JP2011133418A - バッテリパック監視回路及びバッテリセルユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、数多くのバッテリパックを接続でき、またこの接続に用いるケーブル配線の数を削減することができるバッテリパック監視回路及びバッテリセルユニットを提供することを課題とする。
【解決手段】1乃至複数のバッテリセル2の端子に接続するプリント配線基板3を設ける。このプリント配線基板3にはプリント配線によって、バッテリセル2の端子とバッテリ監視回路のIC4とを電気的に接続している。この構成によってバッテリセル2−1〜2−nの各端子とバッテリ監視回路のIC4−1〜4−nとを接続するケーブル配線を不要とすることができる。
【選択図】図1
【解決手段】1乃至複数のバッテリセル2の端子に接続するプリント配線基板3を設ける。このプリント配線基板3にはプリント配線によって、バッテリセル2の端子とバッテリ監視回路のIC4とを電気的に接続している。この構成によってバッテリセル2−1〜2−nの各端子とバッテリ監視回路のIC4−1〜4−nとを接続するケーブル配線を不要とすることができる。
【選択図】図1
Description
本発明はバッテリを監視する監視回路に関し特に、複数のバッテリセルから構成されるバッテリパックの各バッテリセルを監視するバッテリパック監視回路及びバッテリセルユニットに関する。
現在地球温暖化対策が重要な課題となっており、そのための種々の施策にはバッテリについての技術が重要な位置を占めている。
バッテリの中でも重量密度が高く小型化の見込めるリチウム電池は、ハイブリッドカーの電池として好適でるとして応用が期待されている。しかしリチウム電池は過充電や過放電に弱くこの状態を続けると電池容量の減少や異常な発熱に繋がる恐れがある。よってバッテリの上限と下限の電圧を管理して充放電を監視する必要がある。
バッテリの中でも重量密度が高く小型化の見込めるリチウム電池は、ハイブリッドカーの電池として好適でるとして応用が期待されている。しかしリチウム電池は過充電や過放電に弱くこの状態を続けると電池容量の減少や異常な発熱に繋がる恐れがある。よってバッテリの上限と下限の電圧を管理して充放電を監視する必要がある。
またリチウムイオン電池などによるバッテリは、通常その用途に合わせて小容量のバッテリセルを直列や並列に接続したバッテリパックとして構成される。例えばハイブリッドカーに搭載されるバッテリは、端子電圧が小さいバッテリセルを複数個直列に接続して、必要とされる電圧のバッテリとして構成される。
図7に複数のバッテリセルから構成されたバッテリパックの各バッテリセルの端子電圧の監視の仕方を示す。
バッテリセル200−1〜200−nの端子電圧の監視は、バッテリ100を構成するバッテリセル200−1〜200−nの数が少ない場合は、電圧が低く、耐圧が問題にならないので、バッテリ監視回路での監視が容易である。しかし車載用のバッテリパック100など、直列に接続されるバッテリセル200−1〜200−nの数が増加してくると、バッテリ監視回路のICの耐圧を考慮した設計が必要となってくる。
バッテリセル200−1〜200−nの端子電圧の監視は、バッテリ100を構成するバッテリセル200−1〜200−nの数が少ない場合は、電圧が低く、耐圧が問題にならないので、バッテリ監視回路での監視が容易である。しかし車載用のバッテリパック100など、直列に接続されるバッテリセル200−1〜200−nの数が増加してくると、バッテリ監視回路のICの耐圧を考慮した設計が必要となってくる。
図7(a)は、端子間電圧がX(V)のバッテリセル200がn個直列接続されて構成されたバッテリパックを1つのバッテリ監視回路のICで監視する場合を示している。この場合にはバッテリ監視回路のICには、最大nX(V)の電圧が加わる。そして直列に接続されたバッテリセル200−1〜200−nの数が多く、nの数が大きくなると、nX(V)の値も大きくなってしまい、バッテリ監視回路のICには大きな耐圧を持つものを用いなければならなくなる。
