JP2011130122A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents
画像処理装置及び画像処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011130122A JP2011130122A JP2009285740A JP2009285740A JP2011130122A JP 2011130122 A JP2011130122 A JP 2011130122A JP 2009285740 A JP2009285740 A JP 2009285740A JP 2009285740 A JP2009285740 A JP 2009285740A JP 2011130122 A JP2011130122 A JP 2011130122A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- luminance
- frames
- separation
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Television Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】フレームレートF/secの動画像データをn×F/sec(nは2以上の整数)の動画像データに変換する画像処理装置であって、変換対象の動画像中の着目フレームから、n枚のサブフレームを生成するフレームレート変換部102と、着目フレームを含む過去の複数のフレームから、時系列に輝度が変動するn枚の変動パターンを生成する輝度変動パターン計算部106と、輝度変動パターン計算部106で生成されたn枚の変動パターンを、フレームレート変換部102で生成されたn枚のサブフレームのそれぞれに加算することで、n枚の出力フレームを生成して出力する輝度変動部103と、を備える。
【選択図】図1
Description
<第1の実施形態>
[画像処理装置の構成(図1)]
本発明に係る画像処理装置は、フレームレートF/secの動画像データをn×F/sec(nは2以上の整数)の動画像データに変換するものである。101はフレーム入力部、102はフレームレート変換部、103は輝度変動部、104はフレーム出力部、105は輝度変動抽出部、106は輝度変動パターン計算部である。本実施形態では、入力画像を60Hzで連続的に入力し、出力画像を240Hzで出力するものとして説明する。下記の動作は、画素単位で処理を説明するものであり、これらの処理は水平方向、垂直方向に走査されフレーム内の全画素に適用される。
という関係になる。
は、床関数(floor関数)である。
輝度変動パターン計算部106は、式1で示すように、着目フレームを含む過去の3枚のフレームの同画素位置の平均値を算出することで、平均画素値で構成される輝度平均値フレームを算出する(第1の算出手段)。また、輝度変動パターン計算部106は、着目フレームを含む過去の3枚のフレームの各々と、算出した輝度平均値フレームとの差分を、3枚の輝度変動パターンとして算出する(第2の算出手段)。
フレーム出力部104は、輝度変動部103が生成したn枚の出力フレームをフレームとして構成し外部へ出力する。
まず、フレーム入力部101が、各モジュールの要求に応じて外部入力フレームバッファの入力画像データを参照する(S101)。そして、フレームレート変換部102が、図7で示すように、r番入力フレームを参照して画像データをコピーすることにより、1≦i≦3となるi番サブフレーム3枚を生成する(S102)。そして、輝度変動抽出部105が、過去4フレームの入力画像データから輝度変動成分を取得し(S103)、輝度変動パターン計算部106が、上述の式1に従って変動パターンa(n)を生成する(S104)。更に、輝度変動部103が、上述の式2に従ってサブフレームに上述の変動パターンを付加し、出力フレームを生成する(S105)。その後、すべての画素が終了したかを判定し(S106)、終了した場合には、フレーム出力部104が、輝度変動部103が生成した出力フレームをフレームとして構成し外部へ出力して(S107)、一連の処理を終了する。一方、終了していない場合には、処理対象画素を次に移してS103に戻る。
[画像処理装置の構成(図2)]
101、102、103、104の構成は、第1の実施形態と同一であるため、説明を省略する。201は輝度変動抽出部、202は輝度ピーク検出部、203は輝度変動パターン計算部である。輝度変動抽出部201は、フレーム入力部101を介して、4フレームの入力画像データから輝度変動を取得し、輝度変動パターン計算部203に出力する。輝度ピーク検出部202は、4フレームの入力画像データの対象位置の画素の輝度値から、式3に従って輝度ピークLpeakを計算する。
輝度変動パターン計算部203は、式4に従って変動パターンan(i)を生成する。
[画像処理装置の処理手順(図11)]
S101、S102、S105及びS107の動作は第1の実施形態と同一であるため、説明を省略する。S102の処理の後、輝度ピーク検出部202が、上述の式3に従って輝度ピークLpeakを計算し(S203)、輝度変動パターン計算部203が、上述の式4に従って変動パターンan(i)を生成する(S204)。
[画像処理装置の構成(図3)]
