JP2011123509A - レンズ移動機構及び液晶プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶プロジェクタのレンズ鏡筒移動機構を更に改良し、構成が簡単で、レンズ鏡筒の移動がスムーズで、且つ高精度の移動が可能なレンズ移動機構及び該レンズ移動機構を用いた液晶プロジェクタを提供すること。
【解決手段】画像情報を有する光を投射する投写レンズを内部に備えるレンズ鏡筒15を保持するレンズ保持部材20をZ軸方向、X軸方向に移動させるレンズ移動機構であって、軌道部材と、移動部材と、該軌道部材の転動体転走面と移動部材の転動体転走面の間に配置された複数の転動体等を具備する第1及び第2の案内機構23、23、24、24を設け、第1及び第2の案内機構23、23、24、24でレンズ鏡筒15をZ軸方向、X軸方向に移動させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶プロジェクタのレンズ鏡筒を保持・移動するレンズ移動機構及び該レンズ移動機構を備えた液晶プロジェクタに関するものである。
図1は従来の液晶プロジェクタの構成例を示す図である。図中、1はメタルハライドランプ等よりなる光源、2、3は分離用のダイクロイックミラー、4、5は反射ミラー、6、7、8は液晶パネル、9、10は光合成用のダイクロイックミラー、11は一対の液晶プリズム12A、12Bにより構成される光路調整機構、13は投写レンズであり、これらのものは全てプロジェクタ筐体14内に取り付けられている。
前記光源1より発せられた光は、ダイクロイックミラー2、3により赤色(R)、青色(B)、緑色(G)の3原色の光に分光される。この分光された光は各光路上での液晶パネル6、7、8において各色成分の画像情報に応じて透過率が変調される。この変調された光はダイクロイックミラー9、10により合成される。そして、この合成された光は光路調整機構11により光路が調整された後、投写レンズ13によりスクリーン(図示せず)上に拡大投写する。
上記従来型の液晶プロジェクタにおいては、投写レンズ13の前段に光路調整機構11が設けられているため、液晶プロジェクタ内における各液晶パネル6、7、8と投写レンズ13との距離(例えば液晶パネル6の場合、図1における距離m)を上記光路調整機構11の分だけ長くする必要があり、小型化に適していないという問題がある。
更に液晶パネル6、7、8を透過した画像情報を有する光は、光路調整機構11の液晶プリズム12A、12Bを構成する多数のガラス板を通って投写レンズ13により投写され、スクリーン上に拡大表示されるため、該多数のガラス板によりスクリーン上における投影画像の画像歪みや、色収差歪み等が大きくなり、高精細な画像を表示することができないという問題も生じる。
また、上記小型化に適していないという問題や、投影画像の画像歪みや、色収差歪み等が大きくなり、高精細な画像を表示することができないという問題を解決するため、例えば特許文献1に示すように、レンズ鏡筒移動機構を設け、投写レンズを内部に備えるレンズ鏡筒をプロジェクタ筐体に対して直交する方向に移動するように構成し、小型化や画像歪み、色収差歪み等が大きく高精細な画像を表示することができない要因となる光路調整機構を除去した構成の液晶プロジェクタもある。液晶プロジェクタをこのように構成することにより、小型化が可能で、しかも投影画像に画像歪み及び色収差歪みが発生すること無しに、投影画像のシフト調整又はあおり調整を行うことができる。
特開平6−331953号公報
本発明は上記光路調整機構を除去した液晶プロジェクタのレンズ鏡筒移動機構を更に改良し、構成が簡単で、レンズ鏡筒の移動がスムーズで、且つ高精度の移動が可能なレンズ移動機構及び該レンズ移動機構を用いた液晶プロジェクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、画像情報を有する光を投射する投写レンズを内部に備えるレンズ鏡筒を保持するレンズ保持部材と、該レンズ保持部材を光の光軸に対して直交し、且つ互いに直交する第1及び第2の2軸方向に移動自在に案内するレンズ保持部材案内手段と、該レンズ保持部材案内手段を支える固定側支持部材と、レンズ鏡筒を第1或いは第2の方向に移動させるための駆動力を付与する駆動力付与手段とを備えたレンズ移動機構であって、固定側支持部材は、レンズ保持部材の光軸と直交する方向の左右両側及び下側に該レンズ保持部材に向かい合う辺からなる支持枠を具備し、レンズ保持部材案内手段は、レンズ鏡筒を光軸と直交する第1方向に案内する第1案内手段と光軸と直交し且つ該第1方向と直交する第2方向に案内する第2案内手段を具備し、第1案内手段は、支持枠の左右両辺内壁と該左右両辺内壁に対向するレンズ保持部材の間に配置し、第2案内手段は、支持枠の下側辺内壁と該下側辺内壁に対向するレンズ保持部材の間及び該レンズ保持部材の上部で且つ対向する第1案内手段と第1案