JP2011083337A - テーブル脚延長用器具 - Google Patents

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恵亮 佐野
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Abstract

【課題】既存の会議テーブルを無駄にすることなく低費用で立ち会議用テーブルを実現する手段を提供する。
【解決手段】テーブル脚延長用器具1は下部構成部12と、下部構成部12の上方から差し込まれる上部構成部11と、上部構成部11と下部構成部12とを連結する螺子アセンブリ13とを備えている。上部構成部11の上部は中空の正方形柱であり、着座用の折りたたみ式の会議用テーブルの脚が上方から挿入される。そのようにしてテーブル脚延長用器具1が各々の脚に取り付けられた会議用テーブルは、床面上に配置された場合、天板の高さが立ち会議用に適した高さとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、立ち会議用のテーブルに関する。
近年、企業等における会議の効率を高めるために、立ち会議という形式の会議が注目されている。
立ち会議は、文字通り参加者が立った状態で行う会議である。立ち会議が普及するに伴い、立ち会議用のテーブルも世の中で広く使用されるようになってきた。非特許文献1は、天板下のレバーの操作により、天板が無段階で床面から700ミリメートル以上かつ1050ミリメートル以下の高さの範囲内で昇降可能なテーブルを開示している。天板の床面からの高さが概ね900ミリメートル以上であれば、立ち会議を行うテーブルとして適している。
また、非特許文献2は、通常の折りたたみ式のテーブルの脚に取り付けて当該脚の長さを嵩上げし、立ち会議用のテーブルを構成するための支柱を開示している。
[online]、コクヨファーニチャー株式会社、[平成21年10月9日検索]、インターネット〈URL:http://www.kokuyo-furniture.co.jp/viewrise/concept.html〉 [online]、株式会社アンゼン、[平成21年10月9日検索]、インターネット〈URL:http://www31.ocn.ne.jp/~anzen/tachikaigi.htm〉
上述の非特許文献1のテーブルは、一般的に考えて高価であることから、従来のテーブルの代わりに購入することは、当該購入を行う企業等の負担となる。また、当該テーブルを購入すれば、従来のテーブルが無駄になってしまうという問題もある。
上述の非特許文献2の支柱は、複数の脚に取り付ける支柱が一体に成形されており、その結果として当該取り付け作業が容易ではないという問題がある。また、上述の非特許文献2の支柱は、取り付けられる複数の脚の間の距離、すなわちテーブルの奥行きが異なれば、それらのテーブルの各々に応じたサイズのものを準備する必要がある。
そこで、本発明は、既存の会議テーブルを無駄にすることなく低費用で立ち会議用テーブルを実現する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的に鑑みて想到されたものであり、
テーブルが有する複数の脚のうちの任意の1の脚が挿入される筒状の脚受け部と、
前記脚受け部の前記1の脚が挿入される側と反対側の端部から前記1の脚の挿入の方向と同じ方向に延伸する延長脚部と
を備え、
前記延長脚部の前記延伸の方向の長さが250ミリメートル以上かつ400ミリメートル以下であり、
前記複数の脚の各々に関し当該脚が前記脚受け部に挿入されることにより当該脚に装着され、当該装着を行わない場合と比較し、前記テーブルを床面上に配置した状態の前記テーブルの天板の高さを前記延長脚部の前記延伸の方向の長さだけ高くする
テーブル脚延長用器具
を提供する(第1の実施態様)。
また、上記の第1の実施態様において、
前記脚受け部の長手方向に垂直な断面は正方形状の枠であり、当該正方形状の枠の内側を構成する正方形の一辺の長さは25ミリメートル以上かつ35ミリメートル以下である
構成を採用してもよい(第2の実施態様)。
また、上記の第1または2の実施態様において、
前記脚受け部の長手方向の長さは100ミリメートル以上である
構成を採用してもよい(第3の実施態様)。
また、上記の第1乃至3のいずれかの実施態様において、
前記延長脚部の長手方向の長さを調整する機構を備える
構成を採用してもよい(第4の実施態様)。
また、上記の第1乃至4のいずれかの実施態様において、
前記脚受け部に挿入された前記テーブルの脚を、前記脚受け部に固定させる機構を備える
