JP2011090611A - 映像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】視聴者が手指等の指示によって装置を操作可能な映像装置において、視聴者が画面に表示される表示映像と、実像(指示を行う手指等)を見るとき、焦点の合っていない側の映像が二重像とならないようにし、操作性を向上させる。
【解決手段】映像装置は、シャッタ式眼鏡200と、映像を処理して表示させる映像処理装置を備える。表示部104はシャッタ式眼鏡200を用いて視聴する映像を表示する。シャッタ式眼鏡200を装着した視聴者の視点位置と視聴者による手指等の指示位置との位置関係を示す検出情報に基づいて、視聴者の視点位置と指示位置とを結ぶ直線の延長線が、表示部104の表示領域を含む検出範囲内にあるか否かを制御部が判定する。該延長線が所定の検出範囲内にあると判定された場合、シャッタ式眼鏡の左右のシャッタ部のうち、利き目とは反対側のシャッタ部が閉じられる。
【選択図】図6

Description

本発明は、シャッタ式眼鏡及び表示装置を用いた映像装置とその制御方法に関する。
従来、映像処理装置の制御方法として、例えば、キーボードによるコマンド文字列の入力や、リモートコントローラ(以下、リモコンという)のボタン操作による方法がある。また表示画面上に表示されたポインタをマウス等のポインティングデバイスで操作する方法が一般的である。
しかしながら、近年ではキーボードやマウス等の情報入力機器を必要としない、より直感的で分かり易いユーザインターフェースが提案されている。例えば特許文献1には、操作者が指し示す表示画面上の位置を解析できる表示画面上位置解析装置が開示されている。この装置は、テレビカメラから入力された映像から指先又は指示器の位置と視聴者の眉間の位置を検出し、指先又は指示器と眉間を結ぶ直線上の特定点の座標位置を決定することで、表示画面上のオブジェクトを間接的に選択する。また特許文献2に開示された手形状入力装置では、視聴者の手に操作器を装着することで、画面上のカーソルを制御することができる。
特開2006−277666号公報 特許第3140708号公報
しかしながら、上述した従来の技術を用いて、視聴者から離れた位置に設置されている表示画面上のオブジェクトを間接的に手指等で指示操作する場合、視差による入力の困難性が問題となる。つまり、視聴者から離れた場所にある表示映像と、視聴者近くの実像(手指等)については、左右の視差により、ユーザには焦点の合っていない側の像が二重に見えてしまう。これは誤入力の原因となり、操作性の低下に繋がるという課題があった。
そこで、シャッタ式眼鏡を装着した視聴者による操作の開始が検出された場合、シャッタ式眼鏡の左右のシャッタのうち、利き目とは反対側のシャッタを閉じる。これにより本発明は、焦点の合っていない側の像が二重に見えてしまうという、二重像の発生を防ぎ、操作性を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決するために本発明は、シャッタ式眼鏡と、映像を処理して表示させる映像処理装置とを備えた映像装置であって、前記シャッタ式眼鏡を用いて視聴する映像を表示する表示手段と、前記シャッタ式眼鏡を装着した視聴者の視点位置と視聴者による指示位置との位置関係を検出する検出手段と、前記検出手段により得られた情報に基づいて、視聴者の視点位置と指示位置とを結ぶ直線の延長線が、前記表示手段の表示領域を含む検出範囲内にあると判定した場合に、前記シャッタ式眼鏡の左右のシャッタ部のうち、一方のシャッタ部を閉じるように制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、指示操作の際にシャッタ式眼鏡の左右のシャッタ部の一方を閉じることで、前記二重像の発生を回避し、誤入力を防ぐことができる。
図2乃至6と併せて本発明の第1実施形態を説明するために、装置構成の一例を示す機能ブロック図である。 通常動作時における複数人視聴の同期制御を説明するタイミングチャートである。 シャッタ式眼鏡を装着した視聴者が指示操作を行った時の、シャッタ式眼鏡の動作フローチャートである。 シャッタ式眼鏡を装着した視聴者が指示操作を行った時の、映像処理装置の動作フローチャートである。 シャッタ式眼鏡を装着した視聴者が指示操作を行った時の、複数人視聴の同期制御を説明するタイミングチャートである。 指示操作時のイメージ図である。 図8乃至10と併せて本発明の第2実施形態を説明するために、装置構成の一例を示す機能ブロック図である。 通常動作時における立体映像視聴の同期制御を説明するタイミングチャートである。 シャッタ式眼鏡を装着した視聴者が指示操作を行った時の、映像処理装置の動作フローチャートである。 シャッタ式眼鏡を装着した視聴者が指示操作を行った時の、立体映像視聴の同期制御を説明するタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係るシャッタ式眼鏡の動作フローチャートである。 図13及び14と併せて本発明の第4実施形態を説明するために、指示操作に対するメニュー表示例を示すイメージ図である。 シャッタ式眼鏡を装着した視聴者が指示操作を行った時の、シャッタ式眼鏡の動作フローチャートである。 シャッタ式眼鏡を装着した視聴者が指示操作を行った時の、映像処理装置の動作フローチャートである。
本発明の実施形態としては、例えば立体映像視聴システムや複数人視聴システム等が挙げられ、シャッタ式眼鏡の使用を前提とする。以下では第1、第3及び第4実施形態にて複数人視聴システムへの適用例を説明し、第2実施形態では立体映像視聴システムへの適用例を説明する。なお、第3実施形態では第1実施形態のシャッタ式眼鏡に赤外線検出部を設けた例を記述する。また第4実施形態では表示部における表示領域の四辺のうち、指差し操作の方向に応じてメニュー表示内容を切り換える例を記述する。
[第1実施形態]
図1は第1実施形態に係る映像装置の構成例を示すブロック図である。本装置は、シャッタ式眼鏡を用いた、複数人視聴システムの形態をとる。映像視聴システムに使用する映像装置は映像処理装置100とシャッタ式眼鏡200により構成される。本例では具体的な説明を行うため、同時に視聴可能なコンテンツ数と人数を2とし、シャッタ式眼鏡200a、200bを用いるが、これに限定されることなく、本発明は多人数の視聴システムに適用可能である。
映像処理装置100はシャッタ式眼鏡200a、200bから受信した信号に基づいて、例えば眼鏡の動作及び不動作の状態を示すON/OFF情報等により、同時に表示するコンテンツ数、及びフレームレートを決定する。そして映像処理装置100は複数の外部入力信号端子から入力された映像音声信号300a、300bを、時分割多重化して表示する。
入力処理部101a、101bは映像音声信号300a、300bを、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)等、所望の信号フォーマットにそれぞれ変換し、変換結果のデータをメモリ102に出力する。メモリ102は入力処理部101a、101bから出力される信号を時分割表示するための一時蓄積用バッファとして機能する。
映像時分割出力処理部103はメモリ102に蓄積された映像データを同時視聴する視聴者の数に応じたフレームレートで読み出し、表示部104に送出して時分割で表示する。表示部104は、映像時分割出力処理部103により生成された、時分割多重化した映像データを受けて映像を表示する。
受信部105はシャッタ式眼鏡200a、200bにそれぞれ内蔵された送信部202から無線で送信される各種信号を受信する。例えば、眼鏡の電源ON/OFF情報、入力切り換えの操作情報、指示操作モードへの移行命令、視聴者が指差した位置の座標データ等を示す信号を受信部105にて受信し、受信信号を制御部108に伝える。
音声符号部106は音声データに、シャッタ式眼鏡200a、200bを識別するためのIDデータを付加して送信部107に送出する。音声データは映像時分割出力処理部103がメモリ102から読み出し、IDデータが付加された上で送信部107が各シャッタ式眼鏡に無線送信する。送信した音声データは後述するシャッタ式眼鏡200a、200bの受信部201で受信し、ヘッドホン209からそれぞれ独立した音として出力される。送信部107はまた、シャッタ式眼鏡200a、200bの各受信部201に対して、シャッタ制御信号を送信する。
制御部108は映像処理装置100の各部の設定や制御を行う役目をもち、後述するシャッタ式眼鏡200a、200bのシャッタ駆動部206を制御するため、シャッタ制御信号を送信部107に送る。また制御部108は、音声符号部106に対し、表示部104に表示する映像と同期を取るように音声の出力タイミングを調整する。シャッタ式眼鏡200aから受信部105が、指差し等による指示操作モードへの移行命令や視聴者の指差した座標情報等を示す信号を受信した場合、制御部108はこれらの命令や情報に基づき、メニュー画面制御部109の出力制御を行う。なお指示操作モードは、映像処理装置100に対して手指等の操作によりユーザが所望の動作を装置に指示することができるモードである。
メニュー画面制御部109は、制御部108からの指示操作モードへの移行命令や視聴者の指差した座標情報を受け取った場合、これらに基づいて表示部104に操作メニュー画像を表示する。
次に、シャッタ式眼鏡200aの構成例について説明する。なおシャッタ式眼鏡200bの構成も同様であり、よってその説明は省略する。また赤外線検出部212については第3実施形態にて説明する。
受信部201は映像処理装置100の送信部107からの信号を受信する。受信部201が受信したシャッタ制御信号や音声信号は制御部205に送られる。送信部202は、制御部205から出力される各情報を示す信号を映像処理装置100に無線送信する。
左撮像部203はシャッタ式眼鏡200aの左レンズ近傍に設置され、撮像信号を信号処理部211に出力する。また右撮像部204はシャッタ式眼鏡200aの右レンズ近傍に設置され、撮像信号を信号処理部211に出力する。
制御部205は、シャッタ式眼鏡200a全体を制御する。シャッタ駆動部206は、制御部205からのシャッタ制御信号に従いシャッタ部208を駆動する。音声復号部207は、制御部205からの符号化された音声データをアナログ音声データに復号する。音声復号部207は操作入力部210からのボリューム調整の指示に従ってボリューム調整を行う。
シャッタ部208は、シャッタ駆動部206からの駆動信号を受けて、映像処理装置100の表示タイミングに同期してシャッタ式眼鏡200aが選択しているコンテンツのみをユーザが見られるように動作する。シャッタ機能は液晶シャッタの駆動制御により実現され、駆動信号のON/OFF状態に従って光の透過/遮断が制御される。
ヘッドホン209は、音声復号部207から出力されるアナログ音声データを音に変換する。操作入力部210は、シャッタ式眼鏡200aの電源のON/OFF状態を切り換える電源ボタンや、音声のボリューム調整を行うための操作ボタンを備える。
信号処理部211は左撮像部203,右撮像部204から入力される映像信号を解析し、映像処理装置100の表示領域と視聴者の指差し位置を検出する。つまり信号処理部211は左撮像部203及び右撮像部204からの撮像信号に基づき、シャッタ式眼鏡をかけた視聴者の視点位置と視聴者による指示位置との位置関係を検出する。信号処理部211は、表示部104の表示領域内の一点、例えば左下隅の点を原点とし、表示領域にて直交する2辺を軸とする二次元座標系への座標変換処理を行い、視聴者の指差し位置がこの座標系において、どこに位置するかを算出する。信号処理部211は算出結果を制御部205に出力する。また信号処理部211は、所定の時間内にユーザの指差し位置が前後方向に動いたことが検出された場合、ユーザの操作指示が完了したと判断し、その時の指差し位置の座標情報を制御部205に出力する。なお、左撮像部203、右撮像部204は映像処理装置100と視聴者の指示位置が把握できる位置であれば、どこに設置しても構わないが、本例では撮像部がシャッタ式眼鏡の眼鏡部に設けられる。これにより視点近傍の映像を取得できるため、映像処理装置100の表示部104と視聴者の指差し位置との位置関係が、容易に算出可能となる。
次に、図2のタイミングチャートを用いて、通常動作時における複数人視聴の同期制御について説明する。本例では、視聴人数、コンテンツ数ともに2である。図の映像データはフレームレート60Hzの場合を示し、図中のA1乃至3、B1乃至3は表示部104の表示映像を示す。同期信号は映像処理装置100からシャッタ式眼鏡200a、200bに出力される無線信号であり、先頭部に各々の眼鏡に対応した識別情報が付加され、その後には時間方向に圧縮された音声信号が続く。同期信号のA期間(A1乃至3参照)はシャッタ式眼鏡200a用の出力映像データの表示期間を示し、B期間(B1乃至3参照)はシャッタ式眼鏡200b用の出力映像データの表示期間を示す。本例では同時視聴コンテンツの数が2であるので、表示部104のフレームレートは120Hz(60Hzの2倍)である。
制御部108の制御指示に従って映像時分割出力処理部103は、メモリ102から図2の表示映像A1,B1,A2,B2・・・に示す順番で映像データを読み出し、表示部104に出力する。シャッタ式眼鏡200aの制御部205は、受信部201で受信した識別情報が、自身の識別情報と合致しているか否かを判定する。両者が合致している場合、制御部205はシャッタ駆動部206を制御し、両眼ともにシャッタ部208を開放する。両者が合致してなければ、制御部205はシャッタ駆動部206を制御し、両眼ともにシャッタ部208を閉じる。表示部104に表示する映像とシャッタ式眼鏡200a、200bの各々のシャッタ部を図に示すタイミングで動作させるように同期制御が行われる。これにより、シャッタ式眼鏡200aの表示映像として、A1,A2,A3・・・の順番で、シャッタ式眼鏡200aをかけたユーザにはA期間での映像のみが見えることになる。
また、音声については識別情報の後に時間圧縮されて付加される音声信号をシャッタ式眼鏡200aの音声復号部207が伸張復号し、ヘッドホン209から音として出力する。
シャッタ式眼鏡200bも同様に動作制御が行われ、表示映像B1,B2,B3・・・の順番で、シャッタ式眼鏡200aをかけたユーザにはB期間での映像のみが見えることになる。こうして各々のシャッタ式眼鏡で指定したコンテンツの映像音声のみを各視聴者が視聴できるようになり、複数人視聴が実現される。
次に、図3、図4の動作フローチャートと図5のタイミングチャートを用いてシャッタ式眼鏡200aを装着した視聴者が、映像処理装置100に対して指差し操作を行った場合の制御について説明する。
図3はシャッタ式眼鏡200aの制御部205の動作フローチャートである。なお本処理については制御部205によって実行されるプログラムのメインループの一部であってもよいし、またタイマー割り込み等で呼び出されてもよい。
まずS301にて制御部205は、信号処理部211から指差し位置の座標データ、及び指示完了動作の有無を示す情報を取得する。S302では、S301で取得した座標データについて、視聴者の指差し位置と目の位置(視点位置)を結ぶ直線の延長線が所定の検出範囲内にあるか否かを制御部205が判断する。この検出範囲は映像処理装置100の表示領域を含み、さらには該表示領域の近傍の範囲を含むように設定される場合もある。なお表示領域の境界近傍の範囲については、視聴者の指差し操作上で許容される誤差の範囲を考慮して予め設定することができる。視聴者から見た指示位置が表示領域内又はその近傍の範囲内に無い場合、視聴者は指差し操作をしていないと判断され、S308の処理に進む。視聴者から見た指示位置が表示領域内又はその近傍の範囲内にあれば、視聴者は指示操作をしていると判断され、S303に進む。
S303にて制御部205は、既に指示操作モードに入っているかどうかを、指示操作フラグの値により確認する。指示操作フラグは視聴者が指示操作を行っている状態であるか否かを示すフラグである。該フラグの値がゼロであればS304に進むが、既に指示操作モードに入っており、フラグ値が1であれば、S306に進む。
S304では指示操作フラグに1が代入される。制御部205は送信部202を介して、映像処理装置100の制御部108に指示操作モードへの移行命令を送信する。
S305にて制御部205は、左右いずれかのシャッタ、即ち、視聴者の利き目とは反対側のシャッタを閉じるように制御する。視聴者の利き目が左右の目のうちのどちらであるかについては、予め設定された情報に基づいて制御部205が把握しており、制御部205は利き目と反対側のシャッタ部を常時閉じる制御信号をシャッタ駆動部206に伝える。一方、利き目側のシャッタ部については、受信部201で受信したシャッタ制御信号を制御部205がシャッタ駆動部206に伝える。
S306では、S301で取得した指示完了動作の有無の情報に基づき、制御部205は指示完了動作の如何を判定する。その結果、視聴者が指示完了動作をしていないと判定された場合、上記一連の処理が終了する。また、指示完了動作が確認された場合、S307に進む。ここで制御部205は映像処理装置100の制御部108に対し、送信部202を介して指示完了動作時の指示位置の座標データを送信する。そして処理が終了する。
S308ではS303と同様に指示操作フラグの値が判定され、フラグ値が1であればS309に進み、フラグ値がゼロであれば処理が終了する。
S309にて制御部205は映像処理装置100に対し、送信部202を介して指示操作モードの解除命令を送信する。次のS310で制御部205は、S305にて実行したシャッタ制御を解除し、左右両方のシャッタ部208に対し、受信部201で受信したシャッタ制御信号を伝えるようにシャッタ駆動部206を制御する。そして制御部205は、指示操作フラグにゼロを代入した後、処理を終了する。
なお、映像処理装置100への送信時には、各々のシャッタ式眼鏡に固有の識別情報を付加して信号を送信することにより、映像処理装置側ではシャッタ式眼鏡をそれぞれ特定し、これを装着した送信者が誰であるかを識別できる。
図4は映像処理装置100の制御部108の動作フローチャートである。なお本処理については制御部108によって実行されるプログラムのメインループの一部であってもよいし、またタイマー割り込み等で呼び出されてもよい。
まずS401では、指示操作モードへの移行要求がシャッタ式眼鏡から映像処理装置100に対して送信されたかどうかを制御部108が判断する。移行要求があった場合、S402に進むが、移行要求が無い場合にはS405に進む。
S402にて制御部108は、図3のS304において送信された指示操作モードへの移行命令を受け、メニュー画面制御部109を制御し、表示部104にメニューアイコンを表示させる。その際、シャッタ式眼鏡が持つ固有のIDに従い、指示操作モードへの移行命令を送信した眼鏡に対応した表示映像だけに、メニュー表示(メニューアイコンの表示等)がなされるように、表示部104にメニュー表示用信号が時分割処理で出力される。なお制御部108は、指示操作モードへの移行命令に従って、該モードへの切り換えを行う。次のS403にて、制御部108は眼鏡からの座標情報を取得したかどうかを判断する。座標情報が取得された場合、S404に進むが、座標情報が取得されない場合には処理が終了する。S404では、座標情報の取得によって、視聴者が指示完了動作を行ったものと制御部108が判断し、取得した座標情報の示すアイコンに対応した所定の動作が実行される。この動作は受信した固有のIDに対応する映像に対してのみ有効とされ、その後に、上記一連の処理が終了する
一方、S401からS405に進むと、シャッタ式眼鏡より、指示操作モードの解除要求が送信されたか否かを制御部108が判断する。その結果、解除要求が受信された場合、S406に進み、解除要求が受信されない場合にはS403に進む。S406では受信したIDに対応した映像に対してのみ、指示操作モードの解除が行われた後、上記一連の処理が終了する。
図5は、シャッタ式眼鏡200aを装着した視聴者が指示操作を行っている状況での、複数人視聴の同期制御を説明するタイミングチャートである。なお、A1乃至3に示す表示映像はメニュー表示を含むが、B1乃至3に示す表示映像はメニュー表示を含まないことに注意を要する。
指示操作モードへの移行命令を送信したシャッタ式眼鏡200aにおいて、左右のシャッタのうち、予め設定されている利き目(本例では右眼)側のシャッタには、通常通りのタイミングでシャッタ制御信号が送られる。これに対して、利き目でない反対側(本例では左眼)のシャッタには、図3のS305に従い、シャッタを常時閉状態とするための制御信号が送られる。つまり、シャッタ式眼鏡200aを装着した第1の視聴者は、右眼で表示映像A1,A2,A3・・・の順番で、図4のS402の処理により表示されるメニュー表示の画面を見る。左眼のシャッタは常に閉じており、よって第1の視聴者の左眼はメニュー表示が見えない状態となる。一方、シャッタ式眼鏡200bを装着した第2の視聴者は、表示映像B1,B2,B3・・・の順番で、メニュー表示が出ていない通常の映像を見る。つまり、表示映像B1,B2,B3の各期間にて左右のシャッタは開いているが、表示映像A1,A2,A3の各期間では左右ともにシャッタが閉じている。
図6は表示部104の表示領域に、上記のメニュー表示が行われる状況を簡略的に示したイメージ図である。シャッタ式眼鏡200と表示部104との間には視聴者の指が位置し、本例では視聴者から見て左側のシャッタが閉じているので、視聴者は右眼で表示画像を見る。このように表示部104の表示映像と視聴者の近くの実像(本例では、指示している視聴者の手指等)を、視聴者は片方の目で見ることになる。これにより、焦点の合っていない側の映像が視差により二重に見えるという現象は発生しなくなり、位置ずれによる誤入力を防ぐことができる。なお、視聴者の利き目が左右どちらであるかの情報については予め設定しておくことで対応できる。例えば視聴者の利き目が事前に判明している場合には、利き目の情報を視聴者に入力してもらえばよく、あるいは利き目を調べるためのテスト映像を視聴者に提示し、案内に従って視聴者が入力した情報に基づいて利き目の情報を設定することもできる。なお、前記の説明では視聴者の指示がその指先で行われることとしたが、棒やその他の指示オブジェクトを用いてもよく、このことは他の実施形態でも同様である。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態を説明する。図7は第2実施形態に係る立体映像視聴システムの構成例を示すブロック図である。本システムは両眼視差を利用したものであり、映像処理装置600とシャッタ式眼鏡700を用いて構成される。
入力処理部601は入力映像音声信号800を、所望の映像信号フォーマット、及び音声信号フォーマットに従う信号に変換し、変換後の映像信号を映像出力制御部602に出力し、変換後の音声信号を音声出力制御部604に出力する。映像出力制御部602は入力処理部601が出力した映像信号と、メニュー画面制御部607が出力したメニュー画面の画像信号を合成し、合成後の画像信号を表示部603に出力する。
表示部603は、映像出力制御部602が出力する、左眼用及び右眼用の立体視映像を交互に表示する。音声出力制御部604は入力処理部601が出力する音声信号を処理し、処理後の音声信号をスピーカ605に出力する。スピーカ605は音声出力制御部604から出力された音声信号を音に変換する。
送信部606は制御部608が出力するシャッタ制御信号をシャッタ式眼鏡700に無線送信する。メニュー画面制御部607は制御部608が受信部609から受信した、指示操作モードへの移行命令や視聴者の指差した位置の座標情報に基づき、表示部603に操作メニュー画像を表示させる。
制御部608は、後述するシャッタ式眼鏡700のシャッタ駆動部706を制御するために、シャッタ制御信号を送信部606に送る。また制御部608は音声出力制御部604に対し、表示部603上の表示映像と同期を取るよう出力タイミングを調整する。シャッタ式眼鏡700からの信号は受信部609が受信する。例えば受信部609はシャッタ式眼鏡700に内蔵の送信部702から送信される眼鏡の電源ON/OFF情報、指示操作モードへの移行命令、視聴者が指示した位置の座標データを受信し、制御部608に伝える。制御部608は指示操作モードへの移行命令や視聴者が指示した位置の座標データ等の情報に基づき、メニュー画面制御部607の出力制御を行い、映像処理装置600の各部の設定や制御を行う。
次に、シャッタ式眼鏡700について説明する。
受信部701は映像処理装置600の送信部606からの信号を受信する。受信部701が受信したシャッタ制御信号と音声信号は制御部705に送られる。送信部702は制御部705が出力する各情報を映像処理装置600に送信する。
左撮像部703はシャッタ式眼鏡700の左レンズ近傍に設置され、撮像信号を信号処理部708に出力する。また右撮像部704はシャッタ式眼鏡700の右レンズ近傍に設置され、撮像映像信号を信号処理部708に出力する。
制御部705は、シャッタ式眼鏡700全体を制御する。シャッタ駆動部706は、制御部705からのシャッタ制御信号に従いシャッタ部707を駆動する。シャッタ部707は、シャッタ駆動部706からの駆動信号に従って映像処理装置600の表示映像に同期してシャッタ式眼鏡700が選択しているコンテンツのみをユーザが見られるように動作する。シャッタ機能は液晶シャッタの駆動制御により実現され、駆動信号のON/OFF状態に従って光の透過/遮断が制御される。
操作入力部709は、シャッタ式眼鏡700の電源のON/OFF状態を切り換える電源ボタンを備える。信号処理部708は左撮像部703,右撮像部704から入力される映像信号を解析し、映像処理装置600の表示領域と視聴者の指示位置を検出する。信号処理部708は、表示領域内の一点を原点とし、表示領域にて直交する2辺を軸とする二次元座標系への座標変換処理を行い、視聴者の指示位置がこの座標系において、どこに位置するかを算出する。また信号処理部708は、所定の時間内にユーザの指差し位置が前後方向に動いたことが検出された場合、ユーザの操作指示動作が完了したと判断し、その時の指示座標の情報を制御部705に出力する。
次に、図8のタイミングチャートを用いて、通常動作時における立体映像視聴について説明する。本例では映像データのフレームレートが60Hzである。表示映像として、シャッタ式眼鏡700の左眼用映像と右眼用映像が交互に出力される。表示部603のフレームレートは120Hzである。
映像処理装置600は表示部603に表示する映像に同期して、送信部606を介してシャッタ式眼鏡700にシャッタ制御信号を出力する。シャッタ式眼鏡700の受信部701が受信したシャッタ制御信号は制御部705に送られ、制御部705はシャッタ駆動部706を制御し、シャッタ部707を開閉する。図8の例では、シャッタ制御信号がハイレベルの時、左眼用のシャッタが開放され、右眼用のシャッタが遮断される。またシャッタ制御信号がローレベルの時には、右眼用のシャッタ部が開放され、左眼用のシャッタが遮断される。表示部603の表示映像とシャッタ式眼鏡700の左右のシャッタを、図8に示すタイミングで動作させることで、両眼視差による立体映像の視聴を実現できる。
次に、図3、図9の動作フローチャートと図10のタイミングチャートを用いて、シャッタ式眼鏡700を装着した視聴者が映像処理装置600に対して指差し操作を行った場合の制御について説明する。
シャッタ式眼鏡700の制御部705における基本的な制御動作は図3のフローチャートに係る説明と同様である。よって、以下では第1実施形態との相違点を説明する。
S301にて制御部705は信号処理部708から、映像処理装置600に対する指差し位置の座標、及び指示完了動作の有無の情報を取得する。次のS302で制御部705は、S301で取得した座標データに基づき、視聴者から見て指示位置が映像処理装置600の表示領域内又はその近傍の範囲内にあるか否かを判断する。
S304にて制御部705は指示操作フラグに1を代入し、映像処理装置600の制御部608に対し、送信部702を介して指示操作モードへの移行命令を送信する。S307にて制御部705は映像処理装置600の制御部608に対し、送信部702を介して指示完了動作時の指示座標のデータを送信する。S309にて制御部705は映像処理装置600に対し、送信部702を介して指示操作モードの解除命令を送信する。
図9は映像処理装置600の制御部608の動作フローチャートである。本図に示す各ステップは、複数人の識別処理を要しない点を除いて図4のフローチャートに示したステップS401乃至406と同様である。よって、以下では第1実施形態との相違点のみを説明する。
S1002にて制御部608は、指示操作モードへの移行命令を受け、メニュー画面制御部607を制御し、表示部603にメニューアイコンを表示させる。S1004にて制御部608は座標情報を取得したことをもって、視聴者の指示動作が完了したものと判断し、取得した座標上のアイコンに対応した動作を実行する。S1006にて制御部608は指示操作モードを解除する。
図10はシャッタ式眼鏡700を装着した視聴者が指示操作を行っている状況での、立体映像視聴時の同期制御例を説明するタイミングチャートである。
指示操作モードへの移行命令を送信したシャッタ式眼鏡700において、左右のシャッタのうち、予め設定されている利き目(本例では右眼)側のシャッタには通常通りのタイミングでシャッタ駆動部706からの駆動信号が送られる。すなわち、左眼用の映像の表示タイミングでは駆動信号がローレベルとなり、右眼用のシャッタは閉じられ、また右眼用の映像の表示タイミングでは駆動信号がハイレベルとなり、右眼用のシャッタが開く。一方、利き目とは反対側(本例では左眼)のシャッタには、これを常時閉じた状態とする駆動信号が供給される。
このように、指示操作モード時には映像処理装置600の表示映像と視聴者近くの実像(指示している手指等)を視聴者が片目で見ることなる。よって焦点の合っていない側の映像が視差により二重に見えるという現象は発生しなくなり、誤入力の発生を防止できる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態では第1実施形態に対し、図1にて赤外線検出部212を追加している。よって以下では、第1実施形態との相違点のみ説明する。
シャッタ式眼鏡200aに設けられた赤外線検出部212は視聴者の手指から発する赤外線を検出する。赤外線検出部212は、視聴者の視線方向にある熱源を検出する向きに設置され、検出信号を制御部205に出力する。
図11は第3実施形態におけるシャッタ式眼鏡200の動作フローチャートであり、図3のフローチャートに対して、S310乃至313が追加されている。
S310にて制御部205は赤外線検出部212から検出信号を取得する。次のS311で制御部205は、S310で取得した検出信号を解析し、視聴者の手指から発した赤外線が検出されたかどうかを判断する。その結果、赤外線が検出された場合、S312に進むが、赤外線が検出されなかった場合には、S313に進む。
S312にて制御部205は視聴者が指差し操作を行っていると判断し、左撮像部203、右撮像部204、信号処理部211を起動し、S301に進む。これ以降の処理は既述した通りである。
一方、S313にて制御部205は視聴者が指差し操作を行っていないと判断し、左撮像部203、右撮像部204、及び信号処理部211の動作を停止させた後、処理を終了する。
以上のように、視聴者が指差し操作を行っているときのみ、必要な回路ブロックを起動させることにより、シャッタ式眼鏡の消費電力を低減し、バッテリーの寿命を延ばすことが可能となる。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態では、視聴者の指差し操作が、表示領域に対してどの方向から行われたかを判別し、方向別に表示内容を変更する。
図12は第4実施形態における指示操作のイメージ図(左撮像部又は右撮像部による撮像映像の概略図)である。視聴者が指差し操作を行った場合、映像処理装置100の表示部104に対して、表示領域の境界線を構成する四辺のうち、どの方向から手指等が近づいたかに応じて、表示するメニューアイコンが変更される。メニューアイコン表示の切り換え処理はメニュー画面制御部109によって行われる。なお、図中の指先検出エリアは、視聴者の手指等の指示位置に関する検出範囲を示し、視聴者から見た表示部の表示領域を含む。
図12(a)に示す例では、映像処理装置100の表示領域の右辺に接近するように視聴者が指差し操作を開始した場合、シャッタ式眼鏡200は選局指示操作モードへの移行命令を映像処理装置100に送信する。この命令を受けた映像処理装置100は、図12(b)に示すように、表示領域に選局用のアイコンを表示する。
また、図12(c)に示すように、映像処理装置100の表示領域の下辺に接近するように視聴者が指差し操作を開始した場合、シャッタ式眼鏡200は音量調整指示に係る操作モードへの移行命令を映像処理装置100に送信する。この命令を受けた映像処理装置100は、図12(d)に示すように、表示領域に音量調節用のアイコンを表示する。
図12(e)に示すように、映像処理装置100の表示領域の左辺に接近するように視聴者が指差し操作を開始した場合、シャッタ式眼鏡200はメニューアイコンの操作モードへの移行命令を映像処理装置100に送信する。この命令を受けて映像処理装置100は、図12(f)に示すように、表示領域に所定のメニューアイコンを表示する。
このように視聴者の操作頻度が高い設定項目については、指差し操作を開始した時点で、視聴者が操作したいアイコンを表示することで、よりスムーズな操作入力が実現可能となる。
図13は第4実施形態におけるシャッタ式眼鏡200の動作フローチャートである。図3のフローチャートとの相違点は、S304がS312に変更されていることであり、よって変更箇所のみ説明する。
S312にてシャッタ式眼鏡200は指示操作モードへの移行命令に加え、映像処理装置100での処理に必要とされる、モード移行時の座標データも映像処理装置100に送信する。
図14は第4実施形態における映像処理装置100の動作フローチャートである。図4のフローチャートとの相違点はS407乃至412が追加されていること、及びS406がS414に置換されていることであり、よって、追加した箇所や変更箇所を中心に説明する。
S401にてシャッタ式眼鏡200から、指示操作モードへの移行要求を映像処理装置100が受けた場合、S407に進む。一方、指示操作モードへの移行要求が無かった場合にはS405に進む。
S405にて制御部108は、シャッタ式眼鏡200からの指示操作モードの解除要求の有無を判断する。解除要求が無ければS412に進み、解除要求があればS414に進む。
S407にて制御部108は、指示操作モードへの移行要求時における指示位置の座標が、視聴者から見て映像処理装置100の表示領域の右辺近傍か否かを判定する。その結果、指示位置の座標が右辺近傍であると判定された場合、S410に進むが、該座標が右辺近傍でなければS408に進む。
S408にて制御部108は、指示操作モードへの移行要求時における指示位置の座標が、視聴者から見て映像処理装置100の表示領域の下辺近傍か否かを判定する。その結果、指示位置の座標が下辺近傍であると判定された場合、S411に進むが、該座標が下辺近傍でなければS409に進む。
S409にて制御部108は指示操作フラグに1を代入する。指示操作モードへの移行要求時の指示座標が、右辺近傍、下辺近傍のどちらでもないと判定された場合、メニュー操作モードへの移行処理が行われ、S402に進む。ここでは受信したIDに対応した映像についてのみ、該当する操作モードへの切換えが行われ、操作アイコンが表示される。
S410にて制御部108は指示操作フラグに1を代入する。そして選局操作モードへの移行処理が行われ、S402に進む。S411にて制御部108は指示操作フラグに1を代入し、音量操作モードへの移行処理を行い、S402に進む。
S412にて制御部108は指示操作フラグの値が1であるか否かを判定する。フラグ値が1であれば視聴者は指差し操作中であると判断され、S403に進む。フラグ値がゼロであれば処理が終了する。
以上のように、視聴者は、表示領域の四辺に対する指差し操作の方向の違いに応じて所望の操作モードに係る画面表示を現出させることができるので、利便性が向上する。なお、視聴者の指差し操作が映像処理装置100の表示領域に対して、四辺のどの方向から行われたかを判断するのは、映像処理装置100の制御部108でもよいし、またシャッタ式眼鏡200の制御部205でもよい。
100 映像処理装置
103 映像時分割出力処理部
104 表示部
108 制御部
109 メニュー画面制御部
200a,200b シャッタ式眼鏡
203 左撮像部
204 右撮像部
205 制御部
208 シャッタ部
211 信号処理部
212 赤外線検出部
602 映像出力制御部
603 表示部
607 メニュー画面制御部
608 制御部
700 シャッタ式眼鏡
703 左撮像部
704 右撮像部
705 制御部
707 シャッタ部
708 信号処理部

Claims (8)

  1. シャッタ式眼鏡と、映像を処理して表示させる映像処理装置とを備えた映像装置であって、
    前記シャッタ式眼鏡を用いて視聴する映像を表示する表示手段と、
    前記シャッタ式眼鏡を装着した視聴者の視点位置と視聴者による指示位置との位置関係を検出する検出手段と、
    前記検出手段により得られた情報に基づいて、視聴者の視点位置と指示位置とを結ぶ直線の延長線が、前記表示手段の表示領域を含む検出範囲内にあると判定した場合に、前記シャッタ式眼鏡の左右のシャッタ部のうち、一方のシャッタ部を閉じるように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする映像装置。
  2. 前記制御手段は、前記シャッタ式眼鏡のシャッタ部のうち、設定された視聴者の利き目の情報に基づいて、利き目とは反対側のシャッタ部を閉じるように制御することを特徴とする、請求項1に記載の映像装置。
  3. 前記映像処理装置は、複数人で視聴可能な映像を前記表示手段に表示させる時分割出力処理手段を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の映像装置。
  4. 前記映像処理装置は、両眼視差を用いた立体視映像を前記表示手段に表示させる映像出力制御手段を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の映像装置。
  5. 前記シャッタ式眼鏡は、視聴者の手指が発する赤外線を検出する赤外線検出手段と、眼鏡部に設けられた撮像手段と、該撮像手段による撮像信号を解析して前記表示手段の表示領域と視聴者の指示位置との位置関係を検出するための信号処理手段を備えており、
    前記赤外線検出手段によって、視聴者の手指が発する赤外線が検出された場合、前記撮像手段及び信号処理手段が起動されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の映像装置。
  6. 視聴者の視点位置と指示位置とを結ぶ直線の延長線が前記検出範囲内にあると判定された場合、前記表示手段の表示領域に操作メニュー画像を表示させるメニュー画面制御手段を備えることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の映像装置。
  7. 視聴者の視点位置と指示位置を結ぶ直線の延長線が、前記検出範囲にあると判定した場合、前記制御手段は前記延長線が前記表示領域の境界線のうち、どの境界線に接しているか判別し、判別した結果に応じて前記メニュー画面制御手段は前記表示領域に表示する操作メニュー画像を変更することを特徴とする、請求項6に記載の映像装置。
  8. シャッタ式眼鏡と、映像を処理して表示手段により表示させる映像処理装置とを備えた映像装置の制御方法であって、
    前記シャッタ式眼鏡を装着した視聴者の視点位置と視聴者による指示位置との位置関係を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにて得られた情報に基づいて、視聴者の視点位置と指示位置とを結ぶ直線の延長線が、前記表示手段の表示領域を含む検出範囲内にあるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて、視聴者の視点位置と指示位置とを結ぶ直線の延長線が前記検出範囲内にあると判定された場合、前記シャッタ式眼鏡の左右のシャッタ部のうち、一方のシャッタ部を閉じるステップ、を有することを特徴とする映像装置の制御方法。
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