JP2011117173A - 防音装置および加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブームに対するガイドセルの移動に追従して移動することのできる防音装置、および該防音装置を備えた加工装置を提供する。
【解決手段】金属製フレーム311とシート状防音材312とにより主カバー部31を構成し、ガイドセルおよびこれに取り付けられるドリフタ、ロッド等を覆って防音する。運転台に面する側面には開口部313を設けるとともに、巻き取り部321、322からそれぞれ引き出されて互いに係合される防音シート331、332によって開口部313を覆う。開口部313に挿通されるブームが上下したとき、防音シート331、332の係合位置がこれに追従して上下動することで、防音性能を維持する。
【選択図】図2

Description

この発明は、削岩装置や掘削機のような地盤や岩石などを加工する装置において、動作時の騒音を抑制する技術に関するものである。
削岩装置や掘削機など地盤や岩石、コンクリート構造体などを加工対象物とする加工装置においては、動作時に発する騒音が問題となる。この問題に対応するため、例えば特許文献1に記載の削孔装置では、重機のブーム先端に取り付けられてガイドセルを保持するフレームに対して、ガイドセルを覆うように遮音カバーが防音装置として取り付けられている。この遮音カバーは、アルミニウム製の板を組み合わせた函体の内面にウレタンフォーム製の遮音芯材を一体化させた構造となっている。
特許第3055072号公報(例えば図1、図7)
この種の加工装置では、加工装置(重機)本体と加工対象(岩石等)との位置関係(特に高低差)によらず良好に作業を行うために、ブームに対してガイドセルがその延設方向(例えば、ガイドセルが略鉛直方向に配置されているときには上下方向)に沿って幾らか移動可能であることが望ましい。このためには、ブームに対するガイドセルの移動に伴って防音装置も移動することができる構造であることが求められる。
しかしながら、上記した従来技術の装置においては、フレームに固定した金属製の函体でガイドセルを覆っているため、ブームに対する防音装置の位置は固定的であり、上記要求に応えるに至っていなかった。
この発明は、上記課題を解決するため、ブームに対するガイドセルの移動に追従して移動することのできる防音装置、および該防音装置を備えた加工装置を提供することを目的とする。
この発明にかかる防音装置は、ブームに取り付けられるガイドセルに装着可能な防音装置であって、上記目的を達成するため、前記ガイドセルの延設方向を長手方向とする筒状または箱状に形成され前記ガイドセルを覆うとともに、側面に前記ブームを挿通するための開口部を有する主カバー部と、前記開口部の前記長手方向における一方端部近傍に設けられた第1の巻き取り部と、前記開口部の前記長手方向における他方端部近傍に設けられた第2の巻き取り部と、前記第1の巻き取り部から前記他方端部に向かって引き出され、前記開口部の開口のうち前記一方端部側を覆う第1の防音シートと、前記第2の巻き取り部から前記一方側端部に向かって引き出され、前記開口部の開口のうち前記他方端部側を覆うとともに、先端に前記第1の防音シートの先端と係合する係合部を有する第2の防音シートとを備えることを特徴としている。
このように構成された発明では、ブームを挿通するための開口部を有する主カバー部によってガイドセルを覆う。一方、開口部については、開口部の一方端側および他方端側からそれぞれ引き出されて互いに係合する1対の防音シート(第1の防音シートおよび第2の防音シート)によって覆うようにしている。このような構造によれば、主カバー部、第1の防音シートおよび第2の防音シートによってガイドセルの全体が覆われて、発生する作動音の外部への伝播が効果的に抑制される。
そして、開口部を覆う第1の防音シートおよび第2の防音シートはそれぞれ第1の巻き取り部および第2の巻き取り部から引き出されて互いに係合されている。そのため、両防音シートの係合位置からブームを防音装置内に引き込むことができ、ブーム周りからの音漏れを抑えつつ、ガイドセルをほぼ完全に覆うことができる。ここで、第1の防音シートと第2の防音シートとの係合位置をそれぞれの防音シートの引き出し量によって調整することができるので、防音装置の長手方向におけるブームの引き込み位置を調整することが可能となっている。したがって、ブームに対するガイドセルの移動に追従して防音装置全体をブームに対して移動させることができる。このため、ブームに対するガイドセルの位置がどこであったとしても防音性能を良好に維持することができる。
