JP2011115802A - プレスシステムおよびプレスシステムの制御方法 - Google Patents

プレスシステムおよびプレスシステムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のプレス装置と、走行経路を走行して目的のプレス装置に対して停止制御されるプレス物の移送装置と、が設けられたプレスシステムの移送装置の制御に用いられる位置検出機構を、長年の使用に対応でき、検出精度の要求を満たし、設置や設定が比較的容易なものとしたプレスシステムおよびプレスシステムの制御方法を提供する。
【解決手段】複数のプレス装置12と、走行経路18を走行して目的のプレス装置Pnに対して停止制御されるプレス物の移送装置21と、が設けられたプレスシステム11において、プレス装置12,13,14,15,16の側には直線変位センサ22のスケール23またはセンサ部25のいずれか一方がそれぞれ別個に設けられ、前記移送装置21の側には直線変位センサ22のスケール23またはセンサ部25のいずれか他方が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のプレス装置と、走行経路を走行して目的のプレス装置に対して停止制御されるプレス物の移送装置と、が設けられたプレスシステムおよびプレスシステムの制御方法に関するものである。
複数のプレス装置と、走行経路を走行して目的のプレス装置に対して停止制御されるプレス物の移送装置と、が設けられたプレスシステムとしては、特許文献1および特許文献2に記載されたものが知られている。特許文献1および特許文献2のプレスシステムでは、複数のプレス装置に対して、ローダ或いはアンローダと呼ばれる移送装置が移動可能に設けられ、前記移送装置によりプレス装置へ成形前のプレス物の搬入や、プレス装置からの成形後のプレス物の搬出が行われるようになっている。プレス装置の搬入・搬出位置に対して移送装置を正確に停止させるためには、移送装置の位置を検出する必要がある。移送装置の位置を検出する方法としては、特許文献1に記載されるように移送装置の車輪の車軸にエンコーダ等を設け、車軸の回転数および回転角度から移送装置の位置を検出することが行われている。しかし重量物である移送装置の車輪は長年の使用により磨耗するので、移送装置の位置が正確に検出できなくなるという問題があった。また移送装置の位置の検出は、車輪の回転を検出する以外に、位置検出用としてフロアに長いラックを設け、移送装置にラックと係合して回転可能なピニオンを設け、前記ピニオンの回転をエンコーダにより検出することも可能だが、別途に長いラックを敷設する必要があり、組付け精度の確保の点からも問題があった。
更に特許文献1には、移送装置側またはレール側の側にリミットスイッチ、光電管、超音波センサを設ける方法も記載されているが、接触型のリミットスイッチについては、長年の使用により損耗し交換が必要となるという問題があった。そしてまた光電管や超音波センサについては、位置の検出精度が劣る場合が多く外乱の影響を受けやすいという問題があった。更にまた、前記リミットスイッチ、光電管、および超音波センサの場合は、プレスシステム全体で非常に多くの数を設置する必要があり、またその調整にも熟練と時間を要するという問題があった。
特開2005−313201号公報(0018、図1) 特開平11−197895号公報(請求項1、図1)
上記のように従来の複数のプレス装置と、走行経路を走行して目的のプレス装置に対して停止制御されるプレス物の移送装置と、が設けられたプレスシステムの移送装置の制御に用いられる位置検出機構は、長年の使用による損耗等で交換する頻度が比較的高いもの、検出精度の点で問題があるもの、および設置や設定が比較的困難で熟練を要するものであった。
本発明では上記の問題を鑑みて、複数のプレス装置と、走行経路を走行して目的のプレス装置に対して停止制御されるプレス物の移送装置と、が設けられたプレスシステムの移送装置の制御に用いられる位置検出機構を、長年の使用に対応でき、検出精度の要求を満たし、設置や設定が比較的容易なものとしたプレスシステムおよびプレスシステムの制御方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のプレスシステムは、複数のプレス装置と、走行経路を走行して目的のプレス装置に対して停止制御されるプレス物の移送装置と、が設けられたプレスシステムにおいて、プレス装置の側には直線変位センサのスケールまたはセンサ部のいずれか一方がそれぞれ別個に設けられ、前記移送装置の側には直線変位センサのスケールまたはセンサ部のいずれか他方が設けられたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載のプレスシステムは、請求項1において、前記プレス装置には直線変位センサのスケールがそれぞれ別個に設けられ、前記移送装置には前記スケールをそれぞれ検出可能な一のセンサ部が設けられたことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載のプレスシステムの制御方法は、複数のプレス装置と、走行経路を走行して目的のプレス装置に対して停止制御されるプレス物の移送装置と、が設けられたプレスシステムの制御方法において、プレス装置の側には直線変位センサのスケールまたはセンサ部のいずれか一方がそれぞれ別個に設けられ、前記移送装置の側には直線変位センサのスケールまたはセンサ部のいずれか他方が設けられ、前記センサ部によりスケールの値を検出することにより移送装置を目的のプレス装置に対して移動制御することを特徴とする。
本発明の請求項4に記載のプレスシステムの制御方法は、請求項3において、前記プレス装置には直線変位センサのスケールがそれぞれ別個に設けられ、前記移送装置には前記スケールをそれぞれ検出可能な一のセンサ部が設けられ、前記一のセンサ部により各スケールの値を検出することにより移送装置を目的のプレス装置に対して移動制御することを特徴とする。
本発明のプレスシステムおよびプレスシステムの制御方法は、複数のプレス装置と、走行経路を走行して目的のプレス装置に対して停止制御されるプレス物の移送装置と、が設けられたプレスシステムにおいて、プレス装置の側には直線変位センサのスケールまたはセンサ部のいずれか一方がそれぞれ別個に設けられ、前記移送装置の側には直線変位センサのスケールまたはセンサ部のいずれか他方が設けられているので、長年の使用に対応できるとともに、比較的低価格で検出精度の要求を満たし、設置や設定を比較的容易に行うことができることのうち2つ以上を満たすことができる。
図1は、本実施形態のプレスシステムの概略を示す平面図である。 図2は、本実施形態のプレスシステムのリニアスケールによる位置検出方法を示す概略図である。 図3は、本実施形態のプレスシステムのフローチャートである。 図4は、別の実施形態のプレスシステムの概略を示す平面図である。
本発明の実施形態のプレスシステム11について、図1を参照して説明する。プレスシステム11は、複数のプレス装置12,13,14,15,16がそれぞれ任意の間隔または一定の間隔を隔てて列設されている。複数のプレス装置12,13,14,15,16の間には図示しない制御盤やプレス装置12等の熱媒体供給機構の一部が設けられている。そして前記プレス装置12,13,14,15,16の搬入・搬出口17に面して一本の走行経路18が連続して設けられている。走行経路18はフロア上に敷設されたレールからなる。そして前記走行経路18の一端側に面してインストッカ19が配設されている。インストッカ19は、図示しない搬送用のコンベアに接続され、前記プレス装置12,13,14,15,16に搬入されるプレス物を多段状態に準備するものである。また同じく前記走行経路18の他端側に面してアウトストッカ20が配設されている。アウトストッカ20は、図示しない搬送用コンベアに接続され、前記プレス装置12,13,14,15,16により成形され搬出された多段状態のプレス物を一段づつ次工程に送るものである。図1に示されるようにインストッカ19、プレス装置12,13,14,15,16、およびアウトストッカ20は、走行経路18に対して同じ側に配置される。また前記走行経路18上を往復方向に走行して前記インストッカ19から前記プレス装置12,13,14,15,16のうちの目的のプレス装置Pnへ成形前のプレス物を多段状態のまま搬入させるとともに、前記プレス装置12,13,14,15,16のうちのいずれかから成形後のプレス物を多段状態のままアウトストッカ20に搬出する移送装置(ローダ)21が一台配設されている。
プレスシステム11における複数のプレス装置12,13,14,15,16のうちの一基(例えばプレス装置12)について図示を省略して概略を説明する。プレス装置12は、積層回路基板等のプレス物に対して加圧を行う多段ホットプレスである。プレス装置12は、圧締シリンダのラムに取り付けられた可動盤と、圧締シリンダのフランジ部に立設された複数本のタイバによって可動盤の鉛直上方に離隔して固定支持された上固定盤を備えており、圧締シリンダの作動に基づき、可動盤が上固定盤に対して接近/離間方向に駆動されるようになっている。またプレス装置12の上固定盤と可動盤の対向面には、それぞれ熱板が装着されていると共に、上固定盤と可動盤の間には、複数枚の熱板が、それぞれ、支持機構によって等間隔に支持されて配設されている。そして各熱板に、プレス物を載置してセットした状態で、圧締シリンダを作動させてラム、可動盤、および熱板を上昇させ、可動盤と固定盤の間で、熱板を介して各プレス物を加圧することによって、プレス物の積層成形が行われるようになっている。
