JP2011129569A - 半導体ウェーハ製造方法 - Google Patents

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【課題】高平坦度で、ウェーハの加工取り代を減少させ、インゴット1本当たりのウェーハ製造枚数を増やしてコスト低減を図り、金属汚染も低減可能な半導体ウェーハ製造方法を提供する。
【解決手段】ラッピング後の半導体ウェーハを平面研削するので、加工変質層が薄くなり、続くエッチングや研磨での取り代が減る。よって、ウェーハ1枚当たりの全加工取り代が減少し、インゴット1本当たりのウェーハ枚数が増えコスト低減が図れる。また、濃度20wt%以下のアルカリ性エッチング液を使っても加工変質層が減り、エッチピットの深さ増大や平坦度低下が解消される。エッチング液はキレート剤を含むので、エッチング液中のNi、Cuが除去され、ウェーハの金属汚染を防げる。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体ウェーハ製造方法、詳しくは平面研削を含み、高平坦度で、ウェーハ加工取り代が少なく、かつ、ウェーハの金属汚染が低減された半導体ウェーハ製造方法に関する。
一般に、シリコンウェーハなどの半導体ウェーハ(以下、単に「ウェーハ」ともいう)の製造は、半導体単結晶インゴットをスライスし、得られたウェーハに対して、面取り、ラッピング、エッチング、鏡面研磨および洗浄の各工程を施すことで、高平坦度なウェーハが生産される。スライス、ラッピングなどの機械加工を経たウェーハは、表面に、加工変質層(ダメージ層)を有している。加工変質層は、デバイス製造工程においてスリップ転位などの結晶欠陥を誘発したり、ウェーハの機械的強度を低下させ、また電気的特性に影響を及ぼすので、完全に除去しなければならない。
この加工変質層を除去するため、ウェーハにエッチング処理が施される。エッチング処理では、フッ酸、硝酸、酢酸を主成分とした混酸溶液を使用する酸エッチングおよびNaOH、KOHなどのアルカリ溶液を使用するアルカリエッチングが行われている(特許文献1および特許文献2)。
特許文献1には、ラッピング後のウェーハをエッチングする工程で、アルカリエッチングを採用することで、酸エッチング時に発生するうねりが解消され、エッチング後のウェーハの平坦度が高まることが開示されている。
また、特許文献2には、ラッピング後のウェーハを研削し、さらに、酸エッチングとアルカリエッチングとを所定の順序で施す複合エッチングを行った後、鏡面研磨する工程が開示されている。この複合エッチングを行うことで、単なる酸エッチングまたはアルカリエッチングを施した場合よりも平坦度が高いウェーハが得られるとしている。
特開2002−25950号公報 WO2005/55302号公報
しかしながら、特許文献1の方法においては、アルカリエッチングによってウェーハの表面に発生する、縦横が10〜20μmの範囲で高低差が約2μmの凹凸を、エッチング後の研削により除去していた。そのため、この研削時の取り代分だけ加工ロスが発生するといった問題が発生していた。また、特許文献1では、ラッピングによって形成されたウェーハ表面の加工変質層を、高濃度のNaOH溶液を使用したエッチングによって除去するため、エッチング液に含まれるNi、Cuなどの金属がシリコンウェーハに付着し、ウェーハに金属汚染が発生することが避けられなかった。
また、特許文献2の方法においては、単なる酸エッチングまたはアルカリエッチングを行う場合と比較して工程や装置構成が複雑となり、これがウェーハ製造コストの上昇につながっていた。また、特許文献2においても、アルカリ性エッチング液として濃度が45〜55wt%のNaOH溶液を使用するため、エッチング液に含まれるNi、Cuなどの金属がシリコンウェーハに付着し、ウェーハに金属汚染が発生することが避けられなかった。
そこで、この発明は、高平坦度で、かつウェーハ1枚当たりの加工取り代を減少させ、インゴット1本当たりのウェーハ製造枚数(以下「歩留」という)を増加させることでウェーハ製造コストの低減を図り、しかも金属汚染の低減が図れる半導体ウェーハ製造方法を提供することを目的とする。
