JP2011114620A - 無線通信システム、無線通信方法及び携帯通信端末 - Google Patents

無線通信システム、無線通信方法及び携帯通信端末 Download PDF

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Abstract

【課題】基地局への不要な位置登録を抑制できる無線通信システム、無線通信方法及び携帯通信端末を提供すること。
【解決手段】無線通信システム100は、フェムトセル基地局110がパイロットビーコンを複数回、携帯電話機1へ送信するビーコン送信部121と、携帯電話機1がパイロットビーコンに応じて、当該携帯電話機1の識別データを含む位置登録メッセージを、フェムトセル基地局110へ送信する登録メッセージ送信部31と、フェムトセル基地局110が位置登録メッセージを所定回数以上、連続して受信した場合に、携帯電話機1を位置登録する位置登録部122と、フェムトセル基地局110が位置登録された携帯電話機1へ、位置登録完了メッセージを送信する完了メッセージ送信部123と、携帯電話機1が位置登録完了メッセージに応じて、無線通信のチャネルをフェムトセル基地局110へ切り替えるチャネル制御部32と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、基地局を介して無線通信を行う無線通信システム、無線通信方法及び携帯通信端末に関する。
従来、通信エリアが基地局から半径10m程度の極めて狭い範囲の、フェムトセルと呼ばれる無線通信システムがある。フェムトセルとは別の通信システム(例えば、通常のマクロセル)と通信中の携帯通信端末を、このフェムトセルに誘導するためには、パイロットビーコンと呼ばれる制御信号をフェムトセル基地局から送出する。携帯通信端末は、この制御信号を受信したことに応じて、制御信号の送出元であるフェムトセル基地局へハンドオフを行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−150476号公報
ところで、フェムトセルは、所定のエリア内において、特定のユーザに対して良好な通信環境又は付加サービスを提供できるものである。しかしながら、例えば、バス停留所やバス、電車といった不特定多数の人及び携帯通信端末の移動を伴う場所にフェムトセルを設置した場合、一時的に付近を通過した携帯通信端末も、フェムトセル基地局へ位置登録されてしまう場合があった。この場合、位置登録されるユーザ数が無用に増加することにより、回線速度の低下や、サービスを提供するサーバの処理負荷の増大等が懸念される。
本発明は、基地局への不要な位置登録を抑制できる無線通信システム、無線通信方法及び携帯通信端末を提供することを目的とする。
本発明に係る無線通信システムは、基地局と、前記基地局から所定の制御信号を受信したことに応じて、当該基地局と無線通信を開始する携帯通信端末と、を有する無線通信システムであって、前記基地局が、当該基地局の無線通信エリアにおいて、第1制御信号を複数回、前記携帯通信端末へ送信する第1送信部と、前記携帯通信端末が、前記第1制御信号を受信したことに応じて、当該携帯通信端末を識別する識別データを含む第2制御信号を、前記基地局へ送信する第2送信部と、前記基地局が、前記携帯通信端末から前記第2制御信号を所定回数以上、連続して受信した場合に、前記識別データに基づいて当該携帯通信端末を位置登録する位置登録部と、前記基地局が、前記位置登録部により位置登録された前記携帯通信端末へ、第3制御信号を送信する第3送信部と、前記携帯通信端末が、前記第3制御信号を受信したことに応じて、前記無線通信のチャネルを前記基地局へ切り替えるチャネル制御部と、を備える。
また、本発明に係る無線通信システムは、前記基地局が、前記位置登録部により過去に位置登録された携帯通信端末の前記識別データの履歴を記憶する記憶部をさらに備え、前記位置登録部は、前記携帯通信端末から受信した前記第2制御信号に含まれる前記識別データが前記履歴に存在する場合に、前記所定回数を少なく設定することが好ましい。
また、本発明に係る無線通信システムは、基地局と、前記基地局から所定の制御信号を受信したことに応じて、当該基地局と無線通信を開始する携帯通信端末と、を有する無線通信システムであって、前記基地局が、当該基地局の無線通信エリアにおいて、第1制御信号を複数回、前記携帯通信端末へ送信する第1送信部と、前記携帯通信端末が、前記第1制御信号を受信したことに応じて、当該携帯通信端末を識別する識別データを含む第2制御信号を、前記基地局へ送信する第2送信部と、前記基地局が、前記携帯通信端末から前記第2制御信号を所定時間以上、連続して受信した場合に、前記識別データに基づいて当該携帯通信端末を位置登録する位置登録部と、前記基地局が、前記位置登録部により位置登録された前記携帯通信端末へ、第3制御信号を送信する第3送信部と、前記携帯通信端末が、前記第3制御信号を受信したことに応じて、前記無線通信のチャネルを前記基地局へ切り替えるチャネル制御部と、を備える。
また、本発明に係る無線通信システムは、前記基地局が、前記位置登録部により過去に位置登録された携帯通信端末の前記識別データの履歴を記憶する記憶部をさらに備え、前記位置登録部は、前記携帯通信端末から受信した前記第2制御信号に含まれる前記識別データが前記履歴に存在する場合に、前記所定時間を短く設定することが好ましい。
