JP2011114025A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

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佳裕 野口
Yoshihiro Okada
吉弘 岡田
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Abstract

【課題】画素が微細化した固体撮像装置において、光の波長毎に光導波路を最適化する。
【解決手段】固体撮像装置100は、表面部に第1受光部105及び第2受光部155を備える半導体基板200と、半導体基板200上に設けられた絶縁膜207と、絶縁膜207上で且つ第1受光部105上方に形成され、第1の波長の光を透過させる第1カラーフィルタ213と、絶縁膜207上で且つ第2受光部155上方に形成され、第1の波長よりも短い第2の波長の光を透過させる第2カラーフィルタ263と、第1受光部105上方部分の絶縁膜207に不純物が含まれた第1高屈折率領域214と、第2受光部155上方部分の絶縁膜207に不純物が含まれた第2高屈折率領域264とを備える。第1高屈折率領域214と、第2高屈折率領域264とは、それぞれに含まれる不純物の元素及び濃度分布の少なくとも一方が異なる。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体撮像装置及びその製造方法に関し、特に、受光部の上に光導波路を設けた固体撮像装置及びその製造方法に関する。
近年、固体撮像装置の高集積化、高機能化及び高速化の要求により、固体撮像装置の画素の微細化が行われている。しかし、画素を微細化すると受光部に入射する光が少なくなってしまい感度が低下する。
そこで、できる限り多くの光を受光部に導くために、例えば特許文献1のように、固体撮像装置に光導波路を設ける技術が提案されている。該技術について、以下に、図10を参照して説明する。
図10に示すように、特許文献1の固体撮像装置は、半導体基板24を用いて形成されている。素子分離絶縁膜13により区画された半導体基板24上部に受光部11が設けられ、その上をゲート絶縁膜12が覆っている。ゲート絶縁膜12上には、ストッパSiN膜14、転送ゲート16、配線17及び導電プラグ18を含む絶縁膜15が設けられている。絶縁膜15上にはパッシベーション膜20、平坦化膜21、カラーフィルタ22が順に積層され、その上にはオンチップレンズ23が設けられている。
また、受光部11上方において、絶縁膜15に埋め込まれるように、導波路領域19が形成されている。導波路領域19は、絶縁膜15よりも屈折率が高い光透過性材料によって構成されている。
オンチップレンズ23から導波路領域19に入射した可視光は、導波路領域19と絶縁膜15との界面において全反射を繰り返し、受光部11に入射する。ここで、導波路領域19をテーパー形状とすることにより、更に効率良く入射光を受光部11に導くことが提案されている。
特開2004−221532号公報
しかしながら、特許文献1に記載された固体撮像装置のような、絶縁膜の開口部に該絶縁膜よりも屈折率が高い光透過性材料が埋め込まれた光導波路には、次のような課題がある。つまり、微細が進行して開口部が狭くなると、屈折率の高い光透過性材料を開口部に埋め込むことが困難になり、光導波路にボイド等が発生するという課題である。
また、製造工程においても、開口部の形成工程及び埋め込み工程が増えるため、工数が多くなるという課題がある。
また、異なる波長に対応する画素をそれぞれ有する固体撮像装置の場合、特定の波長に対応する画素以外の画素において感度が低下してしまう場合があった。
また、従来構造においては、導波路に導かれた入射光が、導波路開口部と受光部との界面において反射されてしまい、その結果として感度が低下する場合があった。特に、微細化が進むと取り扱う光の量が小さくなるため、反射波の発生を抑制することは重要である。ここで、反射波の発生を抑制するためには、導波路と受光部の間に反射防止膜を形成する方法が実用化されている。しかしながら、この方法によると、導波路形成前に、別途、反射防止膜を形成する工程が必要である。
以上を鑑み、本発明の目的は、微細化の進行に伴うボイドの発生を避けながら、各波長に応じた最適な光導波路を備える固体撮像装置と、工数の増加を抑制できる前記固体撮像装置の製造方法とを提供することである。
前記の目的を達成するため、本願発明者らは、次のような検討を行なった。
まず、特定の波長に対応する画素以外の画素において感度が低下する要因として、回折、干渉等の物理現象を挙げることができる。本来、光は直進する性質を有しているが、微小開口部に光を入射すると、光の一部は直進せず、開口部外側に回りこむ場合がある。この現象を回折と呼び、一般に、微小開口部の開口幅dと波長λの間に、d<λの関係が成り立つとき、明瞭な回折現象が観測される。