したがって一般的には、図7(b)に示すように、1乃至数個のバッテリセル200単位で電圧監視を行うようにすることで、バッテリ監視回路のICに加わる電圧を下げる。
図8にバッテリを構成するバッテリセルの端子電圧間の監視を、複数の監視回路によって行う構成を示す。
図8にバッテリを構成するバッテリセルの端子電圧間の監視を、複数の監視回路によって行う構成を示す。
図8の構成では、バッテリ監視回路300aは、バッテリパック100を構成するバッテリセル200m個に1つバッテリ監視回路のIC301を設け、各バッテリ監視回路のIC301−1〜301−n/mは、バッテリ監視用のマイコン302に接続されル構成を持つ。そしてバッテリ監視回路300aのマイコン302は、車両全体を統括するECU400に各バッテリセル200−1〜200−nの異常の有無を通知する。
特許文献1には、バッテリセルを複数まとめてグループとし、グループ単位で端子電圧のばらつきを検出する装置が開示されている。そしてこの特許文献1の装置は、電圧が異常なグループに対しては、優先して充電/放電を行うように制御を行っている。
また特許文献2には、各バッテリセルの電圧を電圧検出回路で検出し、これをシリアル通信で電力線通信回路に通知し、電力線通信回路は、通知された電圧値を電力線を用いて外部に通信する構成が開示されている。この特許文献2の構成では、通信用の配線を少なくすることができる。
図9に特許文献2の構成を示す。
図9では、バッテリパック100を構成するバッテリセル200−1〜200−n各々から電圧検出回路700にシールド線等のケーブル配線600−1〜600−(n+1)によって接続されている。そして電圧検出回路700と電力線通信回路800は、シリアル通信で接続されており、電圧検出回路700は各バッテリセル200−1〜200−nの端子間電圧をA/D変換した後、これを電力線通信回路800にシリアル通信で送る。そして電力線通信回路800は、電圧検出回路700による検出結果をデータ処理した後、変調して電力線900に重畳して、バッテリ監視回路300bの外部に通信する。
図9では、バッテリパック100を構成するバッテリセル200−1〜200−n各々から電圧検出回路700にシールド線等のケーブル配線600−1〜600−(n+1)によって接続されている。そして電圧検出回路700と電力線通信回路800は、シリアル通信で接続されており、電圧検出回路700は各バッテリセル200−1〜200−nの端子間電圧をA/D変換した後、これを電力線通信回路800にシリアル通信で送る。そして電力線通信回路800は、電圧検出回路700による検出結果をデータ処理した後、変調して電力線900に重畳して、バッテリ監視回路300bの外部に通信する。
この図8の構成や図9の構成では、バッテリセル200−1〜200−n各々の端子から配線ケーブルによってバッテリ監視回路のICに接続を行っている。そのため図9に示すように、各バッテリセル200−1〜200−nの端子と電圧検出回路700を接続するケーブル配線600−1〜600−(n+1)の数が多くなる。例えば車載用のバッテリパックの場合、このケーブル配線600−1〜600−(n+1)として数十本必要となる。またバッテリセルに接続されるケーブル配線600−1〜600−(n+1)には通常耐圧の大きなものが用いられるので、このケーブル配線600−1〜600−(n+1)の本数が多くなると重量増にもつながる。
そこで本発明は、数多くのバッテリパック200−1〜200−nを接続でき、またこの接続に用いるケーブル配線600−1〜600−(n+1)の数を削減することができるバッテリパック監視回路及びバッテリセルユニットを提供することを課題とする。
本バッテリパック監視回路は、複数のバッテリセルからなるバッテリパックの監視回路であって、1乃至複数のバッテリセルの端子に装着され、前記バッテリセルの端子間電圧を検出する検出装置と、前記バッテリパックに接続され、前記検出装置が前記バッテリセルの端子間電圧の検出結果を電力線に送信する際、送信先以降の電力線を遮断するスイッチ部と、前記バッテリセルと前記検出装置が容量結合するためのコンデンサと、を備えることを特徴とする。
