JP2011130226A - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像画像の撮影シーンをより正確に判別する。
【解決手段】積分値算出部41は、各積分領域の画素値に基づいて、各積分領域の輝度値の積分値を算出する。保持部42は、積分値を保持する。低輝度集合度検出部43は、積分値と積分領域の画面上の位置に基づいて、積分値が閾値dark_th以下である積分領域の撮像画像における集合度を検出する。高輝度集合度検出部44は、積分値と積分領域の画面上の位置に基づいて、積分値が閾値bright_th以上である積分領域の撮像画像における集合度を検出する。判別部45は、これらの集合度に基づいて撮像画像の撮影シーンを判別し、判別結果を出力する。本発明は、例えば、撮像装置に適用することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関し、特に、撮像画像の撮影シーンをより正確に判別することができるようにした画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム置に関する。
従来、人物や風景等の被写体の撮像画像を記録するデジタルスチルカメラ等の撮像装置が普及している。このような撮像装置としては、撮像画像の画像信号から被写体の反射輝度や輝度のヒストグラムを特徴量パラメータとして生成し、その特徴量パラメータを用いて撮影シーンを推定し、推定されたシーンに応じて撮像条件を設定する撮像装置がある。
また、撮像画像の画像信号について、画面上で分割した領域ごとに高輝度割合と低輝度割合を検出し、高輝度割合と低輝度割合のそれぞれについてシーン推定用重みデータを用いた加重平均を行って複数の評価値を算出し、評価値と基準値を比較することによりシーンを推定する撮像装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−147520号公報
しかしながら、上述した特徴量パラメータを用いて撮影シーンを推定する撮像装置では、被写体にスポットライトのような強い照明光が照射され、撮像画像において被写体が白とびする場合がある撮影シーンであるスポットライトシーンや、逆光の撮影シーンである逆光シーン等の高輝度または低輝度の少なくとも一方が集合する撮影シーンの正確な判別は困難である。
具体的には、例えば、このような撮像装置では、高輝度と低輝度が両方とも集合するスポットライトシーンの撮像画像の特徴量パラメータと、低輝度の中に高輝度が点在する夜景シーンの撮像画像の特徴量パラメータには差がほとんど表れない。従って、撮像画像の撮影シーンが、スポットライトシーンであるか、または、夜景シーンであるかを正確に判別することは困難である。
その結果、このような撮像装置では、撮影シーンに応じた最適な撮像条件での撮像を行い、高品質な撮像画像を記録することができない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、撮像画像の撮影シーンをより正確に判別することができるようにするものである。
本発明の一側面の画像処理装置は、撮像画像の画面を複数の領域に分割することにより得られる1以上の画素からなる複数の評価領域のそれぞれの画素値に基づいて、前記評価領域の評価値を算出する算出手段と、前記評価値を保持する保持手段と、前記評価値と前記評価領域の前記画面上の位置に基づいて、前記評価値が所定の範囲内の値である評価領域の前記撮像画像における集合度を検出する検出手段と、前記集合度に基づいて前記撮像画像の撮影シーンを判別し、判別結果を出力する判別手段とを備える画像処理装置である。
本発明の一側面の画像処理方法およびプログラムは、本発明の一側面の画像処理装置に対応する。
本発明の一側面においては、撮像画像の画面を複数の領域に分割することにより得られる1以上の画素からなる複数の評価領域のそれぞれの画素値に基づいて、評価領域の評価値が算出され、評価値が保持され、評価値と評価領域の画面上の位置に基づいて、評価値が所定の範囲内の値である評価領域の撮像画像における集合度が検出され、集合度に基づいて撮像画像の撮影シーンが判別され、判別結果が出力される。
以上のように、本発明の一側面によれば、撮像画像の撮影シーンをより正確に判別することができる。
本発明を適用した撮像装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 コントローラの機能的構成例を示すブロック図である。 積分領域の例を示す図である。 処理単位領域の例を示す図である。 各処理単位領域の中心領域を示す図である。 処理単位領域の各積分領域の積分値を示す図である。 コントローラによるスポットライトシーン判別処理を説明するフローチャートである。 図7のステップS13の低輝度集合度検出処理の詳細を説明するフローチャートである。 図7のステップS14の高輝度集合度検出処理を説明するフローチャートである。
