JP2011082126A - 多孔質金属板を有する燃料電池構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】加湿機能を有する燃料電池構造を提供する。
【解決手段】膜電極接合体20、第1の多孔質金属板30、金属板40およびエンドプレート50から構成し、膜電極接合体20は、アノードガス拡散層24、カソードガス拡散層25、プロトン交換膜21、触媒層22、23からなる。
第1の多孔質金属板30は、アノードガス拡散層24に相対して配置され、金属板40は、カソードガス拡散層25に相対して配置され、それぞれアノードガス拡散層24と接触する第1のガス流路32及びカソードガス拡散層25と接触する第2のガス流路42を形成し、また、それぞれエンドプレートとの間に冷却水流路31、41を形成する。
第1の多孔質金属板30は、冷却水路31から冷却水を圧力差と毛細管現象により第1のガス流路32中に進入させて燃料を加湿する。
【選択図】図3

Description

本発明は、多孔質金属板を有する燃料電池構造に関し、特に、燃料電池に応用され、自己加湿を行うことができる多孔質金属板を有する燃料電池構造に関する。
クリーンエネルギーを推進するために、近年、燃料電池技術は、各国政府および企業から重視されており、学術上の基礎研究においても、商品化に向けての開発においても、大きな進歩が見られる。例えば、燃料電池自動車は、すでに、世界中の自動車会社が開発競争を行っている。また、小型燃料電池は、コンピュータ、通信および消費者向け電子装置の産業に新たな活力を与えている。
燃料電池が十分な電力を発生するには、所定の反応効率を維持する必要がある。しかし、燃料電池が継続して反応したとき、内部の温度が高くなるため、内部の燃料ガスの相対湿度が低下する。これに伴い、燃料電池内部の膜電極接合体に含まれる水分も除々に蒸発する。この現象が軽微な場合には、燃料電池スタックの電圧が下降し、ひどい場合は、燃料ガス(例えば、水素ガス)が膜電極接合体のプロトン交換膜を通過し、空気と共に混合燃焼されることにより、燃料電池スタックの一部が破損してしまう。
上述の問題を解決するために、燃料ガスが燃料電池スタックに流入する前に、燃料ガスを加湿装置に通過させることにより、燃料ガスの湿度を高める技術が開発された。現在、燃料ガスを加湿する方式は、一般に、外部加湿方式および内部加湿方式が採用される。外部加湿方式は、燃料ガスが燃料電池システムに進入する前に、外付けされた加湿装置により、燃料ガスの加湿を行うものである。しかし、加湿装置の増設により、構造が複雑になる上、燃料電池の製造コストが増大する。さらに、加湿装置は、多くの電力を消費するため、燃料電池の発電効率が低下する。
このため、燃料電池内部のバイポーラプレートに多孔質グラファイト板を使用する技術が開発された。この技術は、燃料電池内部のガス流路と冷却水流路との間の自然な圧力差を利用することにより、冷却水を冷却水流路から多孔質グラファイト板上の孔隙を通過させてガス流路内部に流入させ、燃料ガスおよびプロトン交換膜を加湿するものである。しかし、多孔質グラファイト板は、親水性を有さないため、使用する前に、親水処理を行う必要がある。従って、多孔質グラファイト板の製造コストは高い。また、多孔質グラファイト板の構造は脆く、延性に劣るため、加工しにくい。従って、薄い多孔質グラファイト板を使用する必要がある場合、加工するとき、破損しやすいため、加工コストが高い。
また、多孔質グラファイトは、グラファイト粉またはグラファイト顆粒を焼結することにより構成されるため、燃料電池を長時間使用した場合、冷却水により、多孔質グラファイト板の孔隙辺縁のグラファイト粉またはグラファイト顆粒が浸食される。これにより、多孔質グラファイト板の孔隙が除々に大きくなる。また、冷却水中にグラファイト粉またはグラファイト顆粒が含まれるようになるため、グラファイト粉またはグラファイト顆粒を含む冷却水がガス流路に流入することにより、ガス流路が詰りやすくなる。従って、多孔質グラファイト板を使用する場合、水の品質を確保するために、フィルタ装置および脱イオン装置を増設する必要があるが、これらの装置は多くの電力を消費するため、燃料電池の発電効率が低下する。