また、前記位置登録部は、前記第2制御信号の電界強度が相対的に強い携帯通信端末を優先して位置登録することが好ましい。
また、前記位置登録部は、前記携帯通信端末から連続して受信した複数の前記第2制御信号の電界強度の変動量が所定以下である場合に、当該携帯通信端末を位置登録することが好ましい。
また、前記基地局は、移動体に設けられており、本発明に係る無線通信システムは、前記移動体が移動しているか否かを検知する検知部をさらに備え、前記位置登録部は、前記検知部により前記移動体が移動していると検知された場合に、前記携帯通信端末を位置登録し、移動していないと検知された場合に、前記携帯通信端末を位置登録しないことが好ましい。
また、前記第1送信部は、前記検知部により前記移動体が移動していると検知された場合に、前記第1制御信号を前記携帯通信端末へ送信し、移動していないと検知された場合に、前記第1制御信号を送信しないことが好ましい。
本発明に係る無線通信方法は、基地局と携帯通信端末との間で無線通信を開始する無線通信方法であって、前記基地局が、当該基地局の無線通信エリアにおいて、第1制御信号を複数回、前記携帯通信端末へ送信する第1送信ステップと、前記携帯通信端末が、前記第1制御信号を受信したことに応じて、当該携帯通信端末を識別する識別データを含む第2制御信号を、前記基地局へ送信する第2送信ステップと、前記基地局が、前記携帯通信端末から前記第2制御信号を所定回数以上、連続して受信した場合に、前記識別データに基づいて当該携帯通信端末を位置登録する位置登録ステップと、前記基地局が、前記位置登録ステップにより位置登録された前記携帯通信端末へ、第3制御信号を送信する第3送信ステップと、前記携帯通信端末が、前記第3制御信号を受信したことに応じて、前記無線通信のチャネルを前記基地局へ切り替えるチャネル制御ステップと、を含む。
本発明に係る携帯通信端末は、基地局から所定の制御信号を受信したことに応じて、当該基地局と無線通信を開始する携帯通信端末であって、前記基地局の無線通信エリアにおいて送信されている第1制御信号を受信する度に、当該第1制御信号に応じて、前記携帯通信端末を識別する識別データを含む第2制御信号を、前記基地局へ送信する送信部と、前記基地局が前記第2制御信号を所定回数以上、連続して受信した場合に、前記識別データに基づいて送信された第3制御信号を受信したことに応じて、前記無線通信のチャネルを前記基地局へ切り替えるチャネル制御部と、を備える。
本発明に係る無線通信システムは、第1無線通信エリアを有する第1基地局と、前記第1無線通信エリアよりも狭い第2無線通信エリアを有し、移動体に設けられて当該移動体の移動に伴い移動する第2基地局と、前記第1無線通信エリア内で前記第1基地局と又は前記第2無線通信エリア内で前記第2基地局と無線通信を行う携帯通信端末と、を有する無線通信システムであって、前記第2基地局が、前記第2無線通信エリアにおいて、第1制御信号を複数回、前記携帯通信端末へ送信する第1送信部と、前記携帯通信端末が、前記第1制御信号を受信したことに応じて、当該携帯通信端末を識別する識別データを含む第2制御信号を、前記第2基地局へ送信する第2送信部と、前記第2基地局が、前記携帯通信端末から前記第2制御信号を所定回数以上、連続して受信した場合に、前記識別データに基づいて当該携帯通信端末を位置登録する位置登録部と、前記第2基地局が、前記位置登録部により位置登録された前記携帯通信端末へ、第3制御信号を送信する第3送信部と、前記携帯通信端末が前記第1基地局と前記無線通信を行っている場合に、前記第3制御信号を受信したことに応じて、前記無線通信のチャネルを前記第1基地局から前記第2基地局へ切り替えるチャネル制御部と、を備える。
本発明によれば、基地局への不要な位置登録を抑制できる。
第1実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。 第1実施形態に係る携帯電話機の外観斜視図である。 第1実施形態に係る無線通信システムの機能を示すブロック図である。 第1実施形態に係る携帯電話機がフェムトセル基地局へハンドオフを行う流れを示すシーケンス図である。 第1実施形態に係るフェムトセル基地局の処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る携帯電話機の処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。 第2実施形態に係るフェムトセル基地局の機能を示すブロック図である。 第2実施形態に係る無線通信システムの第1の状況を示す図である。 第2実施形態に係る無線通信システムの第2の状況を示す図である。 第2実施形態に係るフェムトセル基地局の処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るパイロットビーコンの送信を継続する場合の、フェムトセル基地局110の処理を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について説明する。なお、本実施形態では、携帯通信端末の一例として、携帯電話機1を説明する。
図1は、本実施形態に係る無線通信システム100の構成を示す図である。
