JP2011096347A - クリーニングディスク - Google Patents

Abstract

【課題】クリーニングディスクを回転させ、光ピックアップレンズのクリーニングをする事で、発生し易い、レンズクリーニングへの弊害をなくす点にある。
【解決手段】クリーニングディスク１には、クリーニング部材２、レーザー光遮蔽素材３、弾性素材４、紐等５、ストッパーツマミ６、で構成し、再生装置７に、該クリーニングディスク１をディスク挿入孔８に挿入すると、該ディスク挿入孔８左側に弾性素材４が配置され、クリーニングディスク１に、レーザー光遮蔽素材３を設けない場合は自動的に反復動作をし、クリーニング部材２が光ピックアップレンズ９をクリーニングする。又前記クリーニングディスク１にレーザー遮蔽素材３を設けた場合は前記同様再生装置セット後手動で紐等５を操作する事で前記同様の反復動作をし、クリーニング部材２が光ピックアップレンズ９をクリーニングする。
【選択図】図５

Description

本発明は、光ピックアップのレンズをクリーニングするクリーニングディスクに関するものである。

光ピックアップレンズクリーニング用のディスクには従来から光ディスク、及光磁気ディスク等が用いられており、これらディスクのＴＯＣエリア近傍、又はプログラムエリア内周近傍に光ピックアップレンズ清掃用のクリーニング部材が少なくとも１つ設けられている。このクリーナーを再生装置で再生することにより、クリーニングディスクが回転し対物レンズとブラシが接触しクリーニングを行う。
この様にディスクが回転することでクリーニングする方式では、クリーニングディスクに設けられたブラシが対物レンズ以外のプレーヤ内部のメカ等にも接触する場合が考えられる。その結果メカ部の油や汚れがブラシに付着し、その汚れ等が対物レンズに付くこととなり逆効果となる場合がある。

解決しようとする課題は、クリーニングディスクを回転させクリーニングする事で、発生し易いレンズクリーニングへの弊害をなくす点にある。

本発明では、これら従来製品の問題点を解決すべく、クリーニングディスクを再生装置へ装填した状態で再生装置ディスク挿入口から外側へ、一定の長さを持った弾性素材を、クリーニングディスクの外周近傍へ設けてある。主に弾性素材はスプリングや伸縮性に富んだ素材を用いる。前記クリーニングディスクはクリーニング部材を設けた部位を含め他の部分と同じように、レーザー光を反射する仕様とするか、該ディスクを再生装置に装填後、クリーニング部材を設けてある部位がピックアップレンズに接触しない程度の位置へずらすように構成することでレーザー光を遮蔽することもなくなるので、該クリーニングディスクをプレーヤへ装填すると初期動作に伴いディスクは回転しようとする。しかし、前記クリーニングディスクに設けた弾性素材が再生装置ディスク挿入口に当たりストッパーとなって、クリーニングディスクの回転力が弾性素材の反発力より勝るところまでは回転するが、それ以上の負荷が、かかった瞬間に弾性素材の復元力で元の位置まで戻される。しかし、次の瞬間に又同様の回転をしようとするが、又弾性素材の復元力で戻されてしまう。この一連の動作を繰り返すことにより、クリーニング部材が光ピックアップレンズ面上で反復動作し、回転することなく自動でクリーニングが行われる。

又、前記クリーニングディスクのクリーニング部材を設けた近傍のみレーザー光を反射しない仕様にし、該ディスクを再生装置に装填しその箇所がレンズ上に来るように構成すると、レーザー光の反射が得られないことで初期動作を行わないので、当然該ディスクは回転せずに再生装置に装填されたまま静止状態となる。静止状態から手動によりディスクを動かす為の紐と、紐を引いた後、紐を緩めると所定の位置まで戻すためのリターン用弾性素材等の部材とを一定の間隔をおいて、ディスク外周近傍に設けてある。ディスクを動かすための紐はクリーニングディスクを所定の範囲内で移動させる為に一定以上は引けない構造とし、再生装置ディスク挿入口より外へ出る長さを有している。ディスクを動かすための紐はこの紐を手前に引くと、クリーニングディスク弾性素材がスプリングの場合であれば再生装置ディスク挿入口の端に圧着され弓状に曲がり、次に紐を緩めると弾性素材の復元力によって元の位置へ戻る、伸縮性の弾性素材であれば、弾性素材の端に設けた防止ストッパーの働きにより、再生装置ディスク挿入口で引っかかった先のみが引っ張られ伸びるが、その後、弾性素材の復元力によって元の位置へ引き戻される、又紐を引く、紐を緩める、この一連の動作を繰り返すことにより、クリーニング部材が光ピックアップレンズ面上で反復動作し、回転することなくクリーニングが行われる。

