JP2011126040A - インクタンク及び液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液体吐出装置に装着可能でインクを収容するインク袋を有するインクタンクにおいて、インク収容袋内のインク残量を小スペースで検出することができるインクタンクを提供する。
【解決手段】 インクを収容しインク量の減少に伴いつぶれるインク収容袋と、インク収容袋がつぶれる方向と交差する方向から発光される発光部の光をインク収容袋がつぶれる方向に偏向する第1の偏向部材と、第1の偏向部材により偏向されインク収容袋を透過した光を受光部で受光可能なようにインク収容袋がつぶれる方向と交差する方向に偏向する第2の偏向部材と、を有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、液体吐出装置に装着されるインクタンクに関するもので、詳細には、液体吐出装置に装着可能なインクタンクからキャリッジに搭載された記録ヘッドにインクを供給する液体吐出装置に関するものである。
インクジェット記録装置は、記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に付着させて画像記録を行うものであり、記録ヘッドのコンパクト化が容易である。また、インクジェット記録装置は、高精細な画像を高速で記録することができ、ランニングコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色インクを使用してカラー画像を記録するのが容易である。
記録ヘッドへインクを供給する方式としては、記録ヘッドを搭載して往復移動するキャリッジにサブタンクを設け、記録装置本体に着脱自在にメインタンクを設け、メインタンクからサブタンクにインクを供給する方式がある。
図11に、特許文献1の構成を示す。特許文献1には、インクジェット記録装置に着脱可能なインクカートリッジと、インクカートリッジからインクジェットヘッドへのインク供給路と、を備えたインクジェット記録装置が記載されている。特許文献1には、インクカートリッジの内部に、インクが充填されるインク収納袋940が収納される。インク収納袋940は、内部のインクが少なくなると折りたためる折り目942を有し、その折りたたみ方向と略直交する面944,946のそれぞれ対応した位置に、一部が光透過性材料を有する光透過領域が設けられている。インクカートリッジには、インク収納袋940の光透過領域に対応する部分に開口部962〜965が設けられている。開口部962,963に対応する位置に第1の発光素子966及び第2の発光素子967が設けられ、開口部964,965に対応する位置には第1の受光素子968及び第2の受光素子969が設けられている。そして、インク収納袋940内のインクが減少すると発光素子966から受光素子968へ到達する透過濃度が低くなるので、受光素子968が受容する透過濃度を検出することでインク収納袋940内のインク残量を検出することが記載されている。
特開2007−268972号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構成では、インク収納袋940のインク残量を検出するために、インク収納袋940の折りたたみ方向の両側に発光部と受光部を配置しなければならない。そのため、インク収納袋940のインク残量を検出するために必要な空間が大きくなってしまう。
また、昨今のインクジェット記録装置では、使用するインク色が増えている。ブラックインク、イエローインク、マゼンタインク、及び、シアンインク以外に、濃度の薄い淡色インクを使用したり、グレーインク、グリーンインク、レッドインクを使用する記録装置がある。記録装置によっては10色以上のインクを使用する場合もある。
多色のインクを使用する記録装置において、インク収容袋のインク残量を検出するために特許文献1に記載された構成を採用すると、装置が複雑になるとともに大型化してしまうという課題があった。
このような事情に鑑みて、本発明の目的は、液体吐出装置に装着可能でインクを収容するインク袋を有するインクタンクにおいて、インク収容袋内のインク残量を小スペースで検出することができるインクタンクを提供することである。
