JP2011097436A - 通信制御装置、モータマルチリレーおよびコントローラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の通信回線9のそれぞれに対応し、操作指令をブロードキャスト送信するコントローラ送信回路103と、複数の通信回線9のそれぞれに対応したコントローラ受信回路104と、複数のコントローラ受信回路104で受信した信号を格納するコントローラ受信メモリ105と、それぞれのコントローラ受信回路104から取得した通信状態データの論理積を出力するコントローラANDゲート106と、コントローラANDゲート106の出力を基に、コントローラ送信回路103に信号送信の指示を送るコントローラ同期回路107と、を有する。
【選択図】図2
Description
このようなシステムでは、ネズミなどの小動物によるケーブル損傷や、省エネルギー対応の高調波発生装置から発生する電磁波ノイズによる通信障害など様々な影響を受けることが多く、モータマルチリレーが設置されているコントロールセンタとの通信信頼性確保の観点から、通信回線を2回線化する必要性が高まってきている。
このように、2回線化された通信回線では、CPUにおける判定処理が必要となる。従って、1回線用のプログラムとは別に2回線用のプログラムを製作する必要があり、ソフト生産性およびソフト管理において重複作業が発生していた。
しかしながら、モータマルチリレーは、コントローラから受ける運転/停止操作制御以外に、過負荷検知、地絡検知などのミリ秒周期で高速処理する電気保護機能も搭載されている。通信回線の2回線化による動作遅延のために、これらの電気保護機能を低下させることは好ましくない。
その他の解決手段については、実施形態中に記載する。
まず、図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係るプラント制御システムの構成例を示す機能ブロック図である。
プラント制御システム10において、プラント内のポンプ7や、弁8を駆動する各モータ6は、コントロールセンタに設置されている制御ユニット5と呼ばれる閉鎖ユニット単位で制御されている。
各制御ユニット5には、モータ6に対して電力供給/遮断を行うコンタクタ3、ケーブル短絡保護の配線用遮断器4、およびモータ6の過負荷などの電気的保護や、コントロールセンタの外部に設置されているコントローラ(通信制御装置)1からの操作指令を受けて、コンタクタ3の入切操作を行うモータマルチリレー(通信制御装置)2が設置されている。
なお、実際のコントロールセンタでは、1面あたり10数個の制御ユニット5が実装されている。
図2は、第1実施形態に係るコントローラおよびモータマルチリレーの装置の構成例を示す機能ブロック図である。なお、図2において、実線矢印は操作指令や、コンタクタ状態データなどのモータマルチリレー2、コンタクタ3などの制御に係るデータを示し、破線矢印は回線上における通信データの有無を示すデータを示すものとする。
なお、図2において図1と同様の構成要素については、図1と同一の符号を付し、説明を省略する。
コントローラ1は、コントローラ制御回路101、コントローラ送信メモリ102、送信回路としてのコントローラ送信回路103(コントローラ送信回路A103a、コントローラ送信回路B103b)、受信回路としてのコントローラ受信回路104(コントローラ受信回路A104a、コントローラ受信回路B104b)、受信メモリとしてのコントローラ受信メモリ105、ANDゲートとしてのコントローラANDゲート106および同期回路としてのコントローラ同期回路107を有してなる。
そして、コントローラ同期回路107はコントローラANDゲート106から入力されたデータに従ってコントローラ送信回路A103aおよびコントローラ送信回路B103bからのデータ送信を同期させる機能を有する。
次に、モータマルチリレー2の装置構成について説明する。
モータマルチリレー2は、MMR(Motor Multi Relay)制御回路201、MMR送信メモリ202、送信回路としてのMMR送信回路203(MMR送信回路A203a、MMR送信回路B203b)、受信回路としてのMMR受信回路(MMR受信回路A204a、MMR受信回路B204b)、受信メモリとしてのMMR受信メモリ205、MMR‐ANDゲート206、同期回路としてのMMR同期回路207および入出力回路208を有してなる。
MMR送信メモリ202は、コンタクタ3から取得したコンタクタ状態データを通信回線9に送信するために一時保存する機能を有する。MMR送信回路A203aおよびMMR送信回路B203bは、それぞれ通信回線A9aおよび通信回線B9bに対応しており、MMR送信メモリ202に一時保存されているコンタクタ状態データを対応している通信回線9にブロードキャスト送信する機能を有している。
そして、MMR同期回路207はMMR‐ANDゲート206から入力されたデータに従ってMMR送信回路A203aおよびMMR送信回路B203bからのデータ送信を同期させる機能を有する。