ここで、導波路を有する固体撮像装置においては、導波路から受光部まで損失なく光が伝達される必要がある。しかし、画素の微細化の進行により、導波路の開口幅が可視光波長の領域にまで縮小されると、導波路の開口から受光部までの間において回折等による損失が発生し、結果として固体撮像装置の感度が低下する場合がある。
例えば、波長650nm程度の光を透過するRed フィルタ、波長550nm程度の光を透過するGreen フィルタ、波長450nm程度の光を透過するBlueフィルタを有する固体撮像装置を考える。このような固体撮像装置において、微細化により導波路の開口幅が550nm程度になると、従来の構造の場合には、開口幅がカラーフィルタの色に関わらず一律であるため、波長の長いRed 光については回折が発生してしまう。つまり、Red 光の回折成分を低減するためには、前記開口幅を広げる必要がある。
その一方、d≧λの領域においては、開口幅dが狭いほど斜め光成分によるノイズ成分を抑制することができる。よって、波長の短いBlue光については、開口幅を狭くした方がよい場合もある。
同様に、受光部から導波路までの高さについても、波長ごとに最適値があり、相対的に波長が長いほど高さを低くする方が良い。これは、回折光成分を抑制できるためである。
以上のとおり、画素を微細化すると受光部に入射する光が少なくなるため、S/N比を向上するには、導波路の開口幅および高さを波長ごとに最適化することが望まれる。
そこで、本発明に係る固体撮像装置は、半導体基板の表面部に設けられた第1受光部及び第2受光部と、第1受光部及び第2受光部上を含む半導体基板上に設けられた絶縁膜と、絶縁膜上で且つ第1受光部上方に形成され、第1の波長の光を透過させる第1カラーフィルタと、絶縁膜上で且つ第2受光部上方に形成され、第1の波長よりも短い第2の波長の光を透過させる第2カラーフィルタと、第1受光部上方部分の絶縁膜に不純物が含まれた第1高屈折率領域と、第2受光部上方部分の絶縁膜に不純物が含まれた第2高屈折率領域とを備え、第1高屈折率領域と、第2高屈折率領域とは、それぞれに含まれる不純物の元素及び濃度分布の少なくとも一方が異なる。
本発明の固体撮像装置によると、絶縁膜に不純物を含有させることにより高屈折率領域を構成し、光導波路としている。このため、絶縁膜よりも屈折率の高い光透過性材料を開口部に埋め込むことは不要である。よって、ボイドの発生とそれによる特性の劣化を避けながら、画素の微細化を進めることができる。
また、第1高屈折率領域と第2高屈折率領域とは元素及び濃度分布の少なくとも一方が異なり、光導波路としての形状、屈折率等が異なる。このため、第1カラーフィルタ及び第2カラーフィルタによって主に透過された互いに波長の異なる光に対し、それぞれ開口幅、高さを最適化することができ、回折、干渉等の物理現象による感度低下を低減・回避することができる。
尚、第1カラーフィルタ上で且つ第1受光部上方と、第2カラーフィルタ上で且つ第2受光部上方とに形成されたマイクロレンズを更に備えることが好ましい。
これにより、第1受光部及び第2受光部により多くの光を入射させることができ、固体撮像装置の感度を向上することができる。
また、第1高屈折率領域と、第2高屈折率領域とは、それぞれに含まれる不純物の濃度分布が異なることが好ましい。
また、半導体基板の主面方向に関し、第1高屈折率領域の不純物分布幅は、第2高屈折率領域の不純物分布幅よりも広いことが好ましい。
また、第1高屈折率領域と、第2高屈折率領域とは、互いに異なる元素を不純物として含んでいることが好ましい。
第1高屈折率領域と第2高屈折率領域との違いとして、このようになっていても良い。
また、第1受光部の上面から第1高屈折率領域の底面までの距離は、第2受光部の上面から第2高屈折率領域の底面までの距離よりも小さいことが好ましい。
受光部の上面と高屈折率領域の底面との間に距離を置くことにより、回折光及び斜め光の発生を抑制して受光部に入射する光を増加し、固体撮像装置の感度を向上することができる。ここで、対応する光の波長が長いほど前記距離を小さくすることで回折光を抑制できる。よって、第1の波長よりも第2の波長の方が短いのであるから、第1受光部上における前記距離を第2受光部上における前記距離よりも小さくするのがよい。
また、第1高屈折率領域及び第2高屈折率領域の少なくとも一方は、複数の異なる高屈折率領域が積層された構造を有することが好ましい。
このようにすると、界面にて発生する反射波による損失を低減することができる。つまり、高屈折率領域と受光部との屈折率の差が大きい場合、これらの界面において反射波が発生しやすい。そこで、高屈折率領域を2層の積層構造とすると共に、積層構造の下側の高屈折率領域について、上側の高屈折率領域と受光部との中間の屈折率(絶対屈折率)を有するようにする。これにより、屈折率の差を低減し、反射波を低減することができる。
