JP2011127738A - 配管装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】配管接続部におけるフィルタの取付および交換作業を容易に行う。
【解決手段】鍔部が形成された配管部材13と、配管部材13が連結される管部1c、1dを有し、この管部1c、1dの外周面にねじ部1bが形成された本体1と、一端側が配管部材13の鍔部に係合され、他端側が本体1のねじ部1bに螺合されて、配管部材13を本体1に固定するキャップナット12と、配管部材13の端面およびこの端面に対向する管部1c,1dの端面の少なくともいずれかに形成された環状溝30と、環状溝30に嵌合されるシールリング17と、シールリング17の内側に配設されたフィルタ17とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、化学工場、または半導体製造分野、液晶製造分野、食品分野などの各種産業に使用される配管部材を接続する装置に関するものであり、さらに詳しくは、配管部材に流入する流体に異物が混入している場合に異物の進入を防止できる配管装置に関するものである。
従来の配管部材では、流体に混入した異物を除去するためのものとして、図10に示すような減圧弁があった(例えば、特許文献1参照)。その構成は、二次側圧力室111の圧力変動に応じて主弁112の開度を制御する減圧機構部113に二次側圧力室111と連通する様に設けた圧力検出室114と、一次側圧力室115との隔壁116を一次側圧力室115の底部に対向形成し、底部外方から一次側圧力室115内へ隔壁116に対し進退自在なスピンドル117を挿通すると共に、スピンドル117には隔壁に設けた圧力検出室114と一次側圧力室115との連通口118を開閉する弁体119を設け、底部120には円筒状のストレーナ121の下方開口端を固定すると共に、ストレーナ121をその軸線方向に縦貫するスピンドル117を挿通したストレーナキャップ122を着脱自在に設けたものであり、スピンドル117はストレーナ121と共にストレーナキャップ122に取付けられているので、ストレーナ121のメンテナンス時にストレーナキャップ122を取り外すことでストレーナ121と共に弁体119を含むスピンドル117を弁本体123から離脱させられ、同時にまとめてメンテナンスでき、その作業を簡便に行うことができるものであった。
しかしながら、上記従来の減圧弁は配管接続された後でもストレーナ121の交換が容易である反面、ストレーナ121を有しない通常の減圧弁とは構造が異なるので、製造時には通常の減圧弁とは別の金型が必要となり設備費用が多く掛かる問題や、ストレーナ121を交換可能にするための各種部品点数が多くなることから製造や組立てが煩雑になるという問題があった。また、配管ラインにストレーナ121を有しない通常の減圧弁を取り付けた後に配管内の異物除去の需要が生じた場合には、減圧弁ごと交換しなければならないという問題があった。
上記従来の減圧弁の問題点を回避する方法として図11に示すようなベローバルブがあった(例えば、特許文献2参照)。その構成は、ベローバルブ流通口フランジ面の一方に流通口131より大きな溝132を設け、この溝132に合った綱目フィルター133を一枚ないし複数枚取り付けたものであり、機器類への流体の出し入れ時における異物侵入防止、さらにはベローバルブ入口での異物収集もできるものであった。
特開2006−146832号公報 実開平5−77679号公報
しかしながら、上記従来のベローバルブの網目フィルター133の設置方法は、流通口131のフランジ面134に流通口131より大きな円のネジ山135を切った溝132を設けて溝132に合った綱目フィルター133を挿入し、その上に外周にネジ山を切ったリング136をネジ込む方法や、ネジ穴を開けた溝132を設けて網目フィルターの穴を通じてネジ穴にネジ込むことで網目フィルター133を固定する(図示せず)方法である。これは通常のバルブの流用が可能であるが、網目フィルター133を設置するためには通常のバルブに二次加工を施す必要があった。また、配管ラインにフィルターのない通常のバルブを取り付けた後に配管内の異物除去の需要があった場合には、一旦バルブを取り外して二次加工した後で取り付けるか、加工済みの別のバルブを交換しなければならず、すぐに網目フィルター133を設置できるものではない。また、フランジ接続であるベローバルブでは、配管接続した状態で網目フィルターの交換を行う場合、網目フィルター133のある部分のフランジ接続部分のみを外して交換しようとしてもフランジが邪魔して交換は困難であるため、ベローバルブを配管ラインから一旦外して網目フィルター133を交換しなければならず、交換作業が煩雑であるという問題があった。
本発明は、以上のような従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、フィルタの取付、交換作業が容易な配管装置を提供することを目的とする。
本発明による配管装置は、鍔部が形成された配管部材と、配管部材が連結される管部を有し、この管部の外周面にねじ部が形成された被連結部品と、一端側が配管部材の鍔部に係合され、他端側が被連結部品のねじ部に螺合されて、配管部材を被連結部品に固定するキャップナットと、配管部材の端面およびこの端面に当接する管部の端面の少なくともいずれかに形成された環状溝と、環状溝に嵌合されるシールリングと、シールリングの内側に配設されたフィルタとを有することを特徴とする。