また本バッテリセルユニットは、バッテリパックを構成するバッテリセルユニットであって、二次電池であるバッテリセルと、前記バッテリセルを取り付け、当該取り付けた前記バッテリセルの端子と電気的に接続されたプリント配線基板と、前記プリント配線基板に対応して設けられ、当該1乃至複数のバッテリセルの端子間電圧を検出する検出装置と、前記バッテリセルと前記検出装置が容量結合するためのコンデンサと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、バッテリ監視回路と各バッテリセルとの間のケーブル配線を不要とすることができる。
以下に図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
図1に本実施形態のバッテリパック1aの概要を示す。
図1のバッテリパック1aは、n個のバッテリセル2−1〜2−nが直列に接続される構成となっている。なお以下の説明では、バッテリパック1aは、複数のバッテリセル2を直列に接続したものを例として挙げているが、本実施形態のバッテリパック1aは、バッテリセル2を並列に接続した構成であっても、直列接続と並列接続が混在した構成であっても良い。
図1に本実施形態のバッテリパック1aの概要を示す。
図1のバッテリパック1aは、n個のバッテリセル2−1〜2−nが直列に接続される構成となっている。なお以下の説明では、バッテリパック1aは、複数のバッテリセル2を直列に接続したものを例として挙げているが、本実施形態のバッテリパック1aは、バッテリセル2を並列に接続した構成であっても、直列接続と並列接続が混在した構成であっても良い。
バッテリセル2は、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等の二次電池である。
各バッテリセル2−1〜2−nにはそれぞれ端子に被せる形でプリント配線基板3a−1〜3a−nが接続されている。またプリント配線基板3a−1〜3a−n上にはバッテリセル電圧を検出するバッテリ監視回路のIC4a−1〜4a−n(検出装置)が設けられている。
各バッテリセル2−1〜2−nにはそれぞれ端子に被せる形でプリント配線基板3a−1〜3a−nが接続されている。またプリント配線基板3a−1〜3a−n上にはバッテリセル電圧を検出するバッテリ監視回路のIC4a−1〜4a−n(検出装置)が設けられている。
このプリント配線基板3aが接続されたバッテリセル2を、バッテリセルユニットという。バッテリパック1aは、バッテリセルユニット単位で、容易に且つ安全に交換や増減可能なように構成されている。
プリント配線基板3a−1〜3a−nには夫々コンデンサが設けてあり、バッテリセル2の端子とバッテリ監視回路のIC4aはこのコンデンサを介して容量結合されている。
またバッテリセルユニット間は、接続線8によって電気的に接続されており、これにより、バッテリパック1aを構成するバッテリセル2−1〜2−nは、電気的に直列や並列に接続され、バッテリパック1a全体で1つのバッテリとして用いられる。
またバッテリセルユニット間は、接続線8によって電気的に接続されており、これにより、バッテリパック1aを構成するバッテリセル2−1〜2−nは、電気的に直列や並列に接続され、バッテリパック1a全体で1つのバッテリとして用いられる。
これにより、本実施形態のバッテリパック1aでは、各バッテリセル2−1〜2−nとバッテリ監視回路のIC4a−1〜4a−nとの接続には、従来の構成のように多量のケーブル配線を必要としない。またバッテリセル2とバッテリ監視のIC4aとは、容量結合若しくは電磁誘導で信号を電力線8に乗せるように構成されているので、バッテリセル2からバッテリ監視回路のIC4aへは、直流成分は流れない。よって、バッテリ監視回路のIC4aには耐圧性の低いものを用いることが出来、装置全体を安価で且つ小型化することができる。