次に、本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、半導体基板の表面部に、第1受光部及び第2受光部を形成する工程(a)と、第1受光部及び第2受光部上を含む半導体基板上に、絶縁膜を形成する工程(b)と、第1受光部上方部分の絶縁膜に不純物を導入し、第1高屈折率領域を形成すると共に、第2受光部上方部分の絶縁膜に不純物を導入し、第2高屈折率領域を形成する工程(c)と、工程(c)の後に、絶縁膜上で且つ第1受光部上方に、第1の波長の光を透過させる第1カラーフィルタを形成すると共に、絶縁膜上で且つ第2受光部上方に、第1の波長よりも短い第2の波長の光を透過させる第2カラーフィルタを形成する工程(d)とを備え、第1高屈折率領域と、第2高屈折率領域とは、それぞれに含まれる不純物の元素及び濃度分布の少なくとも一方が異なる。
本発明の固体撮像装置の製造方法によると、絶縁膜に不純物を導入することにより光導波路となる高屈折率領域を形成するため、開口部に光透過性材料を埋め込む従来の方法とは異なり、ボイドの発生を避けることができる。よって、ボイドによる特性劣化を避けながら、更に画素の微細化した固体撮像装置を製造することができる。また、絶縁膜へのエッチング等による開口部形成、埋め込み、平坦化等の従来の光導波路を形成するための工程が不要となるため、工程数を削減し、大幅なコストダウンを図ることができる。
尚、工程(d)の後に、第1カラーフィルタ上で且つ第1受光部上方と、第2カラーフィルタ上で且つ第2受光部上方とにマイクロレンズを設ける工程(e)を更に備えることが好ましい。
これにより、受光部に入射する光を増加させるマイクロレンズを備え、感度の向上した固体撮像装置を製造することができる。
また、工程(c)において、第1高屈折率領域に含まれる不純物の濃度分布と、第2高屈折率領域に含まれる不純物の濃度分布とが異なるようにすることが好ましい。
また、工程(c)において、半導体基板の主面方向に関し、第1高屈折率領域の不純物分布幅を、第2高屈折率領域の不純物分布幅よりも広くすることが好ましい。
また、工程(c)において、第1受光部の上面から第1高屈折率領域の底面までの距離を、第2受光部の上面から第2高屈折率領域の底面までの距離よりも小さくすることが好ましい。
また、第1高屈折率領域の下方に第3高屈折率領域を形成する工程と、第2高屈折率領域の下方に第4高屈折率領域を形成する工程とを更に備えることが好ましい。
また、工程(c)において、第1高屈折率領域と、第2高屈折率領域とに対し、互いに異なる元素を不純物として導入することが好ましい。
第1高屈折率領域と第2高屈折率領域との違いを得るために、以上のような方法を取ることができる。このように、絶縁膜に導入する不純物のプロファイルを設定することにより、各高屈折率領域中の任意の領域において屈折率を変化させることができる。従来、光導波路と受光部との界面において発生する反射波を抑制するため、個別の工程を追加して反射防止膜を形成することが行なわれていた。これに対し、本発明の方法によると、不純物プロファイルの設定によって反射防止膜としての機能を設けることも可能である。
本発明の固体撮像装置及びその製造方法によると、ボイドの発生を防ぎながら高屈折率領域を設けることができ、ボイドによる特性劣化無く画素の微細化を進めることができる。また、波長の違いに応じて高屈折率領域の構成を設定することができ、干渉・回折等に起因する特性劣化を避けることもできる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る例示的固体撮像装置の全体構成を模式的に表す図である。 図2は、図1の固体撮像装置の要部断面を模式的に示す図である。 図3は、図1の固体撮像装置の製造方法を説明する図である。 図4は、図3に続いて、図1の固体撮像装置の製造方法を説明する図である。 図5は、図4に続いて、図1の固体撮像装置の製造方法を説明する図である。 図6(a)〜(c)は、図1の固体撮像装置が備える高屈折率領域について説明する図である。 図7は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る例示的固体撮像装置の要部断面を模式的に示す図である。 図8は、本発明の第2の実施形態に係る例示的固体撮像装置の要部断面を模式的に示す図である。 図9は、本発明の第3の実施形態に係る例示的固体撮像装置の要部断面を模式的に示す図である。 図10は、従来の固体撮像装置について示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。尚、各実施の形態については、本発明に係る固体撮像装置の構成及びその作用・効果をわかりやすく説明するための一例とするものであって、本発明は、その要旨とする部分以外について例示内容に限定を受けるものではない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の例示的固体撮像装置100及びその製造方法について、以下に説明する。図1は、固体撮像装置100の要部の平面構成を模式的に示す図である。
図1に示すように、固体撮像装置100は、マトリクス状にそれぞれ複数配置された第1の画素101及び第2の画素151と、Rowデコーダ103及びColumnデコーダ104とを備える。