本発明は、上記目的を達成するため、インクタンクを装着するための装着部と、前記装着部に装着された前記インクタンクに向けて光を発光可能な発光部と、前記発光部からの光を受けて前記インクタンクから戻る光を受光可能な受光部と、を備え、前記発光部及び前記受光部は前記装着部に装着された前記インクタンクの同一面に対向して配置される液体吐出装置の前記装着部に装着可能なインクタンクであって、前記インクタンクは、インクを収容しインク量の減少に伴いつぶれるインク収容袋と、前記インク収容袋がつぶれる方向と交差する方向から発光される前記発光部の光を前記インク収容袋がつぶれる方向に偏向する第1の偏向部材と、前記第1の偏向部材により偏向され前記インク収容袋を透過した光を前記受光部で受光可能なように前記インク収容袋がつぶれる方向と交差する方向に偏向する第2の偏向部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、液体吐出装置に装着可能でインクを収容するインク袋を有するインクタンクにおいて、インク収容袋内のインク残量を小スペースで検出することができるインクタンクを提供することができる。
本発明を適用可能な液体吐出装置の模式図である。 メインタンクの構成を説明する模式図である。 サブタンクの構成を説明する模式図である。 サブタンクの詳細な構成を説明する図である。 第1の実施形態に係るメインタンクのインク残量を検出する構成を説明する図である。 第1の実施形態に係る複数のインクタンク並びに発光部及び受光部の構成を説明する図である。 第2の実施形態に係るメインタンクのインク残量を検出する構成を説明する図である。 第3の実施形態に係るメインタンクのインク残量を検出する構成を説明する図である。 第4の実施形態に係るメインタンクのインク残量を検出する構成を説明する図である。 色相環を示すチャートである。 背景技術を説明する図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明を適用可能な液体吐出装置の模式図である。図1において、3は、液体であるところのインクを被記録媒体Pに対して吐出する記録ヘッドである。記録ヘッド3は、液体であるところのインクを吐出する吐出部と、吐出部で吐出するインクを保持するサブタンクと、を有する。
10は、記録ヘッド3を搭載して主走査方向に移動可能なキャリッジである。11は、キャリッジ10の主走査方向の移動を案内するガイドシャフトである。
12は、キャリッジ10が主走査方向に移動するための駆動力を発生するキャリッジモータである。キャリッジモータ12の軸部に設けられたモータプーリ13と、従動プーリ14と、の間にはタイミングベルト15が架け渡されている。タイミングベルト15はキャリッジ10に固定されている。この構成により、キャリッジモータ12を駆動することにより、タイミングベルト15を介して、キャリッジ10が主走査方向に移動させられる。
20は、記録ヘッド3と対向する位置で、被記録媒体Pの裏面を支持するプラテンである。21は、プラテン20に設けられ記録ヘッド3から被記録媒体Pの外側に吐出されたインクを吸収するインク吸収体である。22は、プラテン20の上流側で被記録媒体Pを搬送する搬送ローラである。23は、搬送ローラ22とともに被記録媒体Pを挟持して搬送するピンチローラである。
24は、プラテン20の下流側で被記録媒体Pを搬送する排紙ローラである。25は、排紙ローラ24とともに被記録媒体Pを挟持して搬送する拍車ローラである。
26は、搬送ローラ22及び排紙ローラ24を回転させて被記録媒体Pを副走査方向に搬送するための駆動力を発生する搬送モータである。27は、搬送モータ26の発生する駆動力を、搬送ローラ22及び排紙ローラ24に伝達する搬送ベルトである。この構成により、搬送モータ26を駆動することにより、搬送ベルト27を介して、搬送ローラ22及び排紙ローラ24が回転させられ、被記録媒体Pが副走査方向に搬送される。
記録ヘッド3を搭載したキャリッジ10を主走査方向に移動させ記録ヘッド3から被記録媒体Pにインクを吐出する動作と、被記録媒体Pを搬送ローラ22及び排紙ローラ24で副走査方向に搬送する動作と、を行うことにより被記録媒体に画像が記録される。
1は、記録ヘッド3のサブタンクに供給するインクを収容するメインタンクである。メインタンク1は、液体吐出装置に設けられた装着部に装着可能に構成される。本実施形態では、複数のメインタンク(インクタンク)1が、複数の装着部に装着可能である。2は、記録ヘッド3のサブタンクとメインタンク1を連通するインク供給チューブである。