構成を採用してもよい(第5の実施態様)。
また、上記の第1乃至5のいずれかの実施態様において、
前記延長脚部は、長手方向の前記脚受け部と連結する側と反対側の端部に長手方向の軸まわりに旋回可能なキャスター部を有し、
前記キャスター部は、前記キャスター部が有する車輪の回転および前記軸まわりの前記キャスター部の旋回を抑止する機構を有する
構成を採用してもよい(第6の実施態様)。
本発明の第1の実施態様にかかるテーブル脚延長用器具によれば、通常のテーブルの脚の各々を本発明にかかるテーブル脚延長用器具に挿入することにより、当該脚の長さを延長できるため、既存のテーブルを容易に立ち会議用のテーブルに変えることができる。
また、本発明の第2の実施態様にかかるテーブル脚延長用器具によれば、広く普及している折りたたみ式の会議用テーブルの脚(約26ミリメートル四方の正方形)に取り付け可能である。
また、本発明の第3の実施態様にかかるテーブル脚延長用器具によれば、上述の脚受け部の長手方向の長さが100ミリメートル以上と十分な長さを有するので、当該脚受け部に挿入されたテーブルの脚が容易に当該脚受け部から外れたり、テーブルの脚とテーブル脚延長用器具との接続部分において大きく屈曲したりする、という不都合が生じない。
また、本発明の第4の実施態様にかかるテーブル脚延長用器具によれば、テーブル脚延長用器具の取り付けられたテーブルの高さを調整可能である。
また、本発明の第5の実施態様にかかるテーブル脚延長用器具によれば、脚受け部の内側のサイズに比較して細いサイズの脚に用いた場合であっても、当該脚を当該脚受け部にしっかりと固定させることができる。
また、本発明の第6の実施態様にかかるテーブル脚延長用器具によれば、キャスター部を有さない既存のテーブルを、ブレーキ機能付きのキャスター部を有する立ち会議用のテーブルに変えることができる。
図1は、本発明の実施形態にかかるテーブル脚延長用器具を示した図である。 図2は、本発明の実施形態にかかるテーブル脚延長用器具の上部構造を示した図である。 図3は、本発明の実施形態にかかるテーブル脚延長用器具の下部構造を示した図である。 図4は、本発明の実施形態にかかるテーブル脚延長用器具の螺子アセンブリを示した図である。 図5は、本発明の実施形態の一変形例にかかるテーブル脚延長用器具の脚の固定機構を示した図である。 図6は、本発明の実施形態の一変形例にかかるテーブル脚延長用器具の延長脚部の長さ調整機構を示した図である。
(実施形態)
以下、本発明の一具体例である実施形態を、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態にかかるテーブル脚延長用器具1を示した図(正面図)である。テーブル脚延長用器具1はテーブルが有する複数の脚の各々に取り付けられ、テーブルの脚を延長するための器具である。以下に述べるテーブル脚延長用器具1およびその構成部の説明において「上」もしくは「下」という場合、テーブルに取り付けられた状態におけるそれらの上もしくは下を意味する。
テーブル脚延長用器具1は、上部構成部11と、上部構成部11に固着される下部構成部12と、上部構成部11と下部構成部12とを螺子止めする螺子アセンブリ13とを備えている。
図2は上部構成部11を示した図である。なお、図2(a)は正面図、図(b)は上面図である。上部構成部11は、例えばステンレス製であり、第1の部材111と、第2の部材112とを有する。
第1の部材111は、四角柱形状の筒である。第1の部材111の長手方向の長さは179ミリメートルであり、当該長手方向と垂直な断面は一辺が31ミリメートルで厚さが1.5ミリメートルの正方形状の枠である。なお、当該正方形状の枠の内側を構成する正方形の一辺の長さは、28ミリメートルとなる。
第2の部材112は、四角柱形状の筒である。第2の部材112の長手方向の長さは178ミリメートルであり、当該長手方向と垂直な断面は一辺が26ミリメートルで厚さが2ミリメートルの正方形状の枠である。なお、当該正方形状の枠の内側を構成する正方形の一辺の長さは、21ミリメートルとなる。
第1の部材111と第2の部材112は、第1の部材111の下方から第2の部材112が49ミリメートル挿入された位置で互いに溶接により固着されている。
第2の部材112の4つの側面のうち互いに対向する1組の2面には、幅方向(水平方向)中央で、下端から各々80ミリメートルおよび30.5ミリメートル上方の位置に、直径8.5ミリメートルの孔H1および孔H2が設けられている。これらの孔は、後述するように、上部構成部11と下部構成部12とを螺子アセンブリ13により連結するために設けられている。