発明者らは、上記の目的を達成するために、ラッピング後のウェーハの表面を研削し、さらに、アルカリエッチングを行った後に鏡面研磨する工程について鋭意研究した結果、以下の知見を得た。
(1)高濃度(例えば45wt%)のアルカリ性エッチング液を用いてエッチングを行った場合には、ウェーハ表面の加工変質層の厚さに拘わらず、ウェーハの表面が、面内で均一にエッチングされる。このため、ウェーハ表面の粗さの増加を抑制することができ、その結果、アルカリエッチングを行った後の鏡面研磨の研磨代を低減させることができる。しかしながら、エッチング液に含まれるNi、Cuなどの金属がウェーハに付着してウェーハに金属汚染が発生するといった問題が発生する。
(2)低濃度(例えば15wt%)のアルカリ性エッチング液を用いてエッチングを行った場合には、ウェーハの金属汚染の問題は解決できるが、上記(1)と比較して、ウェーハ表面の粗さが増加する。この理由は、アルカリ成分が低濃度の場合には、ウェーハ表面の加工変質層が選択的にエッチングされてエッチピットの深さが増大するためである。
(3)上記(2)において、低濃度のアルカリ性エッチング液を用いても、ウェーハ表面の加工変質層の厚さが薄い場合には、エッチピットの深さが減少して表面の粗さが低減し、その結果、アルカリエッチング後のウェーハ表面の鏡面研磨の研磨代を低減させることができる。
(4)ラッピングした後のウェーハの表面を研削することによって、ウェーハ表面の加工変質層の厚さは、ラッピング後における加工変質層の厚さよりも薄くなる。
上記の知見に基づき、ラッピング後のウェーハの表面を研削し、さらに、アルカリ成分の濃度が20wt%以下で、かつキレート剤が添加されたアルカリ性エッチング液を使用してウェーハの表面をエッチングし、その後、ウェーハの表面を研磨すれば、上記の目的が達成できることを見出し、この発明を完成させた。
請求項1に記載の発明は、半導体インゴットをスライスして得られた半導体ウェーハをラッピングし、このラッピング後、前記半導体ウェーハを平面研削し、この平面研削後、アルカリ成分の濃度が20wt%以下でかつキレート剤が添加されたアルカリ性エッチング液を使用して前記半導体ウェーハをエッチングし、このエッチング後、前記半導体ウェーハの表面を研磨する半導体ウェーハ製造方法である。
請求項1に記載の発明によれば、半導体インゴットをスライスして得られたウェーハをラッピング後、研削砥石を使用してウェーハを平面研削するので、研削後のウェーハ表面の加工変質層の厚さは、ラッピング後における加工変質層の厚さよりも薄くなる。
このように、研削面の加工変質層の厚さが薄いので、加工変質層を、アルカリ成分の濃度が20wt%以下のアルカリ性エッチング液を使用してエッチングしても、エッチング面(特にウェーハ表面)のエッチピットの深さの増大およびこれに伴うウェーハ表面の粗さの悪化を低減させることができる。従って、エッチング後のウェーハ表面の鏡面研磨の研磨代を低減させることができ、これによって、ウェーハの全加工取り代を減少させ、歩留の増加によるウェーハ製造コストの低減を図ることができる。
さらに、アルカリ性エッチング液にはキレート剤を添加しているので、このキレート剤により、アルカリ性エッチング液に含まれるNi、Cuなどの金属不純物が除去され、ウェーハの金属による汚染を低減させることができる。
半導体インゴットとしては、例えばシリコン単結晶インゴットを採用することができる。半導体ウェーハの品種は、半導体インゴットの素材に応じて適宜変更される。
半導体インゴットをスライスする手段としては、一般的なワイヤソーによるスライスの他、IDソー(内周刃式切断機)、ODソー(外周刃式切断機)によるスライス、エンドレスバンドソーによるスライスなどを採用することができるが、ワイヤソーを使用した場合にはウェーハ1枚当たりの切り代(カーフロス)が少なくなるので、好適である。
スライスにおけるウェーハ1枚当たりの切り代は、ウェーハ両面で170μm以下である。切り代がウェーハ両面で170μmを超えれば、歩留の低下につながる。
スライスして得られたウェーハをラッピングする装置としては、一般的なラッピング装置を採用することができる。ラッピング液としては、例えば、♯1200を超える、AlとZrOとを主成分とするFO砥粒を含むものを採用することができる。
