JP2011118196A - 電気光学表示装置 - Google Patents

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豊 野尻
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Abstract

【課題】信号線の数が奇数の場合であっても消費電流を低減させることができると共に、
側端部の表示画質が低下しないドット反転駆動法を適用した電気光学表示装置を提供する
こと。
【解決手段】信号線DL1〜DL3の数が奇数である電気光学表示装置10Aにおいて、
水平駆動回路11はダミー出力端子Daを備え、複数の信号線のいずれか一方の側端部に
はダミー出力端子Daに接続されたダミー配線DMが形成され、信号線の奇数列DL1及
びDL3とそれぞれ隣接する偶数列及DL2及びダミー配線DMとの間には互いにスイッ
チ素子SW1、SW2が接続され、水平駆動回路11は、1水平走査期間に所定時間前記
スイッチ素子SW1、SW2を作動させて、信号線の奇数列DL1及びDL3とそれぞれ
隣接する偶数列DL2及びダミー配線DMとを短絡する。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示画素の駆動法としてドット反転駆動法を適用した電気光学表示装置に関
し、特に信号線の数が奇数の場合であっても消費電流を低減させることができると共に、
側端部の表示画質が低下しないドット反転駆動法を適用した電気光学表示装置に関する。
電気光学表示装置としては、液晶表示装置、有機エレクトロルミネッセンス(EL)表
示装置、無機EL表示装置、プラズマ表示装置、発光ダイオード(LED)表示装置、電
界放出型表示装置等、種々のものが知られている。これらの電気光学表示装置は、いずれ
もマトリクス状に整列された画素ごとにそれぞれの画素を駆動するためのスイッチング素
子としての薄膜トランジスターを備え、これらの薄膜トランジスターを駆動するための走
査線及び信号線を有している。走査線及び信号線には、それぞれ駆動用ICから所定の信
号が印加されて、所定の画像表示がなされる。ここで、電気光学表示装置としてのアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置の具体例を等価回路図である図7を用いて説明する。
アクティブマトリクス型の液晶表示装置50は、アレイ基板(図示省略)側に水平駆動
回路51、ゲート制御回路53が形成されており、画素部には複数の画素(図7では8画
素分のみ示す)がマトリクス状に配置されている。水平駆動回路51は映像信号Vsigを
サンプリングして、信号線DLに出力する。ゲート制御回路53は、各走査線GLにゲー
ト信号Vgateを供給する。各画素の薄膜トランジスターTFTは、ソース電極Sが対応す
る信号線DLに接続され、ゲート電極Gが対応する走査線GLに接続されてゲート信号V
gateによって薄膜トランジスターTFTのオン・オフが制御され、更にドレイン電極Dが
画素電極54に接続されている。
ゲート信号Vgateは、薄膜トランジスターTFTをオン状態とする電位VDD及びオフ
状態とする電圧VBBからなる。また、液晶表示装置50が横電界方式のFFSモードで
作動するものであれば、画素電極54に対して電極間絶縁膜(図示省略)を挟んで共通電
極55が平面視で重畳するように形成されており、液晶表示装置50が縦電界方式で作動
するものであれば、アレイ基板に対向して配置されたカラーフィルター基板(図示省略)
に画素電極54と対向するように共通電極55が形成されている。なお、この共通電極5
5には共通電位VCOMが印加されている。更に、アレイ基板とカラーフィルター基板と
の間には液晶が封入されている。このような構成の液晶表示装置50では、画素電極54
及び共通電極55間に印加される電界によって液晶が駆動される。
一方、液晶分子は直流電圧が印加されると分極により劣化するため、通常、液晶表示装
置では液晶分子に交流電圧が印加されるように駆動されている。このような液晶分子に交
流電圧を印加する方法として、1水平走査期間反転駆動法及びドット反転駆動法が知られ
ている。1水平走査期間反転駆動法とは、各画素に印加する信号電圧の極性を共通電極に
印加される共通電位VCOMを中心として1水平走査期間ごとに反転させる駆動法である
。また、ドット反転駆動法とは、各画素に印加する信号電圧の極性を行方向及び列方向に
おいて、共通電極に印加される共通電位VCOMを中心として、1水平走査期間毎に隣接
する画素毎に異なる極性の電圧を印加する駆動法である。
すなわち、ドット反転駆動法では、共通電極に印加される共通電位VCOMを一定に固
定し、隣接画素に保持される電圧極性が互いに逆極性となる。そのため、隣接する信号線
に印加される電圧極性は共通電位VCOMに対して互いに正極性及び負極性となる。また
、1つの信号線に印加される電圧極性も、所定の水平走査期間毎に極性反転される。
