JP2011129262A - 電磁誘導加熱調理器 - Google Patents

電磁誘導加熱調理器 Download PDF

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Abstract

【課題】 アルミ製又は銅製の加熱しにくい鍋を使用すると電力損失が大きくなり、部品の劣化を誘導し電磁誘導加熱調理器の寿命が短くなる。
【解決手段】 誘導加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、入力電力を演算する電力演算回路と、出力電流が過電流設定値を越えるとインバータ回路を停止させる過電流検出回路と、電力演算値と電力設定値とを差動増幅する電力制御用差動増幅回路と、電流制限設定値を出力する電流制限設定回路と、出力電流値と電流制限設定値とを差動増幅する電流制御用差動増幅回路と、電力制御用差動増幅値及び電流制御用差動増幅値の大きい方を選択する電流制限制御回路とを備えた電磁誘導加熱調理器において、前記電流制限設定回路は、電力設定値に応じて電流制限設定値が変化すると共に電流制限設定値の最大値が過電流設定値以下であること、を特徴とする電磁誘導加熱調理器である。
【選択図】図1

Description

本発明は、インバータ回路を使用して誘導加熱コイルに高周波電流を供給し電磁誘導で鍋を加熱する電磁誘導加熱調理器に係り、特に、電流制限の技術に関するものである。
図7は、従来技術の電磁誘導加熱装置の電気接続図である。同図において、DR1は商用交流電源の出力を整流して直流電圧に変換する整流回路であり、C1は整流回路DR1で直流に変換した電圧を平滑する平滑コンデンサであり、TR1及びTR2はハーフブリッジ形のインバータ回路を形成するスイッチング素子で、例えば、MOSFETやIGBTが使用されている。Lは共振コンデンサC2、C3とで直列共振回路を形成する誘導加熱コイルで、この誘導加熱コイルの上に調理鍋を置いて電磁誘導により加熱を行う。
POは平滑コンデンサC1の電圧(インバータの入力電圧)を検出する電圧検出器PT1からの信号と、インバータの入力端の電流を検出する一次電流検出器CT1からの信号とを入力してインバータの入力電力を演算する電力演算回路で、DCはスイッチング素子TR1、TR2を駆動する駆動回路である。
図8は図7に示す電力制御用差動増幅回路DA1の詳細図で、非反転入力端子に電力演算回路POからの入力信号Poが、反転入力端子に電力設定回路WAによって設定した電力設定信号Waがそれぞれ入力される。そして、電力制御用差動増幅回路DA1は、電力演算信号Poが電力設定信号Waより小さいときは両者の編差分を増幅した負の電力制御用差動増幅信号Da1を出力し、電力演算信号Poが電力設定信号Waより大きいときは両者の編差分を増幅した正の電力制御用差動増幅信号Da1を出力する。
運転指令回路SCは、起動スイッチSW及び過電流検出回路CPの各信号に応じて、駆動回路DCの動作を制御する。過電流検出回路CPは、過電流設定回路IOによって設定された予め定めた過電流設定信号Ioと出力電流検出信号Ct2とを比較して出力電流検出信号Ct2が過電流設定信号Ioより大きくなると過電流検出信号Cpを出力し、運転指令回路SCは過電流検出信号Cpが入力されると駆動回路DCの動作を停止し、誘導加熱コイルに流れる電流の供給を止める。
図8は図7に示す電流制御用差動増幅回路Da2の詳細図で、非反転入力端子に出力電流検出器CT2からの出力電流検出信号Ct2が、反転入力端子に電流制限回路ICから電流制限信号Icがそれぞれ入力される。そして、電流制御用差動増幅回路DA2は、出力電流検出信号Ct2が電流制限信号Icより小さいときは両者の編差分を増幅した負の電流制御用差動増幅信号Da2を出力し、出力電流検出信号Ct2が電流制限信号Icより大きいときは両者の編差分を増幅した正の電流制御用差動増幅信号Da2を出力する。