101、102、103、104の構成は、第1の実施形態と同一であるため、説明を省略する。301は輝度変動抽出部、302はエッジ検出部、303は時間輝度変動パターン計算部である。エッジ検出部302は、入力画像データの対象画素のエッジを検出し、エッジ強度Sedgeを輝度変動パターン計算部303へ出力する。このとき、エッジ強度は、0≦Sedge≦1の範囲で表現するものとする。輝度変動抽出部301は、フレーム入力部101を介して、4フレームの入力画像データから輝度変動を取得し、輝度変動パターン計算部303に出力する。輝度変動パターン計算部303は、式5に従って変動パターンa(n)を生成する。
[画像処理装置の処理手順(図12)]
S101、S102、S105及びS107の動作は第1の実施形態と同一であるため、説明を省略する。S102の処理の後、エッジ検出部302が、入力画像データの対象画素のエッジを検出し、エッジ強度Sedgeを輝度変動パターン計算部303へ出力する(S301)。そして、輝度変動パターン計算部303が、エッジ強度Sedgeを用いて、式5に従って変動パターンa(n)を生成する(S302)。
[画像処理装置の構成(図4)]
101、102、103、104の構成は、第1の実施形態と同一であるため、説明を省略する。401はハイパスフィルタ、402は分散値計算部、403は輝度変動パターン検出部である。ハイパスフィルタ401は、フレーム入力部101を介して入力画像データを参照し、ハイパスフィルタ画像を生成する。分散値計算部402は、ハイパスフィルタ画像の対象位置の画素を中心とする矩形に対して、分散値v(n)を計算する。輝度変動パターン計算部403は、式6に従って変動パターンa(n)を生成する。
[画像処理装置の処理手順(図13)]
S101、S102、S106及びS107の動作は第1の実施形態と同一であるため、説明を省略する。S102の処理の後、バイパスフィルタ401が、ハイパスフィルタ処理を施し、ハイパスフィルタ画像を生成する(S401)。そして、分散値計算部402が、ハイパスフィルタ画像の対象位置の画素を中心とする矩形に対して、分散値v(n)を計算する(S402)。そして、輝度変動パターン計算部403が、上述の式6に従って輝度変動パターンa(n)を生成する(S403)。
[画像処理装置の構成(図5)]
501はフレーム入力部、502はフレームレート変換部、503は輝度変動部、504はフレーム出力部、505は輝度変動抽出部、506は時間輝度変動パターン計算部、507は動き探索部、508は動き補償部である。本実施形態では、入力画像を60Hzで連続的に入力し、出力画像を240Hzで出力するものとして説明する。下記の動作は、画素単位で処理を説明するものであり、これらの処理は水平方向、垂直方向に走査されフレーム内の全画素に適用される。対象画素の座標を(x,y)とする。
なお、本変形例では、n番入力フレームと0番サブフレームとが同一である。輝度変動抽出部505は、図8及び図9で示すように、過去4フレームの動きベクトルから計算される画素の移動情報に基づいて、空間的に移動する同一画素のフレーム毎に輝度変動を取得し、輝度変動パターン計算部に出力する。輝度変動パターン計算部では、式1に従って変動パターンa(n,x,y)を生成する。I(r,x,y)は、r番入力フレームの輝度値、M(n,x,y)は、n番出力フレームに対する輝度値は、O(n,x,y)は、n番出力フレームに対するi番サブフレームの輝度値を表す。
フレーム出力部504は、輝度変動部が生成した出力フレームをフレーム単位で外部へ出力する。
まず、フレーム入力部501が、入力画像データを入力する(S501)。そして、動き探索部507が、r番入力フレームとr+1番入力フレームから、ブロック単位で動き探索を行う(S502)。そして、動き補償部508が、式7に従って、動きベクトルから1≦i≦3となるi番サブフレーム3枚を生成する(S503)。
[画像処理装置の構成(図6)]
101、102、103、104の構成は、第1の実施形態と同一であるため、説明を省略する。601は画像特徴抽出部、602は輝度変動パターン選択部、603は輝度変動パターンデータベースである。画像特徴抽出部601(特徴情報抽出手段)は、複数のフレームから各画像の空間周波数特性(特徴情報)を抽出し、空間周波数特性を輝度変動パターン選択部602に出力する。輝度変動パターンデータベースには、空間周波数特性とそれに対応する輝度変動パターンが格納されている。輝度変動パターン選択部602は、空間周波数特性をインデックス値に変換し、輝度変動パターンデータベース603に格納されている輝度変動パターンの中から、インデックス値に対応する輝度変動パターンを取得し、輝度変動部103へ出力する。
S101、S102、S104乃至S107の動作は第1の実施形態と同一であるため、説明を省略する。S102の処理の後、画像特徴抽出部601が、入力画像の処理画素を中心とする矩形に対して、空間周波数特性を計算する(S601)。そして、輝度変動パターン選択部602が、空間周波数特性を輝度変動パターンデータベースのインデックス値に変換する(S602)。
第1の実施形態及びその変形例1乃至4では、画像の特徴情報として、複数のフレーム間における輝度値、空間乱雑度、エッジ位置、輝度ピーク、動きベクトルを利用し、輝度変動パターンを生成しているが、この特徴情報は、上述の実施形態又は変形例以外にも、単一又は任意の組み合わせとすることできる。
