JP2011087453A - アクチュエータのためのコーティングおよびコーティングを適用する方法 - Google Patents

アクチュエータのためのコーティングおよびコーティングを適用する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ポータブル電子デバイスなどの電子デバイス内のアクチュエータのコーティングを提供すること。
【解決手段】電子デバイスのアクチュエータの外縁の少なくとも一部分に沿って配置された、第1の材料から構成されるリップを適用することと、アクチュエータの一部を被覆するために、弾性材料で構成されたコーティングを適用することであって、該コーティングは、該アクチュエータの作動を容易にする、こととを包含する、方法。
【選択図】図5

Description

(関連出願への相互参照)
本願は、2008年12月23日に出願された米国特許出願第12/342,502号の一部継続出願であり、この米国特許出願の全内容は本明細書において参照により援用される。
(発明の分野)
本開示は、タッチセンシティブディスプレイを有するポータブル電子デバイスを含むがこれらに限定されない電子デバイスと、電子デバイス内のアクチュエータのコーティングに関する。
(背景)
ポータブル電子デバイスを含む電子デバイスは、広範囲で使用され、(例えば、電話、電子メッセージ送信および他の個人情報マネージャ(PIM)アプリケーション機能を含む)種々の機能を提供し得る。ポータブル電子デバイスは、移動局(例えば、単純なセルラ電話、スマート電話、ワイヤレスPDAおよびワイヤレス802.11またはBluetooth能力を有するラップトップコンピュータ)を含む数種類のデバイスを含む。
ポータブル電子デバイス(例えば、PDAまたはスマート電話)は、概して、ハンドヘルドの使用および可搬性の容易さを意図される。より小型のデバイスは、概して、可搬性のために望ましい。タッチセンシティブディスプレイ(タッチスクリーンディスプレイとしても公知)は、小型でユーザの入出力のために限られた空間を有するハンドヘルドデバイス上で特に有用である。タッチセンシティブディスプレイ上に表示される情報は、実行される機能および動作に依存して修正され得る。
タッチセンシティブディスプレイを有するデバイスにおける改善が望まれる。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
電子デバイスのアクチュエータの外縁の少なくとも一部分に沿って配置された、第1の材料から構成されるリップを適用することと、
アクチュエータの一部を被覆するために、弾性材料で構成されたコーティングを適用することであって、該コーティングは、該アクチュエータの作動を容易にする、ことと
を包含する、方法。
(項目2)
上記リップは、上記アクチュエータの外縁に沿って配置される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目3)
上記第2の材料は、上記アクチュエータ上の銀電極を被覆する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目4)
上記アクチュエータは、圧電性アクチュエータを備え、該アクチュエータの上記一部はセラミック圧電性デバイスを備えている、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目5)
上記第2の材料は、ポリマー材料を含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目6)
上記第1の材料は、ポリマー材料を含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目7)
上記第2の材料は、上記第1の材料より大きい粘性を有する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目8)
上記第2の材料は、シリコーンベースの材料、アクリル、ウレタン、フッ素ベースの材料またはこれらの組み合わせのうちの任意の1つを含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目9)
上記リップは、シリコーンベースの材料、アクリル、ウレタン、フッ素ベースの材料またはこれらの組み合わせのうちの任意の1つを含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目10)
上記リップを適用することは、上記アクチュエータの周辺部に上記第1の材料をニードルディスペンスすることによって、該リップを適用することを包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目11)
上記コーティングを適用することは、該コーティングを上記アクチュエータ上に噴霧することを包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目12)
