JP2011102524A - 引き戸用指詰め防止装置 - Google Patents

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JP2011102524A JP2009274948A JP2009274948A JP2011102524A JP 2011102524 A JP2011102524 A JP 2011102524A JP 2009274948 A JP2009274948 A JP 2009274948A JP 2009274948 A JP2009274948 A JP 2009274948A JP 2011102524 A JP2011102524 A JP 2011102524A
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文子 南
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Abstract

【課題】既設のどのような素材の引き戸にも設置可能な構造が簡易で低コスト、確実かつ故障の少ない引き戸用指詰め防止装置を提供する。
【解決手段】枠と該枠に開閉自在に設置された引き戸とで構成される引き戸機構において、引き戸の閉鎖時にはその開閉軌跡外に出され引き戸に接しており、解放時に重力によって軌跡内に戻り、引き戸が完全に閉鎖することを阻止する指詰め防止部材を、枠上部に引き戸の開閉軌跡を遮る方向で部屋の内と外の2点で吊り下げる形で設置することにより、低コストで確実に指詰めを防止することに役立つ。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物や部屋の出入口,窓等に設けられる引き戸に使用することができる指詰め防止装置に関する。
引き戸を閉める際には、引き戸と枠(縦枠)との間に指を挟まれて、怪我をすることがある。特に、子供が引き戸の開閉操作を行う場合、その危険性が高い。引き戸の重量が重い場合、またはすべりが悪い場合、引き戸に大きな力を加えて閉めようとする。逆に引き戸の重量に比べてすべりが軽い場合、どちらの時にも引き戸が速い速度で閉まってしまい、不注意で指を引き戸と枠との間に挟んでしまうおそれがある。
これを防止するために、あらかじめ指詰め防止装置を組み込んで製作される引き戸もある。
特開平H08−4408号
引き戸及び枠の製作時にあらかじめ組み込まれる指詰め防止装置は、構造や取り付け方法が簡易ではなく、高コストなものがほとんどである。
また既設の引き戸に対して容易に設置でき、低コストであるとするものも提案されているが、それらが引き戸と枠の間に装置の一部を挟むことで衝撃を吸収するしくみである点から考えると故障しやすいという問題点がある。また、昨今の気密性の高い引き戸構造、枠の形状においては、場合によってその機能を十分に発揮しない。そしてコストという視点からいえば、現実的には何かを挟んでおけばよいという課題でもあり、家庭においては必要とされる期間が限られているため、利用者から見ればまだ低いとはいえない。
これらの問題点を鑑み、既設の引き戸にも設置可能な構造が簡易で低コスト、確実かつ故障の少ない引き戸用指詰め防止装置を提供する。
枠と該枠に開閉自在に設置された引き戸とで構成される引き戸機構において、引き戸1の閉鎖時にはその開閉軌跡外に出され引き戸1に接しており、解放時に重力によって軌跡内に戻り、引き戸が完全に閉鎖することを阻止する指詰め防止部材を、枠上部に引き戸1の開閉軌跡を遮る方向で部屋の内と外の2点で吊り下げる形で設置することにより問題を解決する。
本発明によれば、既設の引き戸にも設置可能で戸と枠の素材を選ばず、構造が簡易でその効果が分かりやすいために誰にでも取り付けが容易、且つ、低価格で故障の少ない装置によって指詰めを防止することが出来る。
本発明、指詰め防止装置の一実施例を示す引き戸が解放状態の設置斜視図である。 引き戸が閉鎖状態の設置斜視図である。 本装置の正面図である。 本装置の側面図である。 取り付け部分の拡大図である。 操作棒取り付け状態の図である。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。本装置はゴムスポンジなど適宜素材で形成された緩衝本体1と二つの吊り下げ用カン2、その二つのカンを通る一本の耐久性の吊り紐3と紐の両端についた二つの取り付け部分4からなっている。
設置時には引き戸7を解放し、枠6上部に部屋の内と外とにまたがって、開閉軌跡を遮るよう取り付け部分4に付されている両面テープ5によって緩衝本体1を吊り下げる形で設置し、引き戸が完全に閉鎖しない状態を作り出して使用する。[図1]
引き戸を完全に閉鎖する場合には部屋の内外にかかわらず、操作する人間の手前に緩衝本体を引き出して開閉軌跡から取り除き、吊り紐を戸7と枠6で挟んだ状態で閉鎖する。[図2]
引き戸を閉鎖した状態では、緩衝本体は引き戸7に接しており、次回の引き戸の解放と同時に重力によって開閉軌跡内に戻ることで特別な操作をすることなく自動的に指詰め防止が図られる。
以上は基本的な本装置の構成と使用方法であるが、設置の環境や諸々の条件によっては機能を追加することが出来る。一例としては引き戸並びに該枠が高さ方向に大きい時、もしくは操作する大人の身長が低い場合などを想定するならば、図6のように緩衝本体1の下部に操作棒取り付け用カン8を設け、プラスチック等の適宜素材で作られた数十センチ程度の操作棒9を取り付けて使用することもでき、また取り付け部分についても場合によっては吸盤やフックを利用するなど吊り下げの形態を安定的に作り出すという条件を満たすものであれば方法を問わず利用できる。
1緩衝本体
2吊り下げ用カン
3吊り紐
4取り付け部
5両面テープ
6戸枠
7引き戸
8操作棒取り付けようカン
9操作棒

Claims (1)

  1. 枠と該枠に開閉自在に設置された引き戸とで構成される引き戸機構において、引き戸の閉鎖時にはその開閉軌跡外に出され引き戸に接しており、解放時に重力によって軌跡内に戻り、引き戸が完全に閉鎖することを阻止する指詰め防止部材を、枠上部の引き戸の開閉軌跡を遮る方向に部屋の内と外の2点で吊り下げ、設置することを特徴とする引き戸用指詰め防止装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101469355B1 (ko) * 2013-03-14 2014-12-08 장영민 미닫이문 완전폐쇄 방지장치

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