JP2011127980A - 面形状測定装置、面形状測定方法および光学素子の製造方法 - Google Patents

面形状測定装置、面形状測定方法および光学素子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011127980A
JP2011127980A JP2009285770A JP2009285770A JP2011127980A JP 2011127980 A JP2011127980 A JP 2011127980A JP 2009285770 A JP2009285770 A JP 2009285770A JP 2009285770 A JP2009285770 A JP 2009285770A JP 2011127980 A JP2011127980 A JP 2011127980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
image sensor
measurement
measured
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009285770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5553593B2 (ja
JP2011127980A5 (ja
Inventor
Tetsuji Ota
哲二 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009285770A priority Critical patent/JP5553593B2/ja
Priority to US12/964,664 priority patent/US8472030B2/en
Publication of JP2011127980A publication Critical patent/JP2011127980A/ja
Publication of JP2011127980A5 publication Critical patent/JP2011127980A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5553593B2 publication Critical patent/JP5553593B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02034Interferometers characterised by particularly shaped beams or wavefronts
    • G01B9/02038Shaping the wavefront, e.g. generating a spherical wavefront
    • G01B9/02039Shaping the wavefront, e.g. generating a spherical wavefront by matching the wavefront with a particular object surface shape
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02055Reduction or prevention of errors; Testing; Calibration
    • G01B9/02056Passive reduction of errors
    • G01B9/02057Passive reduction of errors by using common path configuration, i.e. reference and object path almost entirely overlapping
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02055Reduction or prevention of errors; Testing; Calibration
    • G01B9/0207Error reduction by correction of the measurement signal based on independently determined error sources, e.g. using a reference interferometer
    • G01B9/02072Error reduction by correction of the measurement signal based on independently determined error sources, e.g. using a reference interferometer by calibration or testing of interferometer

Abstract

【課題】 正確かつ簡単にディストーションを求めることができ、正確な面形状を測定することができる面形状計測装置を提供すること。
【解決手段】 光源からの光を測定光と参照光とに分割し、被測定面で反射した測定光と参照光とが干渉することで形成される干渉縞に基づいて、被測定面の形状を測定する面形状測定装置は、干渉縞を撮像する第1の撮像素子と、測定光および参照光を第1の撮像素子に導く光学系と、光学系を経由していない光源からの光の光量分布を測定する第2の撮像素子と、第1の撮像素子で撮像した干渉縞に基づいて被測定面の形状を算出する算出手段とを備える。まず、光学系を経由した光源からの光の光量分布を、第1の撮像素子で測定する。そして、第1の撮像素子で測定した光量分布と第2の撮像素子で測定した光量分布とに基づいて、算出手段で算出される被測定面の形状を補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、面形状測定装置、面形状測定方法および光学素子の製造方法に関する。
