JP2011120079A - コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】試し用コンテンツを効率よく取得し再生することが可能なコンテンツ再生方法を提供すること。
【解決手段】本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生方法は、通信ネットワークを介して、入力ジャンルを指定して、前記入力ジャンルのコンテンツのメタ情報を取得し、前記メタ情報に基づき前記コンテンツに対応した試し用コンテンツを取得し、前記メタ情報と前記試し用コンテンツとを対応付けて管理し、再生指示に基づき前記試し用コンテンツを再生する。
【選択図】図9
【解決手段】本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生方法は、通信ネットワークを介して、入力ジャンルを指定して、前記入力ジャンルのコンテンツのメタ情報を取得し、前記メタ情報に基づき前記コンテンツに対応した試し用コンテンツを取得し、前記メタ情報と前記試し用コンテンツとを対応付けて管理し、再生指示に基づき前記試し用コンテンツを再生する。
【選択図】図9
Description
本発明は、インターネット等の通信ネットワーク経由でコンテンツをダウンロードし再生することが可能なコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法に関する。
近年、通信ネットワーク経由で音楽データ等のコンテンツを購入することが可能な音楽配信サービスが広がりをみせている。このようなサービスを提供する技術が開示されている(特許文献1、特許文献2)。
特許文献1は、ユーザが指定した検索条件に合致する複数の音楽データを纏めてダウンロードする技術を開示している。
また、特許文献2は、コンテンツ配信サーバから連続再生配信される各コンテンツに添付された制御データに従って、コンテンツの連続試聴の際に購入済みコンテンツと未購入コンテンツとの再生様式を異ならせる技術を開示している。
ところで、多くの音楽配信サービスでは、あらかじめ音楽データ(試聴版音楽データ)の試聴が可能となっている事が多く、購入を検討しているユーザにとって購入を決定する大きな要因となっている。通常、試聴版音楽データは、楽曲の一部分のみを切り出したデータとなっている。しかしながら、従来の音楽配信サービスで音楽データの試聴をする為には、個々の音楽データ情報が表示されるGUI画面上で、ユーザがボタンを押下する等の操作が必要があり、多くの音楽データを纏めて試聴する為には多くの操作が必要となる。このように、音楽データ等のコンテンツを効率よく試聴するための仕組みが望まれている。
特許文献1、2には、音楽データ等のコンテンツを効率よく試聴するための仕組みは開示されていない。例えば、特許文献2には、制御データと音楽データを同時にダウンロードする事により、多くの音楽データを纏めて試聴可能にする技術が開示されている。しかしながら、特許文献2には、ダウンロードする音楽データは未購入であっても購入済みと変わらないデータであり、制御データによって未購入の場合には音楽データの再生範囲を限定する事が述べられている。よって、特許文献2に開示された技術は、未購入であっても購入済みと変わらない音楽データをダウンロードする技術であり、現実的にはDRMが破られた時の被害の大きさや版権の都合で難しいと考えられる。
また、特許文献2には、音楽データのダウンロードはユーザがジャンルを指定することによって開始される旨が記述されている。しかしながら、音楽データがダウンロードされた後に、当該ジャンルに新しい曲が追加された場合に、追加された曲を試聴することは難しい。
本発明の目的は、試し用コンテンツを効率よく取得し再生することが可能なコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法を提供することにある。
本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生装置は、通信ネットワークを介して、入力ジャンルを指定して、前記入力ジャンルのコンテンツのメタ情報を取得し、前記メタ情報に基づき前記コンテンツに対応した試し用コンテンツを取得する取得手段と、前記メタ情報と前記試し用コンテンツとを対応付けて管理する管理手段と、再生指示に基づき前記試し用コンテンツを再生する再生手段と、を備える。
本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生方法は、通信ネットワークを介して、入力ジャンルを指定して、前記入力ジャンルのコンテンツのメタ情報を取得し、前記メタ情報に基づき前記コンテンツに対応した試し用コンテンツを取得し、前記メタ情報と前記試し用コンテンツとを対応付けて管理し、再生指示に基づき前記試し用コンテンツを再生する。