ラッピングにおけるウェーハ1枚当たりの取り代は、ウェーハ片面で15〜25μmである。15μm未満ではラッピング後のウェーハ表面の平坦度が向上しない。また、25μmを超えれば歩留の低下につながる。
ラッピング後のウェーハを平面研削する際に使用する砥石としては、例えば、ビトリファイド研削砥石を使用することができる。ビトリファイド研削砥石とは、長石、可溶性粘土、耐火粘土などの混合物を結合材とした研削砥石である。このほか、良質の合成樹脂を結合剤としてダイヤモンド砥粒を結合したレジノイド研削砥石を採用することもできる。
研削砥石の番手が高い方が、平面研削後のウェーハ表面の加工変質層の厚さを薄くすることができ、この結果、平面研削後のアルカリエッチングおよびアルカリエッチング後の鏡面研磨の取り代を少なくすることができる。研削砥石の番手が高すぎる場合には、平面研削の所要時間が増加して生産性の低下につながる。従って、研削砥石の番手は、生産性を低下させない範囲で、できるだけ高い方が好適である。
平面研削におけるウェーハ1枚当たりの取り代は、ウェーハ片面で10〜25μmである。10μm未満ではラッピングに伴うウェーハ表面の加工変質層が完全には除去できない。また、25μmを超えれば歩留の低下につながる。
ここでいう平面研削とは、ウェーハの表面(片面)を含む研削をいう。すなわち、ウェーハの表面だけでなく、ウェーハの表面および裏面を同時に研削してもよい。
平面研削後のウェーハをエッチングする際に使用するアルカリ性エッチング液のアルカリ成分としては、例えばKOH,NaOHなどを採用することができる。
アルカリ成分の濃度が20wt%を超えれば、キレート剤の添加効果が低減し、ウェーハ中の金属不純物濃度が高まる。アルカリ成分の好ましい濃度は10〜20wt%である。この範囲であれば、ウェーハ中の金属不純物濃度が3×1010atoms/cmのレベルまで低減する。
キレート剤としては、例えばジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、ジヒドロキシエチルグリシン(DHEG)などを採用することができる。
アルカリ性エッチング液の使用時の温度は、20〜80℃である。20℃未満では
エッチング速度が低下し、生産性が悪化する。また、80℃を超えれば、エッチング速度が速くなり、ウェーハの表面の粗さが悪化する。アルカリ性エッチング液の使用時の好ましい温度は、40〜60℃である。この範囲であれば、エッチング速度が低下せずかつ表面粗さも増大しない。
エッチングにおけるウェーハ1枚当たりの取り代は、ウェーハ片面で1〜3μmである。1μm未満では、平面研削に伴うウェーハ表面の加工変質層が完全には除去できない。また、3μmを超えれば歩留の低下につながる。
エッチング後のウェーハ表面の研磨としては、一般的な機械的化学的研磨(CMP;Chemical Mechanical Polishing)などを採用することができる。
研磨におけるウェーハ1枚当たりの取り代は、ウェーハ片面で2〜10μmである。2μm未満では、アルカリエッチングによってウェーハ表面に発生する微小な凹凸が完全には除去できず、所望の平坦度を有するウェーハが得られない。また、10μmを超えれば、歩留の低下につながる。
請求項2に記載の発明は、♯6000〜♯10000のビトリファイド研削砥石を用いて前記半導体ウェーハを平面研削する請求項1に記載の半導体ウェーハ製造方法である。
請求項2に記載の発明によれば、ウェーハを平面研削する研削砥石として、番手が♯6000〜♯10000のビトリファイド研削砥石を用いるので、平面研削後のウェーハ表面の加工変質層の厚さを、効率的に、さらに低減させることができる。このため、平面研削後のウェーハ表面のアルカリエッチングおよびエッチング後の研磨における取り代を低減させることができ、その結果、歩留のさらなる増加によるウェーハ製造コストの低減を図れる。研削砥石の番手が♯6000より低い場合には、平面研削後のウェーハ表面の加工変質層の厚さが厚くなり、平面研削後のウェーハ表面のアルカリエッチングおよびエッチング後の研磨における取り代が増大し、歩留の低下につながる。逆に、研削砥石の番手が♯10000より高い場合には、平面研削の所要時間が増加して生産性の低下につながる。
