JP2011126424A - 車両制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動変速機の状態に応じた適切な要求加速度を決定可能な車両制御システムを提供すること。
【解決手段】車両に加速度を発生する加速度発生装置と、運転者によるアクセルの操作に応じたアクセル操作量と、車両の車速と、に基づく要求加速度Gxに基づいて加速度発生装置を制御する車両制御装置6と、を備える車両制御システム1であって、加速度発生装置は、動力源4と、動力源と車両の駆動輪との間で動力を伝達する自動変速機51とを有し、車両制御装置は、自動変速機の現在の変速比に基づいて要求加速度を変化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両制御システムに関する。
近年の車両制御においては、例えば特許文献1に示すように、車両の車速と、運転者がアクセルペダルを操作した際のアクセル操作量(アクセル開度、踏力等)とに基づいて運転者の要求する加速度である目標加速度を決定し、決定された目標加速度に基づいて例えばエンジンのスロットル開度、燃料噴射量、点火時期等を制御する、いわゆるトルクディマンド制御が行われている。上記トルクディマンド制御では、車速と、アクセル操作量とに基づいて目標加速度が決定される。
特開昭63−025342号公報
ここで、運転者の要求する要求加速度を実現する自動変速機等の実現系(駆動系)の状態によって、発生できる加速度についての特性が異なる。例えば、自動変速機ではギア比に応じて実現可能な加速度の範囲が決まる。トルクディマンド制御のように、運転者によるアクセルの操作に基づく要求加速度の設定方法について、従来十分な検討がなされていなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、自動変速機の状態に応じた適切な要求加速度を決定可能な車両制御システムを提供することを目的とする。
本発明の車両制御システムは、車両に加速度を発生する加速度発生装置と、運転者によるアクセルの操作に応じたアクセル操作量と、前記車両の車速と、に基づく要求加速度に基づいて前記加速度発生装置を制御する車両制御装置と、を備える車両制御システムであって、前記加速度発生装置は、動力源と、前記動力源と前記車両の駆動輪との間で動力を伝達する自動変速機とを有し、前記車両制御装置は、前記自動変速機の現在の変速比に基づいて前記要求加速度を変化させることを特徴とする。
本発明の車両制御システムにおいて、前記車両制御装置は、前記現在の変速比において前記動力源の出力する前記動力により実現可能な加速度の範囲内で前記要求加速度を変化させることを特徴とする。
本発明の車両制御システムにおいて、前記車両制御装置は、前記現在の変速比が小さい場合には、前記現在の変速比が大きい場合と比較して前記要求加速度を低加速度側の値に変化させることを特徴とする。
本発明の車両制御システムにおいて、前記車両制御装置は、現在の走行条件において目標変速比として設定可能な変速比のうち最大加速度を発生可能な変速比に対する前記現在の変速比の割合に応じて前記要求加速度を変化させ、前記割合が小さい場合には、前記割合が大きい場合と比較して前記要求加速度を低加速度側の値に変化させることを特徴とする。
本発明の車両制御システムにおいて、前記車両制御装置は、前記現在の変速比が小さい場合には、前記現在の変速比が大きい場合と比較して、前記自動変速機の変速比の変化に対する前記要求加速度の変化の度合いを小さくすることを特徴とする。
本発明にかかる車両制御システムでは、車両制御装置は、自動変速機の現在の変速比に基づいて要求加速度を変化させる。したがって、自動変速機の状態に応じた適切な要求加速度を決定することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る車両制御システムの概略構成例を示す図である。 図2は、車速一定時における要求加速度とアクセル開度との関係を示す図である。 図3は、ギア段と発生加速度との関係の一例を示す図である。 図4は、要求加速度に基づく加速度制御について説明するための図である。 図5は、一定アクセル開度における加速度と車速との関係を示す図である。
以下に、本発明にかかる車両制御システムの一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記の実施形態における加速度には、車両を加速させる方向の加速度のみならず、車両を減速させる方向の加速度も含まれる。
(実施形態)