ところで、液晶表示装置の1画素分の等価回路は、図8に示したとおり、信号線DLに
は、薄膜トランジスターTFTのソース電極Sとドレイン電極Dとの間の寄生容量Csd
と、ゲート電極Gとドレイン電極Dとの間の寄生容量Cgdと、薄膜トランジスターTF
Tのドレイン電極Dを介して接続されている液晶の液晶容量CLC及び補助容量Csとが
負荷容量として接続されている。なお、一般に、寄生容量Csd及びCgdは液晶容量C
LC及び補助容量Csに比して十分に小さいので、以下では寄生容量Csd及びCgdに
ついては無視して説明する。そして、信号線DLに印加された映像信号Vsigは、それぞ
れ1水平走査期間毎に極性が反転することに伴う放電/充電を繰り返すが、この負荷容量
を駆動する電流も液晶表示装置全体の消費電流の一部となる。この負荷容量が大きくなる
と、液晶表示装置全体の消費電力が大きくなってしまう。
このようなドット反転駆動法を適用したことによる液晶表示装置の消費電力の増大を抑
制するため、下記特許文献1には、薄膜トランジスターTFTのソース電極Sに映像信号
Vsigを印加する前に、一時的に隣接列同士(奇数列と偶数列)をショートさせて電荷再
配分を行うことによって中間電位に持ち上げた後、本来の映像信号Vsigを印加するよう
にした液晶表示装置の発明が開示されている。下記特許文献1に開示されているドット反
転駆動法を適用した液晶表示装置の駆動原理を図9及び図10を用いて説明する。
なお、図9Aはドット反転前の等価回路図であり、図9Bは電荷再配分時の等価回路図
であり、図9Cはドット反転後の等価回路図である。また、図10Aは電圧再配分がない
場合の信号線に最初のHレベル信号が印加された際のゲート電極とソース電極との電圧波
形を示す図であり、図10Bは同じく電圧再配分がある場合のゲート電極とソース電極と
の電圧波形を示す図である。また、信号線は偶数本存在するが、図9においては、4本の
信号線に代表させて説明することとし、更に、図7及び図8に示したものと同一の構成部
分には同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略する。
この液晶表示装置50Aにおいては、図9Aに示すように、水平駆動回路51の信号線
DL1〜DL4はそれぞれ出力バッファー回路52によって駆動されており、この信号線
DL1〜DL4にはそれぞれ複数の画素駆動用の薄膜トランジスターTFTのソース電極
Sが接続されている。また、奇数列の信号線DL1及びDL3はそれぞれ隣接する偶数列
の信号線DL2及びDL4とスイッチ素子SW1及びSW2によって短絡されている。こ
のスイッチ素子SW1及びSW2は、例えば薄膜トランジスターからなり、同一の制御信
号LDによって同一のタイミングで駆動されるようになっている。
なお、スイッチ素子SW1及びSW2が存在しない場合、信号線DLに最初のHレベル
信号が印加された際のゲート電極G及びソース電極Sの電圧波形は、図10Aに示したと
おりになる。このときのソース電極の電圧の立ち上がり部分及び立ち下がり部分の傾斜は
、負荷容量に対する充放電のために生じる。なお、液晶表示装置以外の電気光学表示装置
においては、液晶容量CLC及び補助容量Csは存在しないが、薄膜トランジスターTF
Tの寄生容量や電極間の容量の存在によって同様の現象が生じる。
図9Aに示したように、最初の1水平走査期間の終了時には、例えば奇数列の信号線D
L1及びDL3にはHレベル(例えば+10V)の信号が印加され、偶数列の信号線DL
2及びDL4にはLレベル(例えば0V)の信号が印加されている。このとき制御信号L
DにはLレベルの信号が印加されてスイッチ素子SW1及びSW2共にオフ状態となって
いる。そのため、奇数列の液晶容量CLC及び補助容量CsはHレベルの信号によって充
電されており、偶数列の液晶容量CLC及び補助容量CsはLレベルの信号によって充電
されている。なお、この液晶容量CLC及び補助容量Csに印加される信号のレベルは共
通配線56に印加されている共通電位VCOMを基準とした電位である。
そして、次の1水平走査期間に移行すると、図9Bに示したように、最初に制御信号L
Dが一定時間Hレベルに変化し、スイッチ素子SW1及びSW2共にオン状態に変化する
。そうすると、奇数列の信号線DL1及びDL3はそれぞれ隣接する偶数列の信号線DL
2及びDL4と短絡することになるので、奇数列の液晶容量CLC及び補助容量Csに充
電されていた電荷と偶数列の液晶容量CLC及び補助容量Csに充電されていた電荷は互
いに中和され、両者共に中間レベル(例えば+5V)に変化する。このスイッチ素子SW
1及びSW2共にオン状態となっている時間は、1水平走査期間に比して十分短い時間で
ある。
その後、制御信号LDがLレベルに変化し、スイッチ素子SW1及びSW2共にオフ状
態となり、ドット反転が行われて奇数列の信号線DL1及びDL3にLレベルの信号が印
加され、偶数列の信号線DL2及びDL4にはHレベルの信号が印加され、奇数列の液晶