<一実施の形態>
[撮像装置の一実施の形態の構成例]
図1は、本発明を適用した撮像装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図1の撮像装置10は、レンズ11、絞り12、撮像素子13、アナログ信号処理回路14、A/D(Analog/Digital)変換回路15、コントローラ16、レンズドライバ17、タイミングジェネレータ(TG)18、システムコントローラ19、および記憶部20により構成される。撮像装置10は、被写体を撮像し、その結果得られる画像信号に基づいて撮影シーンを判別し、その判別結果に応じて露出制御を行う。
具体的には、撮像装置10のレンズ11は、レンズドライバ17によって駆動される。レンズ11は、被写体からの光を集光し、その光を絞り12に入力する。
絞り12は、レンズドライバ17によって駆動される。絞り12は、レンズ11から入力される光の光量を調節し、その結果得られる光を撮像素子13に入力する。これにより、撮像素子13の撮像面に光学像が形成される。
撮像素子13は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Coplementary Metal-Oxide Semiconductor)などの固体撮像素子である。撮像素子13は、TG18から供給されるタイミング信号に応じて、絞り12からの光により撮像面に形成された光学像を撮像し、その結果得られる画像信号を撮像信号S1としてアナログ信号処理回路14に供給する。
より詳細には、撮像素子13は、半導体基板上に画素がマトリクス状に配列されるとともに、これらの画素を駆動する垂直走査回路および水平走査回路、並びに画像信号出力回路が設けられることにより構成される。各画素は、補色系又は原色系のカラーフィルタ、フォトダイオード(フォトゲート)、転送ゲート(シャッタートランジスタ)、スイッチングトランジスタ(アドレストランジスタ)、増幅トランジスタ、リセットトランジスタ(リセットゲート)などにより構成される。
撮像素子13の各画素では、絞り12からの光がフィルタリングされ、光電変換が行われる。そして、その光電変換の結果得られるRGB信号やYCbCr信号が、撮像信号S1として、ラスタ走査の順で順次アナログ信号処理回路14に出力される。
アナログ信号処理回路14は、システムコントローラ19からの制御にしたがって、撮像素子13から出力される撮像信号S1を相関二重サンプリングし、その後、自動利得制御を行うことにより信号レベルを補正する。アナログ信号処理回路14は、その結果得られる撮像信号をA/D変換回路15に供給する。
A/D変換回路15は、アナログ信号処理回路14から供給される撮像信号をアナログデジタル変換処理し、これにより得られた各画素の輝度や色度を表す画素値からなる画像データD1を、コントローラ16に供給する。
コントローラ16は、例えばデジタルシグナルプロセッサにより形成される。コントローラ16は、記憶部20に記憶されている処理プログラムを、システムコントローラ19を介して取得し、その処理プログラムを実行することにより、各種の処理を実行する。
具体的には、コントローラ16は、システムコントローラ19からの制御にしたがって、A/D変換回路15から供給される画像データD1に対して、ホワイトバランス調整、ガンマ調整、フリッカ低減処理等の各種の信号処理を施す。コントローラ16は、信号処理が施された画像データD1を、例えばフィールド周波数60HzのNTSC(National Television Standards Committee)方式のビデオ信号SVに変換して出力する。このようにして出力されたビデオ信号SVは、例えば、図示せぬ外部の光ディスク、磁気ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録される。
また、コントローラ16は、A/D変換回路15から供給される画像データD1を用いて撮影シーンを判別し、その判別結果をシステムコントローラ19に供給する。
レンズドライバ17は、システムコントローラ19の制御にしたがってレンズ11を駆動し、レンズ11の倍率を変更する。また、レンズドライブ17は、システムコントローラ19の制御にしたがって絞り12を駆動し、絞り12の状態を変更する。