特開2004−363027号公報
本発明の第1の目的は、バイポーラプレートとして、高い剛性を有する多孔質金属板が使用されることにより、燃料電池を長時間使用した後でも、冷却水の浸食により、孔隙の大きさが変化することがない多孔質金属板を有する燃料電池構造を提供することにある。
本発明の第2の目的は、金属板は、延性に優れ、加工しやすいため、薄い多孔質金属板を簡単に製造することができる多孔質金属板を有する燃料電池構造を提供することにある。
本発明の第3の目的は、材料コストおよび製造コストが低い多孔質金属板が使用されることにより、燃料電池構造の製造コストを低減することができる多孔質金属板を有する燃料電池構造を提供することにある。
本発明の第4の目的は、親水性を有する多孔質金属板が使用されることにより、予め、親水性処理を行うステップおよびコストが必要ない多孔質金属板を有する燃料電池構造を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明は、多孔質金属板を有する燃料電池構造を提供するものであり、
プロトン交換膜と、プロトン交換膜の両表面にそれぞれ配置される触媒層と、各触媒層の外表面にそれぞれ配置されるガス拡散層と、を含む膜電極接合体と、
ガス拡散層の第1の外表面に配置され、少なくとも1つの第1の冷却水流路と、一方のガス拡散層に接触する少なくとも1つの第1のガス流路と、を有する第1の多孔質金属板と、
ガス拡散層の第2の外表面に配置され、少なくとも1つの第2の冷却水流路と、他方のガス拡散層に接触する少なくとも1つの第2のガス流路と、を有する金属板と、
第1の多孔質金属板の第3の外表面および金属板の第4の外表面にそれぞれ配置されるエンドプレートと、から構成する。
本発明を実施することにより、以下の効果が達成される。
高い剛性を有する多孔質金属板が使用されることにより、燃料電池を長時間使用した後でも、冷却水の浸食により、孔隙の大きさが変化することがない。
多孔質金属板は、延性に優れ、加工しやすいため、簡単に薄い多孔質金属板を製造することができる。
多孔質金属板の材料コストおよび製造コストは、低いため、燃料電池構造の製造コストを低減することができる。
多孔質金属板は、親水性を有するため、予め、親水性処理を行うステップおよびコストが必要ない。
本発明の一実施形態による多孔質金属板を有する燃料電池スタックを示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態による多孔質金属板を有する燃料電池構造を示す分解断面図である。 図2の組み立てた後の状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態による多孔質金属板のガス流路を示す模式図である。 本発明の一実施形態による多孔質金属板の冷却水流路を示す模式図である。 本発明の一実施形態による多孔質金属板を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による多孔質金属板を示す一部切開斜視図である。
本発明の目的、特徴および効果を示す実施形態を図面に沿って詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による多孔質金属板を有する燃料電池スタックを示す分解斜視図である。図2は、本発明の一実施形態による多孔質金属板を有する燃料電池構造を示す分解断面図である。図3は、図2の組み立てた後の状態を示す断面図である。図4は、本発明の一実施形態による多孔質金属板のガス流路を示す模式図である。図5は、本発明の一実施形態による多孔質金属板の冷却水流路を示す模式図である。図6は、本発明の一実施形態による多孔質金属板を示す斜視図である。図7は、本発明の一実施形態による多孔質金属板を示す一部切開斜視図である。