図2は、メインタンクの構成を説明する模式図である。図2において、110はブラック(BK)インクを収容するブラックインクタンク、120はイエロー(Y)インクを収容するイエローインクタンクである。130はマゼンタ(M)インクを収容するマゼンタインクタンク、140はシアン(C)インクを収容するシアンインクタンクである。
また、210は、ブラックインクタンク110から記録ヘッド3のサブタンクにブラックインクを供給するブラックインク供給チューブである。220は、イエローインクタンク120から記録ヘッド3のサブタンクにイエローインクを供給するイエローインク供給チューブである。230は、マゼンタインクタンク130から記録ヘッド3のサブタンクにマゼンタインクを供給するマゼンタインク供給チューブである。240は、シアンインクタンク140から記録ヘッド3のサブタンクにシアンインクを供給するシアンインク供給チューブである。
各インクタンク110、120、130及び140には、インクがインク収容袋111、121、131及び141に収容された状態で設けられている。500は、各インク収容袋を押しつぶすための加圧ポンプである。加圧ポンプ500は、複数のインクタンク110〜140に共通に1つ設けられている。加圧ポンプ500を駆動してインクタンクの内壁とインク収容袋との間の領域を加圧することにより、インク収容袋内のインクが押し出されてインク供給チューブを介して記録ヘッドのサブタンクに供給される。なお、各インクタンクに、加圧状態を大気圧に戻すために大気連通弁を設けてもよい。さらに、大気連通弁の開閉のタイミングを制御するために、インクタンク内の圧力を検知する圧力検知手段を設けてもよい。
図3は、サブタンクの構成を説明する模式図である。図3において、310は、ブラックインクを収容するブラックサブタンクであり、ブラックインク供給チューブ210が接続される。320は、イエローインクを収容するイエローサブタンクであり、イエローインク供給チューブ220が接続される。330は、マゼンタインクを収容するマゼンタサブタンクであり、マゼンタインク供給チューブ230が接続される。340は、シアンインクを収容するシアンサブタンクであり、シアンインク供給チューブ240が接続される。
図4は、サブタンクの詳細な構成を説明する図である。以下、ブラックサブタンクの構成を説明するが、他の色のサブタンクも同様の構成である。図4において、311は、インクを収容するバネ袋である。312は、バネ袋311に収容されているインクが供給されインクを吐出するノズル部である。313は、バネ袋311を広げる方向に付勢するバネである。バネ313によりバネ袋311の容積を大きくすることにより、負圧を保つ構成である。
314は、ブラックインク供給チューブ210が接続される泡バッファ室である。泡バッファ室314の上部には気液分離膜315が設けられている。インク供給チューブ210により、インクとともに気泡が供給されてくることがある。その際、気泡は泡バッファ室314でトラップされる。泡バッファ室314でトラップされた気泡は、上部の気液分離膜315により泡バッファ室314外に排出される。316は、泡バッファ室314とバネ袋311を連通する連通路である。
317は、可撓性の膜を含む開閉弁である。ブラックインク供給チューブ210側から加圧されると、開閉弁317が開き泡バッファ室314とバネ袋311とが連通する。318は、バネ袋311内のインク量を適正量に制御するための供給制御弁である。バネ袋311内のインクが消費されてバネ313が縮むと、図中矢印方向にレバー部材319が押され、それにより供給制御弁318が開弁状態となりバネ袋311内にインクが供給される。上述のサブタンクの構成により、バネ袋311内の圧力を適正に保つことができる。
図5は、第1の実施形態に係るメインタンクのインク残量を検出する構成を説明する図である。以下、ブラックインクタンク110の構成を説明するが、他の色のインクタンクも同様の構成である。図5(a)はインク収容袋内にインクが有る状態を示し、図5(b)はインク収容袋内にインクが無い状態を示す。図5において、111は、前述のようにブラックインクを収容するインク収容袋である。インク収容袋111は、2枚のフィルムを接合することにより形成され、その内部にインクを収容する。インク収容袋111は、フィルムで形成されているため、インク量の減少に伴いつぶれる。112は、インク収容袋111に接合されたインク供給口である。インク供給口112は、ブラックインク供給チューブ210に接続する。