TG18は、システムコントローラ19の制御にしたがって撮像素子13にタイミング信号を出力することにより、電子シャッタ速度を制御する。
システムコントローラ19は、記憶部20に記憶されている所定の処理プログラムを実行することにより、各種の処理を行う。例えば、システムコントローラ19は、ユーザの指示にしたがってコントローラ16を制御し、画像データD1に対してフリッカ低減処理を施す。これにより、画像データD1のフリッカが低減される。
また、システムコントローラ19は、コントローラ16から供給される撮影シーンの判別結果に応じて、レンズドライバ17およびTG18を制御することにより、適正な露出制御を行う。さらに、システムコントローラ19は、アナログ信号処理回路14を制御する。
なお、コントローラ16およびシステムコントローラ19により実行される処理プログラムは、予め記憶部20に記憶されていてもよいし、インターネット等のネットワークを介して撮像装置10にダウンロードされ、記憶部20にインストールされてもよい。また、処理プログラムは、各種のリムーバブルメディアにより提供されるようにしてもよい。ここで、リムーバブルメディアとしては、例えば、光ディスク、磁気ディスク、メモリカード等がある。
[コントローラの機能構成例]
図2は、コントローラ16の機能的構成例を示すブロック図である。
図2のコントローラ16は、シーン判別部31と信号処理部32により構成される。シーン判別部31は、積分値算出部41、保持部42、低輝度集合度検出部43、高輝度集合度検出部44、および判別部45により構成される。
積分値算出部41は、A/D変換回路15から供給される画像データD1に基づいて、積分領域(評価領域)ごとの輝度値の積分値(評価値)を算出する。なお、積分領域とは、撮像画像の画面の有効領域を複数の領域に分割することにより得られる1以上の画素からなる領域である。積分値算出部41は、算出された積分領域ごとの積分値を保持部42に供給する。保持部42は、積分値算出部41から供給される積分値を保持する。
低輝度集合度検出部43は、保持部42に保持されている積分値を読み出す。低輝度集合度検出部43は、読み出された積分値と、その積分値に対応する積分領域の画面上の位置とに基づいて、積分値が低輝度である積分領域の撮像画像における集合度を検出し、その検出結果を判別部45に供給する。
高輝度集合度検出部44は、保持部42に保持されている積分値を読み出す。高輝度集合度検出部44は、読み出された積分値と、その積分値に対応する積分領域の画面上の位置とに基づいて、積分値が高輝度である積分領域の撮像画像における集合度を検出し、その検出結果を判別部45に供給する。
判別部45は、低輝度集合度検出部43による検出結果と、高輝度集合度検出部44による検出結果とに基づいて、画像データD1の撮影シーンの判別を行う。判別部45は、判別結果をシステムコントローラ19に出力する。
信号処理部32は、A/D変換回路15から供給される画像データD1に対して、ホワイトバランス調整、ガンマ調整、フリッカ低減処理等の各種の信号処理を施す。信号処理部32は、信号処理が施された画像データD1をビデオ信号SVに変換して出力する。
[積分領域の説明]
図3は、積分領域の例を示す図である。
図3に示すように、積分領域は、撮像画像の画面50内の有効領域51を複数の領域に分割することにより得られる1以上の画素からなる領域である。図3の例では、有効領域51が63分割され、画面50に7(縦)×9(横)の63個の積分領域が設けられている。
[低輝度集合度および高輝度集合度の説明]
図4乃至図6は、低輝度集合度および高輝度集合度を説明する図である。
まず、低輝度集合度検出部43と高輝度集合度検出部44は、例えば、図4に示すように、有効領域51内の3(縦)×3(横)の9個の積分領域をラスタ走査の順に処理単位領域とする。
具体的には、まず、最も左上の3×3の9個の積分領域61−1乃至69−1が処理単位領域60−1とされる。次に、処理単位領域60−1の中心の積分領域65−1の右隣の積分領域66−1を中心とする3×3の積分領域が処理単位領域とされる。それ以降順に処理単位領域の中心の積分領域が右隣に移るようにして処理単位領域が設定され、最も右上の処理単位領域が設定されると、次に、処理単位領域60−1の中心の積分領域65−1の直下の積分領域68−1を中心とする3×3の積分領域が処理単位領域とされる。そして、以降も同様に順に処理単位領域が設定され、最後に、最も右下の3×3の9個の積分領域61−35乃至69−35が処理単位領域60−35とされる。
