JP2011091582A - 電話システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作で複数のグループ通話を合併・分離でき、合併後の音声レベルや音質を最適に調整でき、意図しない合併や分離を極力防ぐことができる電話システムを提供する。
【解決手段】必要に応じて会議トランクを生成する会議トランク生成部14を備え、制御部11が、グループ通話の合併や分離を行う合併・分離要求権限を備えた端末を記憶しておき、複数のグループ通話が開催されている状態で、合併・分離要求権限を備えた端末から合併要求が入力されると、会議トランク生成部14に大会議トランクを生成させて複数のグループ通話の音声を大会議トランクに切り替えて接続して合併したグループ通話を開催し、また、合併・分離要求権限を備えた端末から分離要求が入力されると、会議トランク生成部14に小会議トランクを生成して、グループ通話毎に小会議トランクに切り替えて接続して分離したグループ通話を開催する電話システムである。
【選択図】図1

Description

本発明は、PHSを用いた構内無線システムに用いられ、グループ通話を実現する電話システムに係り、特に複数のグループ通話の合併や分離に柔軟に対応すると共に、誤操作等による意図しない合併や分離を極力防ぐことができる電話システムに関する。
[先行技術の説明]
従来、時分割音声交換を用いてグループ通話を実現する電話システムがあった。
グループ通話を実現する電話システムでは、回線制御を行う制御装置に会議トランクを備えており、会議トランクにおいて、複数の通話者の音声を合成して出力する音声合成処理を行う。
具体的には、会議トランクに時分割で入力される複数の音声データを合成し、1つの出力音声データを生成して出力することでグループ通話状態を実現するようになっている。
[従来のグループ通話]
従来の電話システムにおいて、制御部は、グループ通話に参入するためのグループ通話特番と、グループ通話を行うメンバを予め記憶しておくと共に、グループ通話特番と音声合成を行う会議トランクとを対応付けておく。
そして、グループ通話特番が発呼されると、制御部は当該グループ通話特番に対応するメンバを呼び出し、特番の発呼者とオフフックしたメンバをグループ通話特番に対応する会議トランクに接続して、グループ通話を行うようになっている。
会議トランクでは、各メンバからの送話音声のタイムスロットを入力ハイウエイより時分割で入力し、各メンバに送信する受話音声のタイムスロットを生成して出力ハイウエイに時分割で出力する。受話音声となるタイムスロットは、音声を入力したメンバ以外の全てのメンバからの送話音声を合成して生成する。
これにより、各々のメンバは、自分以外の他のメンバの音声を全て聞くことができ、グループ通話が実現されるものである。
[複数のグループ通話で一緒に通話する場合:図14]
従来の電話システムにおいては、グループ通話特番によってメンバが固定されているため、例えば、ある場合には特定のグループ通話で会議をしたいが、別の場合には別のグループ通話のメンバも含めて会議をしたい、というような場合には、少人数のグループ通話と大人数のグループ通話の両方についてグループ特番とメンバと会議トランクとを対応付けて定義しておかなければならなかった。
複数のグループ通話で一緒に通話をする場合について図14を用いて説明する。図14は、従来の電話システムにおいて、複数のグループ通話で一緒に通話をする場合の方法を示す模式説明図である。
図14に示すように、従来の電話システムでは、例えば1〜8のメンバの内、1〜4から成るグループ通話A(図では「会議通話A」と記載)と、5〜8から成るグループ通話B(会議通話B)と、1〜8から成るグループ通話C(会議通話C)を定義しておく。
そして、グループ通話Aとグループ通話Bがそれぞれ開催されている状態で、グループAとグループBとが合同で会議をしたほうがよい、と判断された場合には、グループ通話Aのメンバ及びグループ通話Bのメンバは一旦グループ通話を終了する。そして、その後、いずれかのメンバがグループ通話特番Cで改めて発呼し直し、メンバ1〜8を含むグループ通話Cを開催するようになっていた。そのため、端末操作が多く、煩雑で面倒であった。
[従来の電話システムにおける複数のグループ通話の合併]
また、複数のグループ通話を音声回線上で結合して、1つのグループ通話に見せかける方法もあった。例えば、グループ通話Aの音声をアナログ回線A上に流し、グループ通話Bの音声をアナログ回線B上に流し、アナログ回線AとBとを物理的に接続する方法である。これにより、複数のグループ通話の合併状態を作ることはできる。
また、デジタルの回線でも、2つのグループ通話の合成音声を更にもう1つの会議トランクを使って更に合成し、複数のグループ通話の合併状態を作ることも可能である(特許文献1参照)。
尚、一般に、複数の音声回線を合成した場合、音声レベルが大きくなって(飽和してしまって)音声歪等を発生し、聞き取りにくくなる。そのため、各会議トランクでは、合成する前の入力音声レベルを低くして、最適なレベルとなるようレベル制御を行って合成するようになっている。
特開2002−218068号公報
しかしながら、従来の電話システムでは、複数のグループを合併したグループ通話を行うためには、合併したメンバを全て含むグループ通話特番を予め登録しておき、当該合併用のグループ通話特番で発呼しなければならず、操作が煩雑で迅速に合併を実現できるものではなく、不便であるという問題点があった。
また、従来の電話システムでは、複数のグループ通話を見かけ上合併する場合、各々の会議トランクで音声レベルや音質を制御した後で合併するため、合併後の全ての音声を考慮して音声レベルや音質の制御を行うことはできず、最適なレベル調整及び音質調整を行うことはできないという問題点があった。