図1から図5を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、車両制御システムに関する。図1は、実施形態に係る車両制御システムの概略構成例を示す図である。また、図2は、車速一定時における要求加速度とアクセル開度との関係を示す図である。
本実施形態の車両制御システムは、車両に加速度を発生する加速度発生装置と、運転者によるアクセルの操作に応じたアクセル操作量と、車両の車速と、に基づく要求加速度に基づいて加速度発生装置を制御する車両制御装置(図1の符号6参照)と、を備える。加速度発生装置は、動力源(図1の符号4参照)と、動力源と車両の駆動輪との間で動力を伝達する自動変速機(図1の符号5参照)とを有し、車両制御装置は、自動変速機の現在の変速比に基づいて要求加速度を変化させる。
車両制御装置としてのECU6は、運転者のアクセル操作に応じた要求加速度を実現するように、車両の加速度制御(駆動力制御)を行う。ここで、アクセル開度(アクセル操作量)とスロットル開度との関係が一対一である従来の車両においては、アップシフトするに従い、発生加速度がギア比に応じて小さくなる。このような車両特性に慣れた運転者は、アップシフト後の発生加速度低減を予期して運転する可能性があるため、等駆動力変速がなされてアップシフトの前後で発生加速度の低減がないと、違和感を覚えることがある。また、等駆動力変速を行う車両において、実現系のばらつきにより、アップシフト前に対してアップシフト後の加速度の低下や上昇が生じる可能性がある。アップシフト後の加速度が落ち込む場合の違和感と比較して、過剰に加速度が発生する場合の押し出され感(飛び出し感)に対する運転者の感度が高い可能性がある。
本実施形態では、以下に説明するように、要求加速度を車両のギア段情報に基づいて変化させることで、加速のコントロール性向上や不感帯の低減を図る。まず、車両制御システム1および要求加速度Gxの算出方法について説明する。
運転者が搭乗する車両(以下、単に「車両CA」と称する)は、図1に示すように、少なくとも車両制御システム1が搭載されている。車両制御システム1は、アクセルセンサ2と、車速センサ3と、エンジン4と、トランスミッション(以下、単に「T/M」と称する。)5と、ECU6とにより構成されている。車両制御システム1は、アクセルセンサ2から出力されるアクセル操作量と、車速センサ3から出力される車速vとを入力値として、ECU6において要求値が決定され、決定された要求値に基づいてエンジン4およびT/M5が制御され、車両CAに要求値に応じた加速度G〔m/s〕を発生させるものである。つまり、車両制御システム1は、要求値ディマンド制御を行うものである。ここで、車両制御システム1は、アクセル操作量と車速vとを入力値として要求値を決定するものであり、車両1に対する周辺車両や障害物との位置関係を入力値として要求値を決定することはない。また、要求値は、実施形態では、要求加速度Gx〔m/s〕であるがこれに限定されるものではなく車両CAに発生する加速度Gに対応するものであれば良く、例えば要求駆動力Fo〔N〕であっても良い。なお、車両制御システム1は、アクセル操作量と車速v〔km/h〕とを入力値として要求車速を決定することはない。
アクセルセンサ2は、運転者によるアクセルの操作に応じたアクセル操作量を検出するものである。アクセルセンサ2は、実施形態では、運転者が操作する図示しないアクセルペダルの操作に応じたアクセル開度Pa〔%〕を検出するものである。アクセルセンサ2は、ECU6と接続されており、アクセル開度Paに係る信号がECU6に出力され、アクセル開度Paが入力値としてECU6により取得される。取得されたアクセル開度Paは、要求加速度Gx〔m/s〕を決定する際に用いられる。
車速センサ3は、車両CAの車速vを検出するものである。車速センサ3は、ECU6と接続されており、車速vに係る信号がECU6に出力され、車速vが入力値としてECU6により取得される。取得された車速vは、要求加速度Gxを決定する際に用いられる。ここで、車速センサ3は、車両CAの各車輪に取り付けられている車輪速センサ、エンジン4から図示しない駆動輪までの経路における回転体の回転数を検出するセンサなどに限られず、GPSに代表される車両CAの位置データを検出するセンサなどであっても良い。この場合は出力された位置データに基づいてECU6が車速vを算出する。