内手段の間に配置し、第1案内手段及び第2案内手段は、それぞれ長手方向に沿って転動体転走面が設けられた軌道部材と、該軌道部材の転動体転走面に対応する転動体転走面が設けられて軌道部材と相対運動自在に組み込まれた移動部材と、軌道部材の転動体転走面と移動部材の転動体転走面の間に配置された複数の転動体とを具備し、第1案内手段及び第2案内手段がそれぞれ具備する軌道部材及び移動部材は光の光軸方向において略同じ位置に配置されており、レンズ保持部材案内手段の軌道部材及び移動部材の幅方向は光軸と略一致しており、レンズ保持部材案内手段の転動体と軌道部材及び移動部材の転動体転走面の間に予圧を付与し、軌道部材は板状素材からなり長手方向に対して直角な断面形状が略コの字形状で幅方向両内側に転動体転走面が設けられたアウターレールであり、移動部材は板状素材からなり長手方向に対して直角な断面形状が略コの字状形状で幅方向両外側に転動体転走面が設けられたインナーレールであり、転動体はボールであり、転動体の各々を回転自在に保持する転動体保持器を具備することを特徴とする。
上記のように固定側支持部材は、レンズ保持部材の光軸と直交する方向の左右両側及び下側に該レンズ保持部材に向かい合う辺からなる支持枠を具備し、レンズ保持部材案内手段は、レンズ鏡筒を光軸と直交する第1方向に案内する第1案内手段と光軸と直交し且つ該第1方向と直交する第2方向に案内する第2案内手段を具備し、第1案内手段は、支持枠の左右側辺内壁と該支持枠の左右側辺内壁に対向するレンズ保持部材の間に配置し、第2案内手段は、支持枠の下側辺内壁と該支持枠の下側辺内壁に対向するレンズ保持部材の間及び該レンズ保持部材の上部で且つ対向する第1案内手段と第1案内手段の間に配置し、第1案内手段及び第2案内手段は、それぞれ長手方向に沿って転動体転走面が設けられた軌道部材と、該軌道部材の転動体転走面に対応する転動体転走面が設けられて軌道部材と相対運動自在に組み込まれた移動部材と、軌道部材の転動体転走面と移動部材の転動体転走面の間に配置された複数の転動体とを具備し、第1案内手段及び第2案内手段がそれぞれ具備する軌道部材及び移動部材は光の光軸方向において略同じ位置に配置されているので、軌道部材と移動部材の相対的移動は転動体を介してスムーズとなるから、投写レンズの移動もスムーズなものとなると共に、レンズ移動機構を光軸方向に薄型に構成でき、小型化が可能となる。また、レンズ保持部材案内手段の軌道部材及び移動部材の幅方向は光軸と略一致しており、レンズ保持部材案内手段の転動体と軌道部材及び移動部材の転動体転走面の間に予圧を付与しているので、光軸方向に直交する方向の回転モーメントに対する剛性が大きくなり、重いレンズ鏡筒を強い剛性で支持することができ、レンズ鏡筒を高精度で且つスムーズに移動させることが可能となる。また、軌道部材は板状素材からなり長手方向に対して直角な断面形状が略コの字形状で幅方向両内側に転動体転走面が設けられたアウターレールであり、移動部材は板状素材からなり長手方向に対して直角な断面形状が略コの字形状で幅方向両外側に転動体転走面が設けられたインナーレールであり、転動体の各々を回転自在に保持する転動体保持器を具備する構成であるので、アウターレール及びインナーレールを例えば鋼板をプレス加工等を施すことによりこれらを容易に形成し得、又、転動体も安価な市販のボール等を使用し得ることから、比較的低廉に製造することができ、コストの低減が図れる。
請求項2に記載の発明は、画像情報を有する光を投射する投写レンズを内部に備えるレンズ鏡筒を保持するレンズ保持部材と、該レンズ保持部材を光の光軸に対して直交し、且つ互いに直交する第1及び第2の2軸方向に移動自在に案内するレンズ保持部材案内手段と、該レンズ保持部材案内手段を支える固定側支持部材と、レンズ鏡筒を第1或いは第2の方向に移動させるための駆動力を付与する駆動力付与手段とを備えたレンズ移動機構であって、固定側支持部材は、レンズ保持部材の光軸と直交する方向の左右両側及び下側に該レンズ保持部材に向かい合う辺からなる支持枠を具備し、レンズ保持部材案内手段は、レンズ鏡筒を光軸と直交する第1方向に案内する第1案内手段と光軸と直交し且つ該第1方向と直交する第2方向に案内する第2案内手段を具備し、第1案内手段は、支持枠の左右両辺内壁と該左右両辺内壁に対向するレンズ保持部材の間に配置し、第2案内手段は、支持枠の下側辺内壁と該下側辺内壁に対向するレンズ保持部材の間及び該レンズ保持部材の上部で且つ対向する第1案内手段と第1案内手段の間に配置し、第1案内手段及び第2案内手段は、それぞれ長手方向に沿って転動体転走面が設けられた軌道部材と、該軌道部材の転動体転走面に対応する転動体転走面が設けられて軌道部材と相対運動自在に組み込まれた移動部材と、軌道部材の転動体転走面と移動部材の転動体転走面の間に配置された複数の転動体とを具備し、第1案内手段及び第2案内手段がそれぞれ具備する軌道部材及び移動部材は光の光軸方向において略同じ位置に配置されており、レンズ保持部材案内手段の軌道部材及び移動部材の幅方向は光軸と略一致しており、レンズ保持部材案内手段の転動体と軌道部材及び移動部材の転動体転走面の間に予圧を付与し、軌道部材は幅方向両側に移動体転走面が設けられた軌道レールからなり、移動部材は軌道レールの転動体転走面に対応する転動体転走面を含む無限循環路が設けられた移動ブロックからなり、転動体はボールであり、無限循環路内に配列収容され、軌道レール及び移動ブロックの相対運動に伴って循環することを特徴とする。