電流制限制御回路は、図7に示す、ダイオードDR2、ダイオードDR3、抵抗器R1及びV/FコンバータVFによって形成されている。そして、電流制限制御回路は、ダイオードDR2を介して電力制御用差動増幅回路DA1と、ダイオードDR3を介して電流制御用差動増幅回路DA2と接続し、オアー論理を構成し、電力制御用差動増幅信号Da1及び電流制御用差動増幅信号Da2の最大値を選択しViとして出力する。V/FコンバータVFは、Viの値に応じて周波数指令信号Vfを出力し、駆動回路DCでレベル変換してインバータ回路の出力周波数を制御する。
ステンレスの鍋を調理者が、例えば、規格外のアルミ製又は銅製の鍋に置き換えて煮物等の調理を行うと、鍋の材質の違いにより、例えば、図5に示すように電力設定値Waをc点に設定したとき、インバータ回路の出力電流に大きな違いが生じる。このとき、アルミ製又は銅製の鍋で金属内部に大きな渦電流が発生するが、表面抵抗値が小さいために渦電流損失が小さくなりステンレスの鍋に比べて充分加熱できなくなる。
(例えば、特許文献1)
特開2004−253313号公報
電磁誘導加熱調理器で規格外のアルミ製又は銅製の鍋を使用したとき、インバータ回路の出力電流が急激に増加するが、出力電流が所定値を越えないように、電流制限を設けてインバータ回路を形成する各スイッチング素子の保護を行っている。
そして、電流制限設定値は、ステンレス製の鍋に最大電力が供給できる電流を若干越えた値に設定されている。このとき、ステンレス製の鍋をアルミ製又は銅製の鍋に置き換えて使用するとインバータ回路の出力電流が急激に増加するが、この出力電流の増加に比べて鍋の電力供給が低く、鍋が充分加熱する前に電流制限設定値によってインバータ回路の出力電流が制限され鍋が充分加熱できない。
この鍋が充分加熱できない状態を長時間放置すると、インバータ回路を形成する各スイッチング素子の出力電流が最大定格近傍で出力し、スイッチング時に発生する熱損失によって部品の劣化を誘導し、製品の寿命を短くする。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ステンレス製の鍋からアルミ製又は銅製の鍋に置き換えて使用しても部品の劣化が抑制できる電磁誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、共振コンデンサと、前記共振コンデンサとともに直列共振回路を形成する誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の入力電流と入力電圧とに基づいて入力電力を演算する電力演算回路と、前記インバータ回路の出力電流値を検出し予め定めた過電流設定値を越えると前記インバータ回路を停止させる過電流検出回路と、前記電力演算値と予め定めた電力設定値とを差動増幅して電力制御用差動増幅値を出力する電力制御用差動増幅回路と、予め定めた電流制限設定値を出力する電流制限設定回路と、前記出力電流値と予め定めた電流制限設定値とを差動増幅して電流制御用差動増幅値を出力する電流制御用差動増幅回路と、前記電力制御用差動増幅値及び前記電流制御用差動増幅値を入力して値の大きい方を前記インバータ回路を制御する周波数変換回路に出力する電流制限制御回路と、を備えた電磁誘導加熱調理器において、
前記電流制限設定回路は、前記電力設定値に応じて前記電流制限設定値が変化すると共に前記電流制限設定値の最大値が前記過電流設定値未満であること、をを特徴とする電磁誘導加熱調理器である。
第2の発明は、前記電流制限設定値は、前記電力設定値に応じて直線的又は放物線的に変化し前記電力設定値が予め定めた電力設定基準値を越えると前記変化が終了し最終変化値が維持されること、を特徴とする請求項1記載の電磁誘導加熱調理器である。
第3の発明は、前記電流制限設定値は、前記電力設定値に応じて台形的に変化し前記電力設定値が予め定めた電力設定基準値を越えると前記変化が終了し最終変化値が維持されること、を特徴とする請求項1記載の電磁誘導加熱調理器である。
第1の発明は、電力設定値に応じて電流制限設定値が変化する。このとき、電力設定値を、例えば、最大から中間に設定すると電流制限設定値は電力設定値の減少に応じて小さくなる。ステンレス製の鍋では電力設定値を中間に設定しても充分加熱できる。しかし、この状態でアルミ製又は銅製の鍋に置き換えると、インバータ回路の出力電流が急激に増加するが、この電流の増加に比べてアルミ製又は銅製の鍋では表面抵抗値が小さいために渦電流損失が小さくなり充分加熱できない。そして、インバータ回路を形成する各スイッチング素子の熱損失のみ大きくなる。