本発明は上記実状に鑑みて為されたもので、簡単な操作で複数のグループ通話を合併・分離すると共に、合併後の音声レベルや音質を最適に調整することができ、更に、誤操作等による意図しない合併や分離を極力防ぐことができる電話システムを提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、グループ通話を実現する電話システムであって、複数の端末からの音声を補正して合成する会議トランクを、指示に従って生成する会議トランク生成部と、グループ通話の固有番号と、グループ通話に属する複数の端末の番号とを記憶しておき、グループ通話の固有番号が発呼されると、会議トランク生成部に会議トランクを生成させる指示を出力し、記憶した端末の番号に基づいて当該グループ通話に属する端末を発呼して、グループ通話に属する複数の端末を生成させた会議トランクに接続してグループ通話を開催する制御部とを備え、制御部が、複数のグループ通話を合併させ、任意のグループ通話を分離させる合併・分離要求権限を備えた端末の番号を予め記憶しておき、複数のグループ通話が開催されている状態で、当該複数のグループ通話を合併する合併要求が入力されると、合併要求の要求元の端末の番号が合併・分離要求権限を備えた端末の番号として記憶されているか否かを判断し、記憶されていれば、会議トランク生成部に合併用の会議トランクを生成させる指示を出力し、複数のグループ通話に参加している端末の接続先を、各会議トランクから合併用の会議トランクに切り替えて接続することを特徴としている。
また、本発明は、上記電話システムにおいて、制御部が、グループ通話が開催されている状態で、特定のグループ通話を複数のグループ通話に分離する分離要求が入力されると、分離要求の要求元の端末の番号が合併・分離要求権限を備えた端末の番号として記憶されているか否かを判断し、記憶されていれば、当該分離要求に応じて分離するグループ通話を特定し、分離するグループ通話の数に基づいて会議トランク生成部に分離用の会議トランクを生成させる指示を出力し、分離するグループ通話に属する端末の接続先を、分離するグループ通話毎に、特定のグループ通話の会議トランクから分離用の会議トランクに切り替えて接続し、分離したグループ通話を開催することを特徴としている。
本発明によれば、グループ通話を実現する電話システムであって、複数の端末からの音声を補正して合成する会議トランクを、指示に従って生成する会議トランク生成部と、グループ通話の固有番号と、グループ通話に属する複数の端末の番号とを記憶しておき、グループ通話の固有番号が発呼されると、会議トランク生成部に会議トランクを生成させる指示を出力し、記憶した端末の番号に基づいて当該グループ通話に属する端末を発呼して、グループ通話に属する複数の端末を生成させた会議トランクに接続してグループ通話を開催する制御部とを備え、制御部が、複数のグループ通話を合併させ、任意のグループ通話を分離させる合併・分離要求権限を備えた端末の番号を予め記憶しておき、複数のグループ通話が開催されている状態で、当該複数のグループ通話を合併する合併要求が入力されると、合併要求の要求元の端末の番号が合併・分離要求権限を備えた端末の番号として記憶されているか否かを判断し、記憶されていれば、会議トランク生成部に合併用の会議トランクを生成させる指示を出力し、複数のグループ通話に参加している端末の接続先を、各会議トランクから合併用の会議トランクに切り替えて接続する電話システムとしているので、グループ通話の開催状況や合併要求に応じて必要な会議トランクのみを生成して、グループ通話に伴う音声合成処理を効率的且つ低コストで行うことができ、また、合併後の全ての参加者が同一の会議トランクに接続されるため、最適な音声レベルや音質となるよう制御することができ、更に、権限のある参加者は簡単な操作で複数のグループ通話を合併できると共に、権限のない参加者からの合併要求を拒否して、誤操作や悪意によって意図しないグループ通話の合併が行われて情報が漏洩するのを防ぐことができる効果がある。
また、本発明によれば、制御部が、グループ通話が開催されている状態で、特定のグループ通話を複数のグループ通話に分離する分離要求が入力されると、分離要求の要求元の端末の番号が前記合併・分離要求権限を備えた端末の番号として記憶されているか否かを判断し、記憶されていれば、当該分離要求に応じて分離するグループ通話を特定し、分離するグループ通話の数に基づいて会議トランク生成部に分離用の会議トランクを生成させる指示を出力し、分離するグループ通話に属する端末の接続先を、分離するグループ通話毎に、特定のグループ通話の会議トランクから分離用の会議トランクに切り替えて接続し、分離したグループ通話を開催する上記電話システムとしているので、権限のある参加者は、グループ通話を簡単な操作で所望のグループ通話に分離することができると共に、権限のない参加者からの分離要求を拒否することにより、会議中に誤操作等によってグループ通話が意図せず分離してしまうのを防ぐことができる効果がある。
本発明の実施の形態に係る電話システム(本電話システム)の構成ブロック図である。 グループ通話管理テーブルの模式説明図である。 小会議トランク管理テーブルの模式説明図である。 合併・分離特番テーブルの模式説明図である。 大会議トランク管理テーブルの模式説明図である。 本電話システムにおけるグループ通話の合併時の概略処理を示すフローチャート図である。 本電話システムにおけるグループ通話の分離時の概略処理を示すフローチャート図である。 本電話システムにおける合併時の会議トランクの状態を示す模式説明図である。 本電話システムにおける合併していないグループ通話の分離時の会議トランクの状態を示す模式説明図である。 本電話システムにおける合併されたグループ通話を分離する際の会議トランクを示す模式説明図である。 グループ通話合併・分離要求権限テーブルの模式説明図である。 