容量CLC及び補助容量CsはLレベルの信号によって充電されていき、偶数列の液晶容
量CLC及び補助容量CsはHレベルの信号によって充電されていく。
この電荷再配分が行われた際の信号線に最初のHレベル信号が印加された際のゲート電
極とソース電極との電圧波形は図10Bに示したとおりになる。図10Bの記載から明ら
かなように、LDがH状態、すなわち、SW1及びSW2がオン状態となっている間に移
動した電荷分(破線部分)は、外部から電流を供給せずに供給されたことになるため、こ
の分だけソース電極の電圧をHレベルの電圧に高めるために必要な電荷量は少なくてすむ
ようになり、消費電力を低減することができるようになる。なお、以上は、液晶容量C
及び補助容量Csへの充電行程の場合を例にとって説明したが、放電行程の場合におい
ても同様に生じる。
特開2000−039870号公報
上記特許文献1に開示されている液晶表示装置によれば、ドット反転駆動法を適用した
場合に良好な消費電力低減効果を奏することができる。しかしながら、上記特許文献1に
開示されている液晶表示装置は、信号線の本数が偶数、すなわち画素列が偶数の場合には
良好な効果を奏することができるが、信号線の本数が奇数の場合には、一方側の端部の画
素列は、隣接する信号線が存在しないために電荷再配分を行うことができない。
近年の液晶表示装置の高解像度化に伴なって、負荷容量への充放電時間も短くなってき
ている。そのため、従来のような画素駆動用薄膜トランジスターのゲートオン時間に十分
な余裕がある場合には問題とならなかったソース電極の電圧の前段の立ち上がり波形の鈍
り具体も画像の表示品位に影響を与え始めてきている。したがって、電荷再配分が行われ
た画素列と電荷再配分が行われなかった画素列とでは、特に画素駆動用薄膜トランジスタ
ーのソース電極に印加される電圧に対する輝度変化が激しい中間階調表示に際して、輝度
差が発生することがある。このような現象は、画素駆動用薄膜トランジスターに接続され
ている負荷容量によって生じるものであるため、液晶表示装置の場合だけでなく、他の形
式の電気光学表示装置においても同様に生じる。
本発明は、このようなドット反転駆動法を適用した電気光学表示装置において、画素列
の数が奇数の場合であっても、全ての画素列に対して電荷再配分を行うことができるよう
にして、側端部においても良好な表示画質を達成することができる電気光学表示装置を提
供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の電気光学表示装置は、マトリクス状に整列された複
数の画素と、前記複数の画素のそれぞれに形成され、前記画素を駆動するための薄膜トラ
ンジスターと、前記薄膜トランジスターを駆動するための行方向に形成された複数の走査
線及び列方向に形成された複数の信号線と、1水平走査期間毎に、基準電圧を中心として
前記隣接する信号線毎に極性が反転する映像信号を供給する水平駆動回路と、を備え、前
記信号線の数が奇数である電気光学表示装置において、
前記水平駆動回路はダミー出力端子を備え、
前記複数の信号線のいずれか一方の側端部にはダミー配線が形成され、
前記ダミー出力端子は前記ダミー配線に電気的に接続され、
前記信号線の奇数列とそれぞれ隣接する偶数列及びダミー配線と該ダミー配線に隣接す
る前記信号線との間には互いスイッチ素子が接続され、
前記信号線の奇数列とそれぞれ隣接する偶数列及びダミー配線と該ダミー配線に隣接す
る前記信号線とを短絡することを特徴とする。
電気光学表示装置において、信号線の数が奇数であると、両端側の信号線の内の一方は
、ドット反転駆動法を適用した際に隣接する信号線と短絡して電荷再配分を行うことがで
きないので、両端側の画素列の一方は、隣接する画素列との間で輝度差が生じることがあ
る。本発明の電気光学表示装置においては、水平駆動回路のダミー出力端子に複数の信号
線の両端側の一方の外側に配置されたダミー配線と接続している。なお、このダミー配線
は、隣接する信号線と同じ長さとすることができるが、それよりも短くてもよい。
ダミー配線端子及びダミー配線は、水平駆動回路内の何れとも接続されていないフロー
ティング状態であっても、周囲回路からの静電誘導等によって不定電位で交流化を繰り返
している。しかも、このダミー配線は電気光学表示装置の他の配線との間に浮遊容量が形
成されているため、1種のコンデンサ−としても作用する。そのため、このダミー出力端
子に電気的に接続されているダミー配線は、ドット反転駆動法を適用した際に隣接する信
号線と短絡して電荷再配分を行うことができるようになる。したがって、本発明の電気光
学表示装置によれば、信号線の数が奇数であっても、ドット反転駆動法を適用した際に、
消費電力を抑制することができると共に、両端側においても隣接する画素列との間で輝度
差が生じることが抑制され、表示画質が良好な電気光学表示装置が得られる。
また、本発明の電気光学表示装置においては、前記水平駆動回路は、前記1水平走査期
