JP2011094368A - 受水槽監視システム - Google Patents

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康史 関沢
Masataka Hori
政孝 堀
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Abstract

【課題】従来の受水槽では、水位や水質の遠隔監視と、水位を適宜制御したり遠隔制御することができなかった。更には、受水槽内の死に水に対して対策を行うことが困難であった。更には、水を給水する経路において、その水圧のエネルギーの再利用に関して、明確な仕組みが提示されてはいなかった。
【解決手段】本システムは、ユーザーが遠隔監視装置の水位情報や水質情報を、ネットワーク回線に接続されたサーバーを介して、参照することが可能であり、ユーザーは、適宜、水の給水の開始操作と停止操作、及び自動コントロール、死に水対策モードを、ネットワーク回線に接続されたサーバーを介して、遠隔監視装置に作用することができる。また、受水槽に水を給水する部位若しくは、受水槽から各戸に水を供給する部位に、水力発電装置を取り付け、水力発電装置から発電した電力量と消費水流量を測定する機能を持つ。
【選択図】 図3

Description

本発明は、集合住宅や商業施設、工場などに施設される、各戸に受水を行うための水槽および水槽と、これらに給水するためのポンプとで構成された受水槽に、ネットワークで接続された監視装置を取り付けたシステムに関する発明である。
広くは河川の水位や水質を測定する監視装置もあるが、本件では、飲み水や工業用の用水に利用する受水槽に適した発明である。
受水槽には、水槽に水を給水する為に、ポンプ若しくは弁に作用して、給水の開始と停止を行う水位制御装置とで構成された受水槽が一般的ある。水位制御装置と接続された液面スイッチの水位センサーによって、一定の水位を下回ると水の給水を開始し、一定の水位を上回ると水の給水を停止する様に、ポンプ若しくは弁に作用して自動コントロールする。
河川の氾濫を監視する為、ネットワークで接続された河川監視装置がある。これらは、河川の水位と水質などを監視し、専門的に判断するセンターに情報を適宜送信し、河川の危険を監視する。例えば、特開平9−212769では、河川の浮遊物を事前に検知することによって、河川管理者に河川異常の警告を行うシステムである。尚、これらのシステムは、比較的専用的で高価なシステムである傾向にある。
発電装置として、水力を使った発電装置は、古くから知られているが、太陽光発電などの普及により、発電装置からの電力を充電し、消費される電力の一部をまかなう仕組みが提唱されている。また、水力発電装置に関しても、比較的小規模な施設で利用可能な小型のものが存在する。
一方、本件発明者が考案した「遠隔監視又は遠隔操作のための異種通信サーバーシステム」(特願2009−177617)がある。これは、遠隔監視、装置の動作の遠隔監視及び装置の遠隔操作のためのシステムに関する内容で、エージェントサーバーを設置することで、共通化されたWEBサーバーで、かつ共通化された操作方法で遠隔監視又は遠隔操作、又は情報収集を行うことができるシステムである。
本件の受水槽監視システムにおいても、これらの技術を土台として、より受水槽装置に特化した考案となっている。
監視装置と発電装置を組み合わせたシステムとして、特開2008−26167の電力自立型河川監視装置がある。振動発電装置を備えて監視装置に電源を供給している。
特開平9−212769号公報 (河川自動監視装置) 特願2009−177617号公報 (遠隔監視又は遠隔操作のための異種通信サーバーシステム) 特開2008−26167号公報 (電力自立型河川監視装置)
従来の受水槽の水位をコントロールするコントロール装置においては、少なくとも、水位の下限と上限の液面スイッチ若しくは水位センサーを用いて、水位が、下限を下まわらず、上限を超えない様に、水の給水を行っていた。この時の水位センサーは、水に触れているか否かという簡易なもので、実際の水位がどうなっているかは知ることはできない。
