JP2011106532A - 油圧アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧アクチュエータの高速度、高頻度、微小ストローク制御が行われた場合でも、摺動面の潤滑が確実に行われる様にし、潤滑不足によるシール材の摩耗を防止する。
【解決手段】ピストン3に設けられるシール材8の摺動面にストローク方向に直交するシール溝9を複数条刻設し、シリンダチューブ2の内壁面2aには複数のディンプル11が形成され、該ディンプルの分布は前記シール溝の少なくとも1つが前記ディンプルの少なくとも一つに掛り、前記シール溝を形成する土手部10の少なくとも1つが前記ディンプルに重ならない様構成された。
【選択図】図2

Description

本発明は、油圧によって作動する油圧アクチュエータ、特にアクチュエータの可動部分のシール構造の改善に関するものである。
油圧アクチュエータ、例えば油圧シリンダでは、シリンダチューブ内をピストンが摺動し、ピストンとシリンダチューブとの間にはシール材が設けられ、シール材とシリンダチューブと摺動面は作動油によって潤滑されている。
即ち、ピストンが摺動することで作動油が摺動面に浸入し、シール材とシリンダチューブとの間が作動油によって潤滑される。
従来、油圧アクチュエータはアナログ機構によって制御されていたが、デジタル制御が採用されることで、より速い制御周期での微小ストローク制御が増大している。
微小ストローク、例えば、シール材の幅以下、或はシール収納溝幅以下のストローク制御が高速度で頻繁に行われると、シール表面迄作動油が到達しない状態となる。この為、油圧アクチュエータの使用状況によっては、潤滑不足の為シール材が摩耗する状態が起り得る。
特開平9−133222号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、油圧アクチュエータの高速度、高頻度、微小ストローク制御が行われた場合でも、摺動面の潤滑が確実に行われる様にし、潤滑不足によるシール材の摩耗を防止しようとするものである。
本発明は、ピストンに設けられるシール材の摺動面にストローク方向に直交するシール溝を複数条刻設し、シリンダチューブの内壁面には複数のディンプルが形成され、該ディンプルの分布は前記シール溝の少なくとも1つが前記ディンプルの少なくとも一つに掛り、前記シール溝を形成する土手部の少なくとも1つが前記ディンプルに重ならない様構成された油圧アクチュエータに係るものである。
本発明によれば、ピストンに設けられるシール材の摺動面にストローク方向に直交するシール溝を複数条刻設し、シリンダチューブの内壁面には複数のディンプルが形成され、該ディンプルの分布は前記シール溝の少なくとも1つが前記ディンプルの少なくとも一つに掛り、前記シール溝を形成する土手部の少なくとも1つが前記ディンプルに重ならない様構成されたので、ピストンが微小運動した場合でも、シール溝に前記ディンプルからの作動油の供給があり、潤滑油切れがなくなるという優れた効果を発揮する。
本発明が実施される油圧アクチュエータの一例の概略断面図である。 図1のA部拡大図である。 (A)(B)は、ピストンが摺動する内壁面のディンプルとシール材との関係を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明が実施される油圧アクチュエータの1つである油圧シリンダの概略を示している。
図1中、1は油圧シリンダ、2はシリンダチューブ、3はピストン、4は該ピストン3に連結されたピストロッドであり、前記ピストン3の周面にはシール収納溝5が刻設され、該シール収納溝5にはシール材8(図2参照)が嵌設されている。
図2は、図1のA部拡大図であり、図2を参照して、前記ピストン3のシール部について説明する。
前記シール収納溝5にはOリング7が嵌設され、更に該Oリング7を押潰した状態で、リング形状のシール材8が前記Oリング7に外嵌されている。該Oリング7の復元力により、前記シール材8は前記シリンダチューブ2の内壁面2aに所要の圧力で接触している。
前記シール材8は、例えばフッ素系合成樹脂(例えばテフロン(登録商標))であり、断面は略矩形であり、外周面には複数条(例えば3条)のシール溝9が全周に亘って刻設され、該シール溝9の両側にはシール土手10が形成される。該シール溝9には作動油が保有され、前記ピストン3が摺動した場合に、前記シール溝9の作動油が前記シール土手10の摺動面10aと前記シリンダチューブ内壁面2a間を潤滑する様になっている。
ここで、前記シール材8の幅(摺動方向の寸法)はW1 、前記シール溝9が刻設されているピッチをW2 とする。
前記内壁面2aには、僅かな凹みである円形の凹部(ディンプル)11が所定の分布で複数形成される。本実施例では、ディンプル11は摺動方向にピッチPで千鳥状の配列で形成されている。又、摺動方向に隣接するディンプル11,11の外縁間の距離はP1 となっている。
前記ディンプル11のピッチP、外縁間距離P1 と前記シール材8、前記シール溝9及びピッチW2 の関係は、図3(A)、図3(B)に示される様に、前記ピストン3が前記シール材8の幅W1 より小さい微小ストロークSで往復動した場合でも、前記シール溝9の少なくとも1本が前記ディンプル11の1つに掛り、又、前記シール土手10の少なくとも1本は、前記ディンプル11に重ならない状態が実現される関係となっている。従って、前記シール溝9は2条、或は4条以上あってもよい。
前記内壁面2aに前記ディンプル11が形成された状態でも、前記シール材8は常時シール状態を維持し、又前記シール溝9には前記ディンプル11に溜った作動油が常時供給される。従って、前記シール材8の摺動面と前記内壁面2aとの間に潤滑油切れがなくなり、微小ストロークSで前記油圧シリンダ1が高頻度に作動しても、前記シール材8の摩耗が防止される。
次に、上記した様に、前記シール溝9の少なくとも1本が前記ディンプル11の1つに掛り、又、前記シール土手10の少なくとも1本は、前記ディンプル11に重ならない状態を実現する前記ディンプル11と前記シール溝9との関係の一例について、図3を参照して説明する。
ここで、油圧アクチュエータのディザ全振幅(前記ピストン3の微小振幅)をL、
シール溝9のピッチをW2 、
シール土手10の幅をW3 、
シール溝9の幅をW4 とし、
W2 =W3 +W4 とする時、
ディザ全振幅Lに対し、
W2 +W3 <Lとなる様に設定し、
又、外縁間距離P1 (=ピッチP:ディンプル11の直径)を、
P1 ≒W2 +W3 となる様に設定することで、
静止している時は、1個のシール土手10が外縁間距離P1 内に存在しシールが可能であり、振幅がある時は、常時前記シール土手10を挾み存在するディンプル11のいずれかが周期的にシール溝9に接する状態となり、燃料がシール溝9に供給可能となる。又、前記シール土手10の少なくとも1つがディンプル11に重なっていないことで、シール性を確保することが可能となる。
尚、ディンプル11の形状は、円形に限らず、楕円、矩形等任意の形状が選択可能である。又、ディンプル11の分布の態様は、千鳥状としたが、碁盤目状等適宜選択可能である。
又、ディンプル11はシリンダチューブ2の内壁面2aの全面でなくとも、ストローク方向に帯状に分布させてもよい。
1 油圧シリンダ
2 シリンダチューブ
3 ピストン
4 ピストロッド
5 シール収納溝
7 Oリング
8 シール材
9 シール溝
11 ディンプル

Claims (1)

  1. ピストンに設けられるシール材の摺動面にストローク方向に直交するシール溝を複数条刻設し、シリンダチューブの内壁面には複数のディンプルが形成され、該ディンプルの分布は前記シール溝の少なくとも1つが前記ディンプルの少なくとも一つに掛り、前記シール溝を形成する土手部の少なくとも1つが前記ディンプルに重ならない様構成されたことを特徴とする油圧アクチュエータ。
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