入出力回路208は、モータマルチリレー2からコンタクタ3への動作指令を出力したり、コンタクタ状態データをコンタクタ3から取得したりする機能を有する。
次に、図2を参照しつつ、図3〜図6に沿って第1実施形態に係る通信制御処理の動作手順を説明する。なお、各フローチャートにおいて判定処理を行わないにもかかわらず、並列に行われている処理は、2つの回路で独立に並列処理されていることを示す。
図3は、第1実施形態に係るコントローラでの送信処理の流れを示すフローチャートである。
まず、コントローラ制御回路101は、コントローラ受信メモリ105に保存されているコンタクタ状態データを基に操作指令を生成する(S101)。操作指令は、コンタクタ3の遮断指令もしくは投入指令である。
次に、コントローラ制御回路101は、コントローラ送信メモリ102に生成した操作指令を一時保存する(S102)。
そして、コントローラ同期回路107が、コントローラANDゲート106から送られた論理積を基に通信回線A9aおよび通信回線B9b共に送信が可能であるか否かを判定する(S104)。
例えば、通信状態データに関し、通信回線9に信号が流れているときが「0」の状態であり、通信回線9に信号が流れていないときが「1」の状態であるとすると、コントローラ同期回路107は、コントローラANDゲート106からの出力が、「1」であるときに、通信回線A9aおよび通信回線B9bの双方にデータが流れていないと判定し、通信回線A9aおよび通信回線B9b共に送信可能と判定する。また、コントローラ同期回路107は、コントローラANDゲート106からの出力が、「0」であるときに、通信回線A9aおよび通信回線B9bの、少なくともどちらか一方にデータが流れていると判定し、通信回線A9aおよび通信回線B9bへの送信は不可能と判定する。
通信回線9における通信状態を示す「0」、「1」が前記した関係と逆の関係であれば、コントローラANDゲート106をNANDゲートとしてもよい。
ステップS104の結果、通信回線A9aおよび通信回線B9b共に送信可能であると判定された場合(S104→Yes)、コントローラ送信回路A103aおよびコントローラ送信回路B103bのそれぞれがコントローラ送信メモリ102の内容(操作指令)を、対応する通信回線A9aおよび通信回線B9bへブロードキャスト送信し(S105、S106)、コントローラ1はステップS101へ処理を戻す。
このように、一方のコントローラ送信回路103の異常を検知したときや、通信回線9が異常の場合、コントローラ同期回路107は異常側の通信回線9に操作指令を送信させなくてもよい。なお、コントローラ送信回路103の異常の検知は、例えば、コントローラ送信回路103からの生存信号を一定時間、コントローラ同期回路107が検知しないことで行われる。また、通信回線9に異常が生じたときは、異常を検知したコントローラ受信回路104が通信回線異常の通信状態データをコントローラANDゲート106を介して、コントローラ同期回路107へ送ることが考えられる。
図4は、第1実施形態に係るコントローラでの受信処理の流れを示すフローチャートである。
まず、コントローラ受信回路A104aおよびコントローラ受信回路B104bのそれぞれが通信回線A9aおよび通信回線B9bを介して、モータマルチリレー2からコンタクタ状態データを受信する(S201,S202)。
そして、コントローラ受信回路A104aおよびコントローラ受信回路B104bのそれぞれは、通信回線A9aおよび通信回線B9bから受信したコンタクタ状態データをコントローラ受信メモリ105へ上書き保存して格納し(S203,S204)、コントローラ1はステップS201およびステップS202へ処理を戻す。
ステップS203およびステップS204において、コントローラ受信回路A104aおよびコントローラ受信回路B104bは、独立に同一のコントローラ受信メモリ105に書き込みを行うが、上書き処理を行うことによって、格納されている各受信データの何れかを使用するか判断する処理を不要としている。
図5は、第1実施形態に係るモータマルチリレーでの送信処理の流れを示すフローチャートである。
まず、MMR制御回路201は、入出力回路208を介して、コンタクタ3からコンタクタ状態データを取得する(S301)。ここで、コンタクタ状態データは、コンタクタ3におけるスイッチの状態(ON/OFFの何れかの状態)である。
次に、MMR制御回路201は、MMR送信メモリ202に取得したコンタクタ状態データを一時保存する(S302)。
そして、MMR同期回路207が、MMR‐ANDゲート206から出力された論理積を基に通信回線A9aおよび通信回線B9b共に送信が可能であるか否かを判定する(S304)。