<第2の実施形態>
[画像処理装置の構成(図16)]
701はフレーム入力部、702はフレームレート変換部、703は画像分離部、704は輝度変動部、705はフレーム出力部、706は輝度変動パターン計算部、707は輝度変動抽出部である。
また、I(r)はr番入力フレームS701の対象画素位置の輝度値、M(n)はn番出力フレームS702の対象画素の輝度値、O(n)はn番出力フレームS704に対する対象画素の輝度値として表す。
画像分離部703は、輝度レベル分離部711と、空間周波数帯域分離部712(空間周波数分離手段)と、分離画像生成部713とを有する。輝度レベル分離部711は、n枚のサブフレームのそれぞれを予め定めた輝度レベル毎に分離して、複数の輝度レベル分離フレームを生成する。すなわち、式11で表すように、輝度閾値Lth_min(l)及びLth_max(l)を用いて、入力されるS711で示すサブフレームM(n)を画素毎に分離して、S712で示す輝度レベル分離フレームLimg(l,n)を生成する。式11において、輝度レベル分離フレームLimg(l,n)は、n番出力フレームS711に対する対象画素の輝度値として表している。
式11において、
は論理積を表す演算子であり、表1又は表2に示すような演算結果を導く。
(表1)
(表2)
Lth_min(l)及びLth_max(l)は1組以上のl組を設定することができる。
f(m)には、ローパスフィルタやバンドパスフィルタやエッジ検出フィルタ等を用いることができる。例として、m=1,2,3の3つの値を取るとき、フィルタ特性の異なる3つのフィルタ関数f(1)、f(2)、f(3)を用いる。f(1)のフィルタ形状は式13で表すローパスフィルタのフィルタ形状を持っている。ただし、t、uの取り得る値は、−2、−1、0、1、2である。
f(2)のフィルタ形状は式14で表すバンドパスフィルタのフィルタ形状を持っている。ただし、式14の右辺上式において、t、uの取り得る値は、−1、0、1であり、式14の右辺下式において、t、uの取り得る値は、−2、2である。
f(3)のフィルタ形状は式15で表すバンドパスフィルタのフィルタ形状を持っている。ただし、式15の右辺上式において、t、uの取り得る値は、0であり、式14の右辺下式において、t、uの取り得る値は、−2、−1、1、2である。
f(1)のフィルタ形状は表3、f(2)のフィルタ形状は表4、f(3)のフィルタ形状は表5で、それぞれ確認することができる。
(表3)
(表4)
(表5)
本実施形態では、サブフレームの全空間周波数分割帯域を用いて、空間周波数分離フレームSimg(m,n)を生成するが、サブフレームの空間周波数分割帯域の一部を用いて生成してもよい。
[画像分離部703の処理手順(図26)]
S721は、画像分離部703の処理の開始を表している。S722では、輝度レベル分離フレームLimg(l,n)と空間周波数分離フレームSimg(m,n)とサブ分離フレームJimg(l,m,n)に必要となるバッファをメモリ領域に割り当てる。本実施形態では輝度レベル分離フレームLimg(l,n)は4フレーム、空間周波数分離フレームSimg(m,n)は3フレーム、サブ分離フレームJimg(l,m,n)は12フレーム必要となり、そのフレーム数だけ本工程でメモリ領域に割り当てる。
式17では、サブ分離フレームJimg(l,m,n)に変動パターンfr(l,m,n)を乗じて輝度変動サブ分離フレームAimg(l,m,n)を算出しているが、発明はこれに限定されることなく、サブ分離フレームJimg(l,m,n)に変動パターンfr(l,m,n)を加算して輝度変動サブ分離フレームAimg(l,m,n)を算出してもよく、また、乗算と加算を組み合わせて算出してもよい。
式18において、fr(l,m,n,x,y)は式19で表すfr(l,m,n)にx方向とy方向の空間変動を加えたものを表している。
fs(x,y)は任意の空間関数であり、例えば式20で表す疑似乱数f(z)=rand(z)を適用することができる。f(z)は入力値zにより0から1に変化する関数である。
式20において、XはサブフレームM(n)の水平解像度である。式20により、fs(x,y)はサブ分離フレームJimg(l,m,n)の画素毎に異なる値となるため、式19により生成される変動パターンfr(l,m,n,x,y)は画素毎に異なる値を持つ時空間変動となる。
式21において、bはブロック係数であり1以上の整数を取る。%は剰余算を表す演算子であり、例えばxp=720、b=16のとき、xp%b=0であり、xp=300、b=19のとき、xp%b=15である。
[画像処理装置の構成(図19)]
801はフレーム入力部、802はフレームレート変換部、803は画像分離部、804は輝度変動部、805はフレーム出力部、806は輝度変動パターン計算部、807は輝度変動抽出部である。本変形例では、入力画像を60Hzで連続的に入力し、出力画像を240Hzで出力するものとして説明する。なお、本変形例では、初回から連続するサブフレーム及び出力フレームの通し番号をnとし、i=0となる0番サブフレームをr番入力フレームと同一の画像として処理する。よって、nとr、iとの対応関係は、式23で表現される。
また、I(r)はr番入力フレームS801の対象画素位置の輝度値、M(n)はn番サブフレームS802の対象画素の輝度値、O(n)はn番出力フレームS804に対する対象画素の輝度値として表す。