携帯電話機1(1a及び1b)は、フェムトセルエリア(第2無線通信エリア)を有するフェムトセル基地局110(第2基地局)、又はマクロセルエリア(第1無線通信エリア)を有するマクロセル基地局200(第1基地局)と無線通信可能な携帯通信端末である。フェムトセルエリア内では、フェムトセル基地局110からパイロットビーコンが送出されており、このパイロットビーコンを契機として、マクロセル基地局200と通信中の携帯電話機1は、フェムトセル基地局110へハンドオフを行う。
なお、携帯電話機1aは、一定時間以上フェムトセルエリア内に留まっているが、携帯電話機1bは、一時的にフェムトセルエリアを通過している。本実施形態では、携帯電話機1bのフェムトセル基地局110へのハンドオフを抑制し、携帯電話機1aとフェムトセル基地局110との通信を行う。
図2は、本実施形態に係る携帯電話機1(携帯通信端末)の外観斜視図である。
携帯電話機1は、操作部側筐体2と、表示部側筐体3と、を備えて構成される。操作部側筐体2は、表面部10に、操作部11と、携帯電話機1の使用者が通話時や音声認識アプリケーションを利用時に発した音声が入力されるマイク12と、を備えて構成される。操作部11は、各種設定機能や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作ボタン13と、電話番号の数字やメールの文字等を入力するための入力操作ボタン14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作ボタン15と、から構成されている。
また、表示部側筐体3は、表面部20に、各種情報を表示するための表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバ22と、を備えて構成されている。
また、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、ヒンジ機構4を介して連結されている。また、携帯電話機1は、ヒンジ機構4を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に回転することにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)にしたりできる。
図3は、本実施形態に係る無線通信システム100の機能を示すブロック図である。
携帯電話機1は、操作部11と、表示部21と、制御部30と、通信部40と、記憶部50とを備える。また、フェムトセル基地局110は、制御部120と、通信部130と、記憶部140とを備える。
携帯電話機1において、制御部30は、携帯電話機1の全体を制御しており、例えば、表示部21や通信部40等に対して所定の制御を行う。また、制御部30は、操作部11等から入力を受け付けて、各種処理を実行する。そして、制御部30は、処理実行の際には、記憶部50を制御し、各種プログラム及びデータの読み出し、及びデータの書き込みを行う。なお、本実施形態に係る制御部30の各機能は後述する。
通信部40は、所定の使用周波数帯(例えば、2GHz帯や800MHz帯等)で外部装置(フェムトセル基地局110)と通信を行う。そして、通信部40は、アンテナより受信した信号を復調処理し、処理後の信号を制御部30に供給し、また、制御部30から供給された信号を変調処理し、アンテナから外部装置に送信する。
記憶部50は、例えば、ワーキングメモリを含み、制御部30による演算処理に利用される。また、本実施形態に係る各種プログラム等を記憶する。なお、記憶部50は、着脱可能な外部メモリを兼ねていてもよい。
次に、制御部30の機能を詳述する。制御部30は、登録メッセージ送信部31(第2送信部、送信部)と、チャネル制御部32とを備える。
登録メッセージ送信部31は、フェムトセル基地局110から送信されたパイロットビーコンを受信したことに応じて、携帯電話機1を識別する電話番号やSIMカードのID等の識別データを含む位置登録メッセージ(第2制御信号)を、フェムトセル基地局110へ送信する。
チャネル制御部32は、フェムトセル基地局110から送信された位置登録完了メッセージを受信したことに応じて、通信部40において利用する無線通信のチャネルをフェムトセル基地局110のものへ切り替える。これにより、携帯電話機1のフェムトセル基地局110へのハンドオフが完了し、無線通信が開始される。
次に、フェムトセル基地局110において、制御部120は、フェムトセル基地局110の全体を制御しており、通信部130等に対して所定の制御を行う。また、制御部120は、通信部130等から入力を受け付けて、各種処理を実行する。そして、制御部120は、処理実行の際には、記憶部140を制御し、各種プログラム及びデータの読み出し、及びデータの書き込みを行う。なお、本実施形態に係る制御部120の各機能は後述する。
通信部130は、所定の使用周波数帯(例えば、2GHz帯や800MHz帯等)で外部装置(携帯電話機1)と通信を行う。そして、通信部130は、アンテナより受信した信号を復調処理し、処理後の信号を制御部120に供給し、また、制御部120から供給された信号を変調処理し、アンテナから外部装置に送信する。なお、前述のように、携帯電話機1において無線通信のチャネルが切り替えられることにより、フェムトセル基地局110は、携帯電話機1と同一のチャネルを用いて無線通信を行う。