なお、図1のバッテリパック1aではプリント配線基板3aは、バッテリセル2に対して1対1で設けられているが、本実施形態のバッテリパック1aは、このような構成に限定されるものではなく、複数のバッテリセルに対して1つのプリント配線基板を設ける構成としても良い。
図2は、2つのバッテリセルに対して1つのプリント配線基板を設ける構成としてバッテリパック1bの例を示す図である。
図2では、バッテリパック1bを構成するバッテリセル2−1〜2−nに対して、バッテリセル2−1及び2−2に対してプリント配線基板3b−1を、・・・、バッテリセル2−(n−1)及び2−nに対してプリント配線基板3−(n/2)を設ける構成となっている。そして各プリント配線基板3b−1〜3b−(n/2)上にはバッテリ監視回路のIC4b−1〜4b−(n/2)が設けられている。
図2では、バッテリパック1bを構成するバッテリセル2−1〜2−nに対して、バッテリセル2−1及び2−2に対してプリント配線基板3b−1を、・・・、バッテリセル2−(n−1)及び2−nに対してプリント配線基板3−(n/2)を設ける構成となっている。そして各プリント配線基板3b−1〜3b−(n/2)上にはバッテリ監視回路のIC4b−1〜4b−(n/2)が設けられている。
このように本実施形態のバッテリパック1bは、2つ以上のバッテリセル2毎に1つのプリント配線基板3bを設ける構成としても実現できる。
図3は、本実施形態のバッテリパック1を監視するバッテリ監視回路を中心とした電気回路構成を示す図である。同図はバッテリパック1を車載用として用いた場合の構成を示している。なお本実施形態のバッテリパック1は、車載用に限定されるものではなく、風力発電や太陽光発電等の電力の蓄積用等現在や将来において電力の蓄積に用いる種々の分野に利用することができる。
図3は、本実施形態のバッテリパック1を監視するバッテリ監視回路を中心とした電気回路構成を示す図である。同図はバッテリパック1を車載用として用いた場合の構成を示している。なお本実施形態のバッテリパック1は、車載用に限定されるものではなく、風力発電や太陽光発電等の電力の蓄積用等現在や将来において電力の蓄積に用いる種々の分野に利用することができる。
図3の構成では、バッテリセル2−1〜2−nとバッテリ監視回路のIC4−1〜4−nが1対1対応で設けられている。またバッテリセル2の端子とバッテリ監視回路のIC4−1〜4−nは、容量結合されている。
各IC4−1〜4−nは、バッテリセル2−1〜2−nの端子間電圧を検出するとこの値(データ)を自己のIDと共に電力線8に重畳してバッテリ監視モジュール6に通知する(PLC:電力線通信)。
バッテリ監視モジュール6は、内部にマイコンを備え、このマイコンがインタフェース及び容量を介して電力線8に接続されている。そして電力線8に乗っている信号から各バッテリ監視回路のIC4−1〜4−nが送信したデータを受信すると、マイコンは通知されたIDから送信元のバッテリ監視回路のIC4を認識し、そのバッテリ監視回路のIC4が監視しているバッテリセル2が正常状態にあるかどうかを判定し、その結果を車両全体の制御を司るECU7に通知する。ECU7は、通知されたバッテリセル2の状態から、異常と通知されたバッテリセル2に対して適宜な処理、例えば重点的に充電や放電を行う等の指示を行う。この指示はバッテリ監視モジュール6から対応するバッテリ監視回路のIC4に対して、電力線8によりPLCで通知される。
また電力線8には、図3に示すようにスイッチ9−1及び9−2が設けてある。このスイッチ9−1及び9−2は、上記バッテリ監視回路のIC4−1〜4−nとバッテリ監視モジュール6との間で、PLCによって通信を行う際に、このスイッチ9−1及び9−2を遮断して、バッテリパック1から見てバッテリ監視回路のIC4の通信相手であるバッテリ監視モジュール6以降の適宜な位置から先の電力線8をオープンにする。これによって、バッテリ監視回路のIC4−1〜4−nとバッテリ監視モジュール6が通信を行うときは、電力線8はハイインピーダンスとなるので、バッテリ監視回路のIC4の駆動電流を抑えることができる。