レンズ、ミラー等の光学素子の面形状を測定するために面形状測定装置が用いられている。面形状測定装置は、被測定面で反射した測定光と参照面で反射した参照光とが干渉することによって形成される干渉縞を撮像することで、被測定面の形状を測定する装置である。面形状測定装置は、光源からの光を測定光と参照光に分割するための光学系、測定光と参照光を統合し撮像素子に導くための光学系などを備えている。これらの光学系が誤差を有していると、面形状測定装置の測定結果に悪影響を及ぼしてしまう。
光学系が有する誤差の1つとして、ディストーション(歪曲収差)がある。ディストーションとは、撮像素子の撮像面の面内方向における歪みのことであり、ディストーションを有する光学系は、歪んだ干渉縞を撮像面上に形成してしまう。したがって、そのディストーションによって面形状測定装置の測定結果も歪んでしまい、測定結果に基づいて被測定面を加工する場合には測定座標と加工座標にズレを生じさせてしまう場合がある。ディストーションを持たないように面形状測定装置の光学系を設計することも可能ではあるが、光学系を構成するレンズの枚数を増やす必要がある等の設計制約が増えてしまい、装置が大型または複雑になってしまう。
そこで、光学系がディストーションを持っていたとしても、正確な測定結果を得ることができる面形状計測装置が提案されている(特許文献1、特許文献2)。特許文献1及び特許文献2では、面形状測定装置の光学系が有するディストーションを予め求めて、その求めたディストーションに基づいて面形状測定装置の測定結果を補正して、正確な測定結果を得ている。特許文献1では、干渉縞を測定しながらアライメントずれを被測定面に与えることでディストーションを求めている。特許文献2では、被測定物として基準原器を予め測定することでディストーションを求めている。
特開2000−97663号公報 特開2002−333305号公報
しかし、特許文献1記載の方法では、アライメントずれを被測定面に与えるための駆動量が誤差を持つ場合、アライメントずれに起因する干渉縞の変化とディストーションに起因する干渉縞の変化とを分離することが困難である。アライメントずれを与えるための駆動量は、ナノメートルオーダで制御される必要があり、駆動量が誤差を持たないように制御することは困難である。したがって、特許文献1記載の方法では、正確にディストーションを求めることが困難である。
特許文献2記載の方法では、被測定面と略同じ形状を有する基準原器を所望の被測定面の形状が変わるたびに用意する必要があり、面内方向の座標が高精度に保証されたマークを基準原器に形成する必要もあり、簡単にディストーションを求めることが困難である。
そこで、本発明は、正確かつ簡単にディストーションを求めることができ、正確な面形状を測定することができる面形状測定装置を提供することを例示的な目的とする。
本発明の一側面としての面形状測定装置は、光源からの光を測定光と参照光とに分割し、被測定面で反射した前記測定光と前記参照光とが干渉することで形成される干渉縞に基づいて、前記被測定面の形状を測定する面形状測定装置において、前記干渉縞を撮像する第1の撮像素子と、前記測定光および前記参照光を前記第1の撮像素子に導く光学系と、前記光学系を経由していない前記光源からの光の光量分布を測定する第2の撮像素子と、前記第1の撮像素子で撮像した前記干渉縞に基づいて、前記被測定面の形状を算出する算出手段と、を備え、前記光学系を経由した前記光源からの光の光量分布を前記第1の撮像素子で測定し、前記第1の撮像素子で測定した光量分布と、前記第2の撮像素子で測定した光量分布とに基づいて、前記算出手段で算出される前記被測定面の形状を補正することを特徴とする。
本発明によれば、正確かつ簡単にディストーションを求めることができ、正確な面形状を測定することができる面形状計測装置を提供することが可能となる。本発明の更なる目的および側面は、添付の図面を参照して説明される以下の好ましい実施形態によって明らかにする。
本発明の第1実施形態の面形状測定装置1の構成図である。 ディストーションによる光量分布の変化を説明する模式図である。 面形状測定装置における光量分布を表す図である。 面形状測定装置における光量分布を表す図である。 ディストーションによる座標ずれの校正量の算出手順のフローチャートである。 本発明の第2実施形態の面形状測定装置2の構成図である。 フィゾーレンズ105周辺における光線の図である。 フィゾーレンズ105のディストーションの算出手順のフローチャートである。 本発明の第3実施形態の面形状測定装置3の構成図である。 撮像素子が持つディストーションを補正する方法の説明図である。 光学素子の製造方法のフローチャートである。
以下に、本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
〔第1実施形態〕
図1(a)は本発明の第1実施形態の面形状測定装置1の図である。本実施形態の面形状測定装置1は、フィゾー干渉計であり、被測定物106の被測定面106aの面形状を測定する。面形状測定装置1は、光源101、ファイバ102、ビームエクスパンダ103、ビームスプリッタ104、フィゾーレンズ105、アフォーカルレンズ107、第1の撮像素子108、第2の撮像素子110及びコンピュータ(算出手段)109を備える。
光源101から出射した光は、ファイバ102によってビームエクスパンダ103に導かれ、ビームエクスパンダ103で所定の光束径の光束L1に整形される。光束L1は、ビームスプリッタ104で反射した光束L11とビームスプリッタ104を透過した光束L12とに分割される。ビームスプリッタ104は、入射した光束を複数の光束に分割する光学素子である。
光束L11は、フィゾーレンズ105に入射し、フィゾー面105aで反射した参照光とフィゾー面105aを透過した測定光とに分割される。フィゾーレンズ105のフィゾー面105aは、参照面であり、入射した光束を測定光と参照光に分割する機能と入射した測定光と参照光を合成する機能を持つ。フィゾー面105aを透過した測定光は、被測定面106aで反射され、フィゾー面105aに再び入射する。フィゾー面105aに再び入射した測定光は、参照光と合成される。