また、更に単純には、ボールバルブを使った水位弁もある。これは、水面に浮いたボールの位置で、弁を開閉するものである。一定の水位を下回ると水の給水を行う点では、液面スイッチと動作が似ている。
一方、死に水と呼ばれる現象は、水槽内の水が循環しないことにより、水槽の隅側の水が、古い水となってしまうことをいう。死に水をなくす為には、水槽内を一度空にするか、水の給水時の勢いで、水槽内の水流を生み出す方法が考えられるが、単に、水位の下限と上限の間で自動コントロールされた水の自動コントロールでは、死に水の対策は不可能に近い。
受水槽は、定められている一定期間毎に行う点検により、その水質が保たれていることになっている。しかし、商業施設やホテル、食料品を扱う工場などによれば、常にその水質を保つ必要があり、水質のリアルタイムな監視が必要とされていた。しかし、実際の水質の測定は、人が受水槽までいって、水質センサーを水槽内に入れて測定するなど、自動化されてはいなかった。
受水槽までポンプで水を給水する経路において、その水圧のエネルギーの再利用に関して、明確な仕組みが提示されてはいなかった。具体的には水圧のエネルギーを水力発電により、電気を作りだし、充電装置に電気を充電するという仕組みが考えられる。しかし、断続的に水の給水が行われる現在の水位をコントロールする水位制御装置の仕様では、充電の連続性という意味では、効果が薄い問題がある。
前述の水質に合わせ、消費される水量や、水力発電を使った時の発電量など、これらの数値を、「見える化」する要望がなかった訳ではないが、受水槽に関しては、簡単に、個人ユーザーが利用できるパソコンや携帯電話などから、リアルタイムで水質や水量を参照するシステムは明確に開示されていなかった。また、遠隔操作を行う場合においても、専門的な操作方法を行う必要があったり、個人ユーザーが利用できるものではなかった。
上述した本発明の目的を達成するために、本発明による受水槽監視システムは、各戸に受水を行うための水槽および水槽にくみ上げるためのポンプで構成された受水槽であり、
水槽には、水槽に水を給水する為に、ポンプ若しくは弁に作用して、水の給水の開始と停止を行う水位制御装置とで構成された受水槽であって、受水槽は、サーバーと接続されたネットワーク回線により遠隔監視及び遠隔操作可能な遠隔監視装置とで構成され、遠隔監視装置には、少なくとも、水槽の水位を測定する水位センサー若しくは水圧センサーとで構成され、水位情報を記録する機能を持ち、遠隔監視装置には、水槽に水を給水する水位制御装置に作用し、水の給水の開始と停止をコントロールする機能を持ち、通常時には、該水位センサー若しくは水圧センサーにより、水槽の水位が一定量より下がった時に、水の給水を開始し、水槽の水位が一定量より上がった時に水の給水を停止する、自動コントロール機能を持つ受水槽監視システムである。
ユーザーは、遠隔監視装置の水位情報を、ネットワーク回線に接続されたサーバーを介して、参照することが可能であり、ユーザーは、適宜、水の給水の開始操作と停止操作、及び自動コントロールのON・OFFの切り替えを、ネットワーク回線に接続されたサーバーを介して、遠隔監視装置に作用することができることを特徴とした受水槽監視システムである。
水の給水の開始と停止を行う自動コントロール機能には、水槽に水を給水する時の、水の水量を通常より少なくすることを目的とし、常に水槽の水位を一定に保つモードがある。
更には、水槽に古い水、いわゆる死に水の存在を低減することを目的とし、水槽の水を可能な限り使いきり、その後、新しい水を給水するモードがある。
ユーザーは、適宜、2つのモードと、自動コントロール機能のON・OFFの切り替えを、ネットワーク回線に接続されたサーバーを介して、該遠隔監視装置に作用することができることを特徴とした受水槽監視システムである。
