JP2011119932A - 撮像装置、撮像方法および撮像プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】2つの表示部を備えた撮像装置において、利用者が、フレーミングをしっかり確認できる表示方法と画像全体が大きく見える方法とを容易に使い分けられるようにする。
【解決手段】撮像素子10が被写体から受光した光に基づいて画像データD1を生成する撮像動作を行う撮像装置100であって、画像データD1に基づいて画像を表示する第1表示部30と、画像データD1に基づいて第1表示部30よりも大きく画像を表示する第2表示部40と、撮像素子10の受光した光に基づく動画像と該動画像の画像データD1の生成条件情報とを重畳するように合成して第1表示部30に表示し、動画像の外部に該動画像の画像データD1の生成条件情報を合成して第2表示部40に表示する表示制御部20と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】撮像素子10が被写体から受光した光に基づいて画像データD1を生成する撮像動作を行う撮像装置100であって、画像データD1に基づいて画像を表示する第1表示部30と、画像データD1に基づいて第1表示部30よりも大きく画像を表示する第2表示部40と、撮像素子10の受光した光に基づく動画像と該動画像の画像データD1の生成条件情報とを重畳するように合成して第1表示部30に表示し、動画像の外部に該動画像の画像データD1の生成条件情報を合成して第2表示部40に表示する表示制御部20と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、撮像装置、撮像方法および撮像プログラムに関し、特に、撮像素子が被写体から受光した光に基づいて画像データを生成する撮像動作を行う撮像装置、撮像方法および撮像プログラムに関する。
従来のフィルム式のカメラでは、ファインダーを通して被写体のフレーミングやピントを調整していた。これに対し、近年めざましく普及してきたデジタルスチルカメラにはファインダーの設けられたものは少なく、筐体の背面側(撮像者側)に設けられた液晶ディスプレイに表示された被写体のライブビュー画像を見てフレーミングやピントを調整することが多い。この液晶ディスプレイにおいては、ライブビュー画像に対するピントやシャッター速度などの撮像に関する各種情報のオーバーレイ表示のオンオフを切換えられるようになっている(例えば特許文献1参照)。
デジタルスチルカメラは、デジタルビデオカメラと異なり、撮影する瞬間のフレーミング(メインの被写体とそれ以外の被写体との関係)や撮影される画像の中に不必要な物が写っていないかどうかに多くの神経を使って撮影する傾向が強い。このため、にライブビュー画像を表示しつつ撮影を行う時に、カメラ設定情報(シャッター速度,絞り等の設定,ホワイトバランスの設定)がオーバーレイ表示されていると肝心の撮影する画像が見えなくなってしまうという問題があった。その一方で、限られた表示スペースの中で可能な限り撮影する被写体を大きく見たいというニーズもある。
ところで、近年になってEVF(Electronic View Finder)と筐体の背面に設けられた液晶ディスプレイとを備えたデジタルスチルカメラが販売され始めている。このように画像データに基づいてライブビュー画像を表示することが可能な表示部を2種類備えたデジタルスチルカメラにおいては、上述した問題について十分に検討されておらず、改良の余地があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、2つの表示部を備えた撮像装置において、利用者が、フレーミングをしっかり確認できる表示方法と画像全体が大きく見える方法とを容易に使い分けられるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる撮像装置では、撮像素子が被写体から受光した光に基づいて画像データを生成する撮像動作を行う撮像装置であって、第1の表示部と第2の表示部と、これら表示部の表示を制御する表示制御部とを備える構成としてある。該構成において、第1の表示部と第2の表示部は、ともに画像データに基づいて画像を表示するが、同じ画像データに基づいて画像を表示したときに、第1の表示部よりも第2の表示部の方が大きく表示される。すなわち、第2の表示部において画像を表示するためのエリアは、第1の表示部における画像を表示するためのエリアよりも広く形成されており、第2の表示部は画像データに基づいて上記第1の表示部が表示可能な画像よりも大きく画像を表示することが可能になっている。
そして、表示制御部は、上記撮像素子の受光した光に基づく動画像と該動画像の画像データの生成条件情報とを重畳するように合成して上記第1の表示部に表示し、動画像の外部に該動画像の画像データの生成条件を合成して上記第2の表示部に表示する。なお、上記第1の表示部に表示される上記動画像の画像データは、上記撮像素子の受光した光に基づいて撮像された画像データをリアルタイムに処理して出力されるデータである。他方、上記第2の表示部に表示される動画像の画像データは、上記撮像素子の受光した光に基づいて撮像された画像データをリアルタイムに処理して出力されるデータであってもよいし、いったん外部メモリーなどの記憶媒体に記憶された画像データを読み出したものであってもよい。
以上のように表示制御部が各表示部を制御することにより、上記第1の表示部には他の文字や画像などの情報を重複された画像が表示され、上記第2の表示部には画像に他の文字や画像などの情報が画像の外に表示される。すなわち表示エリアの大きな第2の表示部においては、生成条件情報を表示する部位と画像の表示される部位とを別エリアとし、表示エリアの小さな第1の表示部においては、生成条件情報と画像とを重複した位置に表示させる。よって、用途に応じてユーザーが所望の画面を選択して利用できるようになり、ユーザーの利便性が向上する。
