JP2011115331A - 噴出ヘッド及びガス消火システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】噴出ヘッド41に、ガス配管のノズル31に連通するチャンバー44を設ける。チャンバー44内にはガス流路36の外周に臨む柔軟な複数の凹凸部37を有する吸音部材45を設ける。吸音部材45の柔軟な凹凸部37によって騒音を減衰する。
【選択図】図2
Description
このガス消火システムにおいては、短時間のうちに大量の消火ガスを対象室内に充満させることができるように、対象室内に開口するガス配管の流出口を、断面を絞り込んだノズル形状とするなどして、流出口から高圧の消火ガスを高速で噴出させている。
また、対象室内に短時間で消火ガスを充満させるために、消火ガスをガス配管の流出口から高速で噴出させているが、この噴出流速が部分的に音速を超えると衝撃波が発生し、この衝撃波に起因して騒音が発生する場合がある。
本発明は、対象室内に消火ガスを供給するためのガス配管の流出口に連結されて、前記ガス配管を流通する消火ガスを噴出させる噴出ヘッドであって、前記流出口に連通するチャンバーを備え、前記チャンバーには、当該チャンバー内のガス流路の外周に臨む複数の柔軟な凹凸部を有する吸音部材が設けられていることを特徴とする。
本発明のガス消火システムによれば、ガス消火システムの大幅な変更を伴うことなく、消火ガスの供給に伴う騒音を低減することができる。
(ガス消火システム)
図1は、ガス消火システムを示す概略構成図である。
本実施形態のガス消火システム10は、大型コンピュータ等の精密機器11が設置された対象室12内の消火を行うものであって、対象室12外に設置された消火ガスの供給源21と、供給源21と対象室12内とを連通させ、供給源21から供給される消火ガスを対象室12内まで導くガス配管22と、図示しない火災報知器から出力される火災信号に基づいて、ガス配管22に接続された制御弁23の開閉を行う図示しない制御部とを備えている。
なお、本実施形態では、ガス配管22は、供給源21に接続された供給配管22aと、供給配管22aの下流端が分岐された複数の分岐配管22bと、各分岐配管22bの下流端に接続されて対象室12の側壁25から天井領域17、機器設置領域19及び床下領域18内に向けて開口する複数の噴出配管22cとを備えている。本実施形態の制御弁23は、ガス配管22が集合されてなる供給配管22aに接続されているが、これに限らず分岐配管22bや噴出配管22cに接続しても構わない。
図2,図3に示すように、各噴出配管22cの下流端には、噴出配管22cから噴出される消火ガスの流れを加速させるオリフィス形状のノズル(流出口)31が取り付けられている。このノズル31は、噴出配管22cの軸方向(消火ガスの流通方向)に沿って延在しており、噴出配管の下流端に外側から覆うように連結される筒状の連結部32と、連結部の下流側に一体に形成され、連結部32よりも縮径した縮径部33とを備えている。ノズル31は、噴出配管22cを流通する消火ガスが縮径部33を流通することで、消火ガスをより高速にして対象室12内に噴出させることができる。
ここで、ノズル31(縮径部33)の下流側には、消火ガスを対象室12内に噴出するための噴出ヘッド41が取り付けられている。噴出ヘッド41は、ノズル31の縮径部33を外側から覆うように連結される筒状の連結部42と、連結部42の下流側に一体に形成されたヘッド本体43とを備えている。
次に、本実施形態のガス消火システムの動作方法について説明する。なお、図中矢印Fは、消火ガスの流れを示している。
まず、対象室12内の火災を火災報知器が検知すると、火災報知器から制御部に向けて火災信号が出力される。制御部は火災信号を受信すると、ガス消火システム10を起動する。具体的に、制御部は、制御弁23を開放して供給源21からガス配管22に向けて消火ガスを供給させる。
具体的には、消火ガスの騒音成分(振動)がチャンバー44内で吸音部材45の稜線部37a付近に到達すると、吸音部材45の隣接するテーパ面37cで反射を繰り返し、谷部37bに達するまでの間に吸音部材45の軟質な素材によって充分に減衰される。特に、吸音部材45としてグラスウールを用いた場合に、柔軟な微細な繊維によって効率良く騒音のエネルギーが減衰されることになる。
なお、このとき噴出ヘッド41のチャンバー44内では充分な断面積のガス流路36が確保されているため、消火ガスはチャンバー44内で圧力や速度を大きく減じることなく、対象室12内に噴出される。
したがって、対象室12内には速やかに消火ガスが充満し、対象室12内の火災は消火ガスによって早期に鎮火されることになる。なお、消火ガスを供給し続け、対象室12内の圧力が所定圧以上になった場合には、避圧口26が開放されて対象室12内のガスや空気が自動的に外部に排出される。
また、ノズル31から噴出した消火ガスの振動成分は、ノズル31から精密機器11方向に直接向かうのを筒状部材60によって阻止されるとともに、消火ガスが筒状部材60の内側を通過する際に内周側の吸音部材51によって吸収される。
例えば、噴出ヘッドと噴出配管22cとの間にノズル31を設けず、噴出ヘッドを直接噴出配管22cに接続する構成にしても構わない。
また、上述した実施形態では、ガス消火システム10の制御弁23の開閉操作を制御部により制御する構成について説明したが、これに限らず作業者によって手動で制御弁23の開閉操作を行っても構わない。
12…対象室
21…供給源(ガス供給源)
22…ガス配管
31…ノズル(流出口)
36…ガス流路
37…凹凸部
37a…稜線部
37b…谷部
37c…テーパ面
41…噴出ヘッド
44…チャンバー
45…吸音部材
Claims (3)
- 対象室内に消火ガスを供給するためのガス配管の流出口に連結されて、前記ガス配管を流通する消火ガスを噴出させる噴出ヘッドであって、
前記流出口に連通するチャンバーを備え、
前記チャンバーには、当該チャンバー内のガス流路の外周に臨む複数の柔軟な凹凸部を有する吸音部材が設けられていることを特徴とする噴出ヘッド。 - 前記吸音部材は、その内周面が前記ガス流路に臨むように略筒状に形成され、前記吸音部材の内周面は円環状の稜線部と谷部がテーパ面によって結ばれた鋸歯状の断面形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の噴出ヘッド。
- 消火ガスを貯留するガス供給源と、
消火ガスを前記ガス供給源から対象室内に供給するためのガス配管と、
請求項1または請求項2記載の噴出ヘッドと、を備え、
前記噴出ヘッドが前記ガス配管の流出口に対して取り付けられていることを特徴とするガス消火システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009274800A JP2011115331A (ja) | 2009-12-02 | 2009-12-02 | 噴出ヘッド及びガス消火システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009274800A JP2011115331A (ja) | 2009-12-02 | 2009-12-02 | 噴出ヘッド及びガス消火システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2011115331A true JP2011115331A (ja) | 2011-06-16 |
Family
ID=44281394
Family Applications (1)
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JP2009274800A Pending JP2011115331A (ja) | 2009-12-02 | 2009-12-02 | 噴出ヘッド及びガス消火システム |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59170626U (ja) * | 1983-04-30 | 1984-11-15 | カルソニックカンセイ株式会社 | 尾管端消音器 |
JPS62195619U (ja) * | 1986-05-31 | 1987-12-12 | ||
JP2003530922A (ja) * | 2000-04-17 | 2003-10-21 | コトライアー・イガー・ケイ | 有人環境での低酸素濃度火災予防システム及び火災抑止システム並びに呼吸可能な消火性組成物 |
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2009
- 2009-12-02 JP JP2009274800A patent/JP2011115331A/ja active Pending
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