JP2011120354A - 定電流電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、軽負荷時であっても定電流制御を行うことができる定電流電源装置について、効率を向上させること。
【解決手段】定電流電源装置1は、直列接続された複数の発光ダイオードLED1〜LEDnのうち発光ダイオードLEDnのカソードと直列接続されたトランスTの第1の1次巻線T1と、トランスTの第1の1次巻線T1とタップAを介して直列接続されたトランスTの第2の1次巻線T2と、トランスTの第2の1次巻線T2と直列接続されたスイッチ素子Q1と、アノードにはタップAが接続されカソードには発光ダイオードLED1のアノードが接続されたダイオードD1と、スイッチ素子Q1を制御する制御部21と、タップAに接続されたスナバ回路31と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、定電流電源装置に関する。
従来より、定電流を出力する電源として、定電流電源装置がある。この定電流電源装置は、例えば、発光ダイオードを点灯させるために用いられる(例えば、特許文献1参照)。
[定電流電源装置100の構成]
図5は、従来例に係る定電流電源装置100の回路図である。定電流電源装置100は、点P1から入力される直流電力を用いて、直列接続された複数の発光ダイオードLED1〜LEDn(nは、n≧3を満たす整数)に定電流を供給する。この定電流電源装置100は、1次巻線T11および2次巻線T12を有するトランスTTと、NチャネルMOSFETで構成されるスイッチ素子Q11と、NPN型トランジスタで構成されるスイッチ素子Q12と、抵抗R11、R12、R13、R14、R15と、キャパシタC11、C12と、ツェナーダイオードZD11と、を備える。
点P1には、発光ダイオードLED1のカソードと、トランスTTの1次巻線T11の一端と、抵抗R11を介してスイッチ素子Q11のゲートと、が接続される。トランスTTの1次巻線T11の他端には、発光ダイオードLEDnのアノードと、スイッチ素子Q11のドレインと、が接続され、スイッチ素子Q11のソースには、点P2が接続される。点P2には、トランスTTの2次巻線T12の他端が接続される。
トランスTTの2次巻線T12の一端には、抵抗R13およびキャパシタC11を介して、スイッチ素子Q11のゲートが接続されるとともに、ツェナーダイオードZD11のカソードと、抵抗R15の一端と、が接続される。ツェナーダイオードZD11のアノードと、抵抗R15の他端とには、抵抗R14を介して、スイッチ素子Q12のベースが接続される。スイッチ素子Q12のベースには、キャパシタC12を介して、点P2が接続される。また、スイッチ素子Q12のエミッタには、点P2が接続され、スイッチ素子Q12のコレクタには、スイッチ素子Q11のゲートが接続される。スイッチ素子Q11のゲートには、抵抗R12を介して、点P2が接続される。
[定電流電源装置100の動作]
以上の構成を備える定電流電源装置100は、以下のように動作することで、定電流制御を行う。具体的には、点P1に直流電圧が印加されると、この直流電圧は、直列接続された抵抗R11と抵抗R12とで分圧され、スイッチ素子Q11のゲートに印加される。ここで、このゲートに印加される電圧は、スイッチ素子Q11のしきい値電圧以上であるものとすると、スイッチ素子Q11は、オン状態になる。
スイッチ素子Q11がオン状態になると、点P1に入力された直流電流が、トランスTTの1次巻線T11の一端から他端と、オン状態のスイッチ素子Q11と、を介して、点P2に流れる。すると、トランスTTの1次巻線T11の一端から他端に電流が流れることにより、トランスTTの1次巻線T11にエネルギーが蓄積されることとなる。
また、トランスTTの1次巻線T11の一端から他端に電流が流れると、トランスTTの2次巻線T12の他端から一端に向かって電流を流そうとする起電力が、トランスTTの2次巻線T12に生じる。この起電力により、抵抗R15および抵抗R14を介してキャパシタC12に電荷が蓄積され、キャパシタC12の端子間電圧がスイッチ素子Q12のベースに印加される。そして、キャパシタC12の端子間電圧がスイッチ素子Q12のしきい値電圧以上になると、スイッチ素子Q12がオン状態になる。
スイッチ素子Q12がオン状態になると、スイッチ素子Q11のゲートとソースとが導通し、スイッチ素子Q11がオフ状態になる。すると、スイッチ素子Q11がオン状態であった期間にトランスTTの1次巻線T11に蓄えられたエネルギーにより、発光ダイオードLED1〜LEDnに電流が流れ、これら発光ダイオードLED1〜LEDnが点灯する。
また、スイッチ素子Q12がオン状態になると、キャパシタC12に蓄積された電荷は、スイッチ素子Q12のベース電流として放電されるので、キャパシタC12の端子間電圧は、時間が経過するに従って低下する。そして、キャパシタC12の端子間電圧がスイッチ素子Q12のしきい値電圧未満になると、スイッチ素子Q12がオフ状態になる。
