JP2011095599A - 光結合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子と受光素子、または、光素子と光接続端子との間を低損失で光結合する。
【解決手段】ベース層14と、該ベース層14の上面の一端縁に配設固定された、発光素子12を実装した第一のサブマウント13と、前記ベース層14の上面の他端縁に配設固定された、受光素子15を実装した第二のサブマウント16と、前記ベース層14の上面に順次積層された下クラッド層23と、コア層24と中クラッド層25とからなるコア形成層26と、上クラッド層27とから構成される光導波路28とを備える。発光素子12と受光素子15とをコア層25を介して光結合し、発光素子12を実装したパッドと電気接続した導体層20を第一のサブマウント13の表面に露出させるとともに、受光素子15を実装したパッドと電気接続した導体層を第二のサブマウント16の表面に露出させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信等に用いられる光結合構造に関するものである。
図12には、従来の光結合構造の一例が示されている(特許文献1、参照。)。同図に示すように、基板1上には、光素子等の光部品2が搭載され、封止樹脂3により封止されている。また、光部品2の搭載位置に対応させて形成した調芯孔4には、光伝送路である光ファイバ5が挿入され、光部品2と光結合する構成と成している。なお、調芯孔4は、基板1の表面側に形成したV溝部6と、基板1上に設ける押さえ板7に形成した溝部8とにより形成されている。また、調芯孔4を挟む両側には、ガイド孔9が形成され、該ガイド孔9には、ガイドピン10が挿入されている。
特開2000−214352号公報
図12に示した光結合構造において、調芯孔4の大きさは、光ファイバ5を挿入したときにガタが生じないように光ファイバ5の外径に合わせて形成されている。なお、調芯孔4の大きさを、多少の余裕を持って光ファイバ5の外径よりも大きめに形成すると、光ファイバ5と光部品2との光結合損失の増加の要因となってしまうために望ましくない。そのため、光ファイバ5を調芯孔4に挿入する作業は、高度な精度が要求されて難しく、時間もかかっていた。また、調芯孔4に挿入した光ファイバ5の先端面と光部品2との距離を正確に設定することも難しかった。また、前記光結合構造における光ファイバ5の先端側は、調芯孔4に樹脂のみで固定されているので、固定強度が小さかった。
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、光伝送路と光素子とが簡単な構造で、低損失に光結合しており、光結合状態における機械的強度も良好な光結合構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の光結合構造は、ベース層と、該ベース層の上面の一端縁に配設固定された、発光素子を実装した第一のサブマウントと、前記ベース層の上面の他端縁に配設固定された、受光素子を実装した第二のサブマウントと、前記ベース層の上面に順次積層された下クラッド層と、コア層と中クラッド層とからなるコア形成層と、上クラッド層とから構成される光導波路とを備え、前記発光素子と前記受光素子とを前記コア層を介して光結合し、前記発光素子を実装したパッドと電気接続した導体層を前記第一のサブマウントの表面に露出させるとともに、前記受光素子を実装するパッドと電気接続した導体層を前記第二のサブマウントの表面に露出させたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の光結合構造は、ベース層と、該ベース層の上面の一端縁に配設固定された、光素子を実装したサブマウントと、前記ベース層の上面の他端縁に配設固定された光接続端子と、前記ベース層の上面に順次積層された下クラッド層と、コア層と中クラッド層とからなるコア形成層と、上クラッド層とから構成される光導波路とを備え、前記光素子と前記光接続端子とを前記コア層を介して光結合し、前記光素子を実装したパッドと電気接続した電気導体層を前記サブマウントの表面に露出させたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明の光結合構造は、サブマウントには、光導波路の伸長方向と直交する方向に、複数の光素子が一列配置されていることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の光結合構造は、光結合構造の一端または両端に、その端部を挿入固定する固定部材が設けられていることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明の光結合構造は、サブマウントの高さよりも光導波路を薄く形成するとともに、固定部材にサブマウントの高さ寸法と同じ深さの、両側面に開口を有する溝を形成し、該溝の底面の一方の開口した側面縁に該溝の深さ寸法よりも低い立設壁を設け、該立設壁と当接させて前記サブマウントおよびその近傍の光導波路を前記溝に、電気導体層を上面にして挿入固定し、該近傍の光導波路と前記溝の内壁面とを接着剤を介して固定したことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明の光結合構造は、溝の底面には、挿入されたサブマウントおよびその近傍の光導波路を吸着して固定する吸着孔が設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る光結合構造は、ベース層の上面一端縁に、発光素子を実装した第一のサブマウントを配設固定し、ベース層の上面他端縁に、受光素子を実装した第二のサブマウントを配設固定する。なお、発光素子の発光面と受光素子の受光面とは、互いに間隔を介して対向配置する。また、本発明の請求項2に係る光結合構造は、ベース層の上面一端縁に、発光素子あるいは受光素子のいずれか一方の光素子を実装したサブマウントを配設固定し、ベース層の上面他端に光接続端子を接続する。なお、光素子の発光面あるいは受光面は、光接続端子に向けて配設する。
そして、請求項1に係る光結合構造では、サブマウント間のベース層の上面に、請求項2に係る光結合構造ではサブマウントと光接続端子間のベース層の上面に、下クラッド層と、コア層および中クラッド層とから構成されるコア形成層と、上クラッド層とを順に積層した光導波路を形成し、光素子とコア層とを光結合する。これにより、コア層を介して、光素子同士、あるいは、光素子と光接続端子とが光接続した、光結合構造が一体に形成される。この結果、光結合した光素子とコア層とが一体に形成されるので、調芯のための両者の位置調整が不必要となり、両者の間で発生する光結合損失を最低限に抑えることができる。また、本発明の光結合構造は一体構造として形成されるため、光素子と光ファイバ等を調芯して光結合させた後に接着剤で固定する従来の光結合構造とは異なり、光結合部における機械的強度も良好である。
また、光素子と光接続端子部とを光接続した請求項2に係る光結合構造においては、光接続端子を介して外部の光通信装置と精度よく、かつ、容易に光接続することができる。
また、本発明の請求項3に係る光結合構造では光導波路の伸長方向と直交する方向に、複数の光素子を一列配置することにより、複数の光信号を同時に送受することができる伝送路を備えた光結合構造を一体に構築できる。
また、本発明の請求項4に係る光結合構造は、本発明の請求項1乃至3に係る光結合構造を構成するサブマウントおよびその近傍の光導波路を挿入して固定する固定部材を設けたことにより、外部の衝撃から光結合構造の端部を保護することができ、機械的信頼性を高めることができる。
また、本発明の請求項5に係る光結合構造は、サブマウントの高さよりも光導波路を薄く形成する。また、固定部材にサブマウントの高さ寸法と同じ深さの、両側面に開口を有する溝を形成するとともに、一方の開口側面縁に溝の深さよりも短い寸法の立設壁を設け、その溝にサブマウントとその近傍の光導波路を挿入固定する。そのため、溝の上面からサブマウントが突出せず、かつ、接着剤もはみ出さないので、光結合構造を電気回路基板に密着した状態で載置でき、電気回路基板に電気接続することができる。
また、本発明の請求項6に係る光結合構造は、固定部材に、光結合構造の端部領域を吸着して仮固定するための吸着孔を設けることにより、本発明の請求項1乃至3に係る光結合構造を固定部材に装着する作業をより一層容易にすることができる。