また、本発明の他の一態様として、撮像素子が被写体から受光した光に基づいて画像データを生成する撮像動作を行う撮像装置であって、のぞき窓の内部に設けられて画像データに基づいて画像を表示する第1の表示部と、撮像装置の筐体表面に設けられて画像データに基づいて画像を表示する第2の表示部と、上記撮像素子が受光した光に基づく動画像の外部に該動画像の画像データの生成条件情報を合成して第1の表示部に表示し、動画像と該動画像の画像データの生成条件情報とを重畳するように合成して第2の表示部に表示する表示制御部と、を備えるように構成してもよい。
該構成においては、のぞき窓の内部に設けられた第1の表示部は観察者がのぞき窓に所定距離まで顔を近づけたときにその全画面を観察可能になっており、筐体表面に設けられた第2の表示部は該第2の表示部の設けられた側から観察者が観察したときに距離に関わらずその全画面を観察できるようになっている。むろん、第2の表示部の端部に回動機構を設けることにより、第2の表示部の表示面を任意の方向に回動可能にした場合は、この限りではない。
そしてこの態様においては、上記表示制御部は、上記撮像素子が受光した光に基づく動画像の外部に該動画像の画像データの生成条件情報を合成して第1の表示部に表示し、動画像と該動画像の画像データの生成条件情報とを重畳するように合成して上記第2の表示部に表示する。なお、上記第1の表示部に表示される上記動画像の画像データは、上記撮像素子の受光した光に基づいて撮像された画像データをリアルタイムに処理して出力されるデータである。他方、上記第2の表示部に表示される動画像の画像データは、撮像素子の受光した光に基づいて撮像された画像データをリアルタイムに処理して出力されるデータであってもよいし、いったん外部メモリーなどの記憶媒体に記憶されたデータであってもよい。
このように表示制御部が各表示部を制御することにより、のぞき窓に接眼して観察される可能性の高い第1表示部については生成条件情報を表示する部位と画像の表示される部位とを別エリアとし、筐体表面に設けられる第2の表示部においては、生成条件情報と画像とを重複した位置に表示させる。すなわち、のぞき窓の内部に配置される第1の表示部の表示レイアウトは、その生成条件を第1の表示部に表示される画像から把握するよりも、生成条件情報から客観的に把握する用途に適している。一方、第2の表示部の表示レイアウトは、生成条件よりも表示される画像を観察しつつ付随的に生成条件情報を得る用途に適している。むろん、用途はこれに限るものではなく、複数の表示方式に応じて利用者がその用途を適宜見出すことができる。よって、用途に応じてユーザーが所望の画面を選択して利用できるようになり、ユーザーの利便性が向上する。
また、本発明の他の一態様として、撮像素子が被写体から受光した光に基づいて画像データを生成する撮像動作を行う撮像装置であって、画像データに基づいて画像を表示する第1の表示部と、上記第1の表示部と異なる表示部であり、画像データに基づいて画像を表示する第2の表示部と、上記撮像素子が受光した光に基づく動画像と該動画像の画像データの生成条件情報とを重畳するように合成して上記第1の表示部に表示すると同時に動画像の外部に該動画像の画像データの生成条件情報を合成して第2の表示部に表示する表示制御部と、を備える構成としてもよい。
該構成において、第1の表示部と第2の表示部はそれぞれに画面を有しており異なる画像データに基づく画像を同時に表示することができるようにしてもよいし、第1の表示部と第2の表示部はそれぞれに画面を有しており同一の画像データに基づく画像を同時に表示することができるようにしてもよい。前者の場合であれば、生成条件情報が画像に重複してもよい画像データに基づいた表示を第1の表示部で行い、生成条件情報が画像に重複するのが好ましくない画像データに基づいて表示を第2の表示部で行う。後者の場合であれば、利用者は、生成条件情報が重複しない画像を観察したいときには第1の表示部を利用し、生成条件情報が重複していてもよい画像を観察したいときや縮小されない画像を観察したいときには第2の表示部を利用する。よって、用途に応じてユーザーが所望の画面を選択して利用できるようになり、ユーザーの利便性が向上する。
上述した撮像装置は、他の機器に組み込まれた状態で実施されたり他の方法とともに実施されたりする等の各種の態様を含む。また、本発明は上記撮像装置を備える撮像システム、上述した装置の構成に対応した工程を有する撮像方法、上述した装置の構成に対応した機能をコンピューターに実現させる撮像プログラム、該プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体、等としても実現可能である。これら撮像システム、撮像方法、撮像プログラム、該プログラムを記録した媒体、の発明も、上述した作用、効果を奏する。むろん、請求項2,3に記載した構成も、前記システムや前記方法や前記プログラムや前記記録媒体に適用可能である。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)本実施形態の構成:
(2)表示レイアウトの切換:
(3)表示レイアウトの切換の変形例1:
(4)表示レイアウトの切換の変形例2:
(5)その他変形例:
(6)まとめ:
(1)本実施形態の構成:
(2)表示レイアウトの切換:
(3)表示レイアウトの切換の変形例1:
(4)表示レイアウトの切換の変形例2:
(5)その他変形例:
(6)まとめ:
(1)本実施形態の構成:
本実施形態の撮像装置は、第1表示部と第2表示部とを備えており、各表示部は、画像を全画面表示しつつ生成条件情報(撮像モードや絞り値やシャッター速度等の撮像時の各種パラメーター)を表示しない「全画面表示」と、画像を縮小表示しつつその余剰領域に生成条件情報を表示する「縮小表示」と、画像を全画面表示しつつ画像に生成条件情報を重畳表示する「オーバーレイ表示」と、をそれぞれで切換えて実行可能になっている。そのために本実施形態の撮像装置は、以下の構成を備えている。