間に所定時間前記スイッチ素子を作動させるものとすることが好ましい。
ドット反転駆動法では、1つの信号線に印加される電圧極性は、所定の水平走査期間毎
に極性反転される。本発明の電気光学装置によれば、1水平走査期間に所定時間前記スイ
ッチ素子を作動させるので、効率よく電荷再配分を行うことができるようになり、より消
費電力を抑制することができるようになる。
また、本発明の電気光学表示装置においては、前記水平駆動回路は、前記ダミー配線に
常に隣接する信号線に印加される映像信号とは反対極性で最大振幅の電圧を印加すること
ができる。
ダミー配線に何も信号電圧を印加しなくても、一応の電荷再配分効果を達成することが
できるが、ダミー配線に隣接する信号線との間の電荷量の差異が大きくなって電荷再配分
が有効に行えなくなることがある。しかしながら、本発明の電気光学表示装置によれば、
ダミー配線に常に隣接する信号線に印加される映像信号とは反対極性で最大振幅の電圧を
印加するようにしたため、他の隣接する信号線同士の電荷再配分効果とは相違することは
あるが、ダミー配線に何も信号電圧を印加しない場合よりも電荷再配分効果を達成でき、
良好な表示画質の電気光学表示装置が得られる。
また、本発明の電気光学表示装置においては、前記水平駆動回路は、前記ダミー配線に
常に隣接する信号線に印加される映像信号と反対極性で同じ階調の電圧を印加することが
できる。
本発明の電気光学表示装置によれば、ダミー配線に常に隣接する信号線に印加される映
像信号と反対極性で同じ階調の電圧を印加するようにしたため、他の隣接する信号線同士
の電荷再配分効果とは相違することはあるが、ダミー配線に何も信号電圧を印加しない場
合よりも電荷再配分効果を達成でき、良好な表示画質の電気光学表示装置が得られる。
また、本発明の電気光学表示装置においては、前記ダミー配線は、前記電気光学表示装
置の前記信号線を除いた他の任意の配線との間に絶縁層を介して対向配置されたダミー容
量形成電極に接続されているものとすることができる。
本発明の電気光学表示装置においては、信号線を除いた他の任意の配線とダミー配線と
の間にダミー容量を形成している。電気光学表示装置においては、画素駆動用の薄膜トラ
ンジスターに基く寄生容量等、各種の負荷容量が形成されているため、それぞれの信号線
を経て充電されている電荷量は多い。本発明のダミー配線は、画素駆動用の薄膜トランジ
スターが形成されていないが、ダミー容量によって、ダミー配線を経て充電されている電
荷量を他の信号線を経て充電されている電荷量を多くすることができる。そのため、本発
明の電気光学表示装置によれば、ダミー配線においても、他の隣接する信号線同士の電荷
再配分効果と実質的に同等の電荷再配分効果を達成でき、より良好な表示画質の電気光学
表示装置が得られる。
また、本発明の電気光学表示装置においては、前記他の任意の配線は共通配線であり、
前記基準電圧は前記共通配線に印加されている電圧であることが好ましい。
本発明の電気光学表示装置においては、極性が反転されている信号線に印加されている
信号の基準電圧は共通配線に印加されている電圧であり、しかも、ダミー容量の一方側の
電極が基準電位である共通配線となっている。そのため、本発明の電気光学表示装置によ
れば、ダミー配線がフローティング状態であっても、ダミー配線に隣接する信号線とダミ
ー配線との間には基準電圧に対して極性が反対で実質的に同じ電圧が生じるようになるの
で、端部においても良好な表示画質を達成することができるようになる。
また、本発明の電気光学表示装置は液晶表示装置であることが好ましい。
液晶表示装置は、薄膜トランジスターTFTによって液晶容量及び補助容量という大き
な容量に対して駆動されているため、他の電気光学表示装置の場合よりも上記効果が顕著
に表れる。
第1実施形態の液晶表示装置の等価回路図である。 図2Aは第1実施形態の液晶表示装置のドット反転前の等価回路図であり、図2Bは電荷再配分時の等価回路図であり、図2Cはドット反転後の等価回路図であり、図2Dは中間調表示を行った場合の端部の表示例である。 比較例の液晶表示装置の等価回路図である。 図4Aは比較例の液晶表示装置のドット反転前の等価回路図であり、図4Bは電荷再配分時の等価回路図であり、図4Cはドット反転後の等価回路図であり、図4Dは中間調表示を行った場合の端部の表示例である。る。 第2実施形態の液晶表示装置の等価回路図である。 図6Aは第2実施形態の液晶表示装置のドット反転前の等価回路図であり、図6Bは電荷再配分時の等価回路図であり、図6Cはドット反転後の等価回路図である。 アクティブマトリクス型液晶表示装置の等価回路図である。 液晶表示装置の1画素分の等価回路である。 図9Aはドット反転前の等価回路図であり、図9Bは電荷再配分時の等価回路図であり、図9Cはドット反転後の等価回路図である。 図10Aは電圧再配分がない場合のゲート電極とソース電極との電圧波形を示す図であり、図10Bは電圧再配分がある場合のゲート電極とソース電極との電圧波形を示す図である