本発明によれば、試し用コンテンツを効率よく取得し再生することが可能なコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法を提供できる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るコンテンツダウンロードシステムの概略構成の一例を示す図である。
図1に示すように、コンテンツダウンロードシステムは、インターネット(通信ネットワーク)を介して接続されたコンテンツ再生管理装置1及びコンテンツ配信サーバ2により構成されている。
コンテンツ再生管理装置1(以下クライアント)は、内部に記憶領域を持ち、試聴版楽曲データ(試し用コンテンツ)、購入版楽曲データ(購入コンテンツ)、楽曲メタデータを管理することができ、試聴版楽曲データ及び購入版楽曲データを再生することができる。なお、購入版楽曲データ(購入コンテンツ)は、正規楽曲データ(正規コンテンツ)と同義とする。
また、コンテンツ配信サーバ2(以下サーバ)は、クライアントからの要求に応じて、楽曲メタデータの提供、試聴版楽曲データの提供、購入版楽曲データの提供が可能である。
続いて、サーバについて説明する。図2は、サーバの概略構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバは、サーバ制御部21、サーバ通信部22、楽曲メタデータデータベース23、試聴版楽曲データデータベース24、購入版楽曲データデータベース25を備えている。
サーバ制御部21は、サーバ1の全体的な動作を制御する。サーバ通信部22は、通信ネットワークを介したクライアント1からの要求の受付け、及びクライアント1へのデータの提供等を行う。楽曲メタデータデータベース(DB)23は、サーバ2が提供する楽曲に関する種々の情報を蓄えている。購入版楽曲データデータベース(DB)25は、サーバ2が提供する楽曲の購入版楽曲データを蓄えている。楽曲データとは所謂MP3等の音楽ファイルである。試聴版楽曲データデータベース(DB)24は、サーバ2が提供する楽曲の試聴版楽曲データを蓄えている。試聴版楽曲データは、購入版楽曲データの一部分により構成されている等、ユーザが楽曲データの購入の参考になるようなデータである。楽曲メタデータDB23、購入版楽曲データDB25、試聴版楽曲データDB24は、上位サーバからの情報に基づき常に最新の状態に更新される。
続いて、クライアントについて説明する。図3は、クライアントの概略構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、クライアント1は、クライアント制御部11、クライアント通信部12、クライアント表示部13、クライアント入力部14、クライアント再生部15、記憶領域部16を備えている。
クライアント制御部11は、クライアント1の全体的な動作を制御する。また、クライアント制御部11は、管理手段として機能し、後述する楽曲管理情報等を管理する。クライアント通信部12は、取得手段として機能し、通信ネットワークを介してサーバ2への要求送信、及びサーバ2からのデータの取得等を行う。クライアント表示部13は、外部ディスプレイ等の表示デバイスに繋がり、ユーザへ視覚的な情報の提供を行う。またスピーカー等のデバイスに繋がり、音声の出力を行う。
クライアント入力部14は、ボタンやリモートコントローラからの信号を受光する受光部となっており、ユーザからの入力を受け付ける。以下、ユーザからの入力はクライアント入力部14を介して行われるものとする。クライアント再生部15は、再生手段として機能し、試聴版又は購入版の楽曲データを再生する。つまり、クライアント再生部15は、試聴版又は購入版の楽曲データをデコードし、デコードされた試聴版又は購入版の楽曲データをクライアント表示部13を介して出力(表示出力及び音声出力)する。以下、試聴版又は購入版の楽曲データの再生は、クライアント再生部15によるものとする。
記憶領域部16は、HDD等のデータを記録するデバイスであり、ファイルシステムを介してデータの保存、読み込みが可能である。記憶領域部16は、サーバ2から取得した楽曲メタデータを含む楽曲管理情報、試聴版楽曲データ、購入版楽曲データを保存する。
続いて、クライアント1で保持するデータについて説明する。図4は、クライアント1で保持する楽曲管理情報を纏める楽曲リストの一例を示す図である。
1楽曲毎の種々の情報は楽曲管理情報に記載され、楽曲リストが全ての楽曲管理情報を纏めている。
図5は、1楽曲の情報を示す楽曲管理情報中に含まれる情報の一例を示す図である。
楽曲管理情報は、楽曲メタデータ、楽曲データ状態、楽曲データファイルパスを含む。楽曲メタデータは、楽曲の曲名、歌手名、アルバム名、ジャンル等の情報から構成される。楽曲データ状態は、楽曲管理情報からリンクされる楽曲データの状態を示す情報である。