プレス装置12は、真空チャンバを有しており、プレス装置12の前側には前記走行経路18に正対して搬入・搬出口17である真空チャンバの扉が設けられている。なお本発明においてプレス装置12の真空チャンバは必須のものではなく、真空チャンバがない場合は、前記走行経路18に正対したプレス物の搬入・搬出に用いられる側が、プレス装置12の搬入・搬出口17となる。なお本実施形態では5基のプレス装置12,13,14,15,16が配設されているが、プレス装置の数は、限定されず一例として3基ないし20基程度のものがある。
プレス装置12の搬入・搬出口17の側(走行経路18側)の部材には、図2に示されるように、移送装置21の停止位置Bや減速開始位置B1,B2(スロー切換位置)を検出するための位置検出機構が設けられている。本発明では位置検出機構は、直線変位センサ22が用いられ、被検出部であるスケール23(リニアスケール)が走行経路18であるレールと平行に固定されている。プレス装置12に固定されるスケール23は、移送装置21がインストッカ19側から移動してきた際の減速開始位置B1とアウトストッカ20側から移動してきた際の減速開始位置B2およびその中間の停止位置Bを含む検出エリアが検出可能な長さとなっている。
本実施形態で使用される直線変位センサ22は、マグテープ(商品名)であって、所定のピッチでS極、N極が着磁されたテープからなるスケール23に対して、磁気抵抗素子が内臓された検出ヘッドからなるセンサ部25が移動する際に、磁気の変化を検出して位置をパルス信号として検出するものであり、位置検出の分解能は0.1mm〜1.0mm程度である。また本実施形態ではインクリメンタル方式のマグテープが使用されるが、停電時に現在位置を記憶することが可能であり、電源投入毎に原点復帰の不要なものである。このような磁気を用いたインクリメンタル方式の直線変位センサ22は、油やホコリに比較的強くまた比較的廉価なものである。ただし直線変位センサ22は、他の磁気式、磁歪式、静電容量式、渦電流式、インダクタンス式、差動トランス式、光学式等のセンサであってもよい。また直線変位センサ22は、絶対位置を検出するアブソリュート方式のものでもよく、検出信号もデジタル信号でもアナログ信号のいずれのものでもよい。また直線変位センサ22は、前記のような非接触式のセンサが耐久性の点で好ましいが接触式のものを除外するものではない。またプレス装置12の搬入・搬出口17の側(走行経路18側)の部材の一側寄りには、停止位置Bの確認手段である近接スイッチ24のセンサ部が固定されている。なお停止位置Bの確認手段は、本発明に必須のものではないがあった方が望ましく、近接スイッチ24の他、フォトセンサやリミットスイッチ等であってもよい。
またインストッカ19およびアウトストッカ20の前面側の部材にも、図2に示されるように、移送装置21の減速開始位置A2,G1(スロー切換位置)と停止位置A,Gを検出するためにマグテープのスケール23,23が走行経路18のレールと平行に固定されている。そして前記スケール23,23は、移送装置21の減速開始位置A2,G1と停止位置A,Gが検出可能となっている。インストッカ19およびアウトストッカ20に固定されるスケール23の長さは、それぞれプレス装置12,13,14,15,16側からのみ移送装置21が移動してきた際の減速開始位置A2,G1と停止位置A,Gを含む検出エリアが検出可能な長さであればよい。またインストッカ19およびアウトストッカ20の前面側の部材の一側寄りにも確認手段である近接スイッチ24のセンサ部が固定されている。なお移送装置21は、走行経路18の端部であるインストッカ19とアウトストッカ20に対する停止位置A,Gに、ストッパに当止めして停止されるようにしてもよい。
前記プレス装置12,13,14,15,16、インストッカ19、およびアウトストッカ20の側に固定された直線変位センサ22のスケール23同士の位置関係は、一直線上に設けられ、各スケール23毎に断続的に配置されている。よって後述する移送装置21の直線変位センサ22の一のセンサ部25が、各スケール23を読取可能な位置を順次移動して移送装置21の位置を検出し、移送装置21を目的のプレス装置12等に対して移動制御することが可能なようになっている。