遠隔監視装置には、水位センサー若しくは水圧センサーの他に、水温センサー、水質センサーと、消費される消費水量メーターが接続され、水位、水温、水質、消費水量の情報を、定期的に測定し、遠隔監視装置の記録メモリに記録する機能と、遠隔監視装置は、所定の時刻若しくはタイミングに、ネットワーク回線で接続されたサーバーに、記録された情報を送信する機能と、ユーザーは、遠隔監視装置の水位、水温、水質、消費水量情報を、ネットワーク回線に接続されたサーバーを介して、参照することが可能としたことを特徴とした受水槽監視システムである。
遠隔監視装置には、電力監視機能を有し、受水槽のポンプ及び水位制御装置装置及び遠隔監視装置の消費電力を測定する機能を持つ。
受水槽に水を給水する部位若しくは、受水槽から各戸に水を供給する部位に、水力発電装置を取り付け、水力発電装置から発電した電力量を測定する機能とを持ち、また、遠隔監視装置には、水力発電装置の発電の為の水車が回る回転数を測定する機能を持ち、回転数が予測された消費水量とする機能を持ち、ユーザーは、該遠隔監視装置の各電力情報と消費水量を、ネットワーク回線に接続されたサーバーを介して、参照することが可能であることを特徴とした受水槽監視システムである。
遠隔監視装置の消費水量と発電の電力量と、水位や水質の各種情報を用いて、各戸、若しくは人の目につきやすい共用の部屋若しくは玄関若しくは廊下などにおいて、各種情報をリアルタイムに表示する表示装置と連携する機能を持つことを特徴とした、受水槽監視システムである。
目標とする消費水量を上回る場合、若しくは一定の水質の悪化を示した時には、表示装置に、警告を示す表示を行うことを特徴とした受水槽監視システムである。
遠隔監視装置から各種情報が送信され、受信したサーバーは各種情報を記録するデータベースを持ち、データベースに記録された各情報群により、消費水量から水道料金と、消費電力から電気料金を計算し、計算した料金情報を該遠隔監視装置に送信し、遠隔監視装置は受信した料金情報を、表示装置に送信することを特徴とした受水槽監視システムである。
遠隔監視装置から各種情報が送信され、受信したサーバーは、各種情報を記録するデータベースを持ち、データベースに記録された各種情報群により、時間的経過を表現するグラフ表示を可能とし、更には、一定期毎に、所定のレポート帳票出力を自動的に行い、サーバーからメール等でレポート帳票のファイルを、ユーザーに送信することを特徴とした受水槽監視システムである。
本発明を利用すれば、従来の受水槽の水位をコントロールする水位制御装置より、水の給水を細かく制御でき、かつ遠隔制御が可能であり、更には、ユーザーに分かりやすく操作させる為に、水位優先モードと死に水対策モードの2つのモードを切り替えるだけで、水位をコントロール可能としている。また、水の給水経路に水力発電を設けた場合の、発電の電力量と、消費水量とを利用して、電気料金と水道料金のみえる化が可能な受水槽監視システムである。
本発明の使用例を示す図 本発明の基本システムの構成図 本発明で水力発電を取り付けた構成図 本発明で表示装置を説明する構成図 本発明で遠隔操作を行う時のWEB画面図
以下、本発明を実施するための形態を図示例と共に説明する。
図1は、本発明の使用例を示すブロック図である。図示の通り、集合住宅2に設置された受水槽1には、本件の遠隔監視装置3などが設置されている。遠隔監視装置3とは、10ネットワークを介してセンター6のサーバー5と接続される。サーバー5は、WEBサーバーとなっており、携帯電話7及びパソコン8など、インターネット回線9を介し、サーバー5に記録された情報を参照できる。
受水槽1は、水道より水を給水する。水の給水は所定の水位制御装置によってコントロールされている。また、集合住宅2に水を供給する為に、適宜ポンプ4が動作し、各戸へ水を供給する。場合によっては、ポンプ4の先の供給先は、高置式の受水槽の場合もある。
尚、センター6のサーバー5は、1台で構成されているが、これは適宜、複数台による構成にしても良い。例えば、WEBサーバー部とデータベース部を分けて2層や3層構造のサーバー構成とすることが一般的である。
図2は、本発明の基本システムを示すブロック図である。図1の受水槽の部分を特に説明をする。受水槽11は、図1の水道から給水口14より給水される。遠隔監視装置13は、受水槽11の水を監視する為に、受水槽11の比較的底面に配置した水質・水温センサー16と水圧・水位センサー17とに電気信号線で遠隔監視装置13のI/O端子に接続されている。