第1の画素101は、被写界の光を電気信号に変換する第1受光部105と、第1受光部105にて変換された電気信号を画素外部に出力する第1回路部106とを有する。第2の画素151も第1の画素101と同様の構成であり、第2受光部155と、第2回路部156とを有する。
図1には示していないが、第1の画素101上方には、主に第1の波長の光を透過する(つまり、第1の波長の光を中心とした所定の波長帯の光を透過する)ための第1カラーフィルタが形成されている。同様に、第2の画素151上方には、主に第2の波長の光を透過する(第2の波長の光を中心とした所定の波長帯の光を透過する)ための第2カラーフィルタが形成されている。第1の波長と第2の波長とは異なる場合が多く、一般的な原色フィルタの場合の波長を例示すると、450nm、550nm、650nm等である。
尚、第1の波長と第2の波長とは同一であっても良いが、本実施形態では異なると想定して説明する。また、一例としてCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )型の固体撮像装置を説明しているが、これには限らず、例えばインターライン(IT)−CCD(Charge Coupled Device)型固体撮像装置等であっても良い。
次に、図2は、固体撮像装置100の断面図であり、第1の画素101及び第2の画素151の断面を模式的に示している。図2に示す通り、固体撮像装置100は、半導体基板200を用いて形成されている。第1の画素101において、半導体基板200表面の素子分離部絶縁膜206によって区画された範囲内に第1受光部105が設けられ、その上には表面P型層204が設けられている。更に、表面P型層204上及び半導体基板200上を覆うようにゲート絶縁膜205が設けられている。
ゲート絶縁膜205及び素子分離部絶縁膜206上には、絶縁膜207が設けられている。絶縁膜207は、例えばNSG(NonDoped Silicate Glass )膜から形成されているが、これには限らない。光透過性を有する膜であれば使用可能であり、例えば、燐、フッ素及びボロンのうちの少なくとも一つをドープしたシリコン酸化膜を用いることもできる。
絶縁膜207の内部には、転送ゲート208、配線209、導電プラグ210、配線209に使用した金属材料が拡散するのを防ぐ拡散防止膜211、第1高屈折率領域214が設けられている。絶縁膜207上には、パッシベーション膜220及び平坦化膜221、第1カラーフィルタ213が順に積層され、更にその上に第1マイクロレンズ212が形成されている。被写界の光は、第1マイクロレンズ212によって集光され、第1カラーフィルタ213により主に第1の波長の光が透過されて、更に第1高屈折率領域214に入射する。ここで、第1高屈折率領域214は、絶縁膜207に対して相対的に屈折率が高い領域である。
第1高屈折率領域214は、第1受光部105の上方で且つ第1マイクロレンズ212の下方の領域に位置しており、絶縁膜207に不純物イオンが導入された構成を有する。一例として不純物イオンにアルゴンを用いる場合、アルゴンのドーズ量を1×1011atoms/cm2 から1×1014atoms/cm2 まで変化させると、当該領域の屈折率はアルゴン導入前の1.55から、アルゴン導入後の1.63に変化する。
このような構造において、第1高屈折率領域214に光が入射すると、絶縁膜207と第1高屈折率領域214との界面では、屈折率の違いから全反射が起る。このため、入射光は損失無く第1受光部105に到達することができる。つまり、第1高屈折率領域214は、光導波路として機能する。
尚、転送ゲート208、配線209、導電プラグ210及び拡散防止膜211は、図1における第1回路部106に相当し、第1受光部105にて光電変換された電気信号を第1の画素101の外部に出力する機能を有する。拡散防止膜211については、図2のように均一に形成されていても良いが、必須ではない。
次に、第2の画素151について説明する。第2の画素151は、第1の画素101と同様の構成であり、第2受光部155、第2高屈折率領域264、第2カラーフィルタ263、第2マイクロレンズ262等を有する。第1の画素101と同一の構成要素については、第2の画素151において同じ符号を用いることにより詳しい説明を省略する。
また、被写界の光は、第2マイクロレンズ262によって集光され、第2カラーフィルタ263により主に第2の波長の光が透過されて、更に第2高屈折率領域264に入射する。第1の画素101の場合と同様、絶縁膜207よりも屈折率が高いことから、第2高屈折率領域264が光導波路として機能する。
以上の通り、第1の画素101と第2の画素151とは同様の構造を有しており、第1高屈折率領域214及び第2高屈折率領域264の構成が相違している。相違点については、後により詳しく説明する。
次に、固体撮像装置100の製造方法について、その工程を示す断面図である図3、図4及び図5を参照して説明する。製造工程は、絶縁膜207の形成後、高屈折率領域を決定するレジスト塗布工程と、絶縁膜207に不純物を導入する工程と、不純物の濃度分布を一様にする熱処理工程との3つに分けて考えることができる。