また複数のバッテリ監視回路のIC4−1〜4−nの内、一つが通信を行っているときは残りのバッテリ監視回路のIC4は全て受信モードとなる。この受信モードとなっているバッテリ監視回路のIC4は、ハイインピーダンスとなるので、通信に用いられる重畳された信号の振幅が減少することを防ぐ。
なお図3の構成では、このスイッチ9−1及び9−2の制御は、ECU7が行っているが、バッテリ監視モジュール6が直接制御を行うようにしても良い。また電力線8の+側と−側の両方にスイッチ9−1及び9−2を設けているが、スイッチ9をオフとしたときに電力線8をハイインピーダンス状態とすることができるのならば、スイッチ9−1と9−2のどちらか1つを設ける構成としても良い。
また上記説明では、各バッテリ監視回路のIC4−1〜4−nとバッテリ監視モジュール6とは、電力線8を用いたPLCによって通信を行っていたが本実施形態では、両者の通信はPLCに限定されるものではなく、他の通信方式を例えば送信側と受信側で単純な取り決めを決めておき、単に“H”と“L”による低速な通信を用いても良い。この様な通信を行う場合は、PLCのように信号の送受信に変復調を行う必要がなくなり、変復調回路を不要とするというメリットがある。
このように本実施形態では、バッテリ監視回路のIC4−1〜4−nとバッテリ監視モジュール6との通信は、全て電力線8を用いて行うことが出来るので、配線数を大幅に削減することができる。
次に本実施形態のバッテリパック1で用いられるバッテリ監視回路のIC4の構成を説明する。
図4はバッテリ監視回路のIC4の構成例を示す図である。
図4はバッテリ監視回路のIC4の構成例を示す図である。
同図においてバッテリ監視回路のIC4は、マルチプレクサ(MUX)11、A/D変換器(AD)12、タイマー(TIMER)13、レジスタ(REGISTER)14、制御部(Ctrl)15、及びインタフェース(IF)16を内部に備えている。
マルチプレクサ11は、バッテリ監視回路のIC4に接続されている複数のバッテリセル2のうち、端子間電圧を測定するものを選択するものである。なおこのマルチプレクサ11は、バッテリセル2とバッテリ監視回路のIC4が1対1対応で設けられる場合には、必要ない。A/D変換器12は、バッテリ監視回路のIC4に接続されているバッテリパック1の端子間電圧をデジタル値に変換するものである。タイマー13は、特定周期で端子間電圧の測定や測定値の送信を行う際の計時を行うものである。レジスタ14は、A/D変換器12やタイマー13の出力値等を一時的に保持するものである。制御部15は、バッテリ監視回路のIC4全体の制御を司るもので、バッテリ監視モジュール6等外部からの指示に基づいてバッテリセル2の監視処理を行う。インタフェース16は、バッテリ監視モジュール6等と電力線8を用いてPLC通信を行うためのインタフェースである。
またバッテリ監視回路のIC4は、外部端子としてVD、VDD、VSS、及びVOUTを備えている。このうちVDD及びVSSは、バッテリ監視回路のIC4を駆動するための電源端子で、バッテリセル2の端子に接続されている。またVDは、バッテリ監視回路のIC4が監視を行うバッテリセル2の+端子と接続されており、この端子VDの電圧値を測定する。VOUTは、バッテリ監視回路のIC4が外部と通信するための信号をやりとりするための端子で、電力線8と容量結合されている。
次に本実施形態で用いられるバッテリ監視回路のIC4の動作処理について詳細に説明する。
図5は、バッテリ監視回路のIC4の動作処理を示すフローチャートである。
図5は、バッテリ監視回路のIC4の動作処理を示すフローチャートである。
同図の処理が開始されると、まずステップS1としてバッテリ監視回路のIC4は、受信モードとなり、バッテリ監視モジュール6からタイマー13のリセット命令を待つ(ステップS1、No)。そして電力線8を介してバッテリ監視モジュール6からタイマー13のリセット命令を受信すると(ステップS1、Yes)、ステップS2としてバッテリ監視回路のIC4はタイマー13をリセットする。