別の制御方法によるグループ通話の合併時の概略処理を示すフローチャート図である。 別の制御方法によるグループ通話の分離時の概略処理を示すフローチャート図である。 従来の電話システムにおいて、複数のグループ通話で一緒に通話をする場合の方法を示す模式説明図である。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係る電話システムは、必要に応じて会議トランクを生成する会議トランク生成部を備えると共に、他のグループ通話と合併するための合併特番を設定しておき、複数のグループ通話が開催されている状態で、いずれかのメンバから合併特番と他のグループ通話のグループ通話特番が入力されると、制御部が、会議トランク生成部に大会議トランクを生成させ、合併特番を入力したグループ通話と合併特番と共に入力されたグループ通話の音声ハイウエイを全て大会議トランクに接続して、グループ通話を合併させるものであり、簡単な操作でグループ通話同士の合併を行うことができ、また、大会議トランクでは従来と同様に1つのグループ通話として音声レベルや音質の調整を行うことができ、利便性を向上させ、音声を最適に調整することができるものである。
また、本発明の実施の形態に係る電話システムは、合併したグループ通話を元のグループ通話に分離するための分離特番を設定しておき、合併されたグループ通話のメンバから分離特番と分離するグループのグループ通話特番が入力されると、制御部は、会議トランク生成部に小会議トランクを生成して、入力されたグループ通話特番に対応するグループ通話を小会議トランクに接続して大会議トランクから分離するようにしており、簡単な操作で合併したグループ通話から元のグループ通話に戻すことができるものである。
また、本発明の実施の形態に係る電話システムは、上記電話システムにおいて、グループ通話の合併や分離の操作を行う権限を備えたメンバを予め登録しておき、当該メンバからの要求時に限ってグループ通話の合併や分離を行うようにしているので、意図しない人がグループ通話に参入するのを防いで情報漏洩を防ぐことができ、また、誤操作等によって意図しない合併や分離が行われてしまうのを防ぐことができるものである。
[実施の形態に係る電話システムの構成:図1]
本発明の実施の形態に係る電話システムについて図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る電話システム(本電話システム)の構成ブロック図である。
図1に示すように、本電話システムは、制御装置1と、複数の基地局2と、複数のPHS端末3と、保守端末4とを備えており、更に、制御装置1は、制御部11と、タイムスイッチ12と、基地局制御インタフェース部13と、会議トランク生成部14とを基本的に備えている。
そして、保守端末4は制御部11に接続され、基地局2は基地局制御インタフェース部13に接続されている。
また、タイムスイッチ12と会議トランク生成部14、基地局制御インタフェース部13の間、及び基地局制御インタフェース部13と基地局2の間には、音声信号を伝送する音声ハイウエイが設けられている。
[各部の構成]
PHS端末3は、利用者が携帯する端末である。
基地局3は、無線によってPHS端末3と送受信を行い、通話や通信を実現する。
保守端末4は、操作部及び表示部を備え、グループ通話のメンバやグループ通話特番を登録する。また、グループ通話の開催状態等を表示し、システム全体のメンテナンスを行う。
制御装置1の各構成部分について具体的に説明する。
[タイムスイッチ12]
タイムスイッチ12は、音声信号を伝送する入力ハイウエイ及び出力ハイウエイと接続され、ハイウエイのタイムスロット毎に時分割交換を行うスイッチである。そして、制御部11からの指示により、任意のハイウエイのタイムスロットを他のハイウエイのタイムスロットに交換(接続)することができるものである。
[制御部11]
制御部11は、マイクロプロセッサ、周辺回路、メモリ等を備えたコンピュータであり、メモリに記憶されたプログラムを起動して、タイムスイッチ12、基地局制御インタフェース部13、会議トランク生成部14を制御し、個別通話やグループ通話を実現する処理を行う。
特に、本電話システムの特徴として、制御部11は、基地局制御インタフェース部13を介して、グループ通話要求や、合併要求、分離要求が入力されると、必要に応じて会議トランク生成部14に会議トランクを生成させ、メンバを当該会議トランクに接続し、また、生成した会議トランクを削除させ、メンバを別の会議トランクに接続する制御を行う。
更に、本電話システムの特徴として、制御部11は、グループ通話の合併又は分離を要求することができる権限(合併・分離要求権限)を有するメンバを予め記憶しておき、当該権限を持つメンバからの合併要求又は分離要求が入力された場合に限り、グループ通話の合併又は分離を行うよう制御する。
制御部11の動作については後で詳細に説明する。
また、制御部11のメモリ(図示せず)には、グループ通話やグループ通話同士の合併及び分離を管理するための各種テーブルが設けられており、制御部11は、必要に応じてこれらのテーブルを参照して処理を行う。制御部11に設けられているテーブルについては後で説明する。
[基地局制御インタフェース部13]
基地局制御インタフェース部13は、基地局2とタイムスイッチ12及び制御部11とを接続する。制御信号と音声ハイウエイが接続されており、制御信号は制御部11に接続され、オンフック、オフフック、ダイヤル等の呼制御信号を伝送する。音声ハイウエイはタイムスイッチ12に接続され、音声信号(PCM符号)を伝送する。
[会議トランク生成部14]
本電話システムの特徴部分について具体的に説明する。
会議トランク生成部14は、複数の通話者の音声を合成して出力する音声合成処理を行うLSIであり、本電話システムの特徴として、固定的な会議トランクを備えているのではなく、制御部11からの指示に応じて必要な会議トランクを生成する。本電話システムでは会議トランク生成部14は1つのLSIで実現されている。