図1(a)は、第1実施例の光結合構造を説明するための模式的な斜視図であり、図1(b)は、図1(a)におけるA−Aの断面図である。 図2(a)乃至(e)は、第1実施例の光結合構造を形成する際に用いられるサブマウント群の形成方法を説明するための斜視図である。 図3(a)は、ベース層の形成方法を示す斜視図であり、図3(b)は、ベース層の上面にサブマウント群を載置する状態を示す斜視図であり、図3(c)は、ベース層にサブマウント群を固定した状態の断面図である。 図4(a)は、下クラッド層の形成方法を示す斜視図であり、図4(a)´は、ベース層の上面に下クラッド層を形成した状態の断面図である。図4(b)は、コア形成層の形成方法を示す斜視図である。図4(b)´は、下クラッド層の上面にコア形成層を形成した状態の断面図である。図4(c)は、上クラッド層の形成方法を示す斜視図であり、図4(c)´は、コア形成層の上面に上クラッド層を形成した状態の断面図である。 図5(a)は、ポジティブUV型樹脂を用いてコア層および中クラッド層を形成するため、上クラッド層の上面にマスクを載置する状態の斜視図であり、図5(b)は、マスクおよび上クラッド層を介してポジティブUV型樹脂に向けて紫外線を照射している状態の斜視図である。 図6(a)は、ネガティブUV型樹脂を用いてコア層および中クラッド層を形成するため、上クラッド層の上面にマスクを載置する状態の斜視図であり、図6(b)は、マスクおよび上クラッド層を介してネガティブUV型樹脂に向けて紫外線を照射している状態の斜視図である。 図7(a)は、一体に形成された複数の第1実施例の光結合構造をダイシングして分離している状態の斜視図である。図7(b)は、切り離された第1実施例の光結合構造を示す斜視図である。 図8(a)は、第1実施例の光結合構造を、固定部材へ挿入位置決めする方法を示す斜視図である。図8(b)は、第1実施例の光結合構造の端部と固定部材とを接着剤で固定した後の、図8(a)におけるb方から見た第2実施例の光結合構造の斜視図である。図8(c)は、第1実施例の光結合構造の端部と固定部材とを接着剤で固定した後の、図8(a)におけるc方から見た第2実施例の光結合構造の斜視図である。 図9(a)は、第2実施例の光結合構造を電気回路基板に電気接続する方法を示す斜視図であり、図9(b)は、第2実施例の光結合構造を電気回路基板に電気接続した状態を示す斜視図である。 図10(a)は、第1実施例の光結合構造を固定部材へ挿入位置決めする際に、吸着孔を用いた方法を示す斜視図である。図10(b)は、第3実施例の光結合構造を図10(a)におけるb方向から見た組み立て斜視図であり、図10(c)は、第3実施例の光結合構造を図10(a)におけるc方向から見た組み立て斜視である。 図11(a)は、光導波路の一端側に発光素子が、光導波路の他端側に光接続端子が設けられた、第4実施例の光結合構造を説明するための、光導波路の伸長方向の断面図である。図11(b)は、光導波路の一端側に受光素子が、光導波路の他端側に光接続端子が設けられた、第5実施例の光結合構造を説明するための、光導波路の伸長方向の断面図である。 従来の光結合構造を示す斜視説明図である。
以下に、この発明に係る実施例を図面に基づいて説明する。
図1(a)には、第1実施例の光結合構造11の外観が、模式的な斜視図により示されている。同図に示すように、発光素子12(図示せず)を実装したサブマウント13がベース層14の上面の一端縁に配設固定され、受光素子15(図示せず)を実装したサブマウント16がベース層14の上面の他端縁に配設固定され、発光素子12の発光面17(図示せず)と受光素子15の受光面18(図示せず)とが互いに間隔を介して対向配置されている。
なお、図2(e)に示すように、サブマウント13には、発光素子12を表面実装する際に使用したパッド30および31と電気接続した、半円筒形状に切断されたスルーホール19が形成されており、サブマウント13は、スルーホール19の内壁導体層20を上面に露出した状態で配置固定されている。また、同様に、サブマウント16には、受光素子15を表面実装する際に使用したパッド(図示せず)と電気接続した、半円筒形状に切断されたスルーホール21が形成されており、サブマウント16は、スルーホール21の内壁導体層22を上面に露出した状態で配置固定されている。
図1(a)に示すように、サブマウント13および16の間のベース層14の上面には、下クラッド層23と、後述するコア層24および中クラッド層25とからなるコア形成層26と、上クラッド層27とが順に積層された光導波路28が形成されている。なお、光導波路28の厚みは、サブマウント13および16の高さよりも薄く形成される。図1(b)に、光導波路28の伸長方向と直交する方向における光結合構造11の断面図を示す。コア形成層26は、発光素子12と受光素子15との間で光信号を送受するための伝送路として機能するコア層24と、コア層24の両側に隣接して形成された中クラッド層25とからなる。なお、コア層24の伸長方向の端面はそれぞれ、発光素子12の発光面17、受光素子15の受光面18と光結合する。