エンジン4は、車両CAに加速度Gを発生する加速度発生装置を構成するものである。エンジン4は、動力源であり、燃料を燃焼させることにより燃料のエネルギを機械的仕事に変換して出力する熱機関であり、ピストン往復動機関である。エンジン4は図示しない燃料噴射装置、エンジン4の図示しない吸気系統に設けられたスロットル弁、エンジン4の図示しない燃焼室に設けられた点火プラグ及び各種センサ等を有しており、これら装置はECU6により制御される。エンジン4の図示しない出力軸は、T/M5の入力軸と連結されており、エンジン4が出力する機械的動力(エンジントルクT)がT/M5を介して、図示しない駆動輪に伝達され、車両CAに加速度Gが発生する。エンジン4が出力するエンジントルクTは、ECU6により決定された要求加速度Gxに基づいて決定された目標エンジントルクToに基づいて制御される。なお、エンジン4には、出力軸の回転角位置(以下、「クランク角」と記す)を検出する図示しないクランク角センサが設けられており、クランク角に係る信号がECU6に出力され、クランク角が入力値としてECU6により取得される。
T/M5は、車両CAに加速度Gを発生する加速度発生装置を構成するものである。T/M5は、エンジン4と駆動輪との間に設けられているものであり、エンジン4が発生した機械的動力を駆動輪に伝達するとともに、エンジントルクTを変換する自動変速機51を備える動力伝達機構である。T/M5は、図示しないトルクコンバータ、自動変速機51および各種センサ等を有しており、これら装置は、ECU6により制御される。T/M5の図示しない出力軸は、駆動輪と連結されている。T/M5の自動変速機51の変速比γは、ECU6により決定された要求加速度Gxに基づいて決定された目標変速比γoに基づいて制御される。T/M5に伝達されたエンジントルクTは、変速比γに応じて変換され、駆動輪に伝達されることから、変速比γに応じて車両CAに発生する加速度Gが変化する。ここで、自動変速機51は、有段変速機、無段変速機のいずれであっても良い。なお、有段変速機の場合は、目標変速比γoが目標変速段となる。以下の説明では、自動変速機51が、6段変速の可能な有段変速機である場合を例に説明する。
ECU6は、運転者によるアクセルの操作に応じたアクセル操作量と、車両CAの車速vとに基づいて加速度発生装置であるエンジン4およびT/M5を制御する車両制御装置である。つまり、ECU6は、エンジンECUおよびトランスミッションECUとしての機能を有する。ECU6は、算出された目標エンジントルクToに基づいて、噴射信号、点火信号、開度信号などをエンジン4に出力し、これらの出力信号によりエンジン4に供給される燃料の燃料供給量や噴射タイミングなどの燃料噴射制御、図示しない点火プラグの点火制御、スロットル弁の開度制御などが行われる。また、ECU6は、算出された目標変速比γoに基づいて、各種油圧制御信号などをT/M5に出力し、これらの出力信号によりT/M5の自動変速機51の変速制御などが行われる。なお、ECU6のハード構成は、主に演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)、プログラムや情報を格納するメモリ(SRAMなどのRAM、EEPROMなどのROM(Read Only Memory))、入出力インターフェースなどから構成され、既知の車両に搭載されるECUと同様であるため、詳細な説明は省略する。
ECU6は、実施形態では、アクセル開度Paと、車両CAの車速vとに基づいて要求加速度Gxを決定し、決定された要求加速度Gxに基づいて動的要求加速度Gyを決定し、決定された動的要求加速度Gyに基づいて要求駆動力Foを決定し、決定された要求駆動力Foに基づいて目標エンジントルクToおよび目標変速比γoを決定し、決定された目標エンジントルクToおよび目標変速比γoに基づいてエンジン4およびT/M5を制御する。ECU6は、静的要求加速度算出部61と、動的要求加速度算出部62と、要求駆動力算出部63と、目標値算出部64とにより構成されている。
静的要求加速度算出部61は、アクセル操作量の一定時における速度vと加速度Gとの関係(以下、単に「v−G関係」と称する。)により定められたアクセル操作量一定時加速度を条件とするアクセル操作量と要求値との関係に基づいて要求加速度Gxを決定するものである。静的要求加速度算出部61は、アクセル開度Paと車速vとに基づいて、一定アクセル開度Pa1におけるv−G関係により定められたアクセル一定時加速度Gx1を条件とするアクセル開度Paと要求加速度Gxとの関係(以下、単に「Pa−Gx関係」と称する。)に基づいて静的要求加速度である要求加速度Gxを算出し、動的要求加速度算出部62に出力する。図5は、一定アクセル開度における加速度と車速との関係を示す図である。実施形態では、一定アクセル開度Pa1におけるv−G関係は、図5に示す実線のように設計することができる。同図における一点鎖線は、アクセル開度Paの全域に後述するウェーバー・フェフナーの法則を適用した場合(「全域WF領域」と称する)の一定アクセル開度Pa1におけるv−G関係である。