そしてバッテリ監視回路のIC4は、受信モードとなり、次にバッテリ監視モジュール6からバッテリセル2の監視開始命令を待つ(ステップS3、No)。
そして監視開始命令をバッテリ監視モジュール6から受信すると(ステップS3、Yes)、バッテリ監視回路のIC4は、ステップS4として、自己が監視対象としているバッテリセル2の端子間電圧を測定し、その値をA/D変換器12でA/D変換してその値をレジスタ14に保持する。そしてこのステップS4の処理を、タイマー13の値が特定値t1を超えるまで繰り返し、測定値を蓄積する(ステップS5、No)。そしてステップS5において、タイマー13の値がt1を超えたならば(ステップS5、Yes)、バッテリ監視回路のIC4は、ステップS6としてレジスタ14への測定値の書き込みを停止する。
そして監視開始命令をバッテリ監視モジュール6から受信すると(ステップS3、Yes)、バッテリ監視回路のIC4は、ステップS4として、自己が監視対象としているバッテリセル2の端子間電圧を測定し、その値をA/D変換器12でA/D変換してその値をレジスタ14に保持する。そしてこのステップS4の処理を、タイマー13の値が特定値t1を超えるまで繰り返し、測定値を蓄積する(ステップS5、No)。そしてステップS5において、タイマー13の値がt1を超えたならば(ステップS5、Yes)、バッテリ監視回路のIC4は、ステップS6としてレジスタ14への測定値の書き込みを停止する。
次にバッテリ監視回路のIC4は、受信モードとなり、バッテリ監視モジュール6からのバッテリセル2の端子間電圧の送信要求を待つ(ステップS7、No)。そして、電力線8を介してバッテリセル2の端子間電圧の送信要求を受信したならば(ステップS7、Yes)、ステップS8としてバッテリ監視回路のIC4は、レジスタ14に保持しているバッテリセル2の端子間電圧値を、電力線8を用いてバッテリ監視モジュール6に送信する。
以降バッテリ監視回路のIC4は、同様の処理を繰り返して、自己に割り当てられたバッテリセル2の監視を続ける。
次に本実施形態におけるバッテリ監視モジュール6の動作処理の詳細について説明する。
次に本実施形態におけるバッテリ監視モジュール6の動作処理の詳細について説明する。
図6は、バッテリ監視モジュール6の動作処理を示すフローチャートである。
同図の処理が開始されるとバッテリ監視モジュール6は、まずステップS11において初期処理として、自己のタイマーをリセットし、また変数aに0を代入する。
同図の処理が開始されるとバッテリ監視モジュール6は、まずステップS11において初期処理として、自己のタイマーをリセットし、また変数aに0を代入する。
次にバッテリ監視モジュール6は、タイマーの値が特定値t1となるまで待つ(ステップS12、No)。
そしてタイマーの値がt1を超えたならば(ステップS12、Yes)、ステップS13としてECU7に、スイッチ9−1及び9−2をOFFにするように依頼を送信し、ECU7から応答を待つ(ステップS14、No)。
そしてタイマーの値がt1を超えたならば(ステップS12、Yes)、ステップS13としてECU7に、スイッチ9−1及び9−2をOFFにするように依頼を送信し、ECU7から応答を待つ(ステップS14、No)。
そしてECU7からスイッチ9−1及び9−2をONにする処理の完了通知を受信すると(ステップS14、Yes)、バッテリ監視モジュール6は、ステップS15として変数aを“+1”インクリメントする。
次にバッテリ監視モジュール6は、ステップS16として、変数aを用いて、バッテリ監視回路のIC4に対してバッテリセル2−aの端子間電圧を要求する命令を電力線8を介して送信後、受信モードとなり応答待ちとなる(ステップS17、No)。