測定光と参照光とが合成した光束は、ビームスプリッタ104を透過し、アフォーカルレンズ107で撮像素子108に導かれ、撮像素子108上に干渉縞(干渉パターン)を形成する。この干渉縞の模様は、測定光と参照光との光路長差を反映したものであり、フィゾー面105aと被測定面106aの間の距離を反映したものである。光路長差が光の半波長の偶数倍である場合には、撮像素子108上に明るい縞を形成し、光路長差が光の半波長の奇数倍である場合には、撮像素子108上に暗い縞を形成する。フィゾー面105aの面形状が保証されていれば、撮像素子108で撮像した干渉縞から被測定面106aの面形状を算出することが可能である。被測定面106aの面形状の算出には、コンピュータ109が用いられる。
本実施形態の面形状計測装置では、干渉縞だけでなく、測定光及び参照光の干渉していない場合の光量分布または参照光のみの光量分布も撮像素子108で測定している。被測定物106を図1(a)の矢印の方向に移動し、測定光と参照光の光路長差が光のコヒーレント長よりも長くなるように被測定物106とフィゾーレンズ105を離間すれば、撮像素子108で干渉していない場合の測定光及び参照光の光量分布を測定できる。または、撮像素子108で干渉縞を撮像している間に、被測定物106を図1(a)の矢印の方向に移動して、各画素における光量の最大値または変化量の振幅を求めることで、干渉していない場合の測定光及び参照光の光量分布を測定することができる。各画素における光量を積算しても良い。更に、図1(b)に示したように、被測定物106を光路外に移動すれば、撮像素子108上で、参照光のみの光量分布を測定することができる。なお、ビームスプリッタ104を透過した光束L12は、撮像素子110に入射する。撮像素子110は、光束L12の光量分布を測定する。
ここで、撮像素子108で参照光のみの光量分布を測定する場合(図1(b))の、撮像素子108で測定した光量分布と撮像素子110で測定した光量分布を比較する。撮像素子108に入射する参照光はフィゾーレンズ105及びアフォーカルレンズ107などの光学系を経由しているが、撮像素子110に入射する光束L12はそれらの光学系を経由していない。そのため、撮像素子108で測定した光量分布と撮像素子110で測定した光量分布に差が生じる。
ビームスプリッタ104に入射する光束L1、ビームスプリッタ104で反射した光束L11、ビームスプリッタ104を透過した光束L12の光量分布を、それぞれP(L1)、P(L11)、P(L12)とすると、式(1)に示すような関係が成立する。
P(L1)=P(L11)+P(L12)=P(L1)・rr+P(L1)・rt・・・(1)
つまり、P(L1)とP(L2)は、ビームスプリッタ104での反射率rrおよび透過率rtの比に応じて分割される。この反射率rrおよび透過率rtは、ビームスプリッタに別途光束を入射させて測定を行うことで、予め求めることができる。P(L1)とP(L2)の光量分布の形状は相似である。
フィゾー面105aからの参照光の光量分布P(ref.)は、第1の撮像素子108で測定することができる。P(ref.)は、フィゾーレンズ105及びアフォーカルレンズ107の影響を受けるため、式(2)に示すような成分の線形和として表される。
P(ref.)=P(L11)・r1−P(Ef)−P(Eh)・・・(2)
P(Ef)は、フィゾーレンズ105及びアフォーカルレンズ107を構成するレンズの形状(例えば、レンズの厚みの分布、レンズ間の空気分布)によって光量分布を減衰する量である。P(Eh)は、フィゾーレンズ105及びアフォーカルレンズ107を構成するレンズの硝材の均質性(ホモジニティ)によって光量分布を減衰する量である。式(2)において、それぞれの減衰量を、入射光束の光量に応じて変化する関数としてもよい。r1は、P(L11)のフィゾー面105aでの反射率である。フィゾーレンズ105の硝材が一般的な光学ガラスであれば、反射率は1〜10%である。式(2)において、r1を、フィゾー面105a上で分布を持つように、位置に応じて変化する関数としてもよい。
式(2)は、光束L11の光量分布と参照光の光量分布との間で、光量分布が保存されているということを示している。理想的な面形状測定装置に対しては式(2)の関係が成り立つ。しかし、実際の面形状測定装置に対しては、式(3)に示すように、式(2)の右辺にP(D)という成分を加えなければ関係が成り立たない。
P(ref.)=P(L11)・r1−P(Ef)−P(Eh)+P(D)・・・(3)
つまり、光束L1の光量分布P(L1)は、光学系の形状および材質により減衰するだけでなく、さらに残渣成分であるP(D)によっても変化する。P(D)が、ディストーションによって発生することを、図2を用いて説明する。図2は、ディストーションによって光量分布が変化することを説明するための模式図である。
図2(a)は、光学系がディストーションを有さない場合の斜視図と、撮像面Iにおける光量分布を表す図である。斜視図では、同じ光量を持つ光束を直線Lで表し、その断面は一様な光量分布を持っているとしている。光量分布を表す図では、縦軸が光量であり、横軸が撮像面Iの面内方向における位置である。図2(a)では、面内方向におけるディストーションによる座標ずれが存在しないため、一様に入射した光束Lは撮像面I上に一様な光量分布を形成する。
図2(b)は、光学系がディストーションを有する場合の斜視図と、撮像面Iにおける光量分布を表す図である。図2(b)では、面内方向におけるディストーションによる座標ずれが存在するため、光束密度が密な部分と疎な部分が生じ、光束Lは撮像面I上に不均一な光量分布を形成する。
ディストーションを有する面形状測定装置における光量分布を図3に示す。図3は、半径rの円形光束の直径上における光量分布の図である。図3(a)は、面形状測定装置の光学系に入射する光束の光量分布を表す図である。一方、図3(b)は、面形状測定装置の光学系を出射した光束の光量分布を表す図である。図3(a)と図3(b)は異なる光量分布を持っており、光学系の影響で光量分布が変化していることが分かる。