本発明のクリーニングディスクは再生装置内で回転せずに、クリーニング部材が光ピックアップのレンズのみと接触しクリーニングができる構造とした。以上のように、本発明は従来製品では不可能であった対物レンズのみをクリーニングすることを可能とした事に利点がある。

クリーニングディスクの構成を示す正面図である。 クリーニングディスクの構成を示す下面図である。 クリーニングディスクの実施方法を示す説明図である。（実施例１） クリーニングディスクの実施方法を示す説明図である。（実施例１） クリーニングディスクの実施方法を示す説明図である。（実施例２） クリーニングディスクの実施方法を示す説明図である。（実施例２）

発明を実施するための携帯

クリーニングディスクを回転させず、弾性素材を、又は該弾性素材と紐等を組合わせ操作する事により、光りピックアップレンズ面上を反復運動させクリーニングを実現した。

図１及び図２は本発明のクリーニングディスク１を示すものでクリーニング部材２レーザー光遮蔽素材３（実施例２のみで使用）、弾性素材４、紐等５（実施例２のみで使用）、ツマミ６で構成している。

図３及び図４は実施例１を示すもので、再生装置７のディスク挿入口８にクリーニングディスク１にレーザー光遮蔽素材３を取り付けない該クリーニングディスク１を挿入すると、再生装置７は動作状態となり前記ディスク挿入口８左側に弾性素材４が圧着、又伸縮性のある弾性素材を利用した場合はストッパーツマミ、それぞれの動作により、クリーニングディスク１が光ピックアップレンズ９面上で反復動作し、該クリーニングディスク１に設けられたクリーニング部材２によって自動的にクリーニングが行われる。

図４及び図５は実施例２を示すもので再生装置７のディスク挿入口８にクリーニングディスク１にレーザー光遮蔽素材３を取付けた該クリーニングディスク１を挿入すると、再生装置７は動作状態となり前記ディスク挿入口８左側に弾性素材４が配置される。この場合、前記レーザー光遮蔽素材３によりクリーニングディスク１は回転動作せず、前記弾性素材４のもう一方に取付けた紐等５に設けたツマミ６を引くと、右回りに一定移動をし、弾性素材４が再生装置７のディスク挿入口８左端に圧着、又伸縮性のある弾性素材を利用した場合はストッパーツマミ、それぞれの動作による、反発力により今度は左回りに移動する。以上に繰り返し動作によりクリーニングディスク１が光ピックアップレンズ９面上で反復動作し該クリーニングディスクに設けたクリーニング部材２によってクリーニングが行われる。

１：クリーニングディスク
２：クリーニング部材
３：レーザー光遮蔽素材
４：弾性素材
５：紐等
６：ストッパーツマミ
７：再生装置
８：ディスク挿入口
９：光ピックアップレンズ

Claims (5)

1. 光ピックアップ装置の対物レンズを清掃するクリーニングディスクにおいて、該対物レンズを清掃するためのクリーニング部材を少なくとも１つ設けたクリーニングディスクであって、該クリーニングディスクは、光ディスク再生装置内で回転させずに光ピックアップをクリーニングする手段として、クリーニング部材を設けたクリーニングディスクが、ピックアップレンズ面をクリーニングするに必要最小限の間だけ回転した後、元の位置まで復帰させるためのリターン用の弾性素材を設けたことを特徴としたクリーニングディスク。
2. 前記クリーニングディスクにおいて、ピックアップレンズ面をクリーニングする為にクリーニング部材がレンズ面を必要最小限回転移動しながら拭いた後、元の位置まで復帰させるためのリターン用の弾性素材と、手動によりディスクを動かす為の紐等の部材とが、一定の間隔をおいてディスク外周近傍に設けたことを特徴とした請求項１記載のクリーニングディスク。
3. 前記クリーニングディスクを再生装置に装填後ディスクが回転しだしても、該クリーニングディスクが再生装置内に引き込まれぬよう、リターン用の弾性素材の端へ引き込まれ防止ストッパーを設けたことを特徴とした請求項１及び２記載のクリーニングディスク。
4. 前記クリーニングディスクのクリーニング部材を設けた部位が、レーザー光を反射しない構造としたことを特徴とした請求項１〜３記載のクリーニングディスク。
5. クリーニング部材を設けた部位が、レーザー光を反射する構造としたことを特徴とした請求項１〜４記載のクリーニングディスク。

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