記憶部140は、例えば、ワーキングメモリを含み、制御部120による演算処理に利用される。また、本実施形態に係る各種プログラム等を記憶する。さらに、記憶部140は、後述の位置登録部122により過去に位置登録された携帯電話機1の識別データの履歴を記憶する。
次に、制御部120の機能を詳述する。制御部120は、ビーコン送信部121(第1送信部)と、位置登録部122と、完了メッセージ送信部123(第3送信部)とを備える。
ビーコン送信部121は、フェムトセル基地局110の無線通信エリア(フェムトセルエリア)において、パイロットビーコン(第1制御信号)を複数回、通信部40を介して携帯電話機1へ向けて送信する。具体的には、ビーコン送信部121は、一定周期で連続してパイロットビーコンを送信し続けることとしてよい。
位置登録部122は、携帯電話機1から送信された位置登録メッセージを所定回数以上、連続して受信した場合に、この位置登録メッセージに含まれる識別データに基づいて携帯電話機1を位置登録する。すなわち、位置登録部122は、携帯電話機1を、フェムトセル基地局110と通信中の携帯通信端末として、記憶部140に記憶する。
なお、位置登録メッセージを所定回数以上、連続して受信するとは、ビーコン送信部121が送信した所定回数以上のパイロットビーコンに対して、携帯電話機1から漏れなく連続して位置登録メッセージが応答されたことを示す。
ここで、位置登録部122は、携帯電話機1から受信した位置登録メッセージに含まれる識別データが、記憶部140に記憶されている識別データの履歴に存在する場合には、位置登録を行う条件である所定回数を少なく設定する。
また、位置登録部122は、位置登録メッセージの電界強度が相対的に強い携帯電話機1を優先して位置登録する。これにより、位置登録部122は、フェムトセル基地局110の近くにある携帯電話機1を優先し、フェムトセルエリアの外周付近にあってエリア外へ出やすい端末をハンドオフさせてしまうのを抑制できる。
完了メッセージ送信部123は、位置登録部122により位置登録された携帯電話機1へ、フェムトセル基地局110へのハンドオフを実行させるために、位置登録完了メッセージ(第3制御信号)を送信する。
図4は、本実施形態に係る携帯電話機1がフェムトセル基地局110へハンドオフを行う流れを示すシーケンス図である。
まず、フェムトセル基地局110は、所定の周期でパイロットビーコンを送信(フェムトセルエリア内に送出)している。このとき、携帯電話機1がフェムトセルエリア内へ移動すると、送信されているパイロットビーコンを受信し始める。
すると、携帯電話機1は、このパイロットビーコンに応答して、位置登録メッセージをフェムトセル基地局110へ送信する。この位置登録メッセージの送信は、パイロットビーコンを受信する度に行われるため、フェムトセル基地局110は、位置登録メッセージを連続して受信することとなる。
そして、フェムトセル基地局110は、この位置登録メッセージを所定回数(図3の例では4回)以上、漏れなく連続して受信した場合に、位置登録完了メッセージを、携帯電話機1へ送信する。携帯電話機1は、この位置登録完了メッセージを受信したことに応じて、フェムトセル基地局110へハンドオフを行う。
図5は、本実施形態に係るフェムトセル基地局110の処理を示すフローチャートである。なお、本処理は、パイロットビーコンの1回の送信に伴う一連の処理であり、所定周期で繰り返し実行される。
ステップS1(第1送信ステップ)において、制御部120(ビーコン送信部121)は、フェムトセルエリア内にパイロットビーコンを送信する。
ステップS2において、制御部120は、エリア内のいずれかの通信端末(携帯電話機1)から位置登録メッセージを受信したか否かを判定する。制御部120は、この判定がYESの場合、処理をステップS3に移し、判定がNOの場合、処理をステップS4に移す。
ステップS3において、制御部120は、ステップS2において同一の通信端末(携帯電話機1)から受信した位置登録メッセージの受信回数を示すカウンタをカウントアップする。
ステップS4において、制御部120は、ステップS1で送信したパイロットビーコンに応答した位置登録メッセージを受信しなかったので、位置登録メッセージの受信回数を示すカウンタをリセットし、処理を終了する。
ステップS5において、制御部120(位置登録部122)は、ステップS3でカウントアップしたカウンタを参照し、位置登録メッセージの受信が所定回数以上か否かを判定する。制御部120は、この判定がYESの場合、処理をステップS6に移し、判定がNOの場合、処理を終了する。
ステップS6(位置登録ステップ)において、制御部120(位置登録部122)は、位置登録メッセージの受信が所定回数以上となったので、フェムトセル基地局110に携帯電話機1を位置登録すると共に、携帯電話機1の識別データの履歴を記憶する。
ステップS7(第3送信ステップ)において、制御部120(完了メッセージ送信部123)は、ステップS6で位置登録した携帯電話機1へ、位置登録完了メッセージを送信する。
図6は、本実施形態に係る携帯電話機1の処理を示すフローチャートである。なお、本処理は、パイロットビーコンの受信に伴う一連の処理であり、繰り返し実行される。
ステップS11において、制御部30は、フェムトセル基地局110から送信されているパイロットビーコンを受信したか否かを判定する。制御部30は、この判定がYESの場合、処理をステップS12に移し、判定がNOの場合、処理を終了する。