静的要求加速度算出部61は、アクセル開度Paと、車速vと、ウェーバー・フェフナー(Weber-Fechner)の法則に基づく指数関数(以下、単に「WF指数関数」と称する。)とに基づいて要求加速度Gxを算出する。WF指数関数は、任意の車速vにおいてアクセル開度Paが一定アクセル開度Pa1であると、任意の車速vにおけるアクセル一定時加速度Gx1が要求加速度Gxとして算出されるように定められている。従って、静的要求加速度算出部61は、同一車速vであり、かつ一定アクセル開度Pa1であると、同じアクセル一定時加速度Gx1が要求加速度Gxとして算出される。つまり、実施形態に係るPa−Gx関係は、WF指数関数に基づいて要求加速度Gxを算出するという所定の特性を有する。また、実施形態に係るPa−Gx関係は、一定アクセル開度Pa1におけるv−G関係により定められたアクセル一定時加速度Gx1を一定アクセル開度Pa1における要求加速度Gxとして算出するという所定の特性を有する。なお、一定アクセル開度Pa1は、実施形態では60%とするがこれに限定されるものではなく、車種、搭載される加速度発生装置の構成、車両CAの諸元などの諸条件で適宜設定されるものである。また、一定アクセル開度Pa1は、最大アクセル開度Pamaxに近くならない程度の大きいアクセル開度Paが好ましい。これは、一定アクセル開度Pa1が最大アクセル開度Pamaxに近づくと後述する関係線X2の傾きが大きくなるためである。
ここで、Pa−Gx関係は、アクセル一定時加速度Gx1とともに、アイドルがオンからオフに切り替わった場合における加速度Gである最小加速度Gx0を条件とする。ここで、アイドルがオンとはアクセル開度Paが0%、すなわち全閉アクセル開度Pa0の状態(アクセルがオフ)をいい、アイドルがオフとは全閉アクセル開度Pa0以外である状態(アクセルがオン)をいう。WF指数関数は、アイドルがオン時、すなわち全閉アクセル開度Pa0であると、最小加速度Gx0が要求加速度Gxとして算出されるように定められている。実施形態では、アイドルがオンからオフに切り替わる際に加速度発生装置であるエンジン4およびT/M5により発生可能な加速度Gである最小発生加速度Gxmin、あるいは車速v応じて決定された値、すなわち設定最小加速度Gx0´のいずれかが最小加速度Gx0に決定される。最小発生加速度Gxminは、現在の車速v、変速比γ、ロックアップ付きトルクコンバータを備える場合はロックアップ係合状態、燃料流量学習値、燃料流量に対するフィードバック補正量、燃料流量に対する始動時における補正量、フューエルカット状態、エンジン水温、エアコンプレッサ負荷、オルタネータ負荷(電気負荷)、燃料流量に対する排気系統に備えられる触媒暖機補正量、燃料流量に対するエンジンストップ回避補正量、燃料流量に対するパージによる補正量、燃料流量に対する減速過渡時補正量などの要素に基づいて算出される。設定最小加速度Gx0´は、車速vとの関係で予め設定されているものであり、例えば図5に示すように、車速vの増加に伴い減少するように設定されている。
静的要求加速度算出部61は、実施形態では、アイドルがオン時に設定最小加速度Gx0´を最小加速度Gx0に決定し、アイドルがオンからオフに切り替わった場合に、アイドルがオンからオフに切り替わる際の設定最小加速度Gx0´が算出された最小発生加速度Gxminと異なる場合は、最小発生加速度Gxminを最小加速度Gx0に決定し、さらにアイドルがオフ時に最小加速度Gx0を車速vに拘わらず上記最小発生加速度Gxminに維持する。つまり、アイドルがオン時、すなわちアクセル開度Paが全閉アクセル開度Pa0以外では、最小発生加速度Gxminを最小発生加速度Gx0とする。
また、Pa−Gx関係は、アクセル開度Paが少なくとも一定アクセル開度Pa1よりも大きい領域となると、実施形態では、アクセル開度Paが一定アクセル開度Pa1よりも大きい境界アクセル開度Pa2(>Pa1)を超えると、アクセル開度Paが最大の100%(アクセル操作量最大)の場合、すなわち最大アクセル開度Pamax時にエンジン4およびT/M5により発生可能な加速度Gである最大発生加速度Gxmaxを条件とする。静的要求加速度算出部61は、任意の車速vにおいてアクセル開度Paが境界アクセル開度Pa2を超える場合、任意の車速vと境界アクセル開度Pa2とWF指数関数とにより基づいて算出された境界要求加速度Gx2を任意の車速vにおける最大発生加速度Gxmaxに基づいて補完することで要求加速度Gxを算出する。具体的には、静的要求加速度算出部61は、境界要求加速度Gx2および最大発生加速度Gxmaxに基づき線形補間を行うことで、要求加速度Gxを算出する。