本発明によれば、キャップナットの取り外しによりフィルタを取り付けおよび交換することができ、フィルタの取付、交換作業が容易である。
本発明の第一の実施形態に係る配管装置の構成を示す縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 フィルタ付きシールリングの交換時を示す縦断面図である。 環状溝をあり溝としたダイヤフラムバルブを示す要部拡大図ある。 フィルタ付きシールリングに内周突条部及び外周突条部を設けたダイヤフラムバルブを示す要部拡大図ある。 フィルタ付きシールリングに環状突条を設けたダイヤフラムバルブを示す要部拡大図ある。 フィルタ付きシールリングが組立可能な構成のダイヤフラムバルブを示す要部拡大図ある。 本発明の第二の実施形態に係る配管装置の構成を示す縦断面図である。 本発明の第三の実施形態に係る配管装置の構成を示す縦断面図である。 従来の減圧弁を示す縦断面図である。 従来のベローバルブを示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面に示す実施形態を参照して説明するが、本発明が本実施形態に限定されないことは言うまでもない。
−第一の実施の形態−
以下、図1〜図7を参照して本発明の第一の実施の形態について説明する。第一の実施の形態では、配管部材に連結される被連結部品をダイヤフラムバルブとして、ダイヤフラムバルブに配管装置を適用する。図1は、本発明の第一の実施の形態に係る配管装置の構成を示す縦断面図であり、図2は、図1の要部拡大図である。
塩化ビニル樹脂(以下、PVCと記す)製の本体1の上部には、シリンダ本体18の下部と接合される環状突部1aが形成されるとともに、環状突部1aの内周に環状溝2が形成されている。本体1の上面には、環状溝2の内周壁とダイヤフラム9とにより弁室3が形成され、弁室3に弁体10が配置されている。本体1の両端面には、それぞれ外側に向けて管部1c,1dが突設され、各管部1c、1dの内側にそれぞれ流体の入口となる第一開口4と流体の出口となる第二開口5とが設けられている。本体1の内部には、第一開口4と弁室3の底部とを連通する第一流路6と、第二開口5と弁室3の底部とを連通する第二流路7とが形成されている。第一流路6と弁室3とを連通する連通口である開口部は弁室3の底部中央に位置し、この第一流路6の終端の開口部の周縁が弁座部8となり、後述するように弁座部8に弁体10が離接する。
ダイヤフラム9はポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと記す。)製であり、その中央上部は隔膜押さえ27の内周面の凹部28に受容されている。ダイヤフラム9の下面には、弁座部8に圧接離間される弁体10が形成されている。弁体10の上面には、ピストン24の軸部26の雄ネジ部に螺着される雌ネジ部が設けられ、弁体10とピストン24は一体化されている。このため、弁体10は、ピストン24の上下動に伴って上下に移動して本体1の弁座部8に圧接離間され、これにより流路の閉止あるいは開放を行うことが可能である。弁体10の周縁部には薄肉状の隔膜部11が形成され、さらに隔膜部11の外周端部には断面矩形状の環状嵌合部11aが形成されている。環状嵌合部11aは本体1の環状溝2に嵌合され、本体1と隔膜押さえ27の下面との間に挟持固定されている。
キャップナット12はPVC製であり、全体が略円筒状に形成されている。図2に示すようにキャップナット12の一方の端部内周には、本体1の管部1cの外周に設けられた雄ネジ部1bに螺着する雌ネジ部12aが設けられ、他方の端部には、内周方向へ突出する内鍔部12bが設けられている。キャップナット12の内鍔部12bが鍔付き短管13の鍔部端面13aに係合して当接し、雌ネジ部12aが本体1の雄ネジ部1bに螺着することで、キャップナット12により鍔付き短管13が本体1に固定される。図1に示すように第二開口5側の管部1dにも同様にキャップナット14が締結され、キャップナット14により鍔付き短管15が本体1に固定される。なお、鍔付き短管13、15は、図2に示すように一端部に鍔部13bが設けられ、他端部に他の配管に連結する連結部13cが設けられた配管部材であり、ダイヤフラムバルブの付属品を構成する。
鍔付き短管13の端面と対向する本体1の第一開口側管部1cの一端面には環状溝30が形成され、環状溝30にフィルタ付きシールリング17が嵌合されている。フィルタ付きシールリング17は、図2に示すようにシールリングの内周側にフィルタを一体に設けたものであり、環状溝30にはフィルタ付きシールリング17のシールリング部分が嵌合されている。キャップナット12により鍔付き短管15が本体1に固定された状態では、鍔付き短管15と本体1の両端面間にフィルタ付きシールリング17が挟持され、管部1cの端面がフィルタ付きシールリング17によりシールされている。一方、本体1の第二開口5側にも同様に環状溝31が形成されているが、この環状溝31にはOリングであるシールリング16が嵌合され、管部1dの端面はシールリング16によりシールされている。なお、環状溝30、31には、シールリング16とフィルタ付きシールリング17のいずれをも取付可能である。