前述したように、面形状測定装置の光学系は光量を減衰させる要因を持っている。その要因の代表的なものは、光学系を構成する光学素子の形状およびホモジニティである。これらの要因により減衰する光量は、光学系の設計値に基いて計算したり、実測したりすることで、確認することができる。図3(c)は、光学系を構成する光学素子の形状に起因して減衰する光量分布を表し、図3(d)は、光学系を構成する光学素子のホモジニティに起因して減衰する光量分布を表す。
図3(b)の光量分布に、図3(c)及び図3(d)の光量分布を加えることで、図3(e)の光量分布となる。光束を減衰させる要因を除去しているため、本来は図3(e)の光量分布は 図3(a)の光量分布と等しいはずである。しかし、光学系がディストーションを持つため、図(f)に示したように、図3(a)と図3(e)の光量分布は、互いに異なる分布を持っている。図3(f)は、図3(a)の光量分布を実線で、図3(e)の光量分布を破線で示している。破線で示した光量変化は、図2(b)で示した光束密度の変化によるものである。
図3(f)において、実線よりも破線のほうが光量が大きい領域は、ディストーションにより光束が密になっているところであり、実線よりも破線のほうが光量が小さい領域は、ディストーションにより光束が疎になっている部分である。なお、光量分布を比較する場合において、一方の光量分布と他方の光量分布の差分を求めてもよいし、一方の光量分布と他方の光量分布との比を求めてもよい。比を求めて比較する場合には、光束自身の有するノイズを低減することができるという効果がある。
ディストーションによる座標ずれの校正方法を図4に基いて以下に説明する。図4(a)は、半径rの円形光束の直径上における光量分布の図であり、図3(f)に相当する図である。図4(a)の光量分布は、3箇所EP1、EP2、EP3で極値をとる。このうち、EP1、EP3では極大値、EP2では極小値をとる。極大値は、光束が周辺から寄り集まってきているために形成される。一方、極小値は、光束が周辺に発散しているために形成される。したがって、極値をとる座標においてはディストーションによる光束のずれは発生していないと考えられる。極値をとらない座標では、極小値とる座標から極大値をとる座標に向かって、ディストーションによる座標ずれが分布している。
図4(a)だけでは、ディストーションによる座標のずれ量を決定することはできない。そこで、まず、光量分布の形状を関数f(x)を用いて近似する。この際、データの有効範囲を含む区間で微分可能であれば、f(x)としては任意の関数を用いてよい。例えば、1次元高次関数、ルジャンドル多項式、スプライン関数などを用いることができる。近似した関数f(x)を微分することで、図4(b)の破線のような導関数f’(x)が得られる。導関数f’(x)は、光量分布f(x)が極値をとるときに0になる。これは、その座標においては光束が両側から近寄ってきている(または、両側に離れていっている)ため、ずれ量が0であるということを示している。つまり、導関数f’(x)の値がずれ量に相当することが理解できる。図4(b)において、導関数f’(x)が正の値をとる座標では、正の方向に座標がずれており、負の値をとる座標では、負の方向に座標がずれている。
次に、ディストーションによる座標ずれ量の絶対値を補正する。図4(a)では、ZP1およびZP2において、光量分布の差分が0となっている。つまり、ZP1およびZP2の座標においては、光量分布が変化していない。それは、ZP1およびZP2の座標においては、座標はずれているが、両側の光束は近寄ったり離れたりしていないことを意味する。したがって、ZP1およびZP2の座標を、撮像素子の画素に対して光束の間隔が一定な点として、ずれ量の絶対値の補正基準とすることができる。以上のようにして求めたディストーションによる座標ずれの分だけ、座標を校正する。
次に、面形状測定装置1におけるディストーションによる座標ずれの校正量の算出手順について、図5のフローチャートに基いて説明する。図5は、ディストーションによる座標ずれの校正量の算出手順のフローチャートである。
まず、面形状測定装置1の光学系を構成する光学素子の形状に起因する光量分布の補正量を、それぞれの光学素子の形状の設計値または実測値に基いて算出する(S101)。また、面形状測定装置1の光学系を構成する光学素子のホモジニティに起因する光量分布の補正量についても、それぞれの光学素子の実測値に基いて算出する(S102)。これらのデータは、いずれも面形状測定装置1のコンピュータ109のメモリに保存される。次に、撮像素子108で、測定光及び参照光の干渉していない場合の光量分布(または参照光のみの光量分布)を測定し、撮像素子110で、ビームスプリッタ104を透過した光束の光量分布を測定する(S103)。これらの測定は同時に行うことが望ましい。撮像素子110で測定した光量分布と比較すると、撮像素子108で測定した光量分布は、前述したように、面形状測定装置1の光学系(フィゾーレンズ105、アフォーカルレンズ107等)により変化している。このため、メモリに保存してある形状およびホモジニティに起因する光量分布の補正量に基いて、撮像素子108で測定した光量分布を補正する(S104)。この後、その補正した光量分布と撮像素子110で測定した光量分布を比較する(S105)。そして、前述したように、光量の強弱に応じてディストーションによる座標ずれ量を算出し、ディストーションによる座標ずれ量を測定範囲全体で算出することにより、ディストーションによる座標ずれの校正量を決定する(S106)。この校正量もメモリに保存しておき、撮像素子108で撮像した干渉縞のデータをその校正量で補正することにより、被測定面106aの面形状を正確に算出することができる。なお、本実施形態では、光学素子の形状およびホモジニティに起因して変化してしまう光量分布の補正をしたが、これらの補正は必ずしも行う必要はない。光学素子の形状誤差が小さい場合には、光学素子の形状に起因する光量分布の補正はしなくてよいし、光学素子のホモジニティが十分に補償されている場合には、光学素子の形状に起因する光量分布の補正はしなくてよい。
以上、本実施形態の面形状測定装置1によれば、正確かつ簡単にディストーションを求めることができ、被測定面106aの面形状を正確に求めることができる。