ここで、静的要求加速度算出部61は、任意の車速vにおいてアクセル開度Paが最大アクセル開度Pamaxである場合、任意の車速vにおける最大発生加速度Gxmaxを要求加速度Gxとして算出する。つまり、Pa−Gx関係は、最大アクセル開度Pamax時に要求加速度Gxが最大発生加速度Gxmaxとなるように定められる。従って、Pa−Gx関係は、図2に示すように、車速vにかかわらず、アクセル一定時加速度Gx1を含むアクセル開度Paと要求加速度Gxとの関係線X1(WF指数関数に基づく関係線)と、最大発生加速度Gxmaxを含むアクセル開度Paと要求加速度Gxとの関係線X2(境界要求加速度Gx2と最大発生加速度Gxmaxとの間を線形補間する関係線)とを組み合わせたものとなる。要求加速度Gxは、アクセル開度Paが0、すなわちアイドルがオンからアクセル一定時加速度Gx1、最小加速度Gx0を条件とするWF指数関数に基づいて算出されるが、アクセル開度Paが少なくとも一定アクセル開度Pa1よりも大きい領域となると、加速度発生装置の最大出力特性を考慮して最大発生加速度Gmaxにより補完される。つまり、実施形態に係るPa−Gx関係は、アクセル開度Paが少なくとも一定アクセル開度Pa1よりも大きい領域となると、要求加速度Gxが最大発生加速度Gmaxにより補完されるという所定の特性を有する。また、実施形態に係るPa−Gx関係は、最大発生加速度Gxmaxが最大アクセル開度Pamaxにおける要求加速度Gxとなるという所定の特性を有する。なお、境界アクセル開度Pa2は、実施形態では80%とするがこれに限定されるものではなく、車種、搭載される加速度発生装置の構成、車両CAの諸元などの諸条件で適宜設定される。また、補完方法は、線形補間に限定されるものではなく、他の多項式補間を用いてもよい。
アクセル開度Paが境界アクセル開度Pa2以下である場合の要求加速度Gxは、例えば、下記式(1)から(3)に基づいて算出される。
Gx1=A×eB・v …(1)
ここで、Aは、0より大きく、車速vが0のときの要求加速度Gxを定めるものである。Bは、0より小さく、車速vの増加に伴う要求加速度Gxの減速具合を定めるものである。
C(v)=(Gx1−Gx0)/Pa1 …(2)
Gx=C(v)Pa+Gx0 …(3)
ここで、kはウェーバー比である。
また、アクセル開度Paが境界アクセル開度Pa2を超える場合の要求加速度Gxは、例えば、上記式(2)および下記式(4)、(5)に基づいて算出される。
Gx2=C(v)Pa2+Gx0 …(4)
Gx=(Gxmax−Gx2)/(Pamax−Pa2)Pa+Gx2 …(5)
ここで、上記式(1)乃至(5)により算出される要求加速度Gxは、加速度発生装置であるエンジン4およびT/M5で発生させることができる加速度範囲外の値として算出される場合がある。本実施形態では、自動変速機51の現在のギア段に基づいて、要求加速度Gxが変化する。図3は、自動変速機51のギア段と発生加速度との関係の一例を示す図である。
図3において、横軸は車速v、縦軸は加速度発生装置で発生させることができる加速度を示す。最大発生加速度Gxmaxを発生させるギア段は、速度領域によって異なり、最も低速の速度領域V1では、1速ギア段において最大発生加速度Gxmaxを発生させることができる。符号V2,V3,V4,V5およびV6は、それぞれ2速,3速,4速,5速および6速ギア段において加速度発生装置が最大発生加速度Gxmaxを発生させる速度領域を示す。このように、最大発生加速度Gxmaxには車速vに応じた上限が存在し、同じ速度領域であってもギア段に応じて加速度発生装置で発生可能な加速度には制限がある。このため、静的要求加速度算出部61は、静的要求加速度Gxが最大発生加速度Gxmaxを超える場合には、要求加速度Gxを車速vに応じた最大発生加速度Gxmax以下の値に決定する。言い換えると、車両制御装置としてのECU6は、現在の変速比において動力源としてのエンジン4の出力する動力により実現可能な加速度の範囲内で要求加速度Gxを変化させる。これにより、加速度発生装置で発生させることができる加速度範囲外に要求加速度Gxが設定されることを未然に抑制し、加速のコントロール性向上や不感帯の低減を実現することができる。また、静的要求加速度算出部61は、現在のギア段と車速vとに基づいて、要求加速度Gxが、現在のギア段で加速度発生装置が発生させることができる加速度の上限を超える場合に、その加速度の上限で要求加速度Gxを規制するようにしてもよい。
なお、静的要求加速度算出部61は、要求加速度Gxが、例えば加速度発生装置が発生させることのできる加速度範囲の下限を下回る場合に、要求加速度Gxをその下限以上の値に変化させるようにしてもよい。なお、要求加速度Gxが、加速度発生装置が発生させることのできる加速度範囲内の加速度である場合、要求加速度Gxは、ギア段に基づいて変化しない場合もある。