本体1の上部には、ボルト、ナット(図示せず)によりシリンダ本体18が固定され、シリンダ本体18の内部には階段状のシリンダ部19が設けられている。シリンダ部19の内側には、シリンダ部19の天井面と内周面とピストン24の上面とで囲まれた第一空間部20が形成されるとともに、隔膜押さえ27の上面とシリンダ部の19内周面とピストン24の下端面とで囲まれた第二空間部21が形成されている。シリンダ本体18の側面には、第一空間部20に連通する第一作動流体連通口22と、第二空間部21に連通する第二作動流体連通口23がそれぞれ形成されている。なお、シリンダ本体18は上部にシリンダカバーが別体で設けられた構成でも良く、本実施形態のようなシリンダカバーがシリンダ本体18と一つの部品で設けられた構成でも良い。
ピストン24には、上部外周面にOリングを保持するための環状の溝部を有する鍔部25が設けられ、ピストン24は、シリンダ部19内に、シリンダ部19の内周面を上下方向に摺動自在に収容されている。ピストン24の下部には、下端部に雄ネジ部が形成された軸部26が鍔部25から垂下して一体に設けられている。軸部26は隔膜押さえ27の貫通孔29を貫通しており、軸部26の側面にはOリングを保持するための環状の溝部が設けられている。
隔膜押さえ27の下方には有底円筒状の凹部28が形成されている。凹部28の上面中央にはピストン24の軸部26が嵌挿される貫通孔29が形成され、隔膜押さえ27の下面には凹部28に向かって縮径するテーパ部が設けられている。隔膜押さえ27の上部外周にはOリングが嵌着され、隔膜押さえ27はOリングを介してシリンダ本体18の下部に挿嵌されている。
本体1、シリンダ本体18、ピストン24、隔膜押さえ27の材質は、必要物性を満たしていればよく、例えばPVC、ポリビニリデンフルオライド(以下、PVDFと記す)、ポリプロピレン(以下、PPと記す)、PTFE、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(以下、PFAと記す)、ポリフェニレンサルファイド(以下、PPSと記す)などが使用される。特にシリンダ本体18は寸法精度が必要なためガラス入りのPVDF、PP、PPS等が使用される。
ダイヤフラム9の材質は、PP、PVDF、PTFE、PFAなどの樹脂が好適なものとして挙げられる。また、ダイヤフラム9はゴム状の弾性体であっても良く、エチレンプロピレンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、クロロスルフォン化ゴム、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、塩素化ポリエチレン、フッ素ゴムなどが好適なものとして挙げられる。また、ダイヤフラム9には強度の高い補強布がインサートされても良く、補強布はナイロン製(フッ素ゴムの場合はポリビニリデンフルオライド製)であることが望ましい。これは、バルブの閉止時にダイヤフラム9に流体圧がかかった時にダイヤフラム9の変形や破損を防止するため好適である。
次に、第一の実施形態における配管装置の作用について、図1、図2に基づいて説明する。
弁が開状態において、ピストン24の上部とシリンダ本体18の内周面で形成される第一空間部20へ、第一作動流体連通口22から作動流体である圧縮空気を供給すると、圧縮空気の圧力でピストン24が押し下げられる。このピストン24の押し下げにより、ピストン24に接続されているダイヤフラム9は下方へ押し下げられ、弁体10が弁座部8に圧接されて流路は閉止され、弁は閉状態となる。弁が閉状態において、第一作動流体連通口22から作動流体を排出するとともに、第二作動流体連通口23から圧縮空気を供給すると、ピストン25が上方に押し上げられ、弁体10が弁座部8から離間して流路が開放され、弁は開放状態となる。なお、本実施形態では弁体10を上下動させる駆動部はエア駆動式によるものだが、ハンドルを設けた手動式でも良く、電動モータを設けた電気駆動式であっても良い。
ここで配管ラインを流れる流体がダイヤフラムバルブの第一開口4側から流入すると、流体内に混入していた異物はフィルタ付きシールリング17のフィルタ部分で除去される。そのため、弁体10が閉止するときに異物を噛み込んだことによる閉止時の流体漏れや弁体10の破損などを防止でき、バルブの下流側に設置された機器に対して異物が流入することによる不具合や悪影響が起こることを防止できる。
次に、フィルタの交換作業について図3に基づいて説明する。
フィルタの交換作業を行うときは、図3に示すようにバルブのキャップナット12を緩めた後、鍔付き短管13を本体1からずらし、フィルタ付きシールリング17を環状溝30から取り外す。次に新しいフィルタ付きシールリング17を環状溝30に取り付けた後、鍔付き短管13を戻してキャップナット12を本体1の管部1cに螺着することで交換作業が完了する。このように本実施形態では、フィルタ付きシールリング17が付いた側のキャップナット12を外すだけでフィルタの交換を行うことができる。また、環状溝30からフィルタ付きシールリング17を取り外して新しいものを取り付けるだけでフィルタを交換することができ、専用の工具なども必要とせず短時間で容易に交換作業を行うことができる。