図1を参照する。図1に示すように、燃料電池スタック100は、複数の燃料電池セルが積層されて構成される。説明を行うのに都合が良いように、燃料電池スタック100を簡素化し、1つの燃料電池セルを含む多孔質金属板を有する燃料電池構造10の説明を行う。図2および図3を参照する。図2および図3に示すように、燃料電池構造10は、膜電極接合体20、第1の多孔質金属板30、金属板40および1対のエンドプレート50から構成する。図1に示すように、実際に実施するとき、1対のエンドプレート50の間に、順番に、第1の多孔質金属板30、膜電極接合体20、金属板40および膜電極接合体20が繰り返し積層される。即ち、隣り合う2つの膜電極接合体20は、同一の金属板40および同一の第1の多孔質金属板30を共用する。
図2および図3を参照する。図2および図3に示すように、膜電極接合体20は、プロトン交換膜21、1対の触媒層22,23および1対のガス拡散層24,25を有する。ガス拡散層24,25は、それぞれ、アノードガス拡散層24とカソードガス拡散層25となる。プロトン交換膜21は、水素イオン(H+)がアノードガス拡散層24からカソードガス拡散層25に移動する通路として使用される。触媒層22,23は、プロトン交換膜21の両表面にそれぞれ配置される。また、アノードガス拡散層24とカソードガス拡散層25とは、2つの触媒層22,23の外表面にそれぞれ配置される。
さらに詳細な説明を行う。燃料(水素ガス)および酸化剤(酸素ガスまたは空気)が燃料電池構造10に進入した後、水素ガスは、アノードガス拡散層24を通過し、アノード側の触媒層22に到達する。その後、水素ガスは、正電荷を有する水素イオン(H+)と負電荷を有する電子(e-)に分解される。水素イオンがプロトン交換膜21を通過し、カソード側の触媒層23に到達し、電子がアノードの内部から外部に伝導された後、外部回路に沿って回路を形成することにより、電気エネルギを生成する。酸素は、カソード側の触媒層23において、アノード側から分解された水素イオンおよび電子と電気化学反応をすることにより、熱および水を生成する。
第1の多孔質金属板30は、少なくとも1つの第1の冷却水流路31および少なくとも1つの第1のガス流路32を有する。第1の多孔質金属板30は、アノードガス拡散層24の第1の外表面241に対して配置され、第1のガス流路32とアノードガス拡散層24とは、互いに接する。第1のガス流路32は、燃料または酸化剤が流通する流路となり、燃料または酸化剤をアノードガス拡散層24に直接接触させる。燃料電池構造10は、電気化学反応をした後、熱を発生させるため、第1の冷却水流路31を流通する冷却水により、燃料電池構造10から熱が除去される。
図2および図3に示すように、金属板40は、カソードガス拡散層25の第2の外表面251に対して配置される。金属板40は、少なくとも1つの第2の冷却水流路41および少なくとも1つの第2のガス流路42を有する。第2のガス流路42とカソードガス拡散層25とは、互いに接触する。第2のガス流路42は、燃料または酸化剤が流通する流路となり、燃料または酸化剤をカソードガス拡散層25に直接接触させる。また、第2の冷却水流路41を流通する冷却水により、燃料電池構造10から熱が除去される。
図4を参照する。図4に示すように、第1の多孔質金属板30の第1のガス流路32は、第1の多孔質金属板30上に湾曲して設けられ、第1のガス流路32を流通する燃料または酸化剤をアノードガス拡散層24中に均一に進入させることができる。図5を参照する。図5に示すように、第1の冷却水流路31は、第1の多孔質金属板30上に湾曲して設けられる。即ち、第1の多孔質金属板30の一方の面に第1のガス流路32が設けられ、他方の面に第1の冷却水流路31が設けられる。図6を参照する。好ましくは、図6に示すように、第1のガス流路32の方向と第1の冷却水流路31の方向とが垂直に交差する。ただし、上述の第1のガス流路32および第1の冷却水流路31の外形は、上述の実施形態のみに限定されない。また、金属板40の第2の冷却水流路41および第2のガス流路42の設置方式は、第1の多孔質金属板30の第1の冷却水流路31および第1のガス流路32の設置方式と同様である。
図2を参照する。図2に示すように、エンドプレート50は、第1の多孔質金属板30の第3の外表面33および金属板40の第4の外表面43に相対してそれぞれ配置される。即ち、第1の多孔質金属板30、膜電極接合体20および金属板40は、2つのエンドプレート50の間に挟設される。図3を参照する。図3に示すように、エンドプレート50は、第1の多孔質金属板30の第1の冷却水流路31および金属板40の第2の冷却水流路41に接して第1の冷却水流路31および第2の冷却水流路41をそれぞれ密封する。