この発明において、前記主カバー部は、該主カバー部の形状を保持するためのフレームと、該フレームを覆うシート状防音材とを備えるようにしてもよい。このようにすることで、防音装置全体を軽量に構成することができる。
また、前記第1の巻き取り部は前記他方端部側とは反対方向に前記第1の防音シートを付勢する一方、前記第2の巻き取り部は前記一方端部側とは反対方向に前記第2の防音シートを付勢するようにしてもよい。このような構成によれば、第1の防音シートと第2の防音シートとが互いに引っ張り合うようにして係合することになるため、両防音シートの弛みを抑制することができる。また、第1の防音シートと第2の防音シートとの係合位置を、ブームに対するガイドセルの移動に追従させて自動的に移動させることができる。
さらに、前記第1の防音シートおよび前記第2の防音シートの少なくとも一方が、前記主カバー部に対し着脱自在に構成されてもよい。作業現場の状況によっては、防音装置の側面のうちブームが挿通される側(一般的には操作者側)への音漏れが許容される場合がある。このような場合に対応すべく、第1および第2の防音シートの少なくとも一方を取り外せるようにしておけば、作業の進捗状況の視認性やメンテナンス性をさらに高めることができる。このように、第1および第2の防音シートの少なくとも一方を着脱自在とすることで、作業現場の状況に柔軟に対応することが可能となる。
また、この発明にかかる加工装置の第1の態様は、上記目的を達成するため、ブームと、前記ブームの先端に取り付けられたガイドセルと、前記ガイドセルを覆う、上記したいずれかの構成の防音装置とを備え、前記ブームに対し、前記ガイドセルがその延設方向に移動自在に構成されることを特徴としている。
このように構成された発明では、上記した構成の防音装置によりガイドセルを覆っているので、ブームに対するガイドセルの移動に追従して防音装置全体を移動させることができ、しかも、ブームに対するガイドセルの位置によらず所定の防音性能を得ることが可能である。
また、この発明にかかる加工装置の第2の態様は、上記目的を達成するため、ブームと、前記ブームの先端に取り付けられたガイドセルと、前記ガイドセルの延設方向を長手方向とする筒状または箱状に形成され前記ガイドセルを覆うとともに、側面に前記ブームを挿通するための開口部を有する防音装置とを備え、前記ブームに対し、前記ガイドセルおよび前記防音装置が一体的に前記長手方向に移動自在に構成されることを特徴としている。
このように構成された発明では、防音装置の開口部を介して挿通されたブームに対してガイドセルと防音装置とが一体的に長手方向に移動可能となっているので、上記した第1の態様と同様に、ブームに対するガイドセルの移動に追従して防音装置全体を移動させることができ、しかも、ブームに対するガイドセルの位置によらず所定の防音性能を得ることが可能である。この場合において、開口部を覆うための防音シートを装着可能としてもよい。
このような加工装置では、例えば、前記ガイドセルに取り付けられるドリフタと、前記ドリフタに取り付けられる加工用ロッドとを備え、前記防音装置は前記ガイドセル、前記ドリフタおよび前記加工用ロッドを覆うようにすることが望ましい。この種の加工装置では、主たる作動音はドリフタや加工用ロッドから発生しているので、これらをガイドセルとともに防音装置で覆うことにより、騒音の伝播を効果的に抑制することが可能となる。
この場合、さらに、前記防音装置の内部に、前記加工用ロッドを覆う内部防音カバーを設けてもよい。加工対象への衝撃により大きな作動音を発生する加工用ロッドを内部防音カバーで覆った上でさらに上記した防音装置を設けることにより、外部に伝播する騒音のレベルを大きく低下させることが可能となる。
この発明によれば、主カバー部によってガイドセルを覆うとともに、該主カバー部のうちブームが挿通される開口部については互いに係合される第1および第2の防音シートによって覆う。このため、良好な防音性能を得られるとともに、ブームに対するガイドセルの移動に追従して防音装置を移動させることができる。
本発明にかかる加工装置の一実施形態を示す図である。 防音カバーの概略構成を示す斜視図である。 防音カバーの断面構造を示す図である。 第1および第2の巻き取り部の内部構造を示す図である。 第1および第2の巻き取り部の作用を模式的に示す図である。 第1および第2の防音シートの係合位置を示す図である。 防音シートの係合位置とブームとの位置関係を示す図である。 本発明にかかる実施形態の第1の変形例を示す図である。 本発明にかかる実施形態の第2の変形例を示す図である。