ステップS12(第2送信ステップ)において、制御部30(登録メッセージ送信部31)は、ステップS11で受信したと判定されたパイロットビーコンに応答して、位置登録メッセージをフェムトセル基地局110へ送信する。
ステップS13において、制御部30は、位置登録メッセージを送信したフェムトセル基地局110から、位置登録完了メッセージを受信したか否かを判定する。制御部30は、この判定がYESの場合、処理をステップS14に移し、判定がNOの場合、処理を終了する。
ステップS14(チャネル制御ステップ)において、制御部30(チャネル制御部32)は、ステップS13で位置登録完了メッセージを受信したと判定したフェムトセル基地局110へハンドオフを行う。
以上、本実施形態の無線通信システム100によれば、フェムトセル基地局110がパイロットビーコンに対する応答として、位置登録メッセージを所定回数受信した場合にハンドオフを実行するので、一時的にフェムトセルエリア内にある携帯電話機1がフェムトセル基地局110へ不要に位置登録されるのを抑制できる。
さらに、フェムトセル基地局110は、位置登録メッセージの電界強度が相対的に強い携帯電話機1を優先して位置登録するので、フェムトセルエリアの外周付近にあり、エリア外へ出やすい携帯電話機1が不要に位置登録されるのを抑制できる。
また、フェムトセル基地局110は、過去に位置登録された携帯電話機1から位置登録メッセージを受信した場合に、ハンドオフの条件である位置登録メッセージの受信回数を少なく設定更新する。したがって、フェムトセル基地局110と頻繁に通信を行っている携帯電話機1は、多数の位置登録メッセージの送信を経ることなく容易にハンドオフを行える。なお、所定回数は、履歴に存在する位置登録の回数が増えるのに応じて減少させることとしてもよい。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、フェムトセル基地局110は、バスや電車等の移動体に設置される(以下、バスに設置されているとして説明する)。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
図7は、本実施形態に係る無線通信システム100の構成を示す図である。
フェムトセル基地局110は、移動体であるバスと共に移動している。バスの乗客が携帯しており、フェムトセル基地局110と通信すべき携帯電話機1aと、バスの外にあり、フェムトセル基地局110と通信すべきでない携帯電話機1bとが、フェムトセルエリア内に存在している。
図8は、本実施形態に係るフェムトセル基地局110の機能を示すブロック図である。
フェムトセル基地局110は、第1実施形態に加えて、速度計測部150(検知部)をさらに備えている。
速度計測部150は、バスの速度、すなわちフェムトセル基地局110の移動速度を計測することにより、バスが移動しているか否かを検知する。
ビーコン送信部121は、速度計測部150によりバスが移動していると検知された場合に、パイロットビーコンを送信し、バスが移動していないと検知された場合に、パイロットビーコンを送信しない。このことにより、パイロットビーコン及び位置登録メッセージの不要な送受信が抑制される。さらに、このことにより、フェムトセル基地局110は、不要なハンドオフの実行を抑制することができる。
具体的には、図9に示す状況のように、バスが信号待ち等のために停止した場合、付近の通行人が携帯している携帯電話機1bがフェムトセルエリア内にある時間が長くなるため、フェムトセル基地局110へハンドオフする可能性が高まる。ところが、フェムトセル基地局110は、バスが停止中には携帯電話機1の位置登録を行わないので、携帯電話機1bを、バスに設置されているフェムトセル基地局110へ不要にハンドオフさせるのを抑制することができる。
また、位置登録部122は、速度計測部150によりバスが移動していると検知され、かつ、携帯電話機1から送信された位置登録メッセージを所定回数以上、電界強度が所定の変動量を超えて変動することなく連続して受信した場合に、この位置登録メッセージに含まれる識別データに基づいて携帯電話機1を位置登録する。
一方、速度計測部150によりバスが移動していないと検知された場合、又は受信した位置登録メッセージの電界強度の変動量が所定値を超えた場合には、位置登録部122は、位置登録メッセージを所定回数以上受信したとしても、携帯電話機1を位置登録しない。
このことにより、フェムトセルエリア内にあるが移動しているため、フェムトセルのサービスを安定して受けられない(受けるつもりがない)ユーザの携帯電話機1を、不要にハンドオフさせるのを抑制することができる。具体的には、例えば、図10のような状況において効果を奏する。
図10では、フェムトセル基地局110(110a又は110b)が設けられているバスA及びバスBが接近しており、バスAのフェムトセルエリアAに、バスBの乗客が携帯している携帯電話機1cが含まれている。このとき、携帯電話機1b及び携帯電話機1cは、フェムトセルエリアB内にあるが、電波状況によっては、携帯電話機1cは、バスAのフェムトセル基地局110aにハンドオフしてしまうおそれがある。
ところが、バスA及びバスBは、独立して移動しているため、フェムトセル基地局110aが携帯電話機1cから受信する位置登録メッセージの電界強度は一定とはならず、大きく変動する。位置登録部122は、この電界強度の変動量が所定以下である場合にのみ携帯電話機の位置登録を行うので、電界強度が大きく変動する携帯電話機1cを不要にハンドオフさせるのを抑制できる。