遠隔監視装置13と電気信号線で接続された水位制御装置12がある。従来の受水槽システムでは、水位センサーである液面スイッチ15より、水位を測定し、その内容に応じて、電磁弁20に作用し、弁を開けたり閉めたりする装置である。液面スイッチ15は少なくとも、水位を下回らない様に設定された長い液面スイッチと、水位を上回らない様に設定された短い液面スイッチの2つで判断する。
本件の考案では、これらの液面スイッチ15をそのまま生かすことも可能であるが、より、細かい水位を測定する為に、水圧・水位センサー17を用いる。どちらにせよ、遠隔監視装置13は、水位制御装置12に作用して、液面スイッチ15か水圧・水位センサー17を利用するか制御することができる。そして、水圧・水位センサー17を利用する様に制御した場合は、より細かい水圧による水位の変化を読み取り、電磁弁20を制御する様に、水位制御装置12を通して制御する。
尚、水位制御装置12の機能を、遠隔監視装置13に組み込まれた構成でもかまわない。また、電磁弁20の制御の代わりに、水を供給するポンプに作用しても構わない。また、水位制御装置12には、電磁弁20と各戸へ供給するポンプに作用する場合があるが、本件の動作原理としては、水位をコントロールする意味では同じことなので、電磁弁の開閉で説明をする。
遠隔監視装置13は、各種のセンサーの情報などを記録メモリ19に適宜記録しつつ、図1のサーバー5に、一定時間毎に適宜情報を送信し、逆にサーバー5から情報を求められれば情報を返す。この情報とは、水質・水温センサー16や水圧・水位センサー17からの情報、電磁弁20の開閉の情報である。また、遠隔監視装置13は、サーバー5から、電磁弁20の開閉の制御命令の電文が受信できれば、水位制御装置12へ電磁弁20の開閉の制御を行う。
遠隔監視装置13は、所定のネットワーク通信機能を持つ。例えば、図2の様に無線通信の可能なモデムを装備し、公用の通信アンテナ18を通して、サーバー5との通信を行う。ここで言う無線通信とは、携帯電話でも利用しているモバイル通信網などを指し、PHS回線網や、FOMA通信回線網を指す。また、光通信などの有線によるネットワークを利用することも可能であり、通信形態に対しては、本件の考案では限定していない。本件発明者が考案したこれら異種通信で同じ遠隔監視、遠隔操作を可能とした、「遠隔監視又は遠隔操作のための異種通信サーバーシステム」(特願2009−177617)によれば、通信網は何を利用しても、同じシステムが利用できることとなる。
水質センサーに関しては、多項目測定水質センサを持ちいれば、PH、酸化還元電位、導電率、塩分などが同時に取得可能である。
図3は、本発明で水力発電を取り付けた構成図である。水力発電装置は、水車が回転することで、発電モーターを回転させ発電する仕組みである。受水槽21には、給水口26がある。給水口26を拡張し、ここに水力発電装置22を取り付ける。この他にも、水槽から各戸へ供給する出口23に、水力発電装置を取り付けても良い。尚、水車が回転することで、回転数をカウントすれば、簡易的ではあるが、消費水流量を測ることが可能である。また、消費水流量のみを測定したい場合も、水力発電装置の代わりに、水流計を取り付けてもかまわない。
受水槽21には、前述基本構成で説明した、受水槽21の比較的底面に配置された水圧・水位センサー24と水質・水温センサー25があり、これらと電気信号線で接続された遠隔監視装置27がある。図3では、図2の液面スイッチを利用せず、水圧・水位センサーで、水槽内の水位を測定し、遠隔監視装置27にて判断し、水位制御装置28を制御し、電磁弁30の開閉を行う。
水力発電装置(水流計)22とは、電気信号線により、遠隔監視装置27に接続される。遠隔監視装置27は、発電した電力量を測定する。また、前述示した様に、同時に消費水流量を測定することも可能である。また、充電装置29にバイパスをして、発電した電力を蓄える様にする。