次に、実施形態1の面形状測定装置1の撮像素子108、撮像素子110が持つディストーションを補正する方法について、図10に基づいて説明する。図10は、撮像素子が持つディストーションを補正する方法の説明図である。撮像素子としては、例えばシリコン基板上に形成されたCCDまたはCMOSなどの平面アレイ型センサを用いることができる。しかし、そのシリコン基板にたわみが生じた場合には、平面アレイ型センサに3次元的な歪みが生じ、画素が同一平面上に配列されないという問題が発生する可能性がある。この問題が発生した場合、撮像素子がディストーションを持つことになり、その撮像素子で撮像された画像も歪んでしまい、ディストーションを持つことになってしまう。また、シリコン基板上の画素の感度が一様でない場合にも、撮像素子に実際に入射する光束の光量分布とは異なる光量分布を測定してしまうという問題が発生する可能性がある。この問題が発生した場合、誤った光量分布に基づいてディストーションを補正することになるため、適切なディストーション補正ができない。
図10(a)の面形状測定装置1Aでは、撮像素子108を駆動部512で、撮像素子110を駆動部513で保持している。撮像素子108は駆動部512によって、光束の入射方向に対して垂直な方向に並進駆動またはその入射方向に垂直な平面内で回転駆動される。撮像素子にディストーションが無い場合、撮像素子の測定結果は駆動部による駆動で変化しない。一方、撮像素子がディストーションを有する場合、撮像素子の測定結果は駆動部による駆動で変化する。したがって、駆動部で撮像素子を駆動するのにともなう測定結果(光量分布)の変化に基づいて、撮像素子のディストーションを補正することができる。
光束の入射方向に対して垂直な方向に撮像素子108を画素ピッチの整数倍だけ並進駆動した場合、ある画素に入射していた光束の全てが他の画素に入射することになる。これにより、撮像素子の有するディストーションを画素の面積または配置によらず検出することが可能となり、簡易に撮像素子のディストーションを求めることができる。撮像素子を並進駆動するだけでは、画素の線形な偏りにより発生するディストーションに対する感度が敏感でない。このため、撮像素子を回転駆動することにより、線形に変化するディストーションを測定することが可能となる。
なお、撮像素子110も撮像素子108と同様に駆動部513で駆動される。駆動部513で撮像素子110を駆動することで、撮像素子110のディストーションも測定される。駆動部512および駆動部513は、例えば、圧電素子またはダイレクトドライブモータである。
図10(b)の面形状測定装置1Bでは、撮像素子108を保持部514で、撮像素子110を保持部515で保持している。保持部514および保持部515は、同様の保持機構で構成されている。このため、保持部514が保持する撮像素子と保持部515が保持する撮像素子とを交換することが可能であり、撮像素子108と撮像素子110とを交換できる。各撮像素子の有するディストーションが異なる場合、撮像素子を交換すると光量分布が異なるため、撮像素子起因のディストーションと光学系起因のディストーションとを分離することが可能である。
〔第2実施形態〕
つぎに、図6に基づいて本発明の第2実施形態の面形状測定装置2について説明する。図6は、第2実施形態の面形状測定装置2の構成図である。本実施形態の面形状測定装置2では、フィゾーレンズ105と対向する位置に、第3の撮像素子211を被測定物106と交換可能に配置している。撮像素子211は、フィゾーレンズ105を透過した光束の光量分布を測定する。このように構成することにより、本実施形態の面形状測定装置2は、フィゾーレンズ105の持つディストーションを測定し、補正することができる。
フィゾーレンズ105の持つディストーションを測定する必要性について図7を用いて説明する。図7(a)は、フィゾーレンズ105がディストーションを持たない理想的な光学系である場合の、フィゾーレンズ105周辺における光線の図である。フィゾーレンズ105には一様な光量分布を持つ光束が入射する。フィゾーレンズ105がディストーションを持たない場合、フィゾー面105aから反射した参照光と被測定面106aから反射した測定光とが、光束の座標ずれを生じることなく干渉できる。この状態を、測定光が参照光と同一の光路を戻っていくことから、リトレースできていると表現する。
図7(b)は、フィゾーレンズ105がディストーションを持っている場合の、フィゾーレンズ105周辺における光線の図である。図7(b)における光線LEは、フィゾーレンズ105のディストーションの影響で被測定面106a上のずれた位置に入射する。フィゾー面105aと被測定面106aとの間隔が大きい場合には、フィゾー面105a上の出射した位置に戻らない。この面内方向のずれErをリトレースエラーと呼ぶ。リトレースエラーErは式3で示される。
Er=2・l・tanα・・・(4)
ここで、αは、フィゾー面の法線に対する光線LEの傾きであり、lは、フィゾー面105aと被測定面106aの間隔である。式(4)より、リトレースエラーErは間隔lが大きいほど大きくなる。撮像素子上に換算した場合にリトレースエラーErが一画素の半分以下であれば許容できる。リトレースエラーErが許容値を超えてしまうと、撮像素子108で撮像される干渉縞および光量分布(測定光及び参照光の干渉していない場合の光量分布または参照光のみの光量分布)が歪んでしまう。
しかし、間隔lが小さい場合、リトレースエラーErは無視できる程度に小さくなる。例えば、図7(b)において光線LNは、フィゾーレンズ105のディストーションの影響で被測定面106a上のずれた位置に入射し、その位置で反射する。しかし、被測定面106aで反射した光線LNは、間隔lが小さい場合には、その後は入射時と同じ光路を辿る。この場合、撮像素子108で撮像した干渉縞のデータは、被測定面106a上のずれた位置を測定しているためディストーションを持っていることになるが、撮像素子108で撮像した光量分布は変化しない。このため、フィゾーレンズ105の有するディストーションを測定するためには、フィゾーレンズ105を1度だけ透過した光束の光量を測定する必要がある。