スイッチ素子Q12がオフ状態になると、上述と同様に、再度、スイッチ素子Q11のゲートに、抵抗R11と抵抗R12とで分圧された電圧が印加され、スイッチ素子Q11がオン状態になる。
以上の動作を繰り返すことにより、定電流電源装置100は、スイッチ素子Q11のオン幅を制御して、発光ダイオードLED1〜LEDnに定電流を供給し、これら発光ダイオードLED1〜LEDnを点灯させる。
ところで、上述の定電流電源装置100にとって、直列接続された複数の発光ダイオードLED1〜LEDnの数が少なくなったり、発光ダイオードLED1〜LEDnのそれぞれの立上がり電圧が低くなったりすることは、負荷が軽くなるということである。定電流電源装置100は、負荷が軽くなっても定電流を出力し続けるために、負荷が軽くなるに従って、スイッチ素子Q11のオン幅を狭くして、スイッチ素子Q11のデューティ比を小さくする。ところが、スイッチ素子Q11のオン幅を狭くするに従って、上述のように定電流制御を行うのが困難となる。
そこで、上述の定電流電源装置100において、タップを介して接続された2つの1次巻線をトランスTTの1次巻線T11の代わりに設け、このタップと、発光ダイオードLED1〜LEDnと、をダイオードで接続することが考えられる。ここで、上述の2つの1次巻線は、スイッチ素子Q11のドレインと、発光ダイオードLED1〜LEDnと、の間に設けられるものとする。これによれば、スイッチ素子Q11のオン幅を狭くしても、上述のように定電流制御を行うことができ、軽負荷時であっても、定電流制御を行うことができる。
特開2005−116572号公報
上述のように、定電流電源装置100に、タップを介して接続された2つの1次巻線と、ダイオードと、を設けた場合、タップとダイオードとの間に漏れインダクタンスが存在する。このため、この漏れインダクタンスにより、スイッチ素子Q11のオンオフに応じてサージ電圧が発生し、ダイオードに高電圧が印加されてしまう。そこで、ダイオードを耐圧の高い素子で構成すると、このダイオードにおける電力損失が増大し、定電流電源装置の効率が低下してしまう。
上述の課題を鑑み、本発明は、軽負荷時であっても定電流制御を行うことができる定電流電源装置について、効率を向上させることを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1)本発明は、負荷の入力端に定電流を供給する定電流電源装置であって、タップを有し、前記負荷の出力端に直列接続された出力チョークと、前記出力チョークと直列接続されたスイッチ素子と、一端には前記タップが接続され、他端には前記負荷の入力端が接続され、当該一端から当該他端に向かって電流を流す整流素子と、前記スイッチ素子を制御する制御手段と、前記タップに接続されたスナバ回路と、を備え、前記出力チョークは、前記負荷の出力端と前記タップとを接続する第1チョークと、前記タップと前記スイッチ素子とを接続する第2チョークと、を備え、前記制御手段は、前記第1チョークに流れる電流に応じて、前記スイッチ素子を制御することを特徴とする定電流電源装置を提案している。
この発明によれば、負荷の入力端に定電流を供給する定電流電源装置に、タップを有する出力チョーク、スイッチ素子、整流素子、および制御手段を設けた。また、出力チョークに、負荷の出力端とタップとを接続する第1チョークと、タップとスイッチ素子とを接続する第2チョークと、を設けた。また、一端から他端に向かって電流を流す整流素子について、一端にはタップを接続し、他端には負荷の入力端を接続した。そして、制御手段により、第1チョークに流れる電流に応じて、スイッチ素子を制御することとした。
このため、スイッチ素子がオン状態である期間では、負荷、第1チョーク、第2チョーク、スイッチ素子の順に電流が流れ、負荷に電流が供給されるとともに、第1チョークに電流が流れることにより、第1チョークにエネルギーが蓄積されることとなる。一方、スイッチ素子がオフ状態である期間では、スイッチ素子がオン状態である期間に第1チョークに蓄積されたエネルギーにより、第1チョーク、整流素子、負荷の順に電流が流れ、負荷に電流が供給される。以上によれば、スイッチ素子がオフ状態である期間では、第1チョークには電流が流れるが、第2チョークには電流が流れない。ところが、スイッチ素子がオン状態である期間では、第1チョークだけでなく、第2チョークにも電流が流れる。すなわち、スイッチ素子がオン状態である期間では、スイッチ素子がオフ状態である期間と比べて、電流が流れる経路のインダクタンスが大きくなる。
電流が流れる経路のインダクタンスが大きくなると、第1チョークに流れる電流の単位時間あたりの増加率が低下する。このため、第2チョークが設けられていない場合と比べて、制御手段によりスイッチ素子をターンオフさせるタイミングが遅くなり、スイッチ素子のオン幅が広くなる。
したがって、負荷が軽くなるに従ってスイッチ素子のオン幅を狭くしても、第2チョークが設けられていない場合と比べて、スイッチ素子のオン幅を広く確保することができる。よって、軽負荷時であっても、定電流制御を行うことができる。
