JP2011091336A - Mos型イメージセンサ、その駆動方法、それを備えた撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】FG内の電荷量を一定値に速く収束させることのできるイメージセンサを提供する。
【解決手段】光電変換部PD及び書き込みトランジスタWTを有する画素部52aを備え、WTは、フローティングゲートFGと、FGに対向する位置に設けられた書き込みコントロールゲートWCGと、FGとWCGの間に設けられた絶縁膜8と、FGと基板51の間に設けられた絶縁膜7とを含み、絶縁膜7は、WCGと基板51の間に第一の電圧を印加した状態でPDからFGへと電荷が注入されるようにその厚みが設定されており、絶縁膜8は、WCGと基板51の間に第一の電圧とは逆方向の電界を生じさせる第二の電圧を印加した状態でWCGからFGへと電荷が注入され、かつ、WCGと基板51の間に第一の電圧を印加した状態でFGから絶縁膜8に電荷がトンネルしないように、その厚みが設定されている。
【選択図】図6
【解決手段】光電変換部PD及び書き込みトランジスタWTを有する画素部52aを備え、WTは、フローティングゲートFGと、FGに対向する位置に設けられた書き込みコントロールゲートWCGと、FGとWCGの間に設けられた絶縁膜8と、FGと基板51の間に設けられた絶縁膜7とを含み、絶縁膜7は、WCGと基板51の間に第一の電圧を印加した状態でPDからFGへと電荷が注入されるようにその厚みが設定されており、絶縁膜8は、WCGと基板51の間に第一の電圧とは逆方向の電界を生じさせる第二の電圧を印加した状態でWCGからFGへと電荷が注入され、かつ、WCGと基板51の間に第一の電圧を印加した状態でFGから絶縁膜8に電荷がトンネルしないように、その厚みが設定されている。
【選択図】図6
Description
本発明は、MOS型イメージセンサ、その駆動方法、それを備えた撮像装置に関する。
従来のMOS型イメージセンサは、ローリングシャッタ(フォーカルプレーンシャッタ)方式とよばれるように、各ラインの露光時間は一定であっても、露光開始タイミングがライン毎にずれているため、特に動く被写体を撮像した場合に撮影後の画像が歪むという問題があった。例えば、被写体(電車)が露光期間中に右から左に移動すると、撮影後の被写体(電車)はひし形に変形した画像となる。また、被写体が画面上、下から上に移動すると撮影後の画像は「縮み」、逆に被写体が画面上、上から下に移動すると撮影後の画像は「伸びる」ことになる。
このような問題を解決したMOS型イメージセンサが、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたMOS型イメージセンサは、フローティングゲートを有する半導体メモリを画素部毎に設けている。そして、画素部のフォトダイオードで発生した電荷を該画素部のフローティングゲートに注入し、該フローティングゲートに注入した電荷に応じた信号を読み出す構成となっている。
特許文献1に開示されたMOS型イメージセンサによれば、ソースフォロアアンプ及び選択トランジスタを有していないため、1画素部あたりのトランジスタ数を少なくすることができ、微細化が進んだ場合でも、感度を向上させることができる。また、フローティングゲートと基板の間の絶縁膜のポテンシャル障壁により電荷が隔離されており、フローティングゲートに注入された電荷に暗電流や過大光による不要電荷が混入しないため、SNを向上させることができる。
特許文献1に開示されたMOS型イメージセンサのように、半導体メモリに電荷を記憶させる構成においては、撮影を継続するために、半導体メモリに記憶させた電荷を消去する必要がある。特許文献1には、電荷消去の方法として、半導体メモリのゲート電極に負電圧を印加し、半導体基板に正電圧を印加して、フローティングゲート内の電荷を半導体基板に排出する方法が例示されている。この方法では、特許文献2にも記載されているように、ゲート電極と半導体基板に電圧を印加している間中、フローティングゲートから半導体基板へと電荷が排出され続け、長時間たった時点で、フローティングゲート内の電荷は安定する。この原理を、図8を用いて説明する。
図8は、フローティングゲートから電子を排出しているときのフローティングゲート内の電子量の変化を示した図である。図8に示した時刻t0では、フローティングゲート内に、入射光に応じて発生した電子と、入射光に関わらず、元からフローティングゲート内に存在している電子とが蓄積された状態となっている。フローティングゲートは、高濃度不純物を添加したポリシリコンであるため、電子を注入しなくとも、フローティングゲート内には電子が存在している。
この状態から、半導体メモリのゲート電極と半導体基板にそれぞれ逆極性の電圧を印加すると、フローティングゲートから半導体基板へと電子の排出が開始される(時刻ts)。フローティングゲートから排出される電子量は、指数関数的に減少し、長時間経過した時点で、フローティングゲート内の電子量は一定値に収束する。このように、半導体メモリでは、フローティングゲート内の電子量が一定値に収束するまでに長い時間が必要となる。