以下、実施形態及び比較例によって図面を参照しながら本発明の実施形態を説明するが
、以下に示す実施形態は、本発明をここに記載したものに限定することを意図するもので
はなく、本発明は特許請求の範囲に示した技術的思想を逸脱することなく種々の変更を行
ったものにも均しく適用し得るものである。なお、信号線は、奇数本存在するが、図2、
図4及び図6においては3本に代表させて説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態にかかるアクティブマトリクス型の液晶表示装置10Aを図1及び図2を
用いて説明する。なお、図1は第1実施形態の液晶表示装置10Aの等価回路図である。
また、図2Aは第1実施形態の液晶表示装置10Aのドット反転前の等価回路図であり、
図2Bは電荷再配分時の等価回路図であり、図2Cはドット反転後の等価回路図であり、
図2Dは中間調表示を行った場合の端部の表示例である。
この液晶表示装置10Aは、マトリクス状に整列された画素(図1では6画素分のみ示
す)ごとにそれぞれの画素を駆動するためのスイッチング素子としての薄膜トランジスタ
ーTFTを備え、これらの薄膜トランジスターTFTを駆動するための走査線GL及び信
号線DLを有している。この液晶表示装置10Aにおいては、画素列の数、すなわち信号
線DLの数は奇数とされている。また、従来例の場合と同様に、アレイ基板(図示省略)
側には水平駆動回路11及びゲート制御回路13が形成されており、水平駆動回路11は
映像信号Vsigをサンプリングして信号線DLに出力し、ゲート制御回路13は各走査線
GLにゲート信号Vgateを供給する。各画素の薄膜トランジスターTFTは、ソース電極
Sが対応する信号線DLに接続され、ゲート電極が対応する走査線GLに接続されてゲー
ト信号Vgateによって薄膜トランジスターTFTのオン・オフが制御され、更にドレイン
電極が画素電極14に接続されている。
この液晶表示装置10Aにおいては、図2Aに示すように水平駆動回路51の信号線D
L1〜DL3はそれぞれ出力バッファー回路12によって駆動されており、この信号線D
L1〜DL3にはそれぞれ複数の画素駆動用の薄膜トランジスターTFTのソース電極S
が接続されている。また、一方の側端部の信号線DL3の更に端部側には、各信号線DL
1〜DL3と平行に同一の長さにダミー配線DMが形成されている。ただし、このダミー
配線DMには薄膜トランジスターは形成されておらず、画素電極も存在していない。そし
て、このダミー配線DMは水平駆動回路11のダミーバッファー回路12aのダミー出力
端子Daに接続されている。
ここでは、このダミーバッファー回路12aは常に非アクティブ状態とされている。ダ
ミーバッファー回路12aは、非アクティブ状態とされている場合にはフローティング状
態となり、不定電位で交流化を繰り返している。また、この液晶表示装置10Aにおいて
は、奇数列の信号線DL1及びDL3はそれぞれ隣接する偶数列の信号線DL2及びダミ
ー配線DMとスイッチ素子SW1及びSW2によって短絡されている。このスイッチ素子
SW1及びSW2は、例えば薄膜トランジスターからなり、同一の制御信号LDによって
同一のタイミングで駆動されるようになっている。
また、従来例の場合と同様に、液晶表示装置10Aが横電界方式のFFSモードで作動
するものであれば、画素電極14に対して電極間絶縁膜(図示省略)を挟んで共通電極1
5が平面視で重畳するように形成されており、液晶表示装置10Aが縦電界方式で作動す
るものであれば、アレイ基板に対向して配置されたカラーフィルター基板(図示省略)に
画素電極14と対向するように共通電極15が形成されている。なお、この共通電極15
には共通配線16を経て共通電位VCOMが印加されている。更に、アレイ基板とカラー
フィルター基板との間には液晶が封入されている。このような構成の液晶表示装置10A
では、画素電極14及び共通電極15間に印加される電界によって液晶が駆動される。
図2Aに示したように、最初の1水平走査期間の終了時には、例えば奇数列の信号線D
L1及びDL3にHレベル(例えば+10V)の信号が印加され、偶数列の信号線DL2
にはLレベル(例えば0V)の信号が印加されている。このとき制御信号LDにはLレベ
ルの信号が印加されてスイッチ素子SW1及びSW2共にオフ状態となっている。そのた
め、奇数列の液晶容量CLC及び補助容量CsはHレベルの信号によって充電されており
、偶数列の液晶容量CLC及び補助容量CsはLレベルの信号によって充電されている。
また、ダミー配線DMには、物理的には何も接続されておらずにフローティング状態とさ
れているが、アレイ基板やカラーフィルター基板の他の配線との間に浮遊容量が形成され
ているので、この浮遊容量は上述の不定電位で充電されている。このときの不定電位は、
隣接する奇数列の信号線DL3に印加される電位による静電誘導により、奇数列の信号線