上記のように、軌道部材は幅方向両側に転動体転走面が設けられた軌道レールからなり、移動部材は軌道レールの転動体転走面に対応する転動体転走面を含む無限循環路が設けられた移動ブロックからなり、転動体はボールであり無限循環路内に配列収容されて軌道レール及び移動ブロックの相対運動に伴って循環する構成とするので、軌道レール及び移動ブロックの相対移動が極めて円滑となり、更にレンズ鏡筒をよりスムーズに移動させることができる。また、軌道レール及び移動ブロックからなるレンズ保持部材案内手段の転動体と軌道部材及び移動部材の転動体転走面の間に与圧を付与するので、剛性が大きく、レンズ鏡筒を強固に支えるから、請求項1に記載のレンズ移動機構に比して、レンズ鏡筒をより高精度に移動させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のレンズ移動機構と、液晶パネルを内部に備えたプロジェクタ筐体を具備し、液晶パネルからの画像情報を有する光をレンズ移動機構が保持する投写レンズに投射するように構成したことを特徴とする。
上記のように液晶プロジェクタを請求項1又は2に記載のレンズ移動機構を具備する構成とするので、小型で、投影画像に画像歪み及び色収差歪みの発生することのない液晶プロジェクタとなる。
請求項1に記載の発明によれば、固定側支持部材は、レンズ保持部材の光軸と直交する方向の左右両側及び下側に該レンズ保持部材に向かい合う辺からなる支持枠を具備し、レンズ保持部材案内手段は、レンズ鏡筒を光軸と直交する第1方向に案内する第1案内手段と光軸と直交し且つ該第1方向と直交する第2方向に案内する第2案内手段を具備し、第1案内手段は、支持枠の左右両辺内壁と該左右両辺内壁に対向するレンズ保持部材の間に配置し、第2案内手段は、支持枠の下側辺内壁と該下側辺内壁に対向するレンズ保持部材の間及び該レンズ保持部材の上部で且つ対向する第1案内手段と第1案内手段の間に配置し、第1案内手段及び第2案内手段は、それぞれ長手方向に沿って転動体転走面が設けられた軌道部材と、該軌道部材の転動体転走面に対応する転動体転走面が設けられて軌道部材と相対運動自在に組み込まれた移動部材と、軌道部材の転動体転走面と移動部材の転動体転走面の間に配置された複数の転動体とを具備し、第1案内手段及び第2案内手段がそれぞれ具備する軌道部材及び移動部材は光の光軸方向において略同じ位置に配置されており、レンズ保持部材案内手段の軌道部材及び移動部材の幅方向は光軸と略一致しており、レンズ保持部材案内手段の転動体と軌道部材及び移動部材の転動体転走面の間に予圧を付与するので、レンズ移動機構を光軸方向に薄く、小型化でき、光軸方向に直交する方向の回転モーメントに対する高剛性で重いレンズ鏡筒を支持し、レンズ鏡筒を高精度で、且つスムーズに移動させることができるレンズ移動機構を提供できる。また、軌道部材及び移動部材が板状素材からなるアウターレール、インナーレールであることから、例えば鋼板にプレス加工等を施すことにより容易に形成し得、又、転動体にも安価な市販のボールを使用し得るから、比較的低廉に製作することができ、コストの低減を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、レンズ保持部材案内手段の軌道部材は幅方向両側に転動体転走面が設けられた軌道レールからなり、移動部材は該軌道レールの転動体転走面に対応する転動体転走面を含む無限循環路が設けられた移動ブロックからなり、転動体であるボールが無限循環路内に配列収容されて軌道レール及び移動ブロックの相対運動に伴って循環する構成であるから、軌道レール及び移動ブロックの相対移動が極めて円滑となり、レンズ鏡筒をよりスムーズに移動させることができると共に、軌道レール及び移動ブロックからなるレンズ保持案内手段は光軸方向に直交する方向の回転モーメントに対してより高剛性でレンズ鏡筒を強固に支え、高精度に移動させることができるレンズ移動機構を提供できる。
請求項3に記載の発明によれば、液晶プロジェクタを請求項1又は2に記載のレンズ移動機構を具備する構成とするので、小型で、投影画像に画像歪み及び色収差歪みの発生することのない液晶プロジェクタを提供できる。