フラッシュメモリ等では、一般的に、フローティングゲート中の電荷量が閾値より大きいか小さいかの判定によってデータを読むため、電荷消去後のフローティングゲート中の電荷量にはある程度のばらつきが許容される。しかし、撮像素子の場合は、電荷を個数でカウントする程度の精度が必要である。このため、電荷消去動作後のフローティングゲート中の電荷量をある一定値に収束させる必要がある。しかし、上述したように、フローティングゲート内の電荷量を一定値に収束させるには長い時間が必要になるため、従来の電荷消去方法では撮影から次の撮影までの時間が長くなってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、半導体メモリに電荷を記憶して撮像を行うMOS型イメージセンサであって、半導体メモリから電荷を消去する際に、半導体メモリに記憶されている電荷量を早く収束させることのできるMOS型イメージセンサを提供することを目的とする。
本発明のMOS型イメージセンサは、半導体基板内に形成され、光電変換によって発生した電荷を蓄積する光電変換部、及び、前記半導体基板に形成され前記光電変換部に蓄積された電荷が注入されて蓄積されるフローティングゲートを含む半導体メモリを有する画素部と、前記フローティングゲートに注入された電荷に応じた信号を読み出す読み出し部とを備えるMOS型イメージセンサであって、前記半導体メモリは、前記半導体基板上方に設けられた前記フローティングゲートと、前記フローティングゲートに対向する位置に設けられたゲート電極と、前記フローティングゲートと前記ゲート電極の間に設けられた第一の絶縁膜と、前記フローティングゲートと前記半導体基板の間に設けられた第二の絶縁膜とを含み、前記第二の絶縁膜は、前記ゲート電極と前記半導体基板の間に第一の電圧を印加した状態で、前記光電変換部から前記フローティングゲートへと電荷が注入されるように、その厚みが設定されており、前記第一の絶縁膜は、前記ゲート電極と前記半導体基板の間に前記第一の電圧とは逆方向の電界を生じさせる第二の電圧を印加した状態で、前記ゲート電極から前記フローティングゲートへと電荷が注入され、かつ、前記ゲート電極と前記半導体基板の間に前記第一の電圧を印加した状態で前記フローティングゲートから前記第一の絶縁膜に電荷がトンネルしないように、その厚みが設定されている。
本発明のMOS型イメージセンサの駆動方法は、前記ゲート電極と前記半導体基板の間に前記第二の電圧を印加して、前記フローティングゲートから前記半導体基板に電荷を排出すると共に、前記ゲート電極から前記フローティングゲートに電荷を注入する駆動を行う。
本発明の撮像装置は、前記MOS型イメージセンサを備える。
本発明によれば、半導体メモリに電荷を記憶して撮像を行うMOS型イメージセンサであって、半導体メモリから電荷を消去する際に、半導体メモリに記憶されている電荷量を早く収束させることのできるMOS型イメージセンサを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を説明するためのMOS型イメージセンサの概略構成を示す図である。このMOS型イメージセンサは、デジタルカメラ及びデジタルビデオカメラ等の撮像装置、電子内視鏡及びカメラ付携帯電話機等に搭載される撮像モジュール、等に搭載して用いられる。
図1に示したように、MOS型イメージセンサ5は、半導体基板51に形成された画素アレイ52、垂直駆動走査回路53、駆動制御回路54、読み出し部55、信号線56、及び水平駆動走査回路57を備える。
画素アレイ52は、詳細は後述するが、二次元状に配列された複数の画素部を含む。後述する例では、複数の画素部が、水平方向に並ぶ複数の画素部からなる画素部行を水平方向に直交する垂直方向に複数並べた配置、又は、垂直方向に並ぶ複数の画素部からなる画素部列を水平方向に複数並べた配置となっている。
垂直駆動走査回路53は、画素アレイ52に含まれる複数の画素部の駆動を行うものであり、複数の画素部行を1つずつ選択して駆動することが可能になっている。
駆動制御回路54は、垂直駆動走査回路53、読み出し部55、及び水平駆動走査回路57を統括制御する。
読み出し部55は、複数の画素部列の各々に対応して設けられた読み出し回路を含んで構成されている。読み出し部55の詳細は後述する。
水平駆動走査回路57は、読み出し部55に含まれる複数の読み出し回路の各々に接続されたスイッチと、このスイッチをオンオフ制御する制御回路とで構成されている。このスイッチがオンされることにより、読み出し回路で読み出された信号が信号線56に出力される。
図2は、図1に示したMOS型イメージセンサにおける画素アレイの概略構成を示す平面模式図である。図2に示すように、画素アレイ52は、複数の画素部52a(図中Pixelと表記)と、容量52bと、読み出し制御線RLと、書き込み制御線WLと、リセット制御線RSTと、リセット電源線Vrstと、電荷消去線ELと、信号線BLとを含む。複数の画素部52aは、上述したように、半導体基板51上の水平方向Xと垂直方向Yに二次元状(図2の例では正方格子状)に配列されている。容量52bは、各画素部列に対応して設けられている。