また、この発明によれば、負荷の入力端に定電流を供給する定電流電源装置に、スナバ回路を設け、このスナバ回路をタップに接続した。このため、スナバ回路により、スイッチ素子がオフ状態になることによるサージ電圧の発生が抑制され、整流素子の一端に高電圧が印加されるのが抑制される。したがって、スナバ回路を設けなかった場合と比べて、耐圧の低い素子で整流素子を構成できるため、整流素子における電力損失を低減させて、定電流電源装置の効率を向上できる。
(2)本発明は、(1)の定電流電源装置について、前記スナバ回路は、低損失であることを特徴とする定電流電源装置を提案している。
この発明によれば、スナバ回路を、低損失な回路で構成した。このため、スナバ回路における電力損失を低減させて、定電流電源装置の効率をさらに向上できる。
(3)本発明は、(1)または(2)の定電流電源装置について、前記スナバ回路は、一端に前記整流素子の他端が接続され、当該一端から他端に向かって電流を流す一方向性素子と、前記一方向性素子の他端と前記タップとを接続するキャパシタと、前記一方向性素子の他端と前記負荷の出力端とを接続する抵抗と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の定電流電源装置を提案している。
この発明によれば、スナバ回路に、一方向性素子、キャパシタ、および抵抗を設けた。そして、一端から他端に向かって電流を流す一方向性素子の一端には、整流素子の他端を接続した。また、一方向性素子の他端には、キャパシタを介してタップを接続するとともに、抵抗を介して負荷の出力端を接続した。
このため、スナバ回路は、受動素子のみで構成される。したがって、スナバ回路を、トランジスタといった能動素子を含んで構成した場合と比べて、定電流電源装置の製造コストを低減できる。
(4)本発明は、(1)〜(3)のいずれかの定電流電源装置について、前記第1チョークで構成される第1の1次巻線、前記第2チョークで構成される第2の1次巻線、および2次巻線を有するトランスを備え、前記制御手段は、前記2次巻線に生じる起電力に応じて充電される特定キャパシタを有し、当該特定キャパシタの端子間電圧が予め定められたしきい値未満の場合には、前記スイッチ素子をオン状態にし、当該特定キャパシタの端子間電圧が当該しきい値以上の場合には、当該スイッチ素子をオフ状態にすることを特徴とする定電流電源装置を提案している。
この発明によれば、定電流電源装置に、第1チョークで構成される第1の1次巻線、第2チョークで構成される第2の1次巻線、および2次巻線を有するトランスを設け、制御手段に、2次巻線に生じる起電力に応じて充電される特定キャパシタを設けた。そして、制御手段により、特定キャパシタの端子間電圧が予め定められたしきい値未満の場合には、スイッチ素子をオン状態にし、特定キャパシタの端子間電圧がしきい値以上の場合には、スイッチ素子をオフ状態にすることとした。
このため、第1チョークで構成される第1の1次巻線に流れる電流に応じて、2次巻線に起電力が生じ、特定キャパシタの端子間電圧が変化する。そして、特定キャパシタの端子間電圧に応じて、スイッチ素子が制御される。以上によれば、第1チョークで構成される第1の1次巻線に流れる電流に応じてスイッチ素子を制御することができ、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(5)本発明は、(1)〜(3)のいずれかの定電流電源装置について、前記スイッチ素子の入力端子または出力端子に直列接続された特定抵抗を備え、前記制御手段は、前記特定抵抗に流れる電流に応じて前記スイッチ素子を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の定電流電源装置を提案している。
この発明によれば、定電流電源装置に、スイッチ素子の入力端子または出力端子に直列接続された特定抵抗を設け、制御手段により、特定抵抗に流れる電流に応じてスイッチ素子を制御することとした。
このため、特定抵抗に流れる電流は、第1チョークに流れる電流に応じて変化する。したがって、第1チョークに流れる電流に応じてスイッチ素子を制御することができ、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、軽負荷時であっても定電流制御を行うことができる定電流電源装置について、効率を向上できる。
本発明の第1実施形態に係る定電流電源装置の回路図である。 前記定電流電源装置のタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る定電流電源装置の回路図である。 前記定電流電源装置のタイミングチャートである。 従来例に係る定電流電源装置の回路図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1実施形態>
[定電流電源装置1の構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る定電流電源装置1の回路図である。定電流電源装置1は、交流電源Vinから供給される交流電力を用いて、直列接続された複数の発光ダイオードLED1〜LEDnに定電流を供給する。この定電流電源装置1は、図5に示した従来例に係る定電流電源装置100とは、トランスTの1次側にタップAが設けられている点と、スナバ回路31を備える点とで、大きく異なる。