本実施形態の撮像装置は、第1表示部と第2表示部とを備えており、各表示部は、画像を全画面表示しつつ生成条件情報(撮像モードや絞り値やシャッター速度等の撮像時の各種パラメーター)を表示しない「全画面表示」と、画像を縮小表示しつつその余剰領域に生成条件情報を表示する「縮小表示」と、画像を全画面表示しつつ画像に生成条件情報を重畳表示する「オーバーレイ表示」と、をそれぞれで切換えて実行可能になっている。そのために本実施形態の撮像装置は、以下の構成を備えている。
図1は、本実施形態の構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態にかかる撮像装置100はデジタルスチルカメラの構成としてあり、撮像素子10と、表示制御部20と、第1表示部30、第2表示部40と、記憶部50と、操作部60と、圧縮伸張部70とを備えている。撮像装置100は、撮像素子10が被写体から受光した光に基づいて動画像データを生成し、操作部60に対して行われる各種操作に応じて、該動画像データに基づく画像を第1表示部30や第2表示部40に表示させたり、撮像が指示された特定の瞬間に撮像素子10から取得した画像データや撮像開始が指示されてから撮像終了が指示されるまでの特定の期間内に取得された動画像データを記憶部50に記憶させたりする。
撮像素子10は、受光面の受光量に応じた画像を表す電気信号を出力する素子であり、例えば、CCDやCMOSで構成することができる。受光面と被写体の間には、レンズ群や絞り等によって構成された不図示の光学系が配置されている。レンズ群や絞りは、不図示の駆動機構によってレンズ位置や絞り量を調整することが可能であり、表示制御部20は駆動機構を制御することによって撮像素子10の受光面に投射される光学像の明るさを調整したり、光学像のピントを調整して受光面に結像させたりすることができる。
上記撮像素子10の一例として、単板式の撮像素子であるCCDイメージセンサーでは、カラー画像信号を作成するために、光電変換素子の受光面に色フィルタが設けてある。色フィルタには、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の原色フィルタや、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),G(グリーン)の補色フィルタがあり、光電変換素子の受光面にフィルタを市松模様配列等で設けることによりカラー画像情報を取り込むことが出来る。本実施形態では、前者の原色フィルタが設けられている場合を例にとって説明することにする。なお、色フィルタや撮像素子を構成する光電変換素子の配置は、格子状やハニカム状など様々な配置を採用可能である。
表示制御部20は、撮像素子10で生成される電気信号を取得して画像データD1を生成し、画像データD1に基づいて第1表示部30や第2表示部40に画像を表示させる。そのために、表示制御部20は、画像処理部21と、画像コントローラー22と、VRAM23(Video Random Access Memory)と、VRAM25(Video Random Access Memory)とを備えている。
画像処理部21は、撮像素子10から入力された画像信号に対して各種画像処理を行うものであり、本実施形態では、アナログフロントエンド(AEF)、デモザイク部、リニアマトリックス部、シャープネス処理部、ガンマ補正部、を備えている。AEFは撮像素子から入力される電気信号を量子化してデジタル画像信号に変換するA/D(Analog Digital)変換を行う。デモザイク部は、単板式の撮像素子から得られたカラー画像信号において各画素で欠落している色成分を周辺画素の画素値を利用して補完することにより1つの画素に対して複数色の情報を持たせるいわゆるデモザイク処理を行う。リニアマトリックス部は、入力RGB信号に対して3×3のマトリックス係数を掛ける行列演算処理により、ディスプレイで再現したときに好ましい色再現となるRGB信号を作成する色再現処理やノイズ除去処理を行う。ガンマ補正部は、特定のガンマ特性を有したディスプレイにおいて正しい階調特性で表示されるように、RGB信号にガンマ補正を行う。画像処理部21は、撮像素子10から入力された画像信号に上記各種処理を適宜行うことにより画像データD1を生成し、画像コントローラー22に出力する。
画像コントローラー22は、画像データD1に基づいて表示用画像データD2を作成してVRAM23に記憶する。表示用画像データD2は、第1表示部30のアスペクト比や画素数に適合するようにアスペクト比や画素数を変換して拡大や縮小したプレビュー用の画像データである。また画像コントローラー22は、画像データD1に基づいて表示用画像データD3を作成してVRAM25に記憶する。表示用画像データD3は、第2表示部40のアスペクト比や画素数に適合するようにアスペクト比や画素数を変換して拡大や縮小したプレビュー用の画像データである。
表示用画像データD2,D3は、第1表示部30や第2表示部40にプレビューが行われている間は周期的に(所定のフレームレートで)、例えばNTSC(National Television System Committee)方式の動画像データとして作成されてVRAM23,25に更新されている。すなわち、撮像素子10においても周期的に撮像を行っており、画像処理部21で周期的に新たな画像データD1が作成されて画像コントローラー22に入力されている。プレビューが行われている期間は、ユーザーが撮像する画像のフレーミングやピントなどを調整している期間に相当し、操作部60のシャッターボタンを操作するなどして撮像が指示されるまでの期間に対応する。また、画像データD1も周期的に作成されるため動画像データであるとも言える。