図1は本発明にかかる加工装置の一実施形態を示す図である。より詳しくは、図1は、本発明にかかる「加工装置」の一実施形態としての削岩装置10を示す図であり、該削岩機10は、本体部1と、該本体部1により駆動制御される削岩機2と、本発明にかかる「防音装置」の一実施形態としての防音カバー30とを備えるものである。この明細書での説明に用いるX、Y、Z各座標軸の方向を図1のように定義する。このうちZ方向が鉛直方向である。
この削岩装置10はロックオーガ、クローラードリルまたはロータドリル等と称されるものであり、図1に示すように、基本的には、地盤GLと直接接触する無限軌道式(キャタピラ式)の走行装置11を備えた本体部1と、地盤GLに対して削孔を形成する削岩機2とで構成される。これらの構成要素のうち本体部1は、上記走行装置11と、該走行装置11の駆動機構(不図示)等を収納したエンジンルーム12と、削岩機2の運転操作機構(不図示)が設けられた運転室13(キャビン)とを備えている。
また、削岩機2は、その先端部に後述する深堀ビットおよび拡径ビットを着脱自在となっている加工用ロッド22を支持案内するガイドセル21と、ロッド22に回転及び打撃作用を与えるドリフタ23と、ロッド22を所定の進退軸に沿って進退移動させる例えばチェーン機構を有する進退機構(図示省略)と、ガイドセル21の下端部近傍に取り付けられてロッド22の下部側を支持案内するセントラライザ25とを備えており、該セントラライザ25の下部にはフード機構26が設けられている。
また、この削岩装置10では、ロッド22の進退軸上と、この進退軸から離れた退避位置との間で加工ヘッドを往復移動させるヘッド位置決め機構27が削岩機2に設けられている。
また、削岩機2には、ガイドセル21を上下方向にスライドさせるセルスライドシリンダ28が備えられ、該セルスライドシリンダ28の中間部はブーム15によって本体部1に連結されている。つまり、削岩機2は、このブーム15を介して本体部1に連結支持されている。この実施形態では、セルスライドシリンダ28の作用により、ガイドセル21がその長手方向(図1では鉛直方向)に上下動自在となっている。
このブーム15はその下側に配置されたブームリフトシリンダ16により、また、セルスライドシリンダ28はブーム15との間に配設されたセルリフトシリンダ17により、それぞれ前後方向に揺動できるようになっており、この両シリンダ16、17を駆動することによって、削岩機2のロッド22の前後方向における傾斜角度を調整することができる。また、ブーム15とセルスライドシリンダ28との間には、セルスイングシリンダ(図示省略)が介設されており、このセルスイングシリンダを駆動することによって、削岩機2のロッド22の左右方向における傾斜角度を調整することができるようになっている。
そして、上記のように構成された削岩機2全体が、ガイドセル21の延設方向を長手方向とする防音カバー30によって覆われている。防音カバー30は、削岩機2から発する作動音が外部に騒音として伝播するのを抑制する、本発明の「防音装置」として機能している。また、この防音カバー30は、作動時の粉塵等の飛散を防止する防塵カバーとしての機能も有している。
図2は防音カバーの概略構成を示す斜視図である。この防音カバー30は、例えばアルミニウム、鉄または合金などの金属により略直方体の箱型に形成されたフレーム311、および、この直方体の6面のうち下面と、4つの側面のうち本体部1に対向しブーム15が挿通される一側面とを除く4面を覆うシート状防音材312を有する主カバー部31を備えている。したがって、主カバー部31の主面のうち本体部1に向く一面には、フレーム311に囲まれてブーム15が挿通されるための開口部313が形成されている。フレーム311とシート状防音材312とを組み合わせて主カバー部31を構成することで、防音カバー30全体の軽量化を図ることができる。
上下方向(Z方向)における開口部313の一方端部、より具体的には上端部の近傍には、第1の巻き取り部321が設けられている。詳しくは後述するが、第1の巻き取り部321には第1の防音シート331が収容されており、第1の防音シート331を必要に応じて第1の巻き取り部321から下方へ引き出すことができる。
一方、上下方向(Z方向)における開口部313の他方端部、より具体的には下端部の近傍には、第2の巻き取り部322が設けられている。第1の巻き取り部321と同様に、第2の巻き取り部322には第2の防音シート332が収容されており、第2の防音シート332を必要に応じて第2の巻き取り部322から上方へ引き出すことができる。