遠隔監視装置13は、図1のサーバー5に、適宜情報を送信し、サーバー5から求められれば情報を返す。この情報とは、水質・水温センサー16や水圧・水位センサー17からの情報、電磁弁30の開閉の情報と、更には、水力発電装置22で発電された電気量と、水流計で得られた消費水量である。
水力発電装置22の発電された電気量が測定できるので、その逆の本システムの消費電力量をも測定しても構わない。所謂、エネルギー回生装置とも言える本システムでは、発電した電気を、本システムで利用する消費する電気に利用することも可能である。
水力発電装置による発電された電力は、ポンプの電力として利用することも可能だし、外灯や非常灯など、別な用途に利用することも可能である。
本システムによれば、水流計によって、消費水量が予測できるので、水量を遠隔監視装置27より、サーバーへ情報を送信すれば、サーバーであれば、水道料金を計算することは簡単である。また、水力発電装置から発電された電力量を遠隔監視装置27より、サーバーへ情報を送信すれば、サーバーであれば、効果が出た発電電気料金を計算することは簡単である。これらは、図1の携帯電話7やパソコン8に展開するWEB画面により、これらを参照することが可能である。
水道料金や電気料金は、受水槽が設置された地域によって、基本料金や従量料金が変わってくるし、時価があるため、情報収集や登録変更が容易なサーバーで計算する意義がある。
ここで、本件の発明の目的を改めて紹介する。本件では、水位を測定し、水の給水をコントロールしつつ、水力発電装置を取り付けて、電気を作り出すことで、省エネの効果を狙った製品に利用できる。つまりこの場合においては、水位をできる限り一定に保つ様にしながら、水流量を控えめに長い時間水を給水しつづければ、水力発電の発電効果が大きくなる。通常の液面スイッチ15を利用した場合、断続的に大きな水流量で水を蓄えようとする。発電の効果を考えると、ちょろちょろと水を流す方がより水力発電の発電モーターを回すことになる。
もう一つ、本件の発明の目的がある。本件では、水位を測定し、水の給水をコントロールしつつ、水質・水温センサーで測定しながら、水の鮮度を見ている。受水槽には「死に水」というものがあり、水槽内の水が循環しないことにより、水槽の隅側の水が、古い水となってしまうことをいう。この死に水が飲み水として供給されてしまった時には、おいしくない水が突如として出てくる場合がある。
この死に水対策として、一旦、できる限りの受水槽の水を、空に近づけた上、水の給水を行うことで解決する。本件の考案によれば、水位を測定し、水の給水をコントロールできるので、簡単に実現できる。更には、サーバーと連携し、水の利用のしない日を狙って、その前日に受水槽の水を空に近づけ、水の利用する前日に水を給水するといったスケジュール機能を設けても良い。
本件の考案によれば、サーバーと接続された携帯電話7やパソコン8に展開されるWEB画面から、水位一定モードと死に水対策モードとして選択可能とし、遠隔監視装置27は、選択されたモードの通りに、水の給水をコントロールコントロールするので、ユーザーの好きな対応を適宜行うことが可能である。
図4は、本発明で表示装置を説明する構成図である。本件の考案によれば、前述、サーバー34へ送信された情報群から計算された水道料金や発電電気料金を、遠隔監視装置32へ送信し、その情報を利用して、外部接続された表示装置31に表示することも可能である。
本件は、省エネの効果を期待する製品でも利用されることから、より多くの関係者が目につくように、予測される予測水道料金を表示することで節水を促し、また発電された電気料金の効果を表示することで、そのお得感を感じてもらうことができる。この表示装置31は、LEDによる大型ディスプレーや、大型液晶画面による表示方法が考えられるが、表示するという目的が達成されれば、本件ではその手段に限定するものではない。
この様な表示装置を用いて、例えば、水質が危険な状態になる時など、特別な表示、例えば、赤い字で点滅させるなどさせて、アラームとして表示することも可能である。更には、サーバーを介して、各ユーザーにメールなどで、水質の悪化などの警告メールを送信しても良い。