楽曲データ状態は、「試聴版ダウンロード待ち」、「試聴版楽曲データ」、「購入版楽曲データ」という値をとり得る。「試聴版ダウンロード待ち」は、楽曲管理情報からリンクされる楽曲データが何もない状態で、試聴版をダウンロードするシーケンスにおいて、ダウンロードする楽曲の候補となる。「試聴版楽曲データ」は楽曲管理情報から試聴版楽曲データがリンクされている状態であり、ユーザは試聴版楽曲データを再生する事が可能である。「購入版楽曲データ」は楽曲管理情報から購入版楽曲データがリンクされている状態であり、ユーザは購入版楽曲データを再生する事が可能である。楽曲データファイルパスは、楽曲管理情報からリンクされる楽曲データのファイルシステム上の位置を示す情報である。
図6は、上記楽曲管理情報と楽曲データの関係の一例を模式的に表した図である。
楽曲管理情報は、楽曲データファイルパスにより0以上1以下の楽曲データとリンクしている。これまで説明したように、楽曲データには、試聴版楽曲データと購入版楽曲データの2種類が存在する。例えば、図6に示すように、楽曲管理情報001は、試聴版楽曲データ001とリンクしている。楽曲管理情報002は、購入版楽曲データ002とリンクしている。楽曲管理情報003は、試聴版楽曲データ又は購入版楽曲データの何れともリンクしていない。楽曲管理情報004は、試聴版楽曲データ004とリンクしている。
続いて、ジャンル指定について説明する。図7は、ユーザがクライアント1で楽曲のジャンルを設定する事が可能なGUI(graphical user interface)の一例を示す図である。クライアント表示部13は、外部ディスプレイ等の表示デバイスに対して、図7に示すGUIを構成するジャンル設定画面を表示するための情報を出力する。
このジャンル設定画面は、例えば歌手名を入力する欄を備え、クライアント入力部14を介して、ユーザはこの欄に対して任意の歌手名を入力することができる。または、「今月のヒット曲」、「2009年のヒット曲」のようなあらかじめ決められたジャンルをユーザが任意に設定する事ができる。ユーザは自分の好みに合ったジャンルを入力する事が可能であり、複数のジャンルを設定する事もできる。
クライアント1は、設定されたジャンルをサーバ2へ通信し、設定されたジャンルに適合する楽曲メタデータ及び試聴版楽曲データをダウンロードすることができる。
続いて、楽曲メタデータダウンロードタイミングについて説明する。
クライアント1は、設定されたジャンルに適合する楽曲メタデータをサーバ2からダウンロードする。例えば、ダウンロードするタイミングは、以下の3通りがある。
第一のタイミングは、上記のユーザがジャンルを設定した時である。つまり、クライアント1が、設定されたジャンルをサーバ2へ通知し、設定されたジャンルに適合した楽曲メタデータを要求した時である。すなわち、ユーザが設定したジャンルに適合した楽曲メタデータを即時にクライアント1に反映する事ができる。
第二のタイミングは、例えば毎日0時のように定期的なタイミングである。これにより、サーバ2において楽曲メタデータDBが日々更新されている場合に、ユーザが特段の操作を行わなくても、クライアント1側で設定されたジャンルに適合する楽曲メタデータを順次ダウンロードすることができる。例えば、設定されたジャンルが「今月のヒット曲」であれば、月が変われば、サーバ2で保持されている「今月のヒット曲」のジャンルに適合する楽曲メタデータが変わる。上記したようにクライアント1が定期的に楽曲メタデータをダウンロードするため、クライアント1はサーバ2で更新された最新の楽曲メタデータ(つまり「今月のヒット曲」のジャンルに適合する楽曲メタデータ)をダウンロードすることができる。また、設定されたジャンルが歌手名だった場合、その歌手の新しい楽曲がサーバ2側に追加される事がある。この場合も、上記したようにクライアント1が定期的に楽曲メタデータをダウンロードするため、クライアント1はサーバ2で更新された最新の楽曲メタデータをダウンロードすることができる。
第三のタイミングは、ユーザがクライアント1のGUIから楽曲メタデータのダウンロードを指定した時である。ユーザが既に設定されたジャンルに対して最新の情報を知りたい時の為に、クライアント1は楽曲メタデータのダウンロードを即座に行う為のGUIを備え、このGUI上での操作に応じて楽曲メタデータのダウンロードを開始する。
続いて、メタデータダウンロードについて説明する。図8は、メタデータをダウンロードする時の手順を示すフローチャートである。
クライアント1は、サーバ2に対して、ユーザが指定したジャンル情報を通知し、通知したジャンル情報の楽曲メタデータを要求する(ST801)。サーバ2は、クライアント1からのジャンル情報及び楽曲メタデータの要求を受信し(ST802)、サーバ2は、クライアント1に対して、受信したジャンル情報に適合する楽曲メタデータを送信する。