例えば、通信状態データに関し、通信回線9に信号が流れているときが「0」の状態であり、通信回線9に信号が流れていないときが「1」の状態であるとすると、MMR同期回路207は、MMR‐ANDゲート206からの出力が、「1」であるときに、通信回線A9aおよび通信回線B9bの双方にデータが流れていないと判定し、通信回線A9aおよび通信回線B9b共に送信可能と判定する。また、MMR同期回路207は、MMR‐ANDゲート206からの出力が、「0」であるときに、通信回線A9aおよび通信回線B9bの、少なくともどちらか一方にデータが流れていると判定し、通信回線A9aおよび通信回線B9bへの送信は不可能と判定する。
通信回線9における通信状態「0」、「1」が逆の関係であれば、MMR‐ANDゲート206をNANDゲートとしてもよい。
ステップS304の結果、通信回線A9aおよび通信回線B9b共に送信可能であると判定された場合(S304→Yes)、MMR送信回路A203aおよびMMR送信回路B203bのそれぞれがMMR送信メモリ202の内容(コンタクタ状態データ)を、対応する通信回線A9aおよび通信回線B9bへブロードキャスト送信し(S305、S306)、モータマルチリレー2はステップS301へ処理を戻す。
このように、一方のMMR送信回路203の異常を検知したときや、通信回線9が異常の場合、MMR同期回路207は異常側の通信回線9に操作指令を送信させない。なお、MMR送信回路203の異常の検知は、例えば、MMR送信回路203からの生存信号を一定時間、MMR同期回路207が検知しないことで行われる。また、通信回線9に異常が生じたときは、異常を検知したMMR受信回路204が通信回線異常の通信状態データをMMR‐ANDゲート206を介して、MMR同期回路207へ送ることが考えられる。
図6は、第1実施形態に係るモータマルチリレーでの受信処理およびコンタクタの制御処理の流れを示すフローチャートである。
まず、MMR受信回路A204aおよびMMR受信回路B204bのそれぞれが通信回線A9aおよび通信回線B9bを介して、コントローラ1から操作指令を受信する(S401,S402)。
そして、MMR受信回路A204aおよびMMR受信回路B204bのそれぞれは、通信回線A9aおよび通信回線B9bから受信した操作指令をMMR受信メモリ205へ上書き保存して格納する(S403,S404)。
ステップS403およびステップS404において、MMR受信回路A204aおよびMMR受信回路B204bは、独立に同一のMMR受信メモリ205に書き込みを行うが、上書き処理を行うことによって、格納されている各受信データの何れかを使用するか判断する処理を不要としている。
ステップS405の結果、遮断指令である場合(S405→Yes)、MMR制御回路201はコンタクタ3の遮断ON指令を入出力回路208を介してコンタクタ3へ出力し(S406)、モータマルチリレー2はステップS401およびステップS402へ処理を戻す。
ステップS405の結果、遮断指令ではない場合(S405→No)、MMR制御回路201はMMR受信メモリ205に格納された操作指令が自身が制御するコンタクタ3の投入指令であるか否かを判定する(S407)。
ステップS407の結果、投入指令である場合(S407→Yes)、MMR制御回路201はコンタクタ3の投入ON指令を入出力回路208を介してコンタクタ3へ出力し(S408)、モータマルチリレー2はステップS401およびステップS402へ処理を戻す。
ステップS407の結果、投入指令ではない場合(S407→No)、操作指令はコンタクタ3の遮断指令でもなく、投入指令でもないので、MMR制御回路201は何も処理を行わず、すなわち、コンタクタ3の状態を現状維持の状態(前回値の状態を継続)とし、モータマルチリレー2はステップS401およびステップS402へ処理を戻す。
第1実施形態によれば、コントローラ1およびモータマルチリレー2は、通信回線9に対応しているコントローラ受信回路104およびMMR受信回路204で受信したデータを順次コントローラ受信メモリ105およびMMR受信メモリ205に上書き保存する構成としているため、格納されている各受信データの何れかを使用するか判断する処理が不要となり、既設の1回線用のソフトウェアを使用することができる。
これにより、制御回路(CPU)の負荷をあげることがなく、また、通信回線9の数に応じてソフトウェアを変更することがないので、CPU処理時間に影響を与えず、かつ、通信回線9数に依存せずに、ソフト生産性およびソフト管理性を向上させるための機構を提供することができる。
従って、第1実施形態によれば、コントローラ1や、モータマルチリレー2の制御プログラムに通信回線9の数を意識させることなく、通信回線9の冗長化を図れ、高機能コントロールセンタにおいても断線や高調波ノイズといった多重通信方式の通信ケーブルに起因する障害を低コストで回避できる。
次に、図7から図11を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
図7は、第2実施形態に係るコントローラおよびモータマルチリレーの装置の構成例を示す機能ブロック図である。
以下、図7において図2と異なる点を説明することとする。