下クラッド層23および上クラッド層27は、硬化後に紫外線を照射しても屈折率が変化しないポリマー材料を用いて形成される。また、コア形成層26は、硬化後の紫外線の照射量によって屈折率が変化する感光性ポリマー材料を用いて形成される。従って、紫外線が照射された領域と、照射されない領域との間では屈折率に差が生じ、それに応じてコア層24と中クラッド層25とが形成される。コア層24は、下クラッド層23、中クラッド層25および上クラッド層27よりも屈折率が大きく形成される。従って、コア層24は、コア層24よりも屈折率が低い、下クラッド層23、上クラッド層27および中クラッド層25によって周囲を囲まれる。このため、コア層24を伝送する光信号は、コア層24と、下クラッド層23、上クラッド層27および中クラッド層25との界面で全反射をして、コア層24の内部を伝搬する。
以下に、本実施例の光結合構造の形成方法について、図2(a)乃至(e)を用いて説明する。まず、図2(a)に示すように、基板29上に、発光素子12をマトリックス状に実装する。なお、基板29の上面には、発光素子12の端子と半田付けするパッド30の他に、発光素子12の端子とワイヤーボンディングするためのパッド31が設けられる。なお、パッド30および31のそれぞれは、基板29に形成されたスルーホール19(図示せず)の内壁導体層20(図示せず)と電気接続している。
次に、図2(b)に示すように基板29の表面に透明樹脂32をモールドし、発光素子12を封止する。次に、図2(c)に示すように、ダイシングブレード33により、基板29および封止樹脂32を切断して切り離すとともに、スルーホール19を半円筒形状に切断する。この結果、図2(d)および(e)に示すように、発光素子12を実装したサブマウント13が一列配列した状態のサブマウント群34が形成される。また、スルーホール19を半円筒形状に切断することにより、内壁導体層20が露出する。なお、図2(e)は、図2(d)の拡大図である。
同様の工程により、発光素子12の代わりに受光素子15を一列配列したサブマウント群35(図示せず)が形成される。
次に、図3(a)に示すように、対向する底面表面の両端縁に段部36を設けた型枠37内にポリマー材料を流し込んだ後、重合させてベース層14aを形成する。なお、後述するように、段部36は、マスク38の両端縁に取り付けられた支持部40(図5参照)、マスク39の両端縁に取り付けられた支持部41(図6参照)を係止するために設けられる。そして、図3(b)に示すように、ベース層14aの上面の一端縁にサブマウント群34を、ベース層5aの上面の他端縁にサブマウント群35を、段部36に隣接させて、接着剤で固定する。サブマウント群34および35は、図3(c)に示すように、発光素子12の発光面17と受光素子15の受光面18とを対向させるとともに、半円筒形状に切断されたスルーホール19,21の内壁導体層20,22を上面側に露出するように固定される。なお、図3(a)、(b)および、後述する図4乃至図7においては、内壁導体層20,22の図示は省略している。
次に、図4(a)および(a)’に示すように、型枠37内にポリマー材料を流し込んだ後、光重合もしくは熱硬化させて、ベース層14aの上面に下クラッド層23aを形成する。次に、図4(b)および(b)’に示すように、型枠37内に感光性ポリマー材料を流し込んだ後、光重合と熱硬化により、コア形成層26aを形成する。
コア形成層26aを形成した後、図4(c)および(c)’に示すように、型枠37内にポリマー材料を流し込み、光重合もしくは熱硬化させて、コア形成層26aの上面に上クラッド層27aを形成する。これにより、下クラッド層23aと、コア形成層26aと、上クラッド層27aとが順に積層され光導波路層28aが形成される。
コア形成層26aを形成するための感光性ポリマー材料として、ポジティブUV型樹脂あるいはネガティブUV型樹脂が用いられる。ポジティブUV型樹脂では紫外線が照射された領域の屈折率が増加し、ネガティブUV型樹脂では紫外線が照射された領域の屈折率が低下する。このため、ポジティブUV型樹脂あるいはネガティブUV型樹脂のいずれを使用するかにより、紫外線の照射に際しての照射量と照射領域とを変更するための異なるマスクが用いられる。