図5は、本発明で遠隔操作を行う時のWEB画面図である。図1で説明した、サーバー5にインターネット回線9と接続される、携帯電話7やパソコン8のWEB画面にて展開される。これらは、一般的に、何らかのログインを行い、認証された上に展開される。
図5の各要所の説明をする。制御モードの選択部分では、遠隔監視装置3が制御する水位をコントロールする制御モードである。通常モードは、水位が一定量を下回ると電磁弁を開き、水位が一定量を上回ると電磁弁を閉めるモードである。その他2つは前述で示した。簡略説明すると、水位一定モードは、水位を一定に保つ様に、できる限り細かく電磁弁の開閉を制御するモードである。死に水対策モードは、水槽内の水位をできる限り少なくした段階で電磁弁を開き給水を行うモードである。これらのモードの選択を行うと、遠隔監視装置3に情報を送信し、遠隔監視装置3は適宜、モードにしたがって水位の自動制御を行う。
状況表示41の部には、遠隔監視装置3から送られる各種情報群による表示を行う。節約状況を示す予測水道料金と発電電気料金が表示されている。また、現在の水位状況がグラフィカルな表示で表示され、最適な水位か注意水位かを文字表示する。
遠隔監視装置3からは水質の情報が送られてくるが、水質の数値は専門的な情報があり、一般的なユーザーにはわかりにくいので、単純に「問題ありません」、「点検が必要です」の様な簡単な言葉で表記する。
水力発電装置が取り付けてある場合は、発電状況をグラフィカルに表示している。充電装置に充電している場合は、充電装置の充電情報も表示しておけば、尚、詳細な情報として開示できる。
サーバーにはデータベースが装備されているとすれば、遠隔監視装置3から送られてくる情報群をデータベースに記録することも可能である。また、データベースを集計すれば、情報群を利用してグラフ表示を行うことも可能である。例えば、水位の変化、水温の変化、水質の変化、発電の累積などを時系列にしたグラフに表示するこができる。
更には、サーバーのデータベースに記録された各情報群により、時間的経過を表現するグラフ表示をWEB画面に展開しても良い。更には、一定期毎に、所定のレポート帳票出力を自動的に行い、サーバーからメール等でレポート帳票のファイルを、ユーザーに送信するのも可能である。実際、毎月毎に各種情報をまとめたレポートを、ユーザーに提出するという要望もあり、これらを自動的に行える利点は、本件の新しい考案内容である。
1、11、21 受水槽
3、13、27、32 遠隔監視装置
12、28 水位制御装置
5、34 サーバー
2 集合住宅
4 ポンプ
6 センター
7 携帯電話
8 パソコン
9 インターネット回線
10、33 ネットワーク
14、26 給水口
15 液面スイッチ
16、25 水質・水温センサー
17、24 水圧・水位センサー
20、30 電磁弁
22 水力発電装置(水流計)
29 充電装置
31 表示装置

Claims (9)

  1. 各戸に受水を行うための水槽および水槽にくみ上げるためのポンプで構成された受水槽であり、
    水槽には、水槽に水を給水する為に、ポンプ若しくは弁に作用して、水の給水の開始と停止を行う水位制御装置とで構成された受水槽であって、
    該受水槽は、サーバーと接続されたネットワーク回線により遠隔監視及び遠隔操作可能な遠隔監視装置とで構成され、
    該遠隔監視装置には、少なくとも、水槽の水位を測定する水位センサー若しくは水圧センサーとで構成され、水位情報を記録する機能を有し、
    該遠隔監視装置には、水槽に水を給水する水位制御装置に作用し、水の給水の開始と停止をコントロールする機能を有し、
    通常時には、該水位センサー若しくは水圧センサーにより、水槽の水位が一定量より下がった時に、水の給水を開始し、水槽の水位が一定量より上がった時に水の給水を停止する、自動コントロール機能を有し、
    ユーザーは、該遠隔監視装置の水位情報を、ネットワーク回線に接続されたサーバーを介して、参照することが可能であり、ユーザーは、適宜、水の給水の開始操作と停止操作、及び自動コントロールのON・OFFの切り替えを、ネットワーク回線に接続されたサーバーを介して、該遠隔監視装置に作用することができることを特徴とした受水槽監視システム。