従来の液晶プロジェクタの構成例を示す図である。 本発明に係るレンズ移動機構を用いる液晶プロジェクタの構成を示す図である。 本発明に係るレンズ移動機構のレンズ鏡筒移動機構(第1実施例)の構成例を示す概略外観斜視図である。 本発明に係るレンズ移動機構のレンズ鏡筒移動機構(第1実施例)の構成例を示す正面図である。 図4のA1−A1矢視断面図である。 図4のB1−B1矢視断面図である。 第1案内機構の構成を示す図で、図7(a)は一部切り欠き斜視図、図7(b)はC−C矢視断面図である。 レンズ鏡筒移動機構の固定側支持部材の正面図である。 レンズ鏡筒移動機構の中間部材の正面図である。 レンズ鏡筒移動機構のレンズ保持部材の正面図である。 第1案内機構の駆動力付与機構の構成例を示す図で、図11(a)は下方から見た図、図11(b)は正面図である。 本発明に係るレンズ移動機構のレンズ鏡筒移動機構(第2実施例)の構成例を示す正面図である。 図12のA2−A2矢視断面図である。 図12のB2−B2矢視断面図である。 第1案内機構の要部の一部切欠き斜視図である。 図15の第1案内機構の一部切欠き側面図である。 図15の第1案内機構の一部切欠き正面図である。
以下、本願発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図2は本発明に係るレンズ移動機構を用いる第1実施例としての液晶プロジェクタの構成例を示す図である。図2において、図1と同一符号を付した部分は同一又は相当部分を示す。液晶プロジェクタは投写レンズ13を収容するレンズ鏡筒15の外部に、該レンズ鏡筒15をプロジェクタ筐体14に対して左右方向(X軸方向)、及び上下方向(Z軸方向)に移動させるための後に詳述する構成のレンズ鏡筒移動機構16が設けられている。また、レンズ鏡筒15内には、投写レンズ13よりも出光側に該レンズ鏡筒15の出光口を塞ぐようにガラス板17が取り付けられている。レンズ鏡筒15の外部には、左右方向(X軸方向)に延びる第1回転軸、及び上下方向(Z軸方向)に延びる第2回転軸を中心にガラス板17を回転させるガラス板回転機構18が設けられている。
図3乃至図6は上記レンズ鏡筒移動機構16の構成例を示す図で、図3は概略外観斜視図、図4は正面図、図5は図4のA1−A1矢視断面図、図6は図4のB1−B1矢視断面図である。レンズ鏡筒移動機構16は、レンズ鏡筒15を保持するレンズ保持部材20と、固定側支持部材21と、該レンズ保持部材20と固定側支持部材21を中継する中間部材22と、レンズ保持部材20を上下方向(Z軸方向)及び左右方向(X軸方向)に移動させるレンズ保持部材案内機構を具備している。該レンズ保持部材案内機構は、固定側支持部材21と中間部材22との間に設けられた後に詳述する第1案内機構23、23と、中間部材22とレンズ保持部材20との間に設けられた後に詳述する第2案内機構24、24とを具備する。
図7は第1案内機構23の構成を示す図で、図7(a)は一部切欠き斜視図、図7(b)はC−C矢視断面図である。図7において、23−1は軌道部材としてのアウターレール、23−2は該アウターレール23−1に収納される形で該アウターレール23−1と相対運動自在に組み込まれたインナーレール、23−3はアウターレール23−1とインナーレール23−2の間を転走する転動体としてのボール、23−4はアウターレール23−1とインナーレール23−2との間で多数のボール23−3を所定間隔で配列して保持するボール保持器としてのリテーナである。
アウターレール23−1は、板状素材からなり長手方向に対して直角な断面形状が略コの字形状で幅方向両内側に長手方向に沿って転動体転走面23−1aが設けられた構成である。インナーレール23−2は、板状素材からなり長手方向に対して直角な断面形状が略コの字形状で幅方向両外側に長手方向に沿って転動体転走面23−2aが設けられた構成である。アウターレール23−1の転動体転走面23−1aとインナーレール23−2の転動体転走面23−2aは互いに対応し、両転動体転走面の間に多数のボール23−3がリテーナ23−4に回転自在に保持されている。
なお、図示は省略するが第2案内機構24も第1案内機構23と同様の構成で、アウターレール24−1、インナーレール24−2、ボール24−3及びリテーナ24−4を具備している。
第1案内機構23、23のアウターレール23−1、23−1を図5に示すように、固定側支持部材21の左右方向(X軸方向)両内側に固定し、インナーレール23−2、23−2を中間部材22の左右方向両端に固定する。また、第2案内機構24、24のアウターレール24−1、24−1を図6に示すように、中間部材22、22の上下方向(Z軸方向)内側に固定し、インナーレール24−2、24−2をレンズ保持部材20の上下方向外側に固定する。
第1案内機構23、23のインナーレール23−2、23−2をアウターレール23−1、23−1に対して、後に詳述する駆動力付与機構で上下方向に移動することにより、レンズ保持部材20、即ちレンズ鏡筒15は上下方向に移動する。第2案内機構24、24のインナーレール24−2、24−2をアウターレール24−1、24−1に対して、図示しない駆動力付与機構で左右方向に移動させることにより、レンズ保持部材20、即ちレンズ鏡筒15は左右方向に移動する。