510は液体吐出装置本体に設けられた発光部である。発光部510は、装着部に装着されたインクタンクに向けて光を発光可能である。520は液体吐出装置本体に設けられた受光部である。受光部520は、発光部510からの光を受けてインクタンクから戻る光を受光可能である。発光部510及び受光部520は、ブラックインクタンク110の同一面に対向するように配置される。本実施形態では、発光部510及び受光部520は、ブラックインクタンク110のインク供給口112が配された面と対向するように配置される。
ブラックインクタンク110には、発光部510が発光した光をガイドする第1の導光部材(ライトガイド)115が設けられている。116は第1の偏向部材であり、117は第2の偏向部材である。第1の偏向部材116及び第2の偏向部材117は、インク収容袋111がインク量の減少に伴いつぶれる方向と交差(略直交)する面において対応する位置に配されている。また、インク収容袋111は少なくとも第1の偏向部材116及び第2の偏向部材117に対応する部位が光透過性の材質で形成されている。インク収容袋111の全体が光透過性の材質で形成されていてもよい。
インク収容袋111のインク残量を検出するときは、発光部510から第1の導光部材115に向けて光を発光する。第1の導光部材115により発光部510で発光された光は第1の偏向部材116に案内される。第1の偏向部材116に導かれた光は、第1の偏向部材116によってインク収容袋111のつぶれる方向に偏向される。
図5(a)に示すインク有りの状態のときは、インク収容袋111内にインクが有るため、第1の偏向部材116で偏向された光はインク収容袋111内を透過することができない。すなわち、第1の偏向部材116で偏向された光は第2の偏向部材117まで到達しない。よって、受光部520は光を受光することができない。
図5(b)に示すインク無しの状態のときは、インク収容袋111内にインクが無いため、第1の偏向部材116で偏向された光はインク収容袋111を透過し第2の偏向部材117に到達する。インク収容袋111を透過した光は、第2の偏向部材117で第2の導光部材(ライトガイド)118にガイドされ、受光部520で受光される。
本実施形態によれば、発光部510で光を発光したときに、受光部520で光を受光できないときはインク収容袋111内にインクが有ることが判別できる。また、受光部520で受光できるときはインク収容袋111内にインクが無いことが判別できる。また、発光部510及び受光部520は、ブラックインクタンク110の同一面に対向するように配置されるため、インク収容袋内のインク残量を小スペースで検出することができる。
図6は、第1の実施形態に係る複数のインクタンク並びに発光部及び受光部の構成を説明する図である。図6は、液体吐出装置に複数のインクタンクが装着されている状態を上から見た図である。550は、発光部及び受光部を一体に有する発光受光ユニットである。図6において、発光受光ユニット550は、複数のインクタンクのインク供給口が配された面と対向するように、インクタンクの配列方向に沿って往復移動することができる。この構成により、複数のインクタンクを装着する構成において、発光部及び受光部は共通とすることができる。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係るメインタンクのインク残量を検出する構成を説明する図である。図7(a)はインク収容袋内にインクが有る状態を示し、図7(b)はインク収容袋内にインクが無い状態を示す。図7において、160はインクタンクで、161はインク収容袋で、162はインク供給口である。
610は液体吐出装置本体に設けられた発光受光ユニットである。発光受光ユニット610は、発光部と受光部が同一部材で構成される。発光受光ユニット610は、インクタンク160のインク供給口162が配された面と対向するように配置される。
インクタンク160には、発光受光ユニット610が発光した光をガイドする導光部材(ライトガイド)165が設けられている。166は偏向部材であり、167は反射部材である。偏向部材166及び反射部材167は、インク収容袋161がインク量の減少に伴いつぶれる方向と交差(略直交)する面において対向する位置に配されている。また、インク収容袋161は少なくとも偏向部材166及び反射部材167に対応する部位が光透過性の材質で形成されている。インク収容袋161全体が光透過性の材質で形成されていてもよい。