図3は下部構成部12を示した図である。図3(a)は正面図であり、図3(b)は上面図である。下部構成部12は、第3の部材121と、キャスターアセンブリ122とを有している。キャスターアセンブリ122は、第3の部材121に螺子止めされて固着されている。
キャスターアセンブリ122は、第3の部材121に固着されて第3の部材121から相対的に動くことができない固着部と、キャスター部と、固着部とキャスター部との間に配置されキャスター部を固着部に対して旋回可能に連結するボールベアリングとを有している。ボールベアリングを介した旋回により、キャスター部は第3の部材121に対しその長手方向の軸周りに旋回可能である。なお、キャスターアセンブリ122のうち、キャスター部を除いた部分は例えばステンレス製である。
キャスター部は、車輪と、上述したボールベアリングに取り付けられ当該車輪の回転を許容しつつ上方からかかる負荷を支持するステンレス製の枠と、当該枠に取り付けられ車輪の回転および上述した第3の部材121に対するキャスター部の旋回を抑止するためのブレーキとを有している。
上述の車輪は、強化プラスチックの円板の外縁部をゴム製のタイヤで覆った構造を備えており、強化プラスチックの円板の中心部には枠が有する回転軸が貫通する孔が設けられている。その孔の側面、すなわち車輪が回転軸と接する部分はステンレス製のカバーで覆われている。
上述のブレーキは、上述のタイヤに接触して当該タイヤの回転を抑止するステンレス製のブレードと、上述の固着部の下面にキャスター部の旋回の軸を中心に放射状に等角度間隔で設けられた溝に嵌り込んでキャスター部の旋回を抑止するステンレス製のブレードと、これらの2つのブレードの位置をタイヤ部および固着部下面に接触するON位置とタイヤ部および固着部下面から離れたOFF位置との間で切り替えるためにユーザが操作する合成樹脂製のレバーとを有している。
第3の部材121は、四角柱形状の筒である。第3の部材121の長手方向の長さは147ミリメートルであり、当該長手方向と垂直な断面は一辺の長さが31ミリメートルで厚さが1.5ミリメートルの正方形状の枠である。
第3の部材121の4つの側面のうち互いに対向する1組の2面には、幅方向(水平方向)中央で、上端から49ミリメートル下方の位置に、直径10ミリメートルの孔H3が設けられている。この孔は、後述するように、上部構成部11と下部構成部12とを螺子アセンブリ13により連結するための孔である。
図4は、螺子アセンブリ13の概略図である。螺子アセンブリ13は、例えばステンレス製であり、ボルト131と、ボルト131に嵌合する蝶ナット132と、ボルト131に通される2枚のワッシャー133および1枚のスプリングワッシャー134とを有している。ボルト131は、軸方向の長さが50ミリメートルであり、軸径が7ミリメートルである。
テーブル脚延長用器具1は、上部構成部11の下端部を下部構成部12の上方から差し込み、それらを螺子アセンブリ13で固定することで組み立てられる。そのように組み立てられたテーブル脚延長用器具1に対し上方からテーブルの脚の下端部を挿入することにより、テーブルの脚に対するテーブル脚延長用器具1の取り付けが行われる。テーブルの脚の下端はテーブル脚延長用器具1の上部構成部11の第2の部材112の上端にぶつかり、その位置でテーブル脚延長用器具1に支持される。
テーブル脚延長用器具1のうち、挿入されたテーブルの脚を側面から覆う部分は脚受け部を構成する。脚受け部はテーブルの脚とテーブル脚延長用器具1との水平方向のずれを防ぎ、テーブルの脚の長手方向とテーブル脚延長用器具1の長手方向とが一致した状態で両者の位置決めを行う役割を果たす部分である。脚受け部の長手方向の長さは130ミリメートルである。
また、テーブル脚延長用器具1のうち上述した脚受け部以外の部分は延長脚部を構成する。延長脚部はテーブルの脚にテーブル脚延長用器具1が取り付けられた状態でテーブルが使用される場合におけるテーブルの天板の位置を高めることに貢献する部分、すなわちテーブルの脚の長さを延長する役割を果たす部分である。
テーブル脚延長用器具1の組み立てにおいて、ユーザは下部構成部12の孔H3の位置に対し上部構成部11の孔H1と孔H2のいずれの位置を一致させるかにより、延長脚部の長手方向の長さ、すなわちテーブル脚延長用器具1により延長されるテーブルの脚の長さを選択できる。