しかし、本発明では電力設定値の減少に応じて電流制限設定値を小さくするので、規格外のアルミ製又は銅製の鍋を加熱したとき熱損失が小さな電流制限設定値によって制限されるので、各スイッチング素子の熱損失が抑制でき熱損失による部品の劣化が防止できる。
上述の効果に加えて、本発明では、過電流設定値と電流制限設定値との差は、電力設定値が小さくなると大きくなる。
例えば、電力設定値を最大から中間にすると、過電流設定値と電流制限設定値との差が大きくなり、この状態でステンレス製の鍋からアルミ製又は銅製の鍋に置き換えると、インバータ回路の出力電流が急激に増加するが、電流制限設定値が小さく設定されるのでインバータ回路の出力電流も小さく制限される。このとき、出力制御の応答性の遅れにより出力電流の出力制限時にオーバシュートが発生する。しかし、過電流設定値と電流制限設定値との差が大きいために出力電流は過電流設定値に達する前に電流制限設定値で制限される。よって、ステンレス製の鍋からアルミ製又は銅製の鍋に置き換えたとき、過電流保護の動作によってインバータ回路の動作を停止することがなくなり、調理者が規格外の鍋を交換したときに感じる加熱が切れるという違和感を取り除くことができる。
第2の発明及び第3の発明は、電流制限設定値が電力設定値に応じて精度良く変化するので、ステンレス製の鍋から規格外のアルミ製又は銅製の鍋に置き換えたとき過電流保護の保護協調がさらに向上する。
本発明の実施形態1の電磁誘導加熱調理器の電気接続図である。 図1に示す、電流制限制御回路の詳細接続図である。 動作を説明する波形タイミング図である。 動作を説明する第2の波形タイミング図である。 電力設定値と出力電流との関係図である。 電力設定値と出力電流との関係図である。 従来技術の電磁誘導加熱調理器の電気接続図である。 図7に示す、電流制御用差動増幅回路及び電力制御用差動増幅回路の詳細 図である。
本発明の実施形態1について、図1〜図5を参照して説明する。図1は、本発明の電磁誘導加熱装置の電気接続図である。また、図2は図1に示す電流制限設定回路の詳細接続図である。図1において、図7に示す従来技術の電気接続図と同一符号は、同一動作を行うので相違する点についてのみ説明を行う。
図2は電流制限設定回路IC2の詳細図で、オペアンプで構成された加算回路とリミッタ回路とで形成され、加算回路は、電力設定回路WAからの電力設定信号Waと所定の基準信号Vaとを加算し、反転増幅して負の信号を出力する。リミッタ回路は、負の信号を正の信号に反転し、予め定めた電力設定基準値(ツェナ・ダイオードの基準電圧)未満のとき、電力設定信号Waの値に応じて電流制限設定値Ic2を変化させ、電力設定基準値を越えると過電流設定値Ioより小さい予め定めた電流制限設定値Ic2を出力する。このとき、電力設定信号Waの値が零でも電流制限設定値Ic2の値は、加算回路により所定の値を出力する。
図1に示すように、V/FコンバータVFの入力端は抵抗器R1を介して接地されている。よって、電力制御用差動増幅回路DA1の出力信号Da1及び電流制御用差動増幅回路DA2の出力信号Da2は正の値とならない限りV/FコンバータVFの入力端の電圧は零電位に保たれ、V/FコンバータVFはその入力電位が零のときインバータを最低周波数で制御するための周波数信号を出力する。ここで、インバータ回路の最低周波数は、載置される調理鍋を含む加熱コイルLと共振コンデンサC2,C3とからなる直列共振回路の共振周波数より若干高い値に設定される。
図3は、本発明の実施形態1の電磁誘導加熱調理器にアルミ製又は銅製の鍋を使用し、電力設定値Waの増加に応じて電流制限設定値Ic2の値を増加させたときのタイミング図である。同図において、同図(A)は、出力電流検出信号Ct2を示し、同図(B)は、電力設定信号Waを示し、同図(C)は、電力演算信号Poを示し、同図(D)は、電流制御用差動増幅信号Da2を示し、同図(E)は、電力制御用差動増幅信号Da1を示し、同図(F)は、V/FコンバータVFの入力信号Viを示し、同図(G)は、電流制限設定値Ic2を示す。以後、同図を用いて動作を説明する。