本発明において前記のように各プレス装置12,13,14,15,16、インストッカ19、およびアウトストッカ20等のプレス装置の側に、直線変位センサ22の比較的短いスケール23を別個に設ける理由は、まず第1に比較的廉価なものを使用できるというコスト上のメリットからである。直線変位センサの中には10m程度のものもあるが高価なものとなる。また第2の理由は、多数のプレス装置12等が所定間隔毎に列設されたプレスシステム11では、走行経路18が10mを超えるものが多く、市販の1本の直線変位センサでは対応できないからである。そして今回のプレスシステム11の場合、プレス装置12,13,14,15,16間における移送装置21の位置(または速度)は、直線変位センサ22により検出して制御する必要がなく一定速度により移動される。従って直線変位センサ22は、プレス装置12等の近傍の減速開始位置B1,B2等と停止位置B等を含む検出エリアが検出可能であればよく、前記に対応する長さのスケール23が用いられる。
移動体である移送装置21の詳細については、図示は省略するが支持部であるフォークが前記インストッカ19のフォークの段数と同じ段数が配設されている。または移送装置21のフォークは一段のみでもよい。また移送装置21は、固定された棚上のプレス物をプッシャー等により押して各プレス装置12に搬入するものでもよい。そしてそれらのフォークは、本体部に対して上下方向に僅かに昇降可能、かつ水平方向に進退移動可能となっている。そしてまた移送装置21は、前記走行経路18に沿って一側と他側方向の往復方向に走行可能なように、車輪、車軸、および車軸を回転および停止する電動機を備えている。本実施形態では移送装置21の位置は、前記車輪の回転に連動して検出されないので、電動機は高価なサーボモータを使用しなくてもよい。そして移送装置21のプレス装置12等と対向する側(インストッカ19およびアウトストッカ20と対向する側)の部材の略中央には、移送装置21の位置検出機構として直線変位センサ22の各スケール23を検出可能なセンサ部25が設けられている。なお直線変位センサ22のセンサ部25とスケール23の間の距離は、被接触状態であって10mm以下の距離に設定されている。
更に移送装置21のプレス装置12等と対向する側(インストッカ19およびアウトストッカ20と対向する側)の部材の中心から外れて一側寄り(図1においては前面左側)には、プレス装置12等の近接スイッチ24と対応して近接スイッチ24のON、OFF作動させる停止位置B(搬入・搬出位置)の確認手段であるカム26が突出して設けられている。近接スイッチ24およびカム26の取付位置は、停止位置Bにおいてプレス装置12等の近接スイッチ24によって移送装置21の前記カム26が検出されるように取付けられていればよく位置は限定されない。本実施形態では確認手段は、プレス装置12等の側に近接スイッチ24が取付けられ、移送装置21の側にカム26は取付けられているが、その逆であってもよい。また本実施形態では移送装置21の側にプレス物の搬入・搬出機能も有しているが、各プレス装置12等、インストッカ19、およびアウトストッカ20側がプレス物の搬入・搬出機能を有し、移送装置21は棚が設けられた台車が走行移動する機能のみを有するものや回転機能を有するものでもよく、その種類は限定されない。
またプレスシステム11には、移送装置21の移動制御を含むプレスシステム11全体のシーケンス制御を行う制御装置(ホストコンピュータ)27と設定値を入力する設定入力画面28が設けられている。そして前記制御装置27は、プレス装置12,13,14,15,16、インストッカ19、アウトストッカ20、移送装置21、および設定入力画面28等に接続されている。そして直線変位センサ22のセンサ部25による検出値は、パルス信号として制御装置27に送られ、制御装置27のカウンタにより位置データに置換される。
従って本発明のプレスシステム11の移送装置21は、走行経路18上を走行し、制御装置27からの指令により目的のプレス装置12等に対して減速制御および前方または近傍に停止制御を行うものを対象とする。このようなプレスシステム11を採用する理由は、第1にインストッカ19、プレス装置12,13,14,15,16、およびアウトストッカ20間の移送距離が長いことによる。第2には搬送するプレス物が多段間でプレスされるものであるか大重量であるか等の理由により移送装置21の構造が複雑化または大型化していることによる。またはプレス装置12間の間隔がそれぞれ相違する場合もある。従って本発明の移送装置21は、単純な定寸送りを行うトランスファプレスの移送機構のような機械的な機構を採用することはできず、自在に走行する移送装置21の場合であっても、少なくとも中間部分には当止めストッパを採用することは困難である。