第1表示部30は液晶ディスプレイ31と第1表示制御回路32を備えており、第1表示制御回路32は表示制御部20から入力された(もしくはVRAM23から取得した)表示用画像データD2に基づいて液晶ディスプレイ31の表示動作を制御する。また、第2表示部40は、液晶ディスプレイ41と第2表示制御回路42を備えており、表示制御部20から入力された(もしくはVRAM25から取得した)画像データに基づいて液晶ディスプレイ41の表示動作を制御する。なお、本実施形態では第1表示部30と第2表示部40を液晶ディスプレイとしてあるが、むろん有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ、プラズマディスプレイ等の表示装置で構成することもできる。
本実施形態の第1表示部30は画像のフレーミングやピントを確認するために用いられるのぞき窓(ファインダー)の内部に設けられるEVF(Electronic View Finder)であり、表示用画像データD2に基づいて画像を表示する。第1表示部30に表示される画像は、データ処理による遅延等はあるものの光学系から入力される光学像に対応してほぼリアルタイムに表示される。むろん、第1表示部30はEVF以外の用途を目的として設けられたサブディスプレイであっても構わない。
また、本実施形態の第2表示部40は撮像装置100の筐体表面に設けられており、第1表示部30と同様に光学像のリアルタイム表示を行ったり、記憶部50に記憶されている画像データに基づく画像を表示したり、撮像装置100の各種設定を行うメニュー画面を表示したりする。そのため、第2表示部40の画面サイズは第1表示部30よりも大きく形成されている。
また、本実施形態の第2表示部40は撮像装置100の筐体表面に設けられており、第1表示部30と同様に光学像のリアルタイム表示を行ったり、記憶部50に記憶されている画像データに基づく画像を表示したり、撮像装置100の各種設定を行うメニュー画面を表示したりする。そのため、第2表示部40の画面サイズは第1表示部30よりも大きく形成されている。
また、ユーザーが撮影する画像のフレーミングを決定してシャッターボタンを押すと、画像データD1が圧縮伸張部70に出力される。このとき圧縮伸張部70に出力される画像データD1は、シャッターボタンが押されてから撮像素子10で撮像された画像信号に基づいて作成されてもよいし、シャッターボタンが押されたときに表示制御部20で作成済みの画像データD1であってもよい。またシャッターボタンが押されたときに、表示制御部20でデモザイク処理を行う前のいわゆるRAWデータを記憶部50に記憶させてもよい。RAWデータを記憶する場合は、表示制御部20はA/D変換直後のRAWデータを圧縮伸張部70を介さずに記憶部50に出力する。また、動画像を記録する場合は、撮影開始を指示する操作が操作部60に行われてから、撮影終了を指示する操作が操作部60に行われるまでに作成された画像データD1を順次圧縮伸張部70に出力する。
圧縮伸張部70は、表示制御部20の制御に従って、画像処理部21から出力される画像データを圧縮して圧縮画像データを生成する。圧縮形式は、非可逆圧縮JPEG形式や非可逆圧縮TIFF形式のように非可逆圧縮であってもよいし、PNG形式や可逆圧縮JPEG形式や可逆圧縮TIFF形式のように可逆圧縮であってもよい。また、圧縮伸張部70は、画像データを圧縮せずにビットマップ形式で出力してもよい。また動画像を記録する場合は、順次入力される画像データD1に基づいて、例えばMPEG形式等の圧縮形式で圧縮画像データを作成する。このようにして作成された圧縮画像データは記憶部50に出力される。また、圧縮伸張部70は圧縮されている画像データを伸張することができる。圧縮伸張部70は、圧縮画像データと該圧縮画像データの伸張の指示が表示制御部20から入力されると、圧縮画像データを伸張して復元した画像データを表示制御部20に出力する。
記憶部50は、例えば、リムーバブルメモリー(着脱可能な記憶媒体)を接続するためのカードスロット(着脱口)や接続されたリムーバブルメモリーに対するデータ読み書きを制御するインターフェースとして機能するメモリーコントローラーを備える。むろん、着脱できない固定式の記憶媒体によって記憶部50を構成してもよい。記憶部50は、表示制御部20の制御に従って、圧縮伸張部70の出力する圧縮画像データやAEFから出力されるRAWデータをリムーバブルメモリーに記憶する。また、記憶部50は、表示制御部20の制御に従ってリムーバブルメモリーに記憶されている画像データを読み出して表示制御部20や圧縮伸張部70に出力することもできる。なお、本実施形態においては、記憶部50のメモリーコントローラーや後述のドライバープログラムを実行する制御部27が読書部を構成することになる。
以上の各部を制御する表示制御部20は、所定のプログラムに従って撮像装置100の全体を制御する制御部26が制御主体となっている。制御部26は、例えば、通信バスで互いに接続されたCPU26a(演算処理部)とRAM26b(揮発性の半導体メモリー)とフラッシュメモリー26c(不揮発性の半導体メモリー)で構成することができる。CPU26aは、RAM26bをワークエリアとして利用しつつフラッシュメモリー26cに記憶されている撮像プログラムを実行することにより、DSC100の全体の動作を制御する。
また、制御部26に対して各種の操作入力を行うための操作部60は、ボタンやスイッチやダイヤル等の操作入力手段を備えている。ユーザーは、これら操作入力手段に対して所定の操作を行うことにより操作に応じた制御信号を制御部26に入力し、制御部26は制御信号に応じた制御処理を実行することになる。
(2)表示レイアウトの切換:
以上の構成において、上述した「全画面表示」と「縮小表示」と「オーバーレイ表示」との3つの表示レイアウトのそれぞれが選択されたときのデータの流れについて説明する。図2は、プレビュー動作中のデータの流れを示す説明図であり、図3は各表示レイアウトの画面を説明する図である。
以上の構成において、上述した「全画面表示」と「縮小表示」と「オーバーレイ表示」との3つの表示レイアウトのそれぞれが選択されたときのデータの流れについて説明する。図2は、プレビュー動作中のデータの流れを示す説明図であり、図3は各表示レイアウトの画面を説明する図である。