請求項3に記載の発明は、前記キレート剤の添加量は、0.1〜2.0g/リットルである請求項1または請求項2に記載の半導体ウェーハ製造方法である。
請求項3に記載の発明によれば、キレート剤の添加量を0.1〜2.0g/リットルとしたので、ウェーハ中の金属不純物を効果的に低減させることができる。
キレート剤の添加量が0.1g/リットル未満では、ウェーハ中の金属不純物の濃度が1×1012atoms/cmレベルまでしか低減できない。また、キレート剤の添加量が多いほどウェーハ中の金属不純物の低減効果が高くなるが、2g/リットルを超えれば金属不純物の低減効果は一定となるので、不経済となる。キレート剤の好ましい添加量は0.5〜1.5g/リットルである。この範囲であれば、ウェーハ中の金属不純物をより経済的に低減させることができる。
請求項4に記載の発明は、前記半導体ウェーハの比抵抗は1Ω・cm未満である請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載の半導体ウェーハ製造方法である。
請求項4に記載の発明によれば、低濃度のアルカリ性溶液を用いてエッチングを行った場合でもNi、Cuなどの金属不純物によって汚染され易い、比抵抗が1Ω・cm未満のウェーハを製造する場合に、金属不純物による汚染を効果的に抑制することができる。
なお、ウェーハの比抵抗が1Ω・cm以上の場合には、高濃度のアルカリ性溶液を用いてエッチングを行っても、Ni、Cuなどの金属不純物によるウェーハの汚染量は少なくなる。
請求項1に記載の発明によれば、半導体インゴットをスライスして得られたウェーハをラッピングした後、研削砥石を使用してウェーハを平面研削するので、研削後のウェーハ表面の加工変質層の厚さは、ラッピング後における加工変質層の厚さよりも薄くなる。
このように、研削面の加工変質層の厚さが薄いので、加工変質層を、アルカリ成分の濃度が20wt%以下のアルカリ性エッチング液を用いてエッチングしても、エッチング面のエッチピットの深さの増大およびこれに伴うウェーハ表面の粗さの悪化を低減させることができる。従って、エッチング後のウェーハ表面の鏡面研磨の研磨代を低減させることができ、これによって、ウェーハの全加工取り代を減少させ、歩留の増加によるウェーハ製造コストの低減を図ることができる。
また、アルカリ性エッチング液がキレート剤を含むので、このキレート剤により、アルカリ性エッチング液に含まれるNi、Cuなどの金属不純物が除去され、ウェーハの金属による汚染を低減させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、ウェーハを平面研削する研削砥石として、番手が♯6000〜♯10000のビトリファイド研削砥石を用いるので、平面研削後のウェーハ表面の加工変質層の厚さを、効率的に、さらに低減させることができる。このため、平面研削後のウェーハ表面のアルカリエッチングおよびエッチング後の研磨における取り代を低減させることができ、その結果、歩留のさらなる増加によるウェーハ製造コストの低減を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、キレート剤の添加量を0.1〜2.0g/リットルとしたので、ウェーハ中の金属不純物を効果的に低減させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、低濃度のアルカリ性溶液を用いてエッチングを行った場合でもNi、Cuなどの金属不純物によって汚染され易い、比抵抗が1Ω・cm未満のウェーハを製造する場合に、金属不純物による汚染を効果的に抑制することができる。
この発明の実施例1に係る半導体ウェーハ製造方法のフローシートである。 この発明の実施例1および実施例2に係る半導体ウェーハ製造方法と従来法において、平面研削とラッピングとによるウェーハ表面の加工変質層の深さの比較を示すグラフである。 この発明の実施例1および実施例2に係る半導体ウェーハ製造方法と従来法との、アルカリエッチング後の表面粗さの比較を示すグラフである。 アルカリエッチング後に作製した全溶解テストピースに含まれるNi汚染量を示すグラフで、ウェーハの比抵抗値、NaOH濃度とNi汚染量との関係を示すグラフである。 アルカリエッチング後に作製した全溶解テストピースに含まれるCu汚染量を示すグラフで、ウェーハの比抵抗値、NaOH濃度とCu汚染量との関係を示すグラフである。 この発明の実施例1に係る半導体ウェーハ製造方法と従来法とにより製造されたウェーハの全溶解テストにおけるNi汚染量の比較を示すグラフである。 この発明の実施例1に係る半導体ウェーハ製造方法と従来法とにより製造されたウェーハの全溶解テストにおけるCu汚染量の比較を示すグラフである。