次に本実施形態のプレスシステム11の制御方法について説明する。まず最初に移送装置21の減速開始位置A2,B1,B2,C1,C2,D1,D2,E1,E2,F1,F2,G1および停止位置A,B,C,D,E,F,Gの設定方法について説明する。まず図1に示すように直線変位センサ22のスケール23は、一定長さであってプレス装置12,13,14,15,16毎に一直線上に断続的に設けられている。しかし図2の概念図に示される通り、直線変位センサ22のスケール23の検出エリアは、制御装置27によるシーケンス制御上では連続してカウントされるようになっている。例えばインストッカ19のスケール23の端部を原点0とすると、インストッカ19、プレス装置12、プレス装置13・・・の順に各スケール23の位置の検出値が加算されて位置がカウントされるようになっている。従って作業者は、インストッカ19に対する移送装置21の停止位置A、インストッカ19に対する移送装置21の減速開始位置A2、移送装置21がインストッカ19側からプレス装置12に移動した際の減速開始位置B1、プレス装置12に対して移送装置21の停止位置B、移送装置21がアウトストッカ20側からプレス装置12に移動した際の減速開始位置B2、(以後同様にプレス13,14,15,16、アウトストッカ20に対する移送装置21の減速開始位置C1,C2等および停止位置C等や、減速開始位置G1および停止位置Gの順に制御装置27に接続される設定入力画面28上から原点0からの距離として、設定、入力することができる。なお前記の設定・入力はどの順番からでも可能である。従って従来のようにリミットスイッチを交換した際のように作業者が各カムの位置等を微調整する必要がなくなり、時間短縮を図ることが可能となった。なお原点0はインストッカ19側の端部に限定されない。
または前記直線変位センサ22によるシーケンス上の制御は、各スケール23毎に個別に行うようにしてもよい。その場合原点0は、各スケール23毎に設けられ、プレス装置12等の減速開始位置B1,B2等や停止位置B等の設定も、各スケール23毎の原点0からの数値により別個に行われる。
次にプレスシステム11における移送装置21の移動制御について、図3のフローチャートを用いて説明する。本発明のプレスシステム11では、プレス装置12等によりプレス物である積層成形品の加熱プレスが行われるので、プレス成形時間が比較的長い(一例として20分〜5時間)。またプレス成形時間は、積層成形品の種類によって相違する場合も多い。従ってプレスシステム11では複数のプレス装置12等が設置されることが一般的であり、他のプレス装置がプレス成形を行っているうちに空のプレス装置Pnに対して移送装置21を移動し停止させて成形前のプレス物を搬入したり、成形の完了したプレス装置Pnに対して移送装置21を移動し停止させて成形後のプレス物を搬出したりする必要がある。
図示しない仕組装置により、プレス物が準備され、コンベアによりインストッカ19に搬送され、インストッカ19で多段状態に準備される。次に制御装置27からの移動指令信号により移送装置21の電動機が駆動され、移送装置21は、前記走行経路18のレール上を指令されたプレス装置Pn(例えばプレス装置14が空で次に搬入するプレス装置Pnとする)に向けて移動される(S1)。移送装置21は、インストッカ19とプレス装置12の間や、プレス装置12とプレス装置13の間等のスケール23がない部分では直線変位センサ22による位置検出ができずに等速で移動制御が継続される。また目的のプレス装置Pnの以外のプレス装置12等の前方を通過する場合についても、センサ部25によるプレス装置12等のスケール23の位置検出値が移送装置21の移動制御には反映されず、等速で移動制御がなされる。そして移送装置21のセンサ部25が、目的のプレス装置Pnの側のスケール23に近接して、予め設定されたプレス装置Pnの減速開始位置D1のパルス信号を検出したら(S2)、制御装置27を介して、移送装置21の速度を減速走行に切換する(スロー切換する)(S3)。次に減速走行中に移送装置21のセンサ部25がスケール23に対して移動して、予め設定されたプレス装置Pnの停止位置Dのパルス信号を検出したら(S4)、制御装置27を介して、移送装置21を搬入・搬出位置に停止させる(S5)。しかし実際のところ確認手段である近接スイッチ24によってカム26が検出される位置は、直線変位センサ22により停止位置Dが検出される位置よりも広いので、直線変位センサ22が停止位置Dを検出する直前に近接スイッチ24はONとなっている。
