JP2011093569A - 被包装物充填装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】昇降部材1に形成した長方形の縦穴8の各辺に沿って、支点軸を中心として内外方向に揺動自在とされた各一対の長辺ガイド片3,4及び短辺ガイド片5,6を設置し、揺動機構により内側又は外側方向に同時に揺動可能とする。ガイド片3〜6を内側の保持位置に揺動させ、被包装物11を縦穴を通してガイド片3〜6の内部に整列状態で供給し、続いてガイド片3〜6を下降させて、下端を外装袋12の袋口に挿入し、ガイド片3〜6を外側の解放位置(鉛直位置)に揺動させ、被包装物11を整列状態のまま外装袋12内に落下させる。
【選択図】図5
Description
そのため、上記のような被包装物の場合、従来から烏口ホッパーと称される、開閉する一対のガイド部材からなるホッパーが利用されている(特許文献1参照)。
このような場合、烏口ホッパーの挿入を可能にするため、袋口の開口形状が常に一定となるように、袋口を開口ガイド部材等で保持(袋口を内側から広げ、その状態で保持)することが考えられるが、その場合、別途開口ガイド部材及びその作動機構部を設置する必要があり、また開口ガイド部材が烏口ホッパーの挿入をかえって邪魔することがある。
しかし、このガイド部材(環形に配置した複数個の可動板)は、可動板を円形状に配置して放射方向に開閉するようにしているから、袋幅方向の寸法が袋の幅寸法に近いような偏平な被包装物(複数個の被包装物を偏平に整列させた場合を含む)を充填する場合に直ちに適用できるものではない。
この場合、前記充填装置は、前記揺動機構として、例えば、所定の隙間を置いて水平に設置された上下2個の環状体とこれらを連結する梁部材からなり、前記昇降部材に回動自在にかつ回動に伴い前記昇降部材に対して上下移動するように支持された環状部材と、前記屈曲部に取り付けられ前記隙間内に水平面内で摺動自在に配置された摺動駒と、前記昇降部材に設置されて前記環状部材を回動させる回転駆動機構を備える。この揺動機構によれば、前記環状部材の回転及び上下移動に伴って前記摺動駒が上下移動し、これにより前記屈曲部が前記昇降部材に対して上下移動する(請求項7)。
また、複数の被包装物を偏平に整列させた状態で袋に充填する場合において、前記落差が小さいため、各一対の長辺ガイド片及び短辺ガイド片により整列状態で保持された被包装物を、その整列状態を保ったまま袋内に充填することができるようになる。
なお、縦型袋詰め包装機としては、グリッパー対及び袋が円形の移送経路を間欠移動する間欠回転式袋詰め包装機に限らず、レーストラック形の移送経路あるいは直線的な移送経路を有する包装機、さらにグリッパー対及び袋が前記移送経路を連続移動する包装機なども含め、縦型袋詰め包装機一般に適用することができる。
前記昇降部材1は、外周が欠円状をなす板からなり、中心部に略長方形の縦穴8が形成され、外周の弧の部分の4箇所に4つの平面部9(鉛直面)を有する。縦穴8は、上方から供給される偏平形状の被包装物11が容易に通過する大きさを有する。なお、この例では、被包装物11は、図4に示すように、袋(外装袋)12の厚み方向に2個、幅方向に2個、計4個の整列させた小袋11aからなる。
摺動駒25は、環状部材21の2つの環状体26,27の隙間に配置され、ガイド片3〜6の取付基部16の屈曲部16bの二股に形成された端部に、水平な連結ピン44を介して連結されている。環状部材21が上下移動すると、それに伴って摺動駒25が上下移動し(このとき環状体26,27の隙間で少し摺動する)、これにより全部のガイド片3〜6がそれぞれ支点軸18を中心として、前記解放位置から保持位置へ又は保持位置から解放位置へ向けて同時に揺動する。
(図4)包装機の充填工程位置では、ガイド片3〜6が上方の待機位置に停止し、かつ内側の保持位置に揺動した状態となっている。このとき、ガイド片3〜6に囲まれた保持空間は、水平断面が略長方形で下方に行くほど長辺側及び短辺側とも狭くなり、特に長辺ガイド片3,4は下端が閉じ、これにより前記保持空間は下端が閉じている。ガイド片3〜6が上記の状態のとき、4個の小袋11aからなる被包装物11が、厚み方向に2個、袋幅方向に2個、偏平形状に整列した状態で、前記保持空間に上方から、人手又は何らかの供給装置により供給され、ガイド片3〜6の内部にその整列状態で保持される。ガイド片3〜6の下方では、一対のグリッパー45及び外装袋12がこの充填工程位置に移送され、ちょうど停止したところである。外装袋12は、両縁を前記グリッパー45に把持され、袋口を開口させた状態で吊り下げられている。
また、昇降機構2の駆動源とは別に独立した駆動源(エアシリンダ35)を揺動機構7に設けたことにより、ガイド片3〜6の昇降と揺動を独立して制御することができ、例えばガイド片3〜6が下降途中で揺動し、被包装物11を解放してしまう(落差が大きくなって、落下時の衝撃が大きく、落下に伴う被包装物11の整列状態の乱れも生じやすい)ようなことが確実に防止できる。
2 昇降機構
3,4 長辺ガイド片
5,6 短辺ガイド片
7 揺動機構
11 被包装物(小袋の集合体)
11a 小袋
16b 屈曲部
18 支点軸
21 環状部材
25 摺動駒
26,27 環状体
28,29 梁部材
42 長穴
43 係合ピン
Claims (7)