既存のバルブ(環状溝30にOリングであるシールリングが取り付けられているもの)にフィルタを取り付ける場合においても、上述のフィルタ交換作業と同様に、環状溝30に嵌合しているシールリング(Oリング)を取り外し、環状溝30にフィルタ付きシールリング17を取り付けるだけでよく、バルブ交換や後加工を行うことなく容易に既存のバルブにフィルタを取り付けることができる。
フィルタ付きシールリング17が嵌合される環状溝32は、図4に示すように断面が台形状のあり溝で形成しても良い。フィルタ付きシールリング17を、このようなあり溝の環状溝32に嵌合することで、フィルタ付きシールリング17があり溝の環状溝32の溝側面によって保持されて環状溝32から抜け落ちにくくなり、部品の紛失を防止すると共にフィルタ付きシールリング17の取り付け及び交換作業が容易となる。なお、溝の深さ方向にかけて溝幅が拡大するように形成されるのであれば、環状溝を他の形状としてもよい。
また、フィルタ付きシールリング33の構成として、図5に示すように内周突条部34や外周突条部35等の突部を設けても良い。内周突条部34および外周突条部35は、それぞれ内周側および外周側に環状に傾斜した角度で突出したヘラ状のものであり、環状溝30にフィルタ付きシールリング33を嵌合する際に、内周突条部34および外周突条部35が環状溝30の側壁に押し付けられるように嵌合されるため、フィルタ付きシールリング33が環状溝30から抜け落ちにくくなり、フィルタ付きシールリング33の取り付け、交換作業が容易となる。なお、シールリング33の内周側および外周側のいずれか一方に、傾斜して突出した突部を設けたのでもよい。
フィルタ付きシールリングの構成として、図6に示すように鍔付き短管13との当接面に環状突条37等の環状の突部を設けても良い。このように鍔付き短管13に当接するフィルタ付きシールリング36の当接面に環状突条37を設けることにより、環状突条37による線接触により当接面とのシール性を向上させることができる。なお、フィルタ付きシールリング36の本体1との当接面に環状突条37を設けてもよい。すなわち、フィルタ付きシールリング36のいずれか一方または両方の側面に環状の突出部を設けてもよい。
第一の実施形態におけるフィルタ付きシールリング17は、シールリングとフィルタを一体に形成したが、このフィルタ付きシールリング17は、網目状に設けられたフィルタ部分を型内にインサートしてシールリング部分を一体に成形することで形成できる。フィルタ付きシールリングの構成はこれに限らず、例えば図7に示すようにフィルタ付きシールリング38をフィルタ部39とシールリング部40とに分解及び組立が可能な構成にしても良い。この構成では、シールリング部40の内周面に切り欠き溝40aを設け、この切り欠き溝内にフィルタ部39の外周縁部を嵌合させ、フィルタ部39の外周縁を切り欠き溝40aの側面で挟持した状態で本体1の環状溝30内に設置される。そのため、フィルタ付きシールリング38を本体1から取り外してフィルタ部39のみを交換することでフィルタ交換作業を行うことができ、経済的である。
以上の第一の実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)鍔付き短管13と本体1との連結部にフィルタ付きシールリング17を設置するので、配管ラインを流れる流体内に発生する異物の除去を行うことができる。これによりバルブ閉止時の異物の噛み込みによる流体漏れや弁体の破損、異物による機器への悪影響や機器の破損等を防止できる。
(2)シールリングによりフィルタを支持するので、フィルタの支持部を別途本体等に設ける必要がない。このため、シールリング用の環状溝31が形成された既存のバルブにも、後加工を施すことなく容易にフィルタを設置できる。
(3)フィルタ付きシールリング17が設置された部分のキャップナット12を環状溝30から取り外して新たなフィルタ付きシールリング17を設置するだけで、フィルタの交換作業を行うことができ、交換作業を短時間で容易に行うことができる。
(4)環状溝32をあり溝とすれば(図4)、フィルタ付きシールリング17が環状溝32から脱落しにくく、部品の紛失を防止できる。
−第二の実施の形態−
図8を参照して本発明の第二の実施の形態について説明する。第二の実施の形態では、被連結部品を定圧弁として、定圧弁に配管装置を適用する。図8は、本発明の第二の実施の形態に係る配管装置の構成を示す縦断面図である。
PTFE製の本体41は、下部中央に底部まで開放して設けられた第二の空隙49と、上部に上面が開放して設けられた第二の空隙49の径よりも大きい径を持つ第一の空隙50とを有している。本体41の両側面にはそれぞれ外側に突出した管部41a,41bが形成され、各管部41a,41bの内側にそれぞれ第一開口58と第二開口59が形成されている。本体41の内部には、第一開口58と第二の空隙49とに連通している第一流路51と、第二開口59と第一の空隙50とに連通している第二流路52と、さらに、第一の空隙50と第二の空隙49とを連通し第一の空隙50の径よりも小さい径を有する連通孔53とが設けられている。第二の空隙49の上面部は弁座54とされている。本体41の両端面の第一開口58、第二開口59の外周側にはシールリングが嵌合される環状溝83、84が形成されている。第二開口59側の環状溝84にはOリングであるシールリング90が、第一開口58側の環状溝83にはフィルタ付きシールリング89がそれぞれ嵌合されている。フィルタ付きシールリング89の構成は第一の実施形態と同様なので説明を省略する。