図2に示すように、VRAM23は、表示用画像データD2を記憶するためのVRAM23aと生成条件情報に基づいて作成されたOSDデータOSD1を記憶するためのVRAM23bとを備えており、VRAM25は、表示用画像データD3を記憶するためのVRAM25aと生成条件情報に基づいて作成されたOSDデータOSD2を記憶するためのVRAM25bとを備える。なお、OSDはオンスクリーンディスプレイの略であり、OSDデータとは画像データD1にオーバーレイ表示するための画像データである。
VRAM23aには、画像コントローラー22の出力する表示用画像データD2が記憶され、VRAM23bには制御部26が生成条件情報に基づいて作成したOSDデータOSD1が記憶される。VRAM25aには、画像コントローラー24の出力する表示用画像データD3が記憶され、VRAM25bには制御部26が生成条件情報に基づいて作成したOSDデータOSD2が記憶される。なお、OSDデータOSD1,OSD2によって表示する生成条件情報は同一であってもよいし、各表示部の用途に応じて異なる表示を行うものであってもよい。
また、第1表示制御回路32は画像合成回路32aを備えており、画像合成回路32aはVRAM23aの表示用画像データD2とVRAM23bのOSDデータOSD1とを取得もしくは入力されており、これらを合成して合成データMD1を生成する。また、第2表示制御回路42は画像合成回路42aを備えており、画像合成回路42aはVRAM25aの表示用画像データD3とVRAM25bのOSDデータOSD2とを取得もしくは入力されており、これらを合成して合成データMD2を生成する。
このようにして各部で生成される合成データMD1,MD2は、表示レイアウトに応じて変化する。本実施形態における表示レイアウトは「全画面表示」、「縮小表示」、「オーバーレイ表示」の3態様であり、表示レイアウトを変更させるための操作が操作部60で行われると、制御部26が画像コントローラー22を制御して各画面の表示レイアウトを変更する。なお、第1表示部30と第2表示部40は、各々3態様ずつ変更可能であるため、撮像装置100全体としては3態様×3態様の9通りの表示レイアウトが存在することになる。表示レイアウトの変更の指示は、表示部ごとに3態様のなかからいずれかを選択するような操作が出来るようにしてもよいし、予め記憶された9通りの組合せのなかからいずれかを選択できるようにしてもよい。
まず、第1表示部30について「全画面表示」が選択されると、画像コントローラー22は、画像データD1に基づいて第1表示部30の画面サイズに全体に表示されるようにアスペクト比と画素数とを変換した表示用画像データD2をVRAM23aに記憶させる。そして制御部26は、VRAM23bに記憶されているOSDデータOSD1をクリアもしくは、各画素値が全て0のブランクデータをVRAM23bに記憶させる。その結果、画像合成回路32aで合成された合成データMD1に基づいて第1表示制御回路32によって駆動される液晶ディスプレイ31の画面には、図3(a)に示すように画像データD1に基づいた画像が全画面表示されることになる。
同様に、第2表示部40について「全画面表示」が選択されると、画像コントローラー22は、画像データD1に基づいて第2表示部40の画面サイズに全体に表示されるようにアスペクト比と画素数とを変換した表示用画像データD3をVRAM25aに記憶させる。そして制御部26は、VRAM25bに記憶されているOSDデータOSD2をクリアもしくは、各画素値が全て0のブランクデータをVRAM25bに記憶させる。その結果、画像合成回路42aで合成された合成データMD2に基づいて第2表示制御回路42によって駆動される液晶ディスプレイ41の画面には、図3(a)に示すように画像データD1に基づいた画像が全画面表示されることになる。
次に、第1表示部30について「縮小表示」が選択されると、画像コントローラー22は、画像データD1に基づいて第1表示部30の画面サイズよりも小さいアスペクト比と少ない画素数とに変換した表示用画像データD2をVRAM23aに記憶させる。そして制御部26は、第1表示部30の画面の余剰領域に生成条件情報の文字情報や画像情報を表示させるOSDデータOSD1をVRAM23bに記憶させる。その結果、画像合成回路32aで合成された合成データMD1に基づいて第1表示制御回路32によって駆動される液晶ディスプレイ31の画面には、図3(b)に示すように画像データD1に基づいた画像が縮小表示されるとともに、その余剰領域に文字情報や画像情報が表示されることになる。なお、図3(b)の「縮小表示」では、表示用画像と画面の左端と上端とが一致するように左上に寄せて配置してあるが、むろん画面中央に表示したり、右端と下端を画面と一致させて表示したり、とレイアウトは適宜変更可能である。
同様に、第2表示部40について「縮小表示」が選択されると、画像コントローラー22は、画像データD1に基づいて第2表示部40の画面サイズよりも小さいアスペクト比と少ない画素数とに変換した表示用画像データD3をVRAM25aに記憶させる。そして制御部26は、第2表示部40の画面の余剰領域に生成条件情報の文字情報や画像情報を表示させるOSDデータOSD2をVRAM25bに記憶させる。その結果、画像合成回路42aで合成された合成データMD2に基づいて第2表示制御回路42によって駆動される液晶ディスプレイ41の画面には、図3(b)に示すように画像データD1に基づいた画像が縮小表示されるとともに、その余剰領域に文字情報や画像情報が表示されることになる。むろん、この場合も表示用画像のレイアウトは適宜変更可能である。
そして、第1表示部30について「オーバーレイ表示」が選択されると、画像コントローラー22は、画像データD1に基づいて第1表示部30の画面サイズに全体に表示されるようにアスペクト比と画素数とを変換した表示用画像データD2をVRAM23aに記憶させる。そして制御部26は、第1表示部30の画面の所定の位置に生成条件情報の文字情報や画像情報を表示させるOSDデータOSD1をVRAM23bに記憶させる。その結果、画像合成回路32aで合成された合成データMD1に基づいて第1表示制御回路32によって駆動される液晶ディスプレイ31の画面には、図3(c)に示すように画像データD1に基づいた画像が全画面表示されつつこの画像に文字情報や画像情報が重畳表示されることになる。