第1の防音シート331の先端(下端)と、第2の防音シート332の先端(上端)とのそれぞれには、係合部材331a、332aがそれぞれ設けられている。第1の防音シート331に設けられた係合部材331aと、第2の防音シート332に設けられた係合部材332aとは互いに係合可能に構成されている。そして、第1の防音シート331および第2の防音シート332の先端中央部にはブーム15の断面形状に対応する切り欠き部331b、332bが設けられている。
このため、第1の巻き取り部321から下方へ引き出された第1の防音シート331と、第2の巻き取り部322から上方へ引き出された第2の防音シート332とがそれぞれの係合部材331a、332aによって互いに係合された状態では、第1の防音シート331および第2の防音シート332がブーム15の周囲を取り囲み、かつ主カバー部31の開口部313をほぼ完全に塞ぐことになる。言い換えると、第1の防音シート331と第2の防音シート332とが係合することで、開口部313を塞ぎつつ、ブーム15を挿通するための挿通孔を有する(本体側)防音カバーが形成される。
主カバー部31を構成するシート状防音材312の下端部はフレーム311の下端よりも下方にまでスカート状に延設されている。また、第2の巻き取り部322の下方には、下部カバー314がフレーム311に取り付けられている。これらにより、加工作業時には防音カバー30と地盤GL面との間の隙間が塞がれてこの隙間からの音漏れが防止される。
このように、この実施形態では、ガイドセル21、ドリフタ23およびロッド22を含む削岩機2全体の上面および側面が防音カバー31によってほぼ完全に覆われ、削岩機2の作動時に発生する作動音が騒音として周囲に伝播するのを抑制する。
この防音カバー30を構成するシート状防音材312、第1の防音シート331、第2の防音シート332、および下部カバー314としては、建設・土木作業用の防音シートとして公知の樹脂製防音シートを用いることができ、例えばカンボウプラス社製防音シートF1000を好適に使用することができる。また、カバー内部の温度上昇に対応するため、ガラス繊維やアラミド繊維などからなる布帛や金属フィルム、シート状のグラスウールなどを樹脂製防音シートと組み合わせたものを用いてもよい。この場合において、防音カバー30を構成する各部材の素材を同一とする必要はなく、必要とする機能に応じて適宜異ならせてもよい。
図3は防音カバーの断面構造を示す図である。より詳しくは、図3は、図2に示すXY平面に平行な切断面Aで切断した防音カバー30の断面図である。上記したように、この防音カバー30では、ガイドセル21を取り囲むようにフレーム311が組まれており、このフレーム311の周りに、略箱型形状に仕立てられたシート状防音材312が被せられて主カバー部31が形成されている。主カバー部31の側面のうち本体部1に向く一面には開口部313が設けられており、これを塞ぐように第1の防音シート331が設けられている。
フレーム311のうち本体側に近いフレーム311a,311aには、略凹字型の断面形状を有する1対のガイドレール34,34が該フレームの延設方向(Z方向)に沿って取り付けられている。そして、第1の防音シート331の側端部はガイドレール34の凹部に収容されている。このため、第1の防音シート331とフレーム311aとの合わせ目に隙間が生じることがなく、この合わせ目からの音漏れが抑制されている。第2の防音シート332についても同様である。
図4は第1および第2の巻き取り部の内部構造を示す図である。また図5は第1および第2の巻き取り部の作用を模式的に示す図である。第1の巻き取り部321は、筐体321aと、該筐体321aに回転自在に軸着された巻き取り芯321bとを有している。巻き取り芯321bには第1の防音シート331が巻き付けられており、筐体321aの下部に開口するスリット状の引き出し口321cを通して第1の防音シート331が引き出される。巻き取り芯321bには、一方端を筐体321aに固定された渦巻きバネ321d,321dが取り付けられている。
このため、引き出し口321cを通じて第1の防音シート331が引き出されて巻き取り芯321bが回転すると、その引き出し量に応じて渦巻きバネ321dが巻き上げられてゆくことになる。なお、ここでは代表的に第1の巻き取り部321の構造について説明したが、第2の巻き取り部322も、フレーム311への取り付け方向が上下反対であることを除けば同じ構造を有している。
この結果、図5(a)に示すように、第1の防音シート331が引き出された状態では、第1の防音シート331には巻き上げられた渦巻きバネ321dの復元力に起因する上向きの張力F1が作用する一方、第2の防音シート332には下向きの張力F2が作用している。したがって、第1の防音シート331と第2の防音シート332とが係合された状態では、それぞれの張力が互いに引っ張り合うように作用するため、防音シートの弛みが取れ、主カバー部31と第1の防音シート331との間、および主カバー部31と第2の防音シート332との間に隙間ができることに起因する音漏れが効果的に抑制される。
