JP2011061523A - Mos型イメージセンサ、mos型イメージセンサの駆動方法、撮像装置、撮像方法 - Google Patents

Mos型イメージセンサ、mos型イメージセンサの駆動方法、撮像装置、撮像方法 Download PDF

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Abstract

【課題】広ダイナミックレンジ撮像が可能で低ノイズかつ安価なイメージセンサを提供する。
【解決手段】光電変換部PDとフローティングゲートFGを含む書き込みトランジスタWT及び読み出しトランジスタRTとを含む画素部21と、各画素部21のPD電荷のリセットの終了よりも前に、各画素部21のFG電荷を同時に消去し、リセットの終了直後にPDに存在する電荷をFGに蓄積し、蓄積電荷に応じた暗時信号を読み出し、FGへの電荷蓄積後に開始される第一露光期間中にPDに蓄積される電荷をFGに蓄積し、蓄積電荷に応じた第一信号を読み出し、第一露光期間の後に開始される第二露光期間中にPDに蓄積される電荷をFGに蓄積し、蓄積電荷に応じた第二信号を読み出す駆動回路3と、デジタル変換後の暗時信号を記憶するメモリ8と、デジタル変換後の第一信号及び第二信号の各々と暗時信号との差分を求めて出力するノイズ除去回路6とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、MOS型イメージセンサ、MOS型イメージセンサの駆動方法、撮像装置、撮像方法に関する。
従来のMOS型イメージセンサは、ローリングシャッタ(フォーカルプレーンシャッタ)方式とよばれるように、各ラインの露光時間は一定であっても、露光開始タイミングがライン毎にずれているため、特に動く被写体を撮像した場合に撮影後の画像が歪むという問題があった。例えば、被写体(電車)が露光期間中に右から左に移動すると、撮影後の被写体(電車)はひし形に変形した画像となる。また、被写体が画面上、下から上に移動すると撮影後の画像は「縮み」、逆に被写体が画面上、上から下に移動すると撮影後の画像は「伸びる」ことになる。これは、撮像素子の最初(上)のラインから撮像と読み出しの処理を行いながら、この処理が順次、次(下)のラインに進行していくためにおこる現象である。
そこで、グローバルシャッタ駆動が可能なMOS型イメージセンサが提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、特許文献1に開示されたMOS型イメージセンサでは、ライン毎に、フォトダイオードのリセット時の信号(リセット信号)とフォトダイオードの露光後の信号(露光信号)とを連続して読み出すことができないため、露光信号からリセット信号を除去するCDS処理を行うことができない。また、特許文献1に開示されたイメージセンサは、グローバルシャッタを実現するために、1画素部当たりのトランジスタ数を5個としており、画素部の微細化及び多画素化には限界がある。
グローバルシャッタ駆動が可能なMOS型イメージセンサであっても、MOS型イメージセンサのチップ外に、全ての画素部から出力されたリセット信号を格納するフレームメモリを設け、チップから出力される露光信号からこのリセット信号を減算することで、CDS処理を行うことは可能である。しかし、この構成では、MOS型イメージセンサとは異なる周辺ICが必要となり、コスト面からも受け入れ難い。
また、CDS処理の問題とは別に、MOS型イメージセンサでは、トランジスタの閾値電圧が製造工程に起因してばらつくという問題もある。このばらつきは、画素部内にリファレンスメモリ(ダミーセル)を設けることで、補正を行うことができる。しかし、この構成では、画素部内のトランジスタ数が増加し、画素部の微細化の妨げになる。また、この構成では、フォトダイオードのリセット時に発生するスイッチングノイズ(ktcノイズ)を除去することはできない。
特許文献2には、イメージセンサのチップ内にフレームメモリを設けた構成が開示されている。しかし、このフレームメモリは、少なくとも1コマ分のデジタル画像データを記録するものであり、メモリ容量が大きい。
特許文献3には、グローバルシャッタ駆動が可能なMOS型イメージセンサとして、フォトダイオードで発生した電荷を不揮発性メモリトランジスタに書き込む構成が開示されている。特許文献3のような、データを非破壊で読み出すことが可能なイメージセンサでは、最初の露光期間に加えてさらに露光蓄積を複数回行うことで多重露光が可能になり広ダイナミックレンジ化が期待される。しかし、この場合でも、露光直前の1フレーム分のリセットレベルを常に保持しておく必要があるため、センサ外部にフレームメモリが別途必要になる。
非破壊読み出し可能なイメージセンサとしては、フローティングゲートアンプ(FGA)をCCDイメージセンサに応用した例がある。同様に、CMOSイメージセンサに応用した例が、特許文献4に記載されている。しかし、FGAは非破壊読み出しができるので繰り返し読み出すことができる反面、フローティングディフュージョンアンプ(FDA)に比べて検出感度が低く、また1画素部内のトランジスタ数が増加するため、多画素・高感度化が求められるイメージセンサにおいては殆ど用いられていない。
特開2001−238132号公報 特開2004−64410号公報 特開2002−280537号公報 特開2004−15291号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、グローバルシャッタ及び広ダイナミックレンジ撮像が可能で低ノイズかつ安価なMOS型イメージセンサと、それを備えた撮像装置、その駆動方法、及びそれを用いた撮像方法を提供することを目的とする。
本発明のMOS型イメージセンサは、複数の画素部を有するMOS型イメージセンサであって、前記画素部は、光電変換部と、前記光電変換部に蓄積される電荷を蓄積する電荷蓄積部を含むトランジスタとを含み、各画素部の前記光電変換部の電荷を同時にリセットするリセット制御部と、各画素部の前記電荷蓄積部の電荷を同時に消去する電荷消去部と、前記光電変換部に存在する電荷を前記電荷蓄積部に蓄積する制御を行う蓄積制御部と、各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた信号を読み出す信号読み出し制御部とを備え、前記蓄積制御部は、前記リセットの終了直後に前記光電変換部に存在する第一の電荷を前記電荷消去部で消去後の前記電荷蓄積部に蓄積し、前記第一の電荷の蓄積後に開始される前記光電変換部の第一の露光期間中に前記光電変換部に蓄積される第二の電荷を前記電荷蓄積部に蓄積し、前記第二の電荷の蓄積後に前記電荷蓄積部の電荷消去を行うことなく開始される第二の露光期間中に前記光電変換部に蓄積される第三の電荷を前記電荷蓄積部に蓄積し、前記信号読み出し制御部は、前記第一の電荷蓄積後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第一の信号を読み出し、前記第二の電荷蓄積後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第二の信号を読み出し、前記第三の電荷蓄積後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第三の信号を読み出し、前記第一の信号、前記第二の信号、及び前記第三の信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、前記AD変換部で変換後の前記第一の信号を記憶するデジタルメモリと、前記AD変換部で変換後の前記第二の信号と、前記第二の信号が読み出された前記画素部と同じ画素部から読み出されて前記デジタルメモリに記憶された前記第一の信号との差分を求めて出力し、前記AD変換部で変換後の前記第三の信号と、前記第三の信号が読み出された前記画素部と同じ画素部から読み出されて前記デジタルメモリに記憶された前記第一の信号との差分を求めて出力する差分信号出力部とを備える。
本発明のMOS型イメージセンサの駆動方法は、光電変換部と、前記光電変換部で発生した電荷を蓄積する電荷蓄積部を含むトランジスタとを含む画素部を複数有するMOS型イメージセンサの駆動方法であって、各画素部の前記光電変換部の電荷を同時にリセットするリセット制御ステップと、前記リセットの終了よりも前に、各画素部の前記電荷蓄積部の電荷を同時に消去する電荷消去ステップと、前記リセットの終了直後に前記光電変換部に存在する電荷を前記電荷蓄積部に蓄積する第一の蓄積制御ステップと、前記第一の蓄積制御ステップによる電荷蓄積後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第一の信号を読み出す第一の信号読み出し制御ステップと、前記第一の蓄積制御ステップ後に開始される前記光電変換部の第一の露光期間中に前記光電変換部に蓄積される電荷を前記電荷蓄積部に蓄積する第二の蓄積制御ステップと、前記第二の蓄積制御ステップ後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第二の信号を読み出す第二の信号読み出し制御ステップと、前記第二の蓄積制御ステップ後に前記電荷蓄積部の電荷消去を行うことなく開始される第二の露光期間中に前記光電変換部に蓄積される電荷を前記電荷蓄積部に蓄積する第三の蓄積制御ステップと、前記第三の蓄積制御ステップ後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第三の信号を読み出す第三の信号読み出しステップと、前記第一の信号、前記第二の信号、及び前記第三の信号をデジタル信号に変換するAD変換ステップと、前記AD変換ステップで変換後の前記第一の信号をメモリに記憶する記憶ステップと、前記AD変換ステップで変換後の前記第二の信号と、前記第二の信号が読み出された前記画素部と同じ画素部から読み出されて前記メモリに記憶された前記第一の信号との差分を求めて出力し、前記AD変換ステップで変換後の前記第三の信号と、前記第三の信号が読み出された前記画素部と同じ画素部から読み出されて前記メモリに記憶された前記第一の信号との差分を求めて出力する差分信号出力ステップとを備えるとを備える。
本発明の撮像装置は前記MOS型イメージセンサを備える撮像装置であって、被写体を照明する光を発光する発光手段を備え、前記発光手段は、前記第一の露光期間中に光を発光する。
本発明の撮像方法は、前記MOS型イメージセンサを用いた撮像方法であって、前記第一の露光期間中に被写体を照明する光を発光する。
本発明によれば、グローバルシャッタ機能を有し、グローバルシャッタ及び広ダイナミックレンジ撮像が可能で低ノイズかつ安価なMOS型イメージセンサと、それを備えた撮像装置、その駆動方法、及びそれを用いた撮像方法を提供することができる。
本発明の一実施形態を説明するためのMOS型イメージセンサの概略構成を示す図 図1に示す画素アレイの概略構成を示す模式図 図2に示す画素部の内部構成を示す図 図3に示した画素部の断面構造例を示した断面模式図 図3に示した画素部の平面レイアウト例を示した平面模式図 図3に示した画素部の断面構造例の変形例を示す図 図1に示すMOS型イメージセンサのグローバルシャッタモード時の動作例を説明するためのタイミングチャート 図1に示すMOS型イメージセンサのグローバルシャッタモード時の別の動作例を説明するためのタイミングチャート 図1に示すノイズ除去回路として加算器を採用したときの構成例を示す図 図1に示したMOS型イメージセンサの画素部の内部構成の別の例を示す図 図1に示したMOS型イメージセンサの画素部の断面構造の別の例を示した図
図1は、本発明の一実施形態を説明するためのMOS型イメージセンサの概略構成を示す図である。MOS型イメージセンサ100は、デジタルカメラ及びデジタルビデオカメラ等の撮像装置、電子内視鏡及びカメラ付携帯電話機等に搭載される撮像モジュール、等に用いられる。
図1に示すMOS型イメージセンサ100は、半導体基板1に形成された画素アレイ2、垂直駆動走査回路3、行選択・駆動回路4、列信号処理回路5、ノイズ除去回路6、水平駆動走査回路7、及びデジタルメモリ8を備える。
画素アレイ2は、詳細は後述するが、二次元状に配列された複数の画素部を含む。後述する例では、複数の画素部が、行方向に並ぶ複数の画素部からなる画素部行(以下、ラインとも言う)を行方向に直交する垂直方向に複数並べた配置、又は、列方向に並ぶ複数の画素部からなる画素部列を行方向に複数並べた配置となっている。
垂直駆動走査回路3は、画素アレイ2に含まれる複数の画素部の駆動を行うものであり、複数のラインを同時に選択して駆動したり、複数のラインを1つずつ選択して駆動したりすることが可能になっている。
列信号処理回路5は、複数の画素部列の各々に対応して設けられた信号処理回路で構成されており、各信号処理回路はAD変換回路を含む。AD変換回路は、入力されたアナログ信号をNビット(例えばN=8〜14)のデジタル信号に変換する。
デジタルメモリ8は、列信号処理回路5から出力されるデジタル信号を記憶するメモリである。デジタルメモリ8は、半導体プロセスで実現できる書き換え可能なメモリであれば何でも良く、半導体メモリ及び強誘電体メモリ等を用いることができる。例えば、SRAM、DRAM等の揮発メモリ、FRAM、EEPROM、Flashメモリ等の不揮発メモリ等を用いることができる。Flashメモリが特に好ましく、FlashメモリとしてはNOR型でもNAND型でもよい。
デジタルメモリ8は、画素アレイ2に含まれる複数の画素部の数と同じ数のメモリユニットを含む。各メモリユニットは、画素部から出力される信号がAビットであれば、A個のメモリセルで構成される。デジタルメモリ8のメモリユニットは、行方向に並ぶメモリユニットからなるセルラインを、列方向に複数配列した配置となっている。各セルラインには、画素アレイ2のラインに含まれる画素部と同数のメモリユニットが含まれており、1つのラインに1つのセルラインが対応して設けられている。ラインに含まれる画素部と、セルラインに含まれるメモリユニットとは1対1に対応している。画素アレイ2に含まれる各ラインのラインアドレスと、デジタルメモリ8に含まれる各セルラインのラインアドレスとは対応付けられており、対応するライン及びセルラインのアドレスを同時に指定することが可能となっている。
各メモリユニットに記憶されるデジタル信号は、そのメモリユニットに対応する画素部から露光開始直前に得られた暗時信号である。この暗時信号は、AD変換回路の出力Nビットの下位2〜7ビット程度である。このため、デジタルメモリ8の各メモリユニットの記憶容量は、AD変換回路の出力ビットの下位2〜7ビット分となっている。このような構成により、デジタルメモリ8の面積を小さくすることができる。なお、各メモリユニットの記憶容量は、MOS型イメージセンサ100の小型化を目指すのであれば、AD変換回路の出力ビット数Nよりも小さいnビット分の容量としておくのが好ましい。ここで、nの好ましい範囲は2〜(N/2)である。
ノイズ除去回路6は、複数の画素部列の各々に対応して設けられたラインメモリを含む減算回路である。各減算回路は、対応する画素部列の各画素部から露光終了後に得られる露光信号をラインメモリに記憶し、該露光信号と該画素部に対応するデジタルメモリ8のメモリセルに記憶された暗時信号との差分を求めて、ノイズを除去した撮像信号を出力する。減算回路は、露光信号と暗時信号のうち、レベルの大きい信号からレベルの小さい信号を減算して得られる信号を、露光期間中の露光量に応じた撮像信号としてMOS型イメージセンサ100の外部に出力する。
水平駆動走査回路7は、ノイズ除去回路6に含まれる複数の減算回路の各々の出力に接続されたスイッチと、このスイッチをオンオフ制御する制御回路とで構成されている。このスイッチがオンされることにより、減算回路からの撮像信号が図示しない信号線に出力され、この撮像信号がアンプを介してMOS型イメージセンサ100外部に出力される。
行選択・駆動回路4は、行選択回路と駆動回路とを含む。駆動回路は、MOS型イメージセンサ100全体を統括制御する。駆動回路は、画素アレイ2に含まれるラインのアドレス指定を行うための第一のタイミング信号を発生する。駆動回路は、画素アレイ2に含まれるラインのアドレス指定と、デジタルメモリ8に含まれるセルラインのアドレス指定とを同期させて行うための第二のタイミング信号も発生する。駆動回路は、第一のタイミング信号及び第二のタイミング信号を垂直駆動走査回路3に出力し、垂直駆動走査回路3は、これらのタイミング信号にしたがって、指定されたアドレスのラインを選択して駆動する。また、駆動回路は、第二のタイミング信号を行選択回路にも出力し、行選択回路は、第二のタイミング信号にしたがって、指定されたアドレスのセルラインを選択して駆動する。
図2は、図1に示す画素アレイの概略構成を示す平面模式図である。図2に示すように、画素アレイ2は、複数の画素部21(図中pixelと表記)と、電流源22と、反転増幅器HZと、読み出し制御線RLと、書き込み制御線WLと、リセット制御線RSTと、リセット電源線Vrstと、信号線BLとを含む。複数の画素部21は、上述したように、半導体基板1上の行方向Xと列方向Yに二次元状(図2の例では正方格子状)に配列されている。電流源22及び反転増幅器HZは、各画素部列に対応して設けられている。
画素部21は、光を受光してその受光量に応じた電荷を発生すると共に、この発生した電荷に応じた信号を出力するものである。
読み出し制御線RLと、書き込み制御線WLと、リセット制御線RSTと、リセット電源線Vrstとは、ぞれぞれ、1つの画素部行に対して1つ設けられている。読み出し制御線RL、書き込み制御線WL、リセット制御線RST、及びリセット電源線Vrstは、それぞれ、対応する画素部行の各画素部21と垂直駆動走査回路3とに接続されている。
信号線BLは、1つの画素部列に対して1つ設けられている。信号線BLは、それに対応する画素部列の各画素部21と、その画素部列に対応する電流源22及び反転増幅器HZと、その画素部列に対応する列信号処理回路5内の信号処理回路とに接続されている。
図3は、図2に示す画素部21の内部構成を示す図である。画素部21は、光電変換部PDと、光電変換部PDで発生して蓄積された電荷に応じた信号を読み出す信号読み出し部とを含む。
信号読み出し部は、半導体メモリ(以下、書き込みトランジスタWTという)と、読み出しトランジスタRTと、リセットトランジスタRSTrとを含む。画素部21内の各トランジスタは、nチャネルMOSトランジスタとpチャネルMOSトランジスタでもどちらでも良いが、以下ではnチャネルMOSトランジスタとして説明する。
光電変換部PDは、受光した光に応じて電荷を発生して蓄積するものであり、図3の例ではPN接合フォトダイオードで構成されている。
書き込みトランジスタWTは、フローティングゲートFGを有するMOSトランジスタであり、光電変換部PDで発生して蓄積された電荷をフローティングゲートFGに蓄積するものである。
読み出しトランジスタRTは、フローティングゲートFGを有しているMOSトランジスタであり、このフローティングゲートFGの電位に応じた信号を信号線BLに読み出すものである。読み出しトランジスタRTのフローティングゲートFGは、書き込みトランジスタWTのフローティングゲートFGと一体化されている。
なお、ここでは、書き込みトランジスタWTのフローティングゲートFGと読み出しトランジスタRTのフローティングゲートFGとを1つの導体で構成したが、書き込みトランジスタWTと読み出しトランジスタRTとで別々にフローティングゲートとなる導体を設けておき、これら2つの導体を配線によって接続した構成であっても良い。
書き込みトランジスタWTは、ゲート電極である書き込みコントロールゲートWCGと、ソース及びドレインとして機能する光電変換部PDと、フローティングゲートFGとを備える。
書き込みトランジスタWTの書き込みコントロールゲートWCGは書き込み制御線WLに接続されている。この書き込みコントロールゲートWCGに書き込み制御線WLを介して書き込みパルスが印加されることで、ファウラ−ノルドハイム(F−N)トンネル電流を用いて電荷を注入するFNトンネル注入、ダイレクトトンネル注入等により、光電変換部PDで発生した電荷がフローティングゲートFGに注入されて蓄積される。図3の例では、書き込みトランジスタWTを、ドレイン領域を省略した2端子構造としており、これにより構成の簡略化を図っている。
2端子デバイスとしては、抵抗、コイル、コンデンサ、ダイオード等があり、スイッチング、信号増幅のようなアクティブ(能動)デバイスでは存在しない。また、一般的なMOS型イメージセンサにおける画素選択、リセット、信号記録、及び信号読み出し等を行うためのアクティブデバイスであるトランジスタは2端子では機能しないことは常識として理解され、だれも試みることすらなかった。しかし、図3に示した画素部21の構成は、書き込みトランジスタWTと読み出しトランジスタRTとでフローティングゲートFGを共有した構造をとっているため、書き込みトランジスタWTを2端子構造としても問題ないことが分かった。
これは、読み出しトランジスタRT側において信号の読み出しを行うことができるため、書き込みトランジスタWTについては、専ら書き込み(フローティングゲートFGへの電荷注入)及び消去(フローティングゲートFGからの電荷引き抜き)の電荷移動だけができれば良いからである。このため、MOS型イメージセンサ100では、書き込みトランジスタWTを2端子構造としている。なお、書き込みトランジスタWTは、ドレイン領域を設けた3端子構造であっても良い。
読み出しトランジスタRTは、フローティングゲートFGと、ソース領域と、ドレイン領域と、ゲート電極である読み出しコントロールゲートRCGとを備えた3端子構造のMOSトランジスタとなっている。
読み出しトランジスタRTの読み出しコントロールゲートRCG及びドレイン領域は、それぞれ読み出し制御線RLに共通接続されている。読み出しトランジスタRTのソース領域は信号線BLに接続されている。
信号線BLには、電流源22を構成する負荷トランジスタ(ソース領域が接地され、ゲート電極とドレイン領域が接続されたMOSトランジスタ)が接続されている。この負荷トランジスタと読み出しトランジスタRTとにより、ソースフォロア回路が構成されている。
読み出しトランジスタRTはこのソースフォロア回路の駆動トランジスタとして機能することが可能であり、駆動トランジスタとして機能したときに、フローティングゲートFGの電位に応じた信号(言い換えると、読み出しトランジスタRTの閾値電圧に応じた信号)を信号線BLに出力する。
読み出しトランジスタRTと負荷トランジスタからなるソースフォロア回路がnチャネルMOSトランジスタで構成されている場合、任意の画素部行の各画素部21の読み出しトランジスタRTのゲート電位及びドレイン電位が他の画素部行の各画素部21のソースフォロア回路のゲート電位及びドレイン電位よりも高ければ、Winner Takes Allの理論により、該任意の画素部行の各画素部21の読み出しトランジスタRTのソース電位だけが信号線BLに出力される。
そのため、垂直駆動走査回路3は、信号読み出しの際、信号を読み出す対象ではない画素部行の読み出し制御線RLには、ソースフォロア回路を活性化させない非活性化電圧(例えば0V)を供給し、信号を読み出す対象となる画素部行の読み出し制御線RLには、ソースフォロア回路を活性化させる活性化電圧(例えば、電源電圧Vdd)を供給することで、信号を読み出す対象となる画素部行のみから、信号線BLに信号を読み出すことができる。
なお、読み出しトランジスタRTと負荷トランジスタからなるソースフォロア回路がpチャネルMOSトランジスタで構成されている場合は、読み出し対象となる読み出しトランジスタRTのゲート電位及びドレイン電位が他のソースフォロア回路のゲート電位及びドレイン電位よりも低ければ、該読み出し対象となる読み出しトランジスタRTのソース電位が信号線BLに出力されることになる。
図3に示した回路構成では、ソースフォロア回路を活性化させる(読み出し制御線RLに活性化電圧を供給する)と、そのソースフォロア回路を構成する読み出しトランジスタRTの閾値電圧に対応する信号が信号線BLに出力されることになる。
しかし、読み出しトランジスタRTの閾値電圧が読み出しトランジスタRTに供給される活性化電圧を超えてしまうと、読み出しトランジスタRTが動作しなくなり、出力信号レベルが飽和してしまう。
このため、フローティングゲートFG内の電荷を消去した状態(以下、初期状態という)での読み出しトランジスタRTの閾値電圧は、読み出しトランジスタRTに供給する活性化電圧よりも小さくしておく必要がある。
これは、初期状態で読み出しトランジスタRTの閾値電圧が活性化電圧以上になっていると、フローティングゲートFGに電荷を注入した後でも出力信号レベルは変化せず、信号の読み出しができなくなるためである。初期状態での読み出しトランジスタRTの閾値電圧Vthは、0V≦Vth<1Vとしておくことが好ましい。
また、図3に示した回路構成においては、光電変換部PDに蓄積することのできる最大量の電荷(飽和電荷量)をフローティングゲートFGに蓄積した状態(以下、最大記録状態という)での読み出しトランジスタRTの閾値電圧を、読み出しトランジスタRTに供給する活性化電圧よりも小さくしておくと良い。
例えば、最大記録状態での読み出しトランジスタRTの閾値電圧を活性化電圧の1/2程度にしておくと、光電変換部PDを2回露光して電荷の書き込みを2回行っても出力信号レベルが飽和しなくなる。このため、複数回露光が可能となり、広ダイナミックレンジ撮像が可能となる。
なお、ソースフォロア回路をpチャネルMOSで構成した場合、初期状態又は最大記録状態での読み出しトランジスタRTの閾値電圧と活性化電圧との大小関係は上述した内容と反対になる。しかし、符号を無視した数値の大きさだけを見れば、nチャネルMOSの場合と同様に、読み出しトランジスタRTの閾値電圧<活性化電圧の関係となっている。このため、ソースフォロア回路をpチャネルMOSトランジスタで構成した場合でも、好ましい条件としては、ソースフォロア回路をnチャネルMOSトランジスタで構成した場合の条件(読み出しトランジスタRTの閾値電圧<活性化電圧)と同義であると言うことができる。
また、上記では、最大記録状態での読み出しトランジスタRTの閾値電圧と活性化電圧に大小関係を付けるものとしたが、これらを同じ値にしておいても良い。このようにすることで、読み出しトランジスタRTの閾値電圧の振れ幅を、初期状態での閾値電圧(好ましくは0V≦Vth<1V)から活性化電圧(電源電圧Vdd)までの範囲とすることができ、感度を上げることができる。
リセットトランジスタRSTrは、光電変換部PD内の電荷及びフローティングゲートFG内の電荷をドレイン領域に排出するものである。リセットトランジスタRSTrのドレイン領域にはリセット電源線Vrstが接続されている。リセットトランジスタRSTrのゲート電極RGにはリセット制御線RSTが接続されている。
反転増幅器HZは、読み出しトランジスタRTと電流源22で構成されるソースフォロア回路の出力信号を反転してAD変換回路に出力する。
図4は、図3に示した画素部21の断面構造例を示した断面模式図である。p型シリコン基板210には、n型不純物層211,213,215,216と、p型不純物層214と、素子分離層217とが形成されている。
n型不純物層211は、p型シリコン基板210とのpn接合により、光電変換部PDを形成している。n型不純物層211の表面にはp型不純物層212が形成されている。p型不純物層214は、n型不純物層211の右隣に形成されている。このp型不純物層214が、光電変換部PDで発生し蓄積された電荷がフローティングゲートFGに移動する際の通り道(電荷注入領域又はトンネリング領域)となる。n型不純物層213は、n型不純物層211の左に離間して設けられており、リセットトランジスタRSTrのドレイン領域を形成している。n型不純物層215は、p型不純物層214の右に素子分離層217を挟んで設けられており、読み出しトランジスタRTのドレイン領域を形成している。n型不純物層216は、n型不純物層215の右に離間して設けられており、読み出しトランジスタRTのソース領域を形成している。
n型不純物層213とn型不純物層211の間のp型シリコン基板210上には、絶縁膜218aが形成されこの上にリセットトランジスタRSTrのゲート電極RGが形成されている。p型不純物層214上には、絶縁膜218bが形成されこの上にフローティングゲートFGが形成されている。n型不純物層215とn型不純物層216の間のp型シリコン基板210上には、絶縁膜218cが形成されこの上にフローティングゲートFGが形成されている。
p型不純物層214上方のフローティングゲートFG上には、絶縁膜219aが形成されこの上に書き込みトランジスタWTの書き込みコントロールゲートWCGが形成されている。n型不純物層215とn型不純物層216の間の上方にあるフローティングゲートFG上には、絶縁膜219bが形成されこの上に読み出しトランジスタRTの読み出しコントロールゲートRCGが形成されている。
書き込みコントロールゲートWCG下方の絶縁膜218bの厚みはd1となっている。絶縁膜219a,bの厚みはd2となっている。リセットトランジスタRSTrのゲート電極RG下の絶縁膜218aの厚みと、読み出しコントロールゲートRCG下方の絶縁膜218cの厚みはそれぞれd3となっている。そして、d1とd2とd3の厚みは、例えば以下のように設計する。特に、厚みd1を厚みd3よりも小さくすることで、光電変換部PDからフローティングゲートFGへの電荷の注入効率を向上させつつ、フローティングゲートFGに蓄積された電荷がp型シリコン基板210に流出してしまうのを防ぐことができ、感度向上等の効果を得ることができる。
d1:1.5nm〜3.0nm
d2:5nm〜10nm
d3:5nm〜10nm
ゲート電極RG、書き込みコントロールゲートWCG、及び読み出しコントロールゲートRCGの上方には絶縁膜を介して遮光膜Wが形成されている。この遮光膜Wは、信号読み出し部の各トランジスタに光が入射するのを防ぐものである。遮光膜Wには光電変換部PD上方に開口Kが形成されており、ここから光電変換部PDに光を入射させることができるようになっている。
図5は、図3に示す画素部の平面レイアウト例を示した平面模式図である。図5において図4と同じ構成には同一符号を付してある。信号読み出し部が形成されたp型シリコン基板210と遮光膜Wとの間には、読み出し制御線RLと、書き込み制御線WLと、リセット制御線RSTとが行方向Xに延びて形成されている。読み出し制御線RL、書き込み制御線WL、及びリセット制御線RSTの上には、絶縁膜を介して、リセット電源線Vrstと、信号線BLとが列方向Yに延びて形成されている。
読み出し制御線RLは、光電変換部PDの上側に配置されており、その上に形成されたコンタクト部215bにより、配線215cと電気的に接続されている。また、読み出し制御線RLは、その上に形成されたコンタクト部RCGbにより、配線215dと電気的に接続されている。
配線215cは、読み出し制御線RL上方から読み出しトランジスタRTのドレイン領域(n型不純物層215)上方まで延びており、n型不純物層215上に形成されたコンタクト部215aに接続されている。配線215dは、読み出し制御線RL上方から読み出しコントロールゲートRCG上方まで延びており、読み出しコントロールゲートRCG上に形成されたコンタクト部RCGaに接続されている。
書き込み制御線WLは、読み出し制御線RLと光電変換部PDとの間に配置されており、その一部が書き込みコントロールゲートWCGの上方まで延びている。そして、この一部と書き込みコントロールゲートWCGとがコンタクト部WCGaによって電気的に接続されている。
リセット制御線RSTは、光電変換部PDの下側に配置されており、その一部がリセットトランジスタRSTrのゲート電極RG上方まで延びている。そして、この一部とゲート電極RGとがコンタクト部RGaによって電気的に接続されている。
リセット電源線Vrstは、リセットトランジスタRSTrのドレイン領域(n型不純物層213)の左に配置されており、その一部がn型不純物層213上方まで延びている。そして、この一部とn型不純物層213とがコンタクト部213aによって電気的に接続されている。
信号線BLは、読み出しトランジスタRTのソース領域(n型不純物層216)上方に配置されており、コンタクト部216aによって、n型不純物層216と電気的に接続されている。
なお、図5では、配線及びコンタクト部が全てアルミニウムで形成されており、ゲート電極RG、書き込みコントロールゲートWCG、及び読み出しコントロールゲートRCGがそれぞれ導電性ポリシリコンで形成されているものとした場合のレイアウト例を示している。
MOS型イメージセンサ100では、読み出しトランジスタRTのドレイン領域(n型不純物層215)と読み出しコントロールゲートRCGを電気的に接続する必要があるが、導電性ポリシリコンとn型不純物層間において電位障壁が形成され、オーミックコンタクトを形成しづらいことがある。このため、図5の例では、n型不純物層215には、コンタクト部215a、配線215c、及びコンタクト部215bを用いて読み出し制御線RLを接続し、読み出しコントロールゲートRCGには、コンタクト部RCGa、配線215d、及びコンタクト部RCGbを用いて読み出し制御線RLを接続する構成としている。このような構成以外にも、図5に示したコンタクト部215aを、読み出しトランジスタRTのドレイン領域215と読み出しコントロールゲートRCGの各々に直接接触させる構成を採用することができる。
例えば、図6に示すように、読み出しコントロールゲートRCGをn型不純物層215上方まで延在させておき、n型不純物層215上方の読み出しコントロールゲートRCGに開口を形成した後、この開口にアルミニウムを埋めてコンタクト部215aを形成する。このような構成にすることで、図5に示したコンタクト部RCGa、配線215d、及びコンタクト部RCGbを不要とすることができる。
以下、MOS型イメージセンサ100の動作について説明する。
図7は、図1に示すMOS型イメージセンサのグローバルシャッタモード時の動作を説明するためのタイミングチャートである。図7において、“RST”はリセット制御線RSTの電圧変化を示している。“SUB”はシリコン基板210の電圧変化を示している。“WL”は書き込み制御線WLの電圧変化を示している。“RL”は読み出し制御線RLの電圧変化を示している。“BL”は信号線BLの電圧変化を示している。“BL(バー)”は、反転増幅器HZの出力を示している。また、図7では、n行目の画素部行に対応するタイミングチャートを示している。以下では、n行目の画素部行に対応する各種配線のことをn行目の配線という。
行選択・駆動回路4で生成されるフレーム同期信号が立ち上がり、垂直ブランキング期間になると、垂直駆動走査回路3は、全てのリセット電源線Vrstの電圧をローレベルからハイレベルにし、全てのリセット制御線RSTの電圧をローレベルからハイレベルにする。また、行選択・駆動回路4が、シリコン基板210に印加する電圧を例えば1〜2μsecの間だけローレベルからハイレベルにする。これにより、全てのリセットトランジスタRSTrがオンし、全ての光電変換部PDに蓄積されていた電荷がリセットトランジスタRSTrのドレイン領域に排出される。また、フローティングゲートFGに蓄積されていた電荷(ここでは、ソースフォロア回路がnチャネルMOSトランジスタの構成を例にしているため、電子となる)がシリコン基板210に引き抜かれて消去される。なお、ソースフォロア回路がpチャネルMOSトランジスタで構成されている場合には、キャリア電荷は正孔となる。また、フローティングゲートFGに蓄積されていた電荷の消去については、フローティングゲートFGの近傍に消去用の電極を設けておき、この電極に電荷を引き抜く方法等、他の方法を採用しても良い。
次に、垂直駆動走査回路3は、全てのリセット制御線RSTの電圧をローレベルに戻す。これにより、全てのリセットトランジスタRSTrがオフする。垂直駆動走査回路3は、リセットトランジスタRSTrをオフにしたと同時又はその後に、全ての書き込み制御線WLの電圧をローレベル(例えば0V)からハイレベル(MOS型イメージセンサ100の電源電圧Vdd)にする。これにより、全ての画素部21のフローティングゲートFGには、リセットトランジスタRSTrのオフ直後に光電変換部PDに存在していた電荷が書き込まれる。
次に、垂直駆動走査回路3は、全ての書き込み制御線WLの電圧をローレベルに戻す。これにより、全ての画素部21の第一の露光期間を開始する。第一の露光期間の開始後、垂直駆動走査回路3は、リセット電源線Vrstの電圧をローレベルに戻す。書き込み制御線WLの電圧がローレベルに戻ると、垂直ブランキング期間が終了する。
垂直ブランキング期間が終了すると、垂直駆動走査回路3は、n行目の読み出し制御線RLの電圧をローレベル(例えば0V)からハイレベル(MOS型イメージセンサ100の電源電圧Vdd)にする。このとき、n行目の画素部行以外の画素部行に対応する読み出し制御線RLはローレベルのままとなっている。このため、n行目の画素部行の各画素部21に含まれる読み出しトランジスタRTとこれに接続された負荷トランジスタからなるソースフォロア回路だけが活性化し、その他の画素部21のソースフォロア回路は非活性のままとなる。したがって、n行目の画素部21に含まれる読み出しトランジスタRTのみから、フローティングゲートFGの電位に応じた暗時信号が信号線BLに出力される。信号線BLに出力された1ライン分の暗時信号は、反転増幅され列信号処理回路5で並列にAD変換された後、デジタルメモリ8のn行目のセルラインの各メモリセルに記憶される。
次に、垂直駆動走査回路3は、n行目の読み出し制御線RLの電圧をローレベルに戻す。これにより、n行目の画素部21のソースフォロア回路は非活性化し、信号線BLは初期値に戻る。
垂直駆動走査回路3は、n行目の画素部21から得られた暗時信号がデジタルメモリ8に記憶された後、信号読み出し対象となるラインをn行目から(n+1)行目にして、(n+1)行目の画素部21から暗時信号を読み出し、デジタルメモリ8に記憶させる。このような駆動が全てのラインに対して順次行われて、全ての画素部21から暗時信号が出力されて、デジタルメモリ8に記憶される。
第一の露光期間の終了タイミングになると、垂直駆動走査回路3は、全ての書き込み制御線WLの電圧をローレベルからハイレベルにして、第一の露光期間の開始以降に、各画素部21の光電変換部PDで発生して蓄積された電荷を、その画素部21のフローティングゲートFGに蓄積する。
次に、垂直駆動走査回路3は、全ての書き込み制御線WLの電圧をローレベルに戻して、電荷の書き込みを完了する。なお、書き込み制御線WLの電圧がハイレベルになっている期間も、光電変換部PDには光が入射しているため、この期間に光電変換部PDで発生した電荷も、フローティングゲートFGに蓄積される。この電荷の書き込み完了により、第一の露光期間を終了すると共に、第二の露光期間を開始する。
電荷の書き込みが完了すると、垂直駆動走査回路3は、n行目の読み出し制御線RLの電圧をローレベルからハイレベルにする。これにより、n行目の画素部21に含まれる読み出しトランジスタRTのみから、フローティングゲートFGの電位に応じた第一の露光信号が信号線BLに出力される。信号線BLに出力された1ライン分の第一の露光信号は、反転増幅され列信号処理回路5で並列にAD変換された後、ノイズ除去回路6の各減算回路のラインメモリに記憶される。第一の露光信号の読み出し後、垂直駆動走査回路3は、n行目の読み出し制御線RLの電圧をローレベルに戻す。これにより、n行目の画素部21のソースフォロア回路は非活性化し、信号線BLは初期値に戻る。
次に、行選択・駆動回路4が、デジタルメモリ8内部の上記n行目の画素ラインに対応したアドレスの各メモリユニットから暗時信号を読み出し、この暗時信号をノイズ除去回路6に入力する。
次に、ノイズ除去回路6が、ラインメモリに記憶した第一の露光信号から、入力された暗時信号を減算する処理を実施する。この処理により、第一の露光期間中におけるn行目の各画素部21の光電変換部PDでの受光量に応じた第一の撮像信号が得られる。第一の撮像信号は、水平駆動走査回路7の制御によってMOS型イメージセンサ100外部へと順次出力される。
垂直駆動走査回路3は、n行目の画素部21からの第一の撮像信号が外部に出力された後、信号読み出し対象となるラインをn行目から(n+1)行目にして、(n+1)行目の画素部21から第一の露光信号を読み出す。そして、ノイズ除去回路6が、(n+1)行目の各画素部21から読み出された第一の露光信号から、該画素部21に対応するアドレスのメモリユニットから読み出された暗時信号を減算する。減算後に得られる第一の撮像信号は水平駆動走査回路7の制御により、MOS型イメージセンサ100外部に出力される。このような駆動が全てのラインに対して順次行われて、全ての画素部21から第一の撮像信号が出力される。
全ての画素部21から第一の撮像信号が出力されて、第二の露光期間の終了タイミングになると、垂直駆動走査回路3は、全ての書き込み制御線WLの電圧をローレベルからハイレベルにして、第二の露光期間の開始以降に、各画素部21の光電変換部PDで発生して蓄積された電荷を、その画素部21のフローティングゲートFGに蓄積する。
次に、垂直駆動走査回路3は、全ての書き込み制御線WLの電圧をローレベルに戻して、電荷の書き込みを完了する。なお、書き込み制御線WLの電圧がハイレベルになっている期間も、光電変換部PDには光が入射しているため、この期間に光電変換部PDで発生した電荷も、フローティングゲートFGに蓄積される。
電荷の書き込みが完了すると、垂直駆動走査回路3は、n行目の読み出し制御線RLの電圧をローレベルからハイレベルにする。これにより、n行目の画素部21に含まれる読み出しトランジスタRTのみから、フローティングゲートFGの電位に応じた第二の露光信号が信号線BLに出力される。信号線BLに出力された1ライン分の第二の露光信号は、反転増幅され列信号処理回路5で並列にAD変換された後、ノイズ除去回路6の各減算回路のラインメモリに入力される。第二の露光信号の読み出し後、垂直駆動走査回路3は、n行目の読み出し制御線RLの電圧をローレベルに戻す。これにより、n行目の画素部21のソースフォロア回路は非活性化し、信号線BLは初期値に戻る。
次に、行選択・駆動回路4が、デジタルメモリ8内部の上記n行目の画素ラインに対応したアドレスの各メモリユニットから暗時信号を読み出し、この暗時信号をノイズ除去回路6に入力する。
次に、ノイズ除去回路6が、ラインメモリに記憶した第二の露光信号から、入力された暗時信号を減算する処理を実施する。この処理により、第一の露光期間と第二の露光期間を合わせた期間中におけるn行目の各画素部21の光電変換部PDでの受光量に応じた第二の撮像信号が得られる。第二の撮像信号は、水平駆動走査回路7の制御によってMOS型イメージセンサ100外部へと順次出力される。
垂直駆動走査回路3は、n行目の画素部21からの第二の撮像信号が外部に出力された後、信号読み出し対象となるラインをn行目から(n+1)行目にして、(n+1)行目の画素部21から第二の露光信号を読み出す。そして、ノイズ除去回路6が、(n+1)行目の各画素部21から読み出した第二の露光信号から、該画素部21に対応するアドレスのメモリユニットから読み出された暗時信号を減算する。減算後に得られる第二の撮像信号は水平駆動走査回路7の制御により、MOS型イメージセンサ100外部に出力される。このような駆動が全てのラインに対して順次行われて、全ての画素部21から第二の撮像信号が出力される。全ての画素部21から第二の撮像信号が出力されると、再びフレーム同期信号が立ち上がり、次のフレームが開始される。
以上のように、MOS型イメージセンサ100によれば、光電変換部PDをリセットした時点で光電変換部PDに存在していた電荷に応じた暗時信号を基準として、第一の露光期間(以下、短露光期間とも言う)中に光電変換部PDで発生した電荷に応じた第一の撮像信号と、第一の露光期間と第二の露光期間を合わせた期間(以下、短露光期間に対して長い期間であるため長露光期間という)中に光電変換部PDで発生した電荷に応じた第二の撮像信号とを外部に出力することができる。第一の撮像信号と第二の撮像信号は、露光時間の異なる条件で得られたものであるため、それぞれの感度が異なる。このため、これら2つの信号を合成する等することで、広ダイナミックレンジを実現することができる。
また、MOS型イメージセンサ100によれば、各画素部21が光電変換部PDに蓄積された電荷を蓄積可能な電荷蓄積部であるフローティングゲートFGを有しているため、このフローティングゲートFGに電荷を追書き込みするだけで、短露光と長露光を実現することができる。フローティングゲートFGの電荷を消去せずに電荷を連続して書き込むことにより、短露光期間と長露光期間を同時に開始することができるため、時間ずれの少ない広ダイナミックレンジ撮像が可能となる。また、フローティングゲートFGの電荷を消去しないで次の露光を開始するため、暗時信号の取得は1回で済むようになり、消費電力の低減、撮像時間の短縮等が可能となる。
また、MOS型イメージセンサ100によれば、暗時信号をデジタルメモリ8に記憶しておき、この暗時信号と第一の露光信号及び第二の露光信号の各々との差分を最終的な信号として出力するため、読み出しトランジスタRTの閾値電圧(フローティングゲートFGに光電荷を注入する前の閾値電圧)がばらついていた場合でも、このばらつきの影響をなくすことができ、高画質化が可能となる。また、暗時信号には、リセットトランジスタRSTrのオフ時に発生するリセットノイズが含まれる。このため、このリセットノイズも除去することができ、高画質化が可能となる。また、暗時信号と露光信号の差分演算を、デジタル領域で行うため、アナログ信号処理におけるノイズの混入を最小限に食い止めることができる。
また、MOS型イメージセンサ100によれば、同一の画素部21から暗時信号と露光信号を連続して読み出して、これらをサンプルホールドし、これらの差分を演算するCDS動作を不要にすることができる。このため、タイミング設計が容易となり、低消費電力化が可能となる。
また、MOS型イメージセンサ100によれば、チップ内に設けるデジタルメモリ8の容量を、少なくとも、暗時信号(AD変換回路の出力ビットNの下位nビット)分だけ用意しておけば良いため、メモリ容量を少なくして、コスト削減、チップサイズ縮小等を図ることができる。
また、MOS型イメージセンサ100によれば、デジタルメモリ8を、フローティングゲートを用いたメモリトランジスタで構成することができるため、デジタルメモリ8を追加することによる製造工程への新たな負荷を生じることなく、センサの製造が可能となる。
また、MOS型イメージセンサ100によれば、行選択・駆動回路4の制御により、1ライン分の暗時信号が、各画素部21から並列に出力され、並列にAD変換され、並列にデジタルメモリ8に記憶されるので、回路の動作速度を速くしなくても、高速で暗時信号を読み出して記憶することができる。
また、MOS型イメージセンサ100によれば、垂直ブランキング期間中に光電変換部PDのリセット及びフローティングゲートFGの電荷の消去を行っているため、リセットドレイン及びシリコン基板210にリセット及びフローティングゲートFGの電荷消去のための高電圧を印加しても、その高電圧による信号への影響を極力少なくすることができる。この結果、ノイズを抑えて高画質化を図ることができる。
また、MOS型イメージセンサ100によれば、フローティングゲートアンプ(FGA)を使用した方式ではないため、信号電荷検出感度を高くすることができる。また、フローティングディフュージョンアンプ(FDA)を使用した方式ではないため、シリコン基板内で発生する暗電流がフローティングゲートFG中の電荷に重畳するリスクが低くなり、低ノイズ化を図ることができる。また、メカニカルシャッタ不要の完全電子シャッタが実現できるため、システムの機械的信頼性が向上する。
また、MOS型イメージセンサ100によれば、各画素部21の読み出しトランジスタRTをソースフォロア回路の駆動トランジスタとして機能させることができるため、このソースフォロア回路により、光電変換部PDで発生してフローティングゲートFGに蓄積された電荷に応じた信号を信号線BLに読み出すことができる。そのため、信号線BLの寄生容量の増大によるノイズの影響も受けにくくなり、ノイズに対する耐性を高めることができる。
また、MOS型イメージセンサ100によれば、画素部21内のトランジスタ数を最少で3つにすることができる。このため、トランジスタ数が少ない分、光電変換部PDの面積を大きくして高感度化を図ったり、画素部21の数を増やして多画素化を図ったりすることができる。また、トランジスタ数が少ない分、デジタルメモリ8のための領域を確保することができるため、チップサイズの大型化を防ぐことができる。
また、MOS型イメージセンサ100によれば、列信号処理回路5として一般的なMOS型イメージセンサの技術をそのまま使用することができるため、開発コストを抑えることができる。
また、MOS型イメージセンサ100によれば、信号読み出し対象となる画素部行の読み出し制御線RLにのみ、読み出しトランジスタRTのゲート電圧及びドレイン電圧を選択的に供給することができるので、消費電力を削減することができる。また、読み出しトランジスタRTのゲート電圧及びドレイン電圧を常に連動して制御することができるため、安定した読み出し動作を行うことができる。
なお、画素部21からリセットノイズを含む暗時信号を読み出すためには、リセット終了直後の光電変換部PDに存在している電荷を、初期化されたフローティングゲートFGに書き込むことができれば良い。つまり、フローティングゲートFGへの注入電荷の消去は、リセットの終了よりも前(ただし、前のフレーム期間において全ての画素部21から露光信号を読み出した後)に行えば良い。
また、図7に示したタイミングチャートでは、1フレーム期間中に2回の撮像を実施しているが、撮像回数は3回以上であっても良い。また、図8に示すように、長露光期間が2フレーム期間に跨るように書き込みパルスの印加タイミングを設定しても良い。このようにした場合には、短露光期間と長露光時間のいずれも図7の場合と比較して長い時間にすることができ、暗い場所での撮影でも多くの光を取り込むことができるようになる。
また、MOS型イメージセンサ100を搭載する撮像装置に、被写体を照明する光を発光するストロボ等の発光手段が搭載されており、ストロボ発光する設定がなされた場合には、図7に示した第一の露光期間と第二の露光期間のうち、先に実施する第一の露光期間中にストロボ発光を行うことが好ましい。例えば、夜間に人物と背景を撮るとき、第二の露光期間では主に背景を撮影することを狙ってストロボを発光させず、第一の露光期間で手前の人物を撮影することを狙ってストロボを発光させることで、人物を撮影できると共に、その人物が動いた場合でも第一の露光期間は露光時間が短いため、その動きによる影響(ブレ)を最小限にすることができる。
また、MOS型イメージセンサ100の画素アレイ2の構成は、図2に示したものに限らない。画素部21として、光電変換部と、該光電変換部で発生した電荷を蓄積する電荷蓄積部を含むトランジスタとを含む構成であれば、どのような構成であっても良い。例えば、特許文献3に開示されたような構成であっても良い。また、窒化膜を電荷蓄積部とするMONOS型、MNOS型のトランジスタを1つ用い、この1つのトランジスタで、電荷蓄積部への電荷の蓄積、電荷蓄積部に蓄積された電荷に応じた信号(トランジスタの閾値電圧に対応する信号)の読み出しを行う構成であっても良い。
また、以上の説明では、ノイズ除去回路6を、露光信号から暗時信号を減算する減算回路として説明したが、実際の回路構成は加算回路で良い。暗時信号の補数をとって露光信号に加算することで、露光信号と暗時信号の差分を計算したことになるからである。図9は、加算回路の例を示した図である。図9に示した加算回路は、半加算器61と、全加算器62〜64とを備える。端子Aと端子Bにそれぞれ露光信号と暗時信号の補数を入力し、加算結果を端子Sから撮像信号として出力する。なお、最上位ビットの端子Cから桁上げ出力があると、加算出力は0000となり、正確な値から外れてしまう。このため、最上位ビットの桁上げ出力があった場合は、その加算により得られる撮像信号を欠陥信号として扱い、周囲の撮像信号を用いて欠陥補正処理することが好ましい。
また、MOS型イメージセンサ100では、画素アレイ2のラインを選択する選択トランジスタを省略するために、読み出しトランジスタRTのドレイン領域と読み出しコントロールゲートRCGを共通接続し、これらに供給する電圧を可変制御するものとした。しかし、選択トランジスタを設けた構成であっても良い。
図10は、図1に示したMOS型イメージセンサの画素部の内部構成の別の例を示す図である。図10において図3と同じ構成には同一符号を付してある。
図10に示す画素部21は、図3に示す画素部21に選択トランジスタSTを追加した構成となっている。また、図3に示す読み出しトランジスタRTのドレイン領域には、読み出し制御線RLの代わりに読み出し電源線Vreadを接続した構成となっている。この読み出し電源線Vreadは垂直駆動走査回路3に接続され、ここから所定の電圧が供給される。
選択トランジスタSTは、読み出しトランジスタRTのソース領域と信号線BLとの間に設けられており、垂直駆動走査回路3から選択信号線SELECTに供給される電圧によってオンオフ制御される。
図10に示す画素部の構成の場合、フローティングゲートFGに電荷を蓄積させるまでの動作は上述したのと同様である。フローティングゲートFGに電荷を蓄積した後は、垂直駆動走査回路3が、n行目の各画素部21の選択トランジスタSTをオンする。
なお、読み出し制御線RLと読み出し電源線Vreadには、選択トランジスタSTをオンしたときに、フローティングゲートFGの電位に応じた信号が信号線BLに出力されるように、所定の電圧を供給しておく。このようにすることで、選択トランジスタSTのオンしている期間は、その選択トランジスタSTを含む画素部21から信号を出力させることができる。垂直駆動走査回路3は、選択するラインを順次変えていくことで、全ての画素部21から信号を読み出すことができる。このような構成であっても、高感度かつ低消費電力のMOS型イメージセンサを実現することができる。
また、以上の説明では、光電変換部PDの例としてシリコン基板内に設けられたフォトダイオードを挙げたが、光電変換部PDは、光を受光し、この光に応じた電荷を発生して蓄積しておくことができるものであれば何でも良く、例えば図10に示したようなものであっても良い。
図11は、図1に示したMOS型イメージセンサの画素部の断面構造の変形例を示した図である。図11において図4と同じ構成には同一符号を付してある。図11に示した画素部は、図4に示した画素部におけるp型不純物層212を削除し、コンタクト部230、画素電極231、光電変換層232、及び対向電極233を追加した構成となっている。
画素電極231は、遮光膜W上方に設けられた、画素部毎に独立した電極であり、コンタクト部230によってn型不純物層211と接続されている。光電変換層232は、画素電極231上に設けられた層であり、光を受光し、この光に応じた電荷を発生する。光電変換層232は有機又は無機の光電変換材料で構成されている。対向電極233は、光電変換層232上に設けられた透明電極である。
対向電極233にバイアス電圧を印加することで、光電変換層232で発生した電荷は、画素電極231に移動し、ここからコンタクト部230を通ってn型不純物層211に移動し、ここで蓄積される。図11に示した構成では、コンタクト部230、画素電極231、光電変換層232、対向電極233、及びn型不純物層211が、入射光に応じた電荷を発生して蓄積する光電変換部として機能する。このような構成であっても、高感度かつ低消費電力のMOS型イメージセンサを実現することができる。
なお、これまでの説明では、キャリア電荷が電子としたが、キャリア電荷を正孔としても良い。この場合、これまで説明してきた図面のp型とn型を全て逆とし、各配線に供給する電圧の極性を反対にすれば良い。ただし、キャリア電荷が正孔の場合、光電変換部PDの電位はリセット後が最も低く、その後、上昇していくため、反転増幅器HZは不要である。
以上説明したように、本明細書には次の事項が開示されている。
開示されたMOS型イメージセンサは、複数の画素部を有するMOS型イメージセンサであって、前記画素部は、光電変換部と、前記光電変換部に蓄積される電荷を蓄積する電荷蓄積部を含むトランジスタとを含み、各画素部の前記光電変換部の電荷を同時にリセットするリセット制御部と、各画素部の前記電荷蓄積部の電荷を同時に消去する電荷消去部と、前記光電変換部に存在する電荷を前記電荷蓄積部に蓄積する制御を行う蓄積制御部と、各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた信号を読み出す信号読み出し制御部とを備え、前記蓄積制御部は、前記リセットの終了直後に前記光電変換部に存在する第一の電荷を前記電荷消去部で電荷消去後の前記電荷蓄積部に蓄積し、前記第一の電荷の蓄積後に開始される前記光電変換部の第一の露光期間中に前記光電変換部に蓄積される第二の電荷を前記電荷蓄積部に蓄積し、前記第二の電荷の蓄積後に前記電荷蓄積部の電荷消去を行うことなく開始される第二の露光期間中に前記光電変換部に蓄積される第三の電荷を前記電荷蓄積部に蓄積し、前記信号読み出し制御部は、前記第一の電荷蓄積後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第一の信号を読み出し、前記第二の電荷蓄積後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第二の信号を読み出し、前記第三の電荷蓄積後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第三の信号を読み出し、前記第一の信号、前記第二の信号、及び前記第三の信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、前記AD変換部で変換後の前記第一の信号を記憶するデジタルメモリと、前記AD変換部で変換後の前記第二の信号と、前記第二の信号が読み出された前記画素部と同じ画素部から読み出されて前記デジタルメモリに記憶された前記第一の信号との差分を求めて出力し、前記AD変換部で変換後の前記第三の信号と、前記第三の信号が読み出された前記画素部と同じ画素部から読み出されて前記デジタルメモリに記憶された前記第一の信号との差分を求めて出力する差分信号出力部とを備える。
この構成により、リセット終了から第一の露光期間終了までの間に光電変換部に蓄積された電荷に応じた第二の信号と、リセット終了後に各画素部から読み出された第一の信号との差分が撮像信号として出力される。また、リセット終了から、第一の露光期間と第二の露光期間を合わせた露光期間終了までに光電変換部に蓄積された電荷に応じた第三の信号と第一の信号との差分が撮像信号として出力される。このように、露光時間の異なる2つの撮像信号を出力することができるため、2つの撮像信号を合成するなどして時間ずれの少ない広ダイナミックレンジ撮像が可能になる。また、2つの撮像信号のいずれも、トランジスタの閾値電圧のばらつき、及び、光電変換部のリセット時に発生するノイズの影響がないため、高画質化を実現することができる。また、FGAやFDAを使用した構成ではないため、多画素・高感度に適したイメージセンサを実現することができる。
開示されたMOS型イメージセンサは、前記第一の露光期間と前記第二の露光期間を合わせた期間が1フレーム期間内におさまっている。
開示されたMOS型イメージセンサは、前記第一の露光期間と前記第二の露光期間を合わせた期間が2フレーム期間以上に跨っている。
開示されたMOS型イメージセンサは、前記デジタルメモリの、1つの前記画素部から読み出された前記第一の信号を記憶するブロックの容量が、前記AD変換部の出力Nビットの下位n(n<N)ビット分である。好ましくは、2<n<(N/2)である。
この構成により、MOS型イメージセンサのチップサイズを大きくすることなく、高画質化を図ることができる。
開示されたMOS型イメージセンサは、前記デジタルメモリが、半導体メモリ又は強誘電体メモリである。
開示されたMOS型イメージセンサは、前記複数の画素部のラインアドレスと、前記デジタルメモリのラインアドレスとが対応付けられ、前記複数の画素部のラインと前記デジタルメモリのラインとを同期して駆動する駆動手段を備える。
この構成により、任意のラインの各画素部からの第一の信号の読み出しと、該第一の信号のデジタルメモリへの記憶とを同期して行うことができ、信号読み出し速度を落とすことなく、デジタルメモリへのデータ記憶が可能となる。
開示されたMOS型イメージセンサは、前記電荷蓄積部がフローティングゲートである。
この構成により、フローティングゲートに電荷を蓄積させるとき以外に、フローティングゲートに電荷が混入しにくくなるため、ノイズを抑えることができる。
開示されたMOS型イメージセンサは、前記トランジスタが、前記光電変換部に蓄積された電荷を前記フローティングゲートに蓄積する蓄積トランジスタと、前記フローティングゲートと電気的に接続されたフローティングゲートを有し、当該フローティングゲートの電位に応じた信号を信号線に読み出す読み出しトランジスタとを含む。また、開示されたMOS型イメージセンサは、前記信号線に接続されて前記読み出しトランジスタと共にソースフォロア回路を構成する負荷トランジスタを備え、前記ソースフォロア回路により前記第一の信号、前記第二の信号、及び前記第三の信号を読み出す。
この構成により、読み出しトランジスタをソースフォロア回路の駆動トランジスタとして機能させることができ、光電変換部で発生してフローティングゲートに蓄積された電荷に応じた信号を信号線に読み出すことができる。また、信号線の寄生容量の増大によるノイズの影響も受けにくくなり、ノイズに対する耐性を高めることができる。この結果、グローバルシャッタ機能を有する低ノイズ(高感度)かつ低消費電力のイメージセンサを提供することができる。この構成によれば、画素部のトランジスタ数を少なくすることが可能なため、その分、画素部面積を小さくしてデジタルメモリのために面積を割くことができ、チップ面積の拡大を防ぐことができる。
開示された撮像装置は、前記MOS型イメージセンサを備える撮像装置であって、被写体を照明する光を発光する発光手段を備え、前記発光手段は、前記第一の露光期間中に光を発光する。
開示されたMOS型イメージセンサの駆動方法は、光電変換部と、前記光電変換部で発生した電荷を蓄積する電荷蓄積部を含むトランジスタとを含む画素部を複数有するMOS型イメージセンサの駆動方法であって、各画素部の前記光電変換部の電荷を同時にリセットするリセット制御ステップと、前記リセットの終了よりも前に、各画素部の前記電荷蓄積部の電荷を同時に消去する電荷消去ステップと、前記リセットの終了直後に前記光電変換部に存在する電荷を前記電荷蓄積部に蓄積する第一の蓄積制御ステップと、前記第一の蓄積制御ステップによる電荷蓄積後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第一の信号を読み出す第一の信号読み出し制御ステップと、前記第一の蓄積制御ステップ後に開始される前記光電変換部の第一の露光期間中に前記光電変換部に蓄積される電荷を前記電荷蓄積部に蓄積する第二の蓄積制御ステップと、前記第二の蓄積制御ステップ後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第二の信号を読み出す第二の信号読み出し制御ステップと、前記第二の蓄積制御ステップ後に前記電荷蓄積部の電荷消去を行うことなく開始される第二の露光期間中に前記光電変換部に蓄積される電荷を前記電荷蓄積部に蓄積する第三の蓄積制御ステップと、前記第三の蓄積制御ステップ後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第三の信号を読み出す第三の信号読み出しステップと、前記第一の信号、前記第二の信号、及び前記第三の信号をデジタル信号に変換するAD変換ステップと、前記AD変換ステップで変換後の前記第一の信号をメモリに記憶する記憶ステップと、前記AD変換ステップで変換後の前記第二の信号と、前記第二の信号が読み出された前記画素部と同じ画素部から読み出されて前記メモリに記憶された前記第一の信号との差分を求めて出力し、前記AD変換ステップで変換後の前記第三の信号と、前記第三の信号が読み出された前記画素部と同じ画素部から読み出されて前記メモリに記憶された前記第一の信号との差分を求めて出力する差分信号出力ステップとを備えるとを備える。
開示されたMOS型イメージセンサの駆動方法は、前記第一の露光期間と前記第二の露光期間を合わせた期間を1フレーム期間内におさめる。
開示されたMOS型イメージセンサの駆動方法は、前記第一の露光期間と前記第二の露光期間を合わせた期間を2フレーム期間以上に跨がらせる。
開示された撮像方法は、前記MOS型イメージセンサを用いた撮像方法であって、前記第一の露光期間中に被写体を照明する光を発光する。
21 画素部
22 負荷トランジスタ
100 MOS型イメージセンサ
RT 読み出しトランジスタ
WT 書き込みトランジスタ
PD 光電変換部
FG フローティングゲート
BL 信号線

Claims (15)

  1. 複数の画素部を有するMOS型イメージセンサであって、
    前記画素部は、光電変換部と、前記光電変換部に蓄積される電荷を蓄積する電荷蓄積部を含むトランジスタとを含み、
    各画素部の前記光電変換部の電荷を同時にリセットするリセット制御部と、
    各画素部の前記電荷蓄積部の電荷を同時に消去する電荷消去部と、
    前記光電変換部に存在する電荷を前記電荷蓄積部に蓄積する制御を行う蓄積制御部と、
    各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた信号を読み出す信号読み出し制御部とを備え、
    前記蓄積制御部は、前記リセットの終了直後に前記光電変換部に存在する第一の電荷を前記電荷消去部で電荷消去後の前記電荷蓄積部に蓄積し、前記第一の電荷の蓄積後に開始される前記光電変換部の第一の露光期間中に前記光電変換部に蓄積される第二の電荷を前記電荷蓄積部に蓄積し、前記第二の電荷の蓄積後に前記電荷蓄積部の電荷消去を行うことなく開始される第二の露光期間中に前記光電変換部に蓄積される第三の電荷を前記電荷蓄積部に蓄積し、
    前記信号読み出し制御部は、前記第一の電荷蓄積後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第一の信号を読み出し、前記第二の電荷蓄積後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第二の信号を読み出し、前記第三の電荷蓄積後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第三の信号を読み出し、
    前記第一の信号、前記第二の信号、及び前記第三の信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、
    前記AD変換部で変換後の前記第一の信号を記憶するデジタルメモリと、
    前記AD変換部で変換後の前記第二の信号と、前記第二の信号が読み出された前記画素部と同じ画素部から読み出されて前記デジタルメモリに記憶された前記第一の信号との差分を求めて出力し、前記AD変換部で変換後の前記第三の信号と、前記第三の信号が読み出された前記画素部と同じ画素部から読み出されて前記デジタルメモリに記憶された前記第一の信号との差分を求めて出力する差分信号出力部とを備えるMOS型イメージセンサ。
  2. 請求項1記載のMOS型イメージセンサであって、
    前記第一の露光期間と前記第二の露光期間を合わせた期間が1フレーム期間内におさまっているMOS型イメージセンサ。
  3. 請求項1記載のMOS型イメージセンサであって、
    前記第一の露光期間と前記第二の露光期間を合わせた期間が2フレーム期間以上に跨っているMOS型イメージセンサ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載のMOS型イメージセンサであって、
    前記デジタルメモリの、1つの前記画素部から読み出された前記第一の信号を記憶するブロックの容量が、前記AD変換部の出力Nビットの下位n(n<N)ビット分であるMOS型イメージセンサ。
  5. 請求項4記載のMOS型イメージセンサであって、
    2<n<(N/2)となっているMOS型イメージセンサ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載のMOS型イメージセンサであって、
    前記デジタルメモリが、半導体メモリ又は強誘電体メモリであるMOS型イメージセンサ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載のMOS型イメージセンサであって、
    前記複数の画素部のラインアドレスと、前記デジタルメモリのラインアドレスとが対応付けられ、前記複数の画素部のラインと前記デジタルメモリのラインとを同期して駆動する駆動手段を備えるMOS型イメージセンサ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載のMOS型イメージセンサであって、
    前記電荷蓄積部がフローティングゲートであるMOS型イメージセンサ。
  9. 請求項8記載のMOS型イメージセンサであって、
    前記トランジスタが、前記光電変換部に蓄積された電荷を前記フローティングゲートに蓄積する蓄積トランジスタと、前記フローティングゲートと電気的に接続されたフローティングゲートを有し、当該フローティングゲートの電位に応じた信号を信号線に読み出す読み出しトランジスタとを含むMOS型イメージセンサ。
  10. 請求項9記載のMOS型イメージセンサであって、
    前記信号線に接続されて前記読み出しトランジスタと共にソースフォロア回路を構成する負荷トランジスタを備え、
    前記ソースフォロア回路により前記第一の信号、前記第二の信号、及び前記第三の信号を読み出すMOS型イメージセンサ。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項記載のMOS型イメージセンサを備える撮像装置であって、
    被写体を照明する光を発光する発光手段を備え、
    前記発光手段は、前記第一の露光期間中に光を発光する撮像装置。
  12. 光電変換部と、前記光電変換部で発生した電荷を蓄積する電荷蓄積部を含むトランジスタとを含む画素部を複数有するMOS型イメージセンサの駆動方法であって、
    各画素部の前記光電変換部の電荷を同時にリセットするリセット制御ステップと、
    前記リセットの終了よりも前に、各画素部の前記電荷蓄積部の電荷を同時に消去する電荷消去ステップと、
    前記リセットの終了直後に前記光電変換部に存在する電荷を前記電荷蓄積部に蓄積する第一の蓄積制御ステップと、
    前記第一の蓄積制御ステップによる電荷蓄積後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第一の信号を読み出す第一の信号読み出し制御ステップと、
    前記第一の蓄積制御ステップ後に開始される前記光電変換部の第一の露光期間中に前記光電変換部に蓄積される電荷を前記電荷蓄積部に蓄積する第二の蓄積制御ステップと、
    前記第二の蓄積制御ステップ後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第二の信号を読み出す第二の信号読み出し制御ステップと、
    前記第二の蓄積制御ステップ後に前記電荷蓄積部の電荷消去を行うことなく開始される第二の露光期間中に前記光電変換部に蓄積される電荷を前記電荷蓄積部に蓄積する第三の蓄積制御ステップと、
    前記第三の蓄積制御ステップ後の各画素部の前記トランジスタの閾値電圧に応じた第三の信号を読み出す第三の信号読み出しステップと、
    前記第一の信号、前記第二の信号、及び前記第三の信号をデジタル信号に変換するAD変換ステップと、
    前記AD変換ステップで変換後の前記第一の信号をメモリに記憶する記憶ステップと、
    前記AD変換ステップで変換後の前記第二の信号と、前記第二の信号が読み出された前記画素部と同じ画素部から読み出されて前記メモリに記憶された前記第一の信号との差分を求めて出力し、前記AD変換ステップで変換後の前記第三の信号と、前記第三の信号が読み出された前記画素部と同じ画素部から読み出されて前記メモリに記憶された前記第一の信号との差分を求めて出力する差分信号出力ステップとを備えるとを備えるMOS型イメージセンサの駆動方法。
  13. 請求項12記載のMOS型イメージセンサの駆動方法であって、
    前記第一の露光期間と前記第二の露光期間を合わせた期間を1フレーム期間内におさめるMOS型イメージセンサの駆動方法。
  14. 請求項12記載のMOS型イメージセンサの駆動方法であって、
    前記第一の露光期間と前記第二の露光期間を合わせた期間を2フレーム期間以上に跨がらせるMOS型イメージセンサの駆動方法。
  15. 請求項1〜10のいずれか1項記載のMOS型イメージセンサを用いた撮像方法であって、
    前記第一の露光期間中に被写体を照明する光を発光する撮像方法。
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