次に、面形状測定装置2のフィゾーレンズ105のディストーションの算出手順について、図8のフローチャートに基いて説明する。図8は、フィゾーレンズ105のディストーションの算出手順のフローチャートである。
まず、フィゾーレンズ105の形状に起因する光量分布の補正量を設計値または実測値に基いて算出する(S201)。また、フィゾーレンズ105のホモジニティに起因する光量分布の補正量についても実測値に基いて算出する(S202)。これらのデータは、いずれも面形状測定装置2のコンピュータ109のメモリに保存される。次に、撮像素子211で、ビームスプリッタ104で反射しフィゾーレンズ105を透過した光束の光量分布を測定し、撮像素子110で、ビームスプリッタ104を透過した光束の光量分布を測定する(S203)。これらの測定は同時に行うことが望ましい。メモリに保存してあるフィゾーレンズ105の形状およびホモジニティに起因する光量分布の補正量に基いて、撮像素子211で測定した光量分布を補正する(S204)。この後、その補正した光量分布と撮像素子110で測定した光量分布を比較する(S205)。そして、第1実施形態で説明したように、光量の強弱に応じてフィゾーレンズ105のディストーションによる座標ずれ量を算出する(S206)。この算出結果もメモリに保存しておき、撮像素子108で撮像した干渉縞のデータをその算出結果で補正することにより、被測定面106aの面形状を正確に算出することができる。なお、本実施形態でも、フィゾーレンズ105の形状およびホモジニティに起因して変化してしまう光量分布の補正をしたが、これらの補正は必ずしも行う必要はない。
以上、本実施形態の面形状測定装置2によれば、正確かつ簡単にフィゾーレンズ105のディストーションを求めることができ、被測定面106aの面形状を正確に求めることができる。
なお、第1実施形態および第2実施形態の校正量の算出方法は、それぞれ単独で実施してもよいし、両方を実施してもよい。両方を実施すると被測定面106aの面形状をより正確に求めることができる。
〔第3実施形態〕
つぎに、図9に基づいて本発明の第3実施形態の面形状測定装置3について説明する。図9は本発明の第3実施形態の面形状測定装置3の構成図である。本実施形態の面形状測定装置3は、トワイマングリーン干渉計である。
面形状測定装置3では、光源101から出射してビームスプリッタ104(第1のビームスプリッタ)で反射した光束は、波面変換素子312を介して被測定物106に入射する。被測定物106で反射した光束は、波面変換素子312およびビームスプリッタ104を透過して、アフォーカルレンズ107を介して撮像素子108に測定光として入射する。一方、光源101から出射してビームスプリッタ104を透過した光束は、参照ミラー313で反射し、ビームスプリッタ104で反射して、アフォーカルレンズ107を介して撮像素子108に参照光として入射する。ビームスプリッタ104と参照ミラー313の間の光路中には、ビームスプリッタ314(第2のビームスプリッタ)が配置されている。ビームスプリッタ314は、ビームスプリッタ104を透過して参照ミラー313へ向かう光束の一部を反射し、第2の撮像素子310へ導く。
なお、波面変換素子は、入射光束の波面を変換することで出射光束を被測定面に垂直に入射させるための光学素子である。波面変換素子はヌルレンズとも呼ばれる。波面変換素子として、レンズまたは回折光学素子を使用することができる。波面変換素子312は、ビームスプリッタ104からの光束を、被測定面106aへ垂直に入射する光束へ変換する。
撮像素子108に入射する測定光と参照光とは干渉し、撮像素子108上に干渉縞を形成する。撮像素子108はその干渉縞を撮像する。撮像素子310は、ビームスプリッタ314で反射した光束の光量分布を測定(撮像)する。第1実施形態で説明したのと同様にして、撮像素子108で測定した光量分布と撮像素子310で測定した光量分布とに基いて被測定面106aの面形状を正確に求めることができる。なお、本実施形態の面形状測定装置3において、実施形態2と同様に、波面変換素子312と対向する位置に、第3の撮像素子211を被測定物106と交換可能に配置しても良い。
〔第4実施形態〕
上述の面形状測定装置を用いた光学素子の製造方法について説明する。図11は、光学素子の製造方法のフローチャートである。まず、所定の形状になるように光学素子の表面を加工する(S301)。次に、上述の面形状測定装置を用いて、その加工された光学素子の表面の形状を測定する(S302)。その測定結果に基づいて、その加工された光学素子の表面形状が要求される規格を満足しているか否かを判定する(S303)。規格を満足していなかった場合には再度、光学素子の表面を加工するとともに、加工後の表面の形状を測定する。規格を満たすまで、その加工の工程とその測定の工程とを繰り返す。本実施形態の光学素子の製造方法によれば、測定座標と加工座標とのズレを低減することができるため、従来よりも歩留まり良く、効率的に光学素子を製造することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
101 光源
104 ビームスプリッタ
105 フィゾーレンズ(光学系)
105a 参照面(フィゾー面)
106 被測定物
106a 被測定面
107 アフォーカルレンズ(光学系)
108 撮像素子(第1の撮像素子)
109 コンピュータ(算出手段)
110 撮像素子(第2の撮像素子)

Claims (12)

  1. 光源からの光を測定光と参照光とに分割し、被測定面で反射した前記測定光と前記参照光とが干渉することで形成される干渉縞に基づいて、前記被測定面の形状を測定する面形状測定装置において、
    前記干渉縞を撮像する第1の撮像素子と、
    前記測定光および前記参照光を前記第1の撮像素子に導く光学系と、
    前記光学系を経由していない前記光源からの光の光量分布を測定する第2の撮像素子と、
    前記第1の撮像素子で撮像した前記干渉縞に基づいて、前記被測定面の形状を算出する算出手段と、を備え、
    前記光学系を経由した前記光源からの光の光量分布を前記第1の撮像素子で測定し、