同様に、第2表示部40について「オーバーレイ表示」が選択されると、画像コントローラー22は、画像データD1に基づいて第2表示部40の画面サイズに全体に表示されるようにアスペクト比と画素数とを変換した表示用画像データD3をVRAM25aに記憶させる。そして制御部26は、第2表示部40の画面の所定の位置に生成条件情報の文字情報や画像情報を表示させるOSDデータOSD2をVRAM25bに記憶させる。その結果、画像合成回路42aで合成された合成データMD2に基づいて第2表示制御回路42によって駆動される液晶ディスプレイ41の画面には、図3(c)に示すように画像データD1に基づいた画像が全画面表示されつつこの画像に文字情報や画像情報が重畳表示されることになる。
以上の構成によれば、ユーザーは操作部60に所定の操作を行うことにより第1表示部30と第2表示部40の表示レイアウトの組合せを共通にしたり相違させたりと自由に選択することができるため、ユーザーの利便性が向上する。すなわち、「縮小表示」であれば画像の表示領域と生成条件情報の表示領域とを分けて表示できるため情報表示が画像にかぶらず、フレーミングをしっかり確認できる。また「オーバーレイ表示」であれば生成条件情報を確認しつつ画像全体を大きく見える。また、「全画面表示」であれば、画像全体を大きく見つつ、画像の細部を生成条件情報に邪魔されることなく確認できる。
特に、第1表示部30で「縮小表示」を行うと表示用画像が小さくなりすぎてしまう場合には、第2表示部40で「縮小表示」を行いつつ第1表示部30で「全画面表示」または「オーバーレイ表示」を行うことが望ましい。「全画面表示」または「オーバーレイ表示」で第1表示部30に表示される表示用画像よりも「縮小表示」で第2表示部40に表示される表示用画像の方が大きく表示できるし、「縮小表示」されている第2表示40では生成条件情報と表示用画像の全体とを同時に確認できるからである。
また、第1表示部30で「縮小表示」を行っても表示用画像が小さくなりすぎない場合には、第1表示部30で「縮小表示」を行いつつ、第2表示部40は「全画面表示」または「オーバーレイ表示」を行うことが望ましい。撮影時にユーザーが顔を近づけて注視するのぞき窓(ファインダー)の内部に設けられる第1表示部30で画像全体を確認できると共に生成条件情報を確認できるし、撮影時にユーザーがあまり顔を近づけず注視しない筐体表面に設けられた第2表示部40は、顔を離して視角が小さくなった場合でも画像を確認しやすいようになるからである。
(3)表示レイアウトの切換の変形例1:
上述した実施形態では、表示用画像データD2,D3はVRAM23,25の全体に1画面分の画像データを記憶する構成としたが、VRAM23,25に複数画面分の表示用画像データD2,D3を記憶できるようにしてもよい。図4は、本変形例にかかるVRAM23,25の領域構成を示す説明図である。図4に示すように本変形例2にかかるVRAM23aは、バンク23a1,バンク23a2,バンク23a3,バンク23a4の複数領域に分割されている。各バンクには、1画面分の表示用画像データD2を記憶することができる。また、図4に示すように本変形例2にかかるVRAM25aは、バンク25a1,バンク25a2,バンク25a3,バンク25a4の複数領域に分割されている。各バンクには、1画面分の表示用画像データD3を記憶することができる。
上述した実施形態では、表示用画像データD2,D3はVRAM23,25の全体に1画面分の画像データを記憶する構成としたが、VRAM23,25に複数画面分の表示用画像データD2,D3を記憶できるようにしてもよい。図4は、本変形例にかかるVRAM23,25の領域構成を示す説明図である。図4に示すように本変形例2にかかるVRAM23aは、バンク23a1,バンク23a2,バンク23a3,バンク23a4の複数領域に分割されている。各バンクには、1画面分の表示用画像データD2を記憶することができる。また、図4に示すように本変形例2にかかるVRAM25aは、バンク25a1,バンク25a2,バンク25a3,バンク25a4の複数領域に分割されている。各バンクには、1画面分の表示用画像データD3を記憶することができる。
画像コントローラー22は、画像データD1から周期的に生成する表示用画像データD2の生成順に応じて、バンク23a1,バンク23a2,バンク23a3,バンク23a4,バンク23a1,バンク23a2,・・・の順にバンクの中で最初に記憶された表示用画像データD2を上書きするように記憶先を変更していく。また、第1表示制御回路32による表示用画像データD2の読込み先は、最新の表示用画像データD2の書込まれているバンクからデータを読込むように順次変更される。従って、いずれかのバンクにデータ書込み中であっても、その直前に更新されたバンクからデータを読込むことができる。なお、制御部26はOSD表示している情報が変更されない限りVRAM23bのOSDデータOSD1を更新しない。
また、画像コントローラー22は、画像データD1から周期的に生成する表示用画像データD3の生成順に応じて、バンク25a1,バンク25a2,バンク25a3,バンク25a4,バンク25a1,バンク25a2,・・・の順に記憶先を変更していく。また、第2表示制御回路42の表示用画像データD3の読込み先は、最新の表示用画像データD3の書込まれているバンクからデータを読込むように順次変更される。なお、制御部26はOSD表示している情報が変更されない限りVRAM25bのOSDデータOSD2を更新しない。
以上説明した変形例1によれば、画像コントローラー22がVRAM23やVRAM25にデータを書きこむ速度が向上する。また、第1表示部30や第2表示部40の画像更新頻度も向上する。よって、各表示部に表示されている画像と実際の被写体との間のタイムラグが短縮される。