PVC製のキャップナット85は略円筒状に形成され、その一方の端部内周には本体41の第一開口側管部41aの外周に設けられた雄ネジ部に螺着される雌ネジ部が設けられ、他方の端部には内周方向へ突出する内鍔部が設けられている。キャップナット85は、鍔付き短管87の鍔部端面に内鍔部が当接し、本体41の管部41aの外周の雄ネジ部に螺着することで、鍔付き短管87を固定する。第二開口59も同様に本体41の第二開口側管部41bの外周の雄ねじ部にキャップナット86を螺着することで、鍔付き短管88を固定する。
PVDF製のボンネット42には、内部に円筒状の空隙55が設けられ、下端内周面に空隙55よりも拡径された段差部56が設けられている。ボンネット42の側面には空隙55に圧縮空気を供給するために空隙55と外部とを連通する通気孔57が設けられている。なお、通気孔57以外に圧縮空気を排出させる微小な孔を設けても良い。
PVDF製で平面円形状のバネ受け43は、中央部に貫通孔60を有し、略上半分がボンネット42の段差部56に嵌挿されている。バネ受け43の側面部にはOリングが装着される環状溝61が設けられ、ボンネット42から外部への圧縮空気の流出を防いでいる。
PVDF製のピストン44は、上部に円盤状の鍔部62と、鍔部62の中央下部より円柱状に突出して設けられたピストン軸63と、ピストン軸63の下端に設けられた雌ネジ部からなる第一接合部64を有する。ピストン軸63はバネ受け43の貫通孔60より小径に設けられ、第一接合部64は第一弁機構体46の第二接合部69に螺合されている。
45はSUS製のバネであり、ピストン44の鍔部62の下端面とバネ受け43の上端面とで挟持されている。ピストン44の上下動にともなってバネ45も伸縮するが、そのときの荷重の変化が少ないよう、自由長の長いバネ45を用いることが好ましい。
PTFE製の第一弁機構体46は、外周縁部より上方に突出して設けられた筒状部65を有した膜部66と、肉厚部を中央部に有する第一ダイヤフラム67と、第一ダイヤフラム67の中央上面より突出して設けられた軸部68の上端部に設けられた小径の雄ネジからなる第二接合部69と、第一ダイヤフラム67の中央下面より突出して設けられ、下端部に形成された雌ネジ部が第二弁機構体47の第四接合部74に螺合される第三接合部70とを有する。第一ダイヤフラム67の筒状部65は、本体41とバネ受け43との間で挟持固定されることで、第一ダイヤフラム67の下面によって第一の弁室71が密封して形成されている。また、第一ダイヤフラム67の上面よりも上方のボンネット42の空隙55はOリングにより密封されており、ボンネット42の通気孔57を介して供給される圧縮空気が充満した気室を形成している。
PTFE製の第二弁機構体47は、本体41の第二の空隙49内に配設され、連通孔53より大径に設けられた弁体72と、弁体72の上端面から突出して設けられた軸部73と、軸部73の上端に設けられ、第三接合部70に螺合される雄ネジ部を有する第四接合部74と、弁体72の下端面より突出して設けられたロッド75と、ロッド75の下端面より径方向に延出して設けられ、周縁部より下方に突出して設けられた筒状突部76を有する第二ダイヤフラム77とから構成されている。第二ダイヤフラム77の筒状突部76は、ベースプレート48の突出部79と本体41との間で挟持されることにより、本体41の第二の空隙49と第二ダイヤフラム77とで形成される第二の弁室78を密閉している。
PVDF製のベースプレート48は、その上部中央に、第二ダイヤフラム77の筒状突部76を本体41との間で挟持固定する突出部79を有する。突出部79の上端部には切欠凹部80が設けられ、ベースプレート48の側面には切欠凹部80に連通する呼吸孔81が設けられている。ベースプレート48とボンネット42との間で本体41を通しボルト、ナット(図示せず)により挟持固定している。なお、本実施例ではバネ45をボンネット42の空隙55内に設け、ピストン44、第一弁機構体46、第二弁機構体47を上方へ付勢するように構成したが、バネ45をベースプレート48の切欠凹部80に設けてピストン44、第一弁機構体46、第二弁機構体47を上方へ付勢するように構成にしても良い。
次に、電空変換器(図示せず)から供給される操作圧に対する定圧弁の作用について、説明する。
第二弁機構体47の弁体72には、ピストン44の鍔部62とバネ受け43とに挟持されているバネ45の反発力と、第一弁機構体46の第一ダイヤフラム67の下面の流体圧力とにより上方に付勢する力が作用し、第一ダイヤフラム67の上面の操作圧力により下方に付勢する力が作用する。厳密には、弁体72の下面と第二弁機構体47の第二ダイヤフラム77の上面が流体圧力を受けているが、それらの受圧面積はほぼ同等であるため、力はほぼ相殺されている。したがって、第二弁機構体47の弁体72は、上述の3つの力が釣り合う位置にて静止する。
電空変換機から供給される操作圧力を増加させると、第一ダイヤフラム67を押し下げる力が増加することにより、第二弁機構体47の弁体72と弁座54との間で形成される流体制御部82の開口面積が増加するため、第一の弁室71の圧力を増加させることができる。逆に、操作圧力を減少させると、流体制御部82の開口面積は減少し、圧力も減少する。そのため、操作圧力を調整することで任意の圧力に設定することができる。