fr(1,1,n)ではF(1,1,k1)=Fthであり、kmax=k1、fr(1,2,n)ではF(1,2,k2)=Fthであり、kmax=k2、fr(2,1,n)では、F(2,1,k3)=Fthであり、kmax=k3、fr(2,2,n)では、F(2,2,k4)=Fthであり、kmax=k4がそれぞれ所定のパワー以上を示す最大周波数である。
画像分離部803は、S805で表す輝度変動パターン計算部806から入力する変動パターンfr(l,m,n)の最大周波数情報kmaxを用いて、所定の空間周波数帯域を持つ空間周波数帯域分離フレームSimg(m,n)を生成し、輝度レベル分離フレームLimg(l,n)及び空間周波数帯域分離フレームSimg(m,n)を用いてサブ分離フレームJimg(l,m,n)を生成する。
811は輝度レベル分離部であり、812は空間周波数帯域分離部であり、813は分離画像生成部である。輝度レベル分離部811、分離画像生成部813の処理の仕組みは第2の実施形態と同様であるため、本変形例中では説明を省略する。
f(m)には、ローパスフィルタやバンドパスフィルタやエッジ検出フィルタ等を用いることができ、S815で表す入力される変動パターンfr(l,m,n)の最大周波数情報kmax(m)を用いてf(m)のフィルタ特性を決定する。例えば、ガウシアンフィルタを用いる場合、以下の式27で示すように、バンドパスフィルタのフィルタ特性を決定することができる。
但し、式27の右辺上式において、−C1kmax≦t≦C1kmax、かつ、−C1kmax≦u≦C1kmaxである。また、式27の右辺下式において、−C2kmax≦t<−C1kmax、C1kmax<t≦C2kmax、−C2kmax≦u<−C1kmax、又はC1kmax<u≦C2kmaxである。C1、C2、C3、C4は、フィルタ特性係数であり、取り得る値の範囲は1以上の整数である。
S821は、画像分離部803の処理の開始を表している。S822では、輝度レベル分離フレームLimg(l,n)と空間周波数分離フレームSimg(m,n)とサブ分離フレームに必要となるバッファをメモリ領域に割り当てる。本変形例では、輝度レベル分離フレームLimg(l,n)は4フレーム、空間周波数分離フレームSimg(m,n)は3フレーム、サブ分離フレームJimg(l,m,n)は12フレーム必要となり、そのフレーム数だけ本工程でメモリ領域に割り当てる。S823では、フレームカウンタのリセットを行う。本変形例では、輝度レベル分離フレームLimg(l,n)のフレームカウンタlと空間周波数分離フレームSimg(m,n)のフレームカウンタmをそれぞれ1にリセットする。S824は、フレームカウンタlに応じたループである。本変形例では、lが4以下の場合はS825へ処理を進め、それ以外の場合はS828へ処理を進める。S825では、輝度閾値Lth_min(l)及びLth_max(l)を用いて、サブフレームM(n)の画素値判定を行う。サブフレームM(n)の当該画素値がLth_min(l)以上、Lth_max(l)以下である場合はS826へ処理を進め、それ以外の場合はS827へ処理を進める。S826では、輝度レベル分離フレームLimg(l,n)の当該画素位置にサブフレームM(n)の当該画素値をコピーする。S827では、フレームカウンタlをインクリメントする。
[画像処理装置の構成(図22)]
901はフレーム入力部、902はフレームレート変換部、903は画像分離部、904は輝度変動部、905はフレーム出力部、906は輝度変動パターン計算部、907は輝度変動抽出部である。
また、I(r)はr番入力フレームS901の対象画素位置の輝度値、M(n)はn番出力フレームS902の対象画素の輝度値、O(n)はn番出力フレームS904に対する対象画素の輝度値として表す。
フレームレート変換部902では、画像分離部903にS902で表すサブフレームM(n)と、S905で表すブロック情報Binfo(n)と、S906で表すコピー領域情報Cinfo(n)を出力する。
911は輝度レベル分離部、912は空間周波数帯域分離部、913は分離画像生成部、914はコピー領域分離部、915はブロック分離部である。輝度レベル分離部911、空間周波数帯域分離部912の処理の仕組みは第2の実施形態と同様であるため、本変形例中では説明を省略する。
式29は、上述の表1又は表2に示すような演算結果を導く。コピー領域分離部914は、S917で示すフレームレート変換部902が出力するコピー領域情報Cinfo(n)に基づいてS911で示すサブフレームM(n)を分割してS915で示すコピー領域分離フレームCimg(j,n)を生成する。コピー領域分離フレームCimg(j,n)は、補間画素とコピー画素にサブフレームM(n)の各画素を分離することで生成される。
ブロック分離部915は、フレームレート変換部902が出力するS918で表すブロック情報Binfo(n)に基づいて、サブフレームM(n)を分割することで、S916で表すブロック分離フレームBimg(k,n)を生成する。ブロック分離フレームBimg(k,n)は、以下に示す2つの方法を含む、ブロック情報Binfo(n)に基づく所定の方法のうち、いずれかの方法を選択してサブフレームM(n)を分離することで生成される。
式31において、
は論理和を表す演算子であり、表6又は表7に示すような演算結果を導く。