以上により、低輝度集合度検出部43および高輝度集合度検出部44では、図5に示すように、積分領域65−1が左上の角となり、積分領域65−35が右下の角となる長方形の領域に含まれる35個の積分領域をそれぞれ中心の積分領域とする、35個の処理単位領域が設定される。
ここで、図6に示すように、1つの処理単位領域の中心の積分領域(以下、中心領域という)の積分値をLcと表し、中心領域の左上、真上、右上、左隣、右隣、左下、真下、右下の積分領域(以下、これらの積分領域を総称して周辺領域という)の積分値を、それぞれ、Ls_1,Ls_2,Ls_3,Ls_4,Ls_5,Ls_6,Ls_7,Ls_8と表すとすると、低輝度集合度検出部43は、処理単位領域ごとに、中心領域の積分値Lcが閾値dark_th以下であるかどうかを判定する。そして、積分値Lcが閾値dark_th以下であるとき、低輝度集合度検出部43は、8個の周辺領域のうち、積分値が閾値dark_th以下となる周辺領域(以下、低輝度周辺領域という)の数を検出する。低輝度集合度検出部43は、検出された低輝度周辺領域の総数CsLを、中心領域の積分値Lcが閾値dark_th以下である処理単位領域(以下、低輝度領域という)の総数CcLで除算することにより、処理単位領域当たりの低輝度周辺領域の数の平均値を求め、低輝度の集合度Cs_darkとする。
従って、低輝度の集合度Cs_darkは、積分値が閾値dark_th以下の領域がどの程度集合しているかを表している。例えば、1つの積分領域の積分値も閾値dark_th以下にならない場合、低輝度の集合度Cs_darkは最小値0となり、全ての積分領域の積分値が閾値dark_th以下になる場合、低輝度の集合度Cs_darkは最大値8となる。
一方、高輝度集合度検出部44は、処理単位領域ごとに、中心領域の積分値Lcが閾値bright_th以上であるかどうかを判定する。そして、積分値Lcが閾値bright_th以上であるとき、高輝度集合度検出部44は、8個の周辺領域のうち、積分値が閾値bright_th以上となる周辺領域(以下、高輝度周辺領域という)の数を検出する。高輝度集合度検出部44は、検出された高輝度周辺領域の総数CsHを、中心領域の積分値Lcが閾値bright_th以上である処理単位領域(以下、高輝度領域という)の総数CcHで除算することにより、処理単位領域当たりの高輝度周辺領域の数の平均値を求め、高輝度の集合度Cs_brightとする。
従って、高輝度の集合度Cs_brightは、積分値が閾値bright_th以上の領域がどの程度集合しているかを表している。
[コントローラの処理の説明]
図7は、撮像装置10のコントローラ16によるスポットライトシーン判別処理を説明するフローチャートである。このスポットライトシーン判別処理は、撮像素子13により撮像が行われ、A/D変換回路15から画像データD1が入力されたとき、開始される。
ステップS11において、コントローラ16の低輝度集合度検出部43は、低輝度領域の総数CcLおよび低輝度周辺領域の総数CsLを0に初期化し、高輝度集合度検出部44は、高輝度領域の総数CcHおよび高輝度周辺領域の総数CsHを0に初期化する。
ステップS12において、積分値算出部41は、積分領域ごとに画像データD1の積分値を求め、その積分値を保持部42に供給し、保持させる。
ステップS13において、低輝度集合度検出部43は、保持部42に保持されている積分値を用いて、低輝度の集合度Cs_darkを検出する低輝度集合度検出処理を行う。この低輝度集合度検出処理の詳細は、図8を参照して後述する。
ステップS14において、高輝度集合度検出部44は、保持部42に保持されている積分値を用いて、高輝度の集合度Cs_brightを検出する高輝度集合度検処理を行う。この高輝度集合度検出処理の詳細は、図9を参照して後述する。
ステップS15において、判別部45は、ステップS13で検出された低輝度の集合度Cs_darkが所定の閾値Cth_dark以上であり、かつ、ステップS14で検出された高輝度の集合度Cs_brightが所定の閾値Cth_bright以上であるかどうかを判定する。
ステップS15で、低輝度の集合度Cs_darkが所定の閾値Cth_dark以上であり、かつ、高輝度の集合度Cs_brightが所定の閾値Cth_bright以上である場合、ステップS16で、判別部45は、撮影シーンはスポットライトシーンであると判別する。そして、判別部45は、その判別結果をシステムコントローラ19に出力する。システムコントローラ19は、この判別結果に応じて、レンズドライバ17およびTG18を制御することにより絞り12の状態および電子シャッタ速度を制御し、スポットライトシーンに適した露出制御を行う。これにより、撮像画像において被写体の白とびの発生が抑制される。