図3に示すレジスト塗布工程について説明する。まず、公知の各種技術を用いて、絶縁膜207を形成するまでの工程を行なう。その後、CMP(Chemical Mechanical Polishing )法等を用いて絶縁膜207の上面を平坦化する。
次に、絶縁膜207上に、フォトリソグラフィ技術を用いて、第1レジスト開口301及び第2レジスト開口302を有するレジスト303を形成する。ここで、第1レジスト開口301は、第1受光部105上方に配置すると共に、形成するべき第1高屈折率領域214の寸法及び形状に対応させる。同様に、第2レジスト開口302は、第2受光部155の上方に配置すると共に、形成するべき第2高屈折率領域264の寸法及び形状に対応させる。ここでいう寸法とは半導体基板200の主面方向の寸法であり、形状とは固体撮像装置100を平面視した際の形状を意味している。
図3では、第1の画素101における第1レジスト開口301の寸法と、第2の画素151における第2レジスト開口302の寸法とは異なっているが、同じであっても構わない。同じである場合、第1高屈折率領域214と第2高屈折率領域264とが同じ幅になる。
次に、図4に示す不純物導入の工程について説明する。レジスト303を塗布した後、レジスト303をマスクとして、絶縁膜207に不純物イオン400を注入する。この際、注入条件を変化させることにより、第1高屈折率領域214と第2高屈折率領域264とについて、深さ及び屈折率を制御することができる。
具体的には、注入時の加速エネルギーを増減することにより、高屈折率領域の深さを設定することができる。また、不純物のドーズ量を増減することにより、導入される不純物の濃度を設定し、それによって屈折率を設定することができる。この際、深い高屈折率領域を形成するためには、ドーズ量を一定にすると共に加速エネルギーを変化させた複数回の注入を行なうのが良い。例えば、ドーズ量をいずれも1×1014/cm2 とし、一回目の加速エネルギーを300keV、2回目の加速エネルギーを800keVとしてアルゴンの注入を行なう。
次に、図5に示す熱処理の工程について説明する。一般に、注入直後の不純物イオンの分布500には、ばらつきがある。このような分布を一様にするためには、レジスト303を除去した後に、熱処理を行なう。熱処理の条件は、不純物が十分に拡散、結合する温度及び時間であれば特に限定されない。一例を挙げると、150℃で300秒の熱処理とする。
例えば、図示の例では、不純物イオンの注入領域は深さ方向に3箇所あるため、熱拡散による不純物分布(つまり、高屈折率領域214又は264)は、図6(a)のようになる。但し、図6(a)は形状を強調して表している。また、熱拡散が十分に行なわれたとすると、図6(a)における不純物分布の丸みは解消し、図6(b)のようになる。
更に、以上では高屈折率領域の幅が一定である例を説明したが、これには限らない。例えば、図6(c)のように、光の入射側から受光部の側に向かって幅の狭くなるような形状等としても良い。これについても、イオン注入、熱処理等の条件設定により実現できる。
この後、図2に示すパッシベーション膜220、平坦化膜221、第1カラーフィルタ213及び第2カラーフィルタ263、第1マイクロレンズ212及び第2マイクロレンズ262等を順次形成する。以上の工程を含む製造方法により、固体撮像装置100を製造することができる。
従来では、絶縁膜に設けた開口部に対して光透過性材料を埋め込むことにより光導波路を形成していたため、埋め込みの不良によりボイドが発生していた。しかしながら、本実施形態の方法によると、絶縁膜207に不純物イオンを導入することにより第1高屈折率領域214及び第2高屈折率領域264を形成するため、ボイドの発生を避けることができる。このため、ボイド及びそれによる特性劣化を生じることなく画素の微細化を進めることができる。
また、不純物イオンの導入の際に、第1レジスト開口301及び第2レジスト開口302の寸法を設定し、不純物イオンが導入される領域を任意に設定することができる。これにより、カラーフィルタを透過する光の波長に合わせて導波路の形状を最適化することができる。
より具体的な例として、第1高屈折率領域214上方に設けられている第1カラーフィルタ213がRed フィルタであり、第2高屈折率領域264上方に設けられている第2カラーフィルタ263がBlueフィルタである場合を考える。この場合、第1カラーフィルタ213が主に透過する第1の波長(Red 光の波長)は、第2カラーフィルタが主に透過する第2の波長(Blue光の波長)よりも長い。
このような場合、図2に示すように、第1高屈折率領域214の幅231を、第2高屈折率領域264の幅281よりも広くする。尚、ここで言う幅とは、半導体基板200の主面方向の寸法である。