画素部52aは、光を受光してその受光量に応じた電荷を発生すると共に、この発生した電荷に応じた信号を出力するものである。
読み出し制御線RLと、書き込み制御線WLと、リセット制御線RSTと、リセット電源線Vrstと、電荷消去線ELは、それぞれ、1つの画素部行に対して1つ設けられている。読み出し制御線RL、書き込み制御線WL、リセット制御線RST、及び電荷消去線ELは、それぞれ、対応する画素部行の各画素部52aと垂直駆動走査回路53とに接続されている。リセット電源線Vrstは、対応する画素部行の各画素部52aと図示しない電源とに接続されている。
信号線BLは、1つの画素部列に対して1つ設けられている。信号線BLは、それに対応する画素部列の各画素部52aと、その画素部列に対応する容量52bと、その画素部列に対応する読み出し部55内の読み出し回路とに接続されている。
図3は、図2に示した画素アレイにおける画素部52aの概略構成を示した図である。図3に示したように、画素部52aは、リセットトランジスタRSTrと、半導体メモリである書き込みトランジスタWTと、読み出しトランジスタRTと、光電変換部PDとを備える。
光電変換部PDは、受光した光に応じて電荷を発生して蓄積するものである。光電変換部PDは、半導体基板51内に形成されたフォトダイオードで構成されている。例えば、n型シリコン基板に形成したpウェル層内にn型不純物層を形成し、このn型不純物層とpウェル層とのpn接合によってフォトダイオードを形成することができる。このn型不純物層の表面にp型不純物層を設け、n型不純物層を、n型シリコン基板最表面ではなくn型シリコン基板内部に形成した所謂埋め込み型フォトダイオードとすることで、n型不純物層を完全空乏化することができる。
リセットトランジスタRSTrは、光電変換部PDに蓄積された電荷を排出して、光電変換部PDの電位を所定の電位にリセットするものである。リセットトランジスタRSTrのゲート電極RGにはリセット制御線RSTが接続されている。リセットトランジスタRSTrのドレイン領域には、リセット電源線Vrstが接続されている。
書き込みトランジスタWTは、半導体基板51上に形成されたトンネル絶縁膜上に設けられたフローティングゲートFGと、このフローティングゲートFGに対向する位置に設けられたゲート電極である書き込みコントロールゲートWCGとを有している。書き込みトランジスタWTのソース領域は、光電変換部PDとなっている。書き込みトランジスタWTの書き込みコントロールゲートWCGは書き込み制御線WLに接続されている。この書き込みコントロールゲートWCGに書き込み制御線WLを介して書き込み電圧が印加されることで、ファウラ−ノルドハイム(F−N)トンネル電流を用いて電荷を注入するFNトンネル注入、ダイレクトトンネル注入等により、光電変換部PDに蓄積された電荷がフローティングゲートFGに注入されて蓄積される。
なお、図3の例では、書き込みトランジスタWTを、ドレイン領域を省略した2端子構造としており、これにより構成の簡略化を図っている。
2端子デバイスとしては、抵抗、コイル、コンデンサ、ダイオード等があり、スイッチング、信号増幅のようなアクティブ(能動)デバイスでは存在しない。また、一般的なMOS型イメージセンサにおける画素選択、リセット、信号記録、及び信号読み出し等を行うためのアクティブデバイスであるトランジスタは2端子では機能しないことは常識として理解され、だれも試みることすらなかった。しかし、図3に示した画素部52aの構成は、書き込みトランジスタWTと読み出しトランジスタRTとでフローティングゲートFGを共有した構造をとっているため、書き込みトランジスタWTを2端子構造としても問題ないことが分かった。
これは、読み出しトランジスタRT側において信号の読み出しを行うことができるため、書き込みトランジスタWTについては、専ら書き込み(フローティングゲートFGへの電荷注入)及び消去(フローティングゲートFGからの電荷引き抜き)の電荷移動だけができれば良いからである。このため、MOS型イメージセンサ5では、書き込みトランジスタWTを2端子構造としている。なお、書き込みトランジスタWTは、ドレイン領域を設けた3端子構造であっても良い。
読み出しトランジスタRTは、書き込みトランジスタWTのフローティングゲートFGと電気的に接続されたフローティングゲートFGと、読み出し制御線RL及び電荷消去線ELに接続されたゲート電極である読み出しコントロールゲートRCGと、ソース領域と、ドレイン領域とを有する3端子構造のMOSトランジスタである。読み出しトランジスタRTのソース領域は接地されている。読み出しトランジスタRTのドレイン領域は信号線BLに接続されている。読み出しトランジスタRTのフローティングゲートFGは、書き込みトランジスタWTのフローティングゲートFGと一体化されていても良いし、書き込みトランジスタWTのフローティングゲートFGとは別にして、2つのフローティングゲートを配線で接続してあっても良い。図3の例では、読み出しトランジスタRTのフローティングゲートFGと、書き込みトランジスタWTのフローティングゲートFGは一体化されている。
図4は、図2に示した画素部52aと図1に示した読み出し部55及び垂直駆動走査回路53の内部構成を示す図である。