インク収容袋161のインク残量を検出するときは、発光受光ユニット610から導光部材165に向けて光を発光する。導光部材165により発光受光ユニット610で発光された光は偏向部材166に案内される。偏向部材166に導かれた光は、偏向部材166によってインク収容袋161のつぶれる方向に偏向される。
図7(a)に示すインク有りの状態のときは、インク収容袋161内にインクがあるため、偏向部材166で偏向された光はインク収容袋161内を透過することができない。すなわち、偏向部材166で偏向された光は反射部材167まで到達しない。よって、発光受光ユニット610は光を受光することができない。
図7(b)に示すインク無しの状態のときは、インク収容袋161内にインクが無いため、偏向部材166で偏向された光はインク収容袋161を透過し反射部材167に到達する。反射部材167に到達した光は、反射部材167で反射し、偏向部材166及び導光部材165を介して発光受光ユニット610で受光される。
本実施形態によれば、発光受光ユニット610で光を発光したときに、発光受光ユニット610で光を受光できないときはインク収容袋161内にインクが有ることが判別できる。また、発光受光ユニット610で光を受光できるときはインク収容袋161内にインクが無いことが判別できる。また、発光部及び受光部は一体に形成されているため、インク収容袋内のインク残量を小スペースで検出することができる。
本実施形態においても、発光受光ユニット610を複数のインクタンクの配列方向に沿って往復移動させる構成とすることもできる。
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態に係るメインタンクのインク残量を検出する構成を説明する図である。図8において、170はインクタンクで、171はインク収容袋で、172はインク供給口である。175は第1の導光部材(ライトガイド)であり、176は第1の偏向部材であり、177は第2の偏向部材であり、178は第2の導光部材である。
710は液体吐出装置本体に設けられた発光部であり、720は液体吐出装置本体に設けられた受光部である。発光部710及び受光部720は、インクタンク170のインク供給口172が配された面と対向するように配置される。
本実施形態では、第3の導光部材(ライトガイド)179を設けている。第3の導光部材179は、第1の偏向部材176と接続するように配されるとともに、インクタンク170のインク供給口172が配された面と異なる面に発光部710からの光を案内する。すなわち、第3の導光部材179の端部は、表示部として利用される。たとえば、インク収容袋の残量を検知した結果、インクタンクの交換が必要な場合は、発光部710の発光パターンを変更して使用者に報知してもよい。または、インクタンクの交換が必要なインクタンクに対応する発光部710のみを発光させるなどにより、使用者に報知してもよい。
このとき、補色の関係を利用して、複数のインクタンクにおいて表示部の色相を統一してもよい。また、インクタンクのインク色と表示部の色相を合致させてもよい。例えば、表示部を赤色の発光に統一する場合を考える。第1の導光部材175もしくは発光部710からの発光色相により第1の偏向部材176に到達する色相が紫色であったときには、第3の導光部材179を入射側から出射側に向けて黄色から赤色に構成する。この構成により、表示部の発光を赤色にすることができる。また、インクタンクのインク色と表示部の色相を合致させる場合を考える。第1の偏向部材176に到達する色相が紫色であるからインク残量検知に色相変化を用いている場合には、インクタンクのインク色は黄色である。よって、第3の導光部材179を入射側から出射側に向けて黄色とすれば、表示部を黄色にすることができる。
(第4の実施形態)
図9は、第4の実施形態に係るメインタンクのインク残量を検出する構成を説明する図である。図9において、180はインクタンクで、181はインク収容袋で、182はインク供給口である。185は第1の導光部材(ライトガイド)であり、186は第1の偏向部材であり、187は第2の偏向部材であり、188は第2の導光部材であり、189は第3の導光部材である。本実施形態においては、第1の導光部材185、第2の導光部材188、及び、第3の導光部材189、並びに、第1の偏向部材186及び第2の偏向部材187を、インクタンクの外ケースに一体に形成している。本実施形態によれば、インク容量の向上、または、インクタンクの小型化を実現することができる。
