JP2011087495A - 動物侵入防護柵及び動物侵入防護システム - Google Patents

動物侵入防護柵及び動物侵入防護システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、防護柵を乗り越えようとする動物の力を利用して農地への侵入を防止することができる機能を備えた動物進入防護柵及び地面からの侵入防止の機能を付加した動物進入防護システムを提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明は、柵本体4と、この柵本体4の上方に配置されると共に、その回転軸7が柵本体4と略平行であり、一方向のみに回転可能に構成された回転体5と、この回転体5に設けられた凸部8とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、動物侵入防護柵及び動物侵入防護システムに関する。詳しくは、例えば、イノシシ、鹿等による農作物の食害を防止するための動物侵入防護柵及びこの動物侵入防護柵を備えた動物侵入防護システムに係るものである。
従来、イノシシ、鹿等の農地への侵入による農作物被害を防止するための防護柵として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。具体的には、図5に示すように、所定間隔で立設された複数の支柱101と、各支柱間に張設された導電性のネットフェンス102と、各支柱間においてネットフェンス102の上縁から所定の高さ位置までを覆うようにネットフェンンス102の柵外側に張設された不透明のシート103と、柵外側においてシート103の面に対して垂直な方向に所定の距離だけ離隔して水平方向に架設された少なくとも1本の電線104と、少なくとも1本の電線とネットフェンス間に高電圧を印加する手段とを備えた構成の防護柵が特許文献1に記載されている。
特開2009−106215号公報
しかしながら、特許文献1に記載の防護柵では、その付属設備として高電圧に変換するための変圧器や電源を確保するための配線コード、あるいはバッテリーや発電機など、防護柵のランニングコスト負担が大きくなってしまう。
また、昼間は子供等が間違って高電圧に触れることによる事故を防ぐために、電源を切っておくことが多く、そのために昼間に防護柵の上端に前足を掛けて乗り越えて農地が荒らされるなどの被害が報告されている。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、ランニングコストを低減すると共に、動物の侵入を抑止することができる動物侵入防護柵及び動物侵入防護システムを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る動物侵入防護柵は、柵本体と、該柵本体の上方に配置されると共に、その回転軸が前記柵本体と略平行であり、一方向のみに回転可能に構成された回転体と、該回転体に設けられた凸部とを備える。
ここで、柵本体の上方に配置される回転体が一方向のみに回転可能に構成されているために、回転体の回転方向が動物の侵入方向と逆方向となる様に動物侵入防護柵を設置することで、動物の侵入を抑止することができる。
即ち、動物が柵本体の上方に配置された回転体に手や前足を掛けて乗り越えようとすると、動物の体重によって回転体に負荷が加わり、回転体が動物の侵入方向とは逆方向に回転することで動物の侵入を抑止することができるのである。
また、凸部が回転体の回転方向に一定間隔を隔てて複数個が設けられることによって、回転体がいかなる状態であったとしても同様に動物の侵入を抑止することができる。即ち、凸部が不均一に設けられている場合には、回転体の状態によって動物の侵入の抑止度合いが変化してしまうのに対し、凸部が回転方向に均一に設けられることによって、回転体の状態によらず動物の侵入の抑止度合いが均一化されるのである。
また、凸部が回転体の回転方向に120°を隔てて3個が設けられることによって、動物の侵入を抑止するのに適度な間隔を実現することが可能となる。
また、所定以下の荷重では回転体を回転不能に制御する制御部を備えることによって、動物の侵入とは無関係である風力等で回転体が回転することを抑止することができ、不要な回転を抑止することで周囲の安全を確保することが可能となる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る動物侵入防護システムは、柵本体と、該柵本体の上方に配置されると共に、その回転軸が前記柵本体と略平行であり、一方向のみに回転可能に構成された回転体と、該回転体に設けられた凸部を有する動物侵入防護柵と、該動物侵入防護柵よりも前記回転体の回転方向側に、前記動物侵入防護柵に沿って設けられた所定幅の凹溝部と、該凹溝部の少なくとも前記動物侵入防護柵側に配置された硬質部材とを備える。
ここで、凹溝部の所定幅を、侵入を抑止しようとする動物(例えば、イノシシ)の全長よりも短い幅とすることで、動物侵入防護柵を正面に見て凹溝部に侵入できなくし、また、凹溝部の動物侵入防護柵側に硬質部材(例えば、コンクリート壁)を配置することで、穴掘りによる動物侵入防護柵の地面下からの潜り抜けによる侵入を抑止することが可能となる。
本発明の動物侵入防護柵及び動物侵入防護システムでは、ランニングコストを低減することができ、更には、動物の侵入を充分に抑止することができる。
本発明を適用した動物侵入防護柵の一例を説明するための正面図及び側面図である。 本発明を適用した動物侵入防護柵の一例を説明するための要部拡大側面図である。 本発明を適用した動物侵入防護システムの一例を説明するための平面図である。 本発明を適用した動物侵入防護システムの一例を説明するための断面側面図である。 従来の動物侵入防護柵の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(動物侵入防護柵の一例)
2.第2の実施の形態(動物侵入防護システムの一例)
<1.第1の実施の形態>
図1は本発明を適用した動物侵入防護柵の一例を説明するための正面図及び側面図であり、図2は本発明を適用した動物侵入防護柵の一例を説明するための要部拡大側面図である。
ここで示す動物侵入防護柵1は、所定間隔で立設された支柱2と、この支柱2間に張設されたネットフェンス3とからなる柵本体4と、この柵本体4のネットフェンス3の上縁から所定の高さ位置に架設される回転体5を有する構成とされている。
柵本体4は、農作地等を囲むような状態で地面に立設されており、この柵本体4の支柱2の上端には、支柱2から更に鉛直方向に立設された回転体支持部6を有する。そして、回転体支持部6間に回転体5が架設されている。
回転体5は、板状に構成された柵本体4と略平行に配置された回転軸7と、この回転軸7の長手方向に沿って突設された凸部8によって構成されている。なお、凸部8は、回転軸7の回転方向に120度間隔で3個が設けられている。
更に、回転軸7は一方向のみにしか回転しない様に構成され、具体的には汎用のラチェット等を用いることで一方向のみにしか回転しない様に構成されている。なお、動物侵入防止柵1は、回転体5が動物の侵入方向とは逆方向にのみ回転する様に配置されることとなる。具体的には、図1及び図2では反時計方向(左回り)にのみ回転可能に構成されている。
また、柵本体4の上端面の一方側端部(動物の侵入側とは逆側の端部)には弾性材料から構成された抵抗体20が配置されており、所定以下の荷重(侵入しようとする動物の体重よりも小さな荷重)では抵抗体20によって回転体5の回転が遮られることとなる。こうすることによって、動物とは無関係の風力等で回転体5が回転しないような構成を実現することができる。
なお、所定荷重を越えた荷重(侵入しようとする動物の体重と同程度以上の荷重)が抵抗体20に加えられた場合には、抵抗体20が弾性変形をすることで回転体5が回転することとなる。
また、本実施の形態では、回転体を回転不能に制御する制御部の一例として弾性材料から構成された抵抗体20を例に挙げて説明を行っているが、制御部は必ずしも本実施の形態で例示した抵抗体に限定されるものではなく、回転体を回転不能に制御することができるのであれば、いかなる機構であっても構わない。
本発明を適用した動物侵入防護柵の一例では、イノシシや鹿等の動物の侵入を極めて効果的に抑止することができる。
即ち、イノシシや鹿等の動物が農地内に侵入しようとして柵本体4を乗り越えようとする場合には、先ず、柵本体4のネットフェンス3の上端に沿って架設された回転体5の凸部8に前足を掛け、その前足を侵入方向とは反対方向(動物の後方側)へ押し出す様にして乗り越えようとする。しかし、前足を侵入方向とは反対方向へ押し出そうとしても、イノシシや鹿等の動物の体重によって回転体5が侵入方向とは反対向き(左回り)に回転して、ずれ落ちてしまう。
更には、回転体5が回転し、前足を掛けた凸部8の先の凸部8がイノシシや鹿等の動物の頭を押さえ付けることにもなる。この様に、動物侵入防護柵を乗り越えようとした際に回転体5が回転することによって、上述の様に、イノシシや鹿等の動物の侵入を極めて効果的に抑止することができるのである。
図3は本発明を適用した動物侵入防護システムの一例を説明するための平面図であり、図4は本発明を適用した動物侵入防護システムの一例を説明するための断面側面図である。
ここで示す動物侵入防護システムAは、図3及び図4で示す様に、凹溝部15に沿って第1の実施の形態の動物侵入防護柵1が設けられている。
ここで、動物侵入防護柵1の回転体5は動物の侵入方向とは逆方向(左回り)にのみ回転する様な構成とされており、凹溝部15は動物侵入防護柵1よりも動物の侵入方向側に設けられている。
また、凹溝部15の幅は、侵入を抑止しようとする動物(例えばイノシシ)の全長よりも短い幅に構成されており、凹溝部15の壁面はコンクリート等の硬質部材14によって形成されている。
なお、本実施の形態では、凹溝部15の側壁及び底部がコンクリート等の硬質部材14で構成された場合を例に挙げて説明を行っているが、必ずしも凹溝部15の側壁及び底部がコンクリート等の硬質部材14で構成される必要は無く、少なくとも凹溝部15の動物侵入防護柵1側の側壁がコンクリート等の硬質部材14で形成されれば、後述する様に、動物の地中からの潜り抜けを抑止することができる。
以上の構成よりなる本発明の動物侵入防護システムでは、凹溝部15の側壁が硬質部材14で形成されているために、動物(例えばイノシシ)が凹溝部15の動物侵入防護柵1側の側壁を前足で掘ることが極めて困難となり、動物が動物侵入防護柵1を地中から掘り抜けようとする行為を抑止することができる。
更に、凹溝部15の幅が侵入を抑止しようとする動物(例えばイノシシ)の全長よりも短い幅とされているために、凹溝部15に入り込んだ動物B(例えば、イノシシ)は、動物侵入防護柵1側を正面視することができない。そのことによっても、動物侵入防護柵1側の側面を前足で掘ることが極めて困難となり、動物が動物侵入防護柵1を地中から掘り抜けようとする行為を抑止することができる。
また、上記した第1の実施の形態の動物侵入防護柵1を用いているために、動物侵入防護柵1の乗り越えについても充分効果的に抑止することができる。
この様に、本発明を適用した動物侵入防護システムでは、動物侵入防護柵の乗り越えのみならず地中からの掘り抜けをも抑止することができ、極めて効果的に動物の侵入を抑止することができる。
1 動物侵入防護柵
2 支柱
3 ネットフェンス
4 柵本体
5 回転体
6 回転体支持部
7 回転軸
8 凸部
14 硬質部材
15 凹溝部

Claims (5)

  1. 柵本体と、
    該柵本体の上方に配置されると共に、その回転軸が前記柵本体と略平行であり、一方向のみに回転可能に構成された回転体と、
    該回転体に設けられた凸部とを備える
    動物侵入防護柵。
  2. 前記凸部は、前記回転体の回転方向に一定間隔を隔てて複数個が設けられた
    請求項1に記載の動物侵入防護柵。
  3. 前記凸部は、前記回転体の回転方向に120°を隔てて3個が設けられた
    請求項1に記載の動物侵入防護柵。
  4. 所定以下の荷重では前記回転体を回転不能に制御する制御部を備える
    請求項1、請求項2または請求項3に記載の動物侵入防護柵。
  5. 柵本体と、該柵本体の上方に配置されると共に、その回転軸が前記柵本体と略平行であり、一方向のみに回転可能に構成された回転体と、該回転体に設けられた凸部を有する動物侵入防護柵と、
    該動物侵入防護柵よりも前記回転体の回転方向側に、前記動物侵入防護柵に沿って設けられた所定幅の凹溝部と、
    該凹溝部の少なくとも前記動物侵入防護柵側に配置された硬質部材とを備える
    動物侵入防護システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200473818Y1 (ko) * 2013-04-26 2014-11-04 도아기업주식회사 탄성력이 있는 상부 차단수단이 구비된 도로용 가드레일
JP2016187315A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 日鐵住金建材株式会社 動物侵入抑止柵の設置方法

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