上記のようにレンズ保持部材案内機構を、アウターレール23−1とインナーレール23−2を具備し、レンズ保持部材20を上下方向に案内する第1案内機構23、23と、アウターレール24−1とインナーレール24−2を具備し、レンズ保持部材20を左右方向に案内する第2案内機構24、24を備えた構成とすることにより、第1案内機構23、23のアウターレール23−1、23−1に対するインナーレール23−2、23−2の移動はボール23−3、23−3を介してスムーズに行なわれ、第2案内機構24、24のアウターレール24−1、24−1に対するインナーレール24−2、24−2の移動はボール24−3、24−3を介してスムーズに行なわれるから、移動はスムーズとなり、レンズ鏡筒15の移動もスムーズなものとなる。
なお、アウターレール23−1、24−1、インナーレール23−2、24−2は、例えば鋼板にプレス加工等を施すことによてこれらを容易に形成し得、又,ボールも安価な市販のものを購入、使用し得ることから、比較的低廉に製作でき、コストの低減が図れる。
また、ここでは第1案内機構23、23及び第2案内機構24、24が夫々具備するアウターレール23−1、23−1、24−1、24−1及びインナーレール23−2、23−2、24−2、24−2は光軸L方向において略同じ位置に配置されている。これにより、レンズ鏡筒移動機構16を光軸L方向に薄く構成でき、小型化が可能となる。
また、第1案内機構23、23及び第2案内機構24、24のアウターレール23−1、23−1、24−1、24−1及びインナーレール23−2、23−2、24−2、24−2の幅方向を光軸Lと略一致させている。これにより、光軸Lに直交する方向の回転モーメントに対する剛性が大きくなり、重いレンズ鏡筒15を強い剛性で支持することができ、レンズ鏡筒15を高精度で且つスムーズに移動させることが可能となる。
また、第1案内機構23のボール23−3とアウターレール23−1及びインナーレール23−2の転動体転走面の間、及び第2案内機構24のボール24−3とアウターレール24−1及びインナーレール24−2の転動体転走面の間に予圧(マイナス隙間)を付与する。これにより、第1案内機構23及び第2案内機構24の剛性が大きくなるから、重いレンズ鏡筒15を更に高精度で且つスムーズに移動させることが可能となる。
図8はレンズ鏡筒移動機構16の固定側支持部材21の正面図であり、図において、固定側支持部材21は、板状の部材であり、その中央部にレンズ鏡筒15が貫通する上下方向(Z軸方向)に径の大きい長円状の貫通穴25が設けられている。該貫通穴25は上下方向(Z軸方向)の径がレンズ鏡筒15の径Dより2dだけ大きく、左右方向(X軸方向)の径がレンズ鏡筒15の径Dより2dだけ大きくなっており(d>d)、レンズ鏡筒15は余裕を持って該貫通穴25を貫通する。
図9はレンズ鏡筒移動機構16の中間部材22の正面図であり、図示において、中間部材22は板状の部材であり、その中央部にレンズ鏡筒15が貫通する左右方向(X軸方向)に径が大きい長円状の貫通穴26が設けられている。該貫通穴26は左右方向(X軸方向)の径がレンズ鏡筒15の径Dより2dだけ大きく、上下方向(Z軸方向)の径がレンズ鏡筒15の径Dより2dだけ大きくなっており(d>d)、レンズ鏡筒15は余裕を持って該貫通穴26を貫通する。ここでd≒dである。
図10はレンズ鏡筒移動機構16のレンズ保持部材20の正面図であり、図において、レンズ保持部材20は板状の部材であり、その略中央部にレンズ鏡筒15が貫通する円状の貫通穴27が設けられており、該貫通穴27の径はレンズ鏡筒15の径Dに略等しくなっており、レンズ鏡筒15は該貫通穴27に密着状態で貫通している。
固定側支持部材21、中間部材22及びレンズ保持部材20の貫通孔25、26、27の径をそれぞれ上記のように形成することにより、中間部材22は固定側支持部材21に対して上下方向にdの範囲で移動でき、レンズ鏡筒15を貫通孔27に密着状態で貫通して取り付けたレンズ保持部材20は中間部材22に対して左右方向にdの範囲で移動できる。即ち、投写レンズ13を内部に備えるレンズ鏡筒15を上下方向にdの範囲及び左右方向にdの範囲で移動させ、投写画像の投写位置をシフト調整できる。
図11は第1案内機構23のインナーレール23−2に駆動力を付与する駆動力付与機構の構成例を示す図で、図11(a)は下方から見た図、図11(b)は正面図(但しモータ及びウォームを除く)である。駆動力付与機構は、モータ28、該モータ28の回転軸に連結したウォーム29、該ウォーム29に噛み合うウォームホイール30、該ウォームホイール30に連結したねじ軸31、該ねじ軸31に螺合するナット33及び該ナット33とインナーレール23−2を連結する連結部材32を具備する構成である。