図11は、本実施形態に係るフェムトセル基地局110の処理を示すフローチャートである。なお、本処理は、所定周期で繰り返し実行される。
ステップS21において、制御部120(速度計測部150)は、バスの移動速度を測定する。
ステップS22において、制御部120は、ステップS21で測定されたバスの移動速度に基づいて、バスが移動中か否かを判定する。制御部120は、この判定がYESの場合、処理をステップS23に移し、判定がNOの場合、処理をステップS27に移す。
ステップS23において、制御部120(ビーコン送信部121)は、フェムトセルエリア内にパイロットビーコンを送信する。
ステップS24において、制御部120は、エリア内のいずれかの通信端末(携帯電話機1)から位置登録メッセージを受信したか否かを判定する。制御部120は、この判定がYESの場合、処理をステップS25に移し、判定がNOの場合、処理をステップS27に移す。
ステップS25において、制御部120は、ステップS24において同一の通信端末(携帯電話機1)から受信した位置登録メッセージの受信回数を示すカウンタをカウントアップする。
ステップS26において、制御部120は、携帯電話機1から受信した位置登録メッセージの電界強度に所定量を超える変動がないか否かを判定する。制御部120は、この判定がYESの場合、処理をステップS28に移し、判定がNOの場合、処理をステップS27に移す。
ステップS27において、制御部120は、位置登録メッセージを受信した携帯電話機1を位置登録すべきでないと判断し、位置登録メッセージの受信回数を示すカウンタをリセットして処理を終了する。
ステップS28において、制御部120(位置登録部122)は、ステップS25でカウントアップしたカウンタを参照し、位置登録メッセージの受信が所定回数以上か否かを判定する。制御部120は、この判定がYESの場合、処理をステップS29に移し、判定がNOの場合、処理を終了する。
ステップS29において、制御部120(位置登録部122)は、位置登録メッセージの受信が所定回数以上となったので、フェムトセル基地局110に携帯電話機1を位置登録すると共に、携帯電話機1の識別データの履歴を記憶する。
ステップS30において、制御部120(完了メッセージ送信部123)は、ステップS29で位置登録した携帯電話機1へ、位置登録完了メッセージを送信する。
本実施形態では、バス(移動体)が停止中にはパイロットビーコンの送信を停止したが、これには限られない。フェムトセル基地局110は、パイロットビーコンの送信は継続していても、前述のように、バスが移動中にのみ携帯電話機1を位置登録するので、不要にハンドオフが実行されることはない。
図12は、本実施形態に係るパイロットビーコンの送信を継続する場合の、フェムトセル基地局110の処理を示すフローチャートである。なお、本処理は、パイロットビーコンの1回の送信に伴う一連の処理であり、所定周期で繰り返し実行される。
ステップS31において、制御部120(ビーコン送信部121)は、フェムトセルエリア内にパイロットビーコンを送信する。
ステップS32において、制御部120は、エリア内のいずれかの通信端末(携帯電話機1)から位置登録メッセージを受信したか否かを判定する。制御部120は、この判定がYESの場合、処理をステップS33に移し、判定がNOの場合、処理をステップS37に移す。
ステップS33において、制御部120は、ステップS32において同一の通信端末(携帯電話機1)から受信した位置登録メッセージの受信回数を示すカウンタをカウントアップする。
ステップS34において、制御部120(速度計測部150)は、バスの移動速度を測定する。
ステップS35において、制御部120は、ステップS34で測定されたバスの移動速度に基づいて、バスが移動中か否かを判定する。制御部120は、この判定がYESの場合、処理をステップS36に移し、判定がNOの場合、処理をステップS37に移す。
ステップS36において、制御部120は、携帯電話機1から受信した位置登録メッセージの電界強度に所定量を超える変動がないか否かを判定する。制御部120は、この判定がYESの場合、処理をステップS38に移し、判定がNOの場合、処理をステップS37に移す。
ステップS37において、制御部120は、位置登録メッセージを受信した携帯電話機1を位置登録すべきでないと判断し、位置登録メッセージの受信回数を示すカウンタをリセットして処理を終了する。
ステップS38において、制御部120(位置登録部122)は、ステップS33でカウントアップしたカウンタを参照し、位置登録メッセージの受信が所定回数以上か否かを判定する。制御部120は、この判定がYESの場合、処理をステップS39に移し、判定がNOの場合、処理を終了する。
ステップS39において、制御部120(位置登録部122)は、位置登録メッセージの受信が所定回数以上となったので、フェムトセル基地局110に携帯電話機1を位置登録すると共に、携帯電話機1の識別データの履歴を記憶する。
ステップS40において、制御部120(完了メッセージ送信部123)は、ステップS39で位置登録した携帯電話機1へ、位置登録完了メッセージを送信する。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。また、前述の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、前述のものに限定されない。