すなわち、会議トランク生成部14は、従来、n個の会議トランクでそれぞれ独立して行っていた音声合成を、ソフトウェア処理によって仮想的な会議トランクを随時生成/消去(削除)して、合併や分離に柔軟に対応して効率的にタイムスロットの音声合成を行うことができるようにし、更にコストの低減を図るものである。
本電話システムの会議トランク生成部14では、従来と同様の少人数のグループ通話を実現する小会議トランクと、合併したグループ通話を実現する大会議トランクの2種類の会議トランクを生成可能となっている。尚、大会議トランクは、請求項における「合併用の会議トランク」に相当している。
小会議トランク、大会議トランクの基本的な音声合成方法は従来と同様であるが、グループ通話の合併及び分離に伴う動作が従来とは異なっている。
例えば、ここでは、小会議トランクのタイムスロット数は32であり、32人までのグループ通話を実現するものとし、大会議トランクのタイムスロット数は96であり、96人までのグループ通話を実現するものとしている。
グループ通話の合併や分離に伴う会議トランク生成部14における小会議トランクや大会議トランクの生成及び動作については後で説明する。
また、各小会議トランク及び大会議トランクでは、従来と同様に、接続されている音声の数に応じて、最適となるよう音声レベル及び音質(エコー等)の調整を行う。
本電話システムの特徴として、合併されたグループ通話(大グループ通話)が開催される大会議トランクでは、当該大グループ通話の参加メンバの数を認識できるので、参加人数に応じて音声レベルや音質の調整を行うことができ、従来と同様に少人数の1つのグループ通話内の音声調整と全く同じ処理で、最適な音声の調整を行うことができるものである。
次に、本電話システムの制御部11に設けられた各種のテーブルについて説明する。
[グループ通話管理テーブル:図2]
まず、グループ通話管理テーブルについて図2を用いて説明する。図2は、グループ通話管理テーブルの模式説明図である。
図2に示すように、グループ通話管理テーブルは、グループ通話の基本的な情報を記憶するものであり、グループ番号(図では「グループ名」)毎に、対応するグループ通話特番と、所属するPHSメンバ(図では「メンバ」)とを記憶している。グループ通話管理テーブルは、予め保守端末4からの操作により登録されているものである。グループ通話特番は、請求項におけるグループ通話の固有番号に相当する。
図2の例では、グループAに対応してグループ通話特番90が記憶され、更にグループ通話を行うメンバ1,2,3,4が記憶されている。同様に、グループBに対応してグループ通話特番91と、メンバ5,6,7,8が登録されている。また、グループ(A+B)のグループ通話特番は92で、メンバは1,2,3,4,5,6,7,8となっている。尚、各番号は便宜的に付したものであり、これに限るものではない。
また、従来とは異なり、本電話システムでは、グループ通話特番が発呼された場合に会議トランクを生成するので、各グループ通話特番に対応する会議トランクは記憶されていない。
そして、制御部11は、グループ通話特番が発呼されると、会議トランク生成部14に小会議トランクの生成を指示して、当該グループ通話特番に対応するメンバを呼び出し、呼び出しに応じたメンバを生成された小会議トランクに接続するようタイムスイッチ12を制御する。
[小会議トランク管理テーブル:図3]
次に、小会議トランク管理テーブルについて図3を用いて説明する。図3は、小会議トランク管理テーブルの模式説明図である。
小会議トランク管理テーブルは、本電話システムの特徴部分であり、メンバからグループ通話特番が発呼された場合に、制御部11の指示によって生成されるものである。
具体的には、図3に示すように、小会議トランクNo.と、グループ通話特番(又はグループ番号)と、参加メンバが対応付けられて記憶されている。
そして、本電話システムでは、グループ通話特番が発呼された場合に、制御部11が会議トランク生成部14に小会議トランクを生成させ、小会議トランク管理テーブルに、当該小会議トランクの番号と、発呼されたグループ通話特番と、参加メンバ(特番操作者及び呼び出しに応じたメンバ)とを対応付けて記憶するようになっている。また、参加メンバの代わりに、図2のグループ通話管理テーブルに記載された当該グループの全てのメンバについて、参加/不参加を記憶しておくようにしてもよい。
図3の例では、小会議トランクNo.1にはグループ通話特番90のグループ通話が接続されており、また、小会議トランクNo.2にはグループ通話特番91のグループ通話が接続されていることを示している。
尚、小会議トランク管理テーブルは、グループ通話特番が開催されて初めて生成される一時的なテーブルであり、グループ通話が行われていない場合には小会議トランク管理テーブルは生成されない。また、グループ通話が終了したときには、当該グループ通話に対応する情報は削除される。
[合併・分離特番テーブル:図4]
次に、合併・分離特番テーブルについて図4を用いて説明する。図4は、合併・分離特番テーブルの模式説明図である。
合併・分離特番テーブルは、本電話システムの特徴部分であり、グループ通話同士の合併や分離の指示を入力するための特番を記憶するものである。合併特番は、請求項における合併要求に相当し、分離特番は請求項における分離要求に相当している。
図4に示すように、本電話システムの例では、グループ通話合併特番(合併特番)は95、グループ通話分離特番(分離特番)は96が設定されている。尚、番号はこれに限るものではない。
そして、本電話システムでは、複数のグループ通話が開催されている状態において、メンバから、合併特番と別のグループ通話のグループ通話特番との組み合わせが入力されることにより、制御部11は、操作を行ったメンバのグループ通話と、入力された別のグループ通話との合併を行うようになっている。
また、グループ通話が開催されている状態において、メンバから、分離特番と特定のグループ通話のグループ通話特番とが入力されることにより、グループ通話から特定のグループ通話を分離するようになっている。
これにより、本電話システムでは、必要に応じて、随時所望のグループ通話同士を合併させたり、分離させることができ、利便性を向上させることができるものである。
更に、本電話システムでは、別の制御方法として、合併・分離要求権限を備えたメンバから合併特番と別のグループ通話のグループ通話特番との組み合わせが入力された場合に限ってグループ通話の合併を行い、合併・分離要求権限を備えたメンバから分離特番が入力された場合、又は分離特番と特定のグループ通話のグループ通話特番とが入力された場合に限ってグループ通話の分離を行うように制御するようにしている。
これにより、本電話システムでは、例えば信用できるメンバのみに合併・分離要求権限を与えてグループ通話の合併や分離の操作を行うことができるようにし、不特定のメンバの誤操作や悪意によって意図しない人がグループ通話に参入して情報が漏洩してしまうのを防ぎ、また、会議中に意図せず突然グループ通話が分離してしまったりするのを防ぐことができるものである。
[大会議トランク管理テーブル:図5]
次に、大会議トランク管理テーブルについて図5を用いて説明する。図5は、大会議トランク管理テーブルの模式説明図である。
大会議トランク管理テーブルは、合併特番が入力されて、大グループ通話が開催された場合に制御部11によって生成されるテーブルである。
具体的には、大会議トランク管理テーブルは、図5に示すように、大会議トランクNo.と、合併されているグループ通話のグループ通話特番と、参加メンバとを対応付けて記憶している。参加メンバの情報は、グループ通話が合併した時に、制御部11が、小会議トランク管理テーブルから読み取って記憶する。
図5の例では、大会議トランクNo.100の大会議トランクに、グループ通話特番90と91のグループ通話が合併されて接続されている。
これにより、制御部11は、どの大会議トランクに、どのグループ通話が合併されて接続されているかを認識することができるものである。また、これにより、分離の際に、指定された大グループ通話を、どのようなグループ通話に分離すればよいか認識できるものである。
制御部1におけるグループ通話の合併・分離の処理については後で説明する。
[グループ通話の合併時の概略処理:図6]
次に、本電話システムにおけるグループ通話の合併時の処理の概略について図6を用いて説明する。図6は、本電話システムにおけるグループ通話の合併時の概略処理を示すフローチャート図であり、図2及び図4に示した特番を用いて具体的に説明する。
尚、ここでは、本電話システムの基本的な動作として、まず、全てのメンバからの要求に応じてグループ通話の合併を行う場合について説明する。
図6に示すように、まず、特番90が入力されると、制御部11は、会議トランク生成部14に小会議トランクを生成するよう指示を出力し、図2に示したグループ通話管理テーブルを参照してメンバを読み出し、生成した小会議トランクにメンバを接続すると共に、図3に示した小会議トランク管理テーブルに、グループ通話特番90と参加メンバを記憶して更新し、グループ通話Aを開催する。
同様にして、別のメンバから特番91が入力されると、制御部11は、グループ通話Bを開催する(300)。
そして、グループ通話Bのメンバから合併特番95+グループ通話Aの特番90が入力されるか、又はグループ通話Aのメンバから合併特番95+グループ通話Bの特番91が入力されると(302)、制御部11は、会議トランク生成部14に大会議トランクを生成させ、生成した大会議トランクに大会議トランクNo.を付し、グループ通話Aの参加者(参加メンバ)とグループ通話Bの参加者とを大会議トランクに接続する。
それと共に、制御部11は、小会議トランク管理テーブルから当該グループ通話に対応する参加メンバのデータを取得し、図5に示した大会議トランク管理テーブルに大会議トランクNo.と合併している複数のグループの特番と、参加メンバとを対応付けて記憶する。
更に、制御部1は、小会議トランク管理テーブルから、合併したグループ通話の情報を削除し、会議トランク生成部14から該当する小会議トランクを削除する。
これにより、グループ通話Aとグループ通話Bとが合併される(304)。そして、制御部11は、大会議トランクからの合成音声タイムスロットを各参加者へ送出するようタイムスイッチ12を制御する。
尚、ここでは、「グループ通話合併特番+グループ通話特番」が、請求項における「合併要求」に相当している。
このようにして合併時の処理が行われる。
[グループ通話の分離時の概略処理:図7]
次に、本電話システムにおけるグループ通話の分離時の処理の概略について図7を用いて説明する。図7は、本電話システムにおけるグループ通話の分離時の概略処理を示すフローチャート図であり、図2及び図4に示した特番を用いて具体的に説明する。
尚、ここでは、本電話システムの基本的な動作として、まず、全てのメンバからの要求に応じてグループ通話の分離を行う場合について説明する。
図7に示すように、特番92の入力によりグループ通話(A+B)が開催されている状態(350)において、分離特番96+グループ通話Aの特番90又は分離特番96+グループ通話Bの特番91が入力されると(352)、制御部1は、新たに小会議トランクを生成させ、グループ通話(A+B)から、分離特番と共に入力された特番に対応するグループ通話A又はBを分離して、生成された小会議トランクに接続する(354)。分離されなかったグループ通話は、元の大会議トランクに接続されたままである。
これにより、分離したグループ通話と、残ったグループ通話とは異なる会議トランクに接続され、分離されるものである。尚、ここでは、「グループ通話分離特番+グループ通話特番」が、請求項における「分離要求」に相当している。
本電話システムでは、分離の対象となるグループ通話は、合併が行われた大グループ通話に限らず、複数のメンバで構成されている通常のグループ通話であっても分離可能である。
[グループ通話の合併/分離に伴う会議トランクの状態]
本電話システムにおけるグループ通話の合併、分離に伴う会議トランクの状態について図8,9,10を用いて説明する。尚、ここでは、全てのメンバからの要求に応じてグループ通話の合併又は分離を行う場合について説明する。
[合併時の会議トランク:図8]
まず、本電話システムにおける合併時の会議トランクの状態について図8を用いて説明する。図8は、本電話システムにおける合併時の会議トランクの状態を示す模式説明図である。尚、各番号は便宜的に付したものであり、これに限るものではない。
図8(a)に示すように、グループ通話特番90でグループ通話Aを開催したとき、会議トランク生成部14では小会議トランク90が生成され、グループ通話特番90(グループ通話A)の参加メンバ1,2,3が接続されている。この状態は小会議トランク管理テーブルによって制御部11に記憶されている。
同様に、(b)に示すように、グループ通話特番91でグループ通話Bを開催すると、会議トランク生成部14では別の小会議トランク91が生成され、グループ通話特番91(グループ通話B)の参加メンバ5,6,7が接続される。
そして、(c)に示すように、例えばメンバ1から合併特番95とグループ通話Bのグループ通話特番91が入力されると、制御部11の指示により、会議トランク生成部14では大会議トランク100が生成され、グループ通話特番90(グループ通話A)の参加メンバ1,2,3と、グループ通話特番91(グループ通話B)の参加メンバ5,6,7とが大会議トランク100に接続され、これにより、2つのグループ通話は合併する。
[合併していないグループ通話の分離時の会議トランク:図9]
次に、本電話システムにおける合併していないグループ通話の分離時の会議トランクの状態について図9を用いて説明する。図9は、本電話システムにおける合併していないグループ通話の分離時の会議トランクの状態を示す模式説明図である。
図9(a)に示すように、例えば、グループ通話特番92でグループ通話(A+B)を開催した場合、会議トランク生成部14では小会議トランク92が生成され、グループ通話特番92(グループ通話A+B)のメンバ1,2,3,5,6,7が接続されている。この状態は小会議トランク管理テーブルによって制御部11に記憶されている。グループ通話92で開催されるグループ通話(A+B)は、合併して生成したものではなく、元々1つのグループ通話である。
そして、いずれかのメンバから分離特番96とグループ通話Aの特番90とが入力されると、制御部11は、元のグループ通話からグループ通話Aを分離する処理を行う。
つまり、(b)に示すように、制御部11は、会議トランク生成部14に別の小会議トランク90を生成し、図2に示したグループ通話管理テーブルを参照して、グループ通話(A+B)のメンバの内、グループ通話Aのメンバ1,2,3を特定する。そして、制御部11は、新たに生成した小会議トランクに、グループ通話Aのメンバ1,2,3を接続して、元のグループ通話(A+B)から分離させる。ここで、新たに生成した小会議トランクは、請求項における「分離用の会議トランク」に相当する。
これにより、図9(c)に示すように、元のグループ通話(A+B)の小会議トランク92では、グループ通話Bのメンバ5,6,7のみが残ってグループ通話を行う。制御部11は、これらの処理に伴って小会議トランク管理テーブルを更新する。
このようにして、本電話システムにおける合併していないグループ通話の分離が行われる。
[合併後のグループ通話の分離時の会議トランク:図10]
次に、合併されたグループ通話を分離する際の会議トランクについて図10を用いて説明する。図10は、本電話システムにおける合併されたグループ通話を分離する際の会議トランクを示す模式説明図である。
(a)に示すように、グループ通話Aとグループ通話Bとが開催されている状態において、例えば、メンバ1から合併特番95+グループ通話特番91でグループ通話AとBとが合併した場合、上述したように、大会議トランク100にグループ通話特番90(グループ通話A)の参加メンバ1,2,3と、グループ通話特番91(グループ通話B)の参加メンバ5,6,7とが接続され、合併して大グループ通話となる。
そして、図10(b)に示すように、いずれかのメンバから分離特番96が入力されると、制御部11は、大会議トランク100の合併を分離させる処理を行う。
すなわち、制御部11は、大会議トランク管理テーブルを参照して、当該大グループ通話をいくつのグループ通話に分割するかを認識し、会議トランク生成部14に必要な数の小会議トランクを生成させ、大会議トランク100に接続されている参加メンバを各小会議トランクに接続する。
図10の例では、制御部11は2つの小会議トランクを生成させ、(b)に示すように、小会議トランク90にグループ通話Aのメンバを接続し、(c)に示すように、小会議トランク91にグループ通話Bのメンバを接続してグループ通話Aとグループ通話Bとを分離する。
そして、会議トランク生成部14から大会議トランク100を削除し、大会議トランク管理テーブルの情報も削除する。このようにして本電話システムにおける合併後のグループ通話の分離が行われる。尚、ここでは、分離特番96が請求項における「分離要求」に相当している。
尚、図10の例では、合併後に分離特番が入力されると、合併していた全てのグループ通話を小会議トランクに接続しなおすようにしているが、図9の場合と同様に、分離特番と共にグループ通話特番を入力して、入力されたグループ通話特番のグループ通話のみを新たに生成した小会議トランクに移し、他のグループ通話はそのまま大会議トランクに残るように制御することも可能である。
[別の制御方法]
次に、本電話システムにおける合併・分離の別の制御方法について説明する。
本電話システムにおける別の制御方法では、制御部11にグループ通話の合併や分離の要求を行う権限(合併・分離要求権限)を備えた端末を予め登録しておき、当該権限を持つユーザのみに合併や分離の操作を許可するようにしたものである。
合併・分離要求権限を備えたユーザとしては、例えばグループ通話のリーダ等の責任あるメンバが考えられ、その他の不特定のメンバからの合併や分離の要求は許可しないようにするものである。
次に、別の制御方法における特徴部分である合併・分離要求権限について図11を用いて説明する。図11は、グループ通話合併・分離要求権限テーブルの模式説明図である。
図11に示すように、グループ通話合併・分離要求権限テーブルは、制御部11に記憶されており、グループ通話の合併又は分離の要求を行うことができる権限を備えたPHS端末の番号を記憶しているものである。
そして、制御部11は、合併・分離要求権限が設定されている場合、つまりグループ通話合併・分離要求権限テーブルにPHS端末の番号が記憶されている場合には、合併・分離要求権限を備えたPHS端末からの要求時のみ、グループ通話の合併又は分離を受け付けるようにしている。
これにより、合併特番や分離特番の誤操作や悪用によって、意図しない合併が起こって会議中の情報が漏洩してしまったり、会議途中でグループ通話が分離してしまうのを防ぐことができるものである。
[別の制御方法によるグループ通話の合併時の概略処理:図12]
次に、本電話システムの別の制御方法によるグループ通話の合併時の処理の概略について図12を用いて説明する。図12は、別の制御方法によるグループ通話の合併時の概略処理を示すフローチャート図であり、図2及び図4に示した特番を用いて具体的に説明する。
図12に示すように、特番90が入力されると、制御部11は、会議トランク生成部14に小会議トランクを生成させて、グループ通話Aのメンバを接続してグループ通話Aを開催し、同様に、特番91が入力されると、制御部11は、グループ通話Bを開催する(100)。
そして、例えば、グループ通話Aのメンバから合併特番95とグループBのグループ通話特番91が入力されるか、又はグループ通話Bのメンバから合併特番95とグループ通話Aのグループ通話特番90が入力されると(102)、制御部11は、要求元のPHS端末がグループ通話合併・分離要求権限テーブルに登録されている合併・分離許可PHS端末であるか否かを判断する(104)。
処理104で、要求元のPHS端末がグループ通話合併・分離要求権限テーブルに登録されていなかった場合には、当該PHS端末は合併の権限を備えていないとして、制御部11は、グループ通話の合併を行わず、グループ通話Aとグループ通話Bを続行する(110)。尚、その際に音声メッセージで合併が受け付けられない旨を要求元のPHS端末に出力するようにしてもよい。
また、処理104で、要求元のPHS端末がグループ通話合併・分離要求権限テーブルに記憶されており、合併・分離要求権限を備えている場合には、制御部11は、会議トランク生成部14に大会議トランクを生成させ、当該メンバが属するグループ通話Aと、指定されたグループ通話Bの参加者を、生成した大会議トランクに接続して、合併した大グループ通話(A+B)での通話を開催する(120)。
このようにして、本電話システムの別の制御方法によるグループ通話の合併処理が行われる。
これにより、本電話システムでは、例えばグループのリーダ等の責任あるメンバのみに合併・分離要求権限を与えることにより、不特定のメンバからの誤操作や悪意による合併要求によって意図しないグループ通話の合併が行われるのを防ぐことができ、情報の漏洩を防ぐことができるものである。
[別の制御方法によるグループ通話の分離時の概略処理:図13]
次に、本電話システムの別の制御方法によるグループ通話の合併時の処理の概略について図13を用いて説明する。図13は、別の制御方法によるグループ通話の分離時の概略処理を示すフローチャート図であり、図2及び図4に示した特番を用いて具体的に説明する。
図13に示すように、特番92が入力されると、制御部11は、会議トランク生成部14に小会議トランクを生成させて、グループ通話(A+B)のメンバを接続してグループ通話(A+B)を開催する(200)。
そして、いずれかのメンバから、分離特番96が入力されると(202)、制御部11は、要求元のPHS端末がグループ通話合併・分離要求権限テーブルに登録されている合併・分離許可PHS端末であるか否かを判断する(204)。
処理204で、要求元のPHS端末がグループ通話合併・分離要求権限テーブルに登録されていなかった場合には、当該PHS端末は分離の権限を備えていないとして、制御部11は、グループ通話の分離を行わず、グループ通話(A+B)を続行する(210)。尚、その際に音声メッセージで分離が受け付けられない旨を要求元のPHS端末に出力するようにしてもよい。
また、処理204で、要求元のPHS端末がグループ通話合併・分離要求権限テーブルに記憶されており、合併・分離要求権限を備えている場合には、制御部11は、グループ通話管理テーブルを参照して、会議トランク生成部14に小会議トランクを2つ生成させ、グループ通話Aのメンバを小会議トランク90に接続し、グループ通話Bのメンバを小会議トランク91に接続して、グループ通話Aとグループ通話Bとを別々に通話させる(220)。また、会議トランク生成部14から小会議トランク92を削除する。
尚、処理202における分離特番の入力と、220におけるグループ通話の分離の処理は、図10に示したように、合併後に分離特番が入力されると、合併していた全てのグループ通話を小会議トランクに接続しなおすようにしてもよいし、図9に示したように、分離特番と共にグループ通話特番を入力して、入力されたグループ通話特番のグループ通話のみを新たに生成した小会議トランクに移し、他のグループ通話はそのまま大会議トランクに残るように制御することも可能である。
このようにして本電話システムの別の制御方法によるグループ通話の分離処理が行われる。
これにより、本電話システムでは、不特定のメンバからの誤操作や悪意による分離要求によって意図しないグループ通話の分離が行われるのを防ぐことができるものである。
[実施の形態の効果]
本発明の実施の形態に係る電話システムによれば、必要に応じて会議トランクを生成する会議トランク生成部14を備えると共に、合併・分離特番テーブルに、グループ通話を合併させる指示を入力するためのグループ通話合併特番と、グループ通話を分離させる指示を入力するためのグループ通話分離特番を記憶しておき、複数のグループ通話が開催されている状態で、いずれかのグループ通話のメンバから合併特番と合併の相手先となるグループのグループ通話特番が入力されると、制御部11が、会議トランク生成部14に大会議トランクを生成させ、要求元のグループ通話と入力されたグループ通話特番のグループ通話の音声を全て生成した大会議トランクに接続して、大グループ通話を開催させ、また、分離特番が入力されると、制御部11は、会議トランク生成部14に複数の小会議トランクを生成して、グループ通話毎に小会議トランクに接続して大会議トランクから分離するようにしているので、必要に応じて小会議トランク又は大会議トランクを生成して、相互間で参加者の接続を切り替えることにより、柔軟にグループ通話の合併や分離に対応して音声合成処理を行うと共に、大会議トランクでは同一会議トランク内のグループ通話として従来と同様に音声レベルや音質の調整を行って、合併で生成した大グループ通話の音声を最適に調整することができ、また、利用者は、簡単な操作でグループ通話同士の合併や分離を行うことができ、利便性を向上させることができる効果がある。
また、本実施の形態に係る電話システムによれば、制御部11に、グループ通話の合併及び分離を要求する権限(合併・分離要求権限)を備えたPHS端末を予め登録しておき、当該合併・分離要求権限を備えたPHS端末からの合併要求又は分離要求があった場合のみ、グループ通話の合併又は分離を行うようにしているので、不特定のメンバからの合併や分離の要求を拒否して、誤操作や悪意によって意図しないグループ通話の合併や分離が行われるのを防ぐことができる効果がある。
尚、権限を備えたPHS端末は、必要に応じて、合併の要求のみ、又は分離の要求のみを備えるようにグループ通話合併・分離要求権限テーブルに記憶されてもよい。
また、権限を備えたPHS端末は、必要に応じて、一定の時間のみ、合併・分離要求を備えるようにグループ通話合併・分離要求権限テーブルに記憶されてもよい。
更に、グループ通話合併・分離要求権限テーブルに、予め権限を備えたPHS端末の優先順位を記憶しておき、合併又は分離の要求を行ったPHS端末よりも優先順位が上位のPHS端末がグループ通話に参加している場合には、当該要求に基づく合併又は分離を行わないようにしてもよい。
これにより、グループ通話時に、より責任のあるメンバに合併・分離の権限を与えることができる。
本発明は、複数のグループ通話の合併や分離に柔軟に対応すると共に、誤操作等による意図しない合併や分離を極力防ぐことができる電話システムに適している。
1…制御装置、 2…基地局、 3…PHS端末、 4…保守端末、 11…制御部、 12…タイムスイッチ、 13…基地局制御インタフェース部、 14…会議トランク生成部

Claims (2)

  1. グループ通話を実現する電話システムであって、
    複数の端末からの音声を補正して合成する会議トランクを、指示に従って生成する会議トランク生成部と、
    グループ通話の固有番号と、前記グループ通話に属する複数の端末の番号とを記憶しておき、前記グループ通話の固有番号が発呼されると、前記会議トランク生成部に会議トランクを生成させる指示を出力し、前記記憶した端末の番号に基づいて前記グループ通話に属する端末を発呼して、前記グループ通話に属する複数の端末を前記生成させた会議トランクに接続してグループ通話を開催する制御部とを備え、
    前記制御部が、複数のグループ通話を合併させ、任意のグループ通話を分離させる合併・分離要求権限を備えた端末の番号を予め記憶しておき、複数のグループ通話が開催されている状態で、前記複数のグループ通話を合併する合併要求が入力されると、前記合併要求の要求元の端末の番号が前記合併・分離要求権限を備えた端末の番号として記憶されているか否かを判断し、記憶されていれば、前記会議トランク生成部に合併用の会議トランクを生成させる指示を出力し、前記複数のグループ通話に参加している端末の接続先を、各会議トランクから前記合併用の会議トランクに切り替えて接続することを特徴とする電話システム。
  2. 制御部が、グループ通話が開催されている状態で、特定のグループ通話を複数のグループ通話に分離する分離要求が入力されると、前記分離要求の要求元の端末の番号が前記合併・分離要求権限を備えた端末の番号として記憶されているか否かを判断し、記憶されていれば、前記分離要求に応じて分離するグループ通話を特定し、前記分離するグループ通話の数に基づいて会議トランク生成部に分離用の会議トランクを生成させる指示を出力し、前記分離するグループ通話に属する端末の接続先を、前記分離するグループ通話毎に、前記特定のグループ通話の会議トランクから前記分離用の会議トランクに切り替えて接続し、分離したグループ通話を開催することを特徴とする請求項1記載の電話システム。
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