定電流電源装置1は、トランスTと、整流部11と、NチャネルMOSFETで構成されるスイッチ素子Q1と、整流素子としてのダイオードD1と、キャパシタC1と、制御手段としての制御部21と、スナバ回路31と、を備える。トランスTは、タップAを介して直列接続された第1の1次巻線T1および第2の1次巻線T2と、2次巻線T3と、を備える。制御部21は、NPN型トランジスタで構成されるスイッチ素子Q2と、抵抗R1、R2、R3と、特定キャパシタとしてのキャパシタC2と、キャパシタC3と、ツェナーダイオードZD1と、を備える。スナバ回路31は、抵抗R5と、キャパシタC4と、ダイオードD2と、を備える。
整流部11の2つの入力端子には、交流電源Vinの両端が接続される。整流部11の第1の出力端子には、ダイオードD1のカソードと、ダイオードD2のアノードと、キャパシタC1の一方の電極と、発光ダイオードLED1のアノードと、が接続される。ダイオードD2のカソードには、キャパシタC4の一方の電極と、抵抗R5の一端と、が接続される。
発光ダイオードLEDnのカソードには、キャパシタC1の他方の電極と、抵抗R5の他端と、トランスTの第1の1次巻線T1の一端と、が接続される。トランスTの第1の1次巻線T1の他端には、キャパシタC4の他方の電極が接続されるとともに、タップAを介して、ダイオードD1のアノードと、トランスTの第2の1次巻線T2の一端と、が接続される。
トランスTの第2の1次巻線T2の他端には、スイッチ素子Q1のドレインが接続されるとともに、抵抗R1を介してスイッチ素子Q1のゲートが接続される。スイッチ素子Q1のゲートには、ツェナーダイオードZD1のカソードと、スイッチ素子Q2のコレクタと、が接続されるとともに、抵抗R2を介して、整流部11の第2の出力端子が接続される。また、スイッチ素子Q1のゲートには、キャパシタC3を介してトランスTの2次巻線T3の一端が接続される。このトランスTの2次巻線T3の一端には、抵抗R3を介してスイッチ素子Q2のベースが接続される。スイッチ素子Q2のベースには、キャパシタC2を介して、整流部11の第2の出力端子が接続される。整流部11の第2の出力端子には、トランスTの2次巻線T3の他端と、スイッチ素子Q2のエミッタと、ツェナーダイオードZD1のアノードと、スイッチ素子Q1のソースと、が接続される。
[定電流電源装置1の動作]
以上の構成を備える定電流電源装置1は、以下のように動作することで、定電流制御を行う。具体的には、交流電源Vinから供給された交流電力を整流部11により整流して、第1の出力端子から、第2の出力端子を基準とした直流電力を出力する。整流部11の第1の出力端子から出力される直流電圧は、発光ダイオードLED1〜LEDnと、トランスTの第1の1次巻線T1と、トランスTの第2の1次巻線T2と、を介して抵抗R1、R2に印加され、これら抵抗R1と抵抗R2とで分圧された後、スイッチ素子Q1のゲートに印加される。ここで、このゲートに印加される電圧は、スイッチ素子Q1のしきい値電圧以上であるものとすると、スイッチ素子Q1は、オン状態になる。
スイッチ素子Q1がオン状態になると、整流部11の第1の出力端子から出力される直流電流が、発光ダイオードLED1〜LEDnと、トランスTの第1の1次巻線T1の一端から他端と、トランスTの第2の1次巻線T2の一端から他端と、オン状態のスイッチ素子Q1と、を介して、整流部11の第2の出力端子に流れる。これによれば、発光ダイオードLED1〜LEDnに電流が流れるので、これら発光ダイオードLED1〜LEDnが点灯する。また、トランスTの第1の1次巻線T1の一端から他端に電流が流れることで、トランスTの第1の1次巻線T1にエネルギーが蓄積されることとなる。
また、トランスTの第1の1次巻線T1の一端から他端と、トランスTの第2の1次巻線T2の一端から他端と、に電流が流れると、トランスTの2次巻線T3の他端から一端に向かって電流を流そうとする起電力が、トランスTの2次巻線T3に生じる。この起電力により、抵抗R3を介してキャパシタC2に電荷が蓄積され、キャパシタC2の端子間電圧がスイッチ素子Q2のベースに印加される。そして、キャパシタC2の端子間電圧がスイッチ素子Q2のしきい値電圧以上になると、スイッチ素子Q2がオン状態になる。
スイッチ素子Q2がオン状態になると、スイッチ素子Q1のゲートとソースとが導通し、スイッチ素子Q1がオフ状態になる。すると、スイッチ素子Q1がオン状態であった期間にトランスTの第1の1次巻線T1に蓄えられたエネルギーにより、トランスTの第1の1次巻線T1の一端から他端、ダイオードD1、発光ダイオードLED1〜LEDnの順に電流が流れ、発光ダイオードLED1〜LEDnが点灯する。
また、スイッチ素子Q2がオン状態になると、キャパシタC2に蓄積された電荷は、スイッチ素子Q2のベース電流として放電されるので、キャパシタC2の端子間電圧は、時間が経過するに従って低下する。そして、キャパシタC2の端子間電圧がスイッチ素子Q2のしきい値電圧未満になると、スイッチ素子Q2がオフ状態になる。