具体的には、孔H1の位置と孔H3の位置が一致する状態でそれらの孔にボルト131を通し蝶ナット132で締め付けた場合、延長脚部の長さは約300ミリメートルとなる。一方、孔H2の位置と孔H3の位置が一致する状態でそれらの孔にボルト131を通し蝶ナット132で締め付けた場合、延長脚部の長さは約350ミリメートルとなる。
このように、テーブル脚延長用器具1は、上部構成部11と下部構成部12との位置関係を変更することにより、延長脚部の長手方向の長さを2段階で調整する機構を備えている。
以上のような構成を有するテーブル脚延長用器具1の使用方法の一例を、以下に説明する。
先ず、上部構成部11の下端部を下部構成部12に上方から差し込み、テーブルの脚をどの程度延長したいかに応じて孔H3を孔H1と孔H2のいずれに合わせた後、上部構成部11と下部構成部12とを螺子アセンブリ13で固定することによりテーブル脚延長用器具1を組み立てる。この作業をテーブルの脚の数だけ繰り返し、複数のテーブル脚延長用器具1を準備する。
次に、立ち会議用テーブルにしたいテーブルの脚の各々に、上記のように準備したテーブル脚延長用器具1を各々取り付ける。折りたたみ式の会議用テーブルの多くは、概ね26ミリメートル角の脚を有している。テーブル脚延長用器具1の脚受け部の筒の内側のサイズは28ミリメートルであり、26ミリメートル角の脚に容易に取り付けることができる。なお、テーブルの脚は脚受け部の長さ、すなわち130ミリメートルだけテーブル脚延長用器具1に挿入された後、第2の部材112の上端にぶつかり、その位置で支えられる。
テーブルの脚の各々に対するテーブル脚延長用器具1の取り付けが完了すると、テーブル脚延長用器具1が下、テーブルの天板が上に位置するように、テーブルを床面上に設置する。このように設置されたテーブル脚延長用器具1付きの会議用テーブルは、天板の位置が通常の会議用テーブルと比べ約300ミリメートルもしくは約350ミリメートル高く、立ち会議用テーブルとして好適である。
なお、テーブル脚延長用器具1付きの会議用テーブルは、上述したブレードがOFF位置にある場合、キャスターアセンブリ122の車輪の回転およびキャスター部の旋回によって水平方向に自由に移動可能である。また、テーブルの水平方向の位置を固定したい場合、ユーザは上述のレバーを下げることにより、当該車輪の回転およびキャスター部の旋回を抑止することができる。
上述した実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形が可能である。
まず、上述した実施形態において示した各々の数値はあくまで例示であり、本発明の目的が達せられる限り自由に変更可能である。
例えば、テーブル脚延長用器具1の脚受け部の内側は一辺の長さが28ミリメートルの正方形であるものとしたが、このサイズや形状はこれに限られない。ただし、広く普及している折りたたみ式の会議用テーブルの脚は上述したように概ね26ミリメートル角が採用されているため、それらの会議用テーブルに対し用いられるテーブル脚延長用器具においては、脚受け部の内側は一辺の長さが25ミリメートル以上かつ35ミリメートル以下の正方形であることが望ましい。
また、テーブル脚延長用器具1が有する延長脚部の長さは約300ミリメートルもしくは約350ミリメートルであるものとしたが、通常の着座用のテーブルを立ち会議用のテーブルに変更するためには、延長脚部の長さは250ミリメートル以上かつ400ミリメートル以下の範囲であればいずれが採用されてもよい。
また、テーブル脚延長用器具1が有する脚受け部の長さは130ミリメートルであるものとしたが、使用時にテーブルの脚がテーブル脚延長用器具1から外れたり、テーブルの脚とテーブル脚延長用器具1との接続部分でそれらが大きく屈曲したりすることがない程度の十分な長さである限り、脚受け部の長さは任意に変更可能である。例えば、広く普及している折りたたみ式の会議用テーブルに取り付けられる場合、脚受け部の長さは100ミリメートル以上であることが望ましい。
また、上述した実施形態において、脚受け部に挿入されるテーブルの脚の下端は第2の部材112の上端にぶつかってその位置で下方から第2の部材112により支持されるものとしたが、テーブルの脚のサイズが第2の部材112の内側のサイズより小さい場合、テーブルの脚が第2の部材112の内側に嵌り込み、第2の部材112により支持されない、という不都合が生じる。従って、例えば第2の部材112の上面を一辺の長さが26ミリメートルの正方形のステンレス製の板で塞ぐ等により細いテーブルの脚に対しても上部構成部11の取り付けを可能としてもよい。
また、テーブルの脚を支持する部分は第2の部材112の上端に限られず、例えば第1の部材111の内側面から内側方向に突起する突起部を設け、当該突起部によりテーブルの脚を支持する等、他の構造によりテーブルの脚を支持可能としてもよい。
また、テーブル脚延長用器具1は、上部構成部11と下部構成部12と螺子アセンブリ13とを備えるものとしたが、延長脚部の長さを調整する必要がなければこれら複数の部品により組み立てられる代わりに、はじめから1つの完成した器具として製造されてもよいし、不使用時にコンパクトに収納することを可能とするために上部構成部、中部構成部、下部構成部のように数多くの部品の組み立てによりテーブル脚延長用器具1が実現されるようにしてもよい。
また、上部構成部11と下部構成部12とを連結する方法もそれらに設けられた孔に螺子アセンブリ13を取り付ける方法に限られず、他の様々な連結方法が本発明において採用可能である。
さらに、テーブル脚延長用器具1を構成する部品の形状や構造も様々に変更可能である。例えば、上述した実施形態において上部構成部11は第1の部材111と第2の部材112とにより構成されるものとしたがそれに限られない。また、第1の部材111、第2の部材112および第3の部材121は四角柱形状の筒であるとしたが、脚受け部の形状がテーブルの脚の形状に適合する限り、それらの形状は任意に変更可能である。
また、上述した実施形態においては、テーブル脚延長用器具1の取り付けられたテーブルを水平方向に自由に移動可能とするために、テーブル脚延長用器具1がキャスターアセンブリ122を有するものとしたが、水平方向の移動を要さない場合には、第3の部材121の下端部にキャスターアセンブリ122に代えて例えば合成樹脂製のカバーが取り付けられてもよい。
また、上述した実施形態において示した各構成部の材料も例示であって、強度上および機能上の問題がない範囲で自由に変更可能である。例えば、ステンレス製であるものとした構成部の材料をステンレス以外の金属や強化プラスチック等の他の材料で代えてもよい。
また、上述した実施形態においては、テーブルの脚が脚受け部に挿入されるのみであったため、テーブルの脚の外側と脚受け部の内側との間に隙間が生じ、テーブル本体を持ち上げた場合にテーブル脚延長用器具1が自重によりテーブルの脚から抜け落ちる可能性がある。そのような不都合を回避するために、脚受け部に挿入されたテーブルの脚を脚受け部に固定するための機構をテーブル脚延長用器具1に設けるようにしてもよい。
図5は、そのような固定機構の一例を示した図である。当該固定機構は、脚受け部を構成する第1の部材111の一側面を貫通するように設けられ、その内側面に雌螺子が切られることによりナットの役割を果たす孔H4と、孔H4に嵌合するボルト141と、ボルト141の軸の先端に当該軸周りに回転可能に取り付けられた平板な押さえ板142とを有している。なお、第1の部材111の側面が薄く、孔H4の側面に十分なねじ切りができない場合、図5に示すように、孔H4の外縁部から第1の部材111の外側に隆起する円筒形の隆起部を設け、その内側面にねじ切りをしてもよい。
以上のような固定機構を備えるテーブル脚延長用器具1をテーブルの脚(図5における脚L)に取り付けた後、ボルト141を内側にねじ込んでいけば、押さえ板142が図5の右方向に移動しテーブルの脚を第1の部材111の図5における右側の側面との間で挟み込む。その結果、テーブルの脚とテーブル脚延長用器具1とが固定されることとなる。
なお、テーブルの脚の表面が傷つくことを防止するために、押さえ板142がテーブルの脚に接する面と、第1の部材111の内面の押さえ板142に対向する部分とに、例えば平板な硬質ゴム等の緩衝材を配置してもよい。
このような固定機構を備えるテーブル脚延長用器具1においては、脚受け部の内面のサイズに対しかなり小さいサイズの脚を有するテーブルに対してもテーブル脚延長用器具1を取り付け安定させることができる。
また、上述した実施形態においては、上部構成部11と下部構成部12との位置関係を変更することによりテーブルの脚の延長の長さを2段階で調節可能としたが、延長のための長さ調整機構としては様々なものが採用可能であり、それらに応じて調節を無段階にしたり、多数の段階数にしたりしてもよい。
図6は、上述した実施形態において採用されていた長さ調整機構とは異なる長さ調整機構の一例を説明する図である。当該長さ調整機構は、第3の部材121の一側面の外側に設けられた軸受け部151と、長手方向に対し「く」の字型にやや屈曲した幅20ミリメートルおよび厚さ2ミリメートルの板状のレバー152と、軸受け部151に設けられた環状部とレバー152の屈曲部に設けられた環状部とを貫通しそれらを回転可能に連結する軸部153と、コイル軸に軸部153が通された状態でレバー152と第3の部材121の側面外側との間に配置されレバー152に対し軸部153の軸周りに図6の矢印aの方向に付勢するねじりバネ154とを有している。
また、第3の部材121の側面外側のねじりバネ154による付勢によりレバー152の一方の端部が押しつけられる位置には、水平方向の長さ約22ミリメートルおよび高さ方向の長さ約3ミリメートルの長方形の孔H5が設けられている。さらに、第2の部材112の一側面の外側には、水平方向に延び、高さ方向に等間隔に並ぶように深さ約2ミリメートルの複数の溝C1が刻まれている。
また、ねじりバネ154の付勢によりレバー152のうち第3の部材121の側面外側に押し付けられる側の端部は、第3の部材121の内側方向に屈曲しており、孔H5を通って第3の部材121の内側に約2ミリメートル突出する形状に加工されている。以下、レバー152のうち第3の部材121の内側に突出する部分をブレード1521と呼ぶ。
上記のような構成の長さ調整機構を備えるテーブル脚延長用器具1においては、レバー152を矢印aと逆の方向に押すことでいずれかの溝C1に噛み合っていたブレード1521をリリースし、第2の部材112の第3の部材121に対する位置関係を変更した後、レバー152を押す力を解放してブレード1521をいずれかの溝C1に噛み合わせることにより、延長脚部の長さを調整することができる。
このような長さ調整機構を備えるテーブル脚延長用器具1においては、工具を用いることなくレバーの操作により容易に延長脚部の長さを調整することができる。
本発明にかかるテーブル脚延長用器具は、着座用のテーブルを有し立ち会議用のテーブルを必要としている全てのユーザにとって利用可能である。
1…テーブル脚延長用器具、11…上部構成部、12…下部構成部、13…螺子アセンブリ、111…第1の部材、112…第2の部材、121…第3の部材、122…キャスターアセンブリ、131…ボルト、132…蝶ナット、133…ワッシャー、134…スプリングワッシャー、141…ボルト、142…押さえ板、151…軸受け部、152…レバー、153…軸部、154…ねじりバネ

Claims (6)

  1. テーブルが有する複数の脚のうちの任意の1の脚が挿入される筒状の脚受け部と、
    前記脚受け部の前記1の脚が挿入される側と反対側の端部から前記1の脚の挿入の方向と同じ方向に延伸する延長脚部と
    を備え、
    前記延長脚部の前記延伸の方向の長さが250ミリメートル以上かつ400ミリメートル以下であり、
    前記複数の脚の各々に関し当該脚が前記脚受け部に挿入されることにより当該脚に装着され、当該装着を行わない場合と比較し、前記テーブルを床面上に配置した状態の前記テーブルの天板の高さを前記延長脚部の前記延伸の方向の長さだけ高くする
    テーブル脚延長用器具。
  2. 前記脚受け部の長手方向に垂直な断面は正方形状の枠であり、当該正方形状の枠の内側を構成する正方形の一辺の長さは25ミリメートル以上かつ35ミリメートル以下である
    請求項1に記載のテーブル脚延長用器具。
  3. 前記脚受け部の長手方向の長さは100ミリメートル以上である
    請求項1または2に記載のテーブル脚延長用器具。
  4. 前記延長脚部の長手方向の長さを調整する機構を備える
    請求項1乃至3のいずれかに記載のテーブル脚延長用器具。
  5. 前記脚受け部に挿入された前記テーブルの脚を、前記脚受け部に固定させる機構を備える
    請求項1乃至4のいずれかに記載のテーブル脚延長用器具。
  6. 前記延長脚部は、長手方向の前記脚受け部と連結する側と反対側の端部に長手方向の軸まわりに旋回可能なキャスター部を有し、
    前記キャスター部は、前記キャスター部が有する車輪の回転および前記軸まわりの前記キャスター部の旋回を抑止する機構を有する
    請求項1乃至5のいずれかに記載のテーブル脚延長用器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020202890A (ja) * 2019-06-14 2020-12-24 東洋理研株式会社 キャスター付き理美容用ワゴン

Cited By (1)

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JP2020202890A (ja) * 2019-06-14 2020-12-24 東洋理研株式会社 キャスター付き理美容用ワゴン

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