一方、ステップS15で、低輝度の集合度Cs_darkが所定の閾値Cth_dark以上であり、かつ、高輝度の集合度Cs_brightが所定の閾値Cth_bright以上ではないと判定された場合、処理は終了する。
図8は、図7のステップS13の低輝度集合度検出処理の詳細を説明するフローチャートである。
ステップS31において、低輝度集合度検出部43は、まだ処理の対象とされていない処理単位領域を処理の対象とし、その処理単位領域の中心領域の積分値Lcが閾値dark_th以下であるかどうかを判定する。
ステップS31で処理単位領域の中心領域の積分値Lcが閾値dark_th以下であると判定された場合、ステップS32において、低輝度集合度検出部43は、低輝度領域の総数CcLを1だけインクリメントする。
ステップS33において、低輝度集合度検出部43は、カウント値iを1に設定する。ステップS34において、低輝度集合度検出部43は、処理単位領域のi番目の周辺領域の積分値Ls_iが閾値dark_th以下であるかどうかを判定する。周辺領域の番号は、例えば、中心領域の左上、真上、右上、左隣、右隣、左下、真下、右下の領域の順に付される。
ステップS34で積分値Ls_iが閾値dark_th以下であると判定された場合、ステップS35において、低輝度集合度検出部43は、低輝度周辺領域の総数CsLを1だけインクリメントし、処理をステップS36に進める。
一方、ステップS34で積分値Ls_iが閾値dark_th以下ではないと判定された場合、ステップS35の処理はスキップして、処理はステップS36に進む。
ステップS36において、低輝度集合度検出部43は、カウント値iが8であるかどうか、即ち全ての周辺領域に対してステップS34の処理が行われたかどうかを判定する。
ステップS36でカウント値iが8ではないと判定された場合、ステップS37において、低輝度集合度検出部43は、カウント値iを1だけインクリメントする。そして、処理はステップS34に戻り、カウント値iが8になるまで、ステップS34乃至S37の処理が繰り返される。
一方、ステップS36でカウント値iが8であると判定された場合、処理はステップS38に進む。
また、ステップS31で処理単位領域の中心領域の積分値Lcが閾値dark_th以下ではないと判定された場合、ステップS32乃至S37の処理はスキップされる。即ち、中心領域の積分値Lcが閾値dark_thより大きい場合、低輝度領域の総数CcLと低輝度周辺領域の総数CsLは変化しない。そして、処理はステップS38に進む。
ステップS38において、低輝度集合度検出部43は、1画面内の全ての処理単位領域についてステップS31乃至S37の処理を行ったかどうかを判定する。ステップS38でまだ1画面内の全ての処理単位領域についてステップS31乃至S37の処理を行っていないと判定された場合、処理はステップS31に戻る。そして、1画面内の全ての処理単位領域についてステップS31乃至S37の処理が行われるまで、ステップS31乃至S38の処理が繰り返される。
一方、ステップS38で1画面内の全ての処理単位領域についてステップS31乃至S37の処理を行ったと判定された場合、ステップS39において、低輝度集合度検出部43は、低輝度周辺領域の総数CsLを低輝度領域CcLで除算し、その結果得られる処理単位領域当たりの低輝度周辺領域の数の平均値を低輝度の集合度Cs_darkとする。そして処理は図7のステップS13に戻り、ステップS14以降の処理が行われる。
図9は、図7のステップS14の高輝度集合度検出処理を説明するフローチャートである。
ステップS51において、高輝度集合度検出部44は、まだ処理の対象とされていない処理単位領域を処理の対象とし、その処理単位領域の中心領域の積分値Lcが閾値bright_th以上であるかどうかを判定する。
ステップS51で処理単位領域の中心領域の積分値Lcが閾値bright_th以上であると判定された場合、高輝度集合度検出部44は、ステップS52において、高輝度領域の総数CcHを1だけインクリメントする。
ステップS53において、高輝度集合度検出部44は、カウント値iを1に設定する。ステップS54において、高輝度集合度検出部44は、処理単位領域のi番目の周辺領域の積分値Ls_iが閾値bright_th以上であるかどうかを判定する。
ステップS54で積分値Ls_iが閾値bright_th以上であると判定された場合、ステップS55において、高輝度集合度検出部44は、高輝度周辺領域の総数CsHを1だけインクリメントし、処理をステップS56に進める。