まず、図7のコントローラ1Aが、図2のコントローラ1と異なる点は以下の点である。
第1に、コントローラ受信回路A104a、コントローラ受信回路B104bおよびコントローラ受信メモリ105の間に、ORゲートであるコントローラ集約回路111が設けられている。図7に示すように、コントローラ集約回路111は、コントローラ受信回路A104aおよびコントローラ受信回路B104bが受信したコンタクタ状態データの論理和をコントローラ受信メモリ105へ出力する機能を有する。
なお、第2実施形態は、コンタクタ3の閉操作・開操作のうち、閉操作を優先した例である。
次に、図7を参照しつつ、図8〜図11に沿って第2実施形態に係る通信制御処理の動作手順を説明する。
図8は、第2実施形態に係るコントローラでの送信処理の流れを示すフローチャートである。
まず、コントローラ制御回路101は、コントローラ受信メモリ105に一時保存されているコンタクタ状態データを基に操作指令を生成する(S501)。操作指令は、コンタクタ3の遮断指令もしくは投入指令である。
次に、コントローラ制御回路101は、コントローラ送信メモリ102に生成した操作指令を一時保存する(S502)。
そして、コントローラ送信回路A103aおよびコントローラ送信回路B103bのそれぞれが、取得した通信状態データを基に通信回線A9aおよび通信回線B9bのそれぞれが送信可能であるか否かを判定する(S505,S506)。具体的には、通信回線9に信号が流れているときが「0」の状態であり、通信回線9に信号が流れていないときが「1」の状態であるとすると、コントローラ受信回路104から送られた通信状態データが「0」であれば、コントローラ送信回路103は送信不可能と判定し、「1」であれば送信可能と判定する。
図8のステップS503〜S508の処理は、各コントローラ送信回路103において非同期処理されるものである。
このように、一方のコントローラ送信回路103の異常を検知したときや、通信回線9が異常の場合、対応するコントローラ受信回路104は異常側の通信回線9に操作指令を送信させない。なお、コントローラ送信回路103の異常の検知は、例えば、コントローラ送信回路103からの生存信号を一定時間、対応するコントローラ受信回路104が検知しないことで行われる。また、通信回線9に異常が生じたときは、異常を検知したコントローラ受信回路104が通信回線異常の通信状態データを対応するコントローラ送信回路103へ送ることが考えられる。
図9は、第2実施形態に係るコントローラでの受信処理の流れを示すフローチャートである。
まず、コントローラ受信回路A104aおよびコントローラ受信回路B104bのそれぞれが通信回線A9aおよび通信回線B9bを介して、モータマルチリレー2Aからコンタクタ状態データを受信する(S601,S602)。
次に、コントローラ集約回路111がコントローラ受信回路A104aおよびコントローラ受信回路B104bのそれぞれからコンタクタ状態データを取得し、取得したそれぞれのコンタクタ状態データの論理和をコントローラ受信メモリ105へ格納し(S603)、コントローラ1AはステップS601およびステップS602へ処理を戻す。
図10は、第2実施形態に係るモータマルチリレーでの送信処理の流れを示すフローチャートである。
まず、MMR制御回路201は、入出力回路208を介して、コンタクタ3からコンタクタ状態データを取得する(S701)。ここで、コンタクタ状態データは、コンタクタ3におけるスイッチの状態(ON/OFFの何れかの状態)である。
次に、MMR制御回路201は、取得したコンタクタ状態データをMMR送信メモリ202に一時保存する(S702)。
次に、MMR送信回路A203aおよびMMR送信回路B203bのそれぞれが対応する通信回線9(通信回線A9aおよび通信回線B9b)のそれぞれが送信可能であるか否かを判定する(S705,S706)。
例えば、通信状態データに関し、通信回線9に信号が流れているときが「0」の状態であり、通信回線9に信号が流れていないときが「1」の状態であるとすると、MMR送信回路A203aおよびMMR送信回路B203bのそれぞれ対応する通信回線9(通信回線A9aおよび通信回線B9b)が「0」であればコンタクタ状態データを対応する通信回線9へ送信可能と判定し、「1」であれば送信は不可能であると判定する。
ステップS705およびステップS706の結果、通信回線A9aまたは通信回線B9bが送信可能であると判定された場合(S705→Yes,S706→Yes)、MMR送信回路A203aおよびMMR送信回路B203bのそれぞれがMMR送信メモリ202の内容(コンタクタ状態データ)を、対応する通信回線A9aおよび通信回線B9bへブロードキャスト送信し(S707、S708)、モータマルチリレー2AはステップS701へ処理を戻す。