スイッチ素子Q2がオフ状態になると、上述と同様に、再度、スイッチ素子Q1のゲートに、抵抗R1と抵抗R2とで分圧された電圧が印加され、スイッチ素子Q1がオン状態になる。
以上の動作を繰り返すことにより、定電流電源装置1は、スイッチ素子Q1のオン幅を制御して、発光ダイオードLED1〜LEDnに定電流を供給し、これら発光ダイオードLED1〜LEDnを点灯させる。
なお、発光ダイオードLED1〜LEDnに流れる電流は、キャパシタC1により平滑化される。また、スイッチ素子Q1のゲートに印加される電圧が、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧以上になろうとすると、ツェナーダイオードZD1がオン状態になるので、スイッチ素子Q1のゲート電圧は、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧より高くはならない。また、整流部11の第1の出力端子から出力される直流電流は、キャパシタC3により除去されるので、トランスTの2次巻線T3には流れない。
ここで、タップAとダイオードD1のアノードとの間には、漏れインダクタンスが存在しており、この漏れインダクタンスには、スイッチ素子Q1がオン状態である期間にエネルギーが蓄積される。このため、スナバ回路31が設けられていない場合には、スイッチ素子Q1がオフ状態になると、スイッチ素子Q1がオン状態であった期間に上述の漏れインダクタンスに蓄えられたエネルギーにより、サージ電圧が発生し、ダイオードD1のアノードに高電圧が印加されてしまう。
ところが、定電流電源装置1には、スナバ回路31が設けられている。このため、スイッチ素子Q1がオフ状態になると、スイッチ素子Q1がオン状態であった期間に上述の漏れインダクタンスに蓄えられたエネルギーの少なくとも一部が、キャパシタC4に蓄えられることとなる。したがって、定電流電源装置1では、スイッチ素子Q1がオフ状態になることによるサージ電圧の発生が抑制されるので、ダイオードD1のアノードに高電圧が印加されるのが抑制される。
図2は、定電流電源装置1のタイミングチャートである。VT3は、トランスTの2次巻線T3の一端の電圧を示し、VC2は、キャパシタC2の端子間電圧を示す。VGSQ1は、スイッチ素子Q1のゲート−ソース間電圧を示し、IT1は、トランスTの第1の1次巻線T1の一端から他端に流れる電流を示す。IDSQ1は、スイッチ素子Q1のドレイン電流を示し、ID1は、ダイオードD1に流れる電流を示す。IC1は、キャパシタC1に流れる電流を示し、ILEDは、発光ダイオードLED1〜LEDnのそれぞれに流れる電流を示す。また、ゲート−ソース間電圧VGSQ1がVGHの場合、スイッチ素子Q1がオン状態となり、ゲート−ソース間電圧VGSQ1が「0」の場合、スイッチ素子Q1がオフ状態となるものとする。
時刻t1〜t2までの期間では、スイッチ素子Q1のゲート−ソース間電圧VGSQ1がVGHであり、スイッチ素子Q1がオン状態である。
このため、時刻t1〜t2までの期間では、トランスTの第1の1次巻線T1の一端から他端に流れる電流IT1と、スイッチ素子Q1のドレイン電流IDSQ1と、キャパシタC1に流れる電流IC1とは、時間が経過するに従って増加し、トランスTの第1の1次巻線T1にエネルギーが蓄えられる。一方、ダイオードD1には電流が流れないので、ダイオードD1に流れる電流ID1は、「0」である。
また、時刻t1〜t2までの期間では、トランスTの第1の1次巻線T1の一端から他端に流れる電流IT1が、上述のように時間が経過するに従って増加しているため、トランスTの2次巻線T3の一端の電圧VT3は、「0」より大きいV1となる。このため、トランスTの2次巻線T3の一端に抵抗R3を介して接続されたキャパシタC2が充電され、キャパシタC2の端子間電圧VC2は、時間が経過するに従って上昇する。そして、時刻t2において、スイッチ素子Q2がオン状態になり、その結果、スイッチ素子Q1がオフ状態になる。
スイッチ素子Q2がオン状態になると、上述のように、キャパシタC2の端子間電圧VC2は、時間が経過するに従って低下する。そして、時刻t3において、スイッチ素子Q2がオフ状態になり、その結果、スイッチ素子Q1がオン状態になる。
時刻t2〜t3までの期間では、上述のように、スイッチ素子Q1がオフ状態である。このため、上述のように、時刻t1〜t2までの期間においてトランスTの第1の1次巻線T1に蓄えられたエネルギーにより、トランスTの第1の1次巻線T1の一端から他端、ダイオードD1、発光ダイオードLED1〜LEDnの順に電流が流れる。トランスTの第1の1次巻線T1に蓄えられたエネルギーは、上述の電流が流れるに従って減少し、上述の電流は、トランスTの第1の1次巻線T1に蓄えられたエネルギーが減少するに従って減少する。このため、時刻t2〜t3までの期間では、トランスTの第1の1次巻線T1の一端から他端に流れる電流IT1と、ダイオードD1に流れる電流ID1と、キャパシタC1に流れる電流IC1とは、時間が経過するに従って減少する。