この状態で、上流側の流体圧力が増加した場合、瞬間的に第一の弁室71内の圧力も増加し、第一ダイヤフラム67の上面が操作圧による圧縮空気から受ける力よりも、第一ダイヤフラム67の下面が流体から受ける力のほうが大きくなり、第一ダイヤフラム67は上方へと移動する。それに伴い、弁体72の位置も上方へ移動するため、弁座54との間で形成される流体制御部82の開口面積が減少し、第一の弁室71内の圧力が減少する。最終的には、弁体72が上述の3つの力が釣り合う位置まで移動し、静止する。このときバネ45の荷重が大きく変わらなければ、空隙55内部の圧力、つまり、第一ダイヤフラム67の上面が受ける力は一定であるため、第一ダイヤフラム67の下面が受ける圧力はほぼ一定となる。したがって、第一ダイヤフラム67の下面の流体圧力、すなわち、第一の弁室71内の圧力は、上流側の圧力が増加する前のもとの圧力とほぼ同じになる。
上流側の流体圧力が減少した場合、瞬間的に第一の弁室71内の圧力も減少し、第一ダイヤフラム67の上面が操作圧による圧縮空気から受ける力よりも、第一ダイヤフラム67の下面が流体から受ける力のほうが小さくなり、第一ダイヤフラム67は下方へと移動する。それに伴い、弁体72の位置も下方へ移動するため、弁座54との間で形成される流体制御部82の開口面積が増加し、第一の弁室71の流体圧力が増加する。最終的には、弁体72が上述の3つの力が釣り合う位置まで移動し、静止する。したがって、上流側圧力が増加した場合と同様に、第一の弁室71内の流体圧力はもとの圧力とほぼ同じになる。
第二の実施の形態においても、第一の実施の形態と同様、配管ラインを流れる流体が定圧弁の第一開口58側から流入すると、流体内に混入していた異物をフィルタ付きシールリング89のフィルタ部分で除去することができる。そのため、弁体72が閉止するときに異物を噛み込んだことによる閉止時の流体漏れや、弁体72の破損、異物による圧力制御の不具合等を防止でき、バルブの下流側に設置された機器に対して異物が流入することによる不具合や悪影響の発生を防止できる。第二の実施形態におけるフィルタ付きシールリングの取り付け方法は、第一の実施形態と同様なので説明を省略する。
なお、第一の実施の形態および第二の実施形態では、ダイヤフラムバルブ及び定圧弁をバルブとして配管装置を適用したが、鍔付き短管とキャップナットとによる配管接続構造を有するものであれば、ボールバルブ、ストップバルブ、ボールチェックバルブ、ピンチバルブ、定流量弁等のいずれのバルブにも適用可能である(図示せず)。
−第三の実施の形態−
図9を参照して本発明の第三の実施の形態について説明する。第三の実施の形態では、被連結部品を伸縮継手として、伸縮継手に配管装置を適用する。図9は、本発明の第三の実施の形態に係る配管装置の構成を示す縦断面図である。
PVC製の中空円筒状の本体91の内部には流路92が形成されている。本体91は全体が管形状をなして管部を構成し、その一端部には鍔付き短管93が接続される接続部94が設けられ、接続部94に第一開口110が形成されている。接続部94の外周にはキャップナット98が螺着される雄ねじ部が形成され、その端面にはフィルタ付シールリング95を装着するための環状溝96が設けられている。一方、本体91の他端部には第二開口としての開口部97が設けられ、スライド用短管99が開口部97から挿嵌される。フィルタ付きシールリング95の構成は第一の実施形態と同様なので、説明を省略する。
キャップナット98はPVC製であり、全体が略円筒状に形成されている。キャップナット98の一方の端部内周には、本体91の接続部94の外周に設けられた雄ネジ部91aに螺着される雌ネジ部98aが設けられ、他方の端部には、内周方向へ突出する内鍔部98bが設けられている。キャップナット98の内鍔部98bが鍔付き短管93の鍔部端面93aに当接し、雌ネジ部98aが本体91の雄ネジ部91aに螺着することで、キャップナット98により鍔付き短管93が本体91に固定される。
PVC製のスライド用短管99は、本体91の開口部97から進退可能に設けられた管部100と、管部100の一端部に設けられ、外周が本体91の流路92と略同径の鍔状のスライド部101とを有している。スライド部101の外周面には環状溝102が設けられ、環状溝102にシールリングが装着されて、本体91の流路92の内周面に対しスライド部101が水密状態で摺動可能となっている。管部100の他端部には、他の配管が接続される管接続部103が設けられている。スライド用短管99の内部には、本体91の流路92と連通する流路104が設けられている。
PVC製の鍔付短管形状のストッパ部105は、スライド用短管99が本体91から抜け出るのを防止するものである。ストッパ部105の内周はスライド用短管99のスライド部101の外径よりも小さく、管部100の外径よりも大きく形成されている。本体91の開口部97の外周にはキャップナット106が螺着され、キャップナット106により、ストッパ部105の鍔部が本体91の開口部97の端面に挟持固定されている。なお、本実施形態ではストッパ部105は鍔付短管形状となっているが、スライド用短管99が本体91から抜け出るのを防止できる形状であれば特に限定されず、半割となった鍔付短管形状でもよく、円環形状でもよい。また、部品点数を減らすためにキャップナット106と一体に設けても良い。
