JP2011105140A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール Download PDF

Info

Publication number
JP2011105140A
JP2011105140A JP2009262287A JP2009262287A JP2011105140A JP 2011105140 A JP2011105140 A JP 2011105140A JP 2009262287 A JP2009262287 A JP 2009262287A JP 2009262287 A JP2009262287 A JP 2009262287A JP 2011105140 A JP2011105140 A JP 2011105140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
covering portion
soft covering
divided body
biting
steering wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009262287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5493751B2 (ja
Inventor
Yoshinori Masaji
美徳 政次
Tetsuo Yasuda
哲雄 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2009262287A priority Critical patent/JP5493751B2/ja
Publication of JP2011105140A publication Critical patent/JP2011105140A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5493751B2 publication Critical patent/JP5493751B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)

Abstract

【課題】ステアリングホイール中間体を溶着装置にセットするまでに、軟質被覆部から下側の分割体が落下する現象を、作業性を低下させずに抑制する。
【解決手段】ステアリングホイールは、リム部のうち、その周方向についての一部が、リム部芯金21を被覆する特定軟質被覆部31と、同被覆部31を包み込み、かつ外表面に装飾の施された硬質加飾部とを備える。硬質加飾部は、半割状に分割され、かつ特定軟質被覆部31に被せられた第1及び第2の分割体46,47を溶着装置70で相互に溶着して接合させることにより形成される。溶着に先立ち、ステアリングホイール中間体64を溶着装置70にセットする際に少なくとも下側となる第2分割体47の内壁面には、特定軟質被覆部31に対し、これをリム部芯金21側へ圧縮弾性変形させながら食い込むことで、第2分割体47を特定軟質被覆部31に被せられた状態に保持する食い込み部(挟持部61)を設ける。
【選択図】図13

Description

本発明は車両等の乗り物の操舵装置に用いられるステアリングホイールに関し、より詳しくは、リム部の周方向についての一部が硬質加飾部によって構成されたステアリングホイールに関するものである。
車両用ステアリングホイールの一態様として、円環状のリム部の意匠性(外観)、感触の向上等を意図して、リム部のうち、その周方向についての一部を、リム部芯金を被覆する軟質被覆部と、その軟質被覆部を包み込み、かつ外表面に装飾の施された筒状の硬質加飾部とにより構成したものがある(例えば、特許文献1参照)。硬質加飾部は、半割状に分割された一対の分割体からなる。そして、両分割体を溶着装置で溶着して相互に接合させることにより、硬質加飾部が形成されている。
両分割体の溶着に際しては、一方の分割体を軟質被覆部に対し位置合わせしながら被せ、他方の分割体を軟質被覆部に対し位置合わせしながら、前記一方の分割体とは反対側から被せる。そして、軟質被覆部に両分割体が被せられた状態のステアリングホイール中間体を、一方の分割体が上側に位置し、かつ他方の分割体が下側に位置するように水平状態にして、溶着装置の下側の受け治具と上側の溶着治具との間に装着する。溶着治具を下降させて上側の分割体に荷重を加えつつ同溶着装置を上下方向に微細振動させる。この振動により、両分割体の相対向する分割面で摩擦熱が生じて、両分割体の分割面近傍が溶融し、接合する。
特開2004−306671号公報
ところで、上記構成のステアリングホイールでは、軟質被覆部に両分割体を被せてステアリングホイール中間体を形成した後に、これを溶着装置の受け治具及び溶着治具間に装着(セット)するまでの期間に、下側の分割体が自重により軟質被覆部から落下するおそれがある。そこで、上記特許文献1に直接の記載はないが、多くの場合、下側の分割体を接着剤により軟質被覆部に接着することが行われることとなる。こうすることで、下側の分割体の軟質被覆部からの落下を解消できるものの、下側の分割体及び軟質被覆部の少なくとも一方に接着剤を塗布する工程(作業)が必要となる。その結果、ステアリングホイール中間体を溶着装置に装着する際の作業性が低下する新たな問題が生ずる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ステアリングホイール中間体を溶着装置にセットするまでに、軟質被覆部から下側の分割体が落下する現象を、作業性を低下させずに抑制することのできるステアリングホイールを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、リム部芯金を骨格とする略円環状のリム部のうち、その周方向についての一部が、前記リム部芯金を被覆する軟質被覆部と、前記軟質被覆部を包み込み、かつ外表面に装飾の施された筒状の硬質加飾部とを備え、前記硬質加飾部が、半割状に分割され、かつ前記軟質被覆部に被せられた一対の分割体を溶着装置で相互に溶着して接合させることにより形成されたものであり、前記溶着装置での溶着に先立ち、前記軟質被覆部に前記両分割体を被せてなるステアリングホイール中間体を同溶着装置にセットする際に少なくとも下側となる分割体の内壁面には、前記軟質被覆部に対し、同軟質被覆部を前記リム部芯金側へ圧縮弾性変形させながら食い込むことで、同分割体を同軟質被覆部に被せられた状態に保持する食い込み部を設けることを要旨とする。
上記の構成によれば、一対の分割体を溶着によって相互に接合させるために、ステアリングホイール中間体を溶着装置にセットする場合、そのセットに先立ち、各分割体を軟質被覆部に被せる作業が行われる。この際、軟質被覆部に対し下側から被せられた分割体では、食い込み部が、軟質被覆部をリム部芯金側へ圧縮弾性変形させながら同軟質被覆部に食い込む。この弾性変形した軟質被覆部は、自身の弾性復元力により弾性変形前の形態に戻ろうとし、食い込み部に圧接した状態となる。従って、食い込み部において軟質被覆部に食い込んだ下側の分割体は、自重に抗して、軟質被覆部に被せられた状態に保持される。その結果、下側の分割体を軟質被覆部から落下させることなく、ステアリングホイール中間体を溶着装置にセットすることが可能となる。これに伴い、下側の分割体の軟質被覆部からの落下を防止するために、同分割体を軟質被覆部に接着する作業が不要となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記食い込み部は、前記分割体において前記軟質被覆部を挟んで略相対向する箇所にそれぞれ設けられ、同軟質被覆部に対し両側から食い込むことで同軟質被覆部を挟持する一対の挟持部を備えることを要旨とする。
上記の構成によれば、下側の分割体が軟質被覆部に被せられると、食い込み部を構成する一対の挟持部が、軟質被覆部に対し、これをリム部芯金側へ圧縮しながら両側から食い込む。両挟持部が食い込まれた軟質被覆部は、自身の弾性復元力により弾性変形前の形態に戻ろうとし、両挟持部に圧接した状態となる。従って、両挟持部において軟質被覆部に食い込んだ下側の分割体は、軟質被覆部を押圧しながら挟持した状態となり、自重に抗して、軟質被覆部に被せられた状態に確実に保持される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記両挟持部の間隔は、前記軟質被覆部について、同両挟持部により挟み込まれる方向の寸法よりも小さく設定されていることを要旨とする。
両挟持部の間隔及び軟質被覆部の寸法を、請求項3に記載の発明の関係を満たすように設定すると、下側の分割体が軟質被覆部に被せられた状態では、両挟持部が、軟質被覆部に対し、これをリム部芯金側へ圧縮しながら両側から食い込むこととなり、上述した請求項2に記載の発明の効果が確実に得られる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の発明において、前記食い込み部は、前記リム部の周方向についての複数箇所に設けられていることを要旨とする。
上記の構成によれば、軟質被覆部に対し下側から被せられた分割体では、リム部の周方向についての複数箇所に設けられた食い込み部が、それぞれ軟質被覆部を弾性変形させながら同軟質被覆部に食い込む。複数箇所でそれぞれ弾性変形した軟質被覆部は、自身の弾性復元力により弾性変形前の形態に戻ろうとし、対応する食い込み部に圧接した状態となる。従って、複数箇所の食い込み部において軟質被覆部に食い込んだ下側の分割体は、自重に抗して、軟質被覆部に被せられた状態に確実に保持される。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記複数の食い込み部は、前記リム部の周方向についての前記分割体の少なくとも両端部に設けられていることを要旨とする。
上記の構成によれば、軟質被覆部に対し下側から被せられた分割体では、リム部の周方向についての少なくとも分割体の両端部に設けられた食い込み部が、それぞれ軟質被覆部を弾性変形させながら同軟質被覆部に食い込む。軟質被覆部において、食い込み部によってそれぞれ弾性変形させられた箇所は、自身の弾性復元力により弾性変形前の形態に戻ろうとし、対応する食い込み部に圧接した状態となる。下側の分割体は、リム部の周方向についてバランスのとれた状態で、軟質被覆部に被せられた状態に保持される。
ところで、分割体の各食い込み部が食い込んだ箇所では、軟質被覆部が圧縮されていて、弾性変形している。同箇所の弾性変形代は、同食い込み部の食い込みがない場合に比べて少なくなっている。そのため、分割体は高い捩り剛性を発揮し、これに捩り力が加えられても変形しにくい(ねじれにくい)。この捩り剛性は、周方向について、両端に位置する食い込み部の間隔が大きいほど高くなる傾向にある。従って、請求項5に記載の発明によるように、分割体においてリム部の周方向についての両端部に食い込み部が設けられた場合には、最も高い捩り剛性が得られるものと期待できる。
本発明のステアリングホイールによれば、ステアリングホイール中間体を溶着装置にセットするまでに、軟質被覆部から下側の分割体が落下する現象を、作業性を低下させずに抑制することができる。
本発明を具体化した一実施形態におけるステアリングホイールの一部を省略して示す背面図。 ステアリングホイールの側面図。 図1における特定軟質被覆部を拡大して示す部分背面図。 図1のQ−Q線に沿った断面構造を示す断面図。 図1のR−R線に沿った断面構造を示す断面図。 第2分割体を示す図であり、(A)は正面図、(B)は背面図。 図6(A)における第2分割体の一部を、特定軟質被覆部とともに拡大して示す部分正面図。 図6(A)の第2分割体について、S−S線に沿った断面構造を、第1分割体の対応する部位とともに示す断面図。 図6(A)の第2分割体について、T−T線に沿った断面構造を、第1分割体の対応する部位とともに示す断面図。 図6(A)の第2分割体について、U−U線に沿った断面構造を、第1分割体の対応する部位とともに示す断面図。 図3のV−V線に沿った断面構造を示す断面図。 図11のリム部芯金及び特定軟質被覆部と、各分割体とを分離して示す断面図。 溶着装置にステアリングホイール中間体を装着する直前の状態を示す断面図。
以下、本発明を車両用ステアリングホイールに具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2の少なくとも一方に示すように、車両の運転席よりも前方(図2の左方)には、回転軸線L1を中心として回転するステアリングシャフト(操舵軸)11が、運転席側(図2の右側)ほど高くなるように傾斜した状態で配設されている。ステアリングシャフト11の後端部には、本実施形態のステアリングホイール12が一体回転可能に取付けられている。
ステアリングホイール12は、リム部(ハンドル部、リング部と呼ばれることもある)13、パッド部14及びスポーク部15を備えている。リム部13は、運転者によって把持されて操舵される部材であり、上記回転軸線L1を中心とした略円環状をなしている(図1参照)。ステアリングシャフト11が上記のように傾斜していることから、リム部13もまた下側ほど運転席に近づくように傾斜している(図2参照)。
パッド部14は、リム部13によって囲まれた空間に配置されている。パッド部14の前側部分はロアカバー16によって構成されている。スポーク部15は、リム部13及びパッド部14を連結するものであり、複数本(ここでは3本)設けられている。
なお、本実施形態では、ステアリングホイール12の各部について説明する際には、ステアリングシャフト11の回転軸線L1を基準とする。この回転軸線L1に沿う方向をステアリングホイール12の「前後方向」といい、回転軸線L1に直交する方向のうち、ステアリングホイール12の起立する方向を「上下方向」というものとする。従って、ステアリングホイール12の前後方向及び上下方向は、車両の前後方向(水平方向)及び上下方向(鉛直方向)に対し若干傾いていることとなる。なお、図5では、ステアリングホイール12の上下方向を鉛直方向に合致させた状態で、同ステアリングホイール12が図示されている。
また、リム部13における周方向の位置を特定するために、本実施形態では、車両が直進しているときの状態、すなわち中立状態を基準に、「上」、「下」、「左」、「右」を規定するものとする。
図1及び図4の少なくとも一方に示すように、ステアリングホイール12の上記構成部材(リム部13、パッド部14、スポーク部15)の各内部には、鉄、アルミニウム、マグネシウム、又はこれらの合金等によって形成された芯金20が配設されている。この芯金20のうち、リム部13内に位置するものは、運転手側から見て(正面視で)略円環状をなしており、リム部芯金21と呼ばれ、リム部13の骨格をなしている。
芯金20は、上記リム部芯金21のほかに、回転軸線L1上にボス部芯金22を備えるとともに、スポーク部15の骨格をなし、かつボス部芯金22及びリム部芯金21を連結するスポーク部芯金23を備えている。そして、上記の構成を有する芯金20は、ボス部芯金22において上記ステアリングシャフト11の後端部に一体回転可能に取り付けられている。
リム部芯金21の多くの部分は、軟質被覆部30によって被覆されている。軟質被覆部30の全体は、発泡ポリウレタン等の軟質(弾性)材料を用いて樹脂成形することによって形成されている。
軟質被覆部30においてリム部13の周方向についての特定の領域と、それ以外の領域とを区別するために、前者を「特定軟質被覆部31」といい、後者を「通常軟質被覆部32」というものとする。通常軟質被覆部32には、スポーク部15との連結部分も含まれている。通常軟質被覆部32には、皮革等からなる表皮33が被せられている。本実施形態では、軟質被覆部30の上側の円弧部分が特定軟質被覆部31とされている。
図3及び図5の少なくとも一方に示すように、特定軟質被覆部31は、通常軟質被覆部32よりも細く形成されている。これは、特定軟質被覆部31は、後述する第1分割体46及び第2分割体47が被せられるからである。
特定軟質被覆部31の前面34及び後面35のそれぞれは、基本的には、前記回転軸線L1に直交する平面によって構成されている。これらの前面34及び後面35において、リム部13の周方向へ互いに離間した複数箇所(本実施形態では5箇所)には、径方向へ真っ直ぐ延びる位置決め溝36がそれぞれ形成されている。本実施形態では、これらの位置決め溝36が、前面34及び後面35の周方向へ略等角度毎に設けられている。ただし、複数の位置決め溝36のうち、リム部13の周方向についての両端に位置するものは、通常軟質被覆部32との境界部分から若干離れている。
特定軟質被覆部31の内周面37及び外周面38のそれぞれは、基本的には、前記回転軸線L1を中心とする円筒面によって構成されている。
特定軟質被覆部31における前面34及び後面35の各内周部であって、リム部13の周方向へ互いに離間した複数箇所にはそれぞれ内周突部39が形成されている。各内周突部39は、背面視で、上側ほど幅の狭くなる略三角形状又は略台形状をなしている(図3参照)。各内周突部39は、側面視で、上側ほど前面34又は後面35からの突出量が多くなっている(図5参照)。
また、特定軟質被覆部31における前面34及び後面35の各外周部であって、リム部13の周方向へ互いに離間した複数箇所には、それぞれ外周突部41が形成されている。各外周突部41は、前記各内周突部39に対向する箇所に位置している。各外周突部41は、背面視で、下側ほど幅の狭くなる倒立略三角形状又は倒立略台形状をなしている(図3参照)。各外周突部41は、側面視で、下側ほど前面34又は後面35からの突出量が多くなっている(図5参照)。
特定軟質被覆部31は、硬質樹脂等の硬質材料からなり、かつ外表面に装飾の施された硬質加飾部45によって包み込まれている。硬質加飾部45は、半割状に分割された第1分割体46及び第2分割体47を備えている。この分割は、図5及び図8〜図10の少なくとも1つに示すように、リム部13の軸線L2よりも内周側(図8〜図10では下側)でリム部13の周方向に延びる分割面46I,47Iと、同軸線L2よりも外周側(図8〜図10では上側)でリム部13の周方向に延びる分割面46O,47Oとに沿って行われている。
第1分割体46は、特定軟質被覆部31の車両後ろ側の略半分を被覆し、第2分割体47は、同特定軟質被覆部31の車両前側の略半分を被覆している。そして、第1分割体46の内周側の分割面46Iと、第2分割体47の内周側の分割面47Iとが、溶着によって相互に接合されている。また、第1分割体46の外周側の分割面46Oと、第2分割体47の外周側の分割面47Oとが、溶着によって相互に接合されている。なお、第2分割体47の分割面47I,47Oの軸線L2側近傍には、リム部13の周方向に沿ってそれぞれ突条48,49が形成されている。これらの突条48,49は、上記溶着時に第2分割体47が第1分割体46に対し、接近及び離間する方向以外の方向へずれるのを規制するためのものである。
図6(A)、図7及び図10の少なくとも1つに示すように、上記第2分割体47の内壁面であって、リム部13の周方向へ互いに離間し、かつ上記位置決め溝36に対応する複数箇所(本実施形態では5箇所)には、径方向へ真っ直ぐ延びる位置決め突起53がそれぞれ形成されている。複数の位置決め突起53のうち、リム部13の周方向についての両端に位置するものは、通常軟質被覆部32との境界部分から若干離れている。各位置決め突起53は、後述する補強リブ52,54及びリブ57に比べ、第2分割体47の内壁面から多く突出している(図8〜図10参照)。そして、各位置決め突起53は、上記特定軟質被覆部31の前面34において対向する位置決め溝36に係入されている(図7参照)。
第2分割体47の内壁面には、リム部13の周方向に沿って円弧状に延びる補強リブ52が形成されている。第2分割体47の内壁面であって、隣り合う位置決め突起53,53間の複数箇所には、それぞれ径方向へ真っ直ぐに延びる補強リブ54が形成されている。各補強リブ54は、上記補強リブ52と交差している。
第2分割体47の内壁面の内周部であって、リム部13の周方向へ互いに離間し、かつ上記内周突部39に対応する複数箇所には、それぞれ内凹部55が形成されている。また、第2分割体47の内壁面の外周部であって、リム部13の周方向へ互いに離間し、かつ上記外周突部41に対応する複数箇所には、それぞれ外凹部56が形成されている。より詳しくは、上記第2分割体47の内壁面であって、リム部13の周方向へ互いに離間した複数箇所には、正面視で、略X字状をなすリブ57が一体に形成されている。各リブ57の中心を基準とし、それよりも内周側の部分によって上記内凹部55が形成され、外周側の部分によって上記外凹部56が形成されている。そして、特定軟質被覆部31の内周突部39が、第2分割体47の対応する内凹部55に係入されるとともに、同特定軟質被覆部31の外周突部41が、同第2分割体47の対応する外凹部56に係入されている。
第2分割体47の外壁面であって、リム部13の周方向に沿う複数箇所には、滑り止め用の凹部58が形成されている(図6(B)参照)。
上述した位置決め突起53、補強リブ52,54及びリブ57(内凹部55、外凹部56)は、上記第1分割体46の内壁面にも同様に設けられている(図8〜図10参照)。そして、特定軟質被覆部31の内周突部39が、第1分割体46の対応する内凹部55に係入されるとともに、同特定軟質被覆部31の外周突部41が、同第1分割体46の対応する外凹部56に係入されている。
図11は、図3のV−V線に沿った断面構造を示し、図12は、図11のリム部芯金21及び特定軟質被覆部31と、各分割体46,47とを分離して示している。これらの図11及び図12の少なくとも一方に示すように、第1分割体46の内壁面であって、リム部13の周方向についての両端部には、特定軟質被覆部31の同方向についての両端部の後面35等に接近又は軽く接触する端末部59が形成されている。
上記第2分割体47の内壁面であって、リム部13の周方向についての両端部には、特定軟質被覆部31に対し、同特定軟質被覆部31を圧縮弾性変形させながら食い込む食い込み部がそれぞれ形成されている。各食い込み部は、特定軟質被覆部31をリム部芯金21側へ圧縮しながら食い込む一対の挟持部61からなる。
両挟持部61は、第2分割体47において特定軟質被覆部31を挟んで略相対向する箇所にそれぞれ設けられており、同特定軟質被覆部31に対し両側から食い込むことで同特定軟質被覆部31を挟持するものである。両挟持部61の特定軟質被覆部31との接触面は、互いに略平行となっている。両挟持部61の間隔Dは、特定軟質被覆部31の両端部について、両挟持部61によって挟み込まれる方向(径方向)の寸法Mよりも若干小さく設定されている。
なお、第1分割体46及び第2分割体47の各外表面の装飾は、例えば木製の加飾板(化粧板)63を貼り付けることにより行われている(図1参照)。
上記のようにして、本実施形態のステアリングホイール12が構成されている。このステアリングホイール12では、特定軟質被覆部31にそれぞれ被せられた第1分割体46及び第2分割体47を溶着により相互に接合させるために、図13に示す溶着装置70が用いられる。この溶着装置70は、受け治具71と、受け治具71の上方に、昇降可能かつ上下方向への微細振動可能に配設された溶着治具73とを備えている。受け治具71には、その上面において開口し、かつ第2分割体47の外形形状に対応した形状を有する下凹部72が設けられている。また、溶着治具73には、その下面において開口し、かつ第1分割体46の外形形状に対応した形状を有する上凹部74が設けられている。なお、溶着装置70には、特定軟質被覆部31、第1分割体46、第2分割体47等を位置決めする手段は設けられていない。
上記溶着装置70を用いて溶着を行う場合には、両分割体46,47が相互に溶着される前のステアリングホイール中間体64を同溶着装置70にセットすることとなるが、そのセットに先立ち、各分割体46,47を特定軟質被覆部31に被せる作業を行う。
この作業に際しては、第1分割体46及び第2分割体47を特定軟質被覆部31にそれぞれ近づける。各位置決め突起53を、対応する位置決め溝36に係入させるとともに、各内周突部39を対応する内凹部55に係入させ、各外周突部41を対応する外凹部56に係入させる。これらの係入により、第1分割体46及び第2分割体47が、それぞれ位置決めされつつ、特定軟質被覆部31に被せられる(図7参照)。第1分割体46の内周側の分割面46Iと第2分割体47の内周側の分割面47Iとが相互に接近するとともに、第1分割体46の外周側の分割面46Oと第2分割体47の外周側の分割面47Oとが相互に接近する(図8〜図10参照)。
この際、図11及び図12の少なくとも一方に示すように、特定軟質被覆部31に被せられた第2分割体47では、リム部13の周方向についての両端部に、それぞれ一対の挟持部61が食い込み部として設けられている。食い込み部毎の両挟持部61の間隔Dが、特定軟質被覆部31の端部について、両挟持部61により挟み込まれる方向の寸法Mよりも小さい。このことから、食い込み部毎の両挟持部61が、特定軟質被覆部31の端部に対し、これをリム部芯金21側へ圧縮して弾性変形させながら両側から食い込む。複数箇所(2箇所)の食い込み部において、それぞれ両挟持部61により特定軟質被覆部31の端部に食い込んだ第2分割体47は、特定軟質被覆部31を押圧しながら挟持した状態となる。食い込み部毎の両挟持部61が食い込まれてそれぞれ圧縮弾性変形した特定軟質被覆部31の両端部は、自身の弾性復元力により弾性変形前の形態に戻ろうとし、食い込み部毎の両挟持部61に圧接した状態となる。なお、図11中の二点鎖線は、弾性変形する前の特定軟質被覆部31の外形形状を示している。第2分割体47は、自重に抗し、リム部13の周方向についてバランスのとれた状態で、特定軟質被覆部31に被せられた状態に保持される。
一方、溶着装置70では、図13に示すように、溶着治具73を上昇させることで、同溶着治具73を受け治具71から上方へ遠ざけておく。そして、特定軟質被覆部31の後面35が上側となり、同特定軟質被覆部31の前面34が下側となるようにステアリングホイール中間体64を水平状態にしつつ、第2分割体47を受け治具71の下凹部72内に配置する。このときにも、上述したように、第2分割体47は、食い込み部毎の両挟持部61の食い込みにより、特定軟質被覆部31に下側から被せられた状態に保持され続け、特定軟質被覆部31から落下しにくい。
第2分割体47を受け治具71の下凹部72内に配置した後、溶着治具73を下降させ、上凹部74において溶着治具73を第1分割体46に上側から被せる。上記下降した溶着治具73により、第1分割体46に下向きの荷重をかけつつ上下方向の微細な振動を加える。この振動により、両分割体46,47の相対向する内周側の分割面46I,47I間で摩擦熱が生じて、両者が溶融し、接合するとともに、相対向する外周側の分割面46O,47O間で摩擦熱が生じて、両者が溶融し、接合する。
ところで、第2分割体47の食い込み部毎の両挟持部61が食い込まれた箇所(特定軟質被覆部31の両端部)では、特定軟質被覆部31が圧縮されていて、弾性変形している。同箇所の弾性変形代は、両挟持部61の食い込みがない場合に比べて少なくなっている。そのため、第2分割体47は高い捩り剛性を発揮し、これに捩り力が加えられても変形しにくい(ねじれにくい)。この捩り剛性は、リム部13の周方向についての両端部に位置する食い込み部の間隔が大きいほど高くなる傾向にある。従って、第2分割体47においてリム部13の周方向についての両端部に食い込み部が設けられた本実施形態では、採り得る最も高い捩り剛性が発揮される。
以上詳述した本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)ステアリングホイール中間体64を溶着装置70にセットする際に下側となる第2分割体47の内壁面に食い込み部(一対の挟持部61)を設けている(図13)。そのため、第2分割体47を特定軟質被覆部31から落下させることなく、受け治具71の下凹部72にセットすることができる。これに伴い、第2分割体47の特定軟質被覆部31からの落下を防止するために、同第2分割体47を特定軟質被覆部31に対し、接着により仮止めする作業が不要となる。
このように、本実施形態によれば、ステアリングホイール中間体64を溶着装置70にセットするまでに、特定軟質被覆部31から下側の第2分割体47が落下する現象を、作業性を低下させずに抑制することができるようになる。
(2)食い込み部として、特定軟質被覆部31をリム部芯金21側へ圧縮しながら食い込む構成(一対の挟持部61)を採用している(図11)。そのため、食い込み部(両挟持部61)を特定軟質被覆部31に確実に食い込ませることができ、第2分割体47を、特定軟質被覆部31に被せられた状態に確実に保持して、上記(1)の効果を確実に得ることができる。
(3)上記(2)の食い込み部として、第2分割体47において特定軟質被覆部31を挟んで略相対向する箇所にそれぞれ設けられ、同特定軟質被覆部31に対し両側から食い込むことで同特定軟質被覆部31を挟持する一対の挟持部61を備えるものを採用している(図11参照)。そのため、両挟持部61により特定軟質被覆部31を押圧しながら挟持することができ、第2分割体47を、特定軟質被覆部31に被せられた状態に確実に保持する効果を一層確実なものとすることができる。
(4)両挟持部61の間隔Dを、特定軟質被覆部31について、同両挟持部61により挟み込まれる方向の寸法Mよりも小さく設定している(図12)。そのため、両挟持部61により、特定軟質被覆部31をリム部芯金21側へ圧縮しながら両側から食い込ませることができ、上記(3)の効果が確実に得られるようになる。
(5)食い込み部(一対の挟持部61)を、第2分割体47の周方向についての複数箇所(2箇所)に設けている(図6(A))。そのため、食い込み部(一対の挟持部61)を複数箇所(2箇所)で特定軟質被覆部31に食い込ませることができ、第2分割体47を、自重に抗して、特定軟質被覆部31に被せられた状態に確実に保持することができる。
(6)2箇所の食い込み部(一対の挟持部61)を、第2分割体47においてリム部13の周方向についての両端部に設けている(図6(A))。そのため、第2分割体47を、リム部13の周方向にバランスのとれた状態で、特定軟質被覆部31に被せられた状態に保持することができる。また、硬質加飾部45の捩り剛性を効率よく高めることができる。
なお、本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
<食い込み部が設けられる対象について>
・食い込み部の設けられる対象(第1分割体46及び第2分割体47)は、溶着装置70での溶着に先立ち、ステアリングホイール中間体64を同溶着装置70にセットする際に少なくとも下側となる分割体であればよい。従って、上記実施形態において、第2分割体47に加え第1分割体46にも食い込み部が設けられてもよい。
また、第2分割体47が上側となり、第1分割体46が下側となる態様でステアリングホイール中間体64が溶着装置70にセットされる場合には、食い込み部は、少なくとも第1分割体46に設ける。
<第2分割体47において食い込み部の設けられる箇所について>
・食い込み部は、第2分割体47において、リム部13の周方向についての1箇所にのみ設けられてもよい。この場合には、第2分割体47の重量バランスを考えると、食い込み部はリム部13の周方向についての中央部又はその近傍に設けられることが望ましい。
・食い込み部は、第2分割体47において、リム部13の周方向についての3箇所以上に設けられてもよい。
・食い込み部を、第2分割体47の3箇所以上に設ける場合には、少なくとも2つをリム部13の周方向についての両端部に設けることが望ましい。これは、第2分割体47、ひいては硬質加飾部45の捩り剛性を効率よく高めるためである。
<溶着法について>
・溶着に際しては、超音波溶着法、振動溶着法、高周波溶着法等を採用することができる。
<その他>
・本発明は、車両に限らず、航空機、船舶等の他の乗り物における操舵装置のステアリングホイールに適用することもできる。この場合、車両には、自家用車に限らず各種産業車両も含まれる。
12…ステアリングホイール、13…リム部、21…リム部芯金、30…軟質被覆部、45…硬質加飾部、46…第1分割体、47…第2分割体、61…挟持部(食い込み部)、64…ステアリングホイール中間体、70…溶着装置、D…間隔、M…寸法。

Claims (5)

  1. リム部芯金を骨格とする略円環状のリム部のうち、その周方向についての一部が、前記リム部芯金を被覆する軟質被覆部と、前記軟質被覆部を包み込み、かつ外表面に装飾の施された筒状の硬質加飾部とを備え、
    前記硬質加飾部が、半割状に分割され、かつ前記軟質被覆部に被せられた一対の分割体を溶着装置で相互に溶着して接合させることにより形成されたものであり、
    前記溶着装置での溶着に先立ち、前記軟質被覆部に前記両分割体を被せてなるステアリングホイール中間体を同溶着装置にセットする際に少なくとも下側となる分割体の内壁面には、前記軟質被覆部に対し、同軟質被覆部を前記リム部芯金側へ圧縮弾性変形させながら食い込むことで、同分割体を同軟質被覆部に被せられた状態に保持する食い込み部を設けることを特徴とするステアリングホイール。
  2. 前記食い込み部は、前記分割体において前記軟質被覆部を挟んで略相対向する箇所にそれぞれ設けられ、同軟質被覆部に対し両側から食い込むことで同軟質被覆部を挟持する一対の挟持部を備える請求項1に記載のステアリングホイール。
  3. 前記両挟持部の間隔は、前記軟質被覆部について、同両挟持部により挟み込まれる方向の寸法よりも小さく設定されている請求項2に記載のステアリングホイール。
  4. 前記食い込み部は、前記リム部の周方向についての複数箇所に設けられている請求項1〜3のいずれか1つに記載のステアリングホイール。
  5. 前記複数の食い込み部は、前記リム部の周方向についての前記分割体の少なくとも両端部に設けられている請求項4に記載のステアリングホイール。
JP2009262287A 2009-11-17 2009-11-17 ステアリングホイール Active JP5493751B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009262287A JP5493751B2 (ja) 2009-11-17 2009-11-17 ステアリングホイール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009262287A JP5493751B2 (ja) 2009-11-17 2009-11-17 ステアリングホイール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011105140A true JP2011105140A (ja) 2011-06-02
JP5493751B2 JP5493751B2 (ja) 2014-05-14

Family

ID=44229153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009262287A Active JP5493751B2 (ja) 2009-11-17 2009-11-17 ステアリングホイール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5493751B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013159171A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Bridgestone Cycle Co 自転車フレームの製造方法及び自転車フレーム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6225993U (ja) * 1985-07-30 1987-02-17
JP2004306629A (ja) * 2003-04-01 2004-11-04 Toyoda Gosei Co Ltd ステアリングホイール
JP2008265480A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Takata Corp 模様付きステアリングホイールおよびその製造方法
JP2009067123A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Toyoda Gosei Co Ltd ステアリングホイールおよびその製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6225993U (ja) * 1985-07-30 1987-02-17
JP2004306629A (ja) * 2003-04-01 2004-11-04 Toyoda Gosei Co Ltd ステアリングホイール
JP2008265480A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Takata Corp 模様付きステアリングホイールおよびその製造方法
JP2009067123A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Toyoda Gosei Co Ltd ステアリングホイールおよびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013159171A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Bridgestone Cycle Co 自転車フレームの製造方法及び自転車フレーム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5493751B2 (ja) 2014-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6439578B2 (ja) 乗物用シート
CN106166972B (zh) 头枕和具有头枕的交通工具座椅
US8677858B2 (en) Steering wheel and manufacturing method of steering wheel
JP5493751B2 (ja) ステアリングホイール
JP3791688B2 (ja) 自動車のステアリングホイール
JP2007224782A (ja) 車両用オイルストレーナ
JP3924729B1 (ja) 防振ブッシュ
JP4890168B2 (ja) 樹脂成形品のrim成形用成形型並びにrim成形方法
US9789895B2 (en) Decoration article having clear layer and method of forming the same
JP4046073B2 (ja) トルクロッド
JP5278264B2 (ja) 皮巻きステアリングホイール
JP6049199B2 (ja) ステアリングホイール
JP6485216B2 (ja) シートフレーム
JP2010038195A (ja) トルクロッド及びその製造方法
US10449988B2 (en) Steering wheel
JPH082754B2 (ja) ステアリングホイール
JP2016107741A (ja) 車両用内装品
JP6135578B2 (ja) 乗物用シート
JP6339395B2 (ja) 樹脂成形品の溶着方法
JPH0939801A (ja) 革巻きステアリングホイール
JPH10274282A (ja) 防振ゴムブッシュの製造方法
US20240093745A1 (en) Anti-vibration device
JP5500723B2 (ja) 自動車用運転ハンドル及びその製造方法
CN110475696B (zh) 旨在焊接在车身元件上的车辆零件
JP2023032819A (ja) 電極構造体、ステアリングホイールおよびステアリングホイールの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5493751

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150