図2および図3を参照する。図2および図3に示すように、第1の多孔質金属板30と金属板40とは、2つのガス拡散層24,25の第1の外表面241と第2の外表面251とにそれぞれ配置される。金属板40は、高密度金属板とすることができる。第1の多孔質金属板30は、複数の孔隙34を有する(図6および図7を参照)。図2および図3に示すように、第1の多孔質金属板30は、アノードガス拡散層24の第1の外表面241に相対して配置され、金属板40は、膜電極接合体20のカソードガス拡散層25の第2の外表面251に相対して配置される。これにより、第1のガス流路32には、燃料を流通させることができ、第2のガス流路42には、酸化剤を流通させることができる。
燃料電池構造10において、第1のガス流路32内部の圧力は、第1の冷却水流路31の圧力よりも低い。また、第1の多孔質金属板30は、複数の孔隙34を有する。従って、第1の冷却水流路31を流れる冷却水は、圧力差および毛細管現象により、孔隙34から第1のガス流路32中に進入し、燃料を加湿する。従って、燃料電池構造10が電気化学反応をしていないとき、冷却水は、第1のガス流路32中に進入することができ、燃料を加湿し、さらには、プロトン交換膜21を湿潤させる。
好ましくは、第1の多孔質金属板30の孔隙34が冷却水による浸食を受けて酸化するのを防止するために、各孔隙34の表面上に、耐酸化層341(図6および図7を参照)が形成される。これにより、孔隙34の腐食または発錆を防止する。耐酸化層341の材料は、高分子材料または表面が黒化処理された耐酸化金属層とすることができる。
アノード側に第1の多孔質金属板30が配置されることにより、冷却水は、毛細管現象により、第1の冷却水流路31から孔隙34を通過し、第1のガス流路32中に流入するため、冷却水は、燃料を加湿するだけでなく、プロトン交換膜21も湿潤させる。これにより、燃料電池構造10の反応効率が維持され、余った冷却水は、第2のガス流路42中の酸化剤の流動と共に、燃料電池構造10から流出する。
好ましくは、金属板40は、第2の多孔質金属板40’である。第2の多孔質金属板40’の構造は、第1の多孔質金属板30の構造と同一である。即ち、複数の孔隙44を有し、孔隙44の表面に、耐酸化層441が形成される。耐酸化層441の材料は、高分子材料または表面が黒化処理された耐酸化金属層とすることができる。
図3を参照する。図3に示すように、膜電極接合体20中の冷却水が多すぎるとき、冷却水は、圧力差の影響を受け、膜電極接合体20中のカソード側から第2のガス流路42に流入し、毛細管現象により、第2の多孔質金属板40’の孔隙44に進入する。その後、冷却水は、第2のガス流路42から第2の冷却水流路41中に流入し、第2の冷却水流路41を通じて燃料電池構造10から流出する。従って、燃料電池構造10のバイポーラプレートが第1の多孔質金属板30および第2の多孔質金属板40’のとき、燃料電池構造10は、自己加湿機能を有するだけでなく、排水機能も有し、燃料電池構造10中の圧力差により、冷却水の分布を調整することができる。
図6を参照する。図6に示すように、上述の第1の多孔質金属板30および第2の多孔質金属板40’は、何れも、多孔質金属板構造である。多孔質金属板構造は、金属板体60と、金属板体60の一方の表面61上に形成される少なくとも1つのガス流路(第1のガス流路32または第2のガス流路42)と、を有する。ガス流路は、燃料または酸化剤を流通させるのに使用される。金属板体60の他方の表面62上には、少なくとも1つの冷却水流路(第1の冷却水流路31または第2の冷却水流路41)が形成される。冷却水流路は、冷却水を流通させるのに使用される。
図7を参照する。図7に示すように、多孔質金属板の金属板体60は、複数の孔隙34,44を有する。また、各孔隙34,44の表面上には、耐酸化層341,441が設けられ、孔隙34,44が腐食または発錆し、多孔質金属板の冷却水を流通させる機能が影響を受けるのを防止する。