    前記第1の撮像素子で測定した光量分布と、前記第2の撮像素子で測定した光量分布とに基づいて、前記算出手段で算出される前記被測定面の形状を補正する
    ことを特徴とする面形状測定装置。
  2. 前記光源からの光を2つの光束に分割するビームスプリッタと、
    前記2つの光束のうち一方の光束を前記測定光と前記参照光とに分割するフィゾー面を持つフィゾーレンズと、を備え、
    前記第1の撮像素子は、前記フィゾー面で反射して前記光学系を経由した前記参照光の光量分布を測定し、
    前記第2の撮像素子は、前記2つの光束のうち他方の光束の光量分布を測定し、
    前記第1の撮像素子で測定した前記参照光の光量分布と、前記第2の撮像素子で測定した前記他方の光束の光量分布とに基づいて、前記算出手段で算出される前記被測定面の形状を補正する
    ことを特徴とする請求項1記載の面形状測定装置。
  3. 前記フィゾー面を透過した前記測定光の光量を測定する第3の撮像素子を備え、
    前記第3の撮像素子で測定した前記測定光の光量分布と、前記第2の撮像素子で測定した前記他方の光束の光量分布とに基づいて、前記算出手段で算出される前記被測定面の形状を補正する
    ことを特徴とする請求項2記載の面形状測定装置。
  4. 前記光源からの光を前記測定光と前記参照光とに分割する第1のビームスプリッタと、
    前記第1のビームスプリッタからの前記参照光を反射する参照ミラーと、
    前記第1のビームスプリッタと前記参照ミラーとの間の光路中に配置され、前記参照光を2つの光束に分割する第2のビームスプリッタと、を備え、
    前記第1の撮像素子は、前記被測定面で反射して前記光学系を経由した前記測定光の光量分布を測定し、
    前記第2の撮像素子は、前記2つの光束のうち一方の光束の光量分布を測定し、
    前記第1の撮像素子で測定した前記測定光の光量分布と、前記第2の撮像素子で測定した前記一方の光束の光量分布とに基づいて、前記算出手段で算出される前記被測定面の形状を補正する
    ことを特徴とする請求項1記載の面形状測定装置。
  5. 前記第1のビームスプリッタからの前記測定光の波面を変換し、その測定光を前記被測定面へ導く波面変換素子と、
    前記波面変換素子を経由した前記測定光の光量を測定する第3の撮像素子と、を備え、
    前記第3の撮像素子で測定した前記測定光の光量分布と、前記第2の撮像素子で測定した前記一方の光束の光量分布とに基づいて、前記算出手段で算出される前記被測定面の形状を補正する
    ことを特徴とする請求項4記載の面形状測定装置。
  6. 前記光学系の光学素子の形状またはホモジニティに基づいて、前記第1の撮像素子で測定した光量分布を補正する
    ことを特徴とする請求項1、2および4のいずれか1項に記載の面形状測定装置。
  7. 前記フィゾーレンズの形状またはホモジニティに基づいて、前記第1または第3の撮像素子で測定した光量分布を補正する
    ことを特徴とする請求項2、3および6のいずれか1項に記載の面形状測定装置。
  8. 前記波面変換素子の形状またはホモジニティに基づいて、前記第1または第3の撮像素子で測定した光量分布を補正する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の面形状測定装置。
  9. 前記第1、第2または第3の撮像素子を駆動する駆動部を有し、
    前記駆動部は、前記第1、第2または第3の撮像素子を回転駆動または並進駆動する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の面形状測定装置。
  10. 光源からの光を測定光と参照光とに分割し、被測定面で反射した前記測定光と前記参照光とが干渉することで形成される干渉縞に基づいて、前記被測定面の形状を測定する面形状測定方法において、
    前記干渉縞を第1の撮像素子で撮像するステップと、
    前記測定光および前記参照光を光学系で前記第1の撮像素子に導くステップと、
    前記光学系を経由していない前記光源からの光の光量分布を第2の撮像素子で測定するステップと、
    前記第1の撮像素子で撮像した前記干渉縞に基づいて、前記被測定面の形状を算出手段で算出するステップと、
    前記光学系を経由した前記光源からの光の光量分布を前記第1の撮像素子で測定するステップと、
    前記第1の撮像素子で測定した光量分布と、前記第2の撮像素子で測定した光量分布とに基づいて、前記算出手段で算出される前記被測定面の形状を補正するステップと、を有する
    ことを特徴とする面形状測定方法。
  11. 前記第1の撮像素子と前記第2の撮像素子とを交換するステップを有する
    ことを特徴とする請求項9記載の面形状測定方法。
  12. 請求項10記載の面形状測定方法を用いて光学素子の表面の形状を測定し、
    その測定の結果に基づいて前記光学素子の表面を加工する
    ことを特徴とする光学素子の製造方法。
JP2009285770A 2009-12-16 2009-12-16 面形状測定装置、面形状測定方法および光学素子の製造方法 Expired - Fee Related JP5553593B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009285770A JP5553593B2 (ja) 2009-12-16 2009-12-16 面形状測定装置、面形状測定方法および光学素子の製造方法
US12/964,664 US8472030B2 (en) 2009-12-16 2010-12-09 Surface profile measuring apparatus, method of measuring surface profile, and method of manufacturing optical element

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009285770A JP5553593B2 (ja) 2009-12-16 2009-12-16 面形状測定装置、面形状測定方法および光学素子の製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011127980A true JP2011127980A (ja) 2011-06-30