以下、この発明の実施例を具体的に説明する。ここでは、ウェーハとしてシリコンウェーハを例とする。
以下、図1のフローシートを参照して、この発明の実施例1に係る半導体ウェーハ製造方法を説明する。
図1に示すように、この実施例にあっては、チョクラルスキー法によりルツボ中のシリコン融液から引き上げられたシリコン単結晶インゴットのブロックに対して、スライス工程(S101)、粗面取り工程(S102)、ラッピング工程(S103)、仕上げ面取り工程(S104)、平面研削工程(S105)、アルカリエッチング工程(S106)、鏡面面取り工程(S107)、両面研磨工程(S108)、仕上げ研磨工程(S109)を順次経て、シリコンウェーハが作製される。以下、各工程を詳細に説明する。
まず、チョクラルスキー法により直径306mm、比抵抗が0.08Ω・cm、初期酸素濃度12×1017atoms/cmのシリコン単結晶インゴットを引き上げる。
次に、シリコン単結晶インゴットを長さ方向に切断して単結晶ブロックを作製し、その後、遊離砥粒(SiC)を含むレジノイド外周研削砥石を研削工具とした外周研削装置により、超純水からなる研削液を供給しながら、単結晶ブロックの外周部を5mm分だけ外周研削し、これを円柱状に成形する。
その後、外周研削された単結晶ブロックは、ワイヤソーを使用するスライス工程(S101)へ移送される。ここで、単結晶ブロックが、厚さ870μm程度、直径301mm、ボロンドープによるP形、比抵抗0.008Ω・cmの多数枚のシリコンウェーハにスライスされる。この工程では、♯1500の緑色炭化珪素砥粒と分散剤と水の混合物である切断用スラリーを流しながら、所定の加圧下でワイヤを高速で往復移動させる。スライスにおけるウェーハ1枚当たりの切り代は、ウェーハ両面で170μmである。
次に、スライスされたシリコンウェーハは、粗面取り工程(S102)で、#600のメタル面取り用砥石により、ウェーハ外周部が所定の形状に粗く面取りされる。これにより、ウェーハの外周部は、所定の丸みを帯びた形状(例えばMOS型の面取り形状)に成形される。
面取り後のウェーハは、ラッピング工程(S103)で、その表裏面がラッピングされる。具体的には、平行なラップ定盤間にウェーハを配置し、♯1200のFO砥粒と分散剤と水の混合物であるラッピング液を流しながら、加圧下でウェーハに対して回転・摺り合わせを行う。ラッピングにおけるウェーハ1枚当たりの取り代は、ウェーハ片面で25μmである。ラッピングに伴うウェーハ表面の加工変質層の厚さは、片面で約12μmである。
ラッピングされたウェーハは、続く仕上げ面取り工程(S104)で、#2000のレジノイド面取り用砥石により、ウェーハ外周部が仕上げ面取りされる。
仕上げ面取りされたウェーハは、次の平面研削工程(S105)において、ダイヤモンド砥粒の分布中心粒径が0.7μmである#8000のビトリファイド研削砥石(株式会社クレトイシ製)を用いる平面研削装置(株式会社ディスコ製)によって平面研削される。研削液としては、純水が使用される。平面研削におけるウェーハ1枚当たりの取り代は、ウェーハ片面で15μmである。平面研削に伴うウェーハ表面の加工変質層の厚さは、ウェーハ片面で0.9μm以下である。これにより、平面研削後のウェーハの表裏面は高平坦度となる。ここでは、平面研削装置としては、ウェーハの表裏面を片面ごとに研削する反転式平面研削装置が採用されているが、両面同時に研削する両頭研削装置でもよい。
このように、実施例1では、♯8000のビトリファイド研削砥石を使用してシリコンウェーハを平面研削するので、図2に示すように、従来法ではラッピング後の加工変質層の厚さが12μmとなるのに対し、実施例1では加工変質層の厚さが0.1〜0.3μm(平均0.2μm)まで低減する。また、♯2000のレジノイド研削砥石を使用してシリコンウェーハを平面研削する実施例2の場合でも、加工変質層の厚さが0.6〜0.9μm(平均0.75μm)まで低減する。なお、実施例2では、研削砥石として♯2000のレジノイド研削砥石を使用した以外は、実施例1と同じ条件に従ってウェーハを作製した。
これにより、研削面の加工変質層の厚さを、ウェーハ片面で0.9μm以下まで低減させることが可能となった。従って、平面研削後のウェーハ表面のエッチングおよびエッチング後の研磨における取り代を低減させることができ、その結果、ウェーハの全加工取り代を減少させて歩留を高めることができる。よって、シリコンウェーハの製造コストの低減を図ることができる。
その後、平面研削されたウェーハは、アルカリエッチングされる(S106)。具体的には、アルカリ性エッチング液(液温60℃)に10分間浸漬する。アルカリ性エッチング液としては、NaOHが15wt%、キレート剤としてジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)が2g/リットルで添加されたものを使用する。エッチングにおけるウェーハ1枚当たりの取り代は、ウェーハ片面で2μmである。図3に示すように、エッチング後のウェーハ表面の粗さは、実施例1ではRmaxで2300〜3000Å(平均2600Å)、実施例2では4500〜7500Å(平均6000Å)である。一方、ラッピング後のウェーハに対して15wt%のNaOH水溶液を使用してエッチングした従来法によるウェーハの表面粗さは、Rmaxで8500〜12000Å(平均10000Å)と著しく悪化した。
なお、Ni、Cuなどの重金属不純物はアルカリエッチング液中に含まれ、キレート剤による重金属不純物の除去率は、図4および図5に示すように、アルカリ性エッチング液のアルカリ成分(NaOH)の濃度に影響する。図4および図5において、「通常抵抗」とは比抵抗が1Ω・cmの場合である。また、「低抵抗」とは比抵抗が0.008Ω・cmの場合である。図4および図5のグラフから明らかなように、通常抵抗のシリコンウェーハに含まれるNi濃度、Cu濃度は、ICP―MS(高周波誘導結合型プラズマ質量分析装置)を用いて測定したところ、検出限界値の1×1010atoms/cm以下であった。一方、低抵抗のシリコンウェーハの場合には、ICP―MSによる測定の結果、Ni濃度、Cu濃度の何れの場合も金属汚染され易いことがわかった。
ここで、シリコンウェーハ中のNiおよびCuの評価試験方法を具体的に説明する。まず所定の抵抗のシリコンウェーハを5枚製造し、各シリコンウェーハをへき開して多数枚の試験体(20mm×80mm)を作製する。次に、各試験体をフッ化水素酸と硝酸の混酸溶液(液温40℃)に2時間浸漬し、これを全溶解する。その後、ICP―MSによって、各全溶解液中のNiおよびCuの濃度を測定する。
Ni汚染の結果を、図4のグラフに示す。NaOHが5wt%の場合には1.5×1010atoms/cm、NaOHが15wt%の場合には2×1010atoms/cm、NaOHが30wt%の場合には3.5×1010atoms/cm、NaOHが40wt%の場合には5.5×1011atoms/cmのNi汚染であった。各アルカリ性エッチング液には、前記ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)が2g/リットル添加されている。これに対して、キレート剤が無添加でかつ低抵抗のシリコンウェーハのNi汚染については、例えばNaOHが40wt%の場合、1.8×1013atoms/cmもの多量の汚染があった。
一方、図5のグラフに示すCu汚染については、NaOHが5wt%の場合に1.7×1010atoms/cm、NaOHが15wt%の場合に2.2×1010atoms/cm、NaOHが30wt%の場合に6.5×1010atoms/cm、NaOHが40wt%の場合に2.2×1011atoms/cmであった。これらのアルカリ性エッチング液にも、ジエチレントリアミン五酢酸が、2g/リットル添加されている。これに対して、キレート剤が無添加でかつ低抵抗のシリコンウェーハにおけるCu汚染に関しては、例えばNaOHが40wt%の場合、5.5×1011atoms/cmという多量のCu汚染があった。
ただし、図4および図5のグラフより明らかなように、平面研削工程で♯8000のビトリファイド研削砥石を使用し、かつNi、Cuに汚染され易い低抵抗のシリコンウェーハであっても、アルカリ成分(NaOH)が15%以下の場合には、Ni汚染、Cu汚染の何れに関してもそれぞれの汚染量を低減できることが判った。
次に、図1のフローシートに示すように、アルカリエッチングされたウェーハは、次に鏡面面取りされる(S107)。ここでは、PCR加工装置が使用される。例えば円筒形状のウレタンバフを回転させ、この回転中のバフ外周面に、保持板に吸着・保持されたウェーハの外周面を接触させ、この外周面を鏡面加工するものなどを採用することができる。
続く両面研磨工程(S108)では、不織布にウレタン樹脂を含浸・硬化させた研磨布を使用する遊星歯車式の両面研磨装置を使用し、研磨液としてシリカ微粒子が所定濃度で水中に分散したコロイド状シリカを所定の流量で流しながら、ウェーハの表裏面を研磨する。両面研磨におけるウェーハ1枚当たりの取り代は、ウェーハの表裏面がラッピングおよび平面研削によってあらかじめ平坦化されており、かつ、平面研削後のアルカリエッチングで生じるエッチピットの深さが低減しているので、ウェーハ両面で10μm(ウェーハ片面で5μm)まで低減される。
その後、このウェーハの表面が仕上げ研磨される(S109)。このようにして、表裏面が研磨されたシリコンウェーハが得られる。
ここで、実際に、実施例1の半導体ウェーハ製造方法により製造されたウェーハのNi、Cuの汚染テストの結果を報告する。
比抵抗が0.008Ω・cmの低抵抗のシリコンウェーハを5枚製造し、各シリコンウェーハをへき開して多数枚の試験体(20mm×80mm)を作製する。次に、各試験体をフッ化水素酸と硝酸の混酸溶液(液温40℃)に2時間浸漬して全溶解した。次に、ICP―MSを用いて、各全溶解液中のNiおよびCuの濃度を測定し、その平均値を試験例1とした。また、比較のため、ウェーハをラッピングした後(平面研削を行わずに)、NaOHが40wt%、キレート剤としてジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)が2g/リットル添加されたアルカリ性エッチング液を使用してエッチングした以外は、実施例1と同じ条件で比抵抗が0.008Ω・cmのシリコンウェーハを5枚製造した。その後、各シリコンウェーハを同様に全溶解し、ICP―MSにより、これらの全溶解液中のNiおよびCuの濃度を測定し、その平均値を比較例1とした。その結果を、図6および図7のグラフに示す。
図6のグラフに示すように、シリコンウェーハのNi汚染量は、比較例1が2.2×1011atoms/cmであったのに対して、試験例1は4.2×1010atoms/cmで、約1桁改善された。一方、図7のグラフに示すように、シリコンウェーハのCu汚染量は、比較例1が1.5×1012atoms/cmであったのに対して、試験例1は2.1×1011atoms/cmで、同じように約1桁の改善があった。
この発明は、半導体デバイスの原料として使用される半導体ウェーハの製造に有用である。

Claims (4)

  1. 半導体インゴットをスライスして得られた半導体ウェーハをラッピングし、
    このラッピング後、前記半導体ウェーハを平面研削し、
    この平面研削後、アルカリ成分の濃度が20wt%以下でかつキレート剤が添加されたアルカリ性エッチング液を使用して前記半導体ウェーハをエッチングし、
    このエッチング後、前記半導体ウェーハの表面を研磨する半導体ウェーハ製造方法。
  2. ♯6000〜♯10000のビトリファイド研削砥石を用いて前記半導体ウェーハを平面研削する請求項1に記載の半導体ウェーハ製造方法。
  3. 前記キレート剤の添加量は、0.1〜2.0g/リットルである請求項1または請求項2に記載の半導体ウェーハ製造方法。
  4. 前記半導体ウェーハの比抵抗は1Ω・cm未満である請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載の半導体ウェーハ製造方法。
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