JP2011113429A - 医療情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】任意の診療項目の実施時期の間の関係を視覚的に容易に把握可能とする。
【解決手段】記憶部12は、医療機関における一患者一回の入院から退院までを単位とした診療実績情報から取得され少なくとも診療項目およびその実施時が対応づけられた診療データを記憶する。医療情報処理部10の間隔算出手段100は、記憶部12に記憶された診療データについて、入力部14を用いてユーザが選択した基準診療項目の実施時から、その他の診療項目それぞれの実施時までの時間間隔を算出する。表示制御手段108は、複数の診療データのそれぞれにおける基準診療項目とその他の診療項目それぞれとの前記時間間隔を視認可能にしつつ、基準診療項目の実施時を基準に合致させて複数の診療データを表示部16に並列表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療情報処理装置およびプログラムに関する。
従来、医療機関にて実施された診療項目をデータベース化して医療関係者に情報提供する技術が知られている。例えば特許文献1には、電子カルテ入力/参照システムと電子カルテ分析システムを連動させて分析データの解釈を支援するシステムにおいて、横軸に入院からの経過時間、縦軸に医療サービスを取り、各セルに医療サービスの実施回数等を色調で表す技術が開示されている。
また、特許文献2には、3次元に抽象したプロセスデータを可視化する際に、選択された患者群に適用された診療行為の時間経過を、入院からの経過日数を示す軸上に表示させて比較可能とする技術が開示されている。
特開2004−133826号公報 特開2002−123530号公報
しかしながら、各患者に対して実施した診療項目について、各患者の入院日を基準として時系列で並列表示した場合、特定の診療項目の実施時期と他の診療項目の実施時期との間の関係を視覚的に把握することが困難である。
本発明は、実際に行われた診療項目に関し、任意の診療項目の実施時期の間の関係を視覚的に容易に把握可能とする医療情報処理装置およびプログラムを提供することである。
本発明の一態様の医療情報処理装置は、医療機関における一患者一回の入院から退院までを単位とした診療実績情報から取得され少なくとも診療項目およびその実施時が対応づけられた診療データを記憶した記憶部と、前記診療項目のうち基準診療項目を選択するための利用者入力を受け付ける入力部と、前記選択された基準診療項目の実施時とその他の診療項目の実施時との間の関係を表示部に表示させる医療情報処理部と、を備え、前記医療情報処理部は、前記診療データについて、前記基準診療項目の実施時とその他の診療項目それぞれの実施時との間の時間間隔を算出する間隔算出手段と、前記基準診療項目の実施時を基準として合致させて前記複数の診療データを、前記時間間隔を視認可能にしつつ、前記表示部に並列表示させる表示制御手段と、を有する、ことを特徴とした医療情報処理装置である。
本発明の一態様において、前記入力部は、前記その他の診療項目のうちの1以上の診療項目を選択する利用者の入力を更に受け付け、前記表示制御手段は、前記選択されたその他の診療項目についてのみ前記表示部に表示させる処理を行うものであってよい。
本発明の一態様において、前記医療情報処理部は、前記記憶部に記憶された診療データのうち標準化したい傷病等に関する診療データの総数に対する診療項目ごとの出現率を算出する出現率算出手段を更に有し、前記表示制御手段は、前記出現率算出手段にて算出した出現率が予め設定された第一閾値以上である診療項目を前記その他の診療項目とするものであってよい。
本発明の一態様において、前記医療情報処理部は、前記診療データごとに、入院時から各診療項目の実施時までの経過時間を算出する経過時間算出手段と、前記診療項目ごとに、前記経過時間の標準偏差を算出する標準偏差算出手段と、を更に有し、前記表示制御手段において、前記第一閾値が標準化してもよい程度の予め設定された値であり、かつ、前記標準偏差算出手段にて算出した標準偏差が標準的な診療の実施タイミングであると推定可能な値として予め設定された第二閾値以下である診療項目を前記その他の診療項目とするものであってよい。
本発明の一態様のプログラムは、コンピュータに、医療機関における一患者一回の入院から退院までを単位とした診療実績情報から取得され少なくとも診療項目およびその実施時が対応づけられた診療データを記憶した記憶部を参照させ、入力部を介して、前記診療項目のうち基準診療項目を選択するための利用者入力を受け付ける受付ステップと、前記記憶部に記憶された診療データについて、前記受付ステップで選択された基準診療項目の実施時とその他の診療項目それぞれの実施時との間の時間間隔を算出する間隔算出ステップと、前記基準診療項目の実施時を基準として合致させて前記診療データを、前記時間間隔を視認可能にしつつ、表示部に並列表示させる表示制御ステップと、を実行させる、プログラムである。
本発明によると、実際に行われた診療項目に関し、任意の診療項目の実施時期の間の関係を視覚的に容易に把握可能となる。
医療情報処理装置の概略構成の例を示すブロック図である。 記憶部に記憶される診療データの内容の例を示す図である。 間隔算出手段により算出される、基準診療項目の実施時と対象診療項目の実施時との間の時間間隔の例を示す図である。 経過時間算出手段により算出される、入院時から各診療項目の実施時までの経過時間の例を示す図である。 診療項目ごとに算出される、入院時からの経過時間の標準偏差および出現率の例を示す図である。 表示部における診療データの表示態様の例を示す図である。 医療情報処理装置が行う処理の手順の例を示すフローチャートである。 診療項目選択処理の手順の例を示すフローチャートである。 入院時を基準として診療データを表示させた場合の例を示す図である。
図1に、本発明の一実施形態による医療情報処理装置の概略構成の例を示す。図1の医療情報処理装置1は、医療情報処理部10、記憶部12、入力部14、および表示部16を備える。
医療情報処理部10は、記憶部12に記憶された診療データを用いた処理を行う。医療情報処理部10の詳細は後述する。
記憶部12は、医療機関の医療情報システム等(図示せず)において記録された診療実績情報から取得される診療データを記憶する。記憶部12は、例えば、コンピュータのハードディスクや、各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体(例えば、CD、DVD、フラッシュメモリ)等により実現される。診療データは、一患者一回の入院から退院までを単位として、少なくともその入院期間で実施した診療項目およびその実施時を対応づけた情報である。
図2に、記憶部12に記憶される診療データの内容の例を示す。図2の表の1行は、1つの診療行為の実施履歴を表す。図2の表は、施設コード、データ識別番号、入院年月日、退院年月日、DPCコード、実施年月日、診療項目、および入院後回数の各項目を有する。施設コードは、診療データの基となる診療実績情報を記録した医療機関の施設の識別情報である。データ識別番号は、診療データの単位を識別するための番号である。図2の表において、同一のデータ識別番号を含む行は、同一の患者の一回の入院から退院までの間に実施された診療行為の情報を表す。データ識別番号として患者の識別情報を用いてもよい。入院年月日および退院年月日は、それぞれ、対応する患者が入院した年月日および退院した年月日を表す。このため、同一のデータ識別番号を含む行は、同一の入院年月日および退院年月日を含む。
DPCコードは、診療群分類(Diagnosis Procedure Combination, DPC)を表す番号であり、入院期間において最も資源を投入した傷病名、患者の年齢や手術の有無、重傷度等に基づいて決定される14桁の番号である。DPCは、入院医療費の包括支払制度における傷病の分類に用いられる。医療費の包括支払制度では、実際に行われた検査や投薬の回数に関わらず、DPCコードが表す診断群分類に応じて包括化された診療報酬が定められる。DPCによる医療費の包括支払制度に従う医療機関では、DPCコードを用いて、患者に対する診療の実績を管理する。よって、一患者一回の入院から退院までの診療実績情報から、診療データの一項目としてDPCコードを取得できる。
DPCでは、約2450の診断群分類が定義されており、DPCコードは、各診断群分類に割り当てられている。DPCコードの14桁の各桁は、左から順に以下の内容を表す。
・1〜2桁目
MDC(主要診断群,Major Diagnostic Category)2桁コード。MDCは、DPCを16のグループに分類したコードである(例:MDCの「01」は神経系疾患、「02」は「眼科系疾患」等)。
・3〜6桁目
最も医療資源を投入した傷病名の4桁分類コード。
・7桁目
入院目的。2006年4月改定より未使用。
・8桁目
特定の条件を表す。例えば、年齢条件、出生体重条件、JCS(Japan Coma Scale)条件(意識障害レベルの指標)、Burn Index条件(熱傷の重症度を判断する指標)、GAF(Global Assessment of Functioning)条件(心理的、社会的、職業的機能の全体的評価・尺度)。
・9〜10桁目
手術情報。
・11桁目
手術・処置等1の有無。
・12桁目
手術・処置等2の有無。
・13桁目
副傷病の有無。
・14桁目
重症度等の有無。
なお、各桁において、該当する情報が存在しない場合、数字の代わりに「該当なし」を表す「x」が設定される。例えば、7桁目は未使用であるため「x」とされる。
以上、DPCコードについて説明した。同一のDPCコードの診療データ群について後述の実施形態の処理を行うことで、同一症例において実施された診療項目に関する情報をユーザに提供できる。
図2の表の実施年月日は、対応する診療項目の診療行為を実施した年月日を表す。診療項目は、実施された診療行為を表す。入院後回数は、対応する実施年月日および診療項目の診療行為の実施が入院後何回目であるかを表す。
なお、診療データの項目は、図2に例示する項目だけでなく、診療報酬の算定に必要な各種の情報を表す項目をさらに含んでいてもよい。
再び図1を参照し、入力部14は、ユーザの入力を受け付けて医療情報処理部10に渡す。ユーザは、入力部14を用いて医療情報処理装置1に対する各種の指示を入力する。入力部14は、キーボードやマウス、タッチパネル等の入力装置により実現される。
表示部16は、医療情報処理部10の処理結果を表示する。表示部16は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイ等の表示装置により実現される。
医療情報処理部10は、間隔算出手段100、出現率算出手段102、経過時間算出手段104、標準偏差算出手段106、および表示制御手段108を備える。医療情報処理部10は、コンピュータのCPU(Central Processing Unit、中央演算装置)等により実現される。例えば、図示しない記憶装置に後述の各手段による処理の手順を記述したプログラムを記憶させておき、このプログラムをCPUにおいて記憶装置から読み出して実行させることで、CPUを医療情報処理部10として機能させることができる。
間隔算出手段100は、記憶部12に記憶された診療データごとに、ユーザが選択した基準診療項目の実施時とその他の診療項目それぞれの実施時との間の時間間隔を算出する。基準診療項目は、記憶部12に記憶された診療データに含まれる診療項目の中から、入力部14を用いてユーザにより選択される。時間間隔は、各診療データにおける基準診療項目の実施年月日と、当該診療データに含まれる他の各診療項目の実施年月日と、の間の時間間隔を求めることで算出できる。なお、本例では、基準診療項目の後にその他の診療項目が実施されていれば、時間間隔の値を正値とし、基準診療項目の前にその他の診療項目が実施されていれば、時間間隔の値を負値とする。算出された時間間隔は、該当する診療項目に対応づけられて記憶部12に登録される。間隔算出手段100は、図2の例の表においてその他の診療項目を表す各行に対して、基準診療項目の実施時との間の時間間隔を算出することになる。
図3に、記憶部12に登録される、基準診療項目の実施時との間の時間間隔のテーブルの例を示す。図3の表は、データ識別番号、DPCコード、基準診療項目、対象診療項目、および時間間隔の各項目を含む。このうち、「基準診療項目」は、ユーザにより基準診療項目として選択された診療項目であり、間隔算出手段100による時間間隔の算出の基準となった診療項目である。図3の表は、基準診療項目として「手術」が選択された場合の例である。「対象診療項目」は、間隔算出手段100の処理の対象の診療項目であり、診療データ中の各診療項目に対応する。図3では、「対象診療項目」の値は、診療データ中の診療項目および入院後回数を表す情報を含む。「時間間隔」は、「対象診療項目」について間隔算出手段100が算出した基準診療項目の実施時からの時間間隔である。例えば図3の表の行aは、ある診療データにおいて基準診療項目「手術」の実施時から時間間隔「5日」後に対象診療項目「CT検査(1回目)」が実施されたことを表す。「データ識別番号」および「DPCコード」については上記ですでに説明した、各レコードの基となった診療データと同一のデータである。
再び図1を参照し、出現率算出手段102は、記憶部12に記憶された診療データの総数に対する診療項目ごとの出現率を算出する。あるいは、記憶部12に記憶された診療データのうち処理対象として選択された診療データの総数に対して、診療項目ごとの出現率を算出してもよい。例えば、DPCコードが「010060x097x3xx」の診療データが処理対象として選択された場合であって分析対象の診療データの総数が100である場合に、診療項目「注射01」を含む診療データが90存在すると、診療項目「注射01」の出現率は90%となる。また、同一の診療項目に関し、入院後回数が異なるものを区別して出現率を求めてもよい。例えば、処理対象の診療データの総数が100である場合に、ある診療項目「検査01」について、入院後回数が「1」である診療データが92存在し、入院後回数が「2」である診療データが89存在する場合を考える。このとき、入院後1回目の当該診療項目「検査01(1回目)」の出現率は92%と算出され、入院後2回目の当該診療項目「検査01(2回目)」の出現率は89%と算出される。なお、以下の説明では、出現率算出手段102は、同一の診療項目であっても入院後回数が異なるものは区別して出現率を算出するものとする。算出された出現率は、該当する診療項目(と入院後回数)に対応づけられて記憶部12に登録される。
経過時間算出手段104は、診療データごとに、入院時から各診療項目の実施時までの経過時間を算出する。この経過時間は、各診療データの入院年月日から、当該診療データに含まれる各診療項目の実施年月日までの経過時間を求めることで算出できる。算出された経過時間は、該当する診療項目に対応づけられて記憶部12に登録される。経過時間算出手段104は、図2の表の各行に対して入院時からの経過時間を算出することになる。
図4に、記憶部12に登録される、入院時からの経過時間のテーブルの例を示す。図4の表は、データ識別番号、DPCコード、対象診療項目、および入院時からの経過時間の各項目を含む。データ識別番号およびDPCコードについては上記ですでに説明した。「対象診療項目」は、経過時間算出手段104の処理の対象の診療項目であり、診療データ中の各診療項目に対応する。図4では、図3と同様、「対象診療項目」の値は、診療データ中の診療項目および入院後回数を表す情報を含む。「入院時からの経過時間」は、「対象診療項目」について経過時間算出手段104が算出した経過時間である。
再び図1を参照し、標準偏差算出手段106は、記憶部12に記憶された診療データについて、経過時間算出手段104にて算出された経過時間を用いて、診療項目ごとに、上述の経過時間の標準偏差を算出する。算出された標準偏差は、診療項目に対応づけられて記憶部12に登録される。
図5は、記憶部12に登録される、入院時からの経過時間の標準偏差のテーブルの例を示す。図5の表では、図4の表と同様のDPCコードおよび対象診療項目の組み合わせに対応づけて、その対象診療項目について標準偏差算出手段106が算出した経過時間の標準偏差が示される。この標準偏差は、図4の表において同一の対象診療項目に対応づけられた複数の経過時間の値の標準偏差である。なお、図5では、各対象診療項目について出現率算出手段102が算出した出現率も示す。
再び図1を参照し、表示制御手段108は、表示部16に表示させる内容を制御する。例えば、表示制御手段108は、入力部14を用いてユーザが選択した基準診療項目に関して間隔算出手段100が算出した時間間隔を用いて、記憶部12に記憶された複数の診療データのそれぞれにおける基準診療項目の実施時からその他の各診療項目までの時間間隔を視認可能にしつつ、基準診療項目の実施時を基準として合致させて、複数の診療データを表示部16に並列表示させる。このとき、ユーザは基準診療項目を複数選択してもよい。例えば、CT検査とMRI撮影を選択し、「画像診断」という任意のグループを設定し、基準診療項目として処理を行ってもよい。
図6に、表示制御手段108が表示部16に表示させる診療データの例を示す。図6は、基準診療項目として「手術」が選択された場合の表示の例である。図6の表の各行は、「データ識別番号」の欄に示される診療データについて、基準診療項目の実施時を基準とした場合の他の診療項目の実施時を表す。図6では、複数の診療データにおける基準診療項目「手術」の実施時を基準に合致させ、各行において「日数」が「0」である列に「手術」を表す模様の升目を配置する。また、基準診療項目の他の診療項目「CT検査(1回目)」,「投薬(1回目)」について、各診療項目に対応する模様の升目の配置により、基準診療項目の実施時から何日後に実施されたかを表す。なお、図6の表において、空白の升目は、対応する行の診療データの患者が対応する列の日に入院中で、かつ、基準診療項目および分析対象の他の診療項目が行われていないことを示し、斜線による「×」印の升目は、対応する行の診療データの患者が対応する列の日に入院中でなかったことを示す。各列の「日数」において患者が入院中であったか否かは、各診療データの入院年月日、退院年月日および基準診療項目の実施年月日を参照して特定すればよい。図6の表によると、「CT検査(1回目)」は、2つを除いて全ての診療データにおいて「手術」から5日後に実施されていることがわかる。また、「投薬(1回目)」は、1つを除いて全ての診療データにおいて「手術」から8日後に実施されていることがわかる。図6のような態様の表示により、ユーザは、複数の診療データにおける基準診療項目の実施時とその他の診療項目の実施時との間の関係を視覚的に容易に把握できる。なお、図6では、表中の升目の模様により各診療項目を区別するが、各診療項目を異なる色で表示させてもよい。
また、図6では、基準診療項目の他の診療項目として「CT検査(1回目)」,「投薬(1回目)」の2つだけを示すが、表示制御手段108は、診療データ中の基準診療項目以外の診療項目の全てについて、基準診療項目の実施時からの時間間隔を表示させてよい。また、ある診療データにおいて、同一の日に複数の診療項目が実施されていた場合、表中の対応する日数の升目において、複数の異なる色調または模様の領域を設け、当該同一の日に実施された複数の診療項目を区別可能に表示させてもよい。
また、基準診療項目以外のその他の診療項目のうち、表示対象としたい診療項目をユーザに選択させるようにしてもよい。この場合、ユーザは、入力部14を用いて、基準診療項目を選択すると共に、基準診療項目以外の診療項目の中から表示対象の診療項目を選択する。入力部14は、受け付けた選択の指示を医療情報処理部10の表示制御手段108に通知する。表示制御手段108は、表示対象として選択された診療項目について、例えば図6のような態様で、基準診療項目の実施時との間の時間間隔を表示部16に表示させる。
また、表示制御手段108は、記憶部12に記憶された診療データにおいて標準的と考えられる診療項目を予め抽出し、抽出した診療項目を表示対象の診療項目としてもよい。標準的と考えられる診療項目の抽出は、出現率算出手段102で算出した出現率および標準偏差算出手段106で算出した標準偏差の少なくとも一方を用いて行われる。例えば、出現率算出手段102で算出した出現率が、標準化してよい程度の値として予め設定された閾値以上(例えば、90%以上)である診療項目を表示の対象として抽出する。あるいは、例えば、出現率算出手段102で算出した出現率が標準化してよい程度の値として予め設定された閾値以上(例えば、90%以上)であり、かつ、標準偏差算出手段106が算出した標準偏差が、標準的な診療の実施タイミングであると推定可能な値として予め設定された閾値以下(例えば、0.6以下)である診療項目を、表示の対象として抽出してもよい。なお、各閾値は、これに限定するものではない。また、入力部14を介してユーザによる各閾値の設定を受け付けてもよい。
以下、医療情報処理装置1における処理の手順の例を説明する。図7は、医療情報処理装置1が行う処理の手順の例を示すフローチャートである。医療情報処理装置1は、例えば、入力部14を介してユーザから処理開始の指示を受け付けた場合に、図7の例の手順の処理を開始する。
まず、医療情報処理部10は、医療機関の医療情報システム等(図示しない)から出力された診療実績情報を読み込む(ステップS1)。例えば、インターネットまたはLAN(Local Area Network)等のネットワーク経由で、医療情報システム等が備えるデータベースから診療実績情報を取得すればよい。あるいは、例えば、CDまたはDVD等の可搬型記憶媒体に記録された診療実績情報を、その記憶媒体に応じた読取装置により読み取ってもよい。
医療情報処理部10は、ステップS1で取得した診療実績情報から、医療情報処理部10の各手段における処理に必要な情報を抽出し、記憶部12に診療データとして記憶させる(ステップS2)。記憶部12に記憶される診療データのテーブルは、図2を参照して説明したとおりの表であってよい。なお、ステップS2において、医療情報処理部10は、診療データ中の項目として登録される値自体を診療実績情報から抽出するだけでなく、診療実績情報に含まれる各種の情報に基づいて診療データ中の項目の値を求めることもある。例えば、医療機関において記録される診療実績情報において、図2に例示する項目のうち「入院後回数」の値は含まれず、その他の項目の値は含まれるとする。この例では、医療情報処理部10は、一単位の診療データに対応する情報(一患者一回の入院から退院までの情報)において同一の診療項目が複数含まれていれば、それぞれの実施年月日を確認し、実施年月日の早い順に入院後回数を「1」から順に1ずつ増加させて設定する。また、一単位の診療データに対応する情報において、ある診療項目が1つだけ含まれていれば、その診療項目の入院後回数を「1」とする。
次に、医療情報処理部10は、入力部14を介して、診療項目の選択を受け付ける(ステップS3)。ここでは、基準診療項目の選択を受け付ける。例えば、診療データに含まれる診療項目を表示部16に表示させると共に、基準診療項目の選択をユーザに促す情報を表示部16に表示させ、入力部14を用いてユーザが選択した診療項目を基準診療項目とする。また、本例では、基準診療項目だけでなく、その他の診療項目のうち、表示対象とする診療項目として、「CT検査(1回目)」および「投薬(1回目)」の選択も受け付けている。表示対象として選択された診療項目は、後述の時間間隔算出(ステップS4)および表示(ステップS5)の処理の対象となる。なお、表示対象とする診療項目の選択において、複数選択してもよいし、ユーザが選択しなかった場合は全てを選択したこととしてもよい。
ステップS3の後、間隔算出手段100による時間間隔の算出が行われる(ステップS4)。間隔算出手段100は、ステップS3で選択された基準診療項目の実施時と、ステップS3で選択された表示対象の診療項目それぞれの実施時と、の間の時間間隔を算出する。算出された時間間隔は、該当する表示対象の診療項目に対応づけられて記憶部12に登録される(図3参照)。
ステップS4で算出された時間間隔を用いて、表示制御手段108による診療データの表示が行われる(ステップS5)。表示制御手段108は、間隔算出手段100が算出した時間間隔を参照し、複数の診療データのそれぞれにおける基準診療項目の実施時とその他の診療項目、すなわち表示対象とした診療項目の実施時との間の時間間隔を視認可能にしつつ、基準診療項目の実施時を基準として合致させて表示部16に並列表示させる。ここでは、「CT検査(1回目)」および「投薬(1回目)」について表示される。表示の態様の例は図6を参照して説明したとおりである。ステップS5の後、図7の例の手順の処理は終了する。なお、本実施の形態では、表示して終了としているが、表示されている表示対象の診療項目を任意に変更できるようにしてもよい。
上述の図7の例の処理により、基準診療項目の実施時を基準として合致させて複数の診療データを並列表示させることで(図6参照)、入院時を基準に診療データの各診療項目の実施時を表示させる場合と比較して、ユーザが選択した基準診療項目の実施時に対する他の各診療項目の実施時の関係が容易に把握される。図9に、図6と同様の診療データについて、入院時を基準に各診療データの診療項目の実施時を表示させた場合の例を示す。「手術」の実施時と「CT検査(1回目)」,「投薬(1回目)」の実施時との間の時間間隔が複数の診療データにおいて共通していることは、図9の表と比較して図6の表の方が把握しやすい。
上述の実施形態では、図7のステップS3において、基準診療項目と、その他の診療項目のうち表示の対象とする診療項目と、をユーザが選択する。他の実施形態では、ステップS3において、基準診療項目の他の診療項目のうち表示の対象とする診療項目について、ユーザの選択を受け付けずに医療情報処理部10が選択してもよい。この場合のステップS3の手順の例を、図8を参照して以下に説明する。医療情報処理部10は、図7のステップS2(診療データの記憶)の後、図8の例の手順の処理を開始する。
まず、医療情報処理部10の表示制御手段108は、入力部14を介して、ユーザによる基準診療項目の選択を受け付ける(ステップS30)。
次に、記憶部12に記憶された診療データに含まれる診療項目のうち、基準診療項目以外の全ての診療項目のそれぞれを処理対象とし、ステップS32〜S36の処理を行う。
ステップS32では、処理対象の診療項目について出現率算出手段102により出現率が算出される。「処理対象の診療項目」は、図2の表の1行により表される。本例では、入院後回数を区別して出現率を算出する。よって、例えば、図2の診療項目「MRI撮影」の行の場合、まず、分析対象の診療データのうち、診療項目が「MRI撮影」であり入院後回数が「1」である実施履歴を含む診療データの数を求める。そして、求めた診療データ数を記憶部12に記憶された診療データの総数で除算することで出現率を算出する。また、診療データのうち標準化したい傷病等に関する診療データの総数に対する診療項目ごとの出現率を算出する。算出された出現率は、現在の処理対象の診療項目および入院後回数に対応づけられて記憶部12に登録される(図5参照)。
ステップS34では、経過時間算出手段104により、入院時から処理対象の診療項目の実施時までの経過時間が算出される。ステップS34では、記憶部12に記憶された診療データから、処理対象の診療項目および入院後回数の実施履歴(図2の表の1行の情報に対応)をすべて抽出し、抽出した実施履歴のそれぞれについて、入院時から実施時までの経過時間を算出する。図2の例の場合、抽出した行のそれぞれに対し、入院年月日から実施年月日までの経過時間を算出する。ステップS34で算出された経過時間は、上述の図4の例のような表として記憶部12に登録される。
ステップS36では、ステップS34で算出された経過時間の標準偏差が標準偏差算出手段106により算出される。算出された標準偏差は、現在の処理対象の診療項目および入院後回数に対応づけられて記憶部12に登録される(図5参照)。
基準診療項目の他の全ての診療項目についてステップS32〜S36の処理が終了すると、表示制御手段108は、ステップS32〜S36の処理対象となった診療項目の中から、表示対象の診療項目を選択する(ステップS38)。例えば、ステップS32で算出された出現率が予め設定された閾値以上であり、かつ、ステップS36で算出された標準偏差が予め設定された閾値以下である診療項目を表示対象として選択する。
ステップS38の後、診療項目選択処理は終了し、処理は図7のステップS4に進む。
図8の手順により表示対象の診療項目を選択すると、図7のステップS5において、記憶部12に記憶された診療データにおいて標準的と考えられる診療項目について、ユーザが選択した基準診療項目の実施時との関係を表示部16に表示させることができる。
また、図8の手順の他の例では、入院時からの経過時間の算出(ステップS34)および標準偏差の算出(ステップS36)を省略し、ステップS38において、ステップS32で算出された出現率が予め設定された閾値以上である診療項目を表示対象として選択する。この場合、図7のステップS5において、基準診療項目の実施時と出現率が閾値以上である診療項目の実施時との間の時間間隔が、複数の診療データにおいてどの程度のばらつきを有するか視認可能に表示できる。
以上で説明した実施形態は、本発明の実施の形態の例に過ぎず、各種の変形例があってよい。例えば、以上で説明した実施形態では、記憶部12に記憶された診療データの全てについて、図7のステップS3〜S5を行う。変形例では、ステップS3〜S5の処理の対象とする診療データについてユーザの指示を受け付けてもよい。例えば、入力部14を介して、DPCコード14桁をユーザに指定させ、指定されたDPCコード14桁に関連づけられた診療データを記憶部12から読み出して処理対象とする。あるいは、DPCコードの最初の6桁(主要診断群および最も医療資源を投入した傷病名を表す)により処理対象の診療データ群をユーザに指定させてもよい。あるいは、DPCコードの代わりに、米国で開発された診断群分類のコードであるDRG(Diagnosis Related Group)コードを用いて診療データを分類しておき、このDRGコードで処理対象の診療データを指定させてもよい。その他にも、各診療データがどのような傷病におけるデータであるのかを識別可能にするものであればよい。なお、DPCコードなどにより処理対象の診療データが指定された場合、出現率の算出(図8のステップS32)は、指定された処理対象の診療データの総数を基準に算出され、入院時からの経過時間の標準偏差の算出(ステップS34,S36)は、指定された処理対象の診療データに含まれる診療項目ごとに算出された経過時間を用いて行われる。
また、図8の手順において、ステップS38で、条件を満たす診療項目を自動的に表示対象として選択する代わりに、条件を満たす診療項目の中から、表示対象の診療項目をユーザに選択させてもよい。例えば、ステップS38で、出現率が閾値以上の診療項目、または、出現率が閾値以上であって標準偏差が閾値以下である診療項目を表示部16に表示させ、表示された診療項目の中から入力部14を介してユーザが選択した診療項目を表示対象とする。
さらに他の例では、図7のステップS3において、標準的な診療項目として予め抽出した診療項目の中から、基準診療項目およびその他の表示対象の診療項目をユーザに選択させてもよい。この例では、診療データの記憶(ステップS2)の後、ステップS3の実行開始前に、記憶部12に記憶された診療データに含まれる全ての診療項目のそれぞれについて、図8のステップS32〜S36と同様の処理により出現率および入院時からの経過時間を算出しておく。そして、ステップS3において、出現率が閾値以上かつ標準偏差が閾値以下である診療項目を表示部16に表示させ、表示された診療項目の中から、入力部14を介して、基準診療項目およびその他の表示対象の診療項目のユーザによる選択を受け付ける。また、本例において、各診療項目の出現率だけを予め算出しておき、出現率が閾値以上である診療項目の中から基準診療項目および表示対象の診療項目をユーザに選択させてもよい。
また、上述の実施形態および変形例では、基準診療項目の他の診療項目のうち、図7のステップS3で表示対象として(ユーザにより、あるいは医療情報処理部10により自動的に)選択された診療項目について、基準診療項目の実施時との間の時間間隔の算出(ステップS4)および表示部16への表示(ステップS5)を行う。他の例では、表示対象として選択されたか否かに関わらず、基準診療項目の他の診療項目の全てについて時間間隔の算出(ステップS4)を行い、表示部16への表示(ステップS5)の際に、基準診療項目の他の診療項目について、ステップS3で表示対象として選択されたか否かに応じて異なる態様で表示させるようにしてもよい。つまり、表示対象として選択された診療項目と選択されていない診療項目とを区別して表示させてもよい。例えば、選択された診療項目を選択されていない診療項目よりも濃い色調で表示させるなど、選択された診療項目が選択されていない診療項目よりも目立つような態様で表示させる。
さらに他の実施形態では、図7のステップS5において、上述したように基準診療項目の実施時を合致させて複数の診療データを並列表示させるだけでなく、標準的な診療計画を共に表示部16に表示させておいてもよい。標準的な診療計画は、例えば、DPCコードの診断群分類ごとなど、傷病の種類ごとに定義されて記憶部12に登録され、特定の種類の傷病を有する患者に対する診療において実施すべき診療項目およびその実施時を表す情報を含む。例えば、DPCコードにより処理対象の診療データが指定された場合に、指定されたDPCコードの診断群分類に対応する標準的な診療計画として予め記憶部12に登録された診療計画を、ステップS5において、上述のように並列表示された複数の診療データ(図6参照)と共に表示部16に表示させる。このとき、標準的な診療計画における基準診療項目の実施時を、複数の診療データにおける基準診療項目の実施時と合致させて表示させてもよい。標準的な診療計画は、診療データの基となる診療実績情報を記録した医療機関の医師などにより予め作成されて記憶部12に登録されていてもよいし、記憶部12に記憶された診療データから医療情報処理部10が生成してもよい。医療情報処理部10は、例えば、次のような手順で標準的な診療計画を生成する。まず、DPCコードなどにより指定された処理対象の診療データについて、出現率算出手段102により診療項目ごとの出現率を算出し、経過時間算出手段104により入院時から各診療項目の実施時までの経過時間を算出する。そして、標準偏差算出手段106において、各診療項目について、入院時からの経過時間の標準偏差および平均時間を算出する。さらに、出現率が標準化できる程度の値として予め設定された閾値以上であり、かつ、標準偏差が標準的な診療の実施タイミングであると推定可能な値として予め設定された閾値以下である診療項目を、標準的な診療計画に含まれる診療項目として抽出する。このように抽出した診療項目と、当該診療項目について算出された入院時からの経過時間の平均時間と、を対応づけた情報を標準的な診療計画として記憶部12に登録する。
また、記憶部12に記憶されるデータの具体的な態様は、上述の各種の例(図2〜図5参照)と異なっていてもよい。例えば、上述の実施形態では、入院時および各診療項目の実施時は日付で記録され(図2)、基準診療項目の実施時から他の診療項目の実施時までの時間間隔、および、入院時から各診療項目の実施時までの経過時間は、日単位で求められる(図3,図4)。他の例では、入院および実施の日付だけでなく時刻をさらに記録しておき、時刻も考慮して時間間隔および入院時からの経過時間を求めてもよい。
また例えば、図3および図4に示すテーブルを1つのテーブルに纏めて記憶部12に登録しておいてもよい。この場合、テーブルに含まれる項目を図3と同様とし、各診療項目の入院時からの経過時間について、「基準診療項目」を「入院」とし、経過時間の値を「時間間隔」として登録しておけばよい。
なお、以上で説明した実施形態および変形例の医療情報処理装置1は、1台のコンピュータにより実現してもよいし、各部または各手段の機能を互いに接続された複数のコンピュータに分散させて実現してもよい。
1 医療情報処理装置、10 医療情報処理部、12 記憶部、14 入力部、16 表示部、100 間隔算出手段、102 出現率算出手段、104 経過時間算出手段、106 標準偏差算出手段、108 表示制御手段。

Claims (5)

  1. 医療機関における一患者一回の入院から退院までを単位とした診療実績情報から取得され少なくとも診療項目およびその実施時が対応づけられた診療データを記憶した記憶部と、
    前記診療項目のうち基準診療項目を選択するための利用者入力を受け付ける入力部と、
    前記選択された基準診療項目の実施時とその他の診療項目の実施時との間の関係を表示部に表示させる医療情報処理部と、
    を備え、
    前記医療情報処理部は、
    前記診療データについて、前記基準診療項目の実施時とその他の診療項目それぞれの実施時との間の時間間隔を算出する間隔算出手段と、
    前記基準診療項目の実施時を基準として合致させて前記診療データを、前記時間間隔を視認可能にしつつ、前記表示部に並列表示させる表示制御手段と、を有する、
    ことを特徴とした医療情報処理装置。
  2. 前記入力部は、前記その他の診療項目のうちの1以上の診療項目を選択する利用者の入力を更に受け付け、
    前記表示制御手段は、前記選択されたその他の診療項目についてのみ前記表示部に表示させる処理を行う、請求項1に記載の医療情報処理装置。
  3. 前記医療情報処理部は、前記記憶部に記憶された診療データのうち標準化したい傷病等に関する診療データの総数に対する診療項目ごとの出現率を算出する出現率算出手段を更に有し、
    前記表示制御手段は、前記出現率算出手段にて算出した出現率が予め設定された第一閾値以上である診療項目を前記その他の診療項目とする、請求項1または2に記載の医療情報処理装置。
  4. 前記医療情報処理部は、
    前記診療データごとに、入院時から各診療項目の実施時までの経過時間を算出する経過時間算出手段と、
    前記診療項目ごとに、前記経過時間の標準偏差を算出する標準偏差算出手段と、を更に有し、
    前記表示制御手段において、前記第一閾値が標準化してもよい程度の予め設定された値であり、かつ、前記標準偏差算出手段にて算出した標準偏差が標準的な診療の実施タイミングであると推定可能な値として予め設定された第二閾値以下である診療項目を前記その他の診療項目とする、請求項3に記載の医療情報処理装置。
  5. コンピュータに、
    医療機関における一患者一回の入院から退院までを単位とした診療実績情報から取得され少なくとも診療項目およびその実施時が対応づけられた診療データを記憶した記憶部を参照させ、
    入力部を介して、前記診療項目のうち基準診療項目を選択するための利用者入力を受け付ける受付ステップと、
    前記診療データについて、前記受付ステップで選択された基準診療項目の実施時とその他の診療項目それぞれの実施時との間の時間間隔を算出する間隔算出ステップと、
    前記基準診療項目の実施時を基準として合致させて前記診療データを、前記時間間隔を視認可能にしつつ、表示部に並列表示させる表示制御ステップと、
    を実行させる、プログラム。
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