図5(a)に示すように、ポジティブUV型樹脂を用いる場合は、コア形成層26aのうちのコア層24aを形成する領域に紫外線を照射するために、スリット状の光透過部42を並列配置したマスク38が用いられる。マスク38の対向する両端縁に取り付けられた支持部40を段部36の上面に係止してマスク38を枠体38に嵌め、マスク38を上クラッド層27aの上面に載置する。このとき、光透過部42は、コア形成層26aのうちのコア層24aを形成する領域上面を覆う上クラッド層27aの領域上面と密着するように位置合わせされる。
この後、光透過部42および上クラッド層27aを介して、コア形成層26aのうちのコア層24aを形成する領域に紫外線を照射すると、紫外線が照射された領域の屈折率が増加してコア層24aが形成される。一方、マスク38のうち光透過部42が形成されていない領域を介してはコア形成層26aに紫外線が照射されないため、この領域に対応するコア形成層26aの屈折率は変化しない。この結果、屈折率が高いコア層24aと、コア層24aよりも屈折率が低い中クラッド層25aが同時に一体形成される。なお、コア形成層26aは、コア層24aの一端側面が発光素子12の発光面17と光結合すように、ベース層14aからの高さと、ベース層14aの伸長方向と直交する幅方向の位置とが、決められる。また、コア形成層26aは、コア層24aの他端側面が受光素子15の受光面18と光結合するように、ベース層14aからの高さと、ベース層14aの伸長方向と直交する幅方向の位置とが、決められる。
図6(a)に示すようにネガティブUV型樹脂を用いる場合は、コア形成層26aのうちのコア層24aを形成する領域に紫外線が照射されないように、紫外線を遮断する細い平板状の光遮断部43が複数並列配置されたマスク39が用いられる。マスク39の対向する両端縁に取り付けられた支持部41を段部36の上面に係止してマスク39を枠体38に嵌め、マスク39を上クラッド層27aの上面に載置する。このとき、光遮断部43は、コア形成層26aのうちのコア層24aを形成する領域上面を覆う上クラッド層27aの領域上面と密着するように位置合わせされる。
この後、マスク39のうち光遮断部43が形成されていない領域および上クラッド層27aを介して、コア形成層26aのうちの中クラッド層25aを形成する領域に紫外線を照射すると、紫外線が照射された領域の屈折率が低下して中クラッド層25aが形成される。一方、マスク39のうち光遮断部43が形成された領域を介してはコア形成層26aに紫外線が照射されないため、この領域に対応するコア形成層26aの屈折率は変化しない。この結果、屈折率が高いコア層24aと、コア層24aよりも屈折率が低い中クラッド層25aが同時に一体形成される。なお、コア形成層26aは、コア層24aの一端側面が発光素子12の発光面17と光結合すように、ベース層14aからの高さと、ベース層14aの伸長方向と直交する幅方向の位置とが、決められる。また、コア形成層26aは、コア層24aの他端側面が受光素子15の受光面18と光結合するように、ベース層14aからの高さと、ベース層14aの伸長方向と直交する幅方向の位置とが、決められる。
なお、下クラッド層23a、コア形成層26aおよび内部のコア層24aや中クラッド層25a、上クラッド層27aの形成材料や形成の仕方は上記方法に限られず様々であり、適宜の方法を用いて形成することができる。
紫外線による露光によってコア層24aと中クラッド層25aを形成した後、図7(a)に示すように、ダイシングブレード33を用いてサブマウント群34,35と、光導波路28aと、ベース層14aを共に切断して切り離すと、図7(b)に示すように、光結合構造11が形成される。
次に、第2実施例の光結合構造について、図8(a)乃至(c)に基づいて説明する。第2実施例の光結合構造44は、図8(a)に示すように、第1実施例の光結合構造11の少なくとも一端に、光結合構造11のサブマウント13およびその近傍、あるいは、光結合構造11のサブマウント16およびその近傍を挿入して固定する固定部材45を設けたことを特徴としている。