上記構成の駆動力付与機構において、モータ28を回転(正転又は逆転)させるとウォーム29を介してウォームホイール30及びねじ軸31が回転し、ナット33が上下方向(Z軸方向)に移動し、該ナット33に連結部材32を介して連結されたインナーレール23−2が上下方向(Z軸方向)に移動する。なお、図示は省略するが第2案内機構24のインナーレール24−2に駆動力を付与する駆動力付与機構も略同様な構成である。
上記例では、第1及び第2案内機構23、24を設けて、レンズ鏡筒15を左右方向(X軸方向)及び上下方向(Z軸方向)の2軸に移動する構成としたが、いずれか1軸(X軸方向又はZ軸方向)のみに移動する構成とする場合もある。
また、上記例では、第1及び第2案内機構23、24に転動体としてボール23−3、24−3を用いるものを示したが、案内機構は転動体としてはボールを用いるものに限定されるものではなく、転動体として例えばローラ(円柱体)を用いたものでもよいことは当然である。
また、上記例では、第1及び第2案内機構23、24のアウターレール23−1、24−1を固定側として、インナーレール23−2、24−2を移動側としたが、インナーレール23−2、24−2を固定側として、アウターレール23−1、24−1を移動側としてもよいことは当然である。
図12乃至図14は、本発明の第2実施例としての液晶プロジェクタの要部であるレンズ鏡筒移動機構の構成を示す図である。図において、56はレンズ鏡筒移動機構を示す。本レンズ鏡筒移動機構56は、前述したレンズ鏡筒移動機構16に代えて、図2に示した液晶プロジェクタに装着することができる。このレンズ鏡筒移動機構56は、以下に説明する部分以外は上記レンズ鏡筒移動機構16と同様に構成されており、同様の構成部分に関しては同一の参照符号を付して示し、その詳細な説明は省略する。
図12はレンズ鏡筒移動機構56の正面図、図13は図12のA2−A2矢視断面図、図14は図12のB2−B2矢視断面図である。図示するように、レンズ鏡筒移動機構56はレンズ保持部材20を上下方向(Z軸方向)及び左右方向(X軸方向)に移動させるレンズ保持部材案内機構を備えている。該レンズ保持部材案内機構は、固定側支持部材21と中間部材22との間に設けられた後に詳述する第1案内機構63、63と、中間部材22とレンズ保持部材20との間に設けられた後に詳述する第2案内機構64、64とを具備する。
図15乃至図17は上記第1案内機構63の要部の構成を示す図で、図15は一部切欠き斜視図、図16は一部切欠き側面図、図17は一部切欠き正面図である。図示するように、第1案内機構63は、軌道部材としての軌道レール101と、該軌道レール101と相対運動自在に組み込まれた移動部材としての移動ブロック102と、該移動ブロック102に設けられた無限循環路内に配列収容され軌道レール101及び移動ブロック102の間で荷重を受けながら転動する複数の転動体としてのボール103とを備えている。移動ブロック102は、1本の軌道レール101に対してこの場合2つ組み込まれている。なお、移動ブロック102には、該移動ブロック102を軌道レール101から外した際に移動ブロック102からボール103が脱落するのを防止する保持器104が設けられている。
上記軌道レール101は長手方向に対して直角な断面形状が略矩形状に形成され、その幅方向両側に長手方向に沿って転動体転走面101−1が形成されている。ここでは、転動体転走面101−1は幅方向両側に1条ずつ、合計2条が形成されている。なお、転動体転走面101−1の数、配置については適宜可変である。また、図中において符号101−3に示すのは、軌道レール101を締結するためのボルト(図示せず)を挿通するボルト挿通孔であり、軌道レール101の長手方向に沿って所定の間隔で形成されている。
一方、上記移動ブロック102は、移動方向に対して直角な断面が略コの字状に形成され、軌道レール101を跨ぐように配設されており、ブロック本体121と、このブロック本体121の移動方向の端面に固定された一対のエンドキャップ122上には、移動ブロック102と軌道レール101との隙間を外部から密封する一対のエンドシール123がねじ130によって装着されている。
図17から明らかなように、ブロック本体121は、取付面121−1を備えた水平部121−2及びこの水平部121−2の両端部から垂下する一対の袖部121−3、121−3を有しており、各袖部121−3の内側面には軌道レール101の転動体転走面101−1に対応する転動体転走面121−5が設けられている。また、袖部121−3には、該転動体転走面121−5と平行に転動体戻し通路121−6が穿設されている。転動体転走面121−5及び転動体戻し通路121−6は、図15にも示している。なお、上記水平部121−2には、ブロック本体121を締結するためのボルト(図示せず)が螺合するタップ孔121−7が形成されている。