アルミ製又は銅製の鍋を誘導加熱コイル上に載置し、図3に示す時刻t=t0において、図1に示す電力設定回路WAにより、図5に示す電力設定信号Waの値をa点から増加させると、電力設定信号Waの値の増加に応じて、図3(C)に示す電力演算信号Poの値が増大していくが、それ以上に図3(A)に示す出力電流検出信号Ct2の値の増加が著しい。
また、時刻t=t0において、電力設定信号Waの値が増加すると、図3(E)に示す電力制御用差動増幅信号Da1の値は減少し、逆に、同図(D)に示す電流制御用差動増幅信号Da2の値は増加する。同図(F)に示すV/FコンバータVFの入力信号Viは、ダイオードDR2、DR3及びV/FコンバータVFの入力端の抵抗器R1によって、電力制御用差動増幅信号Da1又は電流制御用差動増幅信号Da2の正の電圧のどちらか大きい信号が入力信号Viとなる。V/FコンバータVFは、同図(F)に示す入力電圧Viの減少に応じて、インバータの出力周波数を減少させて誘導加熱コイルに流れる電流を増加させる。
時刻t=t1において、図5に示す電力設定信号Waの値がa点からb点に増加すると、出力電流検出信号Ct2の値が電流制限設定信号Ic2の値より大きくなり図3(D)に示す電流制御用差動増幅信号Da2は正の電位となって出力する。このとき、図3(E)に示す電力制御用差動増幅信号Da1の値より大きくなり、ダイオードDR2及びダイオードDR3により、電流制御用差動増幅信号Da2が選択されV/FコンバータVFに入力する。
時刻t=t2以後は、インバータ回路の出力周波数は電流制御用差動増幅信号Da2に応じて制御され、出力電流検出信号Ct2の値は、図5に示すb点の電流制限設定値で制限される。
上述より、ステンレス製の鍋を規格外のアルミ製又は銅製の鍋に置き換えたとき、誘導加熱コイルに流れる電流が急激に増加するが、電流制限設定値がステンレス製の鍋に対応した値に設定されているので、インバータ回路の出力電流が電流制限設定値によって制限される。これにより、規格外の鍋を使用してもインバータ回路を形成する各スイッチング素子の熱損失が抑制でき、部品の劣化が防止できる。また、電力設定値が小さいほど電流制限設定値が小さくなるので各スイッチング素子の熱損失の抑制がより大きくなる。
図4は、電磁誘導加熱調理器で加熱中にステンレス製の鍋からアルミ製又は銅製の鍋に置き換えたときのタイミング図である。同図において、同図(A)は、出力電流検出信号Ct2を示し、同図(B)は、電力演算信号Poを示し、同図(C)は、電流制御用差動増幅信号Da2を示し、同図(D)は、電力制御用差動増幅信号Da1を示し、同図(E)は、V/FコンバータVFの入力信号Viを示す。以後、同図を用いて動作について説明する。
図5に示す電力設定信号Waの値をb点に設定し、この状態でステンレス製鍋をアルミ製又は銅製の鍋に置き換えたとき、図4に示す時刻t=t3において、急激な負荷変動が生じ出力電流検出信号Ct2の値が増加する。
電流制御用差動増幅回路DA2に応答遅れが存在するために、図4(A)に示すt=t4において、出力電流に制限が係るときに出力電流検出信号Ct2は過度的にオーバシュートが発生し電流制限設定信号Ic2を越える。このとき、電力設定信号Waの値が図5に示すb点の位置に設定され、過電流設定信号Ioの値と電流制限設定信号Ic2の値との差は大きい。
図4に示す時刻t=t4において、電流制御用差動増幅信号Da2が電力制御用差動増幅回路Da1より大きくなり、インバータ回路の制御は、電力制御用差動増幅回路Da1から電流制御用差動増幅信号Da2に切り換わる。このとき、V/FコンバータVFの図4(E)に示す入力信号Viの電位は上昇し、インバータの出力周波数を高くして誘導加熱コイルに供給する電流を抑制し、出力電流を電流制限設定信号Ic2の値と略同一にすので、出力電流検出信号Ct2の値は過電流設定信号Ioまで達しない。
時刻t=t4〜t5において、出力電流検出信号Ct2の値は過電流設定信号Ioの値に達しないので、ステンレス製の鍋からアルミ製又は銅製の鍋に置き換えても過電流保護が動作しインバータ回路を停止することがなくなり、調理者が鍋を交換したときに感じる加熱が切れるという違和感を取り除くことができる。