次に、図9の伸縮継手の作用について説明する。
伸縮継手に接続されている配管(図示せず)が、流体の急激な水圧(ウォーターハンマー等)や、温度や気温の上昇などによって、軸方向に膨張した時、スライド用短管99のスライド部101の外周面が本体91の流路92の内周面と水密状態で摺動しながら、配管の急激な水圧による衝撃分や熱膨張分だけ相対的に内部側に移動して、伸縮継手の長さが短くなる。これにより配管の急激な水圧や熱膨張による応力を伸縮継手で吸収することができる。また、流体の負圧や配管が温度の低下により収縮した時には、ウォーターハンマーや熱膨張の時とは反対に作用してスライド用短管99が収縮分だけ相対的に外側に移動して、伸縮継手の長さが長くなる。これにより配管の収縮による応力を吸収することができる。
第三の実施の形態においても、配管ラインを流れる流体が伸縮継手の接続部94側の開口から流入すると、流体内に混入していた異物はフィルタ付きシールリング95のフィルタ部分で除去することができる。そのため、スライド部101のスライドする部分に異物が噛み込んで伸縮継手の伸縮作動の不具合の発生などを防止できる。第三の実施形態におけるフィルタ付きシールリングの取り付け方法は、第一の実施形態と同様なので説明を省略する。なお、第三の実施形態では、伸縮継手を継手として配管装置を適用したが、鍔付き短管とキャップナットとによる配管接続構造を有するものであれば、ユニオン継手、ストレーナ等のいずれの継手にも適用可能である(図示せず)。
なお、上記実施の形態では、バルブや継手の付属品として鍔付き短管13,87,93を用いたが、配管部材はバルブや継手の付属品でなくてもよく、鍔部が形成された他の配管部材を用いてもよい。配管部材の形状は上述したものに限らず、例えば鍔付き短管13,87,97の端部の連結部13c(図2)をフランジ形状として、ボルト、ナットにより鍔付き短管13,87,97に他の配管を連結するようにしてもよい。鍔付き短管13,87,97が連結される被連結部品として、本体1,41,91の端部に配管部材接続用の管部(図1の1c、1d)が形成されたバルブや継手を用いたが、この管部の外周面にキャップナットが螺合するネジ部が形成されているのであれば、他の被連結部品を用いてもよい。一端側が配管部材の鍔部(図2の12b)に係合され、他端側が本体のねじ部(図2の1b)に螺合されて、配管部材を本体に固定するのであれば、キャップナット12の構成はいかなるものでもよい。上記実施の形態(図1)では、本体1の端面にシールリング用の環状溝30を形成したが、これに代えて、あるいはこれに加えて、鍔付き端管13の端面にシールリング用の環状溝を形成してもよい。シールリングの内側にフィルタが配設されているのであれば、シールリングとフィルタの構成は上述したものに限らない。上記実施の形態(図1,8,9)では、本体の第一開口側の接続部にシールリングとともにフィルタを配設したが、第二開口側の接続部にフィルタを配設してもよく、第一開口側と第二開口側の両方の接続部にフィルタを配設してもよい。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の配管装置に限定されない。
1 本体
1c,1d 管部
2 環状溝
3 弁室
4、58 第一開口
5、59 第二開口
6、51 第一流路
7、52 第二流路
8 弁座部
9 ダイヤフラム
10 弁体
11 隔膜部
12、85 キャップナット
13、87 鍔付き短管
14、86 キャップナット
15、88 鍔付き短管
16、89 シールリング
17、33、36、38、90 フィルタ付きシールリング
18 シリンダ本体
19 シリンダ部
20 第一空間部
21 第二空間部
22 第一作動流体連通口
23 第二作動流体連通口
24 ピストン
25 鍔部
26 軸部
27 隔膜押さえ
28 凹部
29 貫通孔
30、32 環状溝
31 環状溝
34 内周突条部
35 外周突条部
37 環状突条
39 フィルタ部
40 シールリング部
41 本体
41a,41b 管部
42 ボンネット
43 バネ受け
44 ピストン
45 バネ
46 第一弁機構体
47 第二弁機構体
48 ベースプレート
49 第二の空隙
50 第一の空隙
53 連通孔
54 弁座
91 本体
93 鍔付き短管
95 フィルタ付きシールリング
98 キャップナット
99 スライド用短管
100 管部
101 スライド部
105 ストッパ部

Claims (13)

  1. 鍔部が形成された配管部材と、
    前記配管部材が連結される管部を有し、この管部の外周面にねじ部が形成された被連結部品と、
    一端側が前記配管部材の前記鍔部に係合され、他端側が前記被連結部品の前記ねじ部に螺合されて、前記配管部材を前記被連結部品に固定するキャップナットと、
    前記配管部材の端面およびこの端面に対向する前記管部の端面の少なくともいずれかに形成された環状溝と、
    前記環状溝に嵌合されるシールリングと、
    前記シールリングの内側に配設されたフィルタとを有することを特徴とする配管装置。
  2. 請求項1に記載の配管装置において、