このように、一方のMMR送信回路203の異常を検知したときや、通信回線9が異常の場合、対応するMMR受信回路204は異常側の通信回線9に操作指令を送信させない。なお、MMR送信回路203の異常の検知は、例えば、MMR送信回路203からの生存信号を一定時間、対応するMMR受信回路204が検知しないことで行われる。また、通信回線9に異常が生じたときは、異常を検知したMMR受信回路204が通信回線異常の通信状態データを対応するMMR送信回路203へ送ることが考えられる。
図11は、第2実施形態に係るモータマルチリレーでの受信処理およびコンタクタの制御処理の流れを示すフローチャートである。
まず、MMR受信回路A204aおよびMMR受信回路B204bのそれぞれが通信回線A9aおよび通信回線B9bを介して、コントローラ1Aから操作指令を受信する(S801,S802)。
次に、MMR集約回路211がMMR受信回路A204aおよびMMR受信回路B204bのそれぞれから操作指令を取得し、取得したそれぞれの操作指令の論理和をMMR受信メモリ205へ格納する(S803)。
また、一方のMMR受信回路204や通信回線9に異常が発生している場合、異常が発生していないMMR受信回路204が受信した操作指令がMMR受信メモリ205に格納される。
ステップS804の結果、遮断指令である場合(S804→Yes)、MMR制御回路201はコンタクタ3の遮断ON指令を入出力回路208を介してコンタクタ3に出力し(S805)、モータマルチリレー2AはステップS801およびステップS802へ処理を戻す。
ステップS804の結果、遮断指令ではない場合(S804→No)、MMR制御回路201はMMR受信メモリ205に格納された操作指令が自身が制御するコンタクタ3の投入指令であるか否かを判定する(S806)。
ステップS806の結果、投入指令である場合(S806→Yes)、MMR制御回路201はコンタクタ3の投入ON指令を入出力回路208を介してコンタクタ3に出力し(S807)、モータマルチリレー2AはステップS801およびステップS802へ処理を戻す。
ステップS806の結果、投入指令ではない場合(S806→No)、操作指令はコンタクタ3の遮断指令でもなく、投入指令でもないので、MMR制御回路201は何も処理を行わず、すなわち、コンタクタ3の状態を現状維持の状態(前回値の状態を継続)とし、モータマルチリレー2AはステップS801およびステップS802へ処理を戻す。
第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、非同期で送信処理を行うことができるため、送信処理の簡略化が可能となる。
なお、本実施形態に係る図2のコントローラ1におけるコントローラ送信回路B103b、コントローラ受信回路B104b、コントローラANDゲート106およびコントローラ同期回路107を別の装置とし、既設の1回線用のコントローラと接続するようにしてもよい。
同様に、図2のモータマルチリレー2におけるMMR送信回路B203b、MMR受信回路B204b、MMR‐ANDゲート206およびMMR同期回路207を別の装置とし、既設の1回線用のモータマルチリレーに接続するようにしてもよい。
また、図7のコントローラ1Aにおけるコントローラ送信回路B103b、コントローラ受信回路B104b、コントローラ集約回路111を別の装置とし、既設の1回線用のコントローラと接続するようにしてもよい。
さらに、図7のモータマルチリレー2AにおけるMMR送信回路B203b、MMR受信回路B204b、MMR集約回路211を別の装置とし、既設の1回線用のモータマルチリレーに接続するようにしてもよい。
このようにすることで、既設のコントローラ1,1Aやモータマルチリレー2,2Aを交換することなく使用することが可能となる。
さらに、本実施形態に係る図2のコントローラ1におけるコントローラ送信回路A103a、コントローラ送信回路B103b、コントローラ受信回路A104a、コントローラ受信回路B104b、コントローラANDゲート106およびコントローラ同期回路107を別の装置とし、既設の1回線用のコントローラと接続するようにしてもよい。
同様に、図2のモータマルチリレー2におけるMMR送信回路A203a、MMR送信回路B203b、MMR受信回路A204a、MMR受信回路B204b、MMR‐ANDゲート206およびMMR同期回路207を別の装置とし、既設のモータマルチリレーに接続するようにしてもよい。
また、図7のコントローラ1Aにおけるコントローラ送信回路A103a、コントローラ送信回路B103b、コントローラ受信回路A104a,コントローラ受信回路B104b、コントローラ集約回路111を別の装置とし、既設のコントローラと接続するようにしてもよい。
さらに、図7のモータマルチリレー2AにおけるMMR送信回路A203a、MMR送信回路B203b、MMR受信回路A204a、MMR受信回路B204b、MMR集約回路211を別の装置とし、既設のモータマルチリレーに接続するようにしてもよい。
このようにすることで、既設のコントローラ1,1Aやモータマルチリレー2,2Aを交換することなく使用することが可能となる。
2,2A モータマルチリレー(通信制御装置)