例えば、前述の実施形態において、携帯通信端末として携帯電話機1について説明しているが、携帯通信端末はこれに限定されず、本発明は、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機、ナビゲーション装置、パーソナルコンピュータ等の様々な携帯通信端末に適用可能である。
また、前述の実施形態において、携帯電話機1は、ヒンジ機構4により折り畳み可能な型式としたが、これには限られない。携帯電話機1は、このような折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(ターンタイプ)や、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが1つの筐体に配置され連結部を有さない型式(ストレートタイプ)でもよい。また、携帯電話機1は、開閉及び回転可能ないわゆる2軸ヒンジタイプであってもよい。
また、前述の本実施形態では、ハンドオフの条件の1つを、フェムトセル基地局110が位置登録メッセージを所定回数以上受信した場合としたが、これには限られない。フェムトセル基地局110は、所定時間以上、パイロットビーコンに応答して漏れなく連続して位置登録メッセージを受信した場合に、位置登録を実行し、ハンドオフの契機となる位置登録完了メッセージを送信してもよい。
このとき、フェムトセル基地局110は、過去に位置登録された携帯電話機1から位置登録メッセージを受信した場合に、ハンドオフの条件である所定時間を短く設定更新する。これにより、フェムトセル基地局110と頻繁に通信を行っている携帯電話機1は、多数の位置登録メッセージの送信を経ることなく容易にハンドオフを行える。なお、所定時間は、履歴に存在する位置登録の回数が増えるのに応じて減少させることとしてもよい。
1、1a、1b、1c 携帯電話機(携帯通信端末)
11 操作部
21 表示部
30 制御部
31 登録メッセージ送信部(第2送信部)
32 チャネル制御部
40 通信部
50 記憶部
100 無線通信システム
110、110a、110b フェムトセル基地局(基地局、第2基地局)
120 制御部
121 ビーコン送信部(第1送信部)
122 位置登録部
123 完了メッセージ送信部(第3送信部)
130 通信部
140 記憶部
150 速度計測部(検知部)
200 マクロセル基地局(第1基地局)

Claims (11)

  1. 基地局と、
    前記基地局から所定の制御信号を受信したことに応じて、当該基地局と無線通信を開始する携帯通信端末と、を有する無線通信システムであって、
    前記基地局が、当該基地局の無線通信エリアにおいて、第1制御信号を複数回、前記携帯通信端末へ送信する第1送信部と、
    前記携帯通信端末が、前記第1制御信号を受信したことに応じて、当該携帯通信端末を識別する識別データを含む第2制御信号を、前記基地局へ送信する第2送信部と、
    前記基地局が、前記携帯通信端末から前記第2制御信号を所定回数以上、連続して受信した場合に、前記識別データに基づいて当該携帯通信端末を位置登録する位置登録部と、
    前記基地局が、前記位置登録部により位置登録された前記携帯通信端末へ、第3制御信号を送信する第3送信部と、
    前記携帯通信端末が、前記第3制御信号を受信したことに応じて、前記無線通信のチャネルを前記基地局へ切り替えるチャネル制御部と、を備える無線通信システム。
  2. 前記基地局が、前記位置登録部により過去に位置登録された携帯通信端末の前記識別データの履歴を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記位置登録部は、前記携帯通信端末から受信した前記第2制御信号に含まれる前記識別データが前記履歴に存在する場合に、前記所定回数を少なく設定する請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 基地局と、
    前記基地局から所定の制御信号を受信したことに応じて、当該基地局と無線通信を開始する携帯通信端末と、を有する無線通信システムであって、
    前記基地局が、当該基地局の無線通信エリアにおいて、第1制御信号を複数回、前記携帯通信端末へ送信する第1送信部と、
    前記携帯通信端末が、前記第1制御信号を受信したことに応じて、当該携帯通信端末を識別する識別データを含む第2制御信号を、前記基地局へ送信する第2送信部と、
    前記基地局が、前記携帯通信端末から前記第2制御信号を所定時間以上、連続して受信した場合に、前記識別データに基づいて当該携帯通信端末を位置登録する位置登録部と、
    前記基地局が、前記位置登録部により位置登録された前記携帯通信端末へ、第3制御信号を送信する第3送信部と、
    前記携帯通信端末が、前記第3制御信号を受信したことに応じて、前記無線通信のチャネルを前記基地局へ切り替えるチャネル制御部と、を備える無線通信システム。