図15に示すように、一対設けられたエンドキャップ122にはボール103の方向転換路122−1が形成されている。エンドキャップ122をボルト129を用いてブロック本体121の両端面に装着すると、ブロック本体121の転動体転走面121−5と転動体戻し通路121−6がこの方向転換路122−1によって連通連結され、これにより無限循環路が形成される。
前述のように、ボール103はこの無限循環路内に配列収容され、軌道レール101及び移動ブロック102の相対運動に伴って循環する。そして、軌道レール101の転動体転走面101−1と移動ブロック102の転動体転走面121−5との間で荷重を受けながら転動する。
なお、第2案内機構64も第1案内機構63と同様の構成であり、上記軌道レール101、移動ブロック102と同じ構成の軌道レール201、移動ブロック202を備えている。その詳細を示す図、及び説明は省略する。
図13に示すように、上記第一案内機構63、63の軌道レール101を固定側支持部材21の左右方向(X軸方向)両内側に固定し、移動ブロック102を中間部材22の左右方向両端に固定する。また、図14に示すように、第2案内機構64、64の軌道レール201を中間部材22の上下方向(Z軸方向)内側に固定し、移動ブロック202をレンズ保持部材20の上下方向外側に固定する。
本実施例の場合、図11に示す駆動力付与機構他による駆動力付与は、移動ブロック102、102に対してではなく、レンズ保持部材20、中間部材22に対して行われる。即ち、中間部材22に対して上下方向の駆動力を付与することで、レンズ保持部材20、即ちレンズ鏡筒15は上下方向に移動され、レンズ保持部材20に対して左右方向に駆動力を付与することで、レンズ保持部材20、即ちレンズ鏡筒15は左右方向に移動される。
上記のように、レンズ保持部材案内機構を、軌道レール101と移動ブロック102を具備し、レンズ保持部材20を上下方向に案内する第1案内機構63、63と、軌道レール201と移動ブロック202を具備し、レンズ保持部材20を左右方向に案内する第2案内機構64、64を備え、軌道レール101、201及び移動ブロック102、202の相対運動に伴ってボール103が無限循環路内を循環するように構成することにより、その作動、つまり軌道レール101、201及び移動ブロック102、202の相対移動が極めて円滑となる。よって、レンズ鏡筒15をよりスムーズに移動させることができる。また、軌道レール101、201及び移動ブロック102、202からなるレンズ保持部材案内機構の剛性が大きく、レンズ鏡筒15を強固に支え、より高精度に移動させることができる。
また、ここでは、第1案内機構63、63及び第2案内機構64、64が夫々具備する軌道レール101、201及び移動ブロック102、202は光軸L方向において略同じ位置に配置されている。これにより、レンズ鏡筒移動機構56を光軸L方向に薄く構成でき、小型化が可能となる。
また、第1案内機構63、63及び第2案内機構64、64の軌道レール101、201及び移動ブロック102、202の幅方向を光軸Lと略一致させている。これにより、光軸Lに直交する方向の回転モーメントに対する剛性が大きくなり、重いレンズ鏡筒15を強い剛性で支持することができ、レンズ鏡筒15を高精度で且つスムーズに移動させることが可能となる。
また、第1案内機構63のボール103と軌道レール101及び移動ブロック102の転動体転走面の間、及び第2案内機構64のボール103と軌道レール201及び移動ブロック202の転動体転走面の間に予圧(マイナス隙間)を付与する。これにより、第1案内機構63及び第2案内機構64の剛性が大きくなるから、重いレンズ鏡筒15を更に高精度でスムーズに移動させることが可能となる。
また、上記例では、第1及び第2案内機構63、64の軌道レール101、201を固定側として、移動ブロック102、202を移動側としているが、移動ブロック102、202を固定側として、軌道レール101、201を移動側としてもよい。
1 光源
2 ダイクロイックミラー
3 ダイクロイックミラー
4 反射ミラー
5 反射ミラー
6 液晶パネル
7 液晶パネル
8 液晶パネル
9 ダイクロイックミラー
10 ダイクロイックミラー
13 投写レンズ
14 プロジェクタ筐体
15 レンズ鏡筒
16 レンズ鏡筒移動機構
17 ガラス板
18 ガラス板回転機構
20 レンズ保持部材
21 固定側支持部材
22 中間部材
23 第1案内機構
24 第2案内機構
25 貫通穴
26 貫通穴
27 貫通穴
28 モータ
29 ウォーム
30 ウォームホイール
31 ねじ軸
32 連結部材
33 ナット
56 レンズ鏡筒移動機構
63 第1案内機構
64 第2案内機構
101 軌道レール
102 移動ブロック
103 ボール
121 ブロック本体
122 エンドキャップ
201 軌道レール
202 移動ブロック

Claims (3)