  2. 請求項1の受水槽監視システムであって、該水の給水の開始と停止を行う自動コントロール機能には、水槽に水を給水する時の、水の水量を通常より少なくすることを目的とし、常に水槽の水位を一定に保つモードと、
    水槽に古い水、いわゆる死に水の存在を低減することを目的とし、水槽の水を可能な限り使いきり、その後、新しい水を給水するモードとを備え、
    ユーザーは、適宜、該モードと、自動コントロール機能のON・OFFの切り替えを、ネットワーク回線に接続されたサーバーを介して、該遠隔監視装置に作用することができることを特徴とした受水槽監視システム。
  3. 請求項1と請求項2の受水槽監視システムであって、該遠隔監視装置には、水位センサー若しくは水圧センサーの他に、水温センサー、水質センサーと、消費される消費水量メーターが接続され、
    水位、水温、水質、消費水量の情報を、定期的に測定し、該遠隔監視装置の記録メモリに記録する機能と、
    該遠隔監視装置は、所定の時刻若しくはタイミングに、ネットワーク回線で接続されたサーバーに、記録された情報を送信する機能と、
    ユーザーは、該遠隔監視装置の水位、水温、水質、消費水量情報を、ネットワーク回線に接続されたサーバーを介して、参照することが可能としたことを特徴とした受水槽監視システム。
  4. 請求項1から請求項3の受水槽監視システムであって、該遠隔監視装置には、電力監視機能を有し、
    受水槽のポンプ及び水位制御装置装置及び遠隔監視装置の消費電力を測定する機能と、
    受水槽に水を給水する部位若しくは、受水槽から各戸に水を供給する部位に、水力発電装置を取り付け、
    水力発電装置から発電した電力量を測定する機能とを有し、
    ユーザーは、該遠隔監視装置の各電力情報を、ネットワーク回線に接続されたサーバーを介して、参照することが可能であることを特徴とした受水槽監視システム。
  5. 請求項4の受水槽監視システムであって、
    該遠隔監視装置は、該水力発電装置の発電の為の水車が回る回転数を測定する機能を持ち、回転数が予測された消費水量とし、
    ユーザーは、該遠隔監視装置の予測された消費水量を、ネットワーク回線に接続されたサーバーを介して、参照することが可能であることを特徴とした受水槽監視システム。
  6. 請求項1から請求項5の受水槽監視システムであって、
    該遠隔監視装置の消費水量と発電の電力量と、水位や水質の各種情報を用いて、
    各戸、若しくは人の目につきやすい共用の部屋若しくは玄関若しくは廊下などにおいて、
    各種情報をリアルタイムに表示する表示装置と連携する機能を持つことを特徴とした、受水槽監視システム。
  7. 請求項6に受水槽監視システムであって、
    目標とする消費水量を上回る場合、若しくは一定の水質の悪化を示した時には、該表示装置に、警告を示す表示を行うことを特徴とした受水槽監視システム。
  8. 請求項1から請求項7の受水槽監視システムであって、
    該遠隔監視装置から各種情報が送信され、受信したサーバーは各種情報を記録するデータベースを持ち、データベースに記録された各情報群により、消費水量から水道料金と、消費電力から電気料金を計算し、計算した料金情報を該遠隔監視装置に送信し、該遠隔監視装置は受信した料金情報を、該表示装置に送信することを特徴とした受水槽監視システム。
  9. 請求項1から請求項8の受水槽監視システムであって、
    該遠隔監視装置から各種情報が送信され、受信したサーバーは、各種情報を記録するデータベースを持ち、データベースに記録された各種情報群により、時間的経過を表現するグラフ表示を可能とし、更には、一定期毎に、所定のレポート帳票出力を自動的に行い、サーバーからメール等でレポート帳票のファイルを、ユーザーに送信することを特徴とした受水槽監視システム。
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