一方、ステップS54で積分値Ls_iが閾値bright_th以上ではないと判定された場合、ステップS55の処理はスキップして、処理はステップS56に進む。
ステップS56において、高輝度集合度検出部44は、カウント値iが8であるかどうかを判定する。ステップS56でカウント値iが8ではないと判定された場合、ステップS57において、高輝度集合度検出部44は、カウント値iを1だけインクリメントする。そして、処理はステップS54に戻り、カウント値iが8になるまで、ステップS54乃至S57の処理が繰り返される。
一方、ステップS56でカウント値iが8であると判定された場合、処理はステップS58に進む。
また、ステップS51で処理単位領域の中心領域の積分値Lcが閾値bright_th以上ではないと判定された場合、ステップS52乃至S57の処理はスキップする。即ち、中心領域の積分値Lcが閾値bright_thより小さい場合、高輝度領域の総数CcHと高輝度周辺領域の総数CsHは変化しない。そして、処理はステップS58に進む。
ステップS58において、高輝度集合度検出部44は、1画面内の全ての処理単位領域についてステップS51乃至S57の処理を行ったかどうかを判定する。ステップS58でまだ1画面内の全ての処理単位領域についてステップS51乃至S57の処理を行っていないと判定された場合、処理はステップS51に戻る。そして、1画面内の全ての処理単位領域についてステップS51乃至S57の処理が行われるまで、ステップS51乃至S58の処理が繰り返される。
一方、ステップS58で1画面内の全ての処理単位領域についてステップS51乃至S57の処理を行ったと判定された場合、ステップS59において、高輝度集合度検出部44は、高輝度周辺領域の総数CsHを高輝度領域CcHで除算し、その結果得られる処理単位領域当たりの高輝度周辺領域の数の平均値を高輝度の集合度Cs_brightとする。そして処理は図7のステップS14に戻り、ステップS15以降の処理が行われる。
以上のように、撮像装置10は、積分領域の画素値に基づき、積分領域の画素値の積分値を算出して保持し、その積分値と積分領域の画面上の位置に基づいて、積分値が所定の範囲内の値である積分領域の撮像画像における集合度を検出し、集合度に基づいて撮像画像の撮影シーンを判別し、判別結果を出力する。従って、撮像装置10は、スポットライトシーンと夜景シーンのような高輝度の領域の集合の度合いが異なる撮影シーンを正確に判別することができる。
即ち、撮影シーンがスポットライトシーンである場合、撮像画像内に低輝度の領域と高輝度の領域が両方集合しているが、夜景シーンである場合、撮像画像内に低輝度の領域は集合しているが、高輝度の領域は集合していない。従って、撮像装置10は、高輝度の集合度Cs_brightに基づいて、撮影シーンがスポットライトシーンであることを正確に判別することができる。
また、撮像装置10は、高輝度の集合度Cs_brightだけでなく、低輝度の集合度Cs_darkにも基づいて、撮影シーンを判別する。従って、明るい室内で撮影したシーンや屋外で撮影したシーン等の高輝度シーンを、誤ってスポットライトシーンであると判別することを防止することができる。
なお、上述した説明では、判別対象とする撮影シーンをスポットライトシーンとしたが、閾値dark_thや閾値bright_thを変更することにより、他の撮影シーンも判別することができる。例えば、閾値dark_thの値を、スポットライトシーンの判別時の値より小さくし、閾値bright_thの値を、スポットライトシーンの判別時の値より大きくすることにより、逆光の撮影シーンを判別することができる。
また、判別対象とする撮影シーンは、複数あってもよい。例えば、閾値dark_thと閾値bright_thを2種類ずつ設け、大きい方の閾値dark_th1と小さい方の閾値bright_th1を用いてスポットライトシーンを判別し、小さい方の閾値dark_th2と大きい方の閾値bright_th2を用いて逆光の撮影シーンを判別するようにしてもよい。
さらに、上述した説明では、シーン判別部31は、輝度値の積分値を用いて高輝度や低輝度の集合度を算出したが、色度値の積分値を用いて所定の色度の集合度を算出するようにしてもよい。この場合、例えば、シーン判別部31は、緑の集合度と青の集合度が高い場合、撮像画像に山や空の画像が含まれていると推測し、撮影シーンが屋外で撮影したシーンであると判別する。
また、上述した説明では、シーン判別部31は、2つの集合度を用いて撮影シーンを判別したが、1つの集合度を用いて撮影シーンを判別したり、3以上の集合度を用いて撮影シーンを判別するようにしてもよい。例えば、シーン判別部31は、緑の集合度が高い場合、撮像画像に山の画像が含まれていると推測し、撮影シーンが屋外であると判別するようにしてもよい。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
