同一の数を表すこととなる。
上記のようにしてセル数とセルサイズとを算出した後、S54では実際にコードを生成可能か否かを判断する。この判断は、算出したセルサイズと、実際のカラーコードに求められるセルの下限サイズ(コード生成条件)とを比較することにより行う。ここで、セルの下限サイズとは、読取装置によって読取可能なサイズを意味し、読取装置の分解能によって決定されるサイズである。S54の判断の結果、コード生成条件を満たしていればコードを生成し(S55)、条件に満たなければエラーを返答する(S56)。
図12は本実施形態における読取装置400がカラーコード700を認識し、情報対応付けPC300と通信し、コードが示す情報を表示部412に表示するまでの処理を示すフローチャートである。
まず、画像データを取得する(S120)。ここでは、撮影部415により撮像された画像を示す画像データが、制御部411の内蔵メモリに読み込まれる。次に、S120にて取得した画像データについて、この画像データで示される画像の中にカラーコード700が存在するか否かをチェックする(S130)。この処理では、カラーコード700の位置を特定するためのパターンを、S120にて取得した画像データで示される画像の中から検索する。本実施形態では、カラーコード700のカラーコード認識部702及びカラーコード下地部701を検出した場合に、カラーコード700が存在すると判定する。
このS130による検索で、カラーコード700が存在しないと判定された場合(NOと判定された場合)、その旨を表示部に表示して本認識処理は終了する。
一方、S130による検索で、カラーコード700が存在すると判定された場合(YESと判定された場合)、画像データで示される画像から、そのカラーコード700の情報部704の領域が抽出され(S140)、抽出された領域の画像データが生成される。
次に、S140にて抽出された領域をセル毎に分割し、それぞれの画像データを生成する(S150)。このセル毎に分割する処理は、各ライン(L1〜L4)毎に一端から他端(左端から右端)へと走査を行い、カラーコード下地部701(黒色)を検出することによって行う。すなわち、図11(d)に示すカラーコード700では、各ラインの走査毎に5回の黒色が検出され、隣接する2つの黒色の間を一つのセルの領域とする。そして、S140で抽出された領域の画像データは、各セルの領域毎に分割された分割画像データとなる。
次に、S150にて分割された各セルの領域のうち、S170によって行われる情報の認識が行われていない領域(未処理の領域)が存在するか否かを判断する(S160)。すなわち、S150にて生成された分割画像データで示される分割画像(セル画像)の中に、以降の処理で情報の認識が行われていない未処理の分割画像が存在するか否かを判断する。
S160において未処理の領域が存在すると判定された場合(YESと判断された場合)、未処理と判断された領域のうち、S150において分割された順番が最も早い領域について、その領域で示される情報の認識が行われる(S170)。ここでは、該当する分割画像であるセルの位置が特定された後、その位置に対応づけられている情報が特定される。その後、通信部414を介して情報対応付けPC 300に対し、特定された情報を送信し、情報対応付けPC 300が保持するカラーリスト610とデータベース620に基づいて情報の対応付けを行う(S180)。ここで対応付けされた情報は、情報対応付けPC 300から、再度、通信部411を介して読取装置400に送信され、受信した情報を表示部412に表示し(S190)、本認識処理が終了する。
600,700 カラーコード
601,701 カラーコード下地部
602,702 カラーコード認識部
603,703 単位セル表示部
604,704 情報部
P 印刷媒体
100 印刷データPC
200 印刷装置
219 記録ヘッド制御回路
220 記録ヘッド
210 CPU
300 情報対応付けPC
400 読取装置
411 制御部
412 表示部
415 撮影部
610 カラーリスト
620 データベース

Claims (8)

  1. 複数のセルが配置され、前記複数のセルのそれぞれが予め定めた複数の異なる色の中から選択された色を有するカラーコードを、印刷手段を用いて印刷媒体に印刷するカラーコードの生成システムであって、
    前記カラーコードを印刷する印刷媒体の色を取得する取得手段と、
    前記印刷媒体の色に基づき前記カラーコードの印刷に用いることが可能な使用可能色を判定する判定手段と、
    前記使用可能色でカラーコードを構成するための前記セルの必要数を前記使用可能色の数に基づいて算出する算出手段と、を備え、
    前記使用可能色を用いて前記セルを前記必要数だけ前記印刷媒体に印刷することを特徴とするカラーコード生成システム。
  2. 前記判定手段は、予め定めた複数の候補色の中で互いに一定の色差を保てない2種類の色のうちいずれか一方を使用不可色と判定し、前記使用不可色を前記候補色から除いた色を使用可能色と判定することを特徴とする請求項1のカラーコード生成システム。
  3. 前記判定手段は、前記複数の候補色の色値のそれぞれに前記測色手段によって測定された前記印刷媒体の色値を加えて複数の合成色値を求め、前記合成色値の差が閾値よりも小さくなる2種類の色のうちいずれか一方の色を使用不可色と判定し、前記使用不可色を前記候補色から除いた色を使用可能色と判定することを特徴とする請求項1に記載のカラーコード生成システム。
  4. 前記判定手段は、予め定めた複数の候補色の中で互いに一定の色差を保てない2種類の色のうち、前記候補色に定めた優先順位の高い方の色を選択することを特徴とする請求項2または3に記載のカラーコード生成システム。
  5. 前記算出手段は、前記セルの必要数を、前記使用可能色の数と印刷すべきカラーコードのサイズとに基づいて算出することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のカラーコード生成システム。
  6. 前記取得手段は、印刷媒体に印刷されていない部分を測色する分光器の測定結果を取得することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のカラーコード生成システム。
  7. 前記印刷媒体の色を取得する手段は、ユーザによって指定された印刷媒体の色を表すデータを取得することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のカラーコード生成システム。
  8. 複数のセルが配置され、前記複数のセルのそれぞれが予め定めた複数の異なる色の中から選択された色を有するカラーコードを、印刷手段を用いて印刷媒体に印刷するカラーコードの生成方法であって、
    前記カラーコードを印刷する印刷媒体の色を取得する取得工程と、
    前記印刷媒体の色に基づき、前記カラーコードの印刷に用いることが可能な使用可能色を判定する判定工程と、
    前記使用可能色でカラーコードを構成するために必要とされる前記セルの数を前記使用可能色の数に基づいて算出する算出工程と、を備え、
    前記使用可能色を用いて前記セルを前記必要数だけ前記印刷媒体に印刷することを特徴とするカラーコード生成方法。
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