クライアント1は、サーバ2からの楽曲メタデータを受信し、受信楽曲メタデータと、既に保持している楽曲管理情報中の楽曲メタデータとを比較する(ST803)。比較の結果、受信楽曲メタデータが未だ保存されていないことが判明すると(ST803、NO)、クライアント1は、受信楽曲メタデータに対応した楽曲管理情報を新規に作成し(ST804)、作成した楽曲管理情報の中の楽曲メタデータをサーバ2から受け取った値で書き換える。次に、クライアント1は、楽曲管理情報中の楽曲データ状態を「試聴版ダウンロード待ち」へ設定する(ST805)。
比較の結果、受信楽曲メタデータが既に保存されていることが判明すると(ST803、YES)、クライアント1は、次の受信楽曲メタデータと既に保持している楽曲管理情報中の楽曲メタデータとの比較処理へ移行する。全ての受信楽曲メタデータと既に保持している楽曲管理情報中の楽曲メタデータとの比較処理が完了すると(ST806、NO)、次に、クライアント1は、保持している楽曲管理情報のうち、サーバ2から通知された楽曲メタデータを含まない楽曲管理情報があった場合、最新の状態では、サーバ2から通知された楽曲メタデータを含まない楽曲管理情報はジャンルに適合しなくなっている楽曲管理情報である。そのため、サーバ2から通知された楽曲メタデータを含まない楽曲管理情報からリンクされている楽曲データを削除し、次にサーバ2から通知された楽曲メタデータを含まない楽曲管理情報も削除するようにしてもよい(ST807)。
以上により、クライアント1で保持している楽曲メタデータは最新の状態となる。また、クライアント1で保持している楽曲メタデータに対応する購入版楽曲データがダウンロードされていない場合、この楽曲メタデータに対応する試聴版楽曲データがダウンロードの候補となる。
続いて、試聴版楽曲データダウンロードのタイミングについて説明する。
クライアント1は、保持する楽曲リストの楽曲管理情報中、楽曲データ状態が「試聴版ダウンロード待ち」となっている楽曲管理情報に基づき、サーバ2から試聴版楽曲データをダウンロードする。例えば、ダウンロードするタイミングは、以下の2通りがある。
第一のタイミングは、楽曲メタデータのダウンロードが完了した直後である。楽曲メタデータのダウンロードがユーザの操作により開始される場合、ユーザの要求により試聴版楽曲データを最速でダウンロードする事ができる。
第二のタイミングは、例えば毎日0時のように定期的なタイミングである。一般に試聴版楽曲データの情報量は大きい事から、深夜等ネットワークトラフィックの少ない時間にダウンロードする事が、サーバ負荷やネットワーク負荷の低減となる。
続いて、試聴版楽曲データダウンロードについて説明する。図9は、試聴版楽曲データダウンロードの手順を示すフローチャートである。
上記した第一又は第二のタイミング等で、試聴版楽曲データダウンロードイベントが発生すると、クライアント制御部11は、記憶領域部16中の楽曲リストの全ての楽曲管理情報をチェックする。クライアント1は、楽曲データ状態が「試聴版ダウンロード待ち」となっている楽曲管理情報(以下、楽曲管理情報A)に基づいて(ST901、YES)、サーバ2に対して試聴版楽曲データ(以下、試聴版楽曲データA)のダウンロード要求を送信する(ST902)。
クライアント1は、サーバ2から試聴版楽曲データAをダウンロードすると、試聴版楽曲データAを記憶領域部16に1ファイル(以下、ファイルA)として記録する(ST903)。次に、クライアント1は、楽曲管理情報Aの楽曲データファイルパスに記録したファイルAのパス名を書き加える(ST904)。これにより楽曲管理情報Aと試聴版楽曲データAが結び付けられた事になる。さらに、クライアント1は、楽曲管理情報Aの楽曲データ状態を「試聴版楽曲データ」とする(ST905)。楽曲管理情報Aにリンクされた楽曲データが試聴版楽曲データである事が示される。
さらに、楽曲データ状態が「試聴版ダウンロード待ち」となっている楽曲管理情報があれば(ST906、YES)、この楽曲管理情報に基づいて、サーバ2に対して試聴版楽曲データのダウンロード要求を送信し、サーバから試聴版楽曲データをダウンロードする(ST901〜905)。
続いて、楽曲データの再生について説明する。図10は、楽曲データの再生時の動作シーケンスを示すフローチャートである。
クライアント1のクライアント再生部15は、ジャンル指定、全楽曲再生等の種々のユーザ操作に対応して、複数の楽曲を連続して再生する事ができる。この複数の連続した楽曲をプレイリストとする。クライアント制御部11は、プレイリストを内部メモリ内に構築する(ST1001)。図11に示すように、プレイリストは、各楽曲管理情報にリンクしている。プレイリストの再生方法は、連続、ランダム等いくつかの方法がある。