上述の各実施形態は、本発明の特徴を示すものであり、その目的は、当該技術に熟知するものが本発明の内容を理解し、実施することであり、本発明の範囲を限定することではない。従って、本発明の主旨を逸脱しない範囲における修飾または変更は、全て本発明の特許請求の範囲に含まれる。
100 燃料電池スタック
10 多孔質金属板を有する燃料電池構造
20 膜電極接合体
21 プロトン交換膜
22 触媒層
23 触媒層
24 アノードガス拡散層
241 第1の外表面
25 カソードガス拡散層
251 第2の外表面
30 第1の多孔質金属板
31 第1の冷却水流路
32 第1のガス流路
33 第3の外表面
34 孔隙
44 孔隙
341 耐酸化層
441 耐酸化層
40 金属板
40’ 第2の多孔質金属板
41 第2の冷却水流路
42 第2のガス流路
43 第4の外表面
50 エンドプレート
60 金属板体
61 表面
62 表面

Claims (12)

  1. プロトン交換膜と、前記プロトン交換膜の両表面にそれぞれ配置される触媒層と、前記各触媒層の外表面にそれぞれ配置されて第1及び第2の該表面を形成するガス拡散層と、を備える膜電極接合体と、
    前記ガス拡散層の第1の外表面に相対して配置されて前記ガス拡散層の一方のガス拡散層に接触する少なくとも1つの第1のガス流路を形成すると共に、その反対側に少なくとも1つの第1の冷却水流路を形成する第1の多孔質金属板と、
    前記ガス拡散層の第2の外表面に相対して配置されて、前記ガス拡散層の他方のガス拡散層に接触する少なくとも1つの第2のガス流路を形成すると共に、その反対側に少なくとも1つの第2の冷却水流路を形成する金属板と、
    前記第1の多孔質金属板の外表面および前記金属板の外表面にそれぞれ配置されるエンドプレートと、を備えることを特徴とする多孔質金属板を有する燃料電池構造。
  2. 前記第1の多孔質金属板は、複数の孔隙を有し、前記各孔隙の表面上には、耐酸化層が形成されることを特徴とする請求項1記載の多孔質金属板を有する燃料電池構造。
  3. 前記耐酸化層の材料は、高分子材料または表面が黒化処理された耐酸化金属層であることを特徴とする請求項2記載の多孔質金属板を有する燃料電池構造。
  4. 前記金属板は、高密度金属板または第2の多孔質金属板であることを特徴とする請求項1記載の多孔質金属板を有する燃料電池構造。
  5. 前記第2の多孔質金属板は、複数の孔隙を有し、前記各孔隙の表面上には、耐酸化層が形成されることを特徴とする請求項4記載の多孔質金属板を有する燃料電池構造。
  6. 前記耐酸化層の材料は、高分子材料または表面が黒化処理された耐酸化金属層であることを特徴とする請求項5記載の多孔質金属板を有する燃料電池構造。
  7. 前記ガス拡散層は、それぞれ、カソードガス拡散層およびアノードガス拡散層であり、前記第1の多孔質金属板は、前記アノードガス拡散層の前記第1の外表面に相対して配置され、前記金属板は、前記カソードガス拡散層の前記第2の外表面に相対して配置されることを特徴とする請求項1記載の多孔質金属板を有する燃料電池構造。
  8. 前記金属板は、第2の多孔質金属板であり、複数の孔隙を有し、前記各孔隙の表面上には、耐酸化層が形成されることを特徴とする請求項7記載の多孔質金属板を有する燃料電池構造。
  9. 前記耐酸化層の材料は、高分子材料または表面が黒化処理された耐酸化金属層であることを特徴とする請求項8記載の多孔質金属板を有する燃料電池構造。
  10. 燃料電池中に応用されるものであって、金属板体をなし、該金属板体の一方の表面上には、少なくとも1つのガス流路が形成され、前記金属板体の他方の表面上には、少なくとも1つの冷却水流路が形成されたことを特徴とする燃料電池用多孔質金属板。
  11. 前記金属板体は、複数の孔隙を有し、前記各孔隙の表面上には、耐酸化層が形成されたことを特徴とする請求項10記載の燃料電池用多孔質金属板構造。
  12. 前記耐酸化層の材料は、高分子材料または表面が黒化処理された耐酸化金属層であることを特徴とする請求項11記載の多孔質金属板構造。
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