JP2011098332A5 - - Google Patents

Claims (11)

1. シルトを含有し、ダイオキシン類で汚染されたダイオキシン類汚染土壌からシルトを分離するシルト分離工程と、分離したシルトを酸液と混合して酸処理する酸処理工程と、前記酸処理工程後の酸液中のシルトからシルト中に含まれている有機物を抽出剤によって抽出する第一の抽出工程と、を含むことを特徴とするダイオキシン類汚染土壌の浄化方法。
2. 前記抽出剤が非水溶性有機溶剤であることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記抽出剤が腐植質であることを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 前記第一の抽出工程後のシルトを含有する酸液と非水溶性有機溶剤とを混合してシルト中に残存する有機物を抽出する第二の抽出工程をさらに含むことを特徴とする請求項３に記載の方法。
5. 前記非水溶性有機溶剤がｎ−ヘキサデカンであることを特徴とする請求項２又は４に記載の方法。
6. 前記第一の抽出工程前に、前記酸処理工程後のシルトを含有する酸液にアルコールを混合して酸液中のシルトをアルコール処理するアルコール処理工程をさらに含むことを特徴とする請求項１〜５のいずれか一項に記載の方法。
7. 前記ダイオキシン類汚染土壌が、７０〜７５℃で乾燥処理された土壌であることを特徴とする請求項１〜６のいずれか一項に記載の方法。
8. ダイオキシン類汚染土壌から分離され、酸処理されたシルトに抽出剤として作用させた腐植質に、ダイオキシン類を分解する微生物又はその微生物に由来するダイオキシン類分解成分を作用させて、前記腐植質中のダイオキシン類を分解することを特徴とする、ダイオキシン類汚染土壌中のダイオキシン類の分解方法。
9. ダイオキシン類汚染土壌から分離され、酸処理されたシルトに抽出剤として作用させた非水溶性有機溶剤中のダイオキシン類を、非水溶性有機溶剤に対してダイオキシン類の溶解性が高く、かつ水溶性の有機溶剤に抽出する第三の抽出工程を含み、前記第三の抽出工
   程で回収された水溶性有機溶剤に、ダイオキシン類を分解する微生物又はその微生物に由来するダイオキシン類分解成分を作用させて、前記水溶性有機溶剤中のダイオキシン類を分解することを特徴とする、ダイオキシン類汚染土壌中のダイオキシン類の分解方法。
10. 前記ダイオキシン類を分解する微生物又はその微生物に由来するダイオキシン類分解成分が、塩素化芳香族化合物で馴化されたバチルス・ミドウスジ又はその菌体膜を含む菌体破砕物若しくはその分画物であることを特徴とする請求項８又は９に記載の方法。
11. 前記ダイオキシン類汚染土壌が、７０〜７５℃で乾燥処理された土壌であることを特徴とする請求項８〜１０のいずれか一項に記載のダイオキシン類の分解方法。