クライアント制御部11及びクライアント再生部15は、これら再生方法に従ってプレイリストから順次1曲を選択し再生し、再生が終了した後に次の曲を選択する(ST1002)。再生する楽曲が選択されると、クライアント制御部11は、再生する楽曲の楽曲管理情報の楽曲データ状態をチェックする(ST1003)。楽曲データ状態が「試聴版ダウンロード待ち」の場合は(ST1003、YES)、試聴版楽曲データも購入版楽曲データもダウンロードされていない事になるため、再生はされずに次の曲の選択に移る。
楽曲データ状態が「試聴版ダウンロード待ち」でない場合は(ST1003、NO)、クライアント制御部11及びクライアント再生部15は、楽曲データファイルをデコーダ部に転送して再生を開始する(ST1004)。楽曲データ状態により、GUI上の楽曲情報の種別を表す表示を変える事もできる。
続いて、ユーザの楽曲データの購入動作について説明する。まず、再生時の楽曲購入動作について説明する。
楽曲再生中、ユーザがクライアント入力部14の購入ボタン又はリモートコントローラ上の購入ボタンを押すと、クライアント1は、再生中の楽曲が試聴版楽曲データであった場合は、再生中の楽曲を記憶領域部16の購入候補リストに追加する。クライアント1は、再生中の曲が購入版楽曲データであった場合は、既に購入済みである旨のアラートをGUIに表示する。クライアント1は、楽曲購入GUIを介した購入手続きに応じて、購入候補リストに追加された楽曲を購入することができる。
続いて、購入版楽曲データの購入動作(サーバ2とのやりとり)について説明する。図12は、購入版楽曲データの購入時のシーケンスを示すフローチャートである。
クライアント1は、購入候補リストに入っている楽曲(以下、楽曲B)の購入手続きを受け付けるための、楽曲購入GUIを提供することができる。ユーザが、楽曲購入GUIを介して購入手続きを行うと、クライアント1は、購入する楽曲Bの楽曲管理情報(以下、楽曲管理情報B)に含まれた必要な情報と、その他購入に必要な課金情報をサーバ2に送信する(ST1201)。
サーバ2は、必要な課金処理を行った後、購入された購入版楽曲データBをクライアント1に送る。クライアント1は、購入版楽曲データBを受け取り、記憶領域部16にファイルBとして記録する(ST1202)。次に、クライアント1は、楽曲管理情報Bの楽曲データ状態をチェックし、楽曲データ状態が「試聴版楽曲データ」である場合には(ST1203、YES)、リンクされている試聴版楽曲データ(以下、試聴版楽曲データB)を削除する(ST1204)。
次に、クライアント1は、楽曲管理情報Bの楽曲データファイルパスを記録した購入版楽曲データBのファイルBのパス名を書き加える(ST1205)。次に、クライアント1は、楽曲管理情報Bの楽曲データ状態を「購入版楽曲データ」とする(ST1206)。以上により楽曲管理情報Bと購入楽曲データBが結び付けられた事になる。
なお、上記のシーケンス中、必要に応じて著作権管理の為の暗号化処理等が行われる事とする。
以上により、ユーザは、クライアント1にジャンルを入力するだけで、クライアント1が、入力したジャンルに適合した試聴版楽曲データを自動でダウンロードすることができる。また、サーバ2において、楽曲が新規に追加され、入力したジャンルに適合した試聴版楽曲データが追加されたような場合であっても、クライアント1は、定期的に、入力したジャンルに適合した試聴版楽曲データを自動でダウンロードするため、ユーザが望む最新の試聴版楽曲データを取得することができる。
これにより、好みのジャンルの曲をザッピングする事ができ、ザッピング中に容易に購入することも可能となる。
以下、本実施形態のコンテンツ再生管理装置(クライアント1)の構成についてまとめる。
(1)コンテンツ再生管理装置は、通信ネットワークを介してコンテンツ配信サーバとデータを送受信する手段と、コンテンツ配信サーバよりジャンルを指定する事により当該ジャンルのコンテンツのメタ情報を取得する手段と、取得したコンテンツのメタ情報を管理する手段と、試聴版コンテンツを取得する手段と、取得した試聴版コンテンツとコンテンツのメタ情報を関連付けて管理する手段と、購入版コンテンツを取得する手段と、取得した購入版コンテンツとコンテンツのメタ情報を関連付けて管理する手段と、を備え、前記コンテンツのメタ情報が、試聴版コンテンツ、購入版コンテンツと関連づけられていない場合には、当該コンテンツを試聴版コンテンツのダウンロード候補とし、コンテンツ配信サーバへ試聴版コンテンツのダウンロード要求を行い、試聴版コンテンツを取得する。
(2)コンテンツ再生管理装置は、上記(1)に加えて、さらに、前記取得した試聴版コンテンツ、購入版コンテンツを再生する手段を備え、前記試聴版コンテンツ再生中にユーザからの操作により前期再生中のコンテンツを購入候補リストに入れる。