そしてバッテリ監視回路のIC4からバッテリセル2−aの端子間電圧値を受信すると(ステップS17、Yes)、バッテリ監視モジュール6は、ステップS18として、aの値がバッテリパック1内のバッテリセル2の総数nであるかどうか、すなわち全てのバッテリセル2−1〜2−nの端子間電圧値を受信したかどうかを判定する。その結果変数aの値がnでなく、全てのバッテリセル2−1〜2−nの端子間電圧を受信していなければ(ステップS、No)、バッテリ監視モジュール6は処理をステップS15に戻して、変数aの値をインクリメントしながら、S15〜18の処理を繰り返す。
そして変数aの値がnに達し、全ての全てのバッテリセル2−1〜2−nの端子間電圧を受信したと判定したならば(ステップS18、Yes)、全てのバッテリ監視回路のIC4−1〜4−nにタイマー13のリセット命令を送信し(ステップS19)、またバッテリセル監視開始命令を送信する(ステップS20)。
そしてバッテリ監視回路のIC4−1〜4−nとの通信が、終了したならば、バッテリ監視モジュール6は、ステップS21として、ボディECU7に対してスイッチ9−1及び9−2をONとするよう依頼を送信し、応答待ちとなる(ステップS22、No)。
そしてボディECU7からスイッチ9−1及び9−2をONとする処理の完了通知を受信したならば(ステップS22、Yes)、バッテリ監視モジュール6は、本処理を終了する。
このように本実施形態では、バッテリ監視モジュール6と各バッテリ監視回路のIC4−1〜4−nとの通信は、全て電力線8を用いて行われるので、バッテリ監視モジュール6と各バッテリ監視回路のIC4−1〜4−nの間に通信用の回線を配線する必要がない。よって構成を簡略化でき、安価で且つ小型軽量に構成することができる。
1、100 バッテリパック
2、200 バッテリセル
3、3a、3b プリント配線基板
4、4a、4b、301 バッテリ監視回路のIC
6、300、 バッテリ監視モジュール
7、400 ECU
8、900 電力線
9 スイッチ
11 マルチプレクサ
12 A/D変換器
13 タイマー
14 レジスタ
15 制御部
16 インタフェース
600 ケーブル配線
700 電圧検出回路
800 電力線通信回路
2、200 バッテリセル
3、3a、3b プリント配線基板
4、4a、4b、301 バッテリ監視回路のIC
6、300、 バッテリ監視モジュール
7、400 ECU
8、900 電力線
9 スイッチ
11 マルチプレクサ
12 A/D変換器
13 タイマー
14 レジスタ
15 制御部
16 インタフェース
600 ケーブル配線
700 電圧検出回路
800 電力線通信回路
Claims (4)
- 複数のバッテリセルからなるバッテリパックの監視回路であって、
1乃至複数のバッテリセルの端子に装着され、前記バッテリセルの端子間電圧を検出する検出装置と、
前記バッテリパックに接続され、前記検出装置が前記バッテリセルの端子間電圧の検出結果を電力線に送信する際、送信先以降の電力線を遮断するスイッチ部と、
前記バッテリセルと前記検出装置が容量結合するためのコンデンサと、
を備えることを特徴とするバッテリパック監視回路。 - 前記検出装置は、前記バッテリセルと1対1対応で設けられることを特徴とする請求項1に記載のバッテリパック監視回路。
- 前記検出装置による検出結果を、前記バッテリパックに接続されている電力線上に重畳して送信する送信部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のバッテリパック監視回路。
- バッテリパックを構成するバッテリセルユニットであって、
二次電池であるバッテリセルと、
前記バッテリセルを取り付け、当該取り付けた前記バッテリセルの端子と電気的に接続されたプリント配線基板と、
前記プリント配線基板に対応して設けられ、当該1乃至複数のバッテリセルの端子間電圧を検出する検出装置と、
前記バッテリセルと前記検出装置が容量結合するためのコンデンサと、
を備えることを特徴とするバッテリセルユニット。
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