JP2011127980A5 JP2011127980A5 (ja) 2013-02-07
JP5553593B2 JP5553593B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=44142558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009285770A Expired - Fee Related JP5553593B2 (ja) 2009-12-16 2009-12-16 面形状測定装置、面形状測定方法および光学素子の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8472030B2 (ja)
JP (1) JP5553593B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000097617A (ja) * 1998-09-22 2000-04-07 Nikon Corp 干渉計
JP2002333305A (ja) * 2001-05-08 2002-11-22 Nikon Corp 干渉測定装置および横座標計測方法
JP2003303765A (ja) * 2002-04-12 2003-10-24 Canon Inc 歪曲収差量及び像面湾曲の測定方法
JP2006023279A (ja) * 2004-06-07 2006-01-26 Fujinon Corp 波面測定用干渉計装置、光ビーム測定装置および方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60130711A (ja) * 1983-12-20 1985-07-12 Ricoh Co Ltd 干渉計におけるフオ−カシング方法
JP2000097663A (ja) 1998-09-21 2000-04-07 Nikon Corp 干渉計
US6894788B2 (en) * 2000-11-20 2005-05-17 Zygo Corporation Interferometric system for automated radius of curvature measurements
EP1992905A1 (en) * 2007-05-16 2008-11-19 Nederlandse Organisatie voor toegepast- natuurwetenschappelijk onderzoek TNO Optical sensor with tilt error correction

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000097617A (ja) * 1998-09-22 2000-04-07 Nikon Corp 干渉計
JP2002333305A (ja) * 2001-05-08 2002-11-22 Nikon Corp 干渉測定装置および横座標計測方法
JP2003303765A (ja) * 2002-04-12 2003-10-24 Canon Inc 歪曲収差量及び像面湾曲の測定方法
JP2006023279A (ja) * 2004-06-07 2006-01-26 Fujinon Corp 波面測定用干渉計装置、光ビーム測定装置および方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5553593B2 (ja) 2014-07-16
US20110141482A1 (en) 2011-06-16
US8472030B2 (en) 2013-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10624720B1 (en) Imaging apparatus with temperature compensation
JP5486379B2 (ja) 面形状計測装置
KR20140048824A (ko) 교정 장치, 교정 방법 및 계측 장치
US8879068B2 (en) Abscissa calibration jig and abscissa calibration method of laser interference measuring apparatus
CN100449255C (zh) 用于测量测量目标的具有镜面装置的干涉仪
JP5553593B2 (ja) 面形状測定装置、面形状測定方法および光学素子の製造方法
JP2005201703A (ja) 干渉測定方法及び干渉測定システム
JP2002206915A (ja) 面形状測定装置の横座標較正方法および面形状測定装置
JP2013152148A (ja) 非球面形状計測方法、形状計測プログラム及び形状計測装置
JP5950760B2 (ja) 干渉形状測定機構の校正方法
JP2013040803A (ja) 校正原器、形状計測装置、横座標校正方法及び光学素子の製造方法
JP2008309652A (ja) 寸法測定装置及び寸法測定方法
JP2019060647A (ja) 距離計測装置及び方法
KR20080065062A (ko) 높이 측정 장치 및 방법
JP2011127980A5 (ja)
JP2014134437A (ja) 形状測定装置及び構造物製造システム並びに構造物製造方法
JP2008058268A (ja) 校正ゲージ、それを用いた変位測定装置及びその校正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121217

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140527

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees