JP2011099998A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニング前除電の構成における除電光の光量低下をより効率よく防止できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】その回転駆動によって表面にトナー像を形成する像担持体(30)と、このトナー像の転写を経た後に像担持体表面を清掃するクリーニングユニット(40)と、この清掃に至る前に像担持体表面に除電光を照射する光源(64)を有し、転写を経た後の像担持体表面に残された電荷を除去する除電ユニット(60)とを具備し、この除電ユニットは、光源からの除電光を像担持体表面に導くとともに、その回転によって清掃される導光面(84)を有した導光部材(80)を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、像担持体のトナー像を中間転写体や用紙に出力する画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置では電子写真方式が用いられており、帯電器が像担持体、例えば感光体ドラムを予め帯電し、露光部が感光体ドラムの表面に光を照射すると、この表面には静電潜像が形成される。また、現像器はトナーを担持しており、トナーが静電潜像に付着してトナー像を形成する。そして、このトナー像を用紙に、或いは中間転写体を介して用紙に転写して定着させる。
また、感光体ドラムの露光履歴を解消し、いわゆるメモリー画像が発生しないようにすることを目的として、感光体ドラムの表面に残った転写後の帯電電位を消去し次の帯電を均一に行わせるために、感光体ドラム表面に除電光を照射する。
除電光照射は、クリーニング部と帯電部の間で行う構成や転写部とクリーニング部の間で行う構成(クリーニング前除電構成)が広く知られている。また、特に、高速機の場合は、除電から帯電までの距離を長く取り、帯電までの時間を特に長くすることによって十分な除電効果を持たせるために、クリーニング前除電の構成が有効である。クリーニング前除電においては転写部からのトナー飛散の影響を受けて汚れ易いため、例えば特許文献1には除電導光体の表面にクリーナパッドを手動で長手方向に往復動させて清掃する技術が開示されている。
特開2006−47480号公報
上述のように従来の技術では、転写工程でトナーが飛散し、このトナーが感光体ドラムに到達する除電光の光量を低下させるとの問題がある。
詳しくは、上記クリーニング前除電では、中間転写体の走行路が除電ユニットの光源の近傍に配置されており、転写に用いられたトナーが除電ユニットの周囲で飛散し易く、この光源から感光体ドラムの表面に向かう除電光の妨げになるからである。
この場合に、光源と感光体ドラムの表面との間に導光部材を配置して除電光の光路を確保することも考えられるが、単に導光部材を配置するのみでは、この導光部材表面も飛散したトナーで汚染され、やはり除電光の光量低下を招くのである。
このため、導光部材を清掃することも考えられているが、作業性に課題を残している。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消し、クリーニング前除電の構成における除電光の光量低下をより効率よく防止できる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するための第1の発明は、その回転駆動によって表面にトナー像を形成する像担持体と、このトナー像の転写を経た後に像担持体表面を清掃するクリーニングユニットと、この清掃に至る前に像担持体表面に除電光を照射する光源を有し、転写を経た後の像担持体表面に残された電荷を除去する除電ユニットとを具備し、この除電ユニットは、光源からの除電光を像担持体表面に導くとともに、その回転によって清掃される導光面を有した導光部材を備える。
第1の発明によれば、像担持体の回転駆動によってその表面にはトナー像が形成され、除電ユニットは、クリーニング前除電、つまり、クリーニングユニットによる清掃の前に像担持体の表面に除電光を照射しており、トナー像の転写後の像担持体表面に残された電荷を除去する。これにより、この除電から次回の帯電までの時間を長く確保でき、メモリー画像を確実に防止できる。
ここで、本発明では導光部材を設けて除電光の光路を確保しており、しかも、この導光部材が回転によって清掃される導光面を有している。
よって、仮に、除電ユニットの周囲で飛散したトナーが導光面に付着しても清掃されるため、当該トナーの付着による除電光の光量低下を回避できる。この結果、像担持体に対する除電ムラを防止でき、画像品質が長期に亘って安定する。
しかも、この導光部材の回転によって導光面が清掃されるため、従来の如くクリーナパッドを長手方向、つまり、像担持体の回転軸線に沿って平行方向にスライドさせるためのスペースが不要になり、画像形成装置の真のコンパクト化を達成できる。
第2の発明は、第1の発明の構成において、除電ユニットは、導光部材の回転によって導光面に接触する清掃部材と、光源とこの導光部材との間に固設されており、この光源からの除電光を像担持体表面に導くとともに、この導光部材を像担持体の表面近傍に配置させる他の導光部材とをさらに備えることを特徴とする。
第2の発明によれば、第1の発明の作用に加えてさらに、導光面を清掃部材で清掃すれば、導光部材を画像形成装置から取り出して清掃する必要がない。また、他の導光部材は、上述の導光部材を像担持体の表面近傍に配置できることから、光源のランクを上げる、或いは光源の数を増やして光量アップを図る必要もなく、画像形成装置の製造コスト削減に寄与するし、また、この光量アップに伴って生ずる熱の影響もない。
第3の発明は、第2の発明の構成において、除電ユニットは、光源と他の導光部材との空間、及び、この他の導光部材と上記導光部材との空間を覆う汚れ防止部材をさらに備えることを特徴とする。
第3の発明によれば、第2の発明の作用に加えてさらに、汚れ防止部材が、光源、他の導光部材及び導光部材の各空間を覆っており、仮に、除電ユニットの周囲でトナーが飛散しても、他の導光部材も汚染されない。したがって、光源からの除電光は、その光量を維持したまま、この汚染されない他の導光部材、及び上述した清掃可能な導光部材を経由して像担持体の表面により確実に到達する。
第4の発明は、第1から第3の発明の構成において、導光部材は、用紙出力用のトナー像を像担持体表面に形成しない場合に回転し、導光面が清掃されることを特徴とする。
第4の発明によれば、第1から第3の発明の作用に加えてさらに、導光部材を、画像形成動作時以外、すなわち、用紙出力用のトナー像を像担持体の表面に形成しないタイミングで回転させて導光面を清掃すれば、画像形成装置の使用停止期間が短くて済む。また、仮に、画像形成のタイミングで導光部材を回転させた場合に比して、清掃したトナーが例えば用紙に向けて落下する等の如く、画像品質に悪影響を及ぼし難くなる。
第5の発明は、第4の発明の構成において、導光部材は、像担持体の回転駆動に若しくはクリーニングユニットの駆動に従動して回転することを特徴とする。
第5の発明によれば、第4の発明の作用に加えてさらに、導光部材を像担持体の回転駆動に若しくはクリーニングユニットの駆動に従動させれば、導光部材専用の駆動手段を備える場合に比して、画像形成装置の構造が複雑にならない。
第6の発明は、第5の発明の構成において、導光部材は、用紙出力用のトナー像を像担持体の表面に形成する像担持体の回転方向とは反対側の回転駆動に従動することを特徴とする。
第6の発明によれば、第5の発明の作用に加えてさらに、導光部材が画像形成動作時以外のタイミングで回転し、しかも像担持体に従動している。よって、既存の画像形成装置に最も近い構成で実現可能になり、その製造コストのより一層の低廉化を達成できる。
第7の発明は、第1から第6の発明の構成において、像担持体は、表面に非晶質シリコン系の層を有した感光体ドラム(像担持体)であることを特徴とする。
第7の発明によれば、第1から第6の発明の作用に加えてさらに、非晶質シリコン系の層を有した感光体ドラム(像担持体)は長寿命であるとの長所を有するが、上述した清掃可能な導光部材を備えていれば、この感光体ドラム(像担持体)の特性を長期間に亘って維持可能になり、その長所を確実に活かすことができる。
本発明によれば、その回転によって清掃される導光部材を備えているため、クリーニング前除電の構成を用いても、除電光の光量低下をより効率よく防止できる画像形成装置を提供することができる。
本実施例の複合機を概略的に示した断面正面図である。 図1の複合機のコントローラを含めた構成図である。 図1のドラムユニット周辺の断面図である。 図3の除電ユニットの分解斜視図である。 図2のコントローラによる清掃制御のフローチャートである。 感光体ドラム表面電位と除電光量との関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1には、画像形成装置の一例である複合機1の正面側からみた断面が示されている。
本実施例の複合機1は、胴内排紙型の装置本体2を有しており、排紙トレイ14がスキャナ部7の下側に形成されている。
装置本体2の上側、つまり、スキャナ部7の上側には原稿送り装置20が搭載され、この原稿送り装置20は、原稿を所定の画像読取位置に自動搬送可能に構成されている(ADF:Auto Document Feeder)。詳しくは、複合機1を複写機やファクシミリ、ネットワークスキャナとして利用するときには、この原稿送り装置20から原稿を搬送し、その画像面はスキャナ部7にて光学的に読み取られる。
一方、装置本体2の下部にはフロントローディング式の給紙カセット3が設置され、本実施例では装置本体2の高さ方向に沿って上下2段で配置される。各給紙カセット3はいずれも装置本体2に対して着脱可能に構成され、複合機1の正面側に向けて引き出されると、給紙カセット3の内部が外部に対して開かれる一方、複合機1の背面側に向けて押し込まれると、その内部が閉じられる。
また、同図にて実線で示された矢印は用紙の搬送経路及びその搬送方向を表している。
各給紙カセット3には画像形成前の各種の用紙Pが積層状態で収容され、この用紙Pは給紙カセット3から1枚ずつ分離され、この図で見て左方向に向けて送出される。そして、搬送路4の用紙Pは装置本体2の左側面に沿って上方に向けて搬送される。
また、装置本体2の右側面には開閉式の手差しトレイ5が備えられており、この手差しトレイ5から送出された用紙も搬送路6に搬送され、その後、上方に向けて搬送される。
装置本体2の内部には、用紙搬送方向で見て下流側にレジストローラ17、画像形成部9及び転写部10が順番に配置されている。画像形成部9の右方には露光部8やトナーコンテナ11が備えられており、図2のコントローラ90の信号に基づき、露光部8からは画像形成部9の感光体ドラム(像担持体)30に向けてレーザ光Lが照射され、静電潜像が現像される。また、トナーコンテナ11から図示しない補給経路を経由して現像装置33にトナーが供給され、現像装置33より感光体ドラム(像担持体)30に形成された静電潜像に対してトナーが現像される。
用紙搬送方向で見て転写部10の下流側には、定着部12、及び排出分岐部13が順番に配置され、片面印刷の場合には、定着部12から排出された用紙は排出ローラ15を経て排紙トレイ14に排出される。
一方、排出分岐部13と搬送路4との間には両面印刷用ユニット16が配置されており、この両面印刷用ユニット16では定着部12から排出された用紙を搬送路4に戻し、画像形成部9に向けて再び送出する。
ところで、上述した本実施例の感光体ドラム(像担持体)30は、その表面に非晶質シリコン系の層を有したa−Siドラムであり、装置本体2に回転自在に設置され、図示しない駆動モータによって図1,3の時計回りにそれぞれ駆動する。
また、この図3にも示されるように、感光体ドラム30の周囲の適宜位置には、帯電器32、現像ローラ34、転写ローラ36やクリーニングユニット40がそれぞれ設けられている。
この帯電器32は、図3で見ると感光体ドラム30の右斜め上側に位置しており、この感光体ドラム30の表面を均一に帯電させる。なお、この帯電器32には図示のコロナ放電方式の他、感光体ドラム30の表面に直接に接する帯電ローラを有した直接接触方式であっても良い。
また、現像ローラ34は感光体ドラム30の右斜め下側に配置されて感光体ドラム30に対峙し、図示しない駆動モータによって同図の反時計回りに駆動する。
転写ローラ36は感光体ドラム30に対して左斜め下方から圧接可能に構成されている。そして、これら感光体ドラム30と転写ローラ36とは、トナー像を用紙に転写するためのニップ部を形成する。
上述のクリーニングユニット40は、図1,3に示されるように、感光体ドラム30の上部に配置されている。
詳しくは、本実施例のクリーニングユニット40は感光体ドラム30の回転方向で見て転写ローラ36との転写位置の下流側にて、この感光体ドラム30に向けて開口したハウジング41を備え、このハウジング41の適宜位置に、研磨ローラ44、クリーニングブレード46、トナー回収部50や、用紙Pの搬送路近傍でクリーニング前除電を行う後述する除電ユニット60を有している。
具体的には、研磨ローラ44は、ハウジング41の開口で感光体ドラム30に対峙しており、その摺擦面が感光体ドラム30の回転軸線方向に沿って延びている。また、この研摩ローラ44は、感光体ドラム30を駆動する駆動モータによって感光体ドラム30との所定の線速比で同図の反時計回りに駆動し、トナー像が用紙Pに転写された後の感光体ドラム30の表面をトレール方向で摺擦研磨する。
これにより、研磨ローラ44の摺擦面は、感光体ドラム30の非晶質シリコン系の層に付着する残留トナーなどを除去する。
次に、クリーニングブレード46は、図3で見てハウジング41の右側面の下端に固定される亜鉛鋼板の本体や、この本体に溶着されたブレード部からなり、このブレード部のエッジが感光体ドラム30の回転軸線方向に沿って延びている。そして、当該エッジが感光体ドラム30の回転方向で見て研磨ローラ44の下流側にてカウンタ方向で接し、やはり感光体ドラム30の表面に付着した残留トナーなどを掻き取っている。
これら研磨ローラ44やクリーニングブレード46によって感光体ドラム30の表面から掻き取られた残留トナーは、研磨ローラ44の摺擦面に付着する。これは、本実施例のトナーには微量の研磨剤が混入されており、研磨ローラ44は、このトナーを用いて感光体ドラム30の表面を研磨するからである。
一方、研磨ローラ44の摺擦面に付着した残留トナーの厚さは、この摺擦面にカウンタ方向で接するスクレーパ48で調整され、このスクレーパ48で掻き取られた残留トナーはトナー回収部50で回収される。
詳しくは、トナー回収部50は、図3で見てハウジング41の右側面近傍にスクリューを有する。このスクリューは感光体ドラム30の回転軸線方向に沿って延び、その先端が上述した駆動モータに連結されている。そして、この駆動モータが駆動すると、ハウジング41内において、スクレーパ48で右方に排出された残留トナーは、スクリューを経由して図示しない回収容器に集められる。
ここで、本実施例の除電ユニット60はクリーニングユニット40に一体的に設けられている。
具体的には、上述したハウジング41の右側面は、その上端がL字状フレーム42に連結され、このL字状フレーム42は、トナー回収部50や研磨ローラ44の上方を覆ってから用紙Pの搬送路近傍で下方に向けて延び、その先端が感光体ドラム30の表面近傍に達している。
また、このL字状フレーム42の上面は、装置本体2に固定される水平支持台43に取り付けられ、図3で見て当該水平支持台43の左端がL字状フレーム42よりもさらに用紙Pの搬送路に向けて突出している。
そして、除電ユニット60は、水平支持台43の突出部分やL字状フレーム42の外側に設置され、クリーニング前除電を行う。つまり、今回の転写を経ると直ちにその除電光を感光体ドラム30の表面に照射しており、この除電から次回の帯電までの間に、クリーニングユニット40によるクリーニング工程を挟んで感光体ドラム30の表面に残された電荷(残留電荷)を除去している。
より詳しくは、除電ユニット60は、そのLEDチップ(光源)64が水平支持台43の上記突出部分の下面に設けられ、下方に位置した感光体ドラム30の表面に向けて除電光を照射する。このLEDチップ64は、感光体ドラム30の回転軸線に沿って延びたホルダ62に複数埋設され(図4)、略同等の発光特性を有している。なお、これらLEDチップ64は、上面発光タイプが図示されているが、横面発光タイプであっても良い。
また、本実施例の除電ユニット60は、LEDチップ64の他、固定導光部材(他の導光部材)66、回転導光部材(導光部材)80、清掃パッド(清掃部材)76や、汚れ防止シート(汚れ防止部材)86をさらに備えている。
まず、この固定導光部材66は、透明な板状(厚さ:約2.5mm)で構成され、図4に示される如くその周縁が4辺で形成された主面72,72を有している。
この主面72の周縁には2つの対峙する副面73,73や、ホルダ62の長さに略等しい入射面68及び出射面70が形成されており、一方の主面72がL字状フレーム42の外側に固設されると、入射面68がLEDチップ64に対向し、副面73の長さだけ離間した出射面70が回転導光部材80に対向する(図3)。
この回転導光部材80は、透明な円柱状(直径:約2.5mm)で構成され、その周壁が出射面70の長さに略等しい導光面84として機能しており、L字状フレーム42の外側に対向して配置されている。
なお、これら固定導光部材66や回転導光部材80は、アクリル、ポリカーボネイト等のプラスチック部材や、ガラス等で構成できるが、製造コストや強度を鑑みれば、ポリカーボネイトで形成するのが望ましい。
また、図4に示されるように、導光面84の長手方向の両端には、感光体ドラム30の回転軸線方向に沿って延びた回転軸82が設けられ、その先端は図示しないワンウェイクラッチを介して感光体ドラム30の回転軸に連結されている。そして、後述する画像形成動作時以外に、感光体ドラム30が反転、つまり、図3の矢印で示された方向とは反対方向(反時計回り)に向けて回転すると、回転導光部材80も図3で見て同じく反時計回りに回転する。これにより、仮に、回転導光部材80を感光体ドラム30の正転と常に同期して回転させた場合に比して、最低限の清掃回転動作に極力抑えて清掃能力を維持でき、清掃パッド76等の長寿命化を図る。
一方、清掃パッド76は、L字状フレーム42の外側において、回転導光部材80の導光面84に対向した位置に設けられている(図3)。
本実施例の清掃パッド76は、導光面84に当接する拭き面78を有し(図4)、この拭き面78は導光面84よりもやや長く形成されており、回転導光部材80の回転に伴い、その導光面84の全面を清掃することができる。
さらに、汚れ防止シート86は、図3で見て上記支持台43の左端に取り付けられ、下方に向けて延びた反射面88及びカバー面89を有している(図4)。
詳しくは、反射面88やカバー面89は略等しい面積を有しており、このカバー面89が用紙Pの搬送路に対峙し、反射面88がLEDチップ64、固定導光部材66や回転導光部材80に対峙する。
本実施例の反射面88は、白色或いは鏡面の如く反射率の大きな加工が施されており、ホルダ62から回転導光部材80のうち少なくとも反射面88に最も近接する導光面84まで覆っている。より具体的には、この反射面88は、LEDチップ64と固定導光部材66との空間、及び、この固定導光部材66と回転導光部材80との空間に飛散トナーが到達して、LEDチップ64、入射面68や出射面70、並びにこの出射面70に対峙した導光面84の半周部分が当該トナーで汚されないように覆う。
そして、上述した回転導光部材80の清掃は、図2に示されたコントローラ90からの駆動信号に応じて実行される。
詳しくは、コントローラ90は清掃判定部92や清掃実行部93を有しており、この清掃判定部92は、複合機1が画像形成中であるか否かを判別し、その判定結果を清掃実行部93に出力する。
より具体的には、図5を参照すると、コントローラ90による清掃制御のフローチャートが示されている。以下、上記の如く構成された複合機1の本発明に係る作用について説明する。
清掃判定部92が、仮に、感光体ドラム30の表面に用紙出力用のトナー像が形成されている旨を判定した場合、すなわち同図のステップS501にてNOと判定したときにはステップS506に進み、清掃実行部93は、感光体ドラム30を駆動する駆動モータに対して正転の駆動信号を出力する。
このときには上記ワンウェイクラッチが感光体ドラム30の回転軸と回転導光部材80の回転軸82とを係合させず、感光体ドラム30の回転力は回転導光部材80に伝達されない。つまり、回転導光部材80は回転せず、図5の一連のルーチンを抜ける。よって、この場合には、LEDチップ64が照射した除電光は、固定導光部材66の入射面68から出射面70に到達し、回転導光部材80の導光面84を介して感光体ドラム30の表面に導かれる。
この複合機1が印刷を行う際は、給紙カセット4や手差しトレイ5から用紙が1枚ずつ分離して送出され、この用紙は装置本体2内のレジストローラ17に到達する。このレジストローラ17は、用紙の斜め送りを矯正しつつ、画像形成部9で形成されるトナー画像とのタイミングを計りながら、用紙Pを転写部10へと送出する。
図2の入力ポート91は、印刷の元になる画像データが外部から受信可能に構成されている。この画像データは、文字や符号、図形、記号、線図、模様等の各種の画像がデータ化されたものである。そして、このデータに基づき、コントローラ90では光の照射などを制御する。
詳しくは、感光体ドラム30に対し、LEDチップ64が点灯し、帯電器32が感光体ドラム30の表面を帯電する。次いで、露光部8が感光体ドラム30の表面にレーザ光Lを照射すると、感光体ドラム30の表面には静電潜像が作られ、現像ローラ34を介して静電潜像からトナー像が形成され、用紙に転写される。
その後、用紙は未定着トナー画像を担持した状態で定着部12に向けて送られ、トナー画像を定着する。次いで、定着部12から送出された用紙は排出分岐部13を通って排紙トレイ14に排出され、高さ方向に積層される。
この片面印刷に対し、両面印刷を行う場合には、定着部12から送出された用紙は排紙トレイ14に排出される直前にて両面印刷ユニット16側に引き戻され、この用紙は搬送路4に合流し、再び転写部10に向けて送られる。そして、この場合には、用紙の未だ印刷がされていない面にトナー画像が転写される。
一方、上記ステップS501にて、清掃判定部92が画像形成中ではない、例えば、複合機1の起動後などのキャリブレーション時、一定枚数例えば計1000枚分の印刷ジョブの完了時、研磨ローラ44を反転させたい時である旨を判定した場合にはステップS502に進み、清掃実行部93は、感光体ドラム30を駆動する駆動モータに対して反転の駆動信号を出力してステップS503に進む。
このときの上記ワンウェイクラッチは、感光体ドラム30の回転軸と回転導光部材80の回転軸82とを係合させる。よって、感光体ドラム30の回転力は回転導光部材80に伝達され、回転導光部材80は感光体ドラム30の回転に従動する。これにより、感光体ドラム30の表面に対峙していた導光面84は、拭き面78で拭かれて清浄されてから出射面70に対峙することになる。
続いて、感光体ドラム30を反転させる目的、例えば、研磨ローラ44の所望分の反転が済むまで感光体ドラム30を回転させると、ステップS504からステップS505に進み、清掃実行部93が感光体ドラム30の反転を停止させてから図5の一連のルーチンを抜ける。
以上のように、本実施例によれば、感光体ドラム30の回転駆動によってその表面にはトナー像が形成され、除電ユニット60は、クリーニング前除電、つまり、研磨ローラ44による清掃の前に感光体ドラム30の表面に除電光を照射しており、トナー像の転写後に感光体ドラム30の表面に残された電荷(残留電荷)を除去する。これにより、この除電から次回の帯電までの時間を長く確保でき、メモリー画像を確実に防止できる。
ここで、本実施例では回転導光部材80を設けて除電光の光路を確保しており、しかも、この導光部材80が回転によって清掃される導光面84を有している。
よって、仮に、除電ユニット60の周囲で飛散したトナーが導光面84に付着しても清掃されるため、当該トナーの付着による除電光の光量低下を回避できる。この結果、感光体ドラム30に対する除電ムラを防止できる。
この点について詳述する。図6に示されるように、仮に、当該トナーの付着によって除電光の光量が低下すると、ドラム30の表面電位が高くなり、これでは例えば逆チャージトナーが現像され易くなるし、また、メモリー画像も併発し得るとの懸念がある。しかし、上述の如く清掃される導光面84を備えていれば、除電光の光量は照射時のまま維持できるので、感光体ドラム30に対する除電ムラ、ひいては帯電ムラを防止でき、画像品質が長期に亘って安定する。したがって、複合機1の信頼性向上に寄与する。
しかも、清掃パッド76は感光体ドラム30の回転軸線方向にスライドせず、回転導光部材80の導光面84は、回転軸82の回転によって清掃パッド76に接触して清掃されるため、従来の如く感光体ドラムの回転軸線に沿って平行方向にスライドさせるためのスペースが不要になる。よって、装置本体2の幅が従来に比して狭くなり、複合機1の真のコンパクト化を達成できる。
また、導光面84を清掃パッド76で清掃すれば、回転導光部材80を複合機1から取り出して清掃する必要がない。また、固定導光部材66は、回転導光部材80を感光体ドラム30の表面近傍に配置できることから、LEDチップ64のランクを上げる、或いはLEDチップ64の数を増やして光量アップを図る必要もなく、複合機1の製造コスト削減に寄与するし、また、この光量アップに伴って生ずる熱の影響、具体的には、クリーニングユニット40のハウジング41内に回収されたトナーの凝集との懸念もない。
さらに、汚れ防止シート86が、LEDチップ64、固定導光部材66、及び回転導光部材80の各空間を覆っており、仮に、除電ユニット60の周囲でトナーが飛散しても、固定導光部材66の出射面70も汚染されない。したがって、LEDチップ64からの除電光は、その光量を維持したまま、この汚染されない固定導光部材66、及び清掃可能な回転導光部材80を経由して感光体ドラム30の表面により確実に到達する。
さらにまた、回転導光部材80を、画像形成動作時以外、すなわち、用紙出力用のトナー像を感光体ドラム30の表面に形成しないタイミングで回転させて導光面84を清掃すれば、複合機1のメンテナンス期間が短くて済む。また、仮に、画像形成のタイミングで回転導光部材80を回転させた場合に比して、清掃したトナーが例えば用紙Pに向けて落下する等の如く、画像品質に悪影響を及ぼし難くなる。
また、回転導光部材80を感光体ドラム30の回転駆動に従動させれば、この導光部材専用の駆動手段を備える場合に比して、複合機1の構造が複雑にならない。
より詳しくは、この回転導光部材80が画像形成動作時以外のタイミングで回転し、しかも感光体ドラム30に従動させれば、既存の複合機1に最も近い構成で実現可能になり、その製造コストのより一層の低廉化を達成できる。
さらに、a−Siドラム30は長寿命であるとの長所を有するが、上述した清掃可能な回転導光部材80を備えていれば、この感光体ドラム30の特性を長期間に亘って維持可能になり、その長所を確実に活かすことができる。
本発明は、上記実施例に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
例えば、上記実施例の回転導光部材80は感光体ドラム30の回転駆動に従動しているが、本発明は、摺擦ローラ44の駆動に従動して回転しても良いし、さらに、回転導光部材80専用の駆動源を備えることも可能である。さらにまた、この回転導光部材80の形状についても、その回転によって清掃される導光面を有する限り、円筒形や多面形の如くの公知の形状を採ることができる。
また、上記実施例では、感光体ドラム30のトナー像が用紙Pに直接に転写しているものの、クリーニング前除電の除電ユニットである限り、中間転写ベルトを備えていても良い。詳しくは、この場合の除電ユニットは、例えば横面発光タイプのLEDチップを用い、水平方向に走行する中間転写ベルトとクリーニングユニットとの間であって感光体ドラム(像担持体)と中間転写ベルトとの1次転写ニップ部の出口近傍に向けて除電光を照射すれば良い。
さらに、上記実施例では画像形成装置として複合機に具現化した例を示している。しかし、本発明は原稿送り装置を有する複写機、プリンタ等にも当然に適用可能である。
そして、これらいずれの場合にも上記と同様に、クリーニング前除電の構成における除電光の光量低下を防止できるとの効果を奏する。
1 複合機(画像形成装置)
30 感光体ドラム(像担持体)
40 クリーニングユニット
60 除電ユニット
64 LEDチップ(光源)
66 固定導光部材(他の導光部材)
76 清掃パッド(清掃部材)
80 回転導光部材(導光部材)
84 導光面
86 汚れ防止シート(汚れ防止部材)
90 コントローラ

Claims (7)

  1. その回転駆動によって表面にトナー像を形成する像担持体と、
    このトナー像の転写を経た後に前記表面を清掃するクリーニングユニットと、
    この清掃に至る前に前記表面に除電光を照射する光源を有し、前記転写を経た後の前記表面に残された電荷を除去する除電ユニットとを具備し、
    この除電ユニットは、前記光源からの除電光を前記表面に導くとともに、その回転によって清掃される導光面を有した導光部材を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記除電ユニットは、前記導光部材の回転によって前記導光面に接触する清掃部材と、前記光源とこの導光部材との間に固設されており、この光源からの除電光を前記表面に導くとともに、当該導光部材を前記表面近傍に配置させる他の導光部材とをさらに備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記除電ユニットは、前記光源と前記他の導光部材との空間、及び、この他の導光部材と前記導光部材との空間を覆う汚れ防止部材をさらに備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記導光部材は、用紙出力用のトナー像を前記表面に形成しない場合に回転し、前記導光面が清掃されることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記導光部材は、前記像担持体の回転駆動に若しくは前記クリーニングユニットの駆動に従動して回転することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記導光部材は、用紙出力用のトナー像を前記表面に形成する前記像担持体の回転方向とは反対側の回転駆動に従動することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記像担持体は、前記表面に非晶質シリコン系の層を有した感光体ドラム(像担持体)であることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015022049A (ja) * 2013-07-17 2015-02-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2015094836A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、導光部材
JP2016164605A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 キヤノン株式会社 画像形成装置
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