- 被包装物が通過する平面視略長方形の縦穴が形成された昇降部材と、第1駆動源を有し前記昇降部材を昇降させる昇降機構と、前記縦穴の各辺に沿って配置され、前記昇降部材に水平な支点軸を介して支持されて下方に延び、前記支点軸を中心として内外方向に揺動自在とされ、かつ前記昇降部材と共に上方の待機位置と下方の供給位置の間で昇降する各一対の長辺ガイド片及び短辺ガイド片と、第2駆動源を有し前記各一対の長辺ガイド片及び短辺ガイド片を同時に内側の保持位置と外側の解放位置の間で揺動させる揺動機構を備え、前記各一対の長辺ガイド片及び短辺ガイド片はそれぞれ下方に向けて左右の幅が狭く形成され、前記各一対の長辺ガイド片及び短辺ガイド片が内側に揺動して前記保持位置にきたとき前記長辺ガイド片同士の間隔及び前記短辺ガイド片同士の間隔が下方に向けて狭くなり、前記各一対の長辺ガイド片及び短辺ガイド片の内側に被包装物を受け入れかつ保持可能であり、前記各ガイド片のガイド部は前記供給位置において袋内に所定長さ挿入されることを特徴とする被包装物充填装置。
- 前記各一対の長辺ガイド片及び短辺ガイド片が前記保持位置にきたとき、前記一対の長辺ガイド片の下端が閉じることを特徴とする請求項1に記載された被包装物充填装置。
- 前記各長辺ガイド片及び短辺ガイド片が板状の部材からなることを特徴とする請求項1又は2に記載された被包装物充填装置。
- 前記各長辺ガイド片及び短辺ガイド片が可撓性を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載された被包装物充填装置。
- 前記各長辺ガイド片及び短辺ガイド片は、前記解放位置において略鉛直姿勢となるように揺動範囲が設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載された被包装物充填装置。
- 前記各長辺ガイド片及び短辺ガイド片は上端部に前記支点軸に軸支される取付基部を有し、前記取付基部は外向きに延びる屈曲部を有し、前記揺動機構により前記屈曲部が前記昇降部材に対して上下移動することで、各ガイド片が前記支点軸を中心として揺動することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載された被包装物充填装置。
- 前記揺動機構として、所定の隙間を置いて水平に設置された上下2個の環状体とこれらを連結する梁部材からなり、前記昇降部材に回動自在にかつ回動に伴い前記昇降部材に対して上下移動するように支持された環状部材と、前記屈曲部に取り付けられ前記隙間内に水平面内で摺動自在に配置された摺動駒と、前記昇降部材に設置されて前記環状部材を回動させる回転駆動機構を備え、前記環状部材の回転及び上下移動に伴って前記摺動駒が上下移動し、これにより前記屈曲部が前記昇降部材に対して上下移動することを特徴とする請求項6に記載された被包装物充填装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009249758A JP2011093569A (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 被包装物充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2011093569A true JP2011093569A (ja) | 2011-05-12 |
Family
ID=44110956
Family Applications (1)
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JP2009249758A Pending JP2011093569A (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 被包装物充填装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2011093569A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013154917A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Furukawa Mfg Co Ltd | 包装機の被包装物充填装置 |
Citations (3)
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JPS50137290A (ja) * | 1974-04-19 | 1975-10-31 | ||
JPH10273113A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-13 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 袋体開口装置 |
WO2007142039A1 (ja) * | 2006-06-06 | 2007-12-13 | Ishida Co., Ltd. | 貯溜ホッパ、それを備えた組合せ計量装置及び包装装置 |
-
2009
- 2009-10-30 JP JP2009249758A patent/JP2011093569A/ja active Pending
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