次に直線変位センサ22が設定した停止位置Dを検出した状態で、近接スイッチ24がONの状態を保っているかを確認する(S6)。そして近接スイッチ24もONの状態の場合は、搬入・搬出位置に停止位置確認がされたとして、移送装置21の車輪をロックし、そのフォークを作動させて目的のプレス装置Pnへプレス物を搬入する(S7)。また直線変位センサ22が設定した停止位置Dを検出した状態で、近接スイッチ24がOFFの状態の場合は、停止位置確認が不一致であって正確な停止位置Dに停止していない可能性が高いとして、位置異常警報を出して、原点復帰動作を要請するとともに、プレス物の搬入または搬出を一旦停止させる(S8)。そして作業者が直線変位センサ22の停止位置Dの設定に問題があったか近接スイッチ24に問題があったかを検査し、問題箇所を修正する。このプレス装置Pnへの移送装置21の移動および停止の制御は、移送装置21がアウトストッカ20側からプレス装置Pnに向けて移動し、減速開始位置D2で減速され、停止位置Dで停止される場合も同様である。またプレス装置Pnからインストッカ19またはアウトストッカ20へ向けて移送装置21を移動させ、減速および停止させる際も同様である。
次に図4に示される別の実施形態のプレスシステム31について説明する。なお図4においては、先の実施形態と同一部材については同一符号で表わすものとする。別の実施形態では移送装置21の前面(プレス装置側の面)に、走行経路18と平行に位置検出機構である直線変位センサ22のスケール23が固定されている。また移送装置21の前面には、確認用センサである近接スイッチ24(またはカム26)が固定されている。一方、複数列設されたプレス装置12,13,14,15,16、インストッカ19、およびアウトストッカ20の側にはそれぞれ直線変位センサ22の前記スケール23を検出可能なセンサ部25と、カム26(または近接スイッチ24)が取付けられている。そして別の実施形態のプレスシステム31の設定およびプレス物の搬入または搬出の際の移送装置21の移動制御は、図3のフローチャートと同様に行われる。
上記の2つの実施形態では、移送装置21は、走行経路18上に1台が設けられた例について説明したが、走行経路18上にプレス装置12,13,14,15,16への搬入用のローダと、プレス装置12,13,14,15,16からの搬出用のアンローダの2台の移送装置21が配設されたものでもよい。その場合は、プレス装置12等に対する減速開始位置B1,B2等と停止位置B等の設定位置は、ローダとアンローダでそれぞれ共用して利用する場合が一般的である。また走行経路18についてはフロア上にレールが設けられたものの他、上部にレール等が設けられ、移送装置21が吊り下げられたものでもよい。更に走行経路18は、全ての部分が直線であるものに限定されない。
また図1のもの以外にプレス装置12の前方の走行経路18とプレス装置12との間に、走行経路18と直交する方向にローラコンベア等の移送機構を設け、前記移送機構を介してプレス装置12へプレス物を搬入・搬出するようにしてもよい。前記ローラコンベア等の移送機構を設けた場合、スケール23は、ローラコンベア等の前面に取付けられることが一般的である。そしてその場合、移送装置21がローラコンベア等の移送機構の前面位置に停止制御されることが、目的のプレス装置12等に対して停止制御されることと同じ意味を持つ。またスケール23は、プレス装置12等の前方のフロア上やフロア上の部材に固定されたものでもよく、天井の取付けを含む高い位置に設けられたものでもよい。従ってスケール23は、それらプレス装置12周辺の固定部分を含むプレス装置12の側に固定されていればよい。またインストッカ19とアウトストッカ20に設けられるスケール23についても同様に、インストッカ19およびアウトストッカ20に直接固定されているもの以外でもよい。
本発明のプレスシステム11において使用されるプレス装置12等の種類およびプレス物は限定されない。上記した実施形態においてプレス装置12等は、積層回路基板等のプレス物に対して加圧を行う多段ホットプレスについて記載したが、1台のプレス装置にプレス物に加熱および冷却を行う機能を有するものを複数列設してもよく、加熱のみまたは冷却のみの機能を有するプレス装置を複数列設してもよい。従って最初のプレス装置12等で成形されたものを移送装置21により他のプレス装置13等へ移動させ2次成形等を行うものも含まれる。またプレス装置12等は、多段のものに限定されず、加圧機構等の構造も限定されない。また本発明のプレス装置12等で成形されるプレス物は、プリント基板や回路基盤などの積層物には限定はされない。例えば、樹脂材料、金属材料、未硬化のセラミック等の無機材料などであってもよい。またプレス装置12等の成形時間は、プリント基板や回路基盤などの積層物の場合、加圧時間が比較的長いものが中心となるが、金属材料等では比較的短時間で加圧完了するものでもよい。