図4に示したように、垂直駆動走査回路53は、スイッチ53aと、スイッチ53bと、スイッチ53cと、スイッチ53eと、制御回路53dとを備える。
スイッチ53aは、全ての画素部行に対応して設けられ、対応する画素部行の読み出し制御線RLと、読み出し部55内のDA変換器551との間に接続されている。このスイッチ53aは、読み出し部55内の読み出し制御回路550によってオンオフ制御される。
スイッチ53bは、全ての画素部行に対応して設けられ、対応する画素部行の書き込み制御線WLとWCG電圧制御部58との間に接続されている。このスイッチ53bは、垂直駆動走査回路53内の制御回路53dによってオンオフ制御される。WCG電圧制御部58は、MOS型イメージセンサ5を搭載する撮像装置に含まれる。
WCG電圧制御部58は、光電変換部PDに蓄積された電荷をフローティングゲートFGに注入する電荷書き込み動作時には、フローティングゲートFGと半導体基板51との間にあるトンネル絶縁膜に電荷をトンネルさせるための書き込み電圧を出力する。また、WCG電圧制御部58は、フローティングゲートFGに注入された電荷を消去する電荷消去動作時には、書き込みコントロールゲートWCGとフローティングゲートFGとの間の絶縁膜に電荷をトンネルさせるための消去電圧を出力する。
スイッチ53cは、全ての画素部行に対応して設けられ、対応する画素部行のリセット制御線RSTとリセットパルス供給部59との間に接続されている。このスイッチ53cは、垂直駆動走査回路53内の制御回路53dによってオンオフ制御される。リセットパルス供給部59は、MOS型イメージセンサ5を搭載する撮像装置に含まれる。
リセットパルス供給部59は、リセットトランジスタRSTrをオンするためのリセットパルスを生成して出力する。制御回路53dは、光電変換部PDの露光開始直前等の光電変換部PDをリセットすべきタイミングと、電荷消去動作時においてのみ、スイッチ53cをオンし、それ以外はスイッチ53cをオフする。
スイッチ53eは、全ての画素部行に対応して設けられ、対応する画素部行の電荷消去線ELと消去電圧供給部60との間に接続されている。スイッチ53eは、垂直駆動走査回路53内の制御回路53dによってオンオフ制御される。消去電圧供給部60は、MOS型イメージセンサ5を搭載する撮像装置に含まれる。
消去電圧供給部60は、電荷消去動作時には、読み出しコントロールゲートRCGに印加すべき消去電圧を電荷消去線ELに供給する。制御回路53dは、電荷消去動作時においてのみスイッチ53eをオンし、それ以外はスイッチ53eをオフする。
読み出し部55は、全ての画素部列で共通に設けられた読み出し制御回路550、DA変換器551、カウンタ552、及びプリチャージ回路553と、画素部列毎に独立して設けられた読み出し回路554とを備える。
読み出し回路554は、トランジスタ554a,554bと、センスアンプ554cと、ラッチ回路554dとを備える。
トランジスタ554aは、対応する画素部列の信号線BLとセンスアンプ554cの間に設けられ、信号線BLとセンスアンプ554cとの接続制御を行う。トランジスタ554bは、対応する画素部列の信号線BLとプリチャージ回路553との間に設けられ、プリチャージ回路553から供給する電圧の信号線BLへの供給制御を行う。
センスアンプ554cは、トランジスタ554aを介して接続される信号線BLの電圧を監視し、この電圧が変化したときに検出信号をラッチ回路554dに出力する。例えば、信号線BLの電圧が降下したことを検出しセンスアンプ出力を反転させる。
ラッチ回路554dは、検出信号が入力された時点でのカウンタ552のカウント値を保持する。
カウンタ552は、N−bitカウンタ(例えばN=8〜12)であり、駆動制御回路54の指示により、カウント値を初期値にリセットして、カウントを開始する。DA変換器551は、カウンタ552のカウント値(N個の1、0の組み合わせ)をアナログ信号に変換して、単調変化(例えば漸増又は漸減)する読み出し電圧を各画素部行の読み出し制御線RLにスイッチ53aを介して供給する。
読み出し制御回路550は、トランジスタ554a,554bのオンオフを制御する。また、読み出し制御回路550は、垂直駆動走査回路53に含まれるスイッチ53aのオンオフ制御を行い、任意の画素部行の読み出し制御線RLに読み出し電圧を供給する制御を行う。
プリチャージ回路553は、トランジスタ554bを介して接続される信号線BLに所定の電圧を供給して、信号線BLに接続された容量52bをプリチャージする。
ここで、この読み出し部55による信号読み出し動作を説明する。まず、スイッチ554bをオンして容量52bをプリチャージし、スイッチ554aをオンして信号線BLとセンスアンプ554cを導通する。容量52bがプリチャージされた状態でスイッチ53aをオンし、読み出しコントロールゲートRCGに読み出し電圧の印加を開始する。
読み出し電圧の印加開始後、この読み出し電圧が読み出しトランジスタRTの閾値電圧を越えた時点で読み出しトランジスタRTが導通し、このとき、プリチャージされていた信号線BLの電位が降下する。これがセンスアンプ554cによって検出されて反転信号が出力される。
ラッチ回路554dは、この反転信号を受けた時点における読み出し電圧の値に対応するカウント値を保持(ラッチ)する。これにより、該カウント値を、読み出しトランジスタRTの閾値電圧に対応した信号(フローティングゲートFGに注入された電荷量に対応する信号)として読み出して保持することができる。
なお、読み出しトランジスタRTの閾値電圧に対応した信号の読み出しは、読み出し部55以外の他の構成でも実現可能である。
例えば、容量52bの代わりに定電流源を設け、読み出しコントロールゲートRCGに一定電圧を印加した状態で、この定電流源により読み出しトランジスタRTのドレイン領域に一定電流を流して読み出しトランジスタRT及び該定電流源をソースフォロア回路として動作させる。そして、読み出しトランジスタRTのソース領域の電圧を検知することで、読み出しトランジスタRTの閾値電圧に対応する信号を読み出すことができる。
図5は、図3に示した画素部52aの平面レイアウト例を示した平面模式図である。図5に示した例では、光電変換部PDの左隣にリセットトランジスタRSTrが配置され、光電変換部PDの右隣には、書き込みトランジスタWTと読み出しトランジスタRTが垂直方向に並べて配置されている。
光電変換部PDの左には少し離間してリセットトランジスタRSTrのドレイン領域9が配置されている。ドレイン領域9と光電変換部PDとの間にはリセットトランジスタRSTrのゲート電極RGが配置されている。
図5の例では、書き込みトランジスタWTのフローティングゲートFGと読み出しトランジスタRTのフローティングゲートFGとが一体化されており、このフローティングゲートFGは、書き込みトランジスタWTの形成領域から読み出しトランジスタRTの形成領域までに渡って垂直方向に延びた直線形状となっている。
書き込みトランジスタWTの書き込みコントロールゲートWCGは、フローティングゲートFGの水平方向左側の側面の一部と、水平方向右側の側面の一部と、垂直方向上側の側面とに対向するように略U字状(Uの字を上下反転させた形状)に形成されている。書き込みコントロールゲートWCGとフローティングゲートFGとの間には、略U字形状のゲート絶縁膜8が形成されている。
読み出しトランジスタRTの読み出しコントロールゲートRCGは、フローティングゲートFGの書き込みトランジスタWTに含まれる部分以外の部分の上方に形成されている。読み出しコントロールゲートRCGの両隣には、読み出しトランジスタRTのドレイン領域10とソース領域11が形成されている。
光電変換部PDは、書き込みトランジスタWTと重ならない位置(破線で示した書き込みトランジスタWTの形成領域よりも外側)から、書き込みトランジスタWTと重なる位置にまで渡って形成されている。光電変換部PDは、半導体基板51内に形成された不純物層で構成されるが、この不純物層のうち、書き込みトランジスタWTと重なる部分には符号2bを付し、それ以外の部分には符号2aを付してある。
図6は、図5に示したVI−VI線断面模式図である。
図6に示すように、フローティングゲートFG下方の半導体基板51(この例ではp型シリコン基板)内の表面部には、光電変換部PDからフローティングゲートFGに注入する電荷(図6の例では電子)とは反対極性の電荷を多数キャリアとする導電型(図6の例ではp型)の半導体層4が形成されている。半導体層4は、平面視において書き込みトランジスタWTに含まれるフローティングゲートFGの全体と重なるように配置されている。半導体層4は、図6の例では、半導体基板51にp型不純物(例えばボロン)を注入することで形成することができる。
図6に示すように、光電変換部PDは、半導体基板51内に形成されたn型不純物層2a,2bで構成されている。光電変換部PDは、半導体基板51の表面から所定距離の深さに配置されており、光電変換部PDと半導体基板51表面との間には光電変換部PDと反対導電型のp型不純物層3が形成されている。このような構成により、光電変換部PDは所謂埋め込み型となり、完全空乏化される。
図6に示すように、光電変換部PDは、半導体基板51内において、書き込みトランジスタWTが形成された領域以外の領域から、当該領域内の半導体層4の下方まで延在して形成されている。図6ではn型不純物層2aとn型不純物層2bを破線で分けているが、これらは実際には一体化して形成される。
図6に示すように、フローティングゲートFGと半導体基板51との間にはトンネル絶縁膜7が形成されている。このトンネル絶縁膜7は、書き込みコントロールゲートWCGと半導体基板51との間に第一の電圧を印加した状態(例えば、書き込みコントロールゲートWCGに正極性の書き込み電圧(例えば15V)を印加し、半導体基板51に0Vを印加した状態)で、光電変換部PDからフローティングゲートFGへと電荷がトンネルできる程度に、その厚さが設定されている。
図6に示すように、書き込みコントロールゲートWCGは、フローティングゲートFGの側部に対向する位置に配置されている。そして、書き込みコントロールゲートWCGとフローティングゲートFGの側部との間、及び、書き込みコントロールゲートWCGと半導体基板51との間には、ゲート絶縁膜8が形成されている。図6では図示を省略しているが、ゲート絶縁膜8は、半導体基板51上にその全体に渡って形成されており、図5に示したゲート電極RGは、このゲート絶縁膜8上に形成されている。また、読み出しコントロールゲートRCGは、このゲート絶縁膜8上に形成されたフローティングゲートFGの上方に形成されている。
ゲート絶縁膜8のうち、書き込みコントロールゲートWCGとフローティングゲートFGとの間にある部分は、書き込みコントロールゲートWCGと半導体基板51との間に第一の電圧とは逆方向の電界を生じさせる第二の電圧を印加した状態(例えば、書き込みコントロールゲートWCGに負極性の消去電圧を印加し、半導体基板51に0V又は正極性の電圧を印加した状態)で、書き込みコントロールゲートWCGからフローティングゲートFGに電荷が注入されるように、その厚みが設定されている。また、この部分は、書き込みコントロールゲートWCGと半導体基板51との間に上記第一の電圧を印加した状態で、フローティングゲートFGからこの部分に電荷がトンネルしないように、その厚みが設定されている。例えば、書き込み電圧を15V、消去電圧を−10V、電荷消去動作時に半導体基板51に印加する電圧を0Vにした場合、この部分の厚みは、3nm〜15nm、好ましくは5nm〜10nm程度としておけばよい。
半導体基板51のうち、図5に示した平面視において各構成要素が設けられていない領域には、素子分離層6が形成されている。
このMOS型イメージセンサ5では、フローティングゲートFGに注入された電荷を消去する電荷消去動作を次のようにして実施する。
まず、制御回路53dが、電荷の消去対象となる画素部行に対応するスイッチ53cとスイッチ53bとスイッチ53eをオンする。これにより、この画素部行の各画素部52a内のリセットトランジスタRSTrをオンし、この画素部行の各画素部52a内の書き込みコントロールゲートWCGと読み出しコントロールゲートRCGに消去電圧(例えば、−5V〜−15V)を供給する。
また、これと同時に、駆動制御回路54が半導体基板51に消去電圧と反対極性の電圧(5V〜15V、又は0V)を印加する。この結果、書き込みコントロールゲートWCGと半導体基板51の間には、電荷をフローティングゲートFGに注入するときとは逆方向に電界が加わる。この電界により、書き込みコントロールゲートWCGからフローティングゲートFGへと電荷がトンネル注入されると共に、フローティングゲートFGからは半導体基板51へと電荷がトンネル排出される。半導体基板51に排出された電荷のうち、光電変換部PDに移動した電荷は、リセットトランジスタRSTrのドレイン領域へと排出される。
フローティングゲートFGから半導体基板51に電荷がトンネル排出される速度と、書き込みコントロールゲートWCGからフローティングゲートFGに電荷がトンネル注入される速度がつりあったとき、フローティングゲートFG内の電荷量は一定値に収束する(平衡状態となる)。平衡状態になった後、制御回路53dが、スイッチ53bとスイッチ53eをオフした後にスイッチ53cをオフし、駆動制御回路54が半導体基板51への電圧印加を停止することで、電荷消去動作を終了し、この時点から、光電変換部PDの露光を開始する。
従来方式では、フローティングゲートFGから電荷が排出され続けるため、フローティングゲートFG内の電荷量が一定値に収束されるまでに長い時間を要していた。これに対し、本方式によれば、電荷消去動作中、書き込みコントロールゲートWCGからフローティングゲートFGに電荷が注入されるため、フローティングゲートFG内の電荷量を一定値に収束させるまでの時間を、従来よりも大幅に短縮することができる。
図7は、図1に示したMOS型イメージセンサ5の電荷消去動作時のフローティングゲートFG内の電荷量の変化を示した図である。図7に示すように、このMOS型イメージセンサ5によれば、書き込みコントロールゲートWCG及び読み出しコントロールゲートRCGに消去電圧を印加してからμ秒単位でフローティングゲートFG内の電荷量を一定値に収束させることが可能となる。
なお、上記説明では、電荷消去動作時に読み出しコントロールゲートRCGに消去電圧を印加するものとしたが、これは必須ではない。少なくとも、書き込みコントロールゲートWCGに消去電圧を印加すればよい。
以上のように、MOS型イメージセンサ5によれば、電荷消去動作時に、書き込みコントロールゲートWCGからフローティングゲートFGへと電荷を注入できるようにしたため、フローティングゲートFG内の電荷量を一定値に収束させるまでの時間を短縮することができる。したがって、撮影間隔を短くすることができ、撮影機会の損失、フレームレートの低下等を防ぐことができる。
このMOS型イメージセンサ5では、フローティングゲートFG下方の半導体基板51内の表面部に半導体層4を設けることにより、フローティングゲートFG下方の半導体基板51内に発生する空乏層での電圧消費量の増大を防いでいる。この半導体層4を設けることで、トンネル絶縁膜7に加わる電圧を大きくすることができる。この結果、書き込み電圧を大きくすることなしに、光電変換部PDからフローティングゲートFGへの電荷注入効率を高めることができる。
また、このMOS型イメージセンサ5では、図6に示したように、書き込みコントロールゲートWCGを、フローティングゲートFGの側部に対向する位置に配置している。この構成により、書き込みコントロールゲートWCGとフローティングゲートFGのオーバーラップ面積が大きくなり、書き込みコントロールゲートWCG/ゲート絶縁膜8/フローティングゲートFGで構成される容量を大きくすることができる。この結果、トンネル絶縁膜7に生じる電位差を大きくすることができ、電荷注入効率を更に向上させることができる。また、書き込みコントロールゲートWCGとフローティングゲートFGのオーバーラップ面積が大きくなることで、電荷消去動作時における書き込みコントロールゲートWCGからフローティングゲートFGへの電荷注入速度を速くすることができる。この結果、フローティングゲートFG内の電荷量が一定値に収束するまでの時間を更に短縮することができる。
また、このMOS型イメージセンサ5では、光電変換部PDを、光を受光する領域から半導体層4の下方まで延在させた構成としている。このように、半導体層4の下まで光電変換部PDを延在させることで、光電変換部PDの電荷をFNトンネル注入或いはダイレクトトンネル注入によってフローティングゲートFGに注入する場合に、書き込みコントロールゲートWCGに印加した電圧によってほぼ垂直方向に光電変換部PDからフローティングゲートFGに電界を加えることができる。この結果、光電変換部PDの電荷がフローティングゲートFGの方向に向かって加速されやすくなり、効率的にトンネル電流を発生させることができる。
なお、これまでの説明では、信号として読み出す電荷を電子として説明したが、これを正孔とした場合には、図5〜図6とそれに対応する説明において、n型とp型を全て逆にすればよい。
また、以上の説明では、光電変換部PDをフォトダイオードとし、このフォトダイオードで発生した電荷をフローティングゲートFGに注入するものとしたが、これに限らない。半導体基板内の光電変換部PDの代わりに電荷を蓄積するための電荷蓄積部(例えばn型不純物層)を設け、半導体基板上方には、一対の電極とこれらで挟まれた光電変換層を設け、一対の電極の一方と電荷蓄積部を電気的に接続し、光電変換層で発生した電荷を電荷蓄積部に蓄積させて、この電荷をフローティングゲートFGに注入する構成としてもよい。
以上説明してきたように、本明細書には次の事項が開示されている。
開示されたMOS型イメージセンサは、半導体基板内に形成され、光電変換によって発生した電荷を蓄積する光電変換部、及び、前記半導体基板に形成され前記光電変換部に蓄積された電荷が注入されて蓄積されるフローティングゲートを含む半導体メモリを有する画素部と、前記フローティングゲートに注入された電荷に応じた信号を読み出す読み出し部とを備えるMOS型イメージセンサであって、前記半導体メモリは、前記半導体基板上方に設けられた前記フローティングゲートと、前記フローティングゲートに対向する位置に設けられたゲート電極と、前記フローティングゲートと前記ゲート電極の間に設けられた第一の絶縁膜と、前記フローティングゲートと前記半導体基板の間に設けられた第二の絶縁膜とを含み、前記第二の絶縁膜は、前記ゲート電極と前記半導体基板の間に第一の電圧を印加した状態で、前記光電変換部から前記フローティングゲートへと電荷が注入されるように、その厚みが設定されており、前記第一の絶縁膜は、前記ゲート電極と前記半導体基板の間に前記第一の電圧とは逆方向の電界を生じさせる第二の電圧を印加した状態で、前記ゲート電極から前記フローティングゲートへと電荷が注入され、かつ、前記ゲート電極と前記半導体基板の間に前記第一の電圧を印加した状態で前記フローティングゲートから前記第一の絶縁膜に電荷がトンネルしないように、その厚みが設定されている。
開示されたMOS型イメージセンサは、前記フローティングゲートから電荷を外部に排出する電荷消去動作時に、前記ゲート電極と前記半導体基板の間に前記第二の電圧を印加して、前記フローティングゲートから前記半導体基板に電荷を排出すると共に、前記ゲート電極から前記フローティングゲートに電荷を注入する駆動を行う駆動部を備える。
開示されたMOS型イメージセンサは、前記画素部が、前記光電変換部の電荷をリセットするリセットトランジスタを含み、前記リセットトランジスタは、前記電荷消去動作時にオンする。
開示されたMOS型イメージセンサは、前記第一の絶縁膜の厚みが3nm〜15nmである。
開示されたMOS型イメージセンサは、前記ゲート電極が、前記フローティングゲートの側部に対向する位置に設けられている。
開示されたMOS型イメージセンサの駆動方法は、前記ゲート電極と前記半導体基板の間に前記第二の電圧を印加して、前記フローティングゲートから前記半導体基板に電荷を排出すると共に、前記ゲート電極から前記フローティングゲートに電荷を注入する駆動を行う。
開示されたMOS型イメージセンサの駆動方法は、前記ゲート電極に負電圧を印加することで前記ゲート電極と前記半導体基板の間に前記第二の電圧を印加する。
開示されたMOS型イメージセンサの駆動方法は、前記半導体基板に正電圧を印加することで前記ゲート電極と前記半導体基板の間に前記第二の電圧を印加する。
開示されたMOS型イメージセンサの駆動方法は、前記駆動時に、前記画素部に含まれる、前記光電変換部の電荷をリセットするリセットトランジスタをオンする。
開示された撮像装置は、前記MOS型イメージセンサを備える。
4 半導体層
5 MOS型イメージセンサ
7 トンネル絶縁膜
8 ゲート絶縁膜
51 半導体基板
52a 画素部
53b,53e スイッチ
55 読み出し部
58 WCG電圧制御部
FG フローティングゲート
PD 光電変換部
WT 書き込みトランジスタ
RT 読み出しトランジスタ
WCG 書き込みコントロールゲート
RCG 読み出しコントロールゲート
5 MOS型イメージセンサ
7 トンネル絶縁膜
8 ゲート絶縁膜
51 半導体基板
52a 画素部
53b,53e スイッチ
55 読み出し部
58 WCG電圧制御部
FG フローティングゲート
PD 光電変換部
WT 書き込みトランジスタ
RT 読み出しトランジスタ
WCG 書き込みコントロールゲート
RCG 読み出しコントロールゲート
Claims (10)
- 半導体基板内に形成され、光電変換によって発生した電荷を蓄積する光電変換部、及び、前記半導体基板に形成され前記光電変換部に蓄積された電荷が注入されて蓄積されるフローティングゲートを含む半導体メモリを有する画素部と、前記フローティングゲートに注入された電荷に応じた信号を読み出す読み出し部とを備えるMOS型イメージセンサであって、
前記半導体メモリは、前記半導体基板上方に設けられた前記フローティングゲートと、前記フローティングゲートに対向する位置に設けられたゲート電極と、前記フローティングゲートと前記ゲート電極の間に設けられた第一の絶縁膜と、前記フローティングゲートと前記半導体基板の間に設けられた第二の絶縁膜とを含み、
前記第二の絶縁膜は、前記ゲート電極と前記半導体基板の間に第一の電圧を印加した状態で、前記光電変換部から前記フローティングゲートへと電荷が注入されるように、その厚みが設定されており、
前記第一の絶縁膜は、前記ゲート電極と前記半導体基板の間に前記第一の電圧とは逆方向の電界を生じさせる第二の電圧を印加した状態で、前記ゲート電極から前記フローティングゲートへと電荷が注入され、かつ、前記ゲート電極と前記半導体基板の間に前記第一の電圧を印加した状態で前記フローティングゲートから前記第一の絶縁膜に電荷がトンネルしないように、その厚みが設定されているMOS型イメージセンサ。 - 請求項1記載のMOS型イメージセンサであって、
前記フローティングゲートから電荷を外部に排出する電荷消去動作時に、前記ゲート電極と前記半導体基板の間に前記第二の電圧を印加して、前記フローティングゲートから前記半導体基板に電荷を排出すると共に、前記ゲート電極から前記フローティングゲートに電荷を注入する駆動を行う駆動部を備えるMOS型イメージセンサ。 - 請求項2記載のMOS型イメージセンサであって、
前記画素部が、前記光電変換部の電荷をリセットするリセットトランジスタを含み、
前記リセットトランジスタは、前記電荷消去動作時にオンするMOS型イメージセンサ。 - 請求項1〜3のいずれか1項記載MOS型イメージセンサであって、
前記第一の絶縁膜の厚みが3nm〜15nmであるMOS型イメージセンサ。 - 請求項1〜4のいずれか1項記載のMOS型イメージセンサであって、
前記ゲート電極が、前記フローティングゲートの側部に対向する位置に設けられているMOS型イメージセンサ。 - 請求項1記載のMOS型イメージセンサの駆動方法であって、
前記ゲート電極と前記半導体基板の間に前記第二の電圧を印加して、前記フローティングゲートから前記半導体基板に電荷を排出すると共に、前記ゲート電極から前記フローティングゲートに電荷を注入する駆動を行うMOS型イメージセンサの駆動方法。 - 請求項6記載のMOS型イメージセンサの駆動方法であって、
前記ゲート電極に負電圧を印加することで前記ゲート電極と前記半導体基板の間に前記第二の電圧を印加するMOS型イメージセンサの駆動方法。 - 請求項6記載のMOS型イメージセンサの駆動方法であって、
前記半導体基板に正電圧を印加することで前記ゲート電極と前記半導体基板の間に前記第二の電圧を印加するMOS型イメージセンサの駆動方法。 - 請求項6〜8のいずれか1項記載のMOS型イメージセンサの駆動方法であって、
前記駆動時に、前記画素部に含まれる、前記光電変換部の電荷をリセットするリセットトランジスタをオンするMOS型イメージセンサの駆動方法。 - 請求項1〜5のいずれか1項記載のMOS型イメージセンサを備える撮像装置。
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JP2009245767A JP2011091336A (ja) | 2009-10-26 | 2009-10-26 | Mos型イメージセンサ、その駆動方法、それを備えた撮像装置 |
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2009
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