また、本実施形態の静的要求加速度算出部61は、自動変速機51のギア段に応じて、要求加速度Gxを低加速度側に補正する。この補正では、静的要求加速度算出部61は、現在のギア段が高速側のギア段である(現在の変速比が小さい)場合には、低速側のギア段である(現在の変速比が大きい)場合と比較して、要求加速度Gxを低加速度側の値に変化させる。これにより、以下に説明するように、アップシフト時の押し出され感の発生等を抑制することができる。
図4は、要求加速度Gxに基づく加速度制御について説明するための図である。図4において、横軸は時間、縦軸は車両CAに発生する加速度Gを示す。符号101は、ギア段に基づく補正がなされる前の要求加速度Gx(以下、単に「補正前の要求加速度」と記載する)、符号102は、ギア段に基づく補正がなされた要求加速度Gx(以下、単に「補正後の要求加速度」と記載する)の推移を示す。また、符号201は、補正前の要求加速度Gx(101)を実現するように加速度発生装置が制御された場合の発生加速度を示し、符号202は、補正後の要求加速度Gx(102)を実現するように加速度発生装置が制御された場合の発生加速度を示す。また、符号T1は、自動変速機51がアップシフトされるタイミングを示す。アップシフトがなされると、変速中に発生加速度201,202がそれぞれ低下する(符号201a,202a参照)。補正前の要求加速度Gx(101)は、アップシフトの前後で連続的であり、直線状に推移している。この場合、補正前の要求加速度Gx(101)に基づく加速度制御では、符号201bに示すように、アップシフト後に発生加速度201が大きく上昇する。例えば、変速後の発生加速度201bが、変速前の発生加速度201と同程度まで上昇し、押し出され感が発生してしまう。また、変速直後の駆動力段差が大きなものとなってしまう。
これに対して、本実施形態では、ギア段に応じて補正前の要求加速度Gx(101)に対して補正後の要求加速度Gx(102)が低加速度側に補正される。また、現在のギア段が高速側のギア段である場合には、低速側のギア段である場合と比較して、補正後の要求加速度Gxはより低加速度側の値に決定される。これにより、アップシフト前における補正後の要求加速度Gx(102a)に対して、アップシフト後における補正後の要求加速度Gx(102b)が、階段状に低下している。
静的要求加速度算出部61は、例えば、下記式(6)、(7)により要求加速度Gxを補正する。
α = r+(1−r)γc/γ1 …(6)
ただし、α;加速度補正係数、r;定数(0<r<1)、γc;現在のギア段の変速比、γ1;1速ギア段の変速比
補正後のGx=補正前のGx × α …(7)
上記式(6)において定数r=1とした場合には、補正後の要求加速度Gx=補正前の要求加速度Gxとなり、等駆動力変速となる。一方、定数r=0とした場合には、等エンジントルク変速となる。本実施形態では、定数rは、(0<r<1)とされており、同じ補正前の要求加速度Gxに対して、高速側のギア段(変速比の小さなギア段)ほど補正後の要求加速度Gxが小さな値となる。アップシフト前における補正後の要求加速度Gx(102a)に対して、アップシフト後における補正後の要求加速度Gx(102b)が低下するため、変速直後の駆動力段差を抑制することができる。また、アップシフト後の押し出され感を抑制することができる。例えば、加速度を発生する実現系の精度に起因する変速後の過剰な駆動力の発生を抑制することができる。よって、運転者に違和感を与えることを抑制し、ドライバビリティの向上を実現することができる。
動的要求加速度算出部62は、動的要求加速度Gy〔m/s〕を決定するものである。動的要求加速度算出部62は、静的要求加速度算出部61において算出された要求加速度Gxに基づいて動的要求加速度Gyを算出し、要求駆動力算出部63に出力する。動的要求加速度算出部62は、動的フィルタを用いて車両CAに発生する加速度Gが決定された要求加速度Gxに至るまでの変化(カーブ)を決定する。従って、動的要求加速度算出部62は、アクセル開度Paに対する加速度Gに影響を与えるスロットル開度Saの応答性を変化させることができる。例えば、車両CAの発進時などは、加速度Gの応答性が低くなるように、動的フィルタによりなまし度合いを大きくして動的要求加速度Gyを算出し、滑らかな発進を可能とする。また、運転者によるアクセルの操作速度が速い場合などでは、加速度Gの応答性が高くなるように、動的フィルタによりなまし度合いを小さくして動的要求加速度Gyを算出し、エンジン4のスロットル弁を一時的に過剰に開かせて、高応答な加速度を車両CAに発生させる。つまり、ECU6は、静的要求加速度算出部61と動的要求加速度算出部62とを別々に設けることにより、静的要求加速度算出部61により決定されるアクセル開度に対するスロットル開度の非線形、すなわちアクセル開度に対する加速度Gの非線形と、動的要求加速度算出部62により決定されるアクセル開度に対するスロットル開度の応答性、すなわちアクセル開度に対する加速度Gの応答性を分離することができる。