11,31 プレスシステム

12,13,14,15,16,Pn プレス装置

17 搬入・搬出口

18 走行経路

19 インストッカ

20 アウトストッカ
21 移送装置

22 直線変位センサ

23 スケール

24 近接スイッチ

25 センサ部

26 カム

27 制御装置

28 設定入力画面

A,B,C,D,E,F,G 停止位置

A2,B1,B2,C1,C2,D1,D2,E1,E2,F1,F2,G1 減速開始位置

Claims (4)

  1. 複数のプレス装置と、走行経路を走行して目的のプレス装置に対して停止制御されるプレス物の移送装置と、が設けられたプレスシステムにおいて、
    プレス装置の側には直線変位センサのスケールまたはセンサ部のいずれか一方がそれぞれ別個に設けられ、
    前記移送装置の側には直線変位センサのスケールまたはセンサ部のいずれか他方が設けられたことを特徴とするプレスシステム。
  2. 前記プレス装置には直線変位センサのスケールがそれぞれ別個に設けられ、
    前記移送装置には前記スケールをそれぞれ検出可能な一のセンサ部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のプレスシステム。
  3. 複数のプレス装置と、走行経路を走行して目的のプレス装置に対して停止制御されるプレス物の移送装置と、が設けられたプレスシステムの制御方法において、
    プレス装置の側には直線変位センサのスケールまたはセンサ部のいずれか一方がそれぞれ別個に設けられ、
    前記移送装置の側には直線変位センサのスケールまたはセンサ部のいずれか他方が設けられ、
    前記センサ部によりスケールの値を検出することにより前記移送装置を目的のプレス装置に対して移動制御することを特徴とするプレスシステムの制御方法。
  4. 前記プレス装置には直線変位センサのスケールがそれぞれ別個に設けられ、
    前記移送装置には前記スケールをそれぞれ検出可能な一のセンサ部が設けられ、
    前記一のセンサ部により各スケールの値を検出することにより移送装置を目的のプレス装置に対して移動制御することを特徴とする請求項3に記載のプレスシステムの制御方法。
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