また、防音シート同士の係合が解除されると、図5(b)に示すように、第1の防音シート331および第2の防音シート332は渦巻きバネ321dの復元力によって巻き取られ、それぞれ第1の巻き取り部321および第2の巻き取り部322に収容されることになる。この状態では、開口部313を介して内部の削岩機2が露出するため、操作者が加工作業の進展状況を観察したり、ロッド交換等の削岩機2のメンテナンス作業を行うのが容易である。なお、例えば作業現場が近隣の住宅や施設等から十分に離れているなど、要求される騒音レベルがさほど厳しくない場合には、図5(b)に示すように、防音シート331、332を巻き上げた状態のまま加工作業を行ってもよい。このようにした場合、上方(+Z方向)、前方(+Y方向)および側方(±X方向)への騒音については主カバー部31によって抑制しつつ、運転室13に面した側を開放しておくことによって、作業の進行状況の視認性やメンテナンス性を向上させることができる。この場合、係合を解除された第1および第2の防音シート331、332が第1および第2の巻き取り部321、322に巻き取られた状態となるので、作業の妨げとなることがない。
また、次に示すように、この実施形態では、ブーム15に対するガイドセル21の位置を変更する必要がある場合にも柔軟に対応することができる。
図6は第1および第2の防音シートの係合位置を示す図である。また、図7は防音シートの係合位置とブームとの位置関係を示す図である。前記したように、この実施形態では、第1の巻き取り部321から引き出された第1の防音シート331と、第2の巻き取り部322から引き出された第2の防音シート332とが係合されて互いに引っ張り合った状態となっている。したがって、図6(a)および(b)に示すように、それぞれの防音シートの引き出し量を適宜調整することにより、両者の係合位置を任意に設定することが可能である。
具体的には、図6(a)の例では、第1の防音シート331の第1の巻き取り部321からの引き出し量(長さ)をL1a、第2の防音シート332の第2の巻き取り部322からの引き出し量をL2a(=L−L1a)とすることで、両者の合計長さをLとしている。また、図6(b)の例では、第1の防音シート331の引き出し量をL1b(>L1a)、第2の防音シート332の引き出し量をL2b(=L−L1b<L2a)とすることで、両者の合計長さをLとしている。いずれの場合でも開口部313を完全に塞ぎつつ、ブーム15を挿通するための挿通孔の位置だけを上下方向(Z方向)に変位させることができる。
図7に示すように、この実施形態では、セルスライドシリンダ28によってブーム15とガイドセル21とが連結支持されており、ガイドセル21の延設方向(図7ではZ方向)、つまり図7の点線矢印方向に沿ってブーム15とガイドセル21との位置関係を変化させることができる。すなわち、ブーム15に対する削岩機2の位置を上下方向に昇降させることができる。このとき、図6(a)および(b)に示すように、ブーム挿通孔の位置、つまり第1および第2の防音シートの係合位置を任意に変化させることができるので、ブーム15に対するガイドセル21の位置が変化しても、これに追従させてブーム挿通孔の位置を変化させることができる。このため、この防音カバー30では、ブーム15に対するガイドセル21の位置によらず安定した防音性能を得ることができる。
渦巻きバネ321dによって、第1の防音シート331に対しては上方に、第2の防音シート332に対しては下方に引っ張る方向の張力が加わった状態が維持されている。このため、両防音シートは常に巻き取り部に巻き取られる方向に付勢されている。したがって、例えば運転室13に設けられた運転操作機構からの指示によりセルスライドシリンダ28が作動しガイドセル21が上方または下方に移動すると、これに追随して防音シート331、332の引き出し量が自動的に調整されることになる。すなわち、引き出し量を調整するための作業を必要とせず、防音性能を維持したままで、ガイドセル21の上下動を行うことが可能である。
以上のように、この実施形態では、金属製フレーム311とシート状防音材312とを組み合わせてなり削岩機2の周囲のうち下面および本体部1に向く面を除く他の面を覆う主カバー部31と、本体部1に向く面に開口する開口部313を塞ぐ第1および第2の防音シート331、332によって削岩機2全体を覆うことにより、削岩機2の作動音が騒音として外部に伝播するのを抑えている。