3 コンタクタ
4 配線用遮断器
9 通信回線
9a 通信回線A
9b 通信回線B
10 プラント制御システム
101 コントローラ制御回路
102 コントローラ送信メモリ
103 コントローラ送信回路(送信回路)
103a コントローラ送信回路A(送信回路)
103b コントローラ送信回路B(送信回路)
104 コントローラ受信回路(受信回路)
104a コントローラ受信回路A(受信回路)
104b コントローラ受信回路B(受信回路)
105 コントローラ受信メモリ(受信メモリ)
106 コントローラANDゲート(ANDゲート)
107 コントローラ同期回路(同期回路)
111 コントローラ集約回路(ORゲート)
201 MMR制御回路
202 MMR送信メモリ
203 MMR送信回路(送信回路)
203a MMR送信回路A(送信回路)
203b MMR送信回路B(送信回路)
204 MMR受信回路(受信回路)
204a MMR受信回路A(受信回路)
204b MMR受信回路B(受信回路)
205 MMR受信メモリ(受信メモリ)
206 MMR‐ANDゲート(ANDゲート)
207 MMR同期回路(同期回路)
211 MMR集約回路(ORゲート)
Claims (6)
- 複数の通信回線のそれぞれに対応し、信号をブロードキャスト送信する送信回路と、
前記複数の通信回線のそれぞれに対応した受信回路と、
前記複数の受信回路で受信した信号を格納する受信メモリと、
それぞれの受信回路から取得した信号の論理積を出力するANDゲートと、
前記ANDゲートの出力を基に、前記送信回路に信号送信の指示を送る同期回路と、
を有することを特徴とする通信制御装置。 - 前記通信回線に信号が流れているとき、「0」の状態であり、
前記通信回線に信号が流れていないとき、「1」の状態であり、
前記同期回路は、前記ANDゲートからの出力が、「1」であるとき、前記送信回路に対して前記信号送信の指示を送る
ことを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。 - 複数の通信回線のそれぞれに対応し、信号をブロードキャスト送信する送信回路と、
前記複数の通信回線のそれぞれに対応した受信回路と、
前記送信回路は、対応する受信回路が信号を受信すると、信号をブロードキャスト送信し、
前記複数の受信回路で受信した信号の論理和を出力するORゲートと、
前記ORゲートからの出力を格納する受信メモリと、
を有し、
前記複数の送信回路と、受信回路のそれぞれは1対1に対応している
ことを特徴とする通信制御装置。 - 前記複数の通信回線は、2つの通信回線である
ことを特徴とする請求項1または請求項3に記載の通信制御装置。 - コントローラからの指令を受信して、コンタクタの遮断・接続を行い、前記コンタクタから取得した前記コンタクタの状態を前記コントローラへ送信するモータマルチリレーであって、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の前記通信制御装置を有するモータマルチリレー。 - コンタクタの遮断・接続を行うモータマルチリレーの動作を制御するコントローラであって、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の前記通信制御装置を有するコントローラ。
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JP2011097436A true JP2011097436A (ja) | 2011-05-12 |
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ID=44113863
Family Applications (1)
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0479630A (ja) * | 1990-07-23 | 1992-03-13 | Shimadzu Corp | 2重伝送装置 |
JPH08163153A (ja) * | 1994-12-06 | 1996-06-21 | Meidensha Corp | バス型二重化伝送装置 |
JP2001042923A (ja) * | 1999-08-03 | 2001-02-16 | Hitachi Ltd | モータマルチリレー及びプラント監視制御システム |
-
2009
- 2009-10-30 JP JP2009250712A patent/JP2011097436A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0479630A (ja) * | 1990-07-23 | 1992-03-13 | Shimadzu Corp | 2重伝送装置 |
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