また、時刻t2〜t3までの期間では、上述のように、スイッチ素子Q1がオフ状態であるため、スイッチ素子Q1のドレイン電流IDSQ1は、「0」である。また、時刻t2〜t3までの期間では、トランスTの2次巻線T3の一端の電圧VT3は、「0」より小さいV2となる。
以上の定電流電源装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
スイッチ素子Q1がオン状態である期間では、発光ダイオードLED1〜LEDn、トランスTの第1の1次巻線T1の一端から他端、トランスTの第2の1次巻線T2の一端から他端、スイッチ素子Q1の順に電流が流れ、発光ダイオードLED1〜LEDnに電流が供給されるとともに、トランスTの第1の1次巻線T1の一端から他端に電流が流れることにより、トランスTの第1の1次巻線T1にエネルギーが蓄積されることとなる。一方、スイッチ素子Q1がオフ状態である期間では、スイッチ素子Q1がオン状態である期間にトランスTの第1の1次巻線T1に蓄積されたエネルギーにより、トランスTの第1の1次巻線T1の一端から他端、ダイオードD1、発光ダイオードLED1〜LEDnの順に電流が流れ、発光ダイオードLED1〜LEDnに電流が供給される。以上によれば、スイッチ素子Q1がオフ状態である期間では、トランスTの第1の1次巻線T1には電流が流れるが、トランスTの第2の1次巻線T2には電流が流れない。ところが、スイッチ素子Q1がオン状態である期間では、トランスTの第1の1次巻線T1だけでなく、トランスTの第2の1次巻線T2にも電流が流れる。すなわち、スイッチ素子Q1がオン状態である期間では、スイッチ素子Q1がオフ状態である期間と比べて、発光ダイオードLED1〜LEDnに流れる電流が流れる経路のインダクタンスは、大きくなる。
発光ダイオードLED1〜LEDnに流れる電流が流れる経路のインダクタンスが大きくなると、トランスTの第1の1次巻線T1の一端から他端に流れる電流IT1の単位時間あたりの増加率が低下する。これはすなわち、図2の時刻t1〜t2までの期間における、トランスTの第1の1次巻線T1の一端から他端に流れる電流IT1の傾きが緩やかになるということである。
トランスTの第1の1次巻線T1の一端から他端に流れる電流IT1の単位時間あたりの増加率が低下すると、トランスTの2次巻線T3の他端から一端に向かって電流を流そうとする起電力が小さくなるので、キャパシタC2の端子間電圧VC2の単位時間あたりの上昇率が低下する。このため、トランスTにタップAが設けられておらず、トランスTの第1の1次巻線T1にトランスTに第2の1次巻線T2が直列接続されていない場合と比べて、スイッチ素子Q2のターンオンするタイミングが遅くなる。これによれば、スイッチ素子Q1のターンオフするタイミングが遅くなるので、その結果、スイッチ素子Q1のオン幅が広くなる。
したがって、負荷が軽くなるに従ってスイッチ素子Q1のオン幅を狭くしても、トランスTの第1の1次巻線T1にトランスTに第2の1次巻線T2が直列接続されていない場合と比べて、スイッチ素子Q1のオン幅を広く確保することができる。よって、軽負荷時であっても、定電流制御を行うことができる。
また、スナバ回路31がダイオードD1のアノードに接続されているため、スイッチ素子Q1がオフ状態になることによるサージ電圧の発生が抑制され、ダイオードD1のアノードに高電圧が印加されるのが抑制される。このため、スナバ回路31が設けられていない場合と比べて、耐圧の低い素子でダイオードD1を構成できるため、ダイオードD1における電力損失を低減させて、定電流電源装置1の効率を向上できる。
また、スナバ回路31は、抵抗R5、キャパシタC4およびダイオードD2という受動素子のみで構成される。このため、スナバ回路31を、トランジスタといった能動素子を含んで構成した場合と比べて、定電流電源装置1の製造コストを低減できる。
また、スナバ回路31は、損失の低い回路である。このため、スナバ回路31における電力損失を低減させて、定電流電源装置1の効率をさらに向上できる。
また、ツェナーダイオードZD1のカソードがスイッチ素子Q1のゲートに接続され、ツェナーダイオードZD1のアノードがスイッチ素子Q1のソースに接続されている。このため、スイッチ素子Q1のゲート−ソース間電圧VGSQ1が、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧より高くなるのが防止される。したがって、スイッチ素子Q1のゲート耐圧よりツェナー電圧が低いツェナーダイオードを、ツェナーダイオードZD1として用いることで、スイッチ素子Q1のゲートを保護できる。
<第2実施形態>
[定電流電源装置1Aの構成]
図3は、本発明の第2実施形態に係る定電流電源装置1Aの回路図である。定電流電源装置1Aは、図1に示した本発明の第1実施形態に係る定電流電源装置1とは、トランスTおよび制御部21の代わりに、出力チョークLおよび制御部21Aを備える点が異なる。なお、定電流電源装置1Aにおいて、定電流電源装置1と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
