JP2011087589A - アグリコ生成物及び利用法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】免疫系による抗原認識に関する免疫原性エピトープであるアグリコ10Bのペプチド成分。これら糖結合体はインフルエンザウイルスの細胞への結合の阻止、分裂症の治療及び癌の発生を伴う慢性ウイルス性疾患の診断に有用である。
【選択図】なし
Description
発明の更に別の観点では、それが必要な患者に治療有効量のD-グルコサミン-HClを投与し、それにより該患者の脳糖結合体の濃度を高めることを含む、精神分裂症治療法が提供される。
発明の別の観点では、患者中のアグリコ蛋白質B10に対する抗体の異常に上昇したレベルを検出することで、悪性細胞への形質転換を検出することを含む、患者体内での癌の発生を伴う慢性ウイルス疾患の診断に適した方法が提供される。
更に精製抗マリグニン抗体は、マリグニンのエピトープが露出された細胞膜の蛍光及び発色染色に於いて特異性を示したことから、マニュアル又はコンピューター操作によるサイトメトリーに於いて、単独又は異形成前又は異形成をベースとする代替エンドポイントの一部として利用することができる。
抗マリグニン(抗グリコ10B)は阻害性(inhibitory)形質転換抗体である。
ヒトでは悪性形質転換した細胞は数年からそれ以上の年月をかけ増殖し、臨床的な癌になる。もしその増殖の阻害が理論の通りに、またAIDSの様な免疫不全疾患で癌の頻度が増加することから示唆される様に免疫のプロセスであるとすると、ヒトについてはその様な免疫プロセスを示す直接的証拠は無く、それを担うメカニズムも未知である。
糖結合体の機能の一つは、脳内の標的細胞に対するインフルエンザウイルス接着の為の受容体として機能することである。インフルエンザウイルスが細胞に近づくと、細胞膜内にある糖結合体受容体に特異的に結合する。脳内では、ノイラミン酸含有糖結合体が受容体として機能する。ノイラミン酸は特異的インフルエンザウイルス酵素、ノイラミニダーゼによって、この受容体から切断される。この様な受容体が脳ガングリオシドの糖結合体である場合、ノイラミン酸の切断の結果ウイルスはヘキサミンと接触する様になり、これがウイルスからのDNAの駆出を強力に誘導し、その結果脳細胞内への転移が可能になる(Bogochら、Virology, 7, 161-165(1979)。
発生中の脳に於けるインフルエンザウイルス感染の結果として生ずる細胞障害又は細胞死は、これら神経分裂症の様な神経障害をもたらす原因となるか、あるいは原因に於いてある役割を果たしていると考えられている。
本発明は、精神分裂症及びアグリコ蛋白質の濃度が増加するその他医学的状態に関する有益な治療方法を提供する。本発明の精神分裂症を治療する方法では、糖結合体の濃度は増加し、患者脳内のアグリコ蛋白質の量は減少する。
アルツハイマー病は、認識傷害、主に早期の記憶消失により神経細胞の消失が顕在化する破壊的な消耗性疾患である。アミロイド前駆体蛋白質(APP)の特定の誘導体がこの病気に特徴的な異常脳内蓄積に関係している。APPは糖蛋白質であることが知られていることから、APP中の炭水化物には注意が払われなかった。本発明では、(1)脳脊髄液中の炭水化物成分が減少したAPP誘導体を分離し、特徴付けることで直接的に、そして/又は(2)患者血清中の抗アグリコAPP抗体を検出し、定量化することで間接的にアグリコ産物を検出することができる。
新規アグリコ抗原が露出し、アグリコ抗体を生起するその他状態の例としては、パーキンソン病や多発性硬化症があり、本発明の方法はこれら疾患及び、脳及びその他臓器のその他疾患について、上記診断及び治療に関し応用できる。
アグリコ脳糖蛋白質10B及びその特異抗体(モノクローナル又はポリクローナル)は脳腫瘍及びその他悪性疾患に認められる2種類のアグリコ産物である。アグリコ10Bは正常糖蛋白質10Bから炭水化物を除去した結果生ずる。アグリコ10B及び複数のアグリコ10B断片のアミノ酸構造は、いくつかの独立した方法によって決定されている。アグリコ10Bペプチドは複数の方法によって、抗原性を示す有用な12mer又は16merのペプチド断片に切断される。IgM型であるアグリコ10Bに対する抗体は細胞死を誘導する。
感染により肝細胞癌を誘導するB型肝炎、C型肝炎の様な複数のウイルス、及びAIDSを発症し、複数の悪性疾患の発生頻度を増加させるHIVは、細胞内安全退避として知られる慢性潜在状態では細胞内に局在することを一部の原因として、診断や抗ウイルス剤投与による治療に対し耐性である。
本発明は、肝細胞癌及びその他癌に関する早期検出及び治療法を提供する。 ウイルス性アグリコ疾患の診断及び治療では、以下の一般的手法が単独、又は悪性状態に形質転換しする細胞の早期治療(臨床癌が出現する前)又はウイルス感染動物に関する細胞内安全退避場所を破壊するための既知治療法又はウイルス検出法と組合せ実施されるだろう。
b)形質転換(悪性化、不死化)細胞の存在は、以下実施例に記載の方法による血清中の抗マリグニン抗体レベルの増加を検出することで示され;
c)患者の血中ウイルス濃度のベースライン(治療前)の決定(血清中の特異的ウイルスRNAの定量測定、例えばHIV-RNAアッセイ)が行われ;
e)本発明による合成ペプチドワクチンが1種類またはそれ以上注射され、好ましくは皮下に約50ないし200マイクログラム量、好ましくは約100マイクログラム量を繰り返し、例えばこれに限定されるわけではないが14日ごと、もしくは治療医師により決定されたその他好適な日程にて、血清中の定量測定により抗マリグニン抗体が最大増加するまで注射され;
g)血液中のウイルス濃度を方法c)(治療前)に従い再度測定し(治療後);
h)アグリコ10Bまたはその断片ペプチドの存在と濃度は方法(d)に従い決定される。
同様に、以下は形質転換の病原がウイルス以外の場合の、臨床癌が出現する前、又は悪性化の過程、で悪性状態に形質転換している細胞を初期に治療し、破壊し、又は不活性化するための方法である。以下の工程または部分的工程は如何なる組合せでも実施できるだろう。これら工程及び方法は、癌を検出し、また治療する既知の方法と組み合わせることができるだろう。
b)血液中及び/又は体液中のアグリコ10Bまたはその断片ペプチドの存在と濃度が決定される;
c)本発明による合成ペプチドワクチンが1種類またはそれ以上が、好ましくは皮下に、約50ないし200マイクログラム量、好ましくは約100マイクログラム量を繰り返し、例えばこれに限定されるわけではないが14日ごとに、血清中の定量測定により抗マリグニン抗体が最大増加するまで注射される;
e)方法(b)により血清抗マリグニン抗体レベルが正常値(135μg/ml以下)に戻り、方法(d)によりアグリコ10Bまたはその断片ペプチドが無く、形質転換悪性細胞(アグリコ抗原産物を有する)がもはや体内に存在しないことで示され、形質転換された全ての悪性細胞の破壊がしめされるまで、ワクチンの最終注射後約90から120日の時点まで方法a)からd)を繰り返す。
g)悪性細胞の存在は、抗マリグニン抗体又は悪性細胞を優先して破壊するその他の癌化学療法剤により治療される。
我々はここでは、非精神分裂病患者に比べ精神分裂病患者のCSF内では結合型ノイラミン酸とヘキソサミンが減少していることを示す二重盲検試験を例示する。19例の患者の内2例は、臨床診断が不明であることから除外された。残り17例の患者は”臨床的には”分裂性”(N=11)及び、分裂性と診断されずに”非分裂性”のその他精神病とされた。これらの診断は、精神科勤務の訓練を3年以上おこなった研究精神科医による完全病歴や精神特性スケール(Cmpbellら、Am. J. Psychiatry, 123, 952-962, (1967))を使った精神状態の評価を含む注意深い臨床作業によって行われ、診断は上級スタッフ医師によって確認された。
ノイラミン酸及びヘキソサミン前駆体を分裂患者に投与すると、改善がもたらせれる。
D-グルコサミンHCl、200mg/日を慢性分裂症患者に30日間経口投与した。精神特定評価スケールを全体的な臨床観察と併せ用い、改善の有無を検出した。患者の半数以上で好ましい反応が認められ、また好ましくない反応を示す例は無かった。
訓練中のハトに於ける脳糖結合体ヘキソースと14Cグルコース取り込みの増加。
休息中のハトをSkinner箱の中で訓練しているハトの脳について(a)糖結合型ヘキソースの絶対量、及び(b)脳糖結合体への14Cグルコースの取り込みを比較した。
90マイクロキューリーの14Cグルコースを休憩又はトレーニング期の前にハトに静脈注射し、その後一定期間毎にハトを屠殺した。続いて脳の蛋白を抽出し、各ハトの脳をクロマトグラフィーにかけ、シンチレーションカウンターで放射活性を測定した。分離した脳蛋白質群を十分に透析した後、分画の全放射活性を決定し、次に分画を透析により遊離した糖を除き、これを定量的に測定しながら段階的に酸加水分解した。次にこれら糖成分を薄層クロマトグラフィーにより分離し、染色スポットを真空吸引で除き、ブランクと併せて測定した。
マウスを2群に分け、半数には脳上衣細胞腫を皮下に接種し、残りの半数にはこれを接種しなかった。これら2群それぞれを更に2群に分けた。半数には毎日DPH101mg/kg体重皮下投与し、半数にはDPHではなく生理食塩水のみを注射した。動物は上衣細胞腫が十分に増殖し皮膚表面を破った時点で屠殺した。SPHを投与すると腫瘍の増殖が有意に低下した。脳を各グループ毎にプールし、脳結合ヘキソースを実施例3同様に抽出し、以下の結果を得た。
我々が決定したアグリコ10Bの配列の2つ(実施例8)、12量体の”トリプシンペプチド”GLSDGSNTESDI及び16量体の”ヨードペプチド”YKAGVAFLHKKNDIDEをインビトロ合成した、Genosysペプチド合成装置は、標準的なFmoc試薬を高性能カップリング型Abacusシステム上にてアミノ酸のTBTU活性化と組合せ利用するものであり、結合反応終了時の活性化アミノ酸の濃度を高く維持するために役立つ非膨張型一定量のPEGポリスチレン樹脂を利用している。
合成アグリコ12量体及び16量体ペプチドはインビボ及びインビトロで抗アグリコ産物を生ずるワクチンである。
アグリコ10Bについて決定されたペプチド配列が抗マリグニン抗体の産生に関する真のエピトープであることの証明
a)12量体合成ペプチド
1日目に、これまでに注射を受けたことのない2匹のニュージーランド白色ウサギ#508と#507、3から9ヶ月齢の血清中の抗マリグニン抗体のベースライン濃度を決定した後、100マイクログラムの12mer合成ペプチドGLSDGSNTESDIをインビトロ合成し、アジュバントKLH(ムラサキガイヘモシアニン)とフレンドアジュバントを結合させてから、各ウサギに皮下注射した。
1988年の研究にて決定された様に(Cancer Detection and Prevention 12: 313-320, 1988)、アグリコ10Bに対する抗マリグニン抗体はIgM型であり、IgG型は極僅かか、あるいは全く存在しない。
上記同様に、1日目にこれまでに注射を受けたことのない2匹のニュージーランド白色ウサギ#505と#506、3から9ヶ月齢の血清中の抗マリグニン抗体のベースライン濃度を決定した後、100マイクログラムの16MER合成ペプチドYKAGVAFLHKKNDIDEをインビトロ合成し、アジュバントKLH(ムラサキガイヘモシアニン)とフレンドアジュバントを結合させてから、各ウサギに皮下注射した。
図8Bは早期結合抗体(F-TAG、中抜きカラム)と遅延結合抗体(S-TAG、塗りつぶしカラム)の両方について、ウサギ#505各採血時の抗マリグニン抗体濃度を示している。S-TAG濃度は約2.5倍増加していることが分かる。
健康コントロール、医学的疾患、乳癌及び細胞のタイプを関係ないその他の一般癌を含むを9,873名の被験者が参加した上記記載の内容を継続し、拡大した研究にて、固相化したアグリコ10B抗原(正常レベル、0ないし124マイクログラム/ml血清)に対し免疫吸着し、決定された血清中の特異抗体−抗マリグニン抗体(AMAS)の濃度の増加と悪性状態への形質転換とは関係した。この値は本研究でも確認された。図10に示すように、抗マリグニン抗体の濃度上昇は、悪性状態への形質転換の無い炎症状態では起こっておらず;また両性腫瘍の様な形質転換のない純粋な増殖状態でも起こっていない。
血液中またはその他体液中の12量体及び16量体ペプチドエピトープ、もしくは全アグリコ10B抗原を日常的に定量測定するための、診断又は大規模集団での利用に適した方法については報告されていない。血液中抗原測定に適した現在利用可能な方法、例えば腫瘍マーカー、CEA、PSA及びCA125の利用は信頼性が高くなく、また多くの偽陰性及び偽陽性を生ずることから実用には限界がある。例えば、血清中に放出される前立腺特異産物であるPSAの偽陽性率は、良性の前立腺肥大または前立腺の癌よりも運動状態を反映し、15%から70%である。
ピペットは抗マリグニン抗体により、好ましくはピペットの頭端部にある圧縮バルブを使い、コーティング抗マリグニン抗体を1ml当たり約200マイクログラムとプロテアーゼ阻害剤(例えば、抗凝固剤EDTAを含む50ml当たりべーリンガーマンハイム(Boehringer Mannheim)社製”コンプリート”プロテアーゼ阻害剤1錠)を含む液のリザーバー(抗体リザーバー)からピペットステム部の全長まで吸い上げ、液を好ましくは一晩ピペット内に留め、抗体をピペットの壁部に吸着させることでコーティングされる。次に溶液を廃棄する。
血液検体の場合、キットは少なくとも1本のコーティングされたピペット、切開針、及び採血と研究室への血液送付に関する指示書、ならびに研究室からの測定結果を受け取る意志の名前と住所を含む必要書類を含むことが好ましい。被験者は必要書類に記入し、封筒に入れる。手を注意深く洗浄し、指先を穿刺し、ピペットの頭端部にあるバルブを圧縮してピペットのステム部の先端から血液を吸い取る。次に、血液を研究室に郵送する。
血液以外の体液を検体とする場合には、特別な指示書がキットに入れられるだろう。
研究室がキットを受け取った場合、熟練者は必要に応じて変更をくわえることができるが、一般には次の操作が行われる:
(1)検査技師は各ピペットを他のピペットと共に自動ピペットローダー−ディスチャージャーの中に一列に取り付け;
(2)各ピペット上のバーコード番号はバーコード読みとり装置によって自動的に読みとられ、自動ピペットローダー−ディスチャージャーを操作するコンピューター内に入力される(そして測定結果はこの番号の下に掲載される);
(4)血液が自動ピペットローダー−ディスチャージャーから廃棄容器(リザーバーA)に排泄される;
(5)ピペットの内壁は、自動ピペットローダー−ディスチャージャーにより自動的に別のリザーバー(リザーバーB)よりリン酸緩衝生理食塩水(PBS)を吸い上げることで2回洗浄されるが、各洗浄液は45度に吊られたローダー−ディスチャージャーによって自動的に排液容器(リザバーA)に排泄されるため、排液容器はリン酸緩衝生理食塩水を含むリザーバー容器と交互にピペットチップでアクセスされることになる;
(7)ピペットは再度上記(5)同様にPBSにて洗浄される;
(8)アクリジニウムエステルの様なルミネッセンス発光体が結合した抗ヒト抗体、例えばヤギ又はウサギの抗ヒト抗体、約100マイクログラム/mlをピペット内に吸い上げ、30分間ピペット壁部と接触させる;
(10)放射されたルミネッセンスを、ルミネッセンスを受け取る部分がピペットチップのステムに直結するように設置されたルミノメーターを用い測定し、そして
(11)ルミネッセンス単位で表された各ピペットのルミネッセンスの結果は、同一操作によって決定された12MER及び16MERのペプチドの等モル混合液の既知量基づく標準曲線より計算され、ペプチドマイクログラムに変換され、各ピペットの元の血液量で補正され、プリントされ、そして/又は電子データ記憶ファイルに移される。
あるいは、特に血液を研究所に送る代わりに、血液中及び他の体液中(以下”血液”とする)の12MER及び16MERペプチドに対する抗体濃度を日々モニタリングするために、家庭に於いて個人または同伴者に測定のための装置及び指示書が提供され、ルミノメーターの測定値は個人により観察されるだけでなく、インターネット又はその他の電子装置を使って研究所または医師に伝えられる。
これら2種類のペプチドに対する抗体(抗マリグニン抗体)の測定に利用できる方法は、定量的かつ信頼性をもって注意して作業される場合でも、採血や送付に適した特別なチューブ、研究室、静脈かたの採血を行う採血担当者又は医師、血液を凝固させる方法、冷凍遠心装置による遠心分離、ドライアイスを用い一晩で行う迅速な送付を必要とする−いずれもが時間がかかり、多くの地域では容易に利用できないことから、実用性には大きな限界がある。
以下のキットは、本方法の実施に有用である。キットは(1)コーニングサムコ社(Corning Samco)製のトランスファーピペットの様な、圧縮可能なパルブ(”バルブ”)から成る拡張されたヘッドと、直径0.1mmないし0.3mm、長さ約3ないし10cmの目盛りの付いた透明な先細型のステム(”ステム”) の付いた、滅菌され、バーコードがつけられた目盛り付きプラスチック採取ピペット。
ピペットは12MER及び16MERの合成ペプチド(”ペプチド”)によりコーティングされるが、好ましくはピペットの頭端部にある圧縮バルブを使い、12MER及び16MERの合成ペプチドの一方、又はその等モル混合液、1ml当たり約200マイクログラムとプロテアーゼ阻害剤(例えば、抗凝固剤EDTAを含む50ml当たりべーリンガーマンハイム(Boehringer Mannheim)社製”コンプリート”プロテアーゼ阻害剤を1錠)を含む液のリザーバー(”ペプチドリザーバー”)からピペットステム部の全長まで吸い上げ、液を好ましくは一晩ピペット内に留め、ペプチドをピペットの壁部に吸着させることでコーティングされる。
血液検体の場合、キットは少なくとも1本のコーティングされたピペット、切開針、及び採血と研究室への血液送付に関する指示書、ならびに研究室からの測定結果を受け取る意志の名前と住所を含む必要書類を含むことが好ましい。個人が必要書類を記入し、封筒に入れるだろう。手を注意深く洗浄し、指先を穿刺し、ピペットの頭端部にあるバルブを圧縮してピペットのステム部の先端から血液を吸い取る。次に、血液を研究室に郵送する。
血液以外の体液を検体とする場合には、特別な指示書がキットに入れられるだろう。
研究室がキットを受け取ると、
(1)検査技師が各ピペットを他のピペットと共に自動ピペットローダー−ディスチャージャーの中に一列に取り付け;
(2)各ピペット上のバーコード番号及び必要書類のデータは全て自動的にバーコード読みとり装置によって読みとられ、自動ピペットローダー−ディスチャージャーを操作するコンピューター内に入力される(そして測定結果はこの番号の下に掲載される);
(4)血液が自動ピペットローダー−ディスチャージャーから廃棄容器(リザーバーA)に排泄される;
(5)ピペットの内壁は、自動ピペットローダー−ディスチャージャーにより自動的に別のリザーバー(リザーバーB)よりリン酸緩衝生理食塩水(PBS)を吸い上げることで2回洗浄されるが、各洗浄液は45度に吊られたローダー−ディスチャージャーによって自動的に排液容器(リザバーA)に排泄されるため、排液容器はリン酸緩衝生理食塩水を含むリザーバー容器と交互にピペットチップでアクセスされることになる;
(7)ピペットは再度上記(5)同様にPBSにて洗浄される;
(8)アクリジニウムエステルの様なルミネッセンス発光体が結合した抗ヒト抗体、例えばヤギ又はウサギの抗ヒト抗体、約100マイクログラム/mlで結合したものをピペット内に吸い上げ、30分間ピペット壁部と接触させる;
(10)放射されたルミネッセンスを、ルミネッセンスを受け取る部分がピペットチップのステムに直結するように設置されたルミノメーターを用い測定し、そして
(11)ルミネッセンス単位で表された各ピペットのルミネッセンスの結果は同一操作によって決定された抗マリグニン抗体の既知量基づく標準曲線より計算され、ペプチドマイクログラムに変換され、各ピペットの元の血液量で補正され、プリントされ、そして/又は電子データ記憶ファイルに移される。
あるいは、特に血液を研究所に送る代わりに、血液中又は他の体液中(以下“血液”とする)の12量体及び16量体ペプチドに対する抗体濃度を日々モニタリングするために、家庭に於ける個人または同伴者が測定のための装置と指示書が装備し、ルミノメーターの測定値は個人により観察されるだけでなく、インターネット又はその他の電子装置を使って研究所または医師に伝えられる。
A.エドマン分解によるアグリコ10Bのヨード安息香酸加水分解により、以下の配列を持つペプチド(”ヨードペプチド”)を得た。
M D
アミノ酸残基番号 1 2
G.アグリコ10B内には発色基(”クロモフォアー”)が存在しており、これにより濃縮液中(>100μg/ml)ではアグリコ10Bは若干黄色みをおび、図5に示すような吸光スペクトルを示した。クロモフォアーは高圧液体クロマトグラフィーを含む精製の全ての段階を通じ、アグリコ10Bに残存した。
ガラス間を空気中で開放すると、液はすぐに黄色に戻った。
この酸素化状態での黄色から無酸素状態での暗緑色への変化、ならびに酸素化状態での黄色への復帰は、酸素の有無にのみ関係する可逆的変化であることから、色変化はクロモフォアーの可逆的酸化;還元の特性であると結論した。
当業者公知の方法を用い、上記の”ヨードペプチド”又は上記”トリプシンペプチド”又は、その両方を用い正常及び形質転換した神経膠細胞ライブラリーのRNA及びcDNAプローブを構築し、アグリコ10Bの遺伝子及び、即ち10Bに関する完全長アミノ酸配列を得た。アグリコ10B及び糖蛋白質10Bの遺伝子は、その全体、又は構造体の断片をワクチンとして利用できる。
Claims (31)
- 単離された糖結合体ペプチド。
- 配列番号1のアミノ酸配列を有するペプチドに結合した炭水化物成分を少なくとも1つ含む分離された糖結合体。
- 配列番号2のアミノ酸配列を有するペプチドに結合した炭水化物成分を少なくとも1つ含む分離された糖結合体。
- 配列番号1のアミノ酸配列を有するペプチド。
- 配列番号2のアミノ酸配列を有するペプチド。
- 患者に対し、治療的有効量の糖結合体を投与し、それによってインフルエンザウイルス粒子に結合し、そしてそれにより該粒子の細胞への接着を阻害又は防止することを含む、ヒト患者の細胞に対するインフルエンザウイルス粒子の接着を阻害し、あるいは防止する方法。
- 結合役体がノイラミン酸(neuraminic acid)−ヘキソース結合を含む、請求項6の方法。
- 患者が妊娠の第1又は第2三半期にある、請求項6の方法。
- それを必要としている患者に、治療有効量のD-ガラクトサミン-HClを投与し、それによって該患者の脳糖結合体の濃度を上昇させることを含む分裂症を治療する方法。
- 該治療有効量が約50ないし約500mg/日の範囲にある、請求項9の方法。
- 該治療有効量が約200mg/日である、請求項9の方法。
- 配列番号1のアミノ酸配列を有するペプチドを特異的に認識する精製されたモノクローナル抗体。
- 配列番号2のアミノ酸配列を有するペプチドを特異的に認識する精製されたモノクローナル抗体。
- アグリコ(aglyco)蛋白質10Bを特異的に認識する精製されたモノクローナル抗体。
- 配列番号1のペプチド、配列番号2のペプチド、アグリコ蛋白質10B及びその組合せより成るグループから選択されたペプチドを含む、それを必要とする患者の抗マリグニン抗体濃度を上げるのに適した治療組成物。
- 配列番号1のペプチド、配列番号2のペプチド、アグリコ蛋白質10B及びその組合せより成るグループから選択されたペプチドの治療有効量をそれを必要とする患者に投与することを含む、慢性ウイルス感染症を治療する方法。
- 慢性ウイルス感染症がHIVである請求項16の方法。
- 形質転換が該患者の血液中のアグリコ蛋白質又は血液あるいは組織中のアグリコ蛋白質抗原性ペプチドのレベルの上昇を測定することで検出される、患者中の悪性細胞への形質転換を検出することを含む、患者内の慢性ウイルス性疾患に関連した癌を診断する方法。
- 慢性ウイルス性疾患に関連した癌が肝細胞癌である、請求項18の方法。
- 配列番号1のペプチド、配列番号2のペプチド、アグリコ蛋白質10Bより成るグループから選択されたペプチドを特異的に認識する精製された抗体を含む、治療組成物。
- それを必要とする患者に、治療有効量のジフェニルヒンダントインを投与し、それにより該患者の脳糖結合体のレベルを上げることを含む、脳腫瘍を治療する方法。
- 治療有効量が約0.5ないし約2mg/kg体重の範囲にある、請求項19の方法。
- 少なくとも1本の採取用チューブ又はピペット、及び抗マリグニン抗体を含む、患者血液中に存在するアグリコ蛋白質10B抗原性エピトープの濃度を決定するためのキット。
- 該抗体が試験管、又はピペットの内面にコーティングされている、請求項21に記載のキット。
- 少なくとも1本の採血管又はピペット、及び配列番号1又は配列番号2のアミノ酸配列を有するペプチドを含む、患者血液中に存在する抗マリグニン抗体の濃度を決定するためのキット。
- ペプチドが試験管、又はピペットの内面にコーティングされている、請求項23によるキット。
- 配列番号1又は配列番号2のアミノ酸配列を含むペプチドをコードする単離された核酸。
- 患者血液中のアグリコ蛋白質10B抗原性ペプチドの存在を決定することを含む、該患者中の癌を診断する方法。
- 患者血液又は組織中のアグリコ産物の存在を決定する方法において、
1)該患者の血液又は組織より分離された糖蛋白質の炭水化物成分量を決定し;そして
2)健康な対照個体の血液又は組織より分離された糖蛋白質に関連する炭水化物成分量と、該炭水化物成分量とを比較する;
ことを含む方法。 - 該患者の血液中のアグリコペプチドに対する抗体の存在と濃度を決定する工程を更に含む、請求項29の方法。
- 患者の分裂症を診断する方法において、
1)患者の脳脊髄液から分離された糖蛋白質中のノイラミン酸及びヘキソサミン量を測定し;
2)健康人の脳脊髄液より分離された糖蛋白質中のノイラミン酸及びヘキソサミンのレベルと前記の量とを比較し;そして
3)該患者の脳脊髄液より分離された糖蛋白質中のノイラミン酸及びヘキソサミンの量と分裂症の有無とを関連付ける;
ことを含んで成る方法。
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