10 撮像装置, 13 撮像素子, 16 コントローラ, 19 システムコントローラ, 41 積分値算出部, 42 保持部, 43 低輝度集合度検出部, 44 高輝度集合度検出部, 45 判別部

Claims (8)

  1. 撮像画像の画面を複数の領域に分割することにより得られる1以上の画素からなる複数の評価領域のそれぞれの画素値に基づいて、前記評価領域の評価値を算出する算出手段と、
    前記評価値を保持する保持手段と、
    前記評価値と前記評価領域の前記画面上の位置に基づいて、前記評価値が所定の範囲内の値である評価領域の前記撮像画像における集合度を検出する検出手段と、
    前記集合度に基づいて前記撮像画像の撮影シーンを判別し、判別結果を出力する判別手段と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記算出手段は、前記評価領域の画素値の積分値を前記評価値として算出する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記検出手段は、複数の前記評価領域からなる処理単位領域ごとに、前記処理単位領域の中心の評価領域である中心領域が前記所定の範囲内の値である場合に、その中心領域以外の前記処理単位領域内の評価領域である周辺領域のうち、前記所定の範囲内の値である周辺領域の数を検出し、その周辺領域の数の前記処理単位領域当たりの平均値を前記集合度として検出する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記算出手段は、複数の前記評価領域それぞれの各画素の輝度値に基づいて、前記評価領域の評価値を算出し、
    前記検出手段は、前記評価値が第1の値以上である評価領域の前記撮像画像における集合度を高輝度の集合度として検出し、前記評価値が第2の値以下である第2の領域の前記撮像画像における集合度を低輝度の集合度として検出し、
    前記判別手段は、前記低輝度の集合度と前記高輝度の集合度に基づいて、前記撮像画像の撮影シーンが、被写体にスポットライトを照射して撮影したシーンであるかどうかを判別し、判別結果を出力する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記算出手段は、複数の前記評価領域それぞれの各画素の色度値に基づいて、前記評価領域の評価値を算出し、
    前記判別手段は、前記集合度に基づいて、前記撮像画像の撮影シーンが屋外で撮影したシーンであるかどうかを判別し、判別結果を出力する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記撮像画像を取得する撮像手段と、
    前記撮像手段の露出制御を行う制御手段と
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記判別結果に応じて前記露出制御を行う
    請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 画像処理装置が、
    撮像画像の画面を複数の領域に分割することにより得られる1以上の画素からなる複数の評価領域のそれぞれの画素値に基づいて、前記評価領域の評価値を算出する算出ステップと、
    前記評価値を保持させる保持制御ステップと、
    前記評価値と前記評価領域の前記画面上の位置に基づいて、前記評価値が所定の範囲内の値である評価領域の前記撮像画像における集合度を検出する検出ステップと、
    前記集合度に基づいて前記撮像画像の撮影シーンを判別し、判別結果を出力する判別ステップと
    を含む画像処理方法。
  8. コンピュータに、
    撮像画像の画面を複数の領域に分割することにより得られる1以上の画素からなる複数の評価領域のそれぞれの画素値に基づいて、前記評価領域の評価値を算出する算出ステップと、
    前記評価値を保持させる保持制御ステップと、
    前記評価値と前記評価領域の前記画面上の位置に基づいて、前記評価値が所定の範囲内の値である評価領域の前記撮像画像における集合度を検出する検出ステップと、
    前記集合度に基づいて前記撮像画像の撮影シーンを判別し、判別結果を出力する判別ステップと
    を含む処理を実行させるためのプログラム。
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