制御部21Aは、制御回路41と、特定抵抗としての抵抗R4と、を備える。抵抗R4の一端には、スイッチ素子Q1のソースが接続され、抵抗R4の他端には、整流部11の第2の出力端子が接続される。制御回路41は、スイッチ素子Q1のゲートと、抵抗R4の一端および他端と、に接続される。
出力チョークLは、タップAを介して直列接続された第1チョークL1および第2チョークL2を備える。第1チョークL1の一端には、発光ダイオードLEDnのカソードと、キャパシタC1の他方の電極と、抵抗R5の他端と、が接続され、第1チョークL1の他端には、キャパシタC4の他方の電極が接続されるとともに、タップAを介して、ダイオードD1のアノードと、第2チョークL2の一端と、が接続される。第2チョークL2の他端には、スイッチ素子Q1のドレインが接続される。
[定電流電源装置1Aの動作]
以上の構成を備える定電流電源装置1Aは、以下のように動作することで、定電流制御を行う。具体的には、制御回路41は、スイッチ素子Q1がオフ状態である時間を計測するタイマ(図示省略)を内蔵しており、このタイマによる計測結果が所定時間になると、スイッチ素子Q1のゲートに予め定められた電圧を印加して、スイッチ素子Q1をオン状態にする。
スイッチ素子Q1がオン状態になると、整流部11の第1の出力端子から出力される直流電流が、発光ダイオードLED1〜LEDnと、第1チョークL1の一端から他端と、第2チョークL2の一端から他端と、オン状態のスイッチ素子Q1と、抵抗R4と、を介して、整流部11の第2の出力端子に流れる。これによれば、発光ダイオードLED1〜LEDnに電流が流れるので、これら発光ダイオードLED1〜LEDnが点灯する。また、第1チョークL1の一端から他端に電流が流れることで、第1チョークL1にエネルギーが蓄積されることとなる。
また、抵抗R4に電流が流れるので、抵抗R4の両端には電位差が生じる。そして、抵抗R4の端子間電圧は、スイッチ素子Q1がオン状態である期間において、時間が経過するに従って上昇する。制御回路41は、抵抗R4の端子間電圧と、予め定められた値と、を比較する電圧比較回路(図示省略)を内蔵しており、抵抗R4の端子間電圧が上述の予め定められた値まで上昇すると、スイッチ素子Q1のゲートに予め定められた電圧を印加して、スイッチ素子Q1をオフ状態にする。
スイッチ素子Q1がオフ状態になると、スイッチ素子Q1がオン状態であった期間に第1チョークL1に蓄えられたエネルギーにより、第1チョークL1の一端から他端、ダイオードD1、発光ダイオードLED1〜LEDnの順に電流が流れ、発光ダイオードLED1〜LEDnが点灯する。そして、上述と同様に、スイッチ素子Q1がオフ状態である時間を上述のタイマにより計測し、計測結果が所定時間になると、スイッチ素子Q1のゲートに予め定められた電圧を印加して、スイッチ素子Q1をオン状態にする。
以上の動作を繰り返すことにより、定電流電源装置1Aは、スイッチ素子Q1のオン幅を制御して、発光ダイオードLED1〜LEDnに定電流を供給し、これら発光ダイオードLED1〜LEDnを点灯させる。
図4は、定電流電源装置1Aのタイミングチャートである。VGSQ1は、スイッチ素子Q1のゲート−ソース間電圧を示し、IL1は、第1チョークL1の一端から他端に流れる電流を示す。IDSQ1は、スイッチ素子Q1のドレイン電流を示し、ID1は、ダイオードD1に流れる電流を示す。IC1は、キャパシタC1に流れる電流を示し、ILEDは、発光ダイオードLED1〜LEDnのそれぞれに流れる電流を示す。また、ゲート−ソース間電圧VGSQ1がVGHの場合、スイッチ素子Q1がオン状態となり、ゲート−ソース間電圧VGSQ1が「0」の場合、スイッチ素子Q1がオフ状態となるものとする。
時刻t11〜t12までの期間では、スイッチ素子Q1のゲート−ソース間電圧VGSQ1がVGHであり、スイッチ素子Q1がオン状態である。
このため、時刻t11〜t12までの期間では、第1チョークL1の一端から他端に流れる電流IL1と、スイッチ素子Q1のドレイン電流IDSQ1とは、時間が経過するに従って増加し、第1チョークL1にエネルギーが蓄えられる。一方、キャパシタC1に流れる電流IC1は、時間が経過するに従って減少する。また、ダイオードD1には電流が流れないので、ダイオードD1に流れる電流ID1は、「0」である。
時刻t12において、制御回路41により、スイッチ素子Q1のゲート−ソース間電圧VGSQ1が「0」となり、スイッチ素子Q1がオフ状態になる。そして、時刻t12から所定時間が経過した後の時刻t13において、制御回路41により、スイッチ素子Q1のゲート−ソース間電圧VGSQ1がVGHとなり、スイッチ素子Q1がオン状態になる。
すると、時刻t12〜t13までの期間では、上述のように、時刻t11〜t12までの期間において第1チョークL1に蓄えられたエネルギーにより、第1チョークL1の一端から他端、ダイオードD1、発光ダイオードLED1〜LEDnの順に電流が流れる。第1チョークL1に蓄えられたエネルギーは、上述の電流が流れるに従って減少し、上述の電流は、第1チョークL1に蓄えられたエネルギーが減少するに従って減少する。このため、時刻t12〜t13までの期間では、第1チョークL1の一端から他端に流れる電流IL1は、時間が経過するに従って減少する。また、ダイオードD1に流れる電流ID1は、時刻t12において「0」より大きい所定値になった後、時間が経過するに従って減少する。一方、キャパシタC1に流れる電流IC1は、時間が経過するに従って増加する。また、スイッチ素子Q1には電流が流れないので、スイッチ素子Q1のドレイン電流IDSQ1は、「0」である。