固定部材45には、光結合構造11の伸長方向と直交する方向の幅に合わせた溝46が形成される。溝46の深さは、光結合構造11のサブマウント13、16の高さと同じ寸法に形成される。このため、光結合構造11を固定部材45に固定した際に、内壁導体層20,22が形成されたサブマウント13、16の上面が、固定部材45の上面から突出しない。また、溝46の一方の開口側面縁には、立設壁47が設けられる。なお、立設壁47の高さは、内壁導体層20,22が溝46の開口側面から露出するように、溝46の深さ寸法よりも短く形成される。光結合構造11の一端を、ベース層14が溝46の底面と対向するように挿入するとともに、サブマウント13,16の端面を立設壁47に当接させて位置決めする。
次に、図8(b)および図8(c)に示すように、上クラッド層27の表面領域と固定部材45との間に接着剤を塗布して固定する。なお、光導波路28の厚みは、サブマウント13および16の高さよりも薄く形成されるため、固定部材45の上面からは、表面領域Aに塗布した接着剤ははみ出さない。図8(b)は、図8(a)の矢印b方向から見た斜視図であり、図8(c)は、図8(a)の矢印c方向から見た斜視図である。
図9(a)および(b)に、第2実施例の光結合構造44を電気回路基板48に電気接続する方法を示す。図9(a)のように、内壁導体層20と、内壁導体層20を電気接続させるための電気回路基板48に設けられた電極パッド49とを対向させて、光結合構造44を電気回路基板48上に載置する。なお、溝46の上面からは、サブマウント13および16は突出せず、また、接着剤もはみ出さないため、光結合構造44と電気回路基板48とは、密着した状態で載置される。次に、溝46の開口側面を介して、露出した内壁導体層20と電極パッド49とを、半田もしくは導電性接着剤50を用いて電気的に接続する。これにより、図9(b)に示すように、光結合構造44が電気回路基板48上に固定されるとともに、電気的に接続される。なお、電気回路基板48には、図9(a)および(b)のように、例えばチップ抵抗などの受動部品51、例えばICなどの能動部品52が実装されている。
次に、第3実施例の光結合構造について、図10(a)および(c)に基づいて説明する。第3実施例の光結合構造が第2実施例の光結合構造と異なる特徴的なことは、図10(a)に示すように、固定部材53に形成された溝54の底面55に、第1実施例の光結合構造11の端部領域を吸着して仮固定するための吸着孔56を設けたことである。この吸着孔56により、第3実施例の光結合構造11が吸着されて仮固定される。この状態で、図10(b)および(c)に示すように、枠Aの部位に接着剤が塗布するので、光結合構造11と固定部材53とを容易に固定することができる。
なお、本発明は、前記各実施例に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、前記各実施例では、ベース層14の両端側に、光素子(発光素子12または受光素子15)を実装したサブマウント13,16を配置固定した。しかしながら、これに限られず、図11(a)に示す第4実施例のように、ベース層14の一端側に、発光素子12を実装したサブマウント13を設け、ベース層14の他端側に、光接続端子としての光コネクタ57を配設固定してもよい。また、図11(b)に示す第5実施例のように、ベース層14の一端側に、受光素子15を実装したサブマウント16を設け、ベース層14の他端側に光コネクタ57を配設固定してもよい。
なお、これらの例においても、発光素子12の発光面17は光コネクタ57側に向けて配設され、発光素子12の発光面17は、コア層24の伸長方向の一端側面と光結合する。また、受光素子15の受光面18は光コネクタ57側に向けて配設され、受光素子15の受光面18は、コア層24の伸長方向の一端側面と光結合する。なお、コア層24の伸長方向の他端側は光コネクタ57に光接続される。また、サブマウント13または16と光コネクタ57との間のベース層14の上面には、下クラッド層23と、コア層24と中クラッド層25とからなるコア形成層26と、上クラッド層27とが順に積層された光導波路28が形成される。また、光導波路28の厚みは、サブマウント13,16、光コネクタ57の高さよりも薄く形成される。また、発光素子12、受光素子15を実装したパッド(図示せず)と電気接続した電気導体層は、サブマウント13,18の表面に露出させる。