(4)表示レイアウトの切換の変形例2:
上述した実施形態では、画像コントローラー22ひとつで、表示用画像データD2l,D3を作成してVRAM23とVRAM25の双方に書込む処理を行っていたため、画像データ転送のトラフィックが倍増していた。そこで本変形例2では、画像コントローラーを表示部ごとに設けて、画像データの転送トラフィックを軽減させる構成としてある。図5は、本変形例2にかかる画像コントローラー周りの構成と、データの流れを説明する説明図である。
上述した実施形態では、画像コントローラー22ひとつで、表示用画像データD2l,D3を作成してVRAM23とVRAM25の双方に書込む処理を行っていたため、画像データ転送のトラフィックが倍増していた。そこで本変形例2では、画像コントローラーを表示部ごとに設けて、画像データの転送トラフィックを軽減させる構成としてある。図5は、本変形例2にかかる画像コントローラー周りの構成と、データの流れを説明する説明図である。
図5に示すように、本変形例3では、画像コントローラー22の直前に画像データD1をバッファーするためのVRAM27が設けてある。VRAM27は、複数の画面分の画像データを記憶できるように、バンク27a,バンク27b,バンク27c,バンク27dのように複数の領域に分けられている。また本変形例3では、第1表示部30用の画像コントローラー22aと第2表示部40用の画像コントローラー22bが別々に設けてある。
画像コントローラー22aは、画像データD1の読込み元バンクをバンク27a,バンク27b,バンク27c,バンク27dの中から順次変更しつつ読込んだ画像データのアスペクト比や画素数を変換する機能と、この変換した画像を第1表示部30の画面上の任意の位置に配置する機能と、このようにして生成した表示用画像データD2をVRAM23aに書込む機能とを備えている。画像コントローラー22bは、画像データD1の読込み元バンクをバンク27a,バンク27b,バンク27c,バンク27dの中から順次変更しつつ読込んだ画像データのアスペクト比や画素数を変換する機能と、この変換した画像を第2表示部40の画面上の任意の位置に配置する機能と、このようにして生成した表示用画像データD3をVRAM25aに書込む機能とを備えている。
このようにしてVRAM23,25に書込まれた表示用画像データD2,D3に基づいて第1表示部30や第2表示部40に画像を表示すると、画像コントローラーにおける画像データ転送のトラフィックを軽減が軽減される。また、画像データD1がVRAM27の複数バンクに順次変更しつつ記憶されるため、画像処理部21の画像データD1の出力速度を高めることができる。
(5)その他変形例:
上述した実施形態におけるOSDデータOSD1,OSD2は、OSD表示している生成条件が変更されない限り変更されないようにしていたが、生成条件のパラメーターもリアルタイムで更新されてほしいという要望がある可能性もある。そこで、OSD表示もリアルタイムで更新するために、VRAM23bにバンクOSD11,OSD12のように複数画面分のOSDデータを記憶できるように複数のバンクを形成し、VRAM25bにバンクOSD21,OSD22のように複数画面分のOSDデータを記憶できるように複数のバンクを形成する。そして、制御部26によるOSDデータの書込み先バンクを順次変更し、各表示制御回路による読込み先バンクを順次変更して合成データMD1,MD2を生成する。このようにすることで、OSD表示される生成条件情報の更新速度が向上し、表示される生成条件情報の信頼性が向上する。
上述した実施形態におけるOSDデータOSD1,OSD2は、OSD表示している生成条件が変更されない限り変更されないようにしていたが、生成条件のパラメーターもリアルタイムで更新されてほしいという要望がある可能性もある。そこで、OSD表示もリアルタイムで更新するために、VRAM23bにバンクOSD11,OSD12のように複数画面分のOSDデータを記憶できるように複数のバンクを形成し、VRAM25bにバンクOSD21,OSD22のように複数画面分のOSDデータを記憶できるように複数のバンクを形成する。そして、制御部26によるOSDデータの書込み先バンクを順次変更し、各表示制御回路による読込み先バンクを順次変更して合成データMD1,MD2を生成する。このようにすることで、OSD表示される生成条件情報の更新速度が向上し、表示される生成条件情報の信頼性が向上する。
また、上述した実施形態では撮像素子10から周期的に取得されるライブビュー画像についての表示レイアウトを切換える場合を例にとって説明したが、同様のレイアウト切換は記憶部50に記憶済みの画像データに基づいて画像表示する場合にも適用可能である。
(6)まとめ:
以上説明した実施形態によれば、撮像素子10が被写体から受光した光に基づいて画像データD1を生成する撮像動作を行う撮像装置100であって、画像データD1に基づいて画像を表示する第1表示部30と、画像データD1に基づいて第1表示部30よりも大きく画像を表示する第2表示部40と、撮像素子10の受光した光に基づく動画像と該動画像の画像データD1の生成条件情報とを重畳するように合成して第1表示部30に表示し、動画像の外部に該動画像の画像データD1の生成条件情報を合成して第2表示部40に表示する表示制御部20と、を備える。従って、2つの表示部を備えた撮像装置において、利用者が、フレーミングをしっかり確認できる表示方法と画像全体が大きく見える方法とを容易に使い分けられるようになる。
以上説明した実施形態によれば、撮像素子10が被写体から受光した光に基づいて画像データD1を生成する撮像動作を行う撮像装置100であって、画像データD1に基づいて画像を表示する第1表示部30と、画像データD1に基づいて第1表示部30よりも大きく画像を表示する第2表示部40と、撮像素子10の受光した光に基づく動画像と該動画像の画像データD1の生成条件情報とを重畳するように合成して第1表示部30に表示し、動画像の外部に該動画像の画像データD1の生成条件情報を合成して第2表示部40に表示する表示制御部20と、を備える。従って、2つの表示部を備えた撮像装置において、利用者が、フレーミングをしっかり確認できる表示方法と画像全体が大きく見える方法とを容易に使い分けられるようになる。