このようにすると、相対的に波長の長い第1の波長の光について、第1高屈折率領域214の幅231がより広くなっていることから、回折光の発生を抑制するために有利である。また、相対的に波長の短い第2の波長の光について、第2高屈折率領域264の幅281がより狭くなっていることから、斜め光成分によるノイズ成分を抑制するために有利である。このように、波長毎に高屈折率領域の幅及び高さを最適化し、S/N比を向上させることができる。尚、当然ながら、Red フィルタ及びBlueフィルタを用いる前記の例には限らず、他の種類のフィルタの組み合わせであっても良い。
特に、微細化が進行すると、取り扱う光の波長によっては、開口幅(高屈折率領域の幅)が波長よりも小さくなることも考えられる。そこで、扱う光の波長が相対的に長いほど、開口幅を広くすることにより、微細化の進行した固体撮像装置のS/N比を顕著に向上させることができる。
(第1の実施形態の変形例)
次に、第1の実施形態の変形例を説明する。図7は、本変形例の固体撮像装置700の構成を示す図である。ここで、固体撮像装置700の構成のうち、第1の実施形態の固体撮像装置100と共通の部分については同じ符号を用いることにより詳しい説明を省略し、相違点を主に説明する。
固体撮像装置700において、第2の画素151に設けられた第2高屈折率領域701の幅702が、第1の画素101に設けられた第1高屈折率領域214の幅231と等しい。また、第1高屈折率領域214と、第2高屈折率領域701とは、導入されている不純物の濃度及び元素の少なくとも一方が異なっている。
このように、使用する不純物の元素の違い、濃度の違い等により、第1高屈折率領域214の屈折率と第2高屈折率領域701の屈折率とは異なるようになる。具体的な元素及び濃度は、各高屈折率領域の寸法(高さ・径)等に応じて設定される。これにより、それぞれ所定のカラーフィルタを備え、対応する光の波長が異なる個々の画素に対し、それぞれ最適化することができる。固体撮像装置の微細化に伴い、屈折率の高い光透過性材料を開口部に埋め込む方法による光導波路の寸法の最適化が困難化している。これに比べると、不純物の種類・濃度による最適化は容易である。
例えば、色毎に屈折率を最適化することにより、高屈折率領域内における光伝播をシングルモードに近い状態として、高屈折率領域内における光の損失を最小限に抑えることができる。この結果、固体撮像層の感度を向上することができる。また、高屈折率領域からの光の浸み出しを減少させて、スミアを改善することも可能になる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態の例示的固体撮像装置800について、その構成を模式的に示す図8を用いて説明する。ここで、固体撮像装置800の構成のうち、第1の実施形態の固体撮像装置100と共通の部分については同じ符号を用いることにより詳しい説明を省略し、相違点を主に説明する。
固体撮像装置800において、第1の画素101に第1高屈折率領域801が設けられ、第2の画素151に第2高屈折率領域802が設けられている。第1高屈折率領域801は、第1受光部105上方の部分の絶縁膜207に不純物を導入することにより構成され、ゲート絶縁膜205から高さ803をもって第1受光部105に対向している。同様に、第2高屈折率領域802は、第2受光部155の上方の部分の絶縁膜207に不純物を導入することにより構成され、ゲート絶縁膜205から高さ804をもって第2受光部155に対向している。
ここで、第1カラーフィルタ213が主に透過する第1の波長は、第2カラーフィルタが主に透過する第2の波長よりも長い場合を考える。このとき、第1高屈折率領域801の高さ803を、第2高屈折率領域802の高さ804よりも低いようにすると、回折光を抑制して固体撮像装置800のS/N比を向上することができる。
つまり、光導波路の形成された高さ(受光部の上面から、高屈折率領域の底面までの距離)についても、回折の発生を避けるために、波長毎の最適値がある。ここで、波長が長いほど、光導波路の高さは低いことが望ましい。そこで、相対的に長い第1の波長の光に対応する第1高屈折率領域801について、その高さ803を第2高屈折率領域802の高さ804よりも低くする。これにより、回折光の発生を抑制することができる。
尚、本実施形態における第1高屈折率領域801及び第2の高屈折率領域802についても、図6(a)及び(b)に示した第1の実施形態の例と同様に、不純物の分布によって形成されている。但し、本実施形態の場合、不純物は、第1受光部105及び第2受光部155のそれぞれから所定の高さだけ離れて分布している
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態の例示的固体撮像装置900について、その構成を模式的に示す図9を用いて説明する。ここで、固体撮像装置900の構成のうち、第1の実施形態の固体撮像装置100と共通の部分については同じ符号を用いることにより詳しい説明を省略し、相違点を主に説明する。
図9に示すように、固体撮像装置900において、それぞれの画素に、いずれも2層の高屈折率領域が積層して形成されている。
つまり、第1受光部105上方にゲート絶縁膜205から所定の距離をもって第1高屈折率領域901が形成されていると共に、ゲート絶縁膜205と第1高屈折率領域901との間に第3高屈折率領域903が形成されている。ここで、第3高屈折率領域903の屈折率は、第1高屈折率領域901の屈折率よりも小さく、第1受光部105の屈折率よりも大きい。
同様に、第2受光部155の上方にゲート絶縁膜205から所定の距離をもって第2高屈折率領域902が形成されていると共に、ゲート絶縁膜205と第2高屈折率領域902との間に第4高屈折率領域904が形成されている。ここで、第4高屈折率領域904の屈折率は、第2高屈折率領域902の屈折率よりも小さく、第2受光部155の屈折率よりも大きい。
このようにすると、シリコン界面(表面P型層204と、ゲート絶縁膜205との界面)における光の反射を抑制し、固体撮像装置900の感度を向上することができる。これを以下に説明する。
固体撮像装置900において、ゲート絶縁膜205は非常に薄い膜(数十nmオーダー)であることから、ゲート絶縁膜205とシリコンと表面P型層204間の反射が支配的になっている。
第1高屈折率領域901がゲート絶縁膜205上に形成されている場合、屈折率の差が大きいために、前記シリコン界面において反射光を発生させやすい。
そこで、ゲート絶縁膜205と第1高屈折率域901と間に、これらの中間の屈折率を有する第3高屈折率領域903を形成する。これにより、屈折率の差を小さくすることができ、前記シリコン界面における光の反射を抑制できる。結果として受光部に取り込まれる入射光が増えるため、固体撮像装置900の感度が向上する。
第2の画素151においても同様に、第4高屈折率領域904を設けることにより、反射光を低減させて第2受光部155に入射する光を増やすことができ、固体撮像装置900の感度を向上することができる。
尚、第3高屈折率領域903及び第4高屈折率領域904についても、絶縁膜207に対する不純物の導入によって形成することができる。つまり、第1高屈折率領域901及び第2高屈折率領域902について、第3の実施形態の場合と同様に受光部の上面から所定の距離だけ離れて不純物を分布させることによりを形成する。これに加えて、第1高屈折率領域901及び第2高屈折率領域902よりも下方において高濃度になるように不純物を分布させることにより、第3高屈折率領域903及び第4高屈折率領域904を形成する。
このため、受光部上での反射光を低減する反射防止膜を設けるために製造工程を追加することは不要であり、工程数を削減することができる。
また、各実施形態の構成を組み合わせて使用することも可能である。つまり、互いに異なる幅を有し且つ受光部からの高さが異なる第1高屈折率領域及び第2高屈折率領域とする等も可能である。
以上説明したように、本発明によると、特性劣化を避けながら画素を微細化することができ、高集積化、高機能化及び高速化が進んだ固体撮像装置及びその製造方法としても有用である。
100 固体撮像装置
101 第1の画素
103 Rowデコーダ
104 Columnデコーダ
105 第1受光部
106 第1回路部
151 第2の画素
155 第2受光部
156 第2回路部
200 半導体基板
204 表面P型層
205 ゲート絶縁膜
206 素子分離部絶縁膜
207 絶縁膜
208 転送ゲート
209 配線
210 導電プラグ
211 拡散防止膜
212 第1マイクロレンズ
213 第1カラーフィルタ
214 第1高屈折率領域
220 パッシベーション膜
221 平坦化膜
231 幅
262 第2マイクロレンズ
263 第2カラーフィルタ
264 第2高屈折率領域
281 幅
301 第1レジスト開口
302 第2レジスト開口
303 レジスト
400 不純物イオン
500 不純物イオンの分布
700 固体撮像装置
701 第2高屈折率領域
702 幅
800 固体撮像装置
801 第1高屈折率領域
802 第2高屈折率領域
803 高さ
804 高さ
900 固体撮像装置
901 第1高屈折率領域
902 第2高屈折率領域
903 第3高屈折率領域
904 第4高屈折率領域

Claims (14)

  1. 半導体基板の表面部に設けられた第1受光部及び第2受光部と、
    前記第1受光部及び前記第2受光部上を含む前記半導体基板上に設けられた絶縁膜と、
    前記絶縁膜上で且つ前記第1受光部上方に形成され、第1の波長の光を透過させる第1カラーフィルタと、
    前記絶縁膜上で且つ前記第2受光部上方に形成され、前記第1の波長よりも短い第2の波長の光を透過させる第2カラーフィルタと、
    前記第1受光部上方部分の前記絶縁膜に不純物が含まれた第1高屈折率領域と、
    前記第2受光部上方部分の前記絶縁膜に不純物が含まれた第2高屈折率領域とを備え、
    前記第1高屈折率領域と、前記第2高屈折率領域とは、それぞれに含まれる不純物の元素及び濃度分布の少なくとも一方が異なることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1カラーフィルタ上で且つ前記第1受光部上方と、前記第2カラーフィルタ上で且つ前記第2受光部上方とに形成されたマイクロレンズを更に備えることを特徴とする固体撮像装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第1高屈折率領域と、前記第2高屈折率領域とは、それぞれに含まれる不純物の濃度分布が異なることを特徴とする固体撮像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つにおいて、
    前記半導体基板の主面方向に関し、前記第1高屈折率領域の不純物分布幅は、前記第2高屈折率領域の不純物分布幅よりも広いことを特徴とする固体撮像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つにおいて、
    前記第1受光部の上面から前記第1高屈折率領域の底面までの距離は、前記第2受光部の上面から前記第2高屈折率領域の底面までの距離よりも小さいことを特徴とする固体撮像装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つにおいて、
    前記第1高屈折率領域及び前記第2高屈折率領域の少なくとも一方は、複数の異なる高屈折率領域が積層された構造を有することを特徴とする固体撮像装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つにおいて、
    前記第1高屈折率領域と、前記第2高屈折率領域とは、互いに異なる元素を不純物として含んでいることを特徴とする固体撮像装置。
  8. 半導体基板の表面部に、第1受光部及び第2受光部を形成する工程(a)と、
    前記第1受光部及び前記第2受光部上を含む前記半導体基板上に、絶縁膜を形成する工程(b)と、
    前記第1受光部上方部分の前記絶縁膜に不純物を導入し、第1高屈折率領域を形成すると共に、前記第2受光部上方部分の前記絶縁膜に不純物を導入し、第2高屈折率領域を形成する工程(c)と、
    前記工程(c)の後に、前記絶縁膜上で且つ前記第1受光部上方に、第1の波長の光を透過させる第1カラーフィルタを形成すると共に、前記絶縁膜上で且つ前記第2受光部上方に、前記第1の波長よりも短い第2の波長の光を透過させる第2カラーフィルタを形成する工程(d)とを備え、
    前記第1高屈折率領域と、前記第2高屈折率領域とは、それぞれに含まれる不純物の元素及び濃度分布の少なくとも一方が異なることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  9. 請求項8において、
    前記工程(d)の後に、前記第1カラーフィルタ上で且つ前記第1受光部上方と、前記第2カラーフィルタ上で且つ前記第2受光部上方とにマイクロレンズを設ける工程(e)を更に備えることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  10. 請求項8又は9において、
    前記工程(c)において、前記第1高屈折率領域に含まれる不純物の濃度分布と、前記第2高屈折率領域に含まれる不純物の濃度分布とが異なるようにすることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  11. 請求項8〜10のいずれか一つにおいて、
    前記工程(c)において、前記半導体基板の主面方向に関し、前記第1高屈折率領域の不純物分布幅を、前記第2高屈折率領域の不純物分布幅よりも広くすることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  12. 請求項8〜11のいずれか一つにおいて、
    前記工程(c)において、第1受光部の上面から前記第1高屈折率領域の底面までの距離を、前記第2受光部の上面から前記第2高屈折率領域の底面までの距離よりも小さくすることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  13. 請求項8〜12のいずれか一つにおいて、
    前記第1高屈折率領域の下方に第3高屈折率領域を形成する工程と、
    前記第2高屈折率領域の下方に第4高屈折率領域を形成する工程とを更に備えることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  14. 請求項8〜13のいずれか一つにおいて、
    前記工程(c)において、前記第1高屈折率領域と、前記第2高屈折率領域とに対し、互いに異なる元素を不純物として導入することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019097058A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 ブリルニクス インク 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、および電子機器

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