要求駆動力算出部63は、要求駆動力Foを決定するものである。要求駆動力算出部63は、動的要求加速度算出部62において算出された動的要求加速度Gyに基づいて要求駆動力Foを算出し、目標値算出部64に出力する。要求駆動力Foは、車両CAの諸元と走行抵抗とに基づいて算出される。要求駆動力算出部63は、例えば、動的要求加速度Gyと車両CAの質量とに基づいた駆動力と走行抵抗に基づいた駆動力とを加えた駆動力を要求駆動力Foとして算出する。
目標値算出部64は、加速度発生装置を制御するための目標値を決定するものである。目標値算出部64は、要求駆動力算出部63において算出された要求駆動力Foに基づいて、目標エンジントルクToおよび目標変速比γoを算出し、エンジン4及びT/M5にそれぞれ出力する。
以上のように、実施形態に係る車両制御システム1では、自動変速機51の現在のギア段(変速比)に基づいて、要求加速度Gxが変化する。これにより、自動変速機51の状態に応じた適切な要求加速度Gxに基づく加速度制御が可能となる。自動変速機51のギア段に応じて、要求加速度Gxが低加速度側に補正され、かつ現在のギア段が高速側のギア段である場合には、低速側のギア段である場合と比較して、要求加速度Gxがより低加速度側の値に決定される。これにより、変速直後の駆動力段差を低減し、また、変速時の押し出され感を抑制することができる。なお、補正前の要求加速度Gxの決定方法は、実施形態で説明した方法には限定されない。運転者によるアクセルの操作に応じたアクセル操作量と車速vとに基づく他の方法で補正前の要求加速度Gxが決定されてもよい。また、実施形態では、アクセル操作量と車速vとに基づく補正前の要求加速度Gxがギア段に応じて補正されて補正後の要求加速度Gxが決定されたが、これに代えて、アクセル操作量と車速vとギア段とに基づいて直接要求加速度Gxが決定されてもよい。
なお、T/M5がロックアップクラッチを有している場合は、ロックアップクラッチも加速度発生装置を構成する。これは、ロックアップクラッチのクラッチ状態によって、ロックアップクラッチの下流側に伝達されるエンジン4が発生するエンジントルクTが変化し、車両CAに発生する加速度Gが変化するためである。
(実施形態の第1変形例)
実施形態の第1変形例について説明する。上記実施形態では、加速度補正係数αは、現在のギア段の変速比γcと1速ギア段の変速比γ1との比に基づいて決定された。これに代えて、本変形例の加速度補正係数βは、現在のギア段の変速比γcと、現在の走行条件において目標ギア段として設定可能なギア段のうち最大加速度を発生可能なギア段の変速比γmとの比に基づいて決定される。静的要求加速度算出部61は、現在の走行条件において目標変速比として設定可能な変速比のうち最大加速度を発生可能な変速比に対する現在の変速比の割合に応じて要求加速度Gxを変化させ、上記割合が小さい場合には、上記割合が大きい場合と比較して要求加速度Gxを低加速度側の値に変化させる。これにより、現在の走行条件で最大発生加速度Gxmaxを発生させるギア段を基準として要求加速度Gxに対する補正の度合いを決定することができる。よって、変速直後の駆動力段差の低減や、変速時の押し出され感の抑制を図りつつ、過剰に駆動力を低減させてしまうことを抑制できる。
静的要求加速度算出部61は、下記式(8)、(9)により補正後の要求加速度Gxを算出する。
β = r+(1−r)γc/γm …(8)
ただし、β;加速度補正係数、γm;現在の走行条件において目標ギア段として設定可能なギア段のうち最大加速度を発生可能なギア段の変速比
補正後のGx=補正前のGx × β …(9)
現在の走行条件において目標ギア段として設定可能なギア段のうち最大加速度を発生可能なギア段の変速比γmは、例えば、車速vに基づいて決定される。図3に示す例において、符号V2で示す速度領域の車速vで走行している場合、最大加速度を発生可能なギア段は、2速ギア段であり、2速ギア段の変速比がγmとなる。
(実施形態の第2変形例)
実施形態の第2変形例について説明する。自動変速機51において、高速側のギア段になるほど、隣接するギア段間の変速比の差は小さく、ギア段間の駆動力段差は小さくなる。このため、高速側のギア段になるほど、ギア段に応じて要求加速度Gxを低加速度側に補正する制御の必要性は低下する。このため、高速側のギア段では、低速側のギア段と比較して、変速比の変化に対して要求加速度Gxが変化しにくくなるようにしてもよい。本変形例では、静的要求加速度算出部61は、現在の変速比が小さい場合には、現在の変速比が大きい場合と比較して、自動変速機51の変速比の変化に対する前記要求加速度の変化の度合いを小さくする。例えば、上記式(6)において、定数rをギア段に応じて可変とし、現在のギア段の変速比γcが高速側のギア段である場合には、低速側のギア段である場合と比較して定数rを大きくする。これにより、高速側のギア段では、低速側のギア段と比較して、変速比の変化に対して、加速度補正係数αの低下の度合いが小さくなる。なお、この場合であっても、高速側のギア段の加速度補正係数αが低速側のギア段の加速度補正係数αと比較して大きくならないようにすることが望ましい。上記第1変形例についても同様に、高速側のギア段では、低速側のギア段と比較して、変速比の変化に対して要求加速度Gxが変化しにくくなるようにすることができる。
また、所定以上に高速側のギア段では、ギア段(ギア比)が変化しても要求加速度Gxを変化させないようにしてもよい。例えば、1速ギア段から4速ギア段までは、変速比の変化に応じて要求加速度Gxを低下させ、5速以上のギア段の要求加速度Gxは、4速ギア段の要求加速度Gxと同一とするようにする。これにより、高ギア段にまでギア段に応じた要求加速度Gxの補正を適用することにより過剰に駆動力が低減してしまうことを抑制することができる。
以上のように、本発明にかかる車両制御システムは、自動変速機を備えた車両の車両制御システムに有用であり、特に、自動変速機の状態に応じた適切な要求加速度を決定するのに適している。
1 車両制御システム
2 アクセルセンサ
3 車速センサ
4 エンジン
5 T/M
6 ECU
51 自動変速機
61 静的要求加速度算出部
62 動的要求加速度算出部
63 要求駆動力算出部
64 目標値算出部
G 加速度
Gx 要求加速度(静的要求加速度)
Gx0 最小加速度
Gx1 アクセル一定時加速度
Gx2 境界要求加速度
Gxmin 最小発生加速度
Gxmax 最大発生加速度
Gy 動的要求加速度
Fo 要求駆動力
Pa アクセル開度
Pa0 全閉アクセル開度
Pa1 一定アクセル開度
Pa2 境界アクセル開度
Pamax 最大アクセル開度
T エンジントルク
α,β 加速度補正係数
γ 変速比
γ1 1速ギア段の変速比
γc 現在のギア段の変速比
γo 目標変速比

Claims (5)

  1. 車両に加速度を発生する加速度発生装置と、
    運転者によるアクセルの操作に応じたアクセル操作量と、前記車両の車速と、に基づく要求加速度に基づいて前記加速度発生装置を制御する車両制御装置と、
    を備える車両制御システムであって、
    前記加速度発生装置は、動力源と、前記動力源と前記車両の駆動輪との間で動力を伝達する自動変速機とを有し、
    前記車両制御装置は、前記自動変速機の現在の変速比に基づいて前記要求加速度を変化させる
    ことを特徴とする車両制御システム。
  2. 請求項1に記載の車両制御システムにおいて、
    前記車両制御装置は、前記現在の変速比において前記動力源の出力する前記動力により実現可能な加速度の範囲内で前記要求加速度を変化させる
    ことを特徴とする車両制御システム。
  3. 請求項1または2に記載の車両制御システムにおいて、
    前記車両制御装置は、前記現在の変速比が小さい場合には、前記現在の変速比が大きい場合と比較して前記要求加速度を低加速度側の値に変化させる
    ことを特徴とする車両制御システム。
  4. 請求項1または2に記載の車両制御システムにおいて、
    前記車両制御装置は、現在の走行条件において目標変速比として設定可能な変速比のうち最大加速度を発生可能な変速比に対する前記現在の変速比の割合に応じて前記要求加速度を変化させ、前記割合が小さい場合には、前記割合が大きい場合と比較して前記要求加速度を低加速度側の値に変化させる
    ことを特徴とする車両制御システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の車両制御システムにおいて、
    前記車両制御装置は、前記現在の変速比が小さい場合には、前記現在の変速比が大きい場合と比較して、前記自動変速機の変速比の変化に対する前記要求加速度の変化の度合いを小さくする
    ことを特徴とする車両制御システム。
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