(3)コンテンツ再生管理装置は、上記(2)に加えて、さらに、自動でコンテンツ配信サーバよりコンテンツのメタ情報を取得し、前記コンテンツのメタ情報が試聴版コンテンツ、購入版コンテンツと関連づけられていない場合には、当該コンテンツを試聴版コンテンツのダウンロード候補とし、コンテンツ配信サーバへ試聴版コンテンツのダウンロード要求を行い、試聴版コンテンツを取得する。
以上により、コンテンツ再生管理装置は、コンテンツ配信サーバよりあらかじめコンテンツの試聴版を取得して蓄積しておく事により、コンテンツの試聴、購入を容易にすることができる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…コンテンツ再生管理装置(クライアント)、2…コンテンツ配信サーバ(サーバ)、11…クライアント制御部、12…クライアント通信部、13…クライアント表示部、14…クライアント入力部、15…クライアント再生部、16…記憶領域部、21…サーバ制御部、22…サーバ通信部、23…楽曲メタデータデータベース、24…試聴版楽曲データデータベース、25…購入版楽曲データデータベース
Claims (9)
- 通信ネットワークを介して、入力ジャンルを指定して、前記入力ジャンルのコンテンツのメタ情報を取得し、前記メタ情報に基づき前記コンテンツに対応した試し用コンテンツを取得する取得手段と、
前記メタ情報と前記試し用コンテンツとを対応付けて管理する管理手段と、
再生指示に基づき前記試し用コンテンツを再生する再生手段と、
を備えたコンテンツ再生装置。 - 前記取得手段は、定期的に、前記入力ジャンルを指定して、前記入力ジャンルのコンテンツのメタ情報を取得することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
- 前記取得手段は、定期的に、前記メタ情報に基づき前記試し用コンテンツを取得することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ再生装置。
- 前記取得手段は、前記試し用コンテンツに対応した正規コンテンツの取得指示に基づき、前記正規コンテンツを取得することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ再生装置。
- 前記管理手段は、前記メタ情報と前記正規コンテンツとを対応付けて管理し、
前記再生手段は、再生指示に基づき前記正規コンテンツを再生する、
ことを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ再生装置。 - 前記管理手段は、前記メタ情報と前記試し用コンテンツとの対応付けを解消し、前記メタ情報と前記正規コンテンツとを対応付けて管理し、
前記再生手段は、再生指示に基づき前記正規コンテンツを再生する、
ことを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ再生装置。 - 前記管理手段は、前記メタ情報と前記試し用コンテンツとが対応付けられて無く、また前記メタ情報と前記正規コンテンツとも対応付けられて無い場合に、前記メタ情報に基づき前記試し用コンテンツを取得することを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ再生装置。
- 前記取得手段は、前記再生手段による前記試し用コンテンツの再生中の正規コンテンツ取得指示に対応して前記正規コンテンツを取得することを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ再生装置。
- 通信ネットワークを介して、入力ジャンルを指定して、前記入力ジャンルのコンテンツのメタ情報を取得し、前記メタ情報に基づき前記コンテンツに対応した試し用コンテンツを取得し、
前記メタ情報と前記試し用コンテンツとを対応付けて管理し、
再生指示に基づき前記試し用コンテンツを再生する、
ことを特徴とするコンテンツ再生方法。
Priority Applications (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2009276634A Withdrawn JP2011120079A (ja) | 2009-12-04 | 2009-12-04 | コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法 |
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Country | Link |
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