JP2011106706A - 廃蒸気回収装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 循環ポンプが混入空気を吸引することのない廃蒸気回収装置を提供する。
【解決手段】 廃蒸気通路1に熱交換器2を接続する。熱交換器2の上部に空気排出弁3を取り付ける。熱交換器2の下方に液体圧送部材13を接続する。液体圧送部材13の液体圧送口15に逆止弁16を介在して液体エゼクタ5と接続する。液体エゼクタ5の吸込室10を、管路9によって空気排出弁3の出口側と接続する。
廃蒸気通路1から熱交換器2内へ供給された空気の混入した廃蒸気は、冷却コイル4で廃蒸気だけが凝縮して液体となり、一方、空気は凝縮することなく空気排出弁3から系外へ排出される。
【選択図】
図1
【解決手段】 廃蒸気通路1に熱交換器2を接続する。熱交換器2の上部に空気排出弁3を取り付ける。熱交換器2の下方に液体圧送部材13を接続する。液体圧送部材13の液体圧送口15に逆止弁16を介在して液体エゼクタ5と接続する。液体エゼクタ5の吸込室10を、管路9によって空気排出弁3の出口側と接続する。
廃蒸気通路1から熱交換器2内へ供給された空気の混入した廃蒸気は、冷却コイル4で廃蒸気だけが凝縮して液体となり、一方、空気は凝縮することなく空気排出弁3から系外へ排出される。
【選択図】
図1
Description
本発明は、例えばシュリンクトンネルやスチーマーやゴムの加硫器等の各種蒸気使用装置から廃棄される廃蒸気を、熱交換して回収することにより、工場建屋の内部あるいは外部でモヤモヤと立ち込める廃蒸気を無くすことのできる廃蒸気回収装置に関する。
廃蒸気回収装置は、蒸気使用装置としてのシュリンクトンネルと、エゼクターと液体タンクと循環ポンプで構成された真空吸引手段とを、廃蒸気回収パイプで接続したもので、シュリンクトンネルからの廃蒸気を真空吸引手段で吸引することによって、モヤモヤと立ち込める廃蒸気を無くすことができるものである。
この廃蒸気回収装置においては、廃蒸気に混入した空気を循環ポンプが吸引してしまうことによって、ポンプ能力が低下してしまう問題があった。
解決しようとする課題は、循環ポンプが混入空気を吸引することのない廃蒸気回収装置を提供すること。
本発明は、蒸気装置から流下してくる廃蒸気を熱交換器で冷却して蒸気を凝縮させるものにおいて、熱交換器の上部に空気排出弁を取り付けると共に、熱交換器の下部に液体圧送部材と液体エゼクタを順次に接続して、当該液体エゼクタの吸込室を空気排出弁の出口側と接続したものである。
本発明の廃蒸気回収装置は、循環ポンプとしての液体圧送部材が混入空気を吸引することがないために、ポンプ能力が低下することを防止することができる。
図1に示すように、廃蒸気通路1と、この廃蒸気通路1に接続した熱交換器2と、熱交換器2の上部に取り付けた空気排出弁3、及び、熱交換器2の下部に接続した液体圧送部材13と液体エゼクタ5とで廃蒸気回収装置を構成する。
廃蒸気通路1の左端部を図示しない蒸気装置と接続し、右端部を熱交換器2の左側面上部と接続することで、蒸気装置で発生した空気の混入した廃蒸気が熱交換器2内へ供給されるものである。熱交換器2内には、冷却コイル4を配置すると共に、冷却コイル4の下端を冷却水供給管6と接続し、上端を冷却水排出管7と接続する。
熱交換器2の上面に管路8を接続して空気排出弁3を取り付ける。空気排出弁3は、弁内部の温度が所定値、例えば40℃以下になると自動的に開弁するもので、空気排出弁3の出口側は管路9により液体エゼクタ5の吸込室10と接続する。
熱交換器2の下端面に管路11を接続して、液体圧送部材13の液体流入口22と接続する。
液体圧送部材13の液体流入口22の入口側に逆止弁23を取り付ける。この逆止弁23は、液体圧送部材13側への液体の通過を許容し、逆方向の液体の通過は許容しないものである。
液体圧送部材13の液体圧送口15にも逆止弁16を介して液体エゼクタ5を接続する。この逆止弁16は液体圧送部材13から液体エゼクタ5側へのみ液体を通過させることによって、液体エゼクタ5の吸込室10で真空吸引力を発生するものである。
液体圧送部材13の上部に、圧送流体としての圧縮空気供給管18と接続した高圧空気導入口19を設ける。高圧空気導入口19の右側方に高圧空気の排出口20を設ける。排出口20には高圧空気の排出管21を介して、熱交換器2の上部と接続する。
液体圧送部材13は、内部に配置した図示しないフロートが下方部に位置する場合に、高圧空気の導入口19が閉口され、一方、排出口20が開口されて、熱交換器2内の温水が、逆止弁23を通って液体圧送部材13内へ流下する。
液体圧送部材13内に液体が溜まって図示しないフロートが所定の上方部に位置すると、排出口20が閉口され、一方、高圧空気の導入口19が開口されて、圧縮空気供給管18から高圧空気が液体圧送部材13内に流入し、内部に溜まった温水を圧送口15と逆止弁16を経て液体エゼクタ5へ圧送するものである。
液体が圧送されて液体圧送部材13内の液位が低下すると、再度、高圧空気の導入口19が閉口され、排出口20が開口されることにより、液体流入口22から液体が圧送部材13内へ流下してくる。このような作動サイクルを繰り返すことにより、液体圧送部材13は、熱交換器2内の温水を液体エゼクタ5へ圧送するものである。
廃蒸気通路1から熱交換器2内へ供給された空気の混入した廃蒸気は、冷却コイル4で冷却されることで、廃蒸気だけが凝縮して温水となり、一方、混入している空気は凝縮することなく、空気排出弁3を通って液体エゼクタ5の吸込室10へと吸引される。
上記のように本発明は、循環ポンプとしての液体圧送部材が混入空気を吸引することがないために、ポンプ能力が低下することを防止することができる。
本発明は、蒸気を使用するあらゆる蒸気使用装置に利用することができる。
1 廃蒸気通路
2 熱交換器
3 空気排出弁
4 冷却コイル
5 液体エゼクタ
10 吸込室
13 液体圧送部材
15 液体圧送口
19 高圧空気の導入口
20 排出口
22 液体流入口
2 熱交換器
3 空気排出弁
4 冷却コイル
5 液体エゼクタ
10 吸込室
13 液体圧送部材
15 液体圧送口
19 高圧空気の導入口
20 排出口
22 液体流入口
Claims (1)
- 蒸気装置から流下してくる廃蒸気を熱交換器で冷却して蒸気を凝縮させるものにおいて、熱交換器の上部に空気排出弁を取り付けると共に、熱交換器の下部に液体圧送部材と液体エゼクタを順次に接続して、当該液体エゼクタの吸込室を空気排出弁の出口側と接続したことを特徴とする廃蒸気回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009260048A JP2011106706A (ja) | 2009-11-13 | 2009-11-13 | 廃蒸気回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009260048A JP2011106706A (ja) | 2009-11-13 | 2009-11-13 | 廃蒸気回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011106706A true JP2011106706A (ja) | 2011-06-02 |
Family
ID=44230375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009260048A Pending JP2011106706A (ja) | 2009-11-13 | 2009-11-13 | 廃蒸気回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011106706A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114518040A (zh) * | 2022-03-17 | 2022-05-20 | 罗益(无锡)生物制药有限公司 | 高压灭菌柜的凝结水节能排放设备及方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001201274A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-27 | Tlv Co Ltd | 蒸気加熱装置 |
-
2009
- 2009-11-13 JP JP2009260048A patent/JP2011106706A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001201274A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-27 | Tlv Co Ltd | 蒸気加熱装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114518040A (zh) * | 2022-03-17 | 2022-05-20 | 罗益(无锡)生物制药有限公司 | 高压灭菌柜的凝结水节能排放设备及方法 |
CN114518040B (zh) * | 2022-03-17 | 2023-09-05 | 罗益(无锡)生物制药有限公司 | 高压灭菌柜的凝结水节能排放设备及方法 |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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