  1. 画像情報を有する光を投射する投写レンズを内部に備えるレンズ鏡筒を保持するレンズ保持部材と、該レンズ保持部材を前記光の光軸に対して直交し、且つ互いに直交する第1及び第2の2軸方向に移動自在に案内するレンズ保持部材案内手段と、該レンズ保持部材案内手段を支える固定側支持部材と、前記レンズ鏡筒を前記第1或いは第2の方向に移動させるための駆動力を付与する駆動力付与手段とを備えたレンズ移動機構であって、
    前記固定側支持部材は、前記レンズ保持部材の前記光軸と直交する方向の左右両側及び下側に該レンズ保持部材に向かい合う辺からなる支持枠を具備し、
    前記レンズ保持部材案内手段は、前記レンズ鏡筒を前記光軸と直交する第1方向に案内する第1案内手段と前記光軸と直交し且つ該第1方向と直交する第2方向に案内する第2案内手段を具備し、
    前記第1案内手段は、前記支持枠の左右両辺内壁と該左右両辺内壁に対向する前記レンズ保持部材の間に配置し、
    前記第2案内手段は、前記支持枠の下側辺内壁と該下側辺内壁に対向する前記レンズ保持部材の間及び該レンズ保持部材の上部で且つ対向する前記第1案内手段と第1案内手段の間に配置し、
    前記第1案内手段及び第2案内手段は、それぞれ長手方向に沿って転動体転走面が設けられた軌道部材と、該軌道部材の転動体転走面に対応する転動体転走面が設けられて前記軌道部材と相対運動自在に組み込まれた移動部材と、前記軌道部材の転動体転走面と前記移動部材の転動体転走面の間に配置された複数の転動体とを具備し、
    前記第1案内手段及び第2案内手段がそれぞれ具備する軌道部材及び移動部材は前記光の光軸方向において略同じ位置に配置されており、
    前記レンズ保持部材案内手段の軌道部材及び移動部材の幅方向は前記光軸と略一致しており、
    前記レンズ保持部材案内手段の転動体と軌道部材及び移動部材の転動体転走面の間に予圧を付与し、
    前記軌道部材は板状素材からなり長手方向に対して直角な断面形状が略コの字形状で幅方向両内側に前記転動体転走面が設けられたアウターレールであり、前記移動部材は板状素材からなり長手方向に対して直角な断面形状が略コの字状形状で幅方向両外側に前記転動体転走面が設けられたインナーレールであり、前記転動体はボールであり、前記転動体の各々を回転自在に保持する転動体保持器を具備することを特徴とするレンズ移動機構。
  2. 画像情報を有する光を投射する投写レンズを内部に備えるレンズ鏡筒を保持するレンズ保持部材と、該レンズ保持部材を前記光の光軸に対して直交し、且つ互いに直交する第1及び第2の2軸方向に移動自在に案内するレンズ保持部材案内手段と、該レンズ保持部材案内手段を支える固定側支持部材と、前記レンズ鏡筒を前記第1或いは第2の方向に移動させるための駆動力を付与する駆動力付与手段とを備えたレンズ移動機構であって、
    前記固定側支持部材は、前記レンズ保持部材の前記光軸と直交する方向の左右両側及び下側に該レンズ保持部材に向かい合う辺からなる支持枠を具備し、
    前記レンズ保持部材案内手段は、前記レンズ鏡筒を前記光軸と直交する第1方向に案内する第1案内手段と前記光軸と直交し且つ該第1方向と直交する第2方向に案内する第2案内手段を具備し、
    前記第1案内手段は、前記支持枠の左右両辺内壁と該左右両辺内壁に対向する前記レンズ保持部材の間に配置し、
    前記第2案内手段は、前記支持枠の下側辺内壁と該下側辺内壁に対向する前記レンズ保持部材の間及び該レンズ保持部材の上部で且つ対向する前記第1案内手段と第1案内手段の間に配置し、
    前記第1案内手段及び第2案内手段は、それぞれ長手方向に沿って転動体転走面が設けられた軌道部材と、該軌道部材の転動体転走面に対応する転動体転走面が設けられて前記軌道部材と相対運動自在に組み込まれた移動部材と、前記軌道部材の転動体転走面と前記移動部材の転動体転走面の間に配置された複数の転動体とを具備し、
    前記第1案内手段及び第2案内手段がそれぞれ具備する軌道部材及び移動部材は前記光の光軸方向において略同じ位置に配置されており、
    前記レンズ保持部材案内手段の軌道部材及び移動部材の幅方向は前記光軸と略一致しており、
    前記レンズ保持部材案内手段の転動体と軌道部材及び移動部材の転動体転走面の間に予圧を付与し、
    前記軌道部材は幅方向両側に前記移動体転走面が設けられた軌道レールからなり、前記移動部材は前記軌道レールの転動体転走面に対応する転動体転走面を含む無限循環路が設けられた移動ブロックからなり、前記転動体はボールであり、前記無限循環路内に配列収容され、前記軌道レール及び前記移動ブロックの相対運動に伴って循環することを特徴とするレンズ移動機構。
  3. 請求項1又は2に記載のレンズ移動機構と、液晶パネルを内部に備えたプロジェクタ筐体を具備し、
    前記液晶パネルからの画像情報を有する光を前記レンズ移動機構が保持する投写レンズに投射するように構成したことを特徴とする液晶プロジェクタ。
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