なお、本発明は上述した実施形態や変形例に限られず、上述した実施形態および変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組合せを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態および変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組合せを変更したりした構成、等も含まれる。
100…撮像装置、10…撮像素子、20…表示制御部、21…画像処理部、22,22a,22b…画像コントローラー、23,23a,23b…VRAM、24…画像コントローラー、25,25a,25b…VRAM、26…制御部、27…VRAM、30…第1表示部、31…液晶ディスプレイ、32…第1表示制御回路、32a…画像合成回路、40…第2表示部、41…液晶ディスプレイ、42…第2表示制御回路、42a…画像合成回路、50…記憶部、60…操作部、70…圧縮伸張部、D1…画像データ、D2…表示用画像データ、D3…表示用画像データ、MD1…合成データ、MD2…合成データ
Claims (7)
- 撮像素子が被写体から受光した光に基づいて画像データを生成する撮像動作を行う撮像装置であって、
画像データに基づいて画像を表示する第1の表示部と、
画像データに基づいて上記第1の表示部が表示可能な画像よりも大きく画像を表示することが可能な第2の表示部と、
上記撮像素子の受光した光に基づく動画像と該動画像の画像データの生成条件情報とを重畳するように合成して上記第1の表示部に表示し、動画像の外部に該動画像の画像データの生成条件情報を合成して上記第2の表示部に表示する表示制御部と、
を備える撮像装置。 - 撮像素子が被写体から受光した光に基づいて画像データを生成する撮像動作を行う撮像装置であって、
のぞき窓の内部に設けられて画像データに基づいて画像を表示する第1の表示部と、
撮像装置の筐体表面に設けられて画像データに基づいて画像を表示する第2の表示部と、
上記撮像素子が受光した光に基づく動画像の外部に該動画像の画像データの生成条件情報を合成して第1の表示部に表示し、動画像と該動画像の画像データの生成条件情報とを重畳するように合成して第2の表示部に表示する表示制御部と、
を備える撮像装置。 - 撮像素子が被写体から受光した光に基づいて画像データを生成する撮像動作を行う撮像装置であって、
画像データに基づいて画像を表示する第1の表示部と、
上記第1の表示部と異なる表示部であり、画像データに基づいて画像を表示する第2の表示部と、
上記撮像素子が受光した光に基づく動画像と該動画像の画像データの生成条件情報とを重畳するように合成して上記第1の表示部に表示すると同時に動画像の外部に該動画像の画像データの生成条件情報を合成して第2の表示部に表示する表示制御部と、
を備える撮像装置。 - 撮像素子が被写体から受光した光に基づいて画像データを生成する撮像動作を行う撮像方法であって、
画像データに基づいて画像を表示する第1の表示部と、画像データに基づいて上記第1の表示部が表示可能な画像よりも大きく画像を表示することが可能な第2の表示部と、を制御することにより、上記撮像素子の受光した光に基づく動画像と該動画像の画像データの生成条件情報とを重畳するように合成して上記第1の表示部に表示し、動画像の外部に該動画像の画像データの生成条件情報を合成して上記第2の表示部に表示する表示制御工程を備える撮像方法。 - 撮像素子が被写体から受光した光に基づいて画像データを生成する撮像動作を行う撮像方法であって、
のぞき窓の内部に設けられて画像データに基づいて画像を表示する第1の表示部と、撮像装置の筐体表面に設けられて画像データに基づいて画像を表示する第2の表示部と、を制御することにより、上記撮像素子が受光した光に基づく動画像の外部に該動画像の画像データの生成条件情報を合成して第1の表示部に表示し、動画像と該動画像の画像データの生成条件情報とを重畳するように合成して第2の表示部に表示する表示制御工程を備える撮像方法。 - 撮像素子が被写体から受光した光に基づいて画像データを生成する撮像動作を行う撮像方法であって、
画像データに基づいて画像を表示する第1の表示部と、上記第1の表示部と異なる表示部であり、画像データに基づいて画像を表示する第2の表示部と、を制御することにより、上記撮像素子が受光した光に基づく動画像と該動画像の画像データの生成条件情報とを重畳するように合成して上記第1の表示部に表示すると同時に動画像の外部に該動画像の画像データの生成条件情報を合成して第2の表示部に表示する表示制御工程を備える撮像方法。 - 請求項5〜請求項7の何れか1項に記載の撮像方法で撮像装置に撮像動作を行わせるコンピュータープログラム。
Priority Applications (1)
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JP2009274823A JP2011119932A (ja) | 2009-12-02 | 2009-12-02 | 撮像装置、撮像方法および撮像プログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017191144A (ja) * | 2016-04-11 | 2017-10-19 | キヤノン株式会社 | 表示制御装置、その制御方法およびプログラム |
-
2009
- 2009-12-02 JP JP2009274823A patent/JP2011119932A/ja active Pending
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