  4. 前記基地局が、前記位置登録部により過去に位置登録された携帯通信端末の前記識別データの履歴を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記位置登録部は、前記携帯通信端末から受信した前記第2制御信号に含まれる前記識別データが前記履歴に存在する場合に、前記所定時間を短く設定する請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記位置登録部は、前記第2制御信号の電界強度が相対的に強い携帯通信端末を優先して位置登録する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  6. 前記位置登録部は、前記携帯通信端末から連続して受信した複数の前記第2制御信号の電界強度の変動量が所定以下である場合に、当該携帯通信端末を位置登録する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 前記基地局は、移動体に設けられており、
    前記移動体が移動しているか否かを検知する検知部をさらに備え、
    前記位置登録部は、前記検知部により前記移動体が移動していると検知された場合に、前記携帯通信端末を位置登録し、移動していないと検知された場合に、前記携帯通信端末を位置登録しない請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  8. 前記第1送信部は、前記検知部により前記移動体が移動していると検知された場合に、前記第1制御信号を前記携帯通信端末へ送信し、移動していないと検知された場合に、前記第1制御信号を送信しない請求項7に記載の無線通信システム。
  9. 基地局と携帯通信端末との間で無線通信を開始する無線通信方法であって、
    前記基地局が、当該基地局の無線通信エリアにおいて、第1制御信号を複数回、前記携帯通信端末へ送信する第1送信ステップと、
    前記携帯通信端末が、前記第1制御信号を受信したことに応じて、当該携帯通信端末を識別する識別データを含む第2制御信号を、前記基地局へ送信する第2送信ステップと、
    前記基地局が、前記携帯通信端末から前記第2制御信号を所定回数以上、連続して受信した場合に、前記識別データに基づいて当該携帯通信端末を位置登録する位置登録ステップと、
    前記基地局が、前記位置登録ステップにより位置登録された前記携帯通信端末へ、第3制御信号を送信する第3送信ステップと、
    前記携帯通信端末が、前記第3制御信号を受信したことに応じて、前記無線通信のチャネルを前記基地局へ切り替えるチャネル制御ステップと、を含む無線通信方法。
  10. 基地局から所定の制御信号を受信したことに応じて、当該基地局と無線通信を開始する携帯通信端末であって、
    前記基地局の無線通信エリアにおいて送信されている第1制御信号を受信する度に、当該第1制御信号に応じて、前記携帯通信端末を識別する識別データを含む第2制御信号を、前記基地局へ送信する送信部と、
    前記基地局が前記第2制御信号を所定回数以上、連続して受信した場合に、前記識別データに基づいて送信された第3制御信号を受信したことに応じて、前記無線通信のチャネルを前記基地局へ切り替えるチャネル制御部と、を備える携帯通信端末。
  11. 第1無線通信エリアを有する第1基地局と、
    前記第1無線通信エリアよりも狭い第2無線通信エリアを有し、移動体に設けられて当該移動体の移動に伴い移動する第2基地局と、
    前記第1無線通信エリア内で前記第1基地局と又は前記第2無線通信エリア内で前記第2基地局と無線通信を行う携帯通信端末と、を有する無線通信システムであって、
    前記第2基地局が、前記第2無線通信エリアにおいて、第1制御信号を複数回、前記携帯通信端末へ送信する第1送信部と、
    前記携帯通信端末が、前記第1制御信号を受信したことに応じて、当該携帯通信端末を識別する識別データを含む第2制御信号を、前記第2基地局へ送信する第2送信部と、
    前記第2基地局が、前記携帯通信端末から前記第2制御信号を所定回数以上、連続して受信した場合に、前記識別データに基づいて当該携帯通信端末を位置登録する位置登録部と、
    前記第2基地局が、前記位置登録部により位置登録された前記携帯通信端末へ、第3制御信号を送信する第3送信部と、
    前記携帯通信端末が前記第1基地局と前記無線通信を行っている場合に、前記第3制御信号を受信したことに応じて、前記無線通信のチャネルを前記第1基地局から前記第2基地局へ切り替えるチャネル制御部と、を備える無線通信システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013157859A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Nec Corp 位置登録処理装置、移動通信システム、位置登録制御方法及びプログラム
JP2013157857A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Nec Corp 基地局、移動通信システム、位置登録制御方法及びプログラム
JP2015159476A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 日本電気通信システム株式会社 交換機、通信システム、通信方法及びプログラム

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