さらに、前記第1実施例の光結合構造11や、第4実施例や第5実施例の光結合構造は、複数の光導波路28を、光導波路28の長手方向に直交する方向にアレイ状に設け、光伝送路を複数形成した構造に形成してもよい。具体的には、図7(a)に示すようにダイシングブレード33によって光結合構造11を切り離すことなく、複数の光導波路28がアレイ状に配列された状態のものを用いて、光結合構造を形成してもよい。
なお、複数の光素子をアレイ状に配列する場合は、光結合構造の一端側に発光素子12を配列し、他端側に受光素子15を配列する。また、発光素子12と受光素子15とを交互に配列し、対向する発光素子12と受光素子15とが光結合するように形成してもよい。また、光コネクタ57を接続する場合は、一端側に光コネクタ57をまとめて配列してもよいし、光素子と光コネクタ57とを交互に配列してもよく、光素子や光接続端子部の配列順等は、適宜設定されるものである。
さらに、サブマウント13,16の詳細構造は、上述した実施例に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
本発明の光結合構造は、簡単な構成で、発光素子と受光素子を光導波路を介して低損失で光結合できる。また、発光素子や受光素子の光素子を、光導波路および光接続端子を介して外部の光部品と低損失で接続できる。また、光結合構造の強度も良好である。このため、光通信装置に組み込んで使用することができる。
12 発光素子
13,16 サブマウント
14 ベース層
15 受光素子
17 発光面
18 受光面
23 下クラッド層
24 コア部
25 中クラッド層
26 コア形成層
27 上クラッド層
28 光導波路
45,53 固定部材
56 吸着孔

Claims (6)

  1. ベース層と、該ベース層の上面の一端縁に配設固定された、発光素子を実装した第一のサブマウントと、前記ベース層の上面の他端縁に配設固定された、受光素子を実装した第二のサブマウントと、前記ベース層の上面に順次積層された下クラッド層と、コア層と中クラッド層とからなるコア形成層と、上クラッド層とから構成される光導波路とを備え、前記発光素子と前記受光素子とを前記コア層を介して光結合し、前記発光素子を実装したパッドと電気接続した導体層を前記第一のサブマウントの表面に露出させるとともに、前記受光素子を実装するパッドと電気接続した導体層を前記第二のサブマウントの表面に露出させたことを特徴とする光結合構造。
  2. ベース層と、該ベース層の上面の一端縁に配設固定された、光素子を実装したサブマウントと、前記ベース層の上面の他端縁に配設固定された光接続端子と、前記ベース層の上面に順次積層された下クラッド層と、コア層と中クラッド層とからなるコア形成層と、上クラッド層とから構成される光導波路とを備え、前記光素子と前記光接続端子とを前記コア層を介して光結合し、前記光素子を実装したパッドと電気接続した電気導体層を前記サブマウントの表面に露出させたことを特徴とする光結合構造。
  3. サブマウントには、光導波路の伸長方向と直交する方向に、複数の光素子が一列配置されていることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の光結合構造。
  4. 光結合構造の一端または両端に、その端部を挿入固定する固定部材が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の光結合構造。
  5. サブマウントの高さよりも光導波路を薄く形成するとともに、固定部材にサブマウントの高さ寸法と同じ深さの、両側面に開口を有する溝を形成し、該溝の底面の一方の開口した側面縁に該溝の深さ寸法よりも低い立設壁を設け、該立設壁と当接させて前記サブマウントおよびその近傍の光導波路を前記溝に、電気導体層を上面にして挿入固定し、該近傍の光導波路と前記溝の内壁面とを接着剤を介して固定したことを特徴とする請求項4記載の光結合構造。
  6. 溝の底面には、挿入されたサブマウントおよびその近傍の光導波路を吸着して固定する吸着孔が設けられていることを特徴とする請求項5記載の光結合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013140813A1 (ja) * 2012-03-23 2013-09-26 日本電気株式会社 光送受信器、その製造方法、光送受信カード、および光通信システム

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