以上の定電流電源装置1Aによれば、上述の定電流電源装置1が奏することのできる効果と同様の効果を奏することができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上述の第1実施形態において、発光ダイオードLED1〜LEDnに供給する定電流値には、トランスTや抵抗R3やキャパシタC2やスイッチ素子Q2の特性ばらつきに応じて、ばらつきが生じてしまう。そこで、上述の第1実施形態に係る抵抗R3を、可変抵抗やトリミング抵抗で構成してもよい。これによれば、抵抗R3の抵抗値を調整することで、発光ダイオードLED1〜LEDnに供給する定電流値にばらつきが生じてしまうのを抑制できる。
また、上述の各実施形態では、交流電源Vinから供給された交流電力を用いて、発光ダイオードLED1〜LEDnに定電流を供給したが、これに限らず、直流電源から供給された直流電力を用いて、発光ダイオードLED1〜LEDnに定電流を供給してもよい。
また、上述の各実施形態では、負荷として発光ダイオードLED1〜LEDnを用いたが、これに限らず、負荷として、例えばモータを用いてもよい。
また、上述の各実施形態では、タップAと発光ダイオードLED1のアノードとの間にダイオードD1を設け、ダイオードD1のアノードをタップAに接続し、ダイオードD1のカソードを発光ダイオードLED1のアノードに接続したが、これに限らない。例えば、タップAと発光ダイオードLED1のアノードとの間にトランジスタやサイリスタを設け、スイッチ素子Q1がオフ状態である期間に、タップAから発光ダイオードLED1のアノードに向かって電流を流すこととしてもよい。
また、上述の第2実施形態では、抵抗R4を、スイッチ素子Q1のソースと整流部11の第2の出力端子との間に設けたが、これに限らず、スイッチ素子Q1のドレインと第2チョークL2との間に設けてもよい。
1、1A、100;定電流電源装置
11;整流部
21、21A;制御部
31;スナバ回路
41;制御回路
A;タップ
C1〜C4、C11、C12;キャパシタ
D1、D2;ダイオード
L;出力チョーク
L1;第1チョーク
L2;第2チョーク
LED1〜LEDn;発光ダイオード
Q1、Q2、Q11、Q12;スイッチ素子
R1〜R5、R11〜R15;抵抗
T、TT;トランス
T1;第1の1次巻線
T2;第2の1次巻線
T3;2次巻線

Claims (5)

  1. 負荷の入力端に定電流を供給する定電流電源装置であって、
    タップを有し、前記負荷の出力端に直列接続された出力チョークと、
    前記出力チョークと直列接続されたスイッチ素子と、
    一端には前記タップが接続され、他端には前記負荷の入力端が接続され、当該一端から当該他端に向かって電流を流す整流素子と、
    前記スイッチ素子を制御する制御手段と、
    前記タップに接続されたスナバ回路と、を備え、
    前記出力チョークは、前記負荷の出力端と前記タップとを接続する第1チョークと、前記タップと前記スイッチ素子とを接続する第2チョークと、を備え、
    前記制御手段は、前記第1チョークに流れる電流に応じて、前記スイッチ素子を制御することを特徴とする定電流電源装置。
  2. 前記スナバ回路は、低損失であることを特徴とする請求項1に記載の定電流電源装置。
  3. 前記スナバ回路は、
    一端に前記整流素子の他端が接続され、当該一端から他端に向かって電流を流す一方向性素子と、
    前記一方向性素子の他端と前記タップとを接続するキャパシタと、
    前記一方向性素子の他端と前記負荷の出力端とを接続する抵抗と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の定電流電源装置。
  4. 前記第1チョークで構成される第1の1次巻線、前記第2チョークで構成される第2の1次巻線、および2次巻線を有するトランスを備え、
    前記制御手段は、前記2次巻線に生じる起電力に応じて充電される特定キャパシタを有し、当該特定キャパシタの端子間電圧が予め定められたしきい値未満の場合には、前記スイッチ素子をオン状態にし、当該特定キャパシタの端子間電圧が当該しきい値以上の場合には、当該スイッチ素子をオフ状態にすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の定電流電源装置。
  5. 前記スイッチ素子の入力端子または出力端子に直列接続された特定抵抗を備え、
    前記制御手段は、前記特定抵抗に流れる電流に応じて前記スイッチ素子を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の定電流電源装置。
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