そして、第1の防音シート331については開口部313の上端部近傍に設けた第1の巻き取り部321から引き出す一方、第2の防音シート332については開口部313の下端部近傍に設けた第2の巻き取り部322から引き出すとともに、第1および第2の防音シート331、332の先端同士を互いに係合させることで、開口部313に挿通されたブーム15の周りを覆いつつ開口部313をほぼ完全に塞ぐことができる。
そのため、この実施形態によれば、良好な防音性能を得ながらも軽量で、しかも、ブーム15に対するガイドセル21の変位に対しても追従することのできる防音装置を得ることができる。
なお、本発明はした実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態に対して、以下のような変形例が挙げられる。
図8は上記実施形態の第1の変形例を示す図である。この変形例では、先に説明した防音カバー30の内部に、さらに内部防音カバーを設けている。より具体的には、ガイドセル21に取り付けられたドリフタ23を取り囲むように、ドリフタ用内部防音カバー36が設けられる一方、ドリフタ23からセントラライザ25までの間でロッド22の周囲を取り囲むように、ロッド用内部防音カバー37が設けられる。
ドリフタ用内部防音カバー36としては、例えば金属製の函体とグラスウールなどの吸音材とを組み合わせたもの、あるいは主カバー部31を構成するものと同様のシート状の防音材料を使用することができる。また、ロッド用内部防音カバー37としては、例えばシート状の防音材料を蛇腹管状に形成したものを用いることができる。これらの具体例としては、本願出願人が先に開示した特開2009−084812号公報に記載された構成を適用することが可能である。
図9は上記実施形態の第2の変形例を示す図である。この変形例における防音カバー40は、上記実施形態と同様に、フレーム411とこれを覆うシート状防音材412とを有する主カバー部41を備えている。また、主カバー部41の主面のうちブーム15が挿通される面には開口部413が設けられている。ブーム15が挿通される側、つまり運転室13に面した側について削岩機2の作動音の音漏れが許容される状況においては、前方および側方への音漏れは抑えられているのでこのままでも実用になる。またこのような構成では、防音カバー40がブーム15とガイドセル21との相対移動の妨げとならない。
特に、図8に示すように、ドリフタ23、ロッド22に内部防音カバーを設けた削岩機との組み合わせでは、内部防音カバーと図9に示す防音カバー40との組み合わせによって実用上十分な防音性能を得ることが可能である。このような構成は、防音カバー40内におけるドリフタ23の位置など作業の進行状況に対する視認性やメンテナンス性に優れる。この場合において、開口部413の開口については、防音カバー40内部の観察およびメンテナンスのために必要な最小限の大きさに留めておくことが望ましい。
そして、この構成において、上記実施形態における第1の防音シート331および第2の防音シート332と同様の防音シートを備えた巻き取り部421、422を主カバー部41に対して装着することができるようにしておいてもよい。こうしておけば、必要に応じて巻き取り部421、422を主カバー部41に装着し、これらから防音シートを引き出して開口部413を塞ぐことにより、防音効果をさらに高めることができる。
なお、上記実施形態における防音カバー30は概略箱型形状を有するものであるが、本発明はこのような形状に限定されるものではなく、例えばガイドセル21の延設方向を長手方向とする筒型形状であってもよい。
また、上記実施形態ではフレーム311を金属製としているが、例えばこれをカーボンファイバーやFRPによって構成してもよく、こうすることで防音装置のさらなる軽量化を図ることが可能となる。また、シート状防音材がその形状を保持することができるものであれば、フレームを用いずに防音カバーを構成してもよい。
また、上記実施形態における第1および第2の巻き取り部321、322は防音シートを筐体内に収容する構造となっているが、単に防音シートを巻き取る機能があればよく、防音シートを収容する筐体は必須のものではない。
また、上記実施形態では、渦巻きバネ321dによって防音シートに張力を与えるとともにこれを巻き取るようにしているが、これに限定されるものではなく、例えばバネ等の付勢手段を設けずに手動で、あるいは削岩装置10に備えられた動力により作動するウィンチ等で防音シートを巻き上げるようにしてもよい。