DL3に印加されている電位とは基準電位に対して逆極性の電位となる。
次の1水平走査期間に移行すると、図2Bに示したように、最初に制御信号LDが一定
時間Hレベルに変化し、スイッチ素子SW1及びSW2共に、1水平走査期間に比して十
分短い時間、オン状態に変化する。そうすると、奇数列の信号線DL1は隣接する偶数列
の信号線DL2と短絡することになるので、奇数列の液晶容量CLC及び補助容量Csに
充電されていた電荷と偶数列の液晶容量CLC及び補助容量Csに充電されていた電荷は
互いに中和され、両者共に中間レベル(例えば+5V)に変化する。このとき、奇数列の
信号線DL3は、隣接するダミー配線DMと短絡することになるが、ダミー配線DMの浮
遊容量に充電されていた電荷は奇数列の液晶容量CLC及び補助容量Csに充電されてい
た電荷とは逆極性であるが、ダミー配線DMの浮遊容量の容量値と液晶容量CLC及び補
助容量Csの容量値とは異なるため、ほぼ中間レベルに近い電位(約+5V)に変化する
その後、図2Cに示したように、制御信号LDがLレベルに変化し、スイッチ素子SW
1及びSW2共にオフ状態となり、ドット反転が行われて奇数列の信号線DL1及びDL
3にLレベルの信号が印加され、偶数列の信号線DL2にはHレベルの信号が印加される
。そのため、奇数列の液晶容量CLC及び補助容量CsはLレベルの信号によって充電さ
れていき、偶数列の液晶容量CLC、補助容量Cs及びダミー配線DMの浮遊容量はHレ
ベルの信号によって充電されていく。
このようにして、第1実施形態の液晶表示装置10Aでは、信号線DLが奇数本であっ
ても、ダミー配線DMの浮遊容量に充電される電荷によって電荷再配分が行われるため、
従来例の場合と同様に消費電力の低減効果が生じる。なお、第1実施形態の液晶表示装置
10Aでは、端部側の3サブ画素における中間調表示を行った場合の表示例である図2D
によれば、ダミー配線DMに隣接する端部側の信号線DL3によって駆動される画素列(
図2における右端側)の輝度は、その他の画素列の場合と実質的に同様となることが確認
できた。
なお、上記実施形態1の液晶表示装置10Aでは、ダミー配線DMを各信号線DL1〜
DL3と平行に同一の長さに形成した例を示したが、必ずしも同一の長さに形成する必要
はなく、それよりも短くてもそれなりの効果を奏する。しかしながら、ダミー配線DMを
各信号線DL1〜DL3と平行に同一の長さに形成すれば、従来の信号線数が偶数の液晶
表示パネルと同様に設計することができるようになるので、製造が容易になる。
また、上記実施形態1の液晶表示装置10Aでは、ダミー配線DMはフローティング状
態とされている状態を示したが、水平駆動回路11からダミー配線DMに常に隣接する信
号線DL3に印加される映像信号Vsigとは反対極性で最大振幅の電圧を印加するように
してもよい。ダミー配線DMに何も信号電圧を印加しなくても、一応の電荷再配分効果を
達成することができるが、ダミー配線に常に隣接する信号線に印加される映像信号とは反
対極性で最大振幅の電圧を印加するようにすれば、他の隣接する信号線同士の電荷再配分
効果とは相違することはあるが、ダミー配線DMに何も信号電圧を印加しない場合よりも
電荷再配分効果を達成でき、端部においても良好な表示画質の電気光学表示装置が得られ
る。
また、水平駆動回路11からダミー配線DMに常に隣接する信号線DL3に印加される
映像信号Vsigと反対極性で同じ階調の電圧を印加することもできる。ダミー配線DMの
浮遊容量と液晶表示装置10Aの各画素の液晶容量CLCと補助容量Csとは必ずしも同
一ではないので、他の隣接する信号線同士の電荷再配分効果とは相違することはあるが、
この場合もダミー配線DMに何も信号電圧を印加しない場合よりも電荷再配分効果を達成
でき、端部においても良好な表示画質の電気光学表示装置が得られる。
[比較例]
次に、比較例にかかるアクティブマトリクス型の液晶表示装置20を図3及び図4を用
いて説明する。なお、図3は比較例の液晶表示装置20の等価回路図である。また、図4
Aは比較例の液晶表示装置20のドット反転前の等価回路図であり、図4Bは電荷再配分
時の等価回路図であり、図4Cはドット反転後の等価回路図であり、図4Dは中間調表示
を行った場合の端部の表示例である。
第1実施形態の液晶表示装置10Aではダミー配線DMを形成した例を示したが、比較
例の液晶表示装置20ではダミー配線を形成しない場合の効果を確認した。この比較例の
液晶表示装置20は、ダミー配線DMが形成されていない以外は第1実施形態の液晶表示
装置10Aと構成に相違はないので、図1及び図2と同様の構成部分には同一の参照符号
を付与してその詳細な説明は省略する。
比較例の液晶表示装置20においては、ダミー配線が形成されていないため、ダミーバ
ッファー回路12aに形成されているダミー出力端子Daによる浮遊容量は非常に小さい
ので、この浮遊容量に充電されている電荷量は無視し得る。図4Aに示したように、最初