(変形例)
図10は、色相環を示すチャートである。色相は光の波長により決定され、その色相の分類の一つの手法として色相環が用いられる。色相環では、12色の色相に大きく分類される。それぞれの色相角により、黄色、黄緑色、緑色と順次変化し分類される。色相環の中で対向する位置の色同士は補色と呼ばれ、補色同士の合成により色相は白色へと変化する。例えば、1の黄色の補色は7の紫色になる。4の青緑色の補色は10の赤色となる。
変形例においては、発光部の発光色を対象のインクタンクのインクの補色とする。この構成により、インク収容袋の透過光の色相を白色とすることで、透過光量差の検知精度を向上させることができる。
さらに、受光部として色相変化を検知可能なマルチセンサとすることで、インク収容袋内のインクが無くなる直前のインクニアエンド、インクエンドを検出することも可能である。
例えば、赤色のインクのインクタンクに対して、発光部の発光色を青緑色とする。インク収容袋内のインク残量が減っている段階では、受光部で光を受光できない状態から白色光に変化し、その光量変化によりインク残量を検出する。インク収容袋内のインク残量が無くなった段階では、受光部で受光する光は白色光から青緑色の光へと色相変化するので、その色相変化を検出することによりインクニアエンド、インクエンドを検出することができる。
また、発光部の発光色をインクタンクのインク色の補色とするのではなく、導光部材の色をインクタンクのインク色の補色としてもよい。この構成では、発光部を白色発光として、複数のインクタンクに共通の構成とすることができる。
110 インクタンク
111 インク収容袋
116 第1の偏向部材
117 第2の偏向部材
510 発光部
520 受光部

Claims (14)

  1. インクタンクを装着するための装着部と、前記装着部に装着された前記インクタンクに向けて光を発光可能な発光部と、前記発光部からの光を受けて前記インクタンクから戻る光を受光可能な受光部と、を備え、前記発光部及び前記受光部は前記装着部に装着された前記インクタンクの同一面に対向して配置される液体吐出装置の前記装着部に装着可能なインクタンクであって、
    前記インクタンクは、
    インクを収容しインク量の減少に伴いつぶれるインク収容袋と、
    前記インク収容袋がつぶれる方向と交差する方向から発光される前記発光部の光を前記インク収容袋がつぶれる方向に偏向する第1の偏向部材と、
    前記第1の偏向部材により偏向され前記インク収容袋を透過した光を前記受光部で受光可能なように前記インク収容袋がつぶれる方向と交差する方向に偏向する第2の偏向部材と、
    を有することを特徴とするインクタンク。
  2. 前記液体吐出装置はインクを吐出して被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備え、
    前記インクタンクは、前記記録ヘッドにインクを供給するためのインク供給口を有し、
    前記発光部及び前記受光部は前記インク供給口が配された面に対向して配置されることを特徴とする請求項1に記載のインクタンク。
  3. 前記発光部から発光された光を前記第1の偏向部材に導く第1の導光部材をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載のインクタンク。
  4. 前記第2の偏向部材で偏向された光を前記受光部に導く第2の導光部材をさらに有することを特徴とする請求項3に記載のインクタンク。
  5. インクタンクを装着するための装着部と、前記装着部に装着された前記インクタンクに向けて光を発光可能な発光部と、前記発光部からの光を受けて前記インクタンクから戻る光を受光可能な受光部と、を備え、前記発光部及び前記受光部は前記装着部に装着された前記インクタンクの同一面に対向して配置される液体吐出装置の前記装着部に装着可能なインクタンクであって、
    前記インクタンクは、
    インクを収容しインク量の減少に伴いつぶれるインク収容袋と、
    前記インク収容袋がつぶれる方向と交差する方向から発光される前記発光部の光を前記インク収容袋がつぶれる方向に偏向する偏向部材と、
    前記偏向部材により偏向され前記インク収容袋を透過した光を前記偏向部材の方向に反射する反射部材と、