    前記環状溝は、溝の深さ方向にかけて溝幅が拡大するように形成されていることを特徴とする配管装置。
  3. 請求項1または2に記載の配管装置において、
    前記シールリングと前記フィルタとは、一体に形成されていることを特徴とする配管装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の配管装置において、
    前記シールリングは、その内周側および外周側の少なくとも一方に傾斜して突出した突部を有することを特徴とする配管装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の配管装置において、
    前記シールリングは、前記配管部材との当接面および前記管部との当接面の少なくとも一方に環状の突部が設けられていることを特徴とする配管装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の配管装置において、
    前記配管部材は、一端部に鍔部が形成され、他端部に他の配管部材と連結する連結部が形成された鍔付き短管であることを特徴とする配管装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の配管装置において、
    前記被連結部品は、第一開口および第二開口を有し、これら開口に連通する流路を開閉するバルブであり、
    前記配管部材は、前記第一開口および前記第二開口の少なくとも一方に、前記シールリングを介して連結されることを特徴とする配管装置。
  8. 請求項7に記載の配管接置において、
    前記バルブは、ボールバルブ、ダイヤフラムバルブ、ストップバルブ、ボールチェックバルブ、ピンチバルブ、定圧弁および定流量弁のいずれかであることを特徴とする配管装置。
  9. 請求項7または8に記載の配管装置において、
    前記バルブは、
    弁体と、
    前記弁体が配置される弁室と、
    前記弁室と前記第一開口とを連通する第一流路と、
    前記弁室と前記第二開口とを連通する第二流路と、
    前記第一流路または前記第二流路の終端部に設けられ、前記弁体が離接する弁座部と、
    前記弁体を駆動する駆動部とを有することを特徴とする配管装置。
  10. 請求項9に記載の配管装置において、
    前記駆動部は、前記弁体が手動で駆動される手動駆動式、前記弁体がエアにより駆動されるエア駆動式および前記弁体が電動で駆動される電気駆動式のいずれかであることを特徴とする配管装置。
  11. 請求項7に記載の配管装置において、
    前記被連結部品は、
    下部中央に底部まで開放して設けられた第二の空隙と第二の空隙と前記第一開口に各々連通する第一流路と上部に上面が開放して設けられ第二の空隙の径よりも大きい径を持つ第一の空隙と第一の空隙と前記第二開口に各々連通する第二流路と第一の空隙と第二の空隙とを連通し第一の空隙の径よりも小さい径を有する連通孔とを有し、第二の空隙の上面が弁座とされた本体と、
    側面あるいは上面に設けられた通気孔に連通した円筒状の空隙を内部に有し、下端内周面に段差部が設けられたボンネットと、
    ボンネットの段差部に嵌挿され中央部に貫通孔を有するバネ受けと、下端部にバネ受けの貫通孔より小径の第一接合部を有し上部に鍔部が設けられボンネットの空隙内部に上下動可能に嵌挿されたピストンと、
    ピストンの鍔部下端面とバネ受けの上端面で挟持支承されているバネと、
    周縁部が本体とバネ受けとの間で挟持固定され、本体の第一の空隙に蓋をする形で第一の弁室を形成する中央部が肉厚とされた第一ダイヤフラムと、上面中央にピストンの第一接合部にバネ受けの貫通孔を貫通して接合固定される第二接合部と、下面中央に本体の連通孔と貫通して設けられた第三接合部とを有する第一弁機構体と、
    本体の第二の空隙内部に位置し本体の連通孔より大径に設けられた弁体と、弁体上端面に突出して設けられ第一弁機構体の第三接合部と接合固定される第四接合部と、弁体下端面より突出して設けられたロッドと、ロッド下端面より径方向に延出して設けられた第二ダイヤフラムとを有する第二弁機構体と、
    本体の下方に位置し第二弁機構体の第二ダイヤフラム周縁部を本体との間で挟持固定する突出部を上部中央に有し、突出部の上端部に切欠凹部が設けられると共に切欠凹部に連通する呼吸孔が設けられているベースプレートとを具備し、
    ピストンの上下動に伴って第二弁機構体の弁体と本体の弁座とによって形成される流体制御部の開口面積が変化するように構成されていることを特徴とする配管装置。
  12. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の配管装置において、
    前記被連結部品は、一端部および他端部にそれぞれ第一開口および第二開口を有する継手であり、
    前記配管部材は、前記第一開口および前記第二開口の少なくとも一方に、前記シールリングを介して連結されることを特徴とする配管装置。
  13. 請求項12に記載の配管装置において、
    前記継手は、ユニオン継手、伸縮継手およびストレーナのいずれかであることを特徴とする配管装置。
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