の1水平走査期間の終了時には、例えば奇数列の信号線DL1及びDL3にHレベル(例
えば+10V)の信号が印加され、偶数列の信号線DL2にはLレベル(例えば0V)の
信号が印加されている。このとき制御信号LDにはLレベルの信号が印加されてスイッチ
素子SW1及びSW2共にオフ状態となっている。そのため、奇数列の液晶容量CLC
び補助容量CsはHレベルの信号によって充電されており、偶数列の液晶容量CLC及び
補助容量CsはLレベルの信号によって充電されている。また、ダミーバッファー回路1
2aのダミー出力端子Daの浮遊容量に充電されている電荷量は無視し得る。
次の1水平走査期間に移行すると、図4Bに示したように、最初に制御信号LDが一定
時間Hレベルに変化し、スイッチ素子SW1及びSW2共に、1水平走査期間に比して十
分短い時間、オン状態に変化する。そうすると、奇数列の信号線DL1は隣接する偶数列
の信号線DL2と短絡することになるので、奇数列の液晶容量CLC及び補助容量Csに
充電されていた電荷と偶数列の液晶容量CLC及び補助容量Csに充電されていた電荷は
互いに中和され、両者共に中間レベル(例えば+5V)に変化する。このとき、奇数列の
信号線DL3は、隣接するダミーバッファー回路12aのダミー出力端子Daと短絡する
ことになるが、このダミー出力端子Daの浮遊容量に充電されていた電荷量は極めて少な
いので、実質的に奇数列の液晶容量CLC及び補助容量Csに充電されていた電荷量は変
化せず、ほぼ最初のレベルに近い電位(約+10V)を維持する。
その後、図4Cに示したように、制御信号LDがLレベルに変化し、スイッチ素子SW
1及びSW2共にオフ状態となり、ドット反転が行われて奇数列の信号線DL1及びDL
3にLレベルの信号が印加され、偶数列の信号線DL2にはHレベルの信号が印加される
。そのため、奇数列の液晶容量CLC及び補助容量CsはLレベルの信号によって充電さ
れていき、偶数列の液晶容量CLC、補助容量Cs及びダミー配線DMの浮遊容量はHレ
ベルの信号によって充電されていくが、奇数列の端部の信号線DL3の電位は、電荷再配
分が行われなかったため、他の信号線の電位とは相違してしまう。その結果、図4Dに示
したように、ダミー配線DMに隣接する端部側の信号線DL3によって駆動される画素列
(図4における右端側)の輝度は、その他の画素列の場合とは異なってしまうことがある
[第2実施形態]
第1実施形態の液晶表示装置10Aではダミー配線DMを各信号線DL1〜DL3と平
行に同一の長さに形成した例を示したが、ダミー配線DMに積極的にダミー容量を形成し
てダミー配線DMの長さを短くすることもできる。この第2実施形態の液晶表示装置10
Bを図5及び図6を用いて説明する。なお、図5は第2実施形態の液晶表示装置10Bの
等価回路図である。また、図6Aは2実施形態の液晶表示装置10Bのドット反転前の等
価回路図であり、図6Bは電荷再配分時の等価回路図であり、図6Cはドット反転後の等
価回路図である。
ダミー配線DMに積極的にダミー容量Cdを形成する場合、ダミー容量Cdを形成する
ための対向する電極部分としては、信号線以外の配線を利用することができる。しかしな
がら、極性が反転されている信号線に印加されている信号の基準電圧は共通配線16に印
加されている共通電位VCOMであるから、ここでは共通配線16に対して絶縁膜を介し
てダミー容量形成電極17を設けることにより、ダミー容量Cdを形成した。なお、この
絶縁膜としては、液晶表示装置の製造時のゲート絶縁膜やパッシベーション膜(何れも図
示省略)を用いることができる。
図6Aに示したように、最初の1水平走査期間の終了時には、例えば奇数列の信号線D
L1及びDL3にHレベル(例えば+10V)の信号が印加され、偶数列の信号線DL2
にはLレベル(例えば0V)の信号が印加されている。このとき制御信号LDにはLレベ
ルの信号が印加されてスイッチ素子SW1及びSW2共にオフ状態となっている。そのた
め、奇数列の液晶容量CLC及び補助容量CsはHレベルの信号によって充電されており
、偶数列の液晶容量CLC及び補助容量CsはLレベルの信号によって充電されている。
また、ダミー配線DMには、物理的には何も接続されておらずにフローティング状態とさ
れているが、ダミー容量Cdが共通電位VCOMとなっている共通配線16との間に形成
されているので、静電誘導によって隣接する信号線DL3の電圧と基準電圧に対して逆極
性で実質的に同じ電圧(例えば0V)が生じるようになる。
次の1水平走査期間に移行すると、図6Bに示したように、最初に制御信号LDが一定
時間Hレベルに変化し、スイッチ素子SW1及びSW2共に、1水平走査期間に比して十
分短い時間、オン状態に変化する。そうすると、奇数列の信号線DL1は隣接する偶数列
の信号線DL2と短絡することになるので、奇数列の液晶容量CLC及び補助容量Csに
充電されていた電荷と偶数列の液晶容量CLC及び補助容量Csに充電されていた電荷は
互いに中和され、両者共に中間レベル(例えば+5V)に変化する。このとき、奇数列の