    を有し、前記偏向部材は、前記反射部材により反射された光を前記受光部で受光可能なように前記インク収容袋がつぶれる方向と交差する方向に偏向することを特徴とするインクタンク。
  6. 前記液体吐出装置はインクを吐出して被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備え、
    前記インクタンクは、前記記録ヘッドにインクを供給するためのインク供給口を有し、
    前記発光部及び前記受光部は前記インク供給口が配された面に対向して配置されることを特徴とする請求項5に記載のインクタンク。
  7. 前記発光部及び前記受光部は同一部材であることを特徴する請求項5または6に記載のインクタンク。
  8. 前記発光部から発光された光を前記偏向部材に導き、かつ、前記反射部材で反射され前記偏向部材で偏向された光を前記受光部に導く導光部材をさらに有することを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載のインクタンク。
  9. インクを収容しインク量の減少に伴いつぶれるインク収容袋を有するインクタンクと、前記インクタンクを装着するための装着部と、前記装着部に装着された前記インクタンクに向けて光を発光可能な発光部と、前記発光部からの光を受けて前記インクタンクから戻る光を受光可能な受光部と、を備える液体吐出装置において、
    前記インクタンクは、
    前記インク収容袋がつぶれる方向と交差する方向から発光される前記発光部の光を前記インク収容袋がつぶれる方向に偏向する第1の偏向部材と、
    前記第1の偏向部材により偏向され前記インク収容袋を透過した光を前記受光部で受光可能なように前記インク収容袋がつぶれる方向と交差する方向に偏向する第2の偏向部材と、
    を有し、
    前記発光部及び前記受光部は前記装着部に装着された前記インクタンクの同一面に対向して配置されることを特徴とする液体吐出装置。
  10. インクを吐出して被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備え、
    前記インクタンクは、前記記録ヘッドにインクを供給するためのインク供給口を有し、
    前記発光部及び前記受光部は前記インク供給口が配された面に対向して配置されることを特徴とする請求項9に記載の液体吐出装置。
  11. インクを収容しインク量の減少に伴いつぶれるインク収容袋を有するインクタンクと、前記インクタンクを装着するための装着部と、前記装着部に装着された前記インクタンクに向けて光を発光可能な発光部と、前記発光部からの光を受けて前記インクタンクから戻る光を受光可能な受光部と、を備える液体吐出装置において、
    前記インクタンクは、
    前記インク収容袋がつぶれる方向と交差する方向から発光される前記発光部の光を前記インク収容袋がつぶれる方向に偏向する偏向部材と、
    前記偏向部材により偏向され前記インク収容袋を透過した光を前記偏向部材の方向に反射する反射部材と、
    を有し、前記偏向部材は、前記反射部材により反射された光を前記受光部で受光可能なように前記インク収容袋がつぶれる方向と交差する方向に偏向し、
    前記発光部及び前記受光部は前記装着部に装着された前記インクタンクの同一面に対向して配置されることを特徴とする液体吐出装置。
  12. インクを吐出して被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備え、
    前記インクタンクは、前記記録ヘッドにインクを供給するためのインク供給口を有し、
    前記発光部及び前記受光部は前記インク供給口が配された面に対向して配置されることを特徴とする請求項11に記載の液体吐出装置。
  13. 前記発光部及び前記受光部は同一部材であることを特徴とする請求項11または12に記載の液体吐出装置。
  14. 前記液体吐出装置に複数のインクタンクが装着され、前記発光部及び前記受光部は前記複数のタンクの配列方向に沿って移動可能であることを特徴とする請求項9ないし13のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
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