(表6)
(表7)
また、式31において、%は剰余算を表す演算子であり、例えばxp=720、b=16のとき、xp%b=0であり、xp=300、b=19のとき、xp%b=15である。
式32は、上述の表1又は表2に示すような演算結果を導く。また、%は剰余算を表す演算子であり、例えばxp=720、b=16のとき、xp%b=0であり、xp=300、b=19のとき、xp%b=15である。
S921は、画像分離部903の処理の開始を表している。S922では、輝度レベル分離フレームLimg(l,n)と空間周波数分離フレームSimg(m,n)とコピー領域分離フレームCimg(j,n)とブロック分離フレームBimg(k,n)とサブ分離フレームJimg(l,m,n)に必要となるバッファをメモリ領域に割り当てる。本変形例では輝度レベル分離フレームLimg(l,n)は4フレーム、空間周波数分離フレームSimg(m,n)は3フレーム、コピー領域分離フレームCimg(j,n)は2フレーム、ブロック分離フレームBimg(k,n)は2フレーム、サブ分離フレームJimg(l,m,n)は48フレーム必要となり、そのフレーム数だけ本工程でメモリ領域に割り当てる。
S945は、フレームカウンタmに応じたループである。本変形例では、mが3以下の場合はS946へ処理を進め、それ以外の場合はS948へ処理を進める。S946では、輝度レベル分離フレームLimg(l,n)と空間周波数分離フレームSimg(m,n)とコピー領域分離フレームCimg(j,n)とブロック分離フレームBimg(k,n)を用いてサブ分離フレームJimg(l,m,n)を生成する。S947では、フレームカウンタmをインクリメントする。S948では、フレームカウンタlをインクリメントする。S949では、フレームカウンタkをインクリメントする。S950では、フレームカウンタjをインクリメントする。S951は、画像分離部903の処理の終了を表している。
式33では、サブ分離フレームJimg(j,k,l,m,n)に変動パターンfr(j,k,l,m,n)を乗じて輝度変動サブ分離フレームAimg(j,k,l,m,n)を算出しているが、発明はこれに限定されることなく、サブ分離フレームJimg(j,k,l,m,n)に変動パターンfr(j,k,l,m,n)を加算して輝度変動サブ分離フレームAimg(j,k,l,m,n)を算出してもよく、また、乗算と加算を組み合わせて算出してもよい。
式33において、サブ分離フレーム、fr(j,k,l,m,n,x,y)は式34で表すfr(j,k,l,m,n)にx方向とy方向の空間変動を加えたものである。
fs(x,y)は任意の空間関数であり、例えば式35で表す疑似乱数f(z)=rand(z)を適用することができる。f(z)は入力値zにより0から1に変化する関数である。
式35により、fs(x,y)はサブ分離フレームJimg(j,k,l,m,n)の画素毎に異なる値となるため、式132により生成される変動パターンfr(j,k,l,m,n,x,y)は画素毎に異なる値を持つ時空間変動となる。また、式35の代わりに以下に示す式36を適用することも可能である。
式36において、bはブロック係数であり1以上の整数を取る。%は剰余算を表す演算子であり、例えばxp=720、b=16のとき、xp%b=0であり、xp=300、b=19のとき、xp%b=15である。
なお、本発明は、複数の機器から構成されるシステムの一部として適用しても、1つの機器からなる装置の一部に適用してもよい。また、複数の実施形態を挙げて説明したが、これらは個別に構成されるだけでなく、それぞれの構成要素を任意の組み合わせで、再構成することも可能である。
Claims (9)
- フレームレートF/secの動画像データをn×F/sec(nは2以上の整数)の動画像データに変換する画像処理装置であって、
変換対象の動画像中の着目フレームから、n枚のサブフレームを生成するサブフレーム生成手段と、
前記着目フレームを含む過去の複数のフレームから、時系列に輝度が変動するn枚の変動パターンを生成する輝度変動パターン生成手段と、
前記輝度変動パターン生成手段で生成されたn枚の変動パターンを、前記サブフレーム生成手段で生成されたn枚のサブフレームのそれぞれに加算することで、n枚の出力フレームを生成して出力する出力フレーム生成手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記輝度変動パターン生成手段は、
着目フレームを含む過去のn枚のフレームの同画素位置の平均値を算出することで、平均画素値で構成される輝度平均値フレームを算出する第1の算出手段と、
着目フレームを含む過去のn枚のフレームの各々と、前記第1の算出手段で算出した輝度平均値フレームとの差分を、前記n枚の輝度変動パターンとして算出する第2の算出手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記複数のフレームから各画像の特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段を更に備え、
前記輝度変動パターン生成手段は、前記特徴情報に基づいて、前記輝度変動パターンを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記特徴情報は、前記複数のフレーム間における輝度値、明るさ、エッジ位置、空間乱雑度及び動きベクトルの変動を示す情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記輝度変動パターンを格納するデータベースを更に備え、
前記輝度変動パターン生成手段は、前記特徴情報を前記データベースのインデックス値に変換し、該インデックス値に基づいて、前記輝度変動パターンを前記データベースから取得することにより、前記輝度変動パターンを生成することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記n枚のサブフレームのそれぞれをm枚(mは2以上の整数)のサブ分離フレームに分離する画像分離手段を更に備え、
前記出力フレーム生成手段は、前記n枚の変動パターンに基づいて、前記m枚のサブ分離フレームの各々の輝度値を変動させた後に該m枚のサブ分離フレームを合成することにより、前記n枚の出力フレームを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 前記画像分離手段は、
前記n枚のサブフレームのそれぞれを予め定めた輝度レベル毎に分離して、複数の輝度レベル分離フレームを生成する輝度レベル分離手段と、
前記n枚のサブフレームのそれぞれを予め定めた空間周波数帯域毎に分離して、複数の空間周波数帯域分離フレームを生成する空間周波数分離手段と、
前記輝度レベル分離フレーム及び前記空間周波数帯域分離フレームに基づいて、前記m枚のサブ分離フレームを生成する分離画像生成手段と、
を有することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。 - 前記画像分離手段は、
前記サブフレーム生成手段が前記複数のフレームを構成する各画素をコピーすることにより、前記n枚のサブフレームを構成する各画素を生成したか否かを示すコピー領域情報に基づいて、前記n枚のサブフレームを分離して複数のコピー領域分離フレームを生成するコピー領域分離手段と、
前記サブフレーム生成手段が前記n枚のサブフレームを生成する処理単位であるブロック情報に基づいて、前記複数のフレームを分離して複数のブロック分離フレームを生成するブロック分離手段と、
を有することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。 - フレームレートF/secの動画像データをn×F/sec(nは2以上の整数)の動画像データに変換する画像処理方法であって、
変換対象の動画像中の着目フレームから、n枚のサブフレームを生成するサブフレーム生成工程と、
前記着目フレームを含む過去の複数のフレームから、時系列に輝度が変動するn枚の変動パターンを生成する輝度変動パターン生成工程と、
前記輝度変動パターン生成工程で生成されたn枚の変動パターンを、前記サブフレーム生成工程で生成されたn枚のサブフレームのそれぞれに加算することで、n枚の出力フレームを生成して出力する出力フレーム生成工程と、
を有することを特徴とする画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009285740A JP5414500B2 (ja) | 2009-12-16 | 2009-12-16 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009285740A JP5414500B2 (ja) | 2009-12-16 | 2009-12-16 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011130122A true JP2011130122A (ja) | 2011-06-30 |
JP5414500B2 JP5414500B2 (ja) | 2014-02-12 |
Family
ID=44292235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009285740A Active JP5414500B2 (ja) | 2009-12-16 | 2009-12-16 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5414500B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006302033A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Hidenori Ito | 映像生成方法、スタンドアロン型映像再生装置及びネットワーク配信型映像再生システム |
WO2007063912A1 (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 再生装置 |
JP2008263476A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Sony Corp | 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム |
-
2009
- 2009-12-16 JP JP2009285740A patent/JP5414500B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006302033A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Hidenori Ito | 映像生成方法、スタンドアロン型映像再生装置及びネットワーク配信型映像再生システム |
WO2007063912A1 (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 再生装置 |
JP2008263476A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Sony Corp | 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5414500B2 (ja) | 2014-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009239388A5 (ja) | ||
JP2005235211A (ja) | 中間時点の画像合成方法及びそれを適用した3dディスプレイ装置 | |
JP2011077729A5 (ja) | ||
EP2093711A3 (en) | Iimage processing apparatus and image processing method, and program | |
JP2013042301A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
US8253854B2 (en) | Image processing method and system with repetitive pattern detection | |
JP2013062741A (ja) | 画像処理装置および撮像装置、ならびに画像処理方法 | |
US8718331B2 (en) | Image detecting apparatus and method thereof | |
US20140064517A1 (en) | Multimedia processing system and audio signal processing method | |
JP2012034327A5 (ja) | ||
JP2014507078A5 (ja) | ||
JP2011155431A (ja) | フレームレート変換装置および映像表示装置 | |
JP5414500B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
KR101511315B1 (ko) | 스테레오스코픽 컨텐츠를 위한 다이나믹 플로팅 윈도우 생성 방법 및 시스템 | |
US9277202B2 (en) | Image processing device, image processing method, image display apparatus, and image display method | |
JP5664356B2 (ja) | 生成装置および生成方法 | |
KR101451236B1 (ko) | 3차원 영상 변환 방법 및 그 장치 | |
CN102281423B (zh) | 3d视频场频转换系统及场频转换方法 | |
JP2008072665A (ja) | 映像評価装置、映像フレームレート決定装置、映像評価方法、映像フレームレート決定方法、映像評価プログラム及び映像フレームレート決定プログラム | |
JP2010124257A5 (ja) | ||
JP2019114143A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム | |
EP2922294A1 (en) | System and methods to efficiently measure stereoscopic disparity and to generate related mismatch images | |
JP6327869B2 (ja) | 画像処理装置、撮像装置、制御方法、及びプログラム | |
JP2012253644A (ja) | 画像処理装置および方法、並びにプログラム | |
JP2011082899A (ja) | 画像処理装置及びその制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121211 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130716 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130726 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130924 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131015 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131112 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5414500 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |