JP2011101963A - チルトパネル及び記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】専用部品を追加することなくパネル本体を基準角度で落ち着かせ、外観品質の向上及び変位開始時の操作感を得ることができるチルトパネル及び記録装置を提供する。
【解決手段】互いに異なる角度に設けられた複数のチルト歯41のいずれか一つの下面41b側とレバー50の先端部51の上面51a側とを係止させることで基準角度から所定角度に変位自在な操作パネル20であって、基準角度の状態において、チルト歯41Aの上面41a側と、レバー50の先端部51の下面51b側とを係止させる係止部60を有するという構成を採用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、チルトパネル及び記録装置に関する。
記録媒体に記録処理を実施する記録装置は、例えば記録ヘッドを備えてインクジェットによる記録処理を実施する形態や、感光体に静電潜像を形成し、トナー像を記録媒体に転写して記録処理を実施する形態等がある。
記録装置は、例えば下記特許文献1のように、所定の情報を表示する表示部や所定の情報を入力するボタン部を有する操作パネルを備えて、ユーザーが該操作パネルを操作することで記録処理に係る所望の設定や操作を行う。特許文献1に記載の操作パネルは、チルト機構を備えており、ユーザーが操作し易い任意の角度に変位させることが可能な構成となっている。
特開2007−81248号公報
チルト機構の形態としては、特許文献1に記載のようにモータ等を用いて電動でパネルの角度を変位させる形態の他に、ラチェット機構等を用いて手動でパネルの角度を変位させる形態がある。この形態では、ユーザーがレバーを操作して、互いに異なる角度に設けられた複数のチルト歯のいずれか一つの下面側とレバーの先端部の上面側とを係止させることで、パネルの角度を基準角度から所定角度へと変位させている。
ところで、このように角度が変位自在なチルトパネルにおいては、基準角度の状態においてパネル本体を落ち着かせ、且つ、変位開始時にユーザーに操作感(クリック感、抵抗感)を与えるために、バネ機構を有するロックスタッカーを用いて、パネル本体を基準角度の状態で所定の付勢力を与えてロックしている。しかしながら、このロックスタッカーを用いると、パネル本体にロックスタッカーが嵌り込む溝を形成しなければならず、角度変位時にその溝がパネル本体の外観に現れてしまう。また、角度変位時に、ロックスタッカーがパネル本体と擦れて、その擦傷が外観品質を損なわせてしまう。また、このロックスタッカーのような専用部品の追加は、部品コスト及び組立コストが掛かるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、専用部品を追加することなくパネル本体を基準角度で落ち着かせ、外観品質の向上及び変位開始時の操作感を得ることができるチルトパネル及び記録装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明は、互いに異なる角度に設けられた複数のチルト歯のいずれか一つの下面側とレバーの先端部の上面側とを係止させることで基準角度から所定角度に変位自在なチルトパネルであって、上記基準角度の状態において、上記チルト歯の上面側と、上記レバーの先端部の下面側とを係止させる係止部を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、チルト歯の上面側とレバー先端部の下面側とを基準角度で係止させて、専用部品を追加することなくパネル本体を基準角度で落ち着かせると共に変位開始時の抵抗感を与える。
また、本発明においては、上記係止部の上記チルト歯は、他の角度に設けられた上記チルト歯よりも、歯厚が大きいという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、係止部のチルト歯の歯厚を大きくして、変位開始時にレバー先端部が係止部のチルト歯を乗り越えるため抵抗感を、他のチルト歯を乗り越えるための抵抗感よりも大きくする。
また、本発明においては、上記係止部の上記チルト歯は、他の角度に設けられた上記チルト歯よりも、歯たけが大きいという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、係止部のチルト歯の歯たけを大きくして、変位開始時にレバー先端部が係止部のチルト歯を乗り越えるため抵抗感を、他のチルト歯を乗り越えるための抵抗感よりも大きくする。
また、本発明においては、上記複数のチルト歯の上面側は、パネル本体が上記基準角度から上記所定角度に向かうチルト方向に傾いており、上記係止部の上記チルト歯の上面側は、他の角度に設けられた上記チルト歯の上面側よりも、上記チルト方向の傾きが小さいという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、係止部のチルト歯の傾きを小さくして、変位開始時にレバー先端部が係止部のチルト歯を乗り越えるため抵抗感を、他のチルト歯を乗り越えるための抵抗感よりも大きくする。
また、本発明においては、上記レバーは、上記係止させる位置と上記係止を解除する位置との間において上記先端部を回動させる回動軸を有し、上記係止部の上記チルト歯の上面側は、該上面側と上記レバーの先端部の下面側とが接する接点と上記回動軸の軸中心とを結ぶ直線に対して該接点から引いた垂線に対する上記傾きの角度が、上記チルト歯の上面側と上記レバーの先端部の下面側との間の摩擦力に基づいて設定されているという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、係止部のチルト歯の上面側とレバーの先端部の下面側との間の摩擦力に基づいて、係止部のチルト歯の上面側の傾き角度が設定されるため、変位開始時にレバー先端部が係止部のチルト歯を乗り越えるため抵抗感を適切に与えることができる。
また、本発明においては、先に記載のチルトパネルを有する記録装置を採用する。
本発明の実施形態におけるインクジェットプリンターを示す斜視図である。 本発明の実施形態における操作パネルを右側面から視た構成図である。 本発明の実施形態における操作パネルの要部拡大図である。 本発明の実施形態における操作パネルの変位開始時を示す図である。 本発明の実施形態における操作パネルの変位開始時の要部拡大図である。 本発明の実施形態における操作パネルの変位終了時を示す図である。 本発明の実施形態における操作パネルの変位終了時の要部拡大図である。 本発明の実施形態におけるチルト歯の上面側の角度θの条件について説明するための図である。
以下、本発明に係るチルトパネル及び記録装置の実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。本実施形態では、本発明に係るチルトパネルを有する記録装置として、操作パネルを有するインクジェット式プリンター(以下、インクジェットプリンターと称する)を例示する。
図1は、本発明の実施形態におけるインクジェットプリンター1を示す斜視図である。
インクジェットプリンター1は、記録用紙(記録媒体)をスタックするスタック部10と、ユーザーが所定の情報を入力する操作パネル20とを有する。
スタック部10は、ハウジング2に形成された取出口3において、給紙トレイ11上に排紙トレイ12が設けられる構成となっている。給紙トレイ11は、記録用紙の取出方向下流側(装置手前側)に引き出し可能な構成となっている。
操作パネル20は、スタック部10の上部に設けられており、ハウジング2と同一面を形成する基準角度から所定の角度へと変位可能なチルト機構(後述)を備える。
インクジェットプリンター1は、操作パネル20から指令が入力されると、給紙トレイ11にスタックされている記録用紙を一枚ずつピックアップして、ハウジング2内に配置された不図示の記録ヘッドを走査させ、記録用紙にインクを噴射し、文字や画像等の所望の情報を記録する記録処理を実施する。記録処理を経た記録用紙は、給紙トレイ11上に配置された排紙トレイ12上に排紙されてスタックされる。
次に、図2及び図3を参照して、本実施形態の操作パネル20のチルト機構について説明する。
図2は、本発明の実施形態における操作パネル20を右側面から視た構成図である。
図3は、本発明の実施形態における操作パネル20の要部拡大図である。
図に示すように、操作パネル20は、手動でパネルの角度を変位させるラチェット形態のチルト機構を有している。操作パネル20は、パネル本体30と、チルト歯ユニット40と、レバー50とを有する。操作パネル20は、チルト歯ユニット40のチルト歯41の下面41b側と、レバー50の先端部51の上面51a側とを係止させることで、所定角度に変位自在な構成となっている。
パネル本体30の表面30aには、表示部及びボタン部が設けられる(図1参照)。パネル本体30は、その両側面から突出して設けられた回動軸31を有する。回動軸31は、ハウジング2に固定された軸受に軸支されており、パネル本体30は、この回動軸31を通る軸周りに変位自在な構成となっている。
チルト歯ユニット40は、パネル本体30の裏面30b側に配置されてパネル本体30と独立してハウジング2に固定されている。チルト歯ユニット40は、回動軸31を中心とした基準円に沿って設けられて互いに異なる角度に配置される複数のチルト歯41を有する。
チルト歯41は、歯を傾けたラック形状となっており、上面41a側では、パネル本体30を時計回りに回動させる力が加わった時に、レバー50の先端部51が乗り越えられるような傾斜となっており、一方の下面41b側では、パネル本体30を反時計回りに回動させる力が加わった時に、レバー50の先端部51の歯の乗り越えを防止するような傾斜となっている。
レバー50は、パネル本体30の裏面30b側に配置されてパネル本体30と一体的に変位可能な構成となっている。レバー50は、その先端部51をチルト歯41のいずれか一つと係止させる係止位置と、該係止を解除する係止解除位置との間において回動させる回動軸52を有する。回動軸52は、パネル本体30の裏面30bに設けられた軸受部32に軸支されている。このレバー50は、先端部51が不図示のバネ部材によって裏面30bに向かって付勢されており(図3において符号Kで示す)、回動軸52を挟んで先端部51と逆側の取手部54をユーザーが操作することで、先端部51とチルト歯41との係止/係止解除が可能な構成となっている。
上記構成の操作パネル20は、パネル本体30が基準角度にあるときに、チルト歯41の上面41a側と、レバー50の先端部51の下面51b側とを係止させる係止部60を有する。この係止部60は、基準角度の状態においてパネル本体30を落ち着かせ、且つ、変位開始時にユーザーに操作感(クリック感、抵抗感)を与えるように機能する。
なお、以下の係止部60の説明では、係止部60を構成するチルト歯ユニット40の一段目のチルト歯を他のチルト歯と区別するために41Aの符号を付して説明する。
図3に示すように、係止部60のチルト歯41Aは、他の角度に設けられたチルト歯41の形状と異なった形状を有している。このチルト歯41Aは、パネル本体30の変位開始時にレバー50の先端部51がチルト歯41Aを乗り越えるため抵抗感を、他のチルト歯41を乗り越えるための抵抗感よりも大きくさせる、以下の特徴的な形状を有する。
第1に、チルト歯41Aは、他のチルト歯41よりも歯厚が大きくなっている。歯厚が大きくなると、レバー50の先端部51がチルト歯41Aを乗り越えるための移動距離が大きくなるため、他のチルト歯41を乗り越えるための抵抗感よりも大きな抵抗感が生じる。
第2に、チルト歯41Aは、他のチルト歯41よりも歯たけが大きくなっている。歯たけが大きくなると、レバー50の先端部51がチルト歯41Aを乗り越えるために回動軸52周り(時計回り)に回動する距離が大きくなるため、他のチルト歯41を乗り越えるための抵抗感よりも大きな抵抗感が生じる。
第3に、チルト歯41Aの上面41a側は、他のチルト歯41の上面41aよりもチルト方向の傾きが小さくなっている。上面41a側の傾きが小さくなると、レバー50の先端部51がチルト歯41Aを乗り越えるためにパネル本体30を回動軸31周り(時計回り)に回動させるために必要な力が大きくなるため、他のチルト歯41を乗り越えるための抵抗感よりも大きな抵抗感が生じる。
次に、上述した図に加えて図4〜図7を参照して、上記構成の操作パネル20のチルト動作及び作用について説明する。
図4は、本発明の実施形態における操作パネル20の変位開始時を示す図である。
図5は、本発明の実施形態における操作パネル20の変位開始時の要部拡大図である。
図6は、本発明の実施形態における操作パネル20の変位終了時を示す図である。
図7は、本発明の実施形態における操作パネル20の変位終了時の要部拡大図である。
図2及び図3に示すように、パネル本体30が、基準角度の状態のとき、係止部60において、チルト歯41Aの上面41a側とレバー50の先端部51の下面51b側とが係止状態にある。したがって、パネル本体30に予期しない衝撃や振動が加わって、パネル本体30が回動軸31周りに回動しようとしても、図3に示すように、レバー50の先端部51の下面51b側がチルト歯41Aの上面41a側で係止されるため、基準角度の状態においてパネル本体30を落ち着かせることができる。
また、図4及び図5に示す変位開始時では、ユーザーがパネル本体30の下端部を把持して装置手前側に持ち上げる操作を行う。パネル本体30が装置手前側に持ち上がると、チルト歯41Aの上面41a側とレバー50の先端部51の下面51b側との係止状態が解除される。チルト歯41Aの上面41a側は、チルト方向に傾いているため、取手部54をユーザーが操作することなく、レバー50の先端部51がチルト歯41Aを乗り越える。このチルト歯41Aの乗り越え時には、チルト歯41Aの上述した形状によって他のチルト歯41よりも大きな抵抗感が生まれる。そして、チルト歯41Aを乗り越えたレバー50の先端部51は、バネ部材の付勢によって係止位置に位置して、レバー50の先端部51の上面51a側と乗り越えたチルト歯41Aの下面41bとが係止状態となる。このように、レバー50の先端部51が変位開始時にチルト歯41Aを乗り越えることで、クリック感が発生する。
また、図6及び図7に示す変位終了時では、ユーザーが取手部54を操作しつつパネル本体30の下端部を把持して装置奥側に押し込む操作を行う。レバー50の取手部54を裏面30b側に押し付けると、レバー50の先端部51が係止位置から係止解除位置に回動し、パネル本体30を反時計回りに回動させることが可能となる。
そして、図7に示すような角度にパネル本体30を変位させた時に、レバー50の取手部54の押し付けを解除すると、レバー50の先端部51は、バネ部材の付勢によって、チルト歯41の上面41a側に引き込まれることで、クリック感発生する。そして、パネル本体30が基準角度で、チルト歯41Aの上面41a側とレバー50の先端部51の下面51b側とが係止状態となることで、基準角度の状態においてパネル本体30を落ち着かせることができる。
上述のように、本実施形態では、互いに異なる角度に設けられた複数のチルト歯41のいずれか一つの下面41b側とレバー50の先端部51の上面51a側とを係止させることで基準角度から所定角度に変位自在な操作パネル20であって、基準角度の状態において、チルト歯41Aの上面41a側と、レバー50の先端部51の下面51b側とを係止させる係止部60を有するという構成を採用することによって、基準角度からの変位開始時及び基準角度への変位終了時に適度な操作感(クリック感、抵抗感)を伴いながら、パネル本体30が基準角度に落ち着く機構を、専用部品を追加することなく実現することができる。また、係止部60は、パネル本体30の裏面30b側に配置され、角度変位時にパネル本体30の外観に現れることはないため外観品質が向上する。また、従来に比べて部品数が少ないため、部品コスト及び組立コストを低減させることができる。
次に、図8を参照して、パネル本体30を装置手前側に持ち上げる操作により、係止部60におけるロックを開放するためのチルト歯41Aの上面41a側の角度θの条件について説明する。
図8は、本発明の実施形態におけるチルト歯41Aの上面41a側の角度θの条件について説明するための図である。
図8に示す角度θは、パネル本体30をチルトさせるために装置手前側に持ち上げたときに、レバー50の先端部51の下面51b側とチルト歯41Aの上面41a側の噛み合いが外れるための解放角度を規定する。また、角度θは、チルト歯41Aの上面41a側とレバー50の先端部51の下面51b側とが接する接点Pと回動軸52の軸中心とを結ぶ直線L1に対して接点Pから引いた垂線L2に対するチルト方向の傾きの角度のことを指す。
角度θが大きいほど、パネル本体30を基準角度から変位させるための力が小さくなり、パネル本体30の基準角度におけるロックの力が弱まる。
一方で、角度θが小さいほど、パネル本体30を基準角度から変位させるための力が大きくなり、パネル本体30の基準角度におけるロックの力が強まる。しかし、角度θが、小さ過ぎると、パネル本体30を操作しただけでは基準角度におけるロックが外れなくなる場合がある。
ここで、変位開始時にレバー50の先端部51とチルト歯41Aとの噛み合いが外れる条件の境界角度θを求めると次のようになる。
図8に示す矢印Fは、パネル本体30のチルト操作時に、レバー50の先端部51からチルト歯41Aに対して作用する力を示す。
また、図8に示す矢印F1は、力Fが作用したときに、ロックを解除する方向に作用する力成分を示し、下式(1)で表される。
F1 = F×sinθ …(1)
また、図8に示す矢印F2は、力Fが作用したときに、ロックを解除する方向と逆方向に作用する摩擦力を示し、下式(2)で表される。ここで、μは、静摩擦係数を示す。
F2 = μ×F×cosθ …(2)
なお、チルト歯41A及びレバー50の先端部51が共にABS樹脂から形成されている場合、μ=0.5となる。
レバー50の先端部51とチルト歯41Aとの噛み合いが外れる条件は、下式(3)で表される。
F1 > F2 …(3)
式(3)に、式(1)及び式(2)を代入して展開すると、下式(4),(5)で表される。
F×sinθ > 0.5×F×cosθ …(4)
tanθ > 0.5 …(5)
したがって、角度θの条件は、下式(6)で表される。
θ ≧ 26.5 …(6)
つまり、チルト歯41A及びレバー50の先端部51が共にABS樹脂から形成されている場合、角度θは、26.5度以上が必要となる。
このように、摩擦力に基づいて境界角度θを求めることで、変位開始時にレバー50の先端部51がチルト歯41Aを乗り越えるため抵抗感を適切に与えることができる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上述の実施形態においては、記録装置がインクジェットプリンター1である場合を例にして説明したが、インクジェットプリンターに限られず、複写機及びファクシミリ等の装置であってもよい。
1…インクジェットプリンター(記録装置)、20…操作パネル(チルトパネル)、30…パネル本体、40…チルト歯ユニット、41…チルト歯、41A…チルト歯(係止部のチルト歯)、41a…上面、41b…下面、50…レバー、51…先端部、51a…上面、51a…下面、52…回動軸、60…係止部、θ…角度

Claims (6)

  1. 互いに異なる角度に設けられた複数のチルト歯のいずれか一つの下面側とレバーの先端部の上面側とを係止させることで基準角度から所定角度に変位自在なチルトパネルであって、
    前記基準角度の状態において、前記チルト歯の上面側と、前記レバーの先端部の下面側とを係止させる係止部を有することを特徴とするチルトパネル。
  2. 前記係止部の前記チルト歯は、他の角度に設けられた前記チルト歯よりも、歯厚が大きいことを特徴とする請求項1に記載のチルトパネル。
  3. 前記係止部の前記チルト歯は、他の角度に設けられた前記チルト歯よりも、歯たけが大きいことを特徴とする請求項1または2に記載のチルトパネル。
  4. 前記複数のチルト歯の上面側は、パネル本体が前記基準角度から前記所定角度に向かうチルト方向に傾いており、
    前記係止部の前記チルト歯の上面側は、他の角度に設けられた前記チルト歯の上面側よりも、前記チルト方向の傾きが小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のチルトパネル。
  5. 前記レバーは、前記係止させる位置と前記係止を解除する位置との間において前記先端部を回動させる回動軸を有し、
    前記係止部の前記チルト歯の上面側は、該上面側と前記レバーの先端部の下面側とが接する接点と前記回動軸の軸中心とを結ぶ直線に対して該接点から引いた垂線に対する前記傾きの角度が、前記チルト歯の上面側と前記レバーの先端部の下面側との間の摩擦力に基づいて設定されていることを特徴とする請求項4に記載のチルトパネル。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のチルトパネルを有することを特徴とする記録装置。
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