上記コーティングは、上記リップに比べて薄い、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目13)
アクチュエータと、
該アクチュエータの外縁の少なくとも一部に沿って配置された、第1の材料から構成されるリップと、
該アクチュエータの作動を容易にするように配列された、該アクチュエータの該一部上に配置された弾性材料を含むコーティングと
を備えている、電子デバイス。
(項目14)
上記リップは上記アクチュエータの外縁に沿って配置される、上記項目のいずれかに記載の電子デバイス。
(項目15)
上記アクチュエータは圧電性アクチュエータを含み、該アクチュエータの上記一部はセラミック圧電性デバイスを含む、上記項目のいずれかに記載の電子デバイス。
(項目16)
上記第2の材料は、上記アクチュエータ上の銀電極を被覆する、上記項目のいずれかに記載の電子デバイス。
(項目17)
上記第2の材料は、ポリマー材料を含む、上記項目のいずれかに記載の電子デバイス。
(項目18)
上記第1の材料は、ポリマー材料を含む、上記項目のいずれかに記載の電子デバイス。
(項目19)
上記第2の材料は、上記第1の材料より大きい粘性を有する、上記項目のいずれかに記載の電子デバイス。
(項目20)
上記第2の材料は、シリコーンベースの材料、アクリル、ウレタン、フッ素ベースの材料またはこれらの組み合わせのうちの任意の1つを含む、上記項目のいずれかに記載の電子デバイス。
(項目21)
上記リップは、シリコーンベースの材料、アクリル、ウレタン、フッ素ベースの材料またはこれらの組み合わせのうちの任意の1つを含む、上記項目のいずれかに記載の電子デバイス。
(項目22)
上記コーティングは、上記リップに比べて薄い、上記項目のいずれかに記載の電子デバイス。
(項目23)
上記リップは、外部から加えられた力を受けたとき、上記アクチュエータの屈曲を制限するように配列される、上記項目のいずれかに記載の電子デバイス。
(摘要)
方法は、電子デバイスのアクチュエータの少なくとも一部分に沿って、第1の材料から構成されるリップを適用することと、アクチュエータの一部を被覆するために、弾性材料から構成されるコーティングを適用することとを含み、このコーティングは、アクチュエータの作動を容易にするために配置される。
図1は、本開示に従うポータブル電子デバイスのブロック図である。 図2Aは、本開示に従うポータブル電子デバイスの例の前面図である。 図2Bは、図2Aの直線202を通る、本開示に従うポータブル電子デバイスの側面断面図である。 図3は、本開示に従うポータブル電子デバイスの構成要素を示して入る機能ブロック図である。 図4は、本開示に従うアクチュエータの斜視図である。 図5は、本開示に従うアクチュエータの分解図である。 図6は、本開示に従うアクチュエータを保護する方法を示すフローチャートである。
(詳細な説明)
電子デバイスと方法が以下に記載され、この方法は、電子デバイスのアクチュエータの少なくとも一部分に沿って、第1の材料から構成されたリップを適用することと、アクチュエータの一部を被覆するために、弾性材料で構成されたコーティングを適用することであって、該コーティングは、該アクチュエータの作動を容易にする。
例示の簡略化および明確化のために、対応する要素または類似の要素を示すために、複数の図面の間で、参照番号は繰り返し用いられ得る。番号に特有の詳細は、本明細書に記載される実施形態の完全な理解を提供するために記載される。実施形態は、これらの特有の詳細なしに実践され得る。他の例において、周知の方法、手順および構成要素は、本明細書に記載される実施形態を不明瞭にしないように詳細には記載されない。記載は、本明細書に記載される実施形態の範囲を限定するものとして考慮されるべきではない。
本開示は、概して、電子デバイスに関し、本明細書に記載される実施形態において、この電子デバイスはポータブル電子デバイスである。ポータブル電子デバイスの例は、モバイルまたはハンドヘルドのワイヤレス通信デバイス(例えば、ページャ、セルラ電話、セルラスマートフォン、ワイヤレスオーガナイザ、パーソナルデジタルアシスタンツ、無線利用可能なノートブックコンピュータなど)を含む。ポータブル電子デバイスは、また、ワイヤレス通信能力を有しないポータブル電子デバイス(例えば、ハンドヘルド電子ゲームデバイス、デジタルフォトグラフアルバム、デジタルカメラまたは他のデバイス)であり得る。
ポータブル電子デバイス100の例のブロック図が図1に示される。ポータブル電子デバイス100は、複数の構成要素(例えば、ポータブル電子デバイス100の動作全体を制御するプロセッサ102)を含む。データおよび音声通信を含む通信機能は、通信サブシステム104を介して実行される。ポータブル電子デバイス100によって受信されたデータは、デコーダ106によって、圧縮解除および暗号解読される。通信サブシステム104は、ワイヤレスネットワーク150からメッセージを受信し、ワイヤレスネットワーク150にメッセージを送信する。ワイヤレスネットワーク150は、データワイヤレスネットワーク、音声ワイヤレスネットワーク、ならびに音声およびデータ通信の両方をサポートするデュアルモードネットワークを含むが、これらに限定されないワイヤレスネットワークのうちの任意のネットワークであり得る。電力供給源142(例えば、1つ以上の再充電可能バッテリまたは別の電源へのポート)が、ポータブル電子デバイス100に電力供給する。
プロセッサ102は、他のデバイス(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)108、メモリ110、電子コントローラ116に動作可能に接続されたタッチセンシティブオーバーレイ114を有するディスプレイ112(これらは一緒になってタッチセンシティブディスプレイ118を含む)、1つ以上のアクチュエータ120、1つ以上の力覚センサ122、補助入出力(I/O)サブシステム124、データポート126、スピーカ128、マイクロフォン130、短距離通信132および他のデバイスサブシステム134)と相互作用する。グラフィカルユーザインターフェースとのユーザ相互作用は、タッチセンシティブオーバーレイ114を介して実行される。プロセッサ102は、電子コントローラ116を介してタッチセンシティブオーバーレイ114を相互作用する。情報(例えば、ポータブル電子デバイス上に表示または描画されるテキスト、文字、記号、画像、アイコンおよび他のアイテム)は、プロセッサ102を介してタッチセンシティブディスプレイ118上に表示される。プロセッサ102は、また、重力または重力に誘起された反力の方向を検出するために利用され得る加速度計136と相互作用し得る。
ネットワークアクセスに対する加入者を識別するために、ポータブル電子デバイス100は、ネットワーク(例えば、ワイヤレスネットワーク150)との通信用の加入者識別モジュールまたは取り外し可能ユーザ識別モジュール(SIM/RUIM)カード138を使用する。あるいは、ユーザ識別情報がメモリ110にプログラムされ得る。
ポータブル電子デバイス100は、また、オペレーティングシステム146と、ソフトウェアプログラムまたはコンポーネント148とを含み、このソフトウェアプログラムまたはコンポーネント148は、プロセッサ102によって実行され、典型的には、メモリ110のような永続性更新可能記憶装置に格納される。追加のアプリケーションまたはプログラムは、ワイヤレスネットワーク150、補助I/Oサブシステム124、データポート126、短距離通信サブシステム132または任意の他の適切なサブシステム134を介してポータブル電子デバイス100上にロードされ得る。
受信された信号(例えば、テキストメッセージ、Eメールメッセージ、またはウェブページダウンロード)が通信サブシステム104によって処理され、プロセッサ102に入力される。プロセッサ102は、ディスプレイ112および/または補助I/Oサブシステム124への出力のために受信された信号を処理する。加入者は、データアイテム(例えば、Eメールメッセージ)を生成し得、このデータアイテムは、通信サブシステム104を通り、ワイヤレスネットワーク150を介して伝送され得る。音声通信に対して、ポータブル電子デバイス100の動作全体は類似している。スピーカ128は、電気信号から変換された可聴情報を出力し、マイクロフォン130は、可聴情報を処理のために電気信号に変換する。
タッチセンシティブディスプレイ118は、当該分野で公知の容量性、抵抗性、赤外線または表面音響波(SAW)タッチセンシティブディスプレイなどの任意の適切なタッチセンシティブディスプレイであり得る。容量性タッチセンシティブディスプレイは、ディスプレイ112と、容量性タッチセンシティブオーバーレイ114とを含む。オーバーレイ114は、例えば、基板、LCDディスプレイ112、接地シールドレイヤ、バリアレイヤ、基板または他のバリアによって分割された1つ以上の容量性タッチセンサ、およびカバーを含むスタックにおける複数のレイヤのアセンブリであり得る。容量性タッチセンサは、パターン化されたインジウムスズ酸化物(ITO)などの任意の適切な材料であり得る。
タッチコンタクトまたはタッチイベントとしても公知の1つ以上のタッチが、タッチセンシティブディスプレイ118によって検出され得、コントローラ116によって処理され得、タッチの位置を決定する。タッチ位置データは、単一の接触点(例えば、接触の領域の中心または中心近く)、またはさらなる処理のための接触の全領域を含み得る。タッチセンシティブディスプレイ118上で検出されるタッチの位置は、例えば、タッチセンシティブディスプレイ118の視覚に対してそれぞれ水平および垂直である、x成分およびy成分を含み得る。例えば、x成分は、1つのタッチセンサレイヤから生成された信号によって決定され得、y成分は、別のタッチセンサレイヤから生成された信号によって決定され得る。信号は、適切なオブジェクト(例えば、タッチセンシティブディスプレイ118の性質に依存する、指、親指、または、スタイラス、ペン、もしくは他のポインタなどの他のアイテム)の検出に応答して、コントローラ116に提供される。2つ以上の接触の同時発生位置が発生し得、検出され得る。
アクチュエータ120は、触覚性フィードバックを提供する1つ以上の圧電性(ピエゾ)アクチュエータを含み得る。図2Aは、ポータブル電子デバイス100の例の前面図である。図2Aに示される例において、アクチュエータ120は、4つのピエゾアクチュエータ120を含み、それぞれがタッチセンシティブディスプレイ118の角付近に位置する。図2Bは、図2Aのライン202を通るポータブル電子デバイス100の側面断面図である。各ピエゾアクチュエータ120は、ポータブル電子デバイス100内に支持され、その結果、ピエゾアクチュエータ120の収縮は、ディスプレイ118に外部から加えられた力に対向する力をタッチセンシティブディスプレイ118に対して加える。各ピエゾアクチュエータ120は、圧電性デバイス(例えば、金属基板などの基板208に接着された圧電性セラミックディスク206)を含む。少なくとも部分的に可撓性であり、例えば、硬質ゴムを含む、要素210は、圧電性ディスク206とタッチセンシティブディスプレイ118との間に位置し得る。図2Aに示される例において、4つの光学力覚センサ122が利用され、各力覚センサ122は、要素210と基板208との間に位置する。圧電性ディスク206における電荷の蓄積に起因して、またはタッチセンシティブディスプレイ118に加えられた外力に応答して、圧電性ディスク206が直径方向に収縮するときに、基板208は屈曲する。電荷は、印加された電圧または電流を変更して、結果として、タッチセンシティブディスプレイ118上のアクチュエータ120によって加えられた力を制御することにより、調整され得る。ピエゾアクチュエータ120上の電荷は、制御された放電電流によって除去され得、この放電電流は、圧電性ディスク206を直径方向に拡張させ、タッチセンシティブディスプレイ118上のピエゾアクチュエータ120によって加えられた力を減少させる。オーバーレイ114に加えられた力がなく、圧電性ディスク206上に電荷がないと、ピエゾアクチュエータ120は、機械的な事前負荷に起因してわずかに屈曲させられ得る。
図3は、ポータブル電子デバイス100の構成要素の機能ブロック図を示す。この例において、各力覚センサ122はコントローラ302に接続され、コントローラ302は、増幅器とアナログデジタル変換器(ADC)とを含む。力覚センサ122は、電気回路内の力感知抵抗器であり得、ここで抵抗は加えられる力に応答して変化する。タッチセンシティブディスプレイ118上に加えられた力が増加すると、抵抗が減少する。この変化は、力覚センサ122の各々に対するコントローラ116を介して決定される。タッチにより加えられる力は、力覚センサ122の各々における力の値に基づいて決定される。
ピエゾアクチュエータ120は、コントローラ302と通信するピエゾドライバ304に接続される。コントローラ302は、また、ポータブル電子デバイス100のメインプロセッサ102と通信し、信号を受信し得、その信号をメインプロセッサ102に提供し得る。コントローラ302は、ピエゾドライバ304を制御し、このピエゾドライバ304が圧電性ディスク206への電圧を制御し、結果として、タッチセンシティブディスプレイ118上のピエゾアクチュエータによって加えられる電荷および力を制御する。圧電性ディスク206の各々は、実質的に等しく、かつ同時に制御され得る。オプションとして、圧電性ディスク206は、別個に制御され得る。タッチセンシティブディスプレイ118上に加えられる力が、第1の閾値を超えると、ピエゾアクチュエータ120における電荷は変調され、ドームスイッチの凹みをシミュレートするように、タッチセンシティブディスプレイ上に力を付与し得る。ピエゾアクチュエータ120の作動後に、タッチセンシティブディスプレイ118上に加えられた力が、第2の閾値未満に落ちると、ピエゾアクチュエータ120における電荷が変調されて、ドームスイッチの解放をシミュレートするようにタッチセンシティブディスプレイ118上のピエゾアクチュエータ120によって力を付与し得る。第2の閾値は第1の閾値よりも低い。
ピエゾアクチュエータ120の斜視図は図4に示され、ピエゾアクチュエータ120の分解図が図5に示されている。各ピエゾアクチュエータ120は、導体402を介してピエゾドライバ304に接続され、この導体402は、典型的には、圧電性ディスク206の各側面に堆積された銀の導体などの金属で構成される。ピエゾドライバ304は、圧電性ディスク206にわたり電圧を印加して、アクチュエータ120を作動させ、タッチセンシティブディスプレイ118上の力を変調する。例えば、150Vの電圧が、各圧電性ディスク206にわたり印加され得る。電界の存在下で、メタルマイグレーション(例えば、銀の導体が利用される場合には銀のマイグレーション)が、金属イオンを圧電性ディスク206の片側の導体402から、電位が増加する方向に移動させる。圧電性ディスク206の作動の間に形成する微小クラックは、より大きなクラックを生成するように一緒になり得る。クラックが大きくなりすぎると、クラックは、圧電性ディスク206と基板208との間の圧電性ディスク206の反対側の別の導体(図示せず)への銀のマイグレーションを容易にし、このことが圧電性ディスク206の短絡回路をもたらす。金属イオンの移動は、水分(例えば、空気中の湿気)の影響によって影響され、水分のない場合および水分の移動のない場合には抑制される。
導体からの銀などの金属のマイグレーションを抑制するために、調達されたポリマー材料のリップ404が、圧電性ディスク206の周りの各ピエゾアクチュエータ120に適用される。ポリマー材料は、例えば、シリコーンベースの材料(例えば、P/N 9186L)であり得る。図4および図5に示される例において、リップ404は、圧電性ディスク206の周辺部の周りのリングの形状である。リップ404は、例えば、約200μm〜約400μmの範囲の厚さであり得る。例えば、シリコーンベースの材料(例えば、3−1953)の第2のポリマー材料の薄いコーティング406は、圧電性ディスク206と、リップ404によって形成されたリング内の金属導体402とを被覆する。薄い導体は、例えば、約100μm〜約200μmの範囲であり得る。コーティング406は、リップ404に比べて薄く、コーティング406の弾力性は、ピエゾアクチュエータ120の作動を容易にする。コーティング406は、ピエゾアクチュエータ120に適用されるとき、リップ404よりも粘性が低く、結果として、適用の際に流れを提供し得、この流れは、リップ404が使用されない場合、ピエゾアクチュエータ120を被覆されないままにし得る。リップ404は、ダムとして作用し、ここで薄いコーティング406は適用され、リップ404内のピエゾアクチュエータ120の被覆を容易にする。上記されたように、ピエゾアクチュエータ120は、外力がタッチセンシティブディスプレイ118に加えられた場合に屈曲する。リップ404は、ピエゾアクチュエータ120のさらなる屈曲を抑制する停止部として利用され得る。
オプションで、他の材料がリップ404に対して利用され得る。例えば、水をはじくかまたは水を封止する材料(例えば、アクリル材料、ウレタン材料、またはフッ素ベースの材料)がリップ404に対して利用され得る。同様に、他の材料がコーティング406に対して利用され得る。例えば、水をはじくかまたは水を封止する材料は、コーティング406に対して利用され得る。
ピエゾアクチュエータ120を保護する方法の一例を示すフローチャートが図6に示される。リップ404が、圧電性ディスク206の周辺部の周りにポリマー材料をニードルディスペンスすることによって、各ピエゾアクチュエータ120に適用される(602)。リップ404のポリマー材料は、ピエゾアクチュエータ120に適用される場合に、リップ404を形成するために適切な粘性である。リップ404は、コーティングが適用されるダムとして作用するように適切な期間の間空気硬化される(606)。コーティング406は、ピエゾアクチュエータ120上、リップ404内のピエゾアクチュエータ120の領域上のそれぞれに噴霧される(406)。コーティングは、任意の適切な手動または自動の計量分配または噴霧コーティングマシンを利用して噴霧され得る。コーティングは空気硬化される(608)。
コーティング406の適用前のリップ404の適用は、リップ404内の圧電性ディスク206の表面領域を被覆するコーティングの形成を容易にする。コーティング406は、圧電性ディスク206および導体402の側面をシールし、導体402からの金属(例えば、銀)の移動を抑制して、各ピエゾアクチュエータ120の使用可能な寿命を増加させる。
方法は、電子デバイスのアクチュエータの少なくとも一部分に沿う、第1の材料から構成されるリップを適用することと、アクチュエータの一部を被覆するために、弾性材料で構成されたコーティングを適用することであって、該コーティングは、該アクチュエータの作動を容易にする、こととを含む。
電子デバイスは、アクチュエータと、アクチュエータの少なくとも一部分に沿ったリップであって、第1の材料から構成される、リップと、アクチュエータの一部の上のコーティングであって、弾性材料から構成される、コーティングとを含み、このコーティングはアクチュエータの作動を容易にするように配置される。
本開示は、本開示の精神または本質的な特徴から逸脱せずに、他の特定の形態で具現化され得る。記載された実施形態は、全ての局面において、例示のみとして考えられるべきであり、限定として考えられるべきではない。従って、本開示の範囲は、前述の記載によってではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の均等物の意味および範囲内に含まれる変化は、これらの範囲内に包含されるべきである。
100 ポータブル電子デバイス
102 プロセッサ
104 通信サブシステム
106 デコーダ
108 ランダムアクセスメモリ(RAM)
110 メモリ
112 ディスプレイ
114 タッチセンシティブオーバーレイ
116 電子コントローラ
118 タッチセンシティブディスプレイ
120 アクチュエータ
122 力覚センサ
124 補助入出力(I/O)サブシステム
126 データポート
128 スピーカ
130 マイクロフォン
132 短距離通信
134 他のデバイスサブシステム
142 電力供給源
150 ワイヤレスネットワーク

Claims (23)

  1. 電子デバイスのアクチュエータの外縁の少なくとも一部分に沿って配置された、第1の材料から構成されるリップを適用することと、
    アクチュエータの一部を被覆するために、弾性材料で構成されたコーティングを適用することであって、該コーティングは、該アクチュエータの作動を容易にする、ことと
    を包含する、方法。
  2. 前記リップは、前記アクチュエータの外縁に沿って配置される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の材料は、前記アクチュエータ上の銀電極を被覆する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記アクチュエータは、圧電性アクチュエータを備え、該アクチュエータの前記一部はセラミック圧電性デバイスを備えている、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第2の材料は、ポリマー材料を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1の材料は、ポリマー材料を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第2の材料は、前記第1の材料より大きい粘性を有する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第2の材料は、シリコーンベースの材料、アクリル、ウレタン、フッ素ベースの材料またはこれらの組み合わせのうちの任意の1つを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記リップは、シリコーンベースの材料、アクリル、ウレタン、フッ素ベースの材料またはこれらの組み合わせのうちの任意の1つを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記リップを適用することは、前記アクチュエータの周辺部に前記第1の材料をニードルディスペンスすることによって、該リップを適用することを包含する、請求項1に記載の方法。
  11. 前記コーティングを適用することは、該コーティングを前記アクチュエータ上に噴霧することを包含する、請求項1に記載の方法。
  12. 前記コーティングは、前記リップに比べて薄い、請求項1に記載の方法。
  13. アクチュエータと、
    該アクチュエータの外縁の少なくとも一部に沿って配置された、第1の材料から構成されるリップと、
    該アクチュエータの作動を容易にするように配列された、該アクチュエータの該一部上に配置された弾性材料を含むコーティングと
    を備えている、電子デバイス。
  14. 前記リップは前記アクチュエータの外縁に沿って配置される、請求項13に記載の電子デバイス。
  15. 前記アクチュエータは圧電性アクチュエータを含み、該アクチュエータの前記一部はセラミック圧電性デバイスを含む、請求項13に記載の電子デバイス。
  16. 前記第2の材料は、前記アクチュエータ上の銀電極を被覆する、請求項13に記載の電子デバイス。
  17. 前記第2の材料は、ポリマー材料を含む、請求項13に記載の電子デバイス。
  18. 前記第1の材料は、ポリマー材料を含む、請求項13に記載の電子デバイス。
  19. 前記第2の材料は、前記第1の材料より大きい粘性を有する、請求項13に記載の電子デバイス。
  20. 前記第2の材料は、シリコーンベースの材料、アクリル、ウレタン、フッ素ベースの材料またはこれらの組み合わせのうちの任意の1つを含む、請求項13に記載の電子デバイス。
  21. 前記リップは、シリコーンベースの材料、アクリル、ウレタン、フッ素ベースの材料またはこれらの組み合わせのうちの任意の1つを含む、請求項13に記載の電子デバイス。
  22. 前記コーティングは、前記リップに比べて薄い、請求項13に記載の電子デバイス。
  23. 前記リップは、外部から加えられた力を受けたとき、前記アクチュエータの屈曲を制限するように配列される、請求項13に記載の電子デバイス。
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