また、上記実施形態の主カバー部31は、削岩機2の前面、側面および上面を覆うものであるが、特に上面については、情報への音漏れが問題とならなければ開放するようにしてもよい。こうすることで、削岩機2の作動によって生じる熱が防音カバー内部にこもるのを防止することができ、削岩機2および防音カバー30の寿命の点では好ましい。
また、上記実施形態では、切り欠き部331bおよび332bをそれぞれ有する第1の防音シート331および第2の防音シート332が係合することで形成されるブーム挿通孔にブーム15を挿通させる構造としているが、防音性能をさらに高めるために、挿通孔に挿通されるブーム15に巻き付けられることでブーム挿通孔周辺からの音漏れを抑制する防音スリーブをさらに設けてもよい。この場合において、防音スリーブは独立した部材としてブーム15に取り付けられてもよく、また防音カバー30の一部として第1の防音シート331の先端、第2の防音シート332の先端のいずれか一方に取り付けられてもよい。
また、図8に示す上記実施形態の変形例においては、防音カバー30に囲まれたドリフタ23およびロッド22のそれぞれに内部防音カバーを装着しているが、これらの両方が備えられることは必須ではなく、いずれか一方のみが備えられてもよい。
この発明は、削岩装置や掘削機のような地盤や岩石などを加工する装置に適用することができ、特に、動作時の騒音が問題となるような環境でのこの種の装置を使用する際に好適に使用することができるものである。
1…本体部
2…削岩機
10…削岩装置(加工装置)
15…ブーム
21…ガイドセル
22…ロッド(加工用ロッド)
23…ドリフタ
30…防音カバー(防音装置)
37…ロッド用内部防音カバー(内部防音カバー)
311…フレーム
312…シート状防音材
321…第1の巻き取り部
322…第2の巻き取り部
331…第1の防音シート
331a…係合部材(係合部)
332…第2の防音シート
332a…係合部材(係合部)

Claims (8)

  1. ブームに取り付けられるガイドセルに装着可能な防音装置であって、
    前記ガイドセルの延設方向を長手方向とする筒状または箱状に形成され前記ガイドセルを覆うとともに、側面に前記ブームを挿通するための開口部を有する主カバー部と、
    前記開口部の前記長手方向における一方端部近傍に設けられた第1の巻き取り部と、
    前記開口部の前記長手方向における他方端部近傍に設けられた第2の巻き取り部と、
    前記第1の巻き取り部から前記他方端部に向かって引き出され、前記開口部の開口のうち前記一方端部側を覆う第1の防音シートと、
    前記第2の巻き取り部から前記一方側端部に向かって引き出され、前記開口部の開口のうち前記他方端部側を覆うとともに、先端に前記第1の防音シートの先端と係合する係合部を有する第2の防音シートと
    を備えることを特徴とする防音装置。
  2. 前記主カバー部は、該主カバー部の形状を保持するためのフレームと、該フレームを覆うシート状防音材とを備える請求項1に記載の防音装置。
  3. 前記第1の巻き取り部は前記他方端部側とは反対方向に前記第1の防音シートを付勢する一方、前記第2の巻き取り部は前記一方端部側とは反対方向に前記第2の防音シートを付勢する請求項1または2に記載の防音装置。
  4. 前記第1の防音シートおよび前記第2の防音シートの少なくとも一方が、前記主カバー部に対し着脱自在に構成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の防音装置。
  5. ブームと、
    前記ブームの先端に取り付けられたガイドセルと、
    前記ガイドセルを覆う請求項1ないし4のいずれかに記載の防音装置と
    を備え、
    前記ブームに対し、前記ガイドセルがその延設方向に移動自在に構成されることを特徴とする加工装置。
  6. ブームと、
    前記ブームの先端に取り付けられたガイドセルと、
    前記ガイドセルの延設方向を長手方向とする筒状または箱状に形成され前記ガイドセルを覆うとともに、側面に前記ブームを挿通するための開口部を有する防音装置と
    を備え、
    前記ブームに対し、前記ガイドセルおよび前記防音装置が一体的に前記長手方向に移動自在に構成されることを特徴とする加工装置。
  7. 前記ガイドセルに取り付けられるドリフタと、
    前記ドリフタに取り付けられる加工用ロッドと
    を備え、
    前記防音装置は前記ガイドセル、前記ドリフタおよび前記加工用ロッドを覆う請求項5または6に記載の加工装置。
  8. 前記防音装置の内部に、前記加工用ロッドを覆う内部防音カバーを備える請求項7に記載の加工装置。
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