信号線DL3は、隣接するダミー配線DMと短絡することになるが、ダミー配線DMの浮
遊容量に充電されていた電荷は奇数列の液晶容量CLC及び補助容量Csに充電されてい
た電荷とは逆極性であるため、ほぼ中間レベルに近い電位(約+5V)に変化する。
その後、図2Cに示したように、制御信号LDがLレベルに変化し、スイッチ素子SW
1及びSW2共にオフ状態となり、ドット反転が行われて奇数列の信号線DL1及びDL
3にLレベルの信号が印加され、偶数列の信号線DL2にはHレベルの信号が印加される
。そのため、奇数列の液晶容量CLC及び補助容量CsはLレベルの信号によって充電さ
れていき、偶数列の液晶容量CLC、補助容量Cs及びダミー配線DMの浮遊容量はHレ
ベルの信号によって充電されていく。
このようにして、第2実施形態の液晶表示装置10Bでは、信号線DLが奇数本であっ
ても、ダミー配線DMのダミー容量Cdに充電される電荷によって電荷再配分が行われる
ため、従来例の場合と同様に消費電力の低減効果が得られると共に、ダミー配線DMに隣
接する端部側の信号線DL3によって駆動される画素列の輝度は、その他の画素列の場合
と実質的に同様となるようにすることができる。更に、第二実施形態の液晶表示装置にお
いても、ダミー配線DMに、水平駆動回路11からダミー配線DMに常に隣接する信号線
DL3に印加される映像信号Vsigとは反対極性で最大振幅の電圧ないし同じ階調の電圧
を印加するようにしてもよい。
10A、10B、20、50、50A…液晶表示装置 11…水平駆動回路 12…出
力バッファー回路 12a…ダミーバッファー回路 13…ゲート制御回路 14…画素
電極 15…共通電極 16…共通配線 17…ダミー容量形成電極 51…水平駆動回
路 52…出力バッファー回路 53…ゲート制御回路 54…画素電極 55…共通電
極 56…共通配線 Cd…ダミー容量 Cgd、Csd…寄生容量 CLC…液晶容量
Cs…補助容量 Da…ダミー出力端子 DL、DL1〜DL4…信号線 DM…ダミ
ー配線 GL…走査線 LD…制御信号 SW1、SW2…スイッチ素子 TFT…薄膜
トランジスター VCOM…共通電位 Vgate…ゲート信号 Vsig…映像信号

Claims (7)

  1. マトリクス状に整列された複数の画素と、前記複数の画素のそれぞれに形成され、前記
    画素を駆動するための薄膜トランジスターと、前記薄膜トランジスターを駆動するための
    行方向に形成された複数の走査線及び列方向に形成された複数の信号線と、1水平走査期
    間毎に、基準電圧を中心として前記隣接する信号線毎に極性が反転する映像信号を供給す
    る水平駆動回路と、を備え、前記信号線の数が奇数である電気光学表示装置において、
    前記水平駆動回路はダミー出力端子を備え、
    前記複数の信号線のいずれか一方の側端部にはダミー配線が形成され、
    前記ダミー出力端子は前記ダミー配線に電気的に接続され、
    前記信号線の奇数列とそれぞれ隣接する偶数列及びダミー配線と該ダミー配線に隣接す
    る前記信号線との間には互いスイッチ素子が接続され、
    前記信号線の奇数列とそれぞれ隣接する偶数列及びダミー配線と該ダミー配線に隣接す
    る前記信号線とを短絡することを特徴とする電気光学表示装置。
  2. 前記水平駆動回路は、前記1水平走査期間に所定時間前記スイッチ素子を作動させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記水平駆動回路は、前記ダミー配線に常に隣接する信号線に印加される映像信号とは
    反対極性で最大振幅の電圧を印加することを特徴とする請求項1に記載の電気光学表示装
    置。
  4. 前記水平駆動回路は、前記前記ダミー配線に常に隣接する信号線に印加される映像信号
    と反対極性で同じ階調の電圧を印加することを特徴とする請求項1に記載の電気光学表示
    装置。
  5. 前記ダミー配線は、前記電気光学表示装置の前記信号線を除いた他の任意の配線との間
    に絶縁層を介して対向配置されたダミー容量形成電極に接続されていることを特徴とする
    請求項1に記載の電気光学表示装置。
  6. 前記他の任意の配線は共通配線であり、前記基準電圧は前記共通配線に印加されている
    電圧であることを特徴とする請求項5に記載の電気光学表示装置。
  7. 前記電気光学表示装置は、液晶表示装置であることを特徴とする請求項1〜6の何れか
    に記載の電気光学表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114519986A (zh) * 2022-02-16 2022-05-20 重庆惠科金渝光电科技有限公司 驱动电路、驱动装置、显示装置及驱动方法

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