上述より、過電流設定値Ioと電流制限設定値Ic2との差は、図5に示すように、例えば、電力設定値Waがc点とb点とを比較すると電力設定値が小さいほど差が大きくなる。例えば、電力設定値を図5に示すb点に設定し、この状態で鍋を置き換えると、過電流設定値Ioと電流制限設定値Ic2との差が大きく、この状態でステンレス製の鍋からアルミ製又は銅製の鍋に置き換えると、誘導加熱コイルに流れる電流が急激に増加するが、電流制限設定値が小さく設定されているので、出力電流が制限されるときに発生するオーバシュートの最大値するが過電流設定値に達しない。よって、電力設定値が小さくなるほど過電流保護の保護協調が向上する。
[実施形態2]
図6は、実施形態2の電力設定値と出力電流との関係図である。
実施形態1では、図5に示すように電力設定値Waの増加に応じて電流制限設定値Ic2を直線的に増加させているが、電力設定値Waの増加に応じて電流制限設定値Ic2を図6に示すように放物線又は台形的に増加させ、電力設定値Waがc点(例えば、予め定めた電力設定基準値)を越えると図6に示す電流制限設定値Ic2の所定値に維持するようにしてもよい。
図6に示すように電流制限設定値Ic2を電力設定値Waの増加に応じて放物線又は台形的に増加させることで、直線的に増加させるより精度のよい電流制限設定値Ic2が設定でき、規格外のアルミ製又は銅製の鍋を使用したとき過電流保護の保護協調がさらに向上する。
CP 過電流検出回路
C1 平滑コンデンサ
C2 共振コンデンサ
C3 共振コンデンサ
CT1 入力電流検出器
CT2 出力電流検出器
DC 駆動回路
DA1 電力制御用差動増幅回路
DA2 電流制御用差動増幅回路
DR1 整流回路
DR2 ダイオード
DR3 ダイオード
IC2 電流制限設定回路
IO 過電流設定回路
L 誘導加熱コイル
PO 電力演算回路
PT1 電圧検出器
R1 抵抗器
R2 抵抗器
R3 抵抗器
R4 抵抗器
R5 抵抗器
SC 運転指令回路
SW 起動スイッチ
TR1 スイッチング素子
TR2 スイッチング素子
VF V/Fコンバータ
WA 電力設定回路
Cp 過電流検出信号
Ct1 入力電流検出信号
Ct2 出力電流検出信号
Da1 電力制御用差動増幅信号
Da2 電流制御用差動増幅信号
Ic2 電流制限設定信号
Io 過電流設定信号
Po 電力演算信号
Pt1 電圧検出信号
Sc 運転指令信号
Sw 起動信号
Vf V/Fコンバータ信号
Wa 電力設定信号

Claims (3)

  1. 共振コンデンサと、前記共振コンデンサとともに直列共振回路を形成する誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の入力電流と入力電圧とに基づいて入力電力を演算する電力演算回路と、前記インバータ回路の出力電流値を検出し予め定めた過電流設定値を越えると前記インバータ回路を停止させる過電流検出回路と、前記電力演算値と予め定めた電力設定値とを差動増幅して電力制御用差動増幅値を出力する電力制御用差動増幅回路と、予め定めた電流制限設定値を出力する電流制限設定回路と、前記出力電流値と予め定めた電流制限設定値とを差動増幅して電流制御用差動増幅値を出力する電流制御用差動増幅回路と、前記電力制御用差動増幅値及び前記電流制御用差動増幅値を入力して値の大きい方を前記インバータ回路を制御する周波数変換回路に出力する電流制限制御回路と、を備えた電磁誘導加熱調理器において、
    前記電流制限設定回路は、前記電力設定値に応じて前記電流制限設定値が変化すると共に前記電流制限設定値の最大値が前記過電流設定値未満であること、を特徴とする電磁誘導加熱調理器である。
  2. 前記電流制限設定値は、前記電力設定値に応じて直線的又は放物線的に変化し前記電力設定値が予め定めた電力設定基準値を越えると前記変化が終了し最終変化値が維持されること、を特徴とする請求項1記載の電磁誘導加熱調理器。
  3. 前記電流制限設定値は、前記電力設定値に応じて台形的に変化し前記電力設定値が予め定めた電力設定基準値を越えると前記変化が終了し最終変